〔学部部門〕 評価項目 具体的目標 児童一人一人の興味関心や教育的 ニーズを把握し,保護者や各種関係 機関と連携を図りながら,個に応じた 支援の在り方の工夫と充実に努め る。 (1) 児童の十分な実態把握のもと,生活 環境を整え,児童の健康・体力の維 持・向上に努める。 具体的方策 重点目標と の関連 個別面談や保護者会,毎日の連絡帳などをとお ア し,児童や保護者の教育的ニーズを十分に把握す るとともに検討し,指導に生かしていく。 ①② B ①②③ B ①⑤⑦ C ④ B ④⑤ B ④⑤ B 個別の教育支援計画や指導計画の作成,担当者 会などを通じた教職員の共通理解のもと,個に応 イ じた指導の充実に努める。(教材教具の工夫,T・T 指導を含む日々の指導の工夫と改善,適正な評 価など) 保護者及び医療機関,福祉機関,地域関係機関 ウ などとの連携を有効に活用し,指導に生かしてい く。(ケース会議,連絡ノート,PEDI&ICF評価など) 教室や廊下などの生活環境の整備・整頓に努め, ア 安全で健康な学校生活が送れるようにする。 一人一人の児童の実態を多面的に把握し,保護 者や医療機関と連携を図りながら,健康・体力の イ 維持・増進に努める。(食事に関する連携,連絡 ノートを反映させた自立活動の指導など) 小学部 (2) 保護者や主治医,看護職員との連携をとおし,医 療的ケアを必要とする児童の安全で健康な学習活 ウ 動の展開に取り組む。 一人一人の良さを尊重し,豊かな情 操を育むとともに,地域活動の推進 に努める。 (3) 生徒一人一人の教育的にニーズを 的確に把握し,実態に応じた個別の 指導内容や方法を工夫するとともに 改善に努める。 学校生活全般をとおして児童一人一人を認め,自 ア 信や自尊心を育みながら,豊かな人間関係を構築 ③⑥⑧ する。 各種交流活動や地域活動などへの積極的な取り 組みをとおし,地域社会への参加を推進する。(地 イ 域交流,学校間交流,居住地校交流,さわやかマ ③⑥⑦⑧ ナーアップ運動,花いっぱい運動,校外学習など) 個別面談や家庭訪問,連絡帳等をとおして保護者 との連携を図ったり,連絡ノート等を活用して関係 ア ①②③⑪ 機関との連携を図ったりしながら,一人一人の教 育的ニーズを的確に把握する。 (1) 評価 B B B B B B B 3 課題及び次年度(学期)への改善 ア:ニーズの把握のためにも連絡帳の活用を今後 も進めたい。 イ:集会や式の時など、一人で参加できる児童の 隣に教師が座る必要はない。個に応じた支援 を実践すべき。 イ:連絡もれの出ないよう、学年での連絡事項の回 覧などの工夫をしたい。 ウ:連絡ノートの活用にさらに取り組みたい。 ア:整えられてきている環境を維持しながらも常に 整理整頓・備品整理に努める必要がある。 ア:毎日の清掃を欠かさず行った。児童の健康・安 全のためにも継続したい。 ア:児童の行動範囲や手の届く範囲を再度チェック して安全な環境設定に努めたい。 イ:体力を高めるためには体育だけでなく自立活動 との連携が必要である。 イ:アレルギー(摂食)に関して間違いの出ないよう 共通理解を徹底したい。 ウ:主治医との医療相談を行い,安全・健康な学校 生活を送るための手立てを探りたい。 ウ:看護職員との連携を継続したい。 ア:他学年との交流が極端に少ない。交流の場を 設けていく必要がある。 イ:地域交流では地域の方が頑張ってくださってい るので、今後は児童と職員でも盛り上げていき たい。 イ:児童の地域での社会参加を促していきたい。 ・連絡ノートを活用して関係機関との連携に努め, 生徒の支援にも活かすことができてきているので, 今後もさらに有効に活用できるようにしていきた い。 ・略案を作成しての授業作りは定着してきているの で,さらにTTでの役割分担や支援の仕方について の話し合いを深めながら,共通理解を図って授業 を行っていきたい。 ・個別の教育支援計画・指導計画を学年やグルー プで検討する時間が十分確保できるように,会議 や研修の精選を図っていく必要がある。 生徒一人一人の教育的にニーズを 的確に把握し,実態に応じた個別の 指導内容や方法を工夫するとともに 改善に努める。 個別の教育支援計画と個別の指導計画に基づい て教職員が共通理解を図りながら,日々の授業作 りを工夫し,改善に努める。(略案作成,研究授業 イ の実践と評価,教材・教具の工夫,ティームティー ①②③⑤⑥ チングの充実,研修会への参加) (1) 安全・安心な学校生活を送れるよう に環境を整えながら,健康の維持, 体力の向上に努める。 中学部 (2) 一人一人の良さを認め合い思いやり の心を育みながら,主体的な生活態 度の育成に努める。 整理・整頓を常に心がけ,学習や活動しやすい環 ア 境づくりを行う。(教室・グループ室・廊下などの環 境の整美) 保護者・看護職員・関係機関との連携を図りなが ら,生徒の実態を十分に把握し,健康の維持・増 進に努める。(連絡帳,看護職員とのケース会,連 イ 絡ノートの活用等) ア (3) イ 生徒一人一人の自立と社会参加を 図る教育的支援を実施するため,肢 体不自由特別支援学校における高 等部の教育課程を探求し,適切な指 導内容及び方法の確立に努める。 ア (1) イ 教育活動全般をとおして社会生活のルールやマ ナーを意識させるとともに,自主的・主体的な活動 場面を設定する。(学級活動・専門委員会・児童生 徒会,進路を考える週間) 集団活動において人とのかかわりを深めるととも に,経験を深め広げられるような学習内容の充実 を図る。(遠足,宿泊学習,修学旅行,校外学習, 交流及び共同学習,学年PTA,地区PTA,地域行 事への参加) 進路指導上の課題及び身につけたい力を明らか にし,高等部3年間の指導内容を整理し,系統的 な指導計画の作成を行うとともに,進路体験実習, 作業学習,その他の教科・領域との関連性を高 め,効果的な指導を行う。特に教育課程係会にお いては,キャリア教育の一環として準ずる課程にお ける体験実習と教科指導の充実した両立を目指 し,教育課程の改善を図る。知的障害代替課程に おいては,指導目標や内容等については教育課 程係会を中心に検討を継続し,指導内容系統表 (JASPERの視点を導入)の充実を図る。 指導内容や方法の探求に努め,指導・研究グルー プ長と連携を図りながら授業改善に向けた話し合 い(必要に応じてケース会や研修会)を積極的に 行うとともに,個別の指導計画の充実を図る(個別 の指導計画の確認と振り返りの習慣化)。 4 高等部 ②④⑤ B C C C ①②④⑤ B ②③⑥⑪ C B ③⑥⑧⑪ ①②③④⑤ B B B ①②③④⑤ B ・連絡ノートを活用して関係機関との連携に努め, 生徒の支援にも活かすことができてきているので, 今後もさらに有効に活用できるようにしていきた い。 ・略案を作成しての授業作りは定着してきているの で,さらにTTでの役割分担や支援の仕方について の話し合いを深めながら,共通理解を図って授業 を行っていきたい。 ・個別の教育支援計画・指導計画を学年やグルー プで検討する時間が十分確保できるように,会議 や研修の精選を図っていく必要がある。 ・放課後に清掃を行い教室環境の整備に努めるこ とができた。今後は,教材・教具の精選や管理場 所の検討,使いやすい整頓の仕方を工夫し,さら に学習や活動しやすい環境作りに努めていきた い。 ・男子生徒が多いために,休み時間などトイレの前 に待機している生徒が並んでいることが多い。今 後,トイレ設備の充実や効率の良い支援の仕方の 見直しを図っていく必要がある。 ・特別活動や行事など生徒の主体性を養う機会や 場面を多く設定することができた。今後は教師の 見守りの仕方や支援方法などについて共通理解を 図りながら,さらに生徒同士の関わりや経験を深 められるような支援をしていきたい。 ・高校生との交流は今年度は2回実施することが でき,交流を深めることができた。来年度は中学生 との交流を計画的に実施し,同年代の生徒との交 流を深めていきたい。 ・教育課程係会では,各課程の生徒の将来像を意 識し,より良い教育課程編成を検討していく。 ・進路指導主事を中心として外部情報を収集し,校 内外連携の取れた適切な進路支援が行えた。 ・進路指導グループと連携し進路学習の授業改善 を図り,高等部から他学部に向けてキャリア教育 に関する具体的な取り組みを発信していく。 ・指導内容系統表を基に,効果的な指導を系統的 に実施していくことができた。しかし,指導・研究グ ループ長との連携が希薄であったので,今後は係 をとおして連携を強化し,よりよい授業改善を目指 していく。 生徒一人一人の教育的ニーズを的 確に把 握し,関係機関と協働して適 切な教育的支援を行う。 高等部 (2) 自己肯定観を育むとともに,他の良さ を認め,思いやる等の豊かな心の育 成を図る。 (3) 訪問教育 自立活動主任と連携を図りながら,教育的ニーズ を把握する基礎的データとして,医療情報の確保 に努める。特に,外部専門家(PT,OT,ST)との連携 や連絡ノート,チェックリスト,小児リハビリネット ア ワーク会議等を積極的に活用し, 形成的評価等の ①②③⑦⑧ 共有化を図ることにより,支援計画等を改善する。 また,進路指導主事との連携により,卒業後に焦 点をあてた自立活動について,積極的に改善を図 る。 緊急性や困難性の高いケースにおいては,コー ディネーター及び進路指導主事を中心にケース会 議を設定し,外部支援機関や福祉制度等,活用可 能な社会資源についての情報を基に,卒業後の生 イ 活を視野に入れた包括的支援の計画を策定する。 ①②③⑦⑧ 学習グループ会,学年会,学年主任会の連携を図 り,ニーズの早期把握・改善に努め,さらに課題解 決に向けて取り組む。 自己選択・自己決定の力を高める指導を重視し, 様々な働きかけに応答する環境としての教師を目 指す。また,ありのままの自分を肯定的に捉えるな ア ど,主体的に生きていこうとする態度とともに, ①②③⑥ 様々な困難を自ら乗り越えていこうとする強い精神 面を養うための指導方法を探求する。 教育活動全般を通して,集団生活のルールやマ イ ナー,自己と他者とのより良い関係について意識 ①②③⑥ させ,豊かな感性と他人を思いやる心を育成する。 児童生徒一人一人の能力を引き出 児童生徒の障害や実態を理解し,保護者からの聞 し,個に応じた支援のあり方を工夫す き取りや状態の観察等で,訪問時の体調を的確に るとともに日々の学習の充実を図る。 ア 把握する。加えて保護者の要望も参考に,個に応 ①②③ じた指導内容や教材教具の工夫改善を図り,個別 の教育支援計画の実践・改善・充実に努める。 (1) 児童生徒の健康や体力の維持・増進のため,必要 に応じてコーディネーターの協力を得ながら,保護 イ ④⑤ 者や医療機関・福祉機関との連携を図る。 訪問担当者間や所属学部学年との 連携を図り,共通理解の基で個に応 (2) じた支援を行う。 訪問打合せや学部会で,訪問教育生の実態や近 況の報告をし,理解を深める。また,スクーリング ア へのスムースな参加のため,所属学年と密に連携 ②⑧ を図る。なお計画にあたっては,児童生徒の実態, 家庭環境を考慮する。 ※評価基準 A:十分達成できている B:達成できている C:概ね達成できている D:不十分である D:できていない 5 B B B B B ・自立活動主任を中心として医療機関や外部専門 家の意見等の情報を収集し,支援に生かすことが できた。来年度も継続して,卒業後の生活を見据 えた目標と学習内容の設定をし,実践する。 ・支援の難しい生徒については,進路指導主事や コーディネーターと連携を図り,ニーズの把握と整 理を行い,関係機関の協力や地域資源を活用した 支援が行えた。地域ケアシステムの支援会議は定 着した事例となった。また,地域の相談支援員や セラピスト,メディカルソーシャルワーカーとの連携 も図れた事例も増えた。今後も卒業後を見越した 支援を継続できるように校内外での連携を強化し ていく。 ・自己選択・自己決定力の育成については,共通 理解を持って指導に当たれた。今後も様々な支援 や言葉かけを吟味し,主体性が育つように留意し ていく。 ・校内のみでなく地域の資源を活用して授業を計 画する。社会参加を見据えた集団生活について支 援を検討し,実践していく。 B B 室内の衛生を整備することで,快適な学習環境が 確保できること,排泄・食事・睡眠を整えることで, 毎日規則的に過ごせること等,保護者との話し合 いを深めることで連携を図り改善していく必要があ る。 引き続き必要に応じて連絡ノートを活用したり,他 の手段を講じて各関係機関との連携を図り,児童 生徒の健康維持・管理につなげていく必要があ る。 B 健康状態により集団学習の場を設定することが難 しい児童生徒およびその保護者に対して学校に関 心を持ってもらうため,次年度も学年便りを活用す る等,所属学年との交流方法を工夫する必要があ る。 B B 小学部〔学年,教科・領域〕 評価項目 具体的目標 (1) 児童一人ひとりの実態を把握し, 個々の実態や課題に応じた個別学 習や集団学習の充実を図る。 学校生活のリズムを身に付け,安全 に留意しながら健康に過ごせるよう に支援する。 1年 重点目標と の関連 具体的方策 個別の教育支援計画・指導計画に基づき,児童の ア 実態やニーズに応じた指導・支援を実践する。 学習の経過や結果を基に,児童の情報交換を行 い,共通理解のもと個々の目標に向けた支援を行 イ う。 保護者や医療機関との連携を図りながら,児童の ア 身体の様子を把握し,健康の保持増進に努める。 また,医療的ケアが円滑に進むように配慮する。 児童が安全に過ごせるように教室環境を整え,安 全面に配慮し,安心して学校生活を送ることができ イ るように支援する。 (2) 人とのかかわりを大切にし,心豊か な児童の育成を図る。 (3) 友だちや教師とのかかわりの場面を多く設定し, ア 周りの人を意識できるようにす.る。 様々な場面・状況で挨拶をすることをとおして,人 とのかかわりの基礎を養う。 イ 児童一人一人の実態に即した授業を 実態を把握し,体験的な学習を取り入れながら, ア 学習をすすめるように努める。 工夫し,基礎的・基本的な学習内容 の定着を図ることができるよう支援す 学習の定着を図るため,プリント,ドリル学習など イ で継続的な取り組みを行う。 る。 (1) 学習の習熟度を確認しながら,学習内容について 復習する。 ウ 評価 ①②③⑤ B ①②③⑤ B ①②④⑤ B B B ④⑤ B ③⑥⑧ B ⑥⑧ B ①②⑥ C ①② B B C ①② C ①②⑤ C ④⑤ B ①③ B ①② B Ⅰ 安全な学校生活を送るとともに身辺 の自立と体力の向上を図る。 各 教 科 の 指 導 (2) (1) Ⅲ 生活リズムを整え,健康で安全な生 活が送れるように支援する。 健康観察や自立活動をとおして,健康の維持・増 ア 進に努める。 体育や自立活動において,体力の向上を図り,児 イ 童が楽しみながら取り組めるようにする。 日常生活の中で,身辺自立のための動きを繰り返 ウ し行う。 毎日,定期的に健康観察を行い,適切な対応を行 ア う。 家庭や関係機関との連携を図る。 イ 6 B B ①②⑤ B 課題及び次年度(学期)への改善 計画に沿った指導はもちろん,途中で保護者と指 導・支援について話し合いをし,より良い方法を実 践してきた。毎日の放課後や学年会などに児童の 実態や様子などを随時意見を交換し,職員間で共 通理解を図り,一貫した指導を行ってきた。来年度 も引き続き行っていく必要がある。 発作のある児童に対しては,毎朝,3分間イメージ トレーニングを行い,全職員の動きを確認してき た。その結果,保護者待機の協力もありスムーズ に対応することができ,安全に生活することができ た。引き続きイメージトレーニングを行っていく必要 がある。また,息こらえのある児童については,来 年度発作時の対応について医療相談を早期に行 う必要がある。 Ⅰ課程の児童には,言葉遣い・挨拶などその場に 応じた言葉や態度などその都度指導してきた。引 き続き指導を行っていく必要がある。Ⅲ課程では, 教師だけでなく友だち同士関わりを多く設定してき て意識できるようになってきたが,引き続き指導し ていく必要がある。 児童が1人だったため国語,算数の学習を1年間1 対1での学習で進めてきたが,教科でも小集団活 動ができることがあれば隣接学年で行うなど学習 形態の工夫を行ってもよかった。また,今年度道徳 はⅢ課程所属の職員に担当してもらいよかった。 生活・特活は指導者を分担してもよかった。また生 活は学習内容によって2年生と合同で行い集団学 習の機会がもててよかった。来年度も行えればよ いと考える。 職員間での共通理解のもと,自立活動,身辺自立 の動作を行ったため,多くのことを身につけること ができた。次年度も職員を固定せずに全職員がか かわれるようにするとよい。 連絡帳などをとおして児童の健康観察を行い,複 数の職員で確認しながら支援することができた。発 作などに配慮を要する児童がいるため,今後も保 護者と連携を密にとる必要がある。 指 導 学校生活に慣れ,教師や友だちと楽 しくかかわったり,気持ちを表現した りすることができるように支援する。 Ⅲ (2) 児童の実態を把握し,安心して生活できる環境作 ア りに努め,楽しい雰囲気の中で,人とかかわる力を 育てる。 グループや個別の活動をとおして,興味・関心の 幅を広げ,気持ちの表出を促す。 イ 道徳 特別活動 自立活動 2年 学校の教育活動全体を通じて,道徳 的な心情,判断力,実践意欲と態度 (1) などの道徳性を養う。 ア 「小学校学習指導要領」の道徳の各学年の内容に 沿った学習指導を行う。 ①②⑤ B B ①② B B ①⑥ 集団生活をとおして,心身の調和の 異年齢との集団活動を通して,自分の役割や係の とれた発達と個性の伸長を図り,集 仕事を行えるように支援する。 団の一員としてよりよい生活や人間 (1) ア ①⑤⑥ 関係を築こうとする自主的,実践的な 態度を育てる。 個々の児童が自立を目指し,障害に 個別の指導計画や個々の自立活動メニューに よる学習上又は生活上の困難を主体 沿った指導を行う。 (1) 的に改善・克服するために必要な知 ア ①②⑤ 識,技能,態度及び習慣を養い,もっ て心身の調和的発達の基礎を培う。 児童一人ひとりの実態を把握し, 個別の教育支援計画・指導計画に基づき,児童の ①②③⑤ 個々の実態や課題に応じた,個別学 ア 実態やニーズに応じた指導・支援を実践する。 (1) 習や集団学習の充実を図る。 学習の経過や結果を基に,児童の情報交換を行 イ い,共通理解のもと個々の目標に向けた支援を行 ①②③⑤ う。 学校生活のリズムを整え,安全に留 保護者や医療機関との連携を図りながら,児童の 意しながら健康に過ごせるように支 ア 身体の状況を把握し,健康の保持増進に努める。 ①②④⑤⑦ 援する。 また,医療的ケアが円滑に進むように配慮する。 (2) 児童が安全に過ごせるよう教室環境を整え,見通 イ しのもてる日課の設定と継続した取り組みを行う。 ④⑤ 人とのかかわりを大切にし,心豊か な児童の育成を図る。 (3) 友だちや教師とのかかわりの場面を多く設定し, ア 児童が興味・関心をもって学習できるよう教材や教 具の工夫をする。 様々な場面・状況で挨拶することをとおして,人と イ のかかわりの基礎を養う。 7 ⑥⑧ C B B B B B B B B B B ⑥⑧ B 児童の実態からさまざまな教材教具を準備し,児 童一人一人の実態に合わせて支援することができ た。また,グループ学習では,自分の活動だけでな く,友だちとのかかわりを大切にしながら支援する ことができた。また,週ごとに担当の教師をロー テーションしたことで,児童は多くの先生とかかわ ることができ,教師もグループ全体の児童の実態 をしることができたので,次年度も行えればと考え ます。 道徳の指導書がなかったため,他学年と情報交換 をしながら進めた。学習指導要領の内容に沿って 授業を行っていくためにも,せめて指導書は必要 である。 2・3年生と一緒に活動した。学年では,1名だけな ので一緒に活動でき良かった。来年度も引き続き 一緒に行っていくとよい。 セラピストと連携をとりながら自立活動メニューを 作成し,それに沿って指導をおこなってきた。引き 続き個々に合ったメニューを作成し,指導を行って いく必要がある。 実態把握や個別の計画等,学年で共通理解を 図って行ってきたが,さらに目標を立てる際の話し 合いや月ごとにケース会を開く等,共通理解を深 めていけるとよかった。 継続して毎朝健康観察を行ってきたのが良かっ た。パルスオキシメーターを教室に借りて,計測で きたのも良かった。来年度もぜひ継続していきた い。また,Ⅱ・Ⅲ課程はグループごとに毎朝同じ流 れで朝の会を行ったので,児童が見通しをもって 生活できた。 グループによって児童数に偏りがあり,友だちとの かかわりが少なくなってしまった。来年度もぜひ他 学年との合同学習等行っていく必要がある。また, 学習内容によっては,違う課程のグループも合同 で行ったのが良かったので,来年度も継続してい きたい。 基礎的・基本的な学習内容の定着を 図る。 Ⅰ 各 教 科 の 指 導 Ⅱ 基礎的・基本的な学習内容の定着を図るために, ア プリントやドリル学習を継続的に行う。 定期的に学習の習熟度を確認しながら,既習した (1) イ 学習内容について復習をする。 学校生活において,体験的な学習を取り入れなが ウ ら,学習を進める。 健康で安全な学校生活を送るととも 日々の健康観察や自立活動をとおして,健康の維 ア 持・増進に努める。 に,身辺自立と体力の向上を図る。 日常生活の中で,身辺自立のために必要な身体 (2) イ の動きを繰り返し行う。 体育や自立活動において,体力の向上を目指し ウ て,児童の実態に応じた体の動きを行う。 友だちや教師を意識してあいさつをし 学校生活全般において,友だちや教師とのかかわ たり,言葉や身振り,表情,カードな ア りの場を増やしたり,楽しいやりとりの場を設定し どで意思を伝えることができるよう支 たりする。 (1) 援する。 児童の実態に応じて,写真や絵カード,シンボル イ マーク等を活用する。 様々な活動をとおして,ことば・かず や身近なものへの興味・関心を広げ ることができるよう,指導の充実を図 (2) る。 家庭や医療機関との連携を図り,健 康で安全な学校生活が送れるように (1) する。 Ⅲ 道徳 実態に応じ,具体物,文字カード,絵カードなどを ア 使い,個別の課題に取り組む。 積み木遊び,宝さがしゲーム,仲間あつめなどの イ 活動を行う。 季節の行事を楽しんだり,植物の栽培を行ったり ウ する。 毎日,定期的に健康観察を行い,適切な対応を行 ア う。 家庭・医療機関との連携を図り,医療的ケア,身体 イ 運動,ストレッチ等を適切に行なっていく。 様々な人や物とかかわり,興味・関心 各児童の実態を的確に把握し,個別目標に応じた の幅を広げ,自らかかわることができ ア 学習に取り組んでいく。 るよう支援する。 いろいろな感覚を使っての活動,校外での活動, (2) イ グループ担当者以外の職員・人たちとのかかわり の場面を設定していく。 学校の教育活動全体を通じて,道徳 (1) 的な心情,判断力,実践意欲と態度 などの道徳性を養う。 児童が安心して活動できる環境作りに努め,意思 ウ の表出があった時には十分に受け止めていく。 「小学校学習指導要領」の道徳の各学年の内容に ア 沿った学習指導を行う。 8 ①②③ B ①②③ B ④⑥⑧ C ④⑤ B ③⑤ B ④⑤ C ①②⑥ C B 自立活動等で健康の維持増進,体力の向上に取 り組めた。医療的ケアも卒業することができた。 B C ①②③ C ①②③ C ①②③ C ①②⑥ B ④⑤ A ④⑤⑦ B ①②③ C ①⑥ B ①⑥ B C B ①⑥ 登校時刻の関係で,授業時間の確保が難しいこと が多かった。引き続き保護者に協力を呼び掛けて いく必要がある。児童はとても積極的に学習に取り 組んでいた。 B B 転校生ということで,実態把握が難しかった。個別 学習の時とクラスの集団で過ごす時の児童の反応 に差があった。クラスなどでたくさんの先生方とか かわり,挨拶等することで,表情が豊かになった り,大きな声で挨拶ができるようになったりし,自分 からの表出も多くなった。 自分でできることを増やしたり,興味関心の幅を広 げていくことは,継続して行っていく必要がある。他 グループ,他学年との合同学習を来年度もぜひ継 続していきたい。 体力がついたり,学校生活のリズムに慣れたりし たことで,欠席が減り元気に登校することが多く なった。医療的ケアのある児童も,朝の送迎時に 保護者と直接体調等の確認を行うことで,小さな変 化も見逃すことなく対応できて良かった。 安定した気持ちで生活できるようになったことで, 友だちなどにも関心をもち,自分から隣の友だちに 手を伸ばす等かかわる児童が多くなった。また,友 だちが笑っている様子を見て自分も笑うなどの様 子も見られるようになった。 学習場面での道徳的な心情・判断力等の理解は 図れたが,友だちとのかかわり等具体的に実践で きる場面は少なかった。 特別活動 自立活動 望ましい集団生活をとおして,心身の 異年齢での集団活動をとおして,自分の役割や係 調和のとれた発達と個性の伸長を図 の仕事を行えるように支援する。 り,集団の一員としてよりよい生活や (1) 人間関係を築こうとする自主的,実 ア 践的な態度を育てるとともに自己の 生き方についての考えを深め,自己 を生かす能力を培う。 個々の児童が自立を目指し,障害に 個別の指導計画や個々の自立活動メニューに よる学習上又は生活上の困難を主体 沿った指導を行う。 (1) 的に改善・克服するために必要な知 ア 識,技能,態度及び習慣を養い,もっ て心身の調和的発達の基礎を培う。 児童一人一人の実態を把握し,個々 の課題に応じた個別学習や集団学 習の充実を図る。 (1) 3年 個別の教育支援計画・指導計画に基づき,保護者 ア の願いを取り入れながら,児童の実態に応じた指 導・支援を実践する。 学習の経過や結果を基に児童の情報交換を行 イ い,共通理解を図りながらチーム・ティ-チングを 生かして,個々の目標に向けて指導・支援する。 健康の維持や安全管理に努め,児童 家庭や関係機関と連携を図りながら,共通理解の が健康で安全な学校生活を送ること ア もと健康の維持や体力の増進のための支援に努 ができるようにする。 める。 児童が安全に過ごせるように教室環境を整え,服 薬や車いす操作など,安全面に配慮し,安心して (2) 学校生活を送ることができるように支援する。 イ 9 B 連絡ノートで医療者から適切なアドバイスをもらう ことができ,学校での自立活動につながった。 ①②⑤ ①②③ C C C ①②③ B ④⑤ C C ①④ 人とのかかわりを大切にし,友だちや 係や当番,集団活動など,友だちや教師,他学年 教師とともに楽しい学校生活が送れ ア の人たちとのかかわりの場面を多く設定し,周りの 人を意識できるようにす.る。 (3) るようにする。 様々な場面であいさつすることをとおして,人との イ かかわりの基礎を養えるよう支援する。 学年相応の基礎的・基本的な学習内 学年相応の基礎的・基本的な学習内容の定着を ア 図るために,プリントやドリル学習を継続的に行う。 容の定着を図る。 (1) 定期的に学習の習熟度を確認しながら,既習した イ 学習内容について復習をする。 Ⅰ ①⑤⑥ みんなの時間等での係活動には,自分から取り組 むことができた。また,みんなの前で発表する場面 等でも,練習してきちんとできたことで,自信にもつ ながった。経験できる場面を増やしていきたい。 ③⑥ C C C ⑥⑧ C ② B ② B B ・人数が多い中で共通理解を図るのには,誰に伝 えたかなど明確にする必要もあるので,名前記入 した回覧でチェックするなど,特定の教員だけでな く全員に共通理解を図るよう改善するとよい。 ・チェック表の工夫も必要。 ・年度初めに引き継いだことを,共通理解・熟知・ 周知徹底するなどしなければいけない。 ・教員の入れ替わりがあるので,その都度,体調 が悪い児童には引き継ぎを行い,担当以外の教員 が児童とかかわっていても,児童の状態を把握で きるよう徹底するとよい。 ・独歩の児童と車いすの児童とが一緒に活動する 際,独歩の児童が車いすを押してしまうことがあっ た。今後はそのようなことがないよう一層注意して いきたい。 ・教室内などを再チェックし,児童の行動範囲や手 の届く場所に危険な可能性がないかどうか検討 し,対応する。 ・特にⅢ課程の児童は,他学年とのかかわりがほ とんどなかった。合同学習などの機会をつくる必要 がある。 ・実態に合ったプリント作成には,まだ工夫の余地 がある。 ・習熟度を確認する手立てには,まだ工夫の余地 がある。 健康で安全な学校生活を送るととも に,身辺自立と体力の向上を図る。 Ⅰ 各 教 科 の 指 導 体育や自立活動をとおして,体力の向上を目指 ア し,児童の実態に応じた体の動きを行い,健康の 維持・増進に努める。 (2) 日常生活の中で,身辺自立のために必要な動作 イ を繰り返し行い,ADLの獲得に努める。 学校生活全体をとおして,安全に気をつけて活動 ウ できるように,場面をとらえて支援する。 様々な体験的な活動や人とのかかわ 体験的な活動を多く取り入れ,話し合い活動を行っ りをとおして,一人一人の良さを尊重 ア たり,学年外の友だちとふれあう機会を設定したり する。 (3) し,他人を思いやる心を育成する。 友だちや教師とかかわる場面を豊富に設定し,思 イ いやりの心を育てる。 基礎的・基本的な学習内容の定着を 基礎的・基本的な学習内容の定着を図るために, ア プリントやドリル学習を継続的に行う。 図る。 定期的に学習の習熟度を確認しながら,既習した イ 学習内容について復習をする。 (1) 学校生活において,体験的な学習を取り入れなが ウ ら,学習を進める。 Ⅲ B ② B ⑤ B ⑥ B B ② C ② C ② B ア 自立活動をとおして,健康の維持・増進に努める。 体育や自立活動において,体力の向上を目指し イ て,児童の実態に応じた体の動きを行う。 友だちや教師とかかわる場面を豊富に設定し,思 ウ いやりの心を育てる。 様々な経験的活動や人とのかかわり ア 発達段階や実態に合致した学習活動を提供する。 を通して,興味・関心を広げることが 友だちや教師とかかわる場面を豊富に設定する。 (3) できるように支援する。 イ ④ B ⑤ B ⑥ B ② C ⑥ B ことばや数に関する初歩的な概念を ア 児童の興味・関心が高い題材を用意する。 獲得し,それらを生活の中で繰り返し 具体的操作や体験的な活動を豊富に設定する。 (4) 学習することができるように支援す イ る。 ② C ② B ② B ② B ② B 様々な人や物とかかわり興味・関心 個々の実態を把握し,児童に合った課題を設定し の幅を広げ,自らかかわることができ ア 学習をすすめる。 るよう支援する。 教師や玩具へ働きかけ,その応答や反応(動き・音 (1) イ など)を楽しめるような遊びを工夫することで,興 味・関心を広げられるよう支援する。 児童が安心して生活できる環境づくりに努め,楽し ウ い雰囲気の中で人や物にかかわる力を育てる。 10 B B ⑥ 健康で安全な学校生活を送るととも に,体力とコミュニケーション能力の (2) 向上を図る。 Ⅱ ④ C B ・欠席が続いたり,疲れから活動に取り組むことが 難しいこともあったので,さらに体力の向上を目指 したい。 ・自分で安全について考えられるようにできるだけ 見守るようにした。 話し合い活動,他学年とのふれあう機会は今後も 継続したい。(自分の考えを相手に伝えたり,相手 の意見を取り入れたりできるようになってきた。) ・プリントやドリルを用いるというよりも,体験的・操 作的に活動を繰り返し行ってきた。 ・課題の量を多く出し過ぎてしまったことがあった。 一人ひとりにあった量を考えたい。 ・個に応じた指導を行うとどうしてもドリル学習やプ リント学習を行う時間が限られる。今後は、継続し て学習できね内容を精選したい。 ・どうしても個別学習が中心となってしまった。友だ ちとかかわりながらがくしゅうできる場面をうまく設 定していきたい。 C ・教材作成や授業の構築にはまだ工夫の余地が ある。 ・対大人だけでなく,今度は対子ども(友だち)のコ ミュニケーション能力をはぐくむ指導をもっと考えて いくべき。 C ・児童が目指す目標を設定するには,まだ工夫の 余地がある。 ・もっと児童が興味を持つ教材を作成していきた い。 ・児童の実態や興味・関心に合わせて教材・教具 の工夫ができた。 B Ⅲ 家庭や医療機関と連携を図り,児童 の安全に十分に配慮しながら,健康 (2) の維持・増進,体力の向上に努め る。 道徳 特別活動 自立活動 総合的な 学習の時 間 毎日,定期的に健康観察を行い,適切な対応を行 ア う。 家庭・医療機関との連携を図り,身体運動,スト イ レッチ等を適切に行ない,体力の向上や拘縮,変 形等 の予防を目指す。 道徳的判断や行動ができるように,同学年だけで なく他学年の児童・生徒との活動や地域の人々な ア どとの活動の機会を積極的に設けるようにする。 ④ B ①④⑤ B B 児童の発達段階や特性を考慮し,学 校の教育活動を通じて,道徳的な心 (1) 情,判断力,実践意欲と態度などの ①②⑥⑧ 道徳性を養う。 集団生活をとおして,心身の調和の 集団活動をとおして,自分の役割や係の仕事を自 とれた発達と個性の伸長を図り,集 ら取り組むことができるように支援する。 (1) 団の一員としてよりよい生活や人間 ア ①②③⑥⑧ 関係を築こうとする自主的,実践的な 態度を育てる。 個々の児童が自立を目指し,障害に 個別の指導計画や個々の自立活動メニューに ①②④⑤⑥ よる学習上又は生活上の困難を主体 ア 沿った指導を行う。 (1) 的に改善・克服するために必要な知 PEDI&ICFチェックリストの活用や外部専門家や連 識,技能,態度及び習慣を養い,もっ イ 絡ノート等による医療者との連携をとおして児童の ①②③④ ⑤⑥⑧ て心身の調和的発達の基礎を培う。 実態や課題を把握し,系統的な指導を行う。 横断的・総合的な学習や探究的な学 児童の実態を踏まえ,体験的な活動や,地域の 習をとおして,自ら課題を見付け,自 人々,異年齢集団との交流などの機会を大切に ら学び,自ら考え,主体的に判断し, し,自ら取り組んだり人とかかわろうとしたりするこ よりよく問題を解決する資質や能力 とができるように支援する。 ①②③⑤⑧ (1) を育成するとともに,学び方やものの ア 考え方を身に付け,問題の解決や探 究活動に主体的,創造的,協同的に 取り組む態度を育て,自己の生き方 を考えることができるようにする。 個々の児童の実態を適切に把握し, 個別の教育支援計画・指導計画に基づき,児童の ア 実態に合わせた指導・支援を実践する。 ①②③ 個々の課題に応じた個別学習や集 団学習の充実を図る。 学年内において,個々の児童の学習の経過や変 (1) 化などの最新の情報を交換し合うことで,共通理 イ 解のもと,個々の児童の目標に向けた指導・支援 ①②③ を行う。 4年 11 C ・連携を図り取り組んだが,適切な対応を行うため の共通理解が学校と保護者で違っていたため,年 度当初にすり合わせる必要がある。 ・他学年との活動が不十分だった。他学年とも連 携を図りながら学習内容を考えていく。 C ・初めのうちは聞いているだけでかなり緊張してい たが,事前学習を行うことで,発表したり,係の仕 事に取り組んだりできるようになった。 C ・連絡ノートの活用が不十分だったため,今後は活 用しながら外部専門家や医療機関との連携を密に する。 C C ・教科ともからめて指導していきたい。 ・系統的な内容,活動について,学部として考える 必要があるのではないか。 B B B C 個々の児童の実態や発達段階と現在の学習課題 が適当であるかどうかを試行錯誤しながら,学習 活動を行ってきた。今後も,内容が達成されれば, それ以上の学習課題に取り組んでいく必要があ る。また,教員と児童間での担当制を弱め,教員 全員が児童全員を指導支援できる学級づくりを進 める必要がある。 4年 保護者や関係機関との連携を図りな がら,健康の維持や安全管理に努 め,児童が健康で安全な学校生活を 送れるようにする。 家庭や関係機関と連携を図りながら,共通理解の ア もと,健康の維持・体力の向上のための支援を行 う。 児童の健康観察を行い,健康の維持・増進を図る (2) イ (3) Ⅰ (1) (1) Ⅱ (2) 各 教 科 の 指 導 (1) Ⅲ (2) 道徳 (1) ための指導内容の充実,医療的ケアなどの支援を 行う。 他者とのかかわりを大切にし,友だち 学級活動や学部の行事などにおいて,友だちや教 や教師とともに,楽しい学校生活が ア 師とのかかわりの場面を多く設定し,教師が仲立 送れるようにする。 ちとなって,友だちを意識できるように支援する。 様々な場面で,教師が手本を示しながら,挨拶を イ することをとおして,他者とのかかわりの基礎を養 うように支援する。 在籍児童なし 自分でできることを増やしたり,依頼 個々の児童が,主体的に取り組む場面を多く設定 したいことや感謝の気持ちを伝えたり ア し,必要に応じて用具の工夫をして支援する。 することができるよう支援する。 依頼の仕方や感謝の気持ちを伝える場面で,手本 イ を見せたり,促したりして支援する。 個々の児童の実態に応じた学習課 個々の児童の実態に合わせた教材,教具の創意 題を設定し,集中して取り組むことが 工夫を図りながら,与えられた時間の中で,興味・ できる時間や興味・関心の幅を広げ ア 関心を持って学習に取り組むことができるように支 ることができるようにする。 援する。 様々な体験的な活動を多く設定し,心と身体で驚 イ きや喜びや感動を感じながら,興味・関心の幅を 広げることができるように支援する。 教師や友だちと楽しくかかわりなが 児童が安心して生活できる環境づくりに努めるとと ら,身近な人や物への興味関心を広 もに,感覚刺激を味わう活動など,様々な活動を ア げることができるようにする。 取り入れることで,興味・関心を広げることができる ようにする。 児童の実態把握に努め,一人ひとりの興味関心に イ 合わせた個別学習の時間を確保する。 生活リズムを整え,楽しい学校生活 毎日定期的に健康観察を行い,適切な対応を図 ア る。 が送れるようにする。 連絡帳や連絡ノートをとおして,家庭や医療機関な イ どとの連携を図る。 T 個々の児童の発達段階や特性を考 個々の児童が道徳的判断や行動ができるように, 慮し,学校の教育活動を通じて,道 学年内だけでなく,学校全体で一貫した指導・支援 徳的な心情,判断力,実践意欲と態 ア を行う。 度などの道徳性を養う。 12 ①④⑤ B ①④⑤ B ③⑥ C B C ③⑥ C ①②③⑥ B ①②③⑥ B B ①②③ B B ①②③ ①②③ 個々の児童の実態に合わせて,自分で取り組む場 面を設定することにより,自分でできることが増え てきている。今後も,引き続き,主体的に取り組む 場面を設定していく必要がある。 興味・関心をもって学習に取り組めるよう,これま で同様に,個々の児童の実態に合わせた教材,教 具の工夫を図りながら支援するよう努めていきた い。 B B B ①②③ B ①②④⑤ B ①②④⑤ C B ①③⑥ 児童の変化や成長を共有しながら,現在もっとも 必要と思われる支援を行うことができた。今後は, 床に絨毯を敷く環境や古い加湿器の使用などを改 善し,より質の高い環境づくりを進める必要があ る。教室が一教室しかないので,嘔吐や発熱した 児童と他の児童を分けることができずに,困ったこ とがあった。そのような事態にも学部全体で対応で きるように,他学年の教員と連携を進める必要が ある。 他学年の児童や教員とかかわる機会がほとんど ないため,目標の達成には程遠いものがあった。 今後は,学部行事以外の部分においても,積極的 にかかわることができるように,協同できる場面を 設定していく必要がある。 B 来年度は2名のグループになるため,これまで同 様に個別学習を充実させるとともに,合同での授 業など,他学年との連携も考えていく必要がある。 発作や病気の時に限らず,日常的に生活リズムや 健康の管理について保護者と共通理解を図り,児 童が無理なく健康に学校生活を送れるように努め ていきたい。 人とかかわる上で必要となる所作を一つ一つ丁寧 に指導することができた。今後も,根気強く指導し ていく必要がある。 特別活動 自立活動 総合的な 学習の時 間 5年 集団生活をとおして,心身の調和の 専門委員会やみんなの時間などの集団活動を通 とれた発達と個性の伸長を図り,集 して,自分の役割や係の仕事を積極的に行えるよ (1) 団の一員としてよりよい生活や人間 ア うに支援する。 ①③⑥⑦ 関係を築こうとする自主的,実践的な 態度を育てる。 個々の児童が自立を目指し,障害に 個別の指導計画や個々の児童の自立活動メ ①②⑤ よる学習上又は生活上の困難を主体 ア ニューに沿った指導・支援を行う。 的に改善・克服するために必要な知 PEDI&ICFチェックリストの活用や外部専門家や連 (1) 識,技能,態度及び習慣を養い,もっ 絡ノートなどによる医療者との連携を通して児童の ①②⑤ て心身の調和的発達の基礎を培う。 イ 実態や課題を把握し,系統的な指導が行えるよう にする。 地域や学校,個々の児童の実態など 国際理解,情報,環境,福祉・健康などの横断的・ に応じて横断的・総合的な学習や児 総合的な課題,児童の興味・関心に基づく課題, 童の興味・関心などに基づく学習など 地域や学校の特色に応じた課題などについて,学 ①②③④⑤ (1) 創意工夫を生かした教育活動を行 ア 校の実態に応じた学習活動を行えるように支援を ⑥⑧ い,自ら課題を見付け,自ら学び,自 行う。 ら考え,主体的に判断し,よりよく問 題を解決する資質や能力を育てる。 児童一人一人の障害の状態及び能 個別の教育支援計画・指導計画に基づき,関係機 力, 特性を把握し,個々の課題に応 ア 関との連携の下,保護者の願いを取り入れながら ①②③ じた個別学習や集団学習の充実を図 児童の実態に合わせた指導・支援を実践する。 る。 一人一人の実態を把握し,個々の具体的な支援 の方法について教師間で共通理解を図るととも イ ①②③ に,ティームティーチングを生かした指導にあた (1) る。 児童一人一人が個々のもつ力や意欲を充分発揮 できるよう効果的な学習形態や教材教具の工夫に 努め,主体的な活動と達成感を味わえる授業づく ウ りに心がける。 ①②③ 健康の維持や安全管理に努め,保護 家庭・医療機関との連携を深め,共通理解のもと, ア 健康の維持,体力の向上のための支援を行う。 者や 関係機関との連携を図りなが ら,児童が健康で安全な学校生活を 児童の健康観察を行い,健康の維持・増進を図る 送れるようにする。 イ ための指導内容の充実,医療的ケア等の支援を (2) 行う。 身体の機能や感覚を高めるための運動を取り入 ウ れ,体力の向上を図る。 13 C 委員会は,小中高合同で行われているため,実態 差が大きかった。今後は,実態に応じて活動内容 を精選していく必要がある。 B すべての課題を鮮明に解決するはできなかった が,外部専門家を積極的に活用して,課題解決に 近づくことができた。今後は,外部専門家の意見を 取り入れて,少しずつ前進していきたい。 B C 児童の興味・関心に基づく課題を設定し,実態に 応じた学習活動ができるよう支援をしていく必要が ある。 C B B B B ①④⑤ B ①④⑤ B ①④⑤ B B ・普段から児童の実態や支援方法について教師間 で話すことが多いため,児童の実態把握は概ねで きていると思う。さらに,PEDI&ICFチェックリスト等 のアセスメントを活用しながら,実態把握に努めた い。また,今後も保護者の願いを考慮しながら3年 後の姿を見据えて指導計画を作成し,実現可能な 目標を設定し支援をしていきたい。 ・児童の支援方法や健康状態について,日常から 共通理解を図っていく必要がある。そのためにも, 学年会やグループ会の充実をさらに深めていきた い。 ・今後も効果的な学習形態の検証や児童の実態 にあった教材教具の工夫や開発に努めていきた い。 ・家庭との連携については,今後も,連絡帳のみの やり取りではなく,必要に応じて電話や直接話すよ うにしていきたい。また,必要に応じて外部の関係 機関(病院,福祉課,福祉関係施設)と連携を図っ ていきたい。 ・児童が健康で安全な学校生活を送れるようにす るために,今後も,児童への日々の健康観察を しっかり行い,体調のよい普段の健康状態を把握 しておく必要がある。 Ⅰ Ⅱ 各 教 科 の 指 導 Ⅲ 集団生活を意識して,友だちや教師 朝の会や帰りの会等での当番活動や学年全体で とともに楽しい学校生活が送れるよう ア の学習活動において,かかわりの場を設け,友だ ちや教師を意識できるようにする。 (3) にする。 日常生活における挨拶の指導をとおして,友だち イ や教師との積極的なかかわりを促す。 (1) 在籍児童なし 児童一人一人の教育的ニーズや課 児童の実態に応じた課題・学習内容を設定し,教 題を把握し,日常生活に生かせるよ 材教具の工夫に努める。体験的な活動を通し,生 うな学習内容を設定し,個別学習や ア 活に必要な基礎的な知識や技能を身につけること 集団学習の充実を図る。 ができるようにする。 (1) 各児童への課題や指導内容について,学年やグ ループで共通理解を図り,効果的な支援につなげ イ る。ティームティーチングを生かした指導を工夫す る。 保護者や関係機関と連携を図り,健 連絡帳や連絡ノートなどをとおして,家庭や医療機 康の維持・増進や安全管理に努め ア 関との連携を図る。教員間の共通理解のもと,支 る。 援を行う。 検温や健康観察を行ったり,水分補給や衣服の調 (2) イ 節を促したり,医療的ケアの支援を行ったりして, 健康の維持につなげる。 目標をもって体を動かすようにすることで,健康の ウ 増進,体力の向上につなげる。 友だちや教師とのかかわりをとおし, 朝の会で教師と一緒に司会をしたり,お互いに挨 相手に気持ちを伝えたり,挨拶をした ア 拶したりすることにより,友だちや教師を意識した りすることができる。 かかわりの場面を多く設定する。 (3) サインやカード,言葉を使ったやりとりを個別学習 や集団学習で行う。 イ ①③⑥ B ①③⑥ ①② B B A ①② A ①③⑤⑧ B ①④ A ①④⑤ B ①②⑥ B ①② 教師や友達と楽しくかかわりながら, 児童が安心して生活できる環境づくりに努めるとと 身近な人や物への興味関心を広げる ア もに,感覚刺激を味わう活動など様々な活動を取 ①②③⑥ り入れることで,興味関心を広げる。 (1) とともに,自分の意思表出をすること ができるようにする。 児童の実態把握に努め,一人ひとりの興味関心に イ 合わせた個別学習の時間を確保する。 ①②③ 生活リズムを整え,健康で楽しい学 毎日定期的に健康観察を行い,適切な対応を図 ア る。 ①④⑤ 校生活が送れるようにする。 連絡帳や連絡ノートをとおして,家庭や医療機関と (2) イ の連携を図る。 T ①④⑤ 14 B B ・今後も継続して児童の実態を十分に把握し,生 活に活かすことのできる内容を設定していくと良 い。 ・それぞれの教員の役割を明確にして授業を展開 することができた。今後も継続していきたい。 ・連絡帳や連絡ノートをとおして,各関係機関と連 携を図ることができた。今後も連携を深めていくた めに,必要に応じてさらに連絡ノートを活用していく と良いと思われる。 ・自立活動で健康の維持,体力の増進を図ること ができた。昼休みなどにもっと体を動かしていく必 要がある。 B ・朝の会や登校時などの場面で,挨拶する機会を 設定することで,友だちや教師とのかかわりを深め ることができた。 ・個別学習や集団学習において,挨拶や依頼の仕 方などを学び,日常生活につながるような学習を することができた。今後も継続して行っていきた い。 B ・様々な感覚刺激のある授業を設定したことで,児 童が自ら積極的に活動しようとする姿が多く見られ た。今後も継続して取り組んでいきたい。 ・引き続き,個別学習の時間をしっかりととって,取 り組むことができるようにしていきたい。 C ・朝の会で児童の体調について伝える場面を設け ているため,教師間で共通理解を図りやすかった。 今後も継続して取り組んでいきたい。 ・連絡ノートについては,必要に応じて医療者との やり取りをさらに深めていく必要がある。 A B B B C ・友だちや教師とのかかわりを,学年の朝の会や 授業で多くもてるようにし,友だちや教師を意識し て活動できるように支援していきたい。 ・今後も,児童一人一人の実態に合った挨拶やか かわり方の支援をしていきたい。 道徳 特別活動 自立活動 総合的な 学習の時 間 児童の発達段階や特性を考慮し,学 道徳的判断や行動ができるように,同学年だけで 校の教育活動を通じて,道徳的な心 なく他学年の児童・生徒との活動や地域の人々な (1) ア 情,判断力,実践意欲と態度などの どとの活動の機会を積極的に設ける。 道徳性を養う。 集団生活をとおして,心身の調和の 児童の経験を広め積極的な態度を養い,社会性 とれた発達と個性の伸長を図り,集 や豊かな人間性をはぐくむために,他学年の児 ア 団の一員としてよりよい生活や人間 童・生徒との活動や地域の人々などと活動の機会 を積極的に設ける。 (1) 関係を築いていこうとする自主的,実 践的な態度を育てる。 学級活動,児童会活動,クラブ活動では,児童の イ 実態に応じた支援を行い,児童の自発的な活動が 展開されるように努める。 個々の児童が自立を目指し,障害に 個別の指導計画や個々の自立活動メニューに よる学習上又は生活上の困難を主体 ア 沿った指導を行う。 的に改善・克服するために必要な知 PEDI&ICFチェックリストの活用や外部専門家や連 識,技能,態度,及び習慣を養い, 絡ノート等による医療者との連携を通して児童の (1) もって心身の調和的発達の基礎を培 実態把握や課題の提示に努める。 イ う。 ①②⑥⑧ C C C ①②⑥⑧ B ①②④⑤ B ①②④⑤ C ①② C ①② B ①②④ B ①④⑤ C ①④⑤ B ①④⑤ B ・他学年との合同授業やクラブ活動等を行い,他 学年の児童生徒とのかかわりをもつことができた。 次年度は,さらに,意識的に場を設定し,様々な経 験をとおしてより多くの人とかかわりをもつことがで きるように支援していきたい。 C ・「自立活動の指導」においては,今後も,重点課 題を整理したうえでメニューを作成し取り組む必要 がある。食事動作やトイレ動作等については,自 立活動の内容を踏まえて,日々の動作の中で共通 理解のもとで支援を行っていきたい。 ・学校で行うことができる課題をより明確にするた めにも,必要に応じて,PEDIの分析や医療者との 連絡ノートの活用を行っていく必要がある。 B ・個別の教育支援計画に基づいた指導が十分にで きていない面があった。 ・授業計画や略案を立てることはできたが,反省を 十分に行ってそれを生かしていくことに関しては時 間が足りない面があった。 ・担当の児童についての指導が中心となり,各児 童について教師間で情報を共有し,誰もがどの児 童についても指導できる体制を十分に作れていな かった。 ・保護者の願いが多岐にわたり,学年だけ対応が 難しい部分には,担外や外部専門家などの協力や アドバイスが大変ありがたかった。 在籍児童なし (1) 児童一人一人の教育的ニーズを把 握し,個々の課題に応じた個別学習 や集団学習の充実を図る。 (1) 6年 ①②⑥⑧ ・社会性や豊かな人間性を養うためにも,今後もコ ニュニケーションの基本である挨拶や返事につい て個々に応じた支援を促していきたい。 個別の教育支援計画・指導計画に基づき,保護者 ア の願いを取り入れながら,児童の実態に合わせた 指導・支援を実践する。 一人一人の実態を把握し,個々の具体的な支援 の方法について教師間で共通理解を図るととも イ に,ティームティーチングを生かした指導方法や体 制の工夫をする。 児童一人一人が個々のもつ力を充分発揮し,主体 的に活動でき,達成感を味わえる授業づくりに心 ウ がける。 健康の維持や安全管理に努め,児童 家庭や関係機関との連携を深め,共通理解のもと が健康で安全な学校生活を送れるよ ア 健康の維持・体力の向上のための支援を行う。 うにする。 児童の健康観察を行い,健康の維持・増進や体力 イ の向上を図るための運動を取り入れたり,支援内 (2) 容の工夫や充実に努めたりする。 学習時の姿勢の配慮・工夫や医療的ケアの支援 ウ 等を行ったり,児童が安全に学習できるように学習 や生活の環境を整えたりする。 15 B ・健康状態が変化しやすい児童が多く,複数教師 の目で児童の体調変化を確認するよう心がけた。 ・学校での発作や体調変化を記録した。 ・成長に伴って装具や車いすのサイズが合わなく なる児童が多かったが,保護者と連携して,再作し たり手直ししたりすることができた。 様々な学習や体験的活動をとおし て,生活に必要な知識・技能を身に 付け,生活に生かしたり,生活を楽し (3) んだりできるようにする。 児童一人一人の実態に即したよりよ い授業を工夫し,基礎的・基本的な 学力を身に付けることができるよう支 (1) 援する。 Ⅰ 友達や教師とのかかわりの中で,社 会性を養い,コミュニケーション能力 を高めることができるよう支援する。 (2) (1) 各 教 科 の 指 導 児童一人一人の教育的ニーズや課 題を把握し,日常生活に生かせるよ うな学習内容を設定し,個別学習や 集団学習の充実を図る。 保護者や関係機関と連携を図り,健 康の維持・増進や安全管理に努め る。 Ⅱ (2) 児童が興味・関心をもって学習に取り組めるように ア 教材教具の工夫をする。 ①②⑤ 様々な学習や校外学習,学校行事,交流及び共 同学習などの体験的な活動をとおして,集団での イ ルールや人とのかかわり方が学べるような場の設 ①⑤⑥ 定をする。 児童の実態の正確な把握に努め,児童にとってよ ア りよい分かる授業づくりをする。 ①②③ 教材研究に努め,児童の興味・関心を高める学習 イ 活動や,ティームティーチングを生かした教育活動 ①②③ をする。 基礎的・基本的な学力が定着し,学習習慣が身に ウ 付くよう,家庭や寄宿舎と連携する。 ①②③ 児童の実態に考慮しながら,児童の日常の言語活 ア 動を充実させる。 ①②③⑥ 児童の良い点や進歩の状況を積極的に評価し, イ 学習や学校生活に対する意欲の向上に生かす。 ①②③ グループや学年内の集団活動の中で,協力して楽 ウ しい学校生活を送ろうとする態度の育成に資する ①②③⑤⑥ 活動を意図的に設ける。 児童の実態に応じた課題・学習内容を設定し,教 材教具を工夫に努める。体験的な活動を通し,生 ア 活に必要な基礎的な知識や技能を身につけること ①②③ ができるよう支援する。 各児童への課題や指導内容について,学年やグ ループで共通理解を図り,効果的な支援につなげ イ る。ティームティーチングを生かした指導を工夫す ①②③ る。 連絡帳や連絡ノートなどをとおして,家庭や医療機 ア 関との連携を図る。教員間の共通理解のもと,支 ①④⑤ 援を行う。 検温や健康観察を行ったり,水分補給や衣服の調 イ 節を促したり,医療的ケアの支援を行ったりして, ①④⑤ 健康の維持につなげる。 目標をもって体を動かすようにすることで,健康の ウ 増進,体力の向上につなげる。 ①②④⑤ 16 C C ・Ⅰ・Ⅱ課程は複数回にわたり,買い物学習に取り 組むことができ,学習成果が上がった。Ⅲ課程は, 校外に出ることが難しかった。 C B B B ・教科や学習単元によって,他の課程の教師をTT として活用することがもっと出来ると良かった。 ・日々の家庭学習課題を継続して児童に取り組ま せることができた。 B ・グループ内でのかかわりのみならず,さらに広く かかわりをもてるように支援する。 B B B B B B ・教科や学習単元によって,他の課程の教師をTT として活用することがもっと出来ると良かった。 ・日々の家庭学習課題を継続して児童に取り組ま せることができた。 B ・連絡ノートの活用をもっと進めていきたい。 B B B B の 指 導 Ⅲ 道徳 特別活動 自立活動 様々な人とのかかわりをとおし,相手 友達とかかわることの楽しさを味わえるよう,劇や に気持ちを伝えたり,適切な言葉遣 ゲーム,遊び,共同製作,話し合いなど集団での ア ①②⑤⑥⑦ いで話したりすることができるように 活動を取り入れる。日常生活の中で友達とかかわ りがもてるような場を設定する。 (3) する。 敬語について学習するとともに,日常生活におい イ て教師や上級生とのかかわる中で,敬語を使った ①②③⑥⑧ 話し方を実践するよう促す。 個々の課題に応じた指導の充実を図 児童の興味関心をひきだす教材教具の工夫や活 ア ①②③ る。 用に努める。 マッサージ,ストレッチ,体操等を行い,拘縮や変 イ 形の予防に努める。 ①②④⑦ (1) 個々の具体的な支援の方法について教師間で共 ウ 通理解を図り,ティームティーチングを生かした指 ①②③ 導方法や体制を工夫する。 児童の安全に配慮しながら健康の維 毎日定期的に健康観察を行い,共通理解を図り, ア 適切な対応を行う。 ①④⑤⑦ 持,増進に努める。 (2) 連絡帳や連絡ノートなどをとおして,家庭や医療機 イ 関との連携を図る。 ①④⑤⑦ 教師や友達と楽しくかかわりながら活 児童が安定して生活できる環境づくりに努め,楽し 動に取り組み,感情や意志の表出を ア い雰囲気の中で人とかかわる力を育てる。 (3) 促す。 感覚遊びを中心とし,快・不快の表現を引き出して イ いく。 児童の発達段階や特性を考慮し,学 他学年や地域の人々と一緒に活動する機会を設 校の教育活動全体を通じて,道徳的 ア け,様々な場面で道徳的な態度がとれるようにして な心情,判断力,実践意欲と態度な いく。 (1) どの道徳性を養う。 要となる道徳の時間の指導に当たっては,グルー イ プ担当者の他に内容に応じて学年の教師が加わ りティームティーチングを行う。 集団生活をとおして,心身の調和の 学級活動,児童会活動,クラブ活動では,児童の とれた発達と個性の伸長を図り,集 ア 実態に応じた支援の下に,児童の自発的,自治的 団の一員としてよりよい生活や人間 な活動が展開されるような活動を取り上げる。 (1) 関係を築いていこうとする自主的,実 児童会活動や学校行事では,集団として意見をま 践的な態度を育てる。 イ とめる話合い活動や異年齢で人間関係を形成する 力を養う活動が充実するように支援する。 個々の児童が自立を目指し,障害に 児童の実態を的確に把握し,明確な指導目標と段 よる学習上又は生活上の困難を主体 ア 階的な指導内容を検討し,学年の教師が共通理 的に改善・克服するために必要な知 解のもと指導に当たる。 識,技能,態度,及び習慣を養い, 児童が興味をもって主体的に取り組み,成就感を (1) もって心身の調和的発達の基礎を培 イ 味わうとともに自己を肯定的にとらえることができ う。 るような指導内容を取り上げる。 17 ①②③④⑥ B B B B ・担当者が担当の児童について授業時間内に配 慮していたが,具体的な支援の方法について教師 間での話し合いを持って共通理解をはかったりTT を生かしたりする点についてはもっと充実させたい 部分もあった。 ・教科によっては児童がほとんど参加できなかった ものもあった。 B ・連絡ノートをもっと活用していきたい。 ・体調が安定して元気に過ごせた児童,手術・治療 により体調が改善した児童体調が変化して十分に 学習に取り組めなかった児童,家庭の協力が難し くほとんど登校できなかった児童,と様々だった。 B B C B B B B ①②③④ B ①②④⑥ B C ①②④⑥ ①②⑤⑥ ・児童は,特定の人には敬語を使えるようになって きたが,いつも,いろいろな人に対して使えるよう にしていきたい。 ・心理的な面から体調が変化しやすい児童もいた が,コミュニケーションを十分にとり,友達と楽しく 関わることで,安定して過ごせるようになった。 ・教師との関わりにより,体調の思わしくない時で も,児童が安定する様子が見られた。また,友達と の関わりが増えてきた。 ・ティームティーチングが十分にできなかったので, 今後は改善したい。 ・児童の実態差が大きいため,評価も難しかった。 C B B ①②⑤⑥ B ①②④⑤ C ①②④⑤ C C ・児童生徒会活動や委員会活動を通し,児童が積 極的にあいさつをしたり,集会活動で個性を発揮し たり,学年の枠を超えた活動を体験でき,成果が 上がった。 ・連絡ノートをもっと活用していきたい。 ・外部専門家の相談に申し込んでいたが,年度内 にできない児童も多かったので残念だった。 ・Ⅰ・Ⅱ課程では特設の時間以外には十分に時間 をとることが難しく,日々取り組みたい活動と教科 学習の進度との中で厳しさを感じることもあった。 自立活動 的に改善・克服するために必要な知 識,技能,態度,及び習慣を養い, (1) もって心身の調和的発達の基礎を培 う。 C 連絡ノート等医療機関との連携や療育相談,外部 ウ 専門家の活用の機会等を積極的に活用し,指導 ①②④⑤ の効果を高める。 横断的・総合的な学習や探究的な学 児童の実態を踏まえ,体験的な活動や,地域の 習を通して,自ら課題を見付け,自ら 人々,異年齢集団との交流などの機会を大切に ①②④⑤⑥ 学び,自ら考え,主体的に判断し,よ ア し,主体的に取り組んだり積極的に人とかかわろう ⑧ りよく問題を解決する資質や能力を としたりすることができるように支援する。 総合的な 学習の時 (1) 育成するとともに,学び方やものの考 問題の解決や探究活動に当たっては,パソコン等 え方を身に付け,問題の解決や探究 間 の情報機器を有効に活用することができるように 活動に主体的,創造的,協同的に取 イ 支援する。 ①②③⑤ り組む態度を育て,自己の生き方を 考えることができるようにする。 ※評価基準 A:十分達成できている B:達成できている C:概ね達成できている D:不十分である D:できていない にできない児童も多かったので残念だった。 ・Ⅰ・Ⅱ課程では特設の時間以外には十分に時間 をとることが難しく,日々取り組みたい活動と教科 学習の進度との中で厳しさを感じることもあった。 B C B ・Ⅰ・Ⅱ課程では特に,児童自身がパソコンの活用 をすることができた。 ・Ⅲ課程では,スイッチ教材などでパソコンを使用 したり,授業での教材提示用として使用することが できたが,もっと日常的に活用出来るとよかった。 B 中学部〔学年,教科・領域〕 評価項目 具体的目標 生徒の教育的ニーズを的確に把握 し,個別の教育支援計画及び指導計 画の充実に努め,指導・支援内容や 方法の工夫・改善を図る。 (1) 1年 重点目標と の関連 具体的方策 一人ひとりの障害の特性や実態を把握し,生徒, 保護者の教育的ニーズを踏まえ,必要に応じて関 ア ①②③⑤⑪ 係機関と連携図りながら,支援計画・指導計画を 作成し,指導・支援に生かす。 指導・支援内容について生徒及び保護者との面 談,連絡帳や医療機関との連絡ノートの活用など イ ①②③⑤ から支援目標を共有し,適切な指導・支援の在り 方について確認しながら進める。 学年・グループ,関係機関との間での情報交換を 密に行い,学習への支援体制を整えて,指導内 容,教材教具などの工夫・改善に努め日々の授業 ウ ①②③④ 実践に生かす。 生徒が健康で安全な学校生活が送 教室環境を整えたり,自立活動を充実させたりして れるように十分留意しながら,一人ひ ア 健康で安全な学校生活が送れるように支援する。 ①③④⑤ とりの障害や課題に応じた健康や体 一人一人の障害の理解や指導上配慮すべき点, 力の維持・増進を図る。 イ 自立活動の課題などについて教職員間で共通理 ①②④⑤ (2) 解を図る。 保護者や医療機関,看護職員との連携を図るとと ウ もに,教職員間の共通理解を深め医療的ケアの支 ①②④⑤⑪ 援に努める。 18 評価 B C C C B B B B 課題及び次年度(学期)への改善 PT・OTに相談する機会を設けていただき,日ごろ の指導に役立てることができた。今後も相談できる 機会を設けていただきたい。 生徒の抱える問題点を学年会で共通理解を図り, 統一した支援ができるように心掛けた。今後も担 当者を中心に学年全体で取り組んでいきたい。 連絡帳や連絡ノートを活用することで,生徒の教育 的ニーズを把握し,実態に応じた指導・支援を考え ていくことができた。学年会等で話し合いすること で,教職員が共通理解をもち生徒の指導にあたる ことができた。 連絡ノートについては,年度を通してもっと活用し, 生徒の実態に応じた適切な支援等を行っていく必 要がある。 教室環境は各学級で工夫して生徒が動きやすく安 全な環境を作ることができた。ケアの準備がしやす いように机を配置したり,必要に応じて横になれる ようにマットや布団を用意したりして,安全に配慮 しながら健康や体力の維持・増進を図ることができ た。 保護者と連携を図りながら,生徒が健康に登校で きるように努めた。今後も継続して行いたい。 集団活動をとおして一人一人の良さ 特別活動や学年・学級活動の充実に努め,自主性 ②③⑥⑧⑪ に気付き,他を思いやる心を育むとと ア や主体性を養えるように支援する。 もに,社会生活に必要な力の育成と 教育活動全般をとおして生徒同士のかかわりがも その支援に努める。 イ てる場面を増やし,たがいの良さに気付けるように ②③⑥⑪ (3) 支援する。 進路や福祉関係の情報収集と保護者への情報提 ウ 供に努めるとともに,学年PTA,地区PTA ,地域活動 ③⑥⑧⑪ などへの積極的な参加を促す。 生徒の実態や障害の特性,ニーズを 的確に把握し,個別の教育支援計画 及び指導計画の充実に努め,指導・ 支援内容・方法などに関する研修及 び工夫・改善を図る。 (1) 2年 一人一人の障害の特性や実態を把握し,保護者 ①②③④⑤ ア や関係機関との連携を基に個別の教育支援計画 ⑪ や指導計画を作成し,指導・支援に生かす。 個別面談・懇談会・連絡ノートを通して,保護者, 関係諸機関と共通理解を図り,生徒一人一人の実 ①②③④⑤ イ 態に応じた適切な指導・支援方法について教職員 ⑪ 間で共通理解を深める。 学年・グループ間での情報交換を密に行い,学習 ウ への支援体制を整えて日々の授業実践に生か ①②③ す。 生徒が安全で楽しい学校生活を送る 生徒の体調の変化や健康状態を常に注意深く観 ことができるように,環境を整えるとと ア 察し,必要に応じて連絡ノートを活用しながら,保 ①③⑤ もに,健康・体力の維持増進に努め 護者や養護教諭・看護職員との連携を図る。 (2) る。 教室や学習室の環境整備や安全点検や自立活動 イ の充実に努め,職員間での情報交換をとりなが ②④⑤ ら,危険・事故防止のための共通理解を図る。 集団生活を通して,思いやりの心を 思いやりの心や社会参加に必要な力を育むため 育むとともに,社会参加に必要な力 ア に,学校・学部行事や特別活動を通して個に応じ ②③⑥⑪ の育成とその支援に努める。 た支援を行う。 進路,福祉関係の情報収集と提供に努めるととも (3) に,学年PTA,地区PTA,地域活動などへの積極 イ 的な参加を促し,支援する。 ③⑥⑧⑪ 19 B B B C B B B 道徳やグループの授業では,話し合い活動を取り 入れ友だちや先輩の意見を聞いたり,自分の意見 を発表したりすることができるようになった。 忙しい家庭が多いせいか学校に来校する機会や 研修会などに参加する家庭が少なかった。今後 は,進路情報をこまめに提供できるような進路だよ りがあるとよいのではないか。また,施設見学は学 区が広いので,地区ごとに行ってもよいのではな いか。 ・本人・保護者の願いをもとに個別の教育支援計 画を作成し、面談時に確認し,学習指導・生活指 導に生かすことができた。学年会・グループ会等を 通して話し合いを行い,生徒の支援などについて 共通理解をもつことができた。 ・次年度は,卒業学年でもあるので地域の福祉や 行政機関と連携が図れるようになるとよい。 B B B B C C C ・連絡ノートの活用について,生徒のニーズに応じ て作成してきたが,さらに適切な時期に行えるよう にする必要がある。 ・教室環境については,教材の保管場所について きちんと確保できるようにする必要がある。 ・社会参加に必要な情報を生徒や保護者に伝え, さらに意欲的に活動できるような支援をしていく必 要がある。 ・保護者が現在行っている活動などを参考にし,保 護者が必要と思われる情報を提供する。 ・教育課程が異なる生徒のかかわる場を確保し, 学年としての集団意識を高める機会をより多く設 定する必要がある。 生徒の実態や障害の特性,ニーズを 的確に把握し,個別の教育支援計画 及び指導計画の充実に努め,指導・ 支援内容・方法などに関する研修及 び工夫・改善を図る。 3年 一人一人の障害の特性や実態を把握し,各自の ア ニーズを踏まえながら,保護者や関係機関との連 ①②③⑤⑪ 携を基に支援計画指導計画を作成し,活かす。 指導・支援内容について生徒及び保護者,関係諸 機関と共通理解を図り,個別面談・懇談会等での イ ①②③⑤ (1) 共通理解・連絡ノート等を通して,適切な指導・支 援の在り方について確認しながら進める。 学年・グループ,関係機関との間での情報交換を 密に行い,学習への支援体制を整えて,指導内 ウ ①②③④ 容,教材教具などの工夫・改善に努めながら日々 の授業実践に生かす。 生徒が健康で安全な楽しい学校生活 生徒の体調の変化や健康状態を常に注意深く観 を送ることができるように,健康・体力 察し,健康で安全な生活が送れるよう,保健室や ア ①③④⑤ の維持増進に努める。 ケア室との連携を図りながら適切な指導・支援を 行う。 保護者や医療機関と連絡帳や連絡ノート等を通し イ て,連携を図る。 ①②④⑤ (2) 教室や学習室,廊下などの環境整備や安全点検 や自立活動の充実に努め,職員間での情報交換 ウ を行いながら,危険・事故防止のための共通理解 ①②④⑤⑪ を図る。 集団生活を通して,互いの良さを認 思いやりの心や社会参加に必要なルールやマ め合いながら思いやりの心を育むと ア ナーを意識し,力を育むために,学校・学部行事や ②③⑥⑧⑪ ともに,社会参加に必要な力の育成 特別活動を通して個に応じた支援を行う。 とその支援に努める。 進路,福祉関係の情報収集と提供に努めるととも に,学年PTA,地区PTA,地域活動などへの積極 的な参加を促し,支援していく。 B C C C B B B B B (3) C イ ③⑥⑧⑪ 20 C 日々の保護者との連絡帳や医療機関との連絡 ノートの活用により,随時生徒のニーズを確認し, 優先課題を確認しながら,学年会で共通理解を図 り,指導に当たることができた。 ・本人,保護者の願いをもとに個別の教育支援計 画書を作成し,面談時に確認することで,日々の 学習指導,生活指導に生かすことができた。関係 機関との連携に至るまでの事例はなかったが,中 学部卒業学年として,必要に応じて地域の福祉や 行政機関との連携が図れるようになることが必要 である。 ・生徒にかかわることについては,学年やグループ 会以外でも情報交換をし,共通理解を図ることで 職員間での確認ができた。 ・生徒の健康状態や体調の変化を注意深く観察 し,こまめに記録しながら,必要に応じて保護者へ の連絡を行い,連絡ノートを活用して医療者との連 携も図ることができた。 ・生徒が安全に生活できるよう心がけているが,生 徒の目線にたっての環境設定が必要である。 ・修学旅行や文化祭を通して,生徒同士の関わり 合いがさらに増え,生徒同士で話し合う時間を確 保したことで,自主的に話し合いをする姿がみられ るようになってきた。 ・中学部3年として「進路面談」を実施する機会が ないため,進路・福祉関係の情報やニーズについ て保護者の意向を学年で十分に把握することが難 しかった。 ・生徒の実態にあった適切な指導が不足していた と思われる。教科学習も必要であるが,常識として 指導するべきこと,学年として必要なことをどう引き 上げていくかを話し合うことが必要。そのために は,教師個人も生徒の進路について学ばなければ ならない。 各教科の学習において,基礎・基本 的な内容の確実な定着を図る。 (1) Ⅰ 各 教 科 の 指 導 Ⅱ 個々のニーズに応じた進路選択が行 定期的に話し合いの場を設け,本人や保護者の えるよう,適切な進路指導を行う。 ア ニーズを把握したり,情報提供を行うなどして家庭 と連携を図りながら支援を行っていく。 「進路を考える週間」では,幅広い選択肢の中から (2) イ 進路決定を行うことができるよう,多様な例を提示 した上で熟考する機会を設ける。 他人との関わりをもつことができるよう,定期的に ウ 集団での学習機会を設ける。 日常生活を送る上で必要な課題を取 繰り返し課題に取り組むことによって,基礎的な学 り入れ,具体的な学習を十分に積み ア 習内容の定着を図る。 (1) 重ねることで,実生活に生かせる知 課題や実態に合わせて,教材を精選したり,提示 イ の仕方を工夫したりする。 識や技能の習得を図る。 自分の意見を発表したり,人の意見 自分の意見をまとめたり発表したりする機会を多く を聞いたりする経験を通して,よりよ ア 設定し,自己表現する力を伸ばせるように支援す いコミュニケーション方法を身につけ る。 相手の意見をよく聞いたり自分の意見と比較したり (2) るようにする。 することで,相手の話を受容的に聞く力を養う。 イ 生活のリズムを整えながら,健康の 維持・増進を図る。 (1) Ⅲ 進度や理解度を各教科担任同士で定期的に話し ア 合いをもつことで,よりよい指導方法を検討し,日 常の授業に活かす。 各教科において,教科書の内容を十分に達成する イ ため,授業時数の確保に努める。 内容の理解を深めるため,定期的にテスト等を行 い,確認を行う機会を設ける。 ウ 検温,酸素飽和度,脈拍,表情などの健康観察を 十分に行い,体調の維持・管理に努める。また,家 ア 庭や看護職員と情報を共有し,連携を図りながら 適切に対応する。 連絡ノートや医療相談などを活用し,医療機関と の連携を図り,自立活動や日常生活全般において イ 身体機能の維持・増進に努める。 21 ①② C ①② C ①② C ①②③⑥⑧ C ①②③⑥ C ①②⑥ C ①②③ B ①②③ C ①②③⑥ C ①②③⑥ C ④⑤ B C 他学年の教員との話し合いをする機会をもう少し 設けたい。生徒の実態から欠席等により授業が予 定通りにいかないことが多かったので,それに対 応すべくG会も柔軟にもてるような体制を取れるよ うにする。1年生は,能力差があるため一斉に授業 することが難しかった。宿題などで授業の後の補 足を行ったが,自主学習ができるよう支援していく 必要がある。生徒が興味をもち,楽しみながら学習 できるよう教材研究,授業展開をもっと勉強する。 C 道徳など縦割りでの活動ができる機会が貴重で有 効だった。 「進路を考える週間」では,将来の事を見つめる内 容にし,話し合い活動や体験学習を取り入れた。 来年度は時間数も減ってしまうが,ゆとりの時間を 使うなどしてそのような授業を増やしていきたい。 体育では,ハンドサッカー,ワンベースボールやダ ンスなど生徒が楽しんで活動することができた。 B ・教材提示の方法や効果的な授業展開について授 業研究を中心に研究を深める。 ・効果的なT.Tのために,生徒の実態把握や教材 選択について教員間の情報交換を密にする。 C B ①②⑤⑥ C ・成功体験の場を増やし,生徒が自己肯定感を もって自分の素直な感情を発表できる機会を増や す。 ・自分の意見を述べるだけでなく,相手の意見を聞 いてより深く自分と向き合える場を設ける。 ・教員間の共通理解のもと,あらゆる機会を捉えて コミュニケーション力向上を目指す。 ・体調の維持・管理の支援は継続して行う必要が ある。生徒の健康状態に対しての危機意識が,学 校側と家庭や医療機関との間にずれが生じること もあるので、今後も連絡ノートや通院時の様子等 について詳しく伺うことで調整を図っていきたい。 ・連絡ノートや医療相談等で生徒の姿勢や身体の 動き等について具体的にアドバイスをもらい,活動 の改善を図ることができた。 Ⅲ 人とのかかわりや,様々な学習活動 を通して,感情や意思の表出を促 す。 (2) 道徳 生徒一人一人の良さや個性を認め尊 道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行われ 重するとともに,多様な個性を認め, ア ることを理解し,各教科領域で留意すべき事項を おさえて指導する。 (1) それぞれの差異を尊重する態度を育 てる。 生徒を指導するに当たっては一人一人の発達段 イ 階を踏まえ,多面的に深く理解するように配慮す る。 豊な人間性(美しい物や自然に感動 交流教育,地域交流活動,児童生徒会活動等を する心,正義感や公正さを重んじる 通して,社会の一員としての自覚を深めるととも ア 心,生命を大切にし,人権を尊重する に,関わる人々への尊敬と感謝の気持ちを深め る。 (2) 心等)を育てる学習活動を通して,豊 かな心を育む。 多くの豊かな体験を通して,生徒の内面に根ざし イ た道徳性を育成できるよう配慮し,活動場面を設 定する。 集団活動を通して,集団の一員とし グループ活動を行う際には,学級や学年など合併 ての自覚を深め,協力して活動を行 ア するなどして,積極的な集団活動が行われるよう う。 にする。 (1) 生徒の実態に応じて,積極的なコミュニケーション イ を行うことができるよう配慮する。 特別活動 様々な人たちとの交流をとおして,社 会性や豊かな人間性を育む。 (2) 関係機関との連携を深め,根拠に基 づいた指導の充実を図る。 (1) 自立活動 教室内の整理・整頓を心がけ,適切な学習環境を ア 整える。 五感を刺激する活動や運動,音楽を中心に取り組 イ み,快・不快等の表出を促したり,好きな活動を見 つけたりできるようにする。 個々の生徒の実態や興味・関心に合わせた教材・ ウ 教具の工夫に努め,生徒の自発的な活動を促す。 中学部における外部との交流(ボッチャ大会,運動 ア 会,花いっぱい活動等)を行う機会を積極的に設 定する。 生徒の実態に応じて,積極的なコミュニケーション イ を図ることができるよう配慮する。 ④⑤ C ①②⑥ B ①②⑥ C ①②⑥ C C ①②⑥ ①②⑥ C C C ①②③⑥ C ②⑥ B ②⑥ C ②⑧ B ⑥⑧ 「PEDI&ICFチェックリスト」や連絡ノートを活用し ①②③④⑤ ア て,医療関係者(Dr,PT,OT,ST等)と情報交換を行 ⑥ い共通理解を図る。 リハビリ相談,医療相談,小児リハビリテーション イ ネットワーク会議のケース会議等を活用し,関係機 ①②④ 関との連携を図り,情報の共有を行う。 22 C ・週に1時間しか取れないのでなかなか体験的な 活動を取り入れることが難しかった。 ・学習の授業時間の確保も大切だが,道徳などで 体験活動や話し合い活動をすることも大切だと思 うので,ゆとりの時間など必要に応じて,道徳や体 験的な活動を取り入れていきたい。 C ・各種委員会の活動を通して,多学年との交流を 深めることができた。また,各種委員会の生徒たち が仕事を協力したり,分担したりして,仕事への自 覚をもつことができた。さらに生徒が積極的なコ ミュニケーションをとっていけるように環境設定をし ていきたい。 B ・様々な交流を通して,外部団体と触れ合う機会を 設けることができた。交流を通じて,普段の生活か らは体験できない貴重な経験をすることができた。 このような交流を継続して行うことが,生徒たちへ の自信になり,積極的なコミュニケーションにつな がっていくと考える。 C ・学校で行えることは何かを知るために,PEDI&ICF チェックリストの分析や医療者との連絡ノートの活 用を行っていくことが必要である。 ・連絡ノートを活用することで,保護者・医療と共通 理解をはかることができた。今後も継続していきた い。 B C C ・教材の収納場所を確保する工夫が必要。教員は 私物や教材が乱雑にならないように,使用しない 物は片付けるように心がける。 ・次年度担当する教員が実態把握や教材・教具の 工夫をしやすいように今年度の学習内容や自立活 動のメニューを作り,引き継いでいきたい。 ・グループの教員で集まって打ち合わせをしたり教 材を作ったりする時間が取れず,T1の負担が大き い。 ・相手の気持ちになって考える機会を設けたいと思 う。 ・教師側の人的な資源が豊富な特別支援学校で は,生徒とかかわる機会が即道徳教育の機会であ るという認識をもって生徒に接したい。 自立活動 肢体不自由特別支援学校の教職員 としての専門性を高め,指導の充実 (2) を図る。 校内療育相談でのPT,OT,STからの助言等を,長 期個別目標と関連付けながら自立活動や日々の ア 生活に生かし,授業の改善が図れるよう努める。 ①②④⑤⑥ 総合的な学習の時間の指導計画の 各教科と関連付けながら,発達段階に応じた内容 (1) 改善・充実に努める。 ア を精選し指導・計画・授業実践に努める。 ①③ 総合的な学習や探究的な学習,自己 ボッチャ大会や花いっぱい活動を通して,高校生 総合的な ⑥⑧ の生き方を考える学習としての充実 ア や地域の方との交流を深める。 学習の時 間 (2) に努める。 進路を考える週間を設定し,将来の進路について イ 考えるとともに,自己理解を深め,自己実現を目指 ①②③⑦ す態度を養う。 ※評価基準 A:十分達成できている B:達成できている C:概ね達成できている D:不十分である D:できていない B C B B B ・校内医療相談を活用し,日々の学習に取り入れ 支援に繋げることが必要である。 ・相談にあたっては,今後も事前や事後に検討会 を行い,日々の指導改善に役立てられるようにす る。 ・Ⅰ課程の生徒の社会体験の場を増やしていきた い。 ・ボッチャ大会や花いっぱい活動に関しては,今後 も事前準備を徹底して行い,当日に生徒たちも積 極的な交流ができるようにしていく。進路を考える 週間では,三年間の積み重ねを意識して行うこと ができるように,本年度の引き継ぎを行っていく。 高等部〔学年,教科・領域〕 評価項目 具体的目標 (1) 地域社会に目を向けるように福祉 サービス等の利用を拡大し,社会参 加に向けた態度の育成や伸長を図 る。 ア イ 1年 一人一人の個別の課題を重視し,基 礎的基本的な内容の定着を図るため ア (2) の指導方法の改善を進めるととも に,指導の手立てを工夫し,充実させ イ る。 (3) 健康・安全に十分に留意し,自立活 動の充実を図り,体力の維持増進と 身体機能の向上を図る。 ア イ 将来の生活を踏まえ,自立や社会参 加に向けた支援を行い,一人一人の ニーズに合わせた支援の充実を図 る。 重点目標と の関連 ①②③ ④⑤⑥ 具体的方策 ア 生徒,保護者のニ-ズを確認しながら,進路指導 上の課題を明らかにし,その課題を進路体験実 習,作業学習,その他の学習の中で達成できるよ う取り組み方と手立てを考える。 一人一人の実態に即した福祉サービス等の利用 ①②③ を促したり,就労に向けた情報の提供を行ったりす ④⑤⑥ ることにより,適切な進路の想定を導けるよう努め る。 生徒,保護者のニーズや意見を反映させながら, ①②③ 個別の教育支援計画を作成し,個に応じた指導, ④⑤⑥ 手立ての充実を図る。 指導後は適切な反省,評価を行い,より実態に即 ①②③ した指導内容と方法を工夫し,授業の改善に努め ④⑤⑥ る。 一人一人の生徒の健康状態を把握するため,必 要に応じてパルスや,血中酸素飽和濃度,発作な ①②④⑤ どの記録をつけ,健康に対しての意識を高める。 保護者や関係諸機関との連携の基,学校生活に ①②④ おける健康・安全面の問題点を明確にし,体力と ⑤⑦⑧ 身体機能の維持に努める。 生徒,保護者のニーズを確認しながら進路におい て身に付けたい力を明らかにし,指導計画に反映 させ,進路体験実習や作業学習,その他の学習の ①②③④⑤ 中で達成できるよう取り組み方と手立てを考える。 (1) 評価 B B B 生徒の実態に合ったサービスや施設の情報提供 を引き続き行い,適切な進路想定ができるように 支援をしていく。 生徒と保護者が進路について考える機会が増える ように支援していく。また,教員は,引き続き情報 収集に努めるようにする。 B 学年で共通理解を図り,生徒の支援を行うことが できた。今後も,より的確にアセスメントするための 知識と技能の向上に努めていきたい。 B 一人一人の実態や健康面での配慮等について一 覧表を作成し,共通理解のもと,同じ対応ができる ようにしていく。また,個に応じた日々のバイタル チェックの記録を活用していくようにする。 B B B B B B 23 課題及び次年度(学期)への改善 進路体験実習やその他の学習の中で,それぞれ の目標に合わせて学習することで,進路について 具体的に考えられるようになってきた。今後も,生 徒一人一人の卒業後の生活を想定したうえで,課 題を明確にし,解決に向けて具体的な支援を行う 必要がある。 ニーズに合わせた支援の充実を図 る。 (1) 2年 B 一人一人の個別の課題を重視し,基 礎的基本的な内容の定着を図るため (2) の指導方法の改善を進めるととも に,指導の手立てを工夫し,充実させ る。 健康・安全に十分に留意し,自立活 動の充実を図り,体力の維持増進と 身体機能の向上を図るとともに,自 (3) 己肯定感を育み他者を思いやる豊か な心の育成に努める。 卒業後の自立や社会参加に向けて, 課題を解決するために必要な思考 力,判断力,表現力などをはぐくみ, (1) 生徒が主体的に取り組むことができ るように,個に応じた支援を行う。 3年 (2) 校内の各分掌や関係機関と連携を 図りながら,福祉面や医療面におけ る教育的なニーズを把握し,個々に 応じた必要な支援を行う。 学校生活全般における他の人とのか かわりを通して,自己理解を促し,他 の人を思いやる気持ちを育み,豊か (3) な心を育成できるように支援を行う。 生徒一人一人の目標達成に向け,指導内容や方 イ 法について探求し,教員間の共通理解のもとで 日々の授業の充実を図る。 生徒,保護者のニーズや意見を反映させながら, ア 個別の教育支援計画を作成し,個に応じた指導, 手立ての充実を図る。 指導後は適切な反省,評価を行い,より実態に即 イ した指導内容と方法を工夫し,授業の改善に努め る。 保護者や関係諸機関との連携のもと,健康観察や ア 学習時の姿勢の配慮をしたり,運動を取り入れた りして体力と身体機能の維持に努める。 他者とかかわることができる活動や各自が持てる イ 力を発揮できるような学習内容を考え,自己選択, 自己決定できるような場面を設定する。 個々の進路希望に応じた必要な力を明確にし,進 ア 路体験実習や作業学習,その他の教科領域の計 画に反映させ,体験的な学習活動の充実を図る。 個々の目標を達成するために,生徒の学習状況を イ 十分に評価し,状況に応じた適切な支援ができる ように,教員間の共通理解を深める。 チェックリストや日常の観察などを通して一人一人 の実態把握に努め,連絡ノートやケース会議など ア を活用しながら,保護者や外部専門家と連携しQ OLの向上に努める。 保護者との連携を通してニーズの早期発見に努 め,必要に応じてコーディネーターや進路指導主 イ 事などと連携を図り,適切な対応や支援に努め る。 学年と学習グループ間などの連携を深め,それぞ ア れの教員が生徒の実態や障害特性について理解 を深め,個々の生徒の自己表現力を高めるような 支援に努める。 学校生活全般において生徒が主体的に活動でき るように,教員間で指導観や支援方法の共通理解 イ を図る。 24 ①②③④⑤ B ①②③④⑤ B B ①②③④⑤ B ④⑤⑦⑧ B ⑥⑦⑧ ①②③⑤⑪ ①②③⑤⑪ ①②④⑤⑦ ⑧ B B 個々の進路希望に合わせて,生活実習や第Ⅲ期 進路体験に取り組み,目標達成ために実生活に即 した体験学習を充実させることができた。 進路体験実習の前後を中心に,生徒の学習状況 と身に着けたい力について,達成状況を評価して その後の方向性を検討することができた。 B B B B B ①②③④⑥ ⑪ B B ①②③⑥⑪ B 生徒の実態に合わせた指導内容や方法を工夫す る。 学年会ごとに,生徒考察を作成して,共通理 解を図ったが,短時間で共通理解を図るのに有効 であったため,継続していきたい。 骨折を含めて体調面で十分に配慮する必要のあ る生徒が多い。生徒の体調等により,毎日のバイ タルチェックや健康観察を引き続き行う必要があ る。 医療機関との連絡ノート等,今後も連携を密に 取っていきたい。 C ①④⑤⑦⑧ 具体的に考えられるようになってきた。今後も,生 徒一人一人の卒業後の生活を想定したうえで,課 題を明確にし,解決に向けて具体的な支援を行う 必要がある。 進路実現のため進路指導主事に相談をして,地域 の福祉課や福祉施設の職員,相談支援員と連携 を図ることができた。 随時必要に応じて生徒や保護者と進路希望につ いて話し合い,一人一人の実態に合った望ましい 進路先を検討することができた。 医療者との連携については,必要性が低かったた め実施をしなかった。 生徒の実態や障害特性に合わせて,過度なかか わりを控え,個々に必要な表現力を身に着けるこ とができるように,指導方法の共通理解を図ること ができた。 生徒が主体的に判断して,自ら問題を解決して行 動ができるように,学年の職員間で共通理解を図 り,見守りを基本とした指導をすることができた。 一人一人の進路適性を的確に把握 し,個別の進路課題に応じた的確な 進路指導に努める。 (1) 生徒や保護者の希望を尊重し,進路に関する情報 ①②③④ ア 提供をしながら,関係機関との連携を図り,主体的 で実態に応じた進路選択となるように支援する。 教科担当の協力の基,授業時間の確保に努める とともに,基礎学力の一層の向上に努める。 イ Ⅰ 健康・安全に留意し,一人一人の主 体的な活動を大切にしながら,充実 (2) した学校生活が送れるようにする。 自らの生活を楽しめるよう,興味・関 心の幅を広げ,より多くの感情や意 思の表出するための支援の在り方を 工夫する。 (1) ①②③④ 各 教 科 の 指 導 授業内容を振り返ったり,各教科や単元の関連性 ア を持たせたりしながら指導内容の厳選や授業改善 を図る。 基礎的な学力の定着を図るとともに,体験的な学 習を多く取り入れる。 自立や社会参加に必要な知識や態 話し合いや他者とのかかわり,自己決定する場の 度を身につけたり,コミュニケーション ア 設定等の実践的な場面を多く設定したり,繰り返し 等のソーシャルスキルの習得を図っ 学習を行ったりすることで定着を図る。 (2) たりする。 見通しをもち安心して取り組めるよう配慮したり, イ 必要に応じて手話を使ったり身振り手振りをまじえ たりする等実態に応じた支援を工夫する。 生徒のニーズを把握し,保護者や学 年,学部または関係機関と連携や情 報の共有を行いながら指導・支援の (3) 充実を図る。 B C 自分の健康管理に留意し,生活の幅を広げ,豊か な生活が送れるよう支援するとともに,様々な行事 ア ④⑤⑥⑦⑧ や学年の活動への主体的な取り組みを促す。 イ Ⅱ B 目標を具体的に設定し,情報を共有しながら指導・ ア 支援の方法を検討・改善していく。 進路体験実習の情報を学習内容に生かしたり,個 別の指導計画で設定した支援内容に基づき学習 イ 内容を精選したりする。 25 ②③ B C C ② B ③⑤⑥ C C ②③ B ①④ C ③ C C 教員間で情報を共通理解することで,目標を明確 にし,的確な進路指導を行うことができた。今後も 引き続き支援していきたい。基礎学力の向上につ いては,Ⅰ課程の中でも実態の幅があり,年計に 沿った授業を行うことがとても難しい中,教員1人 ひとりが工夫して授業を展開し,定着や向上につ なげることができた。今後はⅠ課程においても,TT の活用や合同学習なども計画していくことで,分か る授業を生徒たちに展開できるよう支援していきた い。 生徒の実態を把握し,横になりながら学習できる 環境設定をすることで,健康に留意しながら学習 に取り組むことができた。今後も引き続き支援して いきたい ・授業改善のためにグループ内の教員間の意見交 換がより求められる。計画的な授業の実施が必 要。(偏らないように) ・各教科や単元の関連性についてグループとして の方向性を明確にする必要性がある。それが授業 改善や指導内容の厳選に繋がる。 ・生徒が意欲的に取り組むためには,興味関心を 持ちやすく楽しみながら学習できる題材選定が第 一である。教員間のアイディア交換が必要。 ・話し合い活動などのコミュニケーションを高める 授業では,より生徒が積極的に話し合いを行える ような題材の工夫や教師が介入する部分等をグ ループ間で明確にし連携を図る。 ・進路体験実習(校外)での評価表をもっと活用し, 学校外の視点で指導内容を選定することも効果的 である。 ・生徒考察の時間を設け,情報の共有を図ったが 不十分なこともあった。情報伝達の仕方や連携を 密に図っていける体制作りが必要である。 ・略案で評価メモを実施するにあたり個々の目標を もっと具体的にしておくと評価しやすく,授業改善 にもつながる。 導 健康の維持・増進に努め,生活のリ ズムや生活習慣の形成を図る。 (1) Ⅲ 道徳 ①⑤ B ①⑤⑥ B ①⑤⑥ B 感覚機能や運動機能を高め,ADLの マッサージ,ストレッチ,運動等を行い,拘縮や変 ア 形の予防に努める。 ①②③④⑤ 維持・向上を図る。 五感を刺激する活動や運動,音楽的な活動などを (2) イ 取り入れ,感覚や身体の活性化を図る。 ①⑤ 好む刺激や不快な刺激など,生徒の実態を捉え, ウ 目的に絞った刺激の提示を心がける。 ①⑤ 豊かな心の育成を目指し,人や物と 生徒一人一人のコミュニケ-ション手段を観察し, ⑥ のかかわりを通して興味関心の幅を ア 生徒の反応を読み取るように努める。 広げ,感情や意思の表出と人や物に 生徒自らの主体性や気づき,「やりたい」と思うよう 主体的にかかわる意欲の伸長を図 な感情や意思の表出を図るため,場の設定や教 イ 材教具の工夫を行い,充分「待つ」姿勢を心がけ ①⑤⑥ る。 (3) る。 友達や教師を意識できるような場の設定,見通し ウ を持って安心して取り組めるような配慮,支援に努 ①⑦ める。 道徳的価値や人間としての在り方・ 「高等学校道徳教育指導資料」茨城県教育委員会 ア 発刊の内容に則った指導を行う。 ⑥ 生き方に関する自覚を深めると共 (1) に,豊かな心を育て,未来に向けて 福祉サービスや社会人としてのマナーを学び,ライ 人生や社会を切り拓いていこうとする イ フプランをイメージできるように支援する。 ①③ 道徳的実践力を高める。 望ましい集団活動を通して,心身の 調和のとれた発達と個性の伸長を図 (1) る。 特別活動 健康観察や健康を維持するための活動(水分補 ア 給,検温,パルス測定等)を行う。 朝の会やトイレ・水分補給など,毎日の生活を規則 イ 正しく行い,生徒自身が生活リズムを意識できるよ うにする。 教師間の情報交換を密に行い,家庭・医療機関と ウ も連携を図り,個々の支援に活かすように努める。 児童生徒会,特別委員会など他学部の児童生徒 との活動や文化祭に向けての学年での話し合い ア 活動を積極的に行えるように支援する。 集団や社会の一員としてよりよい生 高等学校の生徒と交流及び共同学習を行ったり, 活を築こうとする自主的,実践的な態 地域の人々と共に活動する中で,生徒の実態に応 (2) 度を育てる。 ア じた活動を取り入れ,自主的に取り組むことができ るようにする。 人間としての在り方生き方について 生徒の障害の状態や特性,生活経験の程度等を (3) の自覚を深め,自己を生かす能力を ア 考慮し,進路指導や総合的な学習との関連を図り 養う。 ながら指導内容を厳選する。 26 B B B B C 生徒それぞれ表出方法が違う。一人一人の表出 方法について共通理解を図り,情報交換を密にし て一貫した指導が出来るように取り組んでいきた い。 B B グループの職員間だけでなく,填補に入ってくれる 教員にも生徒の実体について共通理解をしていく 必要がある。日頃からの声かけを心掛けたい。ま た,年度当初に行ったグループに入る職員全員で 生徒の共通理解を図ったのは良かった。今後も 行っていけると良い。 教師一人一人が意識して行動することで,もっと生 活リズムを意識した学校生活をすごすことができる と思う。 過度の刺激を提示せず,生徒からの表出を待つこ とや,細かな表出をしっかりと教師が受け止めるこ とで,さらに的確な表出へとつながるのではないか と思う。 指導にあたる教師全員の共通理解のもとに,目的 を絞った刺激の定時は難しかった。 B B C C ・今年度は,生徒の実生活に即した内容を取り上 げて学習してきた。「高等学校道徳教育指導資料」 の内容を取り扱うかは検討が必要である。 B ⑥ B ⑧ B ③ B 生徒間でもっと積極的に活動できるように,職員間 で共通理解をもとに連携を取りながら,行事や専 門委員会などで話し合い活動を行っていくようにす る。 学校間交流全体を通して,準備をグループ別や全 体などで行うことができた。自主的に取り組むこと ができるように,今後も生徒の実態に応じたグルー プ編成や活動内容を取り入れていくようにする。 今後も継続して指導内容を精選し,指導・支援して いくようにする。 自立活動 総合的な 学習の時 間 関係機関との連携を深め,適切で根 「PEDI&ICFチェックリスト」や連絡ノートを活用し 拠ある自立活動や日常生活における ア て,保護者を交えて医療関係者(Dr,PT,OT,ST等) ①②④⑤⑥ 指導の充実を図る。 と情報交換し課題の共有を図る。 (1) 自立活動相談,医療相談,小児リハビリテーション イ ネットワーク会議のケース会議等を活用し,関係機 ①②④ 関との連携を図る。 肢体不自由特別支援学校の教職員 キャリア教育の視点に基づく進路を意識した自立 としての専門性を高め,進路の視点 ア 活動メニューの作成・活用を促進し,授業に生か ①②③④⑤ に基づいた自立活動指導の充実を す。 図る。 校内療育相談でのPT,OT,STからの助言等を自立 (2) 活動や日常生活における指導に生かし,社会参加 イ に向けて,自立活動や授業の改善・充実に努め ①②③④⑤ る。 将来の自立と社会参加を見越し,自 自然体験やボランティア活動などの社会参加,も ら課題を見つけ,学び,考え,主体的 のづくりや生産活動など,将来の自立につながる に判断し,よりよく問題を解決する資 体験的な学習,問題解決的な学習を取り入れる。 ア 質や能力を育てる。 また,交流及び共同学習を積極的に計画し,地域 とのつながりや社会参加を意識した学習を展開し (1) ていく。 グループ学習を中心に個別指導にも配慮する一 方で,地域の人々に協力を得たり地域資源なども イ 積極的に活用した学習が展開できるよう,指導体 制を工夫する。 学び方やものの考え方を身につけ, 生徒の身体の動きの状態や生活経験の程度につ 問題の解決に主体的,創造的に取り ア いて考慮し,指導内容を適切に精選する。 組む態度を育て,自己の在り方や生 人間関係の形成や身体の動き,コミュニケーション (2) き方を肯定的に考えることができるよ に関する内容については,自立活動における指導 うにする。 イ と関連を保つようにし,学習効果を一層高めるよう にする。 ①③⑥⑧ C ・キャリア教育については,学校としての指針が来 年度,形になってくるのでそれに添った目的を,自 立活動の目的と合わせて,卒業後に必要な力を身 につけられるような支援を心がけたい。自立活動 の係りと連携をとりながら,メニューについて考え, 必要に応じて外部専門家や生徒の担当セラピスト と連携を図りながら,卒業後の社会生活を意識し た自立活動を行っていく必要がある。 C C C B B ①③⑥⑧ B ①③⑥⑧ B ①③⑥⑧ B B ※評価基準 A:十分達成できている B:達成できている C:概ね達成できている D:不十分である D:できていない 27 C ・小児リハビリネットワーク会議の活用について は,進路先を想定した課題について関係機関と共 通理解ができる場を設定していきたい。 ・外部専門家活用や連絡ノートについては,卒業 後の生活を踏まえた内容について連携を図ってい く必要がある。積極的に活用できるようにしたい。 B ・交流及び共同学習については,市内県立高等学 校と地域学校新聞を共同制作する授業をとおし て,両校生徒の社会参加を見据えた交流学習が 展開できたので,今後も継続し定着を図る。 ・今後も情報収集に努め,地域とのつながりや社 会参加を意識した学習を計画・実践していく。 ・表現力や意思の伝達に関する指導内容は,自立 活動における指導と関連させて行うことができたの で,今後も継続する。 ・他者に主体的に働きかけようとする態度を育成 することができた。今後も話し合い活動等,学習グ ループを超えて生徒同士がコミュニケーションをと る時間を可能な限り設定する。 訪問教育〔教科・領域〕 評価項目 具体的目標 重点目標と の関連 具体的方策 児童・生徒それぞれの障害の状態や 発達段階に応じて,主体的に自己の 力を可能な限り発揮し,より良く生き ていこうとする力を育てる。 保護者からの聞き取りを十分に行い,ひとりひとり ①②③④⑤ ア の健康状態や実態を良く把握した上で学習活動を ⑥ 行う。 教師とのかかわりの中で,快・不快を含めた自分 ①②③④⑤ 自立活動 (1) イ の意思を表情や身体の動きで表出することができ ⑥ る。 五感を刺激する活動やスキンシップをとおして感 ①②③④⑤ ウ 覚や認知力を高めたり,集団活動をとおして人と ⑥ のかかわりを広げる。 評価基準 A:十分達成できている B:達成できている C:概ね達成できている D:不十分である D:できていない 28 評価 揺れや回転を感じさせるような授業においては,一 人では操作できないハンモック等を使えなかった。 複数の教員が出向いて一緒に授業展開ができる 体制を作っていけたら解消されることだと思う。 B B B 課題及び次年度(学期)への改善 B
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