スウィングミキサーⅡ(旋回機構付プロペラ式水中撹拌気) - JFE

CA 4075
シミュレーション解析例
旋回角速度2.0deg/secの条件でシミュレーション解析をし、底部流速
流速モニター⑨
の検証をしました。その結果、各所における時系列データの波形は
実験-1
実験-2
Velocity Magnitude [m/s]
おおむね一致していることがわかります。このようにシミュレーション
にて、
より最適な水中ミキサーを選定することができます。
槽内の流速モニター配置
①
④
⑥
⑦
!!
NEW
計算結果
JFEスウィングミキサーⅡ
1.0
0.8
0.6
旋回機構付プロペラ式水中撹拌機
0.4
0.2
0.0
0
30
60
90
120
150
180 Flow Time
(sec)
⑨
流速モニター⑪
計算結果
実験-1
実験-2
⑩
③
⑤
⑧
Velocity Magnitude [m/s]
②
⑪
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
0
30
60
90
120
150
注) は旋回開始位置を示す
180 Flow Time
(sec)
出典:旋回機構付プロペラ式水中撹拌装置技術資料ー2005年3月ー 財団法人 下水道新技術推進機構
実稼動設備の槽内混合状態
槽内の撹拌混合状態を確認するため、実稼動状態において活性汚
泥浮遊物質濃度(MLSS)
を測定しました。
水中プロペラ動力 :5.6 kW
内の上段は槽上部、中段は槽中央部、下段は槽底部の測定
撹拌動力
:4 W/m3
値です。
旋回速度
:1.5 deg/sec
結果は下図の通りで、槽内全域において槽底部から槽上部まで、ほ
タンク寸法
:幅 8 m×長 25.5 m×水深 5.1 m
ぼ均一な濃度であり、混合状態が非常に良好であることが解ります。
容量
:944 m3
流入
返送汚泥
2,400
2,300
2,400
2,300
2,400
2,500
2,300
2,300
2,300
2,300
2,200
2,200
2,300
2,300
2,400
2,200
2,200
2,200
2,300
2,300
2,200
2,200
2,300
2,200
流出
2,300
2,300
2,300
単位:mg/褄
上 層
中 層
下 層
出典:旋回機構付プロペラ式水中撹拌装置技術資料ー2005年3月ー 財団法人 下水道新技術推進機構
ここに記載されている内容は、製品についての情報提供を目的としています。必ずしも保証品質として記述していない部分も
含んでいますので、ご注文に際してはご確認ください。また、内容を改訂する場合がありますので、了承ください。
水エンジニアリング事業部 水システム営業部
〒230-8611 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目1番地 TEL : 045-505-7606 FAX : 045-505-7702
http://www.jfe-eng.co.jp
SOLDEC'08.7-1 SOLDEC.A
JFEスウィングミキサーは、下水処理槽の省エネ、台数削減、維持管理性の向上を実現します
はじめに
電気工事との区分
装置の構造
近年、下水処理では窒素、
りんの除去や生物処理の安定化を図るため、嫌気・無酸素、好気法や嫌気・
水中プロペラ及び旋回駆動装置の制御盤
旋回駆動装置
好気活性汚泥法を採用する施設が増えており、省エネ、省メンテナンスの撹拌装置が望まれています。
そこで、JFEでは、撹拌効率が良く軽量な水中ミキサーに独自の旋回機構を付加したJFEスウィングミキサー
を開発し、省エネ、装置台数の削減、維持管理性の向上を実現しました。
モータ電源線
(制御盤へ)
点検架台
(オプション)
旋回駆動用
電動機
を機器付属としたことにより、電気設備工事
の機器制御盤は不要となり、設備工事費を
低減できます。
点検位置
減速機
制御盤
また、JFEスウィングミキサーⅡは、水中プロペラ及 び旋回駆動装置の制御盤を機器付属としました。
旋回駆動装置
これにより、電気設備工事の機 器 制 御 盤は不 要となり、設 備 工 事 費を低 減しました。
M
水中ミキサー
特 長
M
1
2
3
4
5
省エネルギー
必要台数の削減
高い汚泥沈降防止能力
維持管理性の向上
ブリッジ不要
旋回支柱
動力投入密度が1∼4W/m 3程度で済み、従来機種に比較して動力が50%以上
削減できます。
端子
制御盤 制
御
主軸
旋回
・運転
・停止
ケーシング
水中ミキサー
・故障一括
・水中ミキサー運転
・旋回駆動装置運転
入力信号
ガイドリング
槽底部の水中ミキサーを旋回させることにより、槽底部をまんべんなく撹拌し、
汚泥の沈降を防止します。
φ3×200/400V
出力信号
駆動部断面構造図
対応可能な槽縦横比が4程度にでき、従来機種に比較して約半分の台数で
対応できます。
※機械設備工事必携(日本下水道事業団編)
第217条電気設備工事との取合い(b)パターンに対応
水中プロペラ本体は軽量であり、吊り上げ点検が容易です。
吊り上げ装置も軽量で脱着が可能な方式です。また、旋回駆動部は槽上部に
あり、常時点検できます。
槽の側壁部に設置するため、オープンな反応槽に設置する場合も、維持管理
用ブリッジは不要です。
動
力
プロペラ
水中ミキサー断面構造図
仕 様
従来機種(固定型)
スウィングミキサー(旋回型)
型番
通常の固定型水中ミキサーでは、対応する槽の縦横比
水中ミキサーを旋回させると、対応可能な槽の縦横比が、
が2∼3に限られ、それ以 上の場 合は複 数 台 必 要です。
固定した場合の2倍にできるので、長水路でも1台でOK
なおかつ、槽 底 部には撹 拌されないデッドスペースが発
です。また、旋回によりまんべんなく槽底部にミキサーの
生します。
撹拌力が直接作用するので、デッドスペースはできません。
1
2
3
4
5
6
電動機(kW)
50Hz
60Hz
1.5
2.5
4.0
5.5
7.5
10.0
1.5
2.5
4.0
5.5
7.5
11.2
槽容量 ※
約300m3まで
約600m3まで
約1,000m3まで
約1,350m3まで
約1,850m3まで
約2,500m3まで
点検架台寸法(mm)
L1
L2
1675
1725
1000
1050
1200
1200
1300
1300
1875
3175
W1
W2
2550
700
点検架台(オプション)参考寸法
L1
250
L2
425
(開口)
2850
1000
※槽形状に対し、
コンピュータシミュレーションにて最適選定をいたしますので、
お問い合わせください。
部品名
プ
ロ
ペ
水
中
シ
ャ
フ
ミキサー
ガ イ ド リ ン
旋
回
支
吊
り
上
げ
装
上
部
駆
動
ラ
ト
グ
柱
置
部
標準材質
SUS316 相当
SUS420J1 相当
SUS304 相当
SUS304
SUS304( 脱 着 式 )
SUS304他
W1 W2
(開口)
※平面図