輸液用電解質液(維持液10%糖加) イーエル

210.0
* D 0 0 9 9 6 0 6 *
表
天
2005年4月作成
貯
法:室温保存
使用期限:外箱、ラベルに表示
日本標準商品分類番号
輸液用電解質液(維持液1
0%糖加)
873319
イーエル
処方せん医薬品注)
承認番号
(55AM)
460
薬価収載
1990年7月
販売開始
1990年7月
D0
0
99
60
6
注)注意−医師等の処方せんにより使用すること
口摂取不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維
【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
持、エネルギーの補給に維持液として用いる。
1.乳酸血症の患者[乳酸を含む本剤により乳酸血症
を悪化させるおそれがある。]
2.高カリウム血症、乏尿、アジソン病、重症熱傷、
【用法及び用量】
通常成人、1回5
00∼10
, 00mL を点滴静注する。投与速度
高窒素血症のある患者[腎からのカリウム排泄障
は、通常成人ブドウ糖として1時間あたり05
. g/kg 体重以
害のため症状を悪化させるおそれがある。]
下とする。 なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
3.高リン血症、低カルシウム血症、副甲状腺機能低
下症の患者[本剤の電解質組成により高リン血症、
低カルシウム血症を悪化させるおそれがある。]
【使用上の注意】
1.慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
A高カリウム血症を伴わない腎不全のある患者[ナト
【組成・性状】
リウム負荷によるカリウム排泄の阻害により腎不全
1.
組成
症状を悪化させるおそれがある。
]
B心不全のある患者[循環血液量の増加により心負荷
本剤は下記の成分を含有する。
297.0
成
分
増大のおそれがある。]
1袋(5
0
0mL)中
C重篤な肝障害のある患者[乳酸代謝能の低下により
塩化ナトリウム
05
.8
5g
塩化カリウム
07
. 45g
リン酸二カリウム
05
.8
0g
D閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水
リン酸二水素カリウム
01
. 10g
排泄障害により原病の症状を悪化させるおそれがあ
乳酸ナトリウム
11
.2
0g
ブドウ糖
高乳酸血症を起こすおそれがある。
]
る。]
5
00
. 00g
添加物
1袋(5
0
0mL)中
氷酢酸(pH 調節剤)
E糖尿病の患者[高血糖を起こすおそれがある。
]
2.副作用
副 作 用 調 査 総 症 例19
, 67例 中、副 作 用 発 現 症 例 数2
6例
適量
(13
. %)、副作用発現件数31件(16
. %)であった。副作
熱量:20
0kcal
用は血管痛09
. %、静脈炎06
. %等であった。
電解質濃度(mEq/L)
(3年間の副作用頻度報告終了時:1
9
8
3年1
2月)
Na+
K+
Cl−
Lactate−
Phosphate
4
0
3
5
4
0
2
0
8
(mmol/L)
その他の副作用
頻度不明
大量・急速
投与
2.
製剤の性状
本剤は無色澄明の水性注射液である。
pH
浸透圧比
40
. ∼60
.
約3
01
. ∼5%未満
脳浮腫、肺水腫、末lの
浮腫、水中毒、高カリウ
ム血症
血管痛、静脈炎
3.高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量す
るなど注意すること。
4.妊婦、産婦、授乳婦等への投与
3.
製剤的事項
本剤に使用のバッグの規格は次のとおりである。
A妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上
プラスチックバッグ全満容量
の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ
約7
3
0mL(製品容量:5
00mL)
投与すること。
[妊娠中の投与に関する安全性は確立
イーエル
10% EL‐3号
(7
5cm の落差で薬液を注入した時)
していない。]
B授乳中の婦人には投与しないことが望ましいが、や
【効能又は効果】
むを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。
本剤はマグネシウムを含まない電解質・糖液であり、経
[授乳中の投与に関する安全性は確立していない。
]
1
品
名 10%EL-3 号
本コード
仮コード
制作日
H17.01.12
校
1928C1012255
3校
作業者印
坂
本
MC
C
AC
色
スミ
アカ
トラップ
(
)
角度
調
ddp00
APP.TB
210.0
裏
天
【主要文献】
5.
小児等への投与
他:基礎と臨床,1
2,2
8
6
9,1
9
7
8
小児等に対する安全性は確立していない。
[使用経験が
1)松本八州人
ない。]
2)Talbot, N. B., et al. : New Engl. J. Med.,2
5
2,8
5
6,1
9
5
5
6.
適用上の注意
3)Talbot, N. B., et al. : New Engl. J. Med.,2
5
2,8
9
8,1
9
5
5
1投与前
4)Talbot, N. B., et al. : Metabolism, 9,8
9
7,1
9
6
0
1)完全に澄明でないものは使用しないこと。
5)Smith, H. L., et al. : J. Pediatrics,5
8,1,1
9
6
1
2)開封後は速やかに使用し、残液は決して使用しな
【文献請求先】
いこと。
2調製時
味の素ファルマ株式会社
カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウム
学術研修部
を含む製剤と配合しないこと。
〒104
‐8
31
5 東京都中央区京橋一丁目15番1号
3投与時
本剤を投与する場合は患者の尿量が1日5
0
0mL 又は
1時間あたり20mL 以上あることが望ましい。
1)
【臨床成績】
イーエル
腹部外科疾患患者に10% EL ‐3号及びハルトマン D を
各々10
, 00mL/日、手術当日より、術後1∼9日迄投与し
た場合、術前及び術後3日の比較検討において、血液一
般所見、血清電解質、血糖、肝機能、血清蛋白、尿所見
など、ほぼ有意差なく安定な値が得られた。
2∼5)
【薬効薬理】
1.
水分・電解質の異常をきたすことなく体液バランスを
維持する。
2.
代謝性アシドーシスを改善する。
3.
代謝性アルカローシスを改善する。
4.
体蛋白の異化やケトーシスを防止する(体蛋白質節約
297.0
作用)。
【取扱い上の注意】
1.
通気針は不要。
2.
薬液の漏出、あるいは外袋中に水滴が認められるもの
は使用しないこと。
3.
ゴム栓を保護しているシールが、はがれているときは
使用しないこと。
4.
注射針をゴム栓の○印部(凹部)にまっすぐ刺すこと。
斜めに刺すと注射針が容器を貫通し、液漏れの原因と
なることがある。
5.
容器の目盛りは目安として使用すること。
6.
本製品は、連結管(U 字管)を用いたタンデム方式によ
る投与はできないので、2バッグを同時又は連続して
投与する場合は、Y 型タイプの輸液セットを使用するこ
と。
【包装】
* D 0 0 9 9 6 0 6 *
5
00mL×2
0袋(プラスチックバッグ)
2
製造販売
発売
味の素株式会社
味の素ファルマ 株式会社
東京都中央区京橋一丁目15番1号
東京都中央区京橋一丁目5番8号
品
名 10%EL-3 号
本コード
仮コード
制作日
H17.01.12
校
1928C1012255
3校
作業者印
坂
本
MC
C
AC
色
スミ
トラップ
(
)
角度
調
ddp00
APP.TB