移行説明書 - HULFT.com

移行説明書
当説明書では、既にご使用になっている「HULFT for K」を Ver.1.0.X または Ver.1.1.X か
ら Ver.1.1.2 に移行するための手順、注意事項を説明しています。現在ご使用の HULFT の
バージョンにより移行手順が異なりますので、ご使用の HULFT のバージョンをご確認の上、
作業を行ってください。
また、当作業を行う前には、予め HULFT for K Ver.1.1.2 の「リビジョンアップのお知らせ」
をお読みください。
移行作業を行う前に下記の事項を確認してください。
1.ASP/E92 以降のOSが正しくインストールされている事
2.HULFTファイルライブラリ名(初期値 HULFLIB )
3.HULFT実行ライブラリ名(初期値 HULOLIB )
4.HULFT実行ライブラリ内のユーザプログラムの有無
リビジョンアップ作業
※各コマンドの詳細は「ASP システムコマンド集」を参照してください。
1.(HULFT が起動中であれば) HULFT を停止する。
CALL
HULSTOP
2.バックアップ用の MO を用意し、本体にセットする。
3.従来バージョンの「HULFT ファイルライブラリ」
、「HULFT 実行ライブラリ」のバックア
ップを行う。
例)SAVLIB LIB-HULFLIB/HULOLIB,TODEV-MO
注意)
HULFT 実行ライブラリ(初期値 HULOLIB)にユーザプログラムが
格納されている場合は、以降の作業でユーザプログラムが削除さ
れる可能性がありますので、必ずバックアップを作成してくださ
い。
4.バックアップ用 MO を取り出し、リビジョンアップ用 MO をセットする。
5.リビジョンアップ用 MO から HULVLIB ライブラリを復元する。
例)RSTLIB LIB-HULVLIB,TOLIB-HULVLIB,DEV-MO,REPLACE-@CRT
移行説明書
6.使用バージョンに対応したプログラムを実行する。
①バージョン 1.0.X からのリビジョンアップの場合
CALL HLR10X.HULVLIB,(HULFLIB-‘HULFLIB’,HULOLIB-‘HULOLIB’,
INSFLIB-‘INSFLIB’,INSOLIB-‘INSOLIB’,
MO-‘MO’)
[ パラメタの説明 ]
HULFLIB : HULFT ファイルライブラリ(省略時:HULFLIB)
HULOLIB : HULFT 実行ライブラリ(省略時:HULOLIB)
INSFLIB : リビジョンアップ用ワークライブラリ(省略時:INSFLIB)
INSOLIB : リビジョンアップ用ワークライブラリ(省略時:INSOLIB)
MO
: MO 装置名(省略時:MO)
[ プログラムの説明 ]
パラメタを与えずに起動した場合、MO から INSFLIB および INSOLIB を復
元し、HULFLIB および HULOLIB を最新バージョンに更新します。
※INSFLIB および INSOLIB が既に存在する場合はエラーになりますのでパ
ラメタの INSFLIB および INSOLIB に別のライブラリを指定してください。
②バージョン 1.1.X からのリビジョンアップの場合
CALL HLR11X.HULVLIB,(HULFLIB-‘HULFLIB’,HULOLIB-‘HULOLIB’,
INSFLIB-‘INSFLIB’,INSOLIB-‘INSOLIB’,
MO-‘MO’)
[ パラメタの説明 ]
HULFLIB : HULFT ファイルライブラリ(省略時:HULFLIB)
HULOLIB : HULFT 実行ライブラリ(省略時:HULOLIB)
INSFLIB : リビジョンアップ用ワークライブラリ(省略時:INSFLIB)
INSOLIB : リビジョンアップ用ワークライブラリ(省略時:INSOLIB)
MO
: MO 装置名(省略時:MO)
[ プログラムの説明 ]
パラメタを与えずに起動した場合、MO から INSFLIB および INSOLIB を復
元し、HULFLIB および HULOLIB を最新バージョンに更新します。
※INSFLIB および INSOLIB が既に存在する場合はエラーになりますのでパ
ラメタの INSFLIB および INSOLIB に別のライブラリを指定してください。
移行説明書
注意)HULFLIB に初期値以外のライブラリを指定した場合に次のようなエラーが
出力される事があります。
(初期値以外のインストールは推奨されていません)
016 JB1 : CALL HLR10X.HULVLIB,(HULFLIB-'HULFLIB1')
017
■□■□■□■□■□■□■□■□■ <UC│JOB│HULJOBD.HULFT>
018
□ HLR10X 異常終了 ! □ <UC│JOB│HULJOBD.HULFT>
019
■□■□■□■□■□■□■□■□■ <UC│JOB│HULJOBD.HULFT>
020
ABEND POINT =HLREQFL2,+0000000520,HULFLIB <UC│JOB│HULJOBD.HULFT>
021 JB1 ライブラリが存在しない,又は処理対象外のライブラリである
JB1 :
SA000168 JB1(XUCL.HULFT)
STCH
上記のエラーが出力された場合には、以下の作業を手動で行ってください。
① 論理ファイルのファイル定義体(HLREQFL2 等)の関連物理ファイル名の
ライブラリ名を HULFLIB から指定したファイルライブラリの名称に修正。
② 当該論理ファイルの登録(CRTLF コマンド、または FDG による論理ファ
イルの登録)
。
7.退避しておいたユーザプログラムを復元する。
以上で移行作業は完了です。正しく移行されたことを確認してください。
2005 年 1 月 (株)セゾン情報システムズ