夢トーク「まち自慢。ええとこ探しとみんなの夢」 〈 林田中学校区 〉 ● 開催日時 平成17年9月4日(日) 午後2時~3時30分 ● 開催場所 林田 敬業館 ● 参加者 校区市民 73名 ● 開催内容 ① 市長挨拶 ② 地域夢プランの説明 ③ 意見交換 ● 地域夢プランの説明や意見交換の要旨 【参加者】 それでは、地域夢プランの全体概要について説明いたします。 まず始めに、林田という地域の紹介ですが、古代から日本海側と山陽を結ぶ道として旧因幡街道があり ますが、林田はその街道を通って人の交流や物流をいろいろやっていた町なのです。それから、歴史的に も文化的にも非常に重要な遺産がたくさんあります。一万石の城下町で、敬業館、三木家の大庄屋をはじ め多くの歴史的文化遺産に囲まれています。現在、私たちが生活しているところに、こういう文化的な遺 産や歴史の古いものがあるということに驚いています。 今回、この地域夢プランで、林田の地域資源を地域の内外に情報発信するためにも、「温泉と旧因幡街 道のあるまち 林田」をキャッチフレーズにして広げていきたい、成功させたいと思っています。 【参加者】 伊勢地区は、皆様ご承知のとおり南北に細長く、清流・大津茂川の源を有します山紫水明の農村地域で ございます。また、自然ゾーンの「伊勢自然の郷ビオトープ」も開設してもらっております。伊勢地区は 小さくて、所帯数はわずか320程度、人口も1200人足らずということですが、田園の風景は豊かで、 農業振興地域として水稲栽培や菊作りが盛んであり、野菜づくりも熱心に行われている地域です。 【参加者】 林田中学校区の地域夢プランは、公設民営施設として平成19年3月に完成する林田交流センターを地 元で管理運営していく環境づくりのために活用させていただきたいと考えております。つまり、祖先から 受け継いできた歴史的・文化的資源の活用と、新たな温浴施設の活用の両方を取り入れた新しい地域づく りをしていきたいと思っております。 現在、交流センターの管理運営準備組織として、温泉事業部、飲食事業部、物販事業部、交流事業部、 総務部の五つの組織を作り、自治会、婦人会、老人会、ボランティアグループなど約50人体制でワーキ ングチームを作り準備を進めております。 今後、準備に関わる人を増やして、地域の人々の知恵と情熱を集めて事業を必ず成功させ、林田がかつ ての繁栄を取り戻し21世紀も活力を失わないように、いまのうちに種を蒔いて大きく育てていきたいと 思っております。そのためには、林田交流センターの情報を町外にも発信し、多くの方々に知っていただ く必要があります。そこで、この地域夢プランを活用させていただき、PR用の看板やパンフレットの作 成を行い、事業の成功につなげていきたいと考えております。 1 【参加者】 飲食部門では、地産地消で進めることを主に考えております。それで、素麺も地元の産物ですので、素 麺も取り入れて、可能であれば小麦をたくさん作って、小麦を綺麗に精製しないで皮付きのうどんを作っ てみたらどうかという話も出ております。それには農家の皆さんの協力も必要であり、問題もありますけ れども、一度やってみようという話も出ております。それから、蕎麦も欲張って作ってみようではないか という話も出ております。野菜を中心としたメニューを薬膳と称し、「今日の薬膳はこういうことに効く んだ。」ということをPRしながら考えていきたいと思います。年間を通じて提供するということは大変 に難しいので、物販事業部の方とか、近隣の農家の方にもお願いし、いろいろな計画を持って進めていき たいと思っております。 【姫路市長】 いよいよ施設がスタートしますが、いろいろな知恵を出して成功させなければいけない。そのためには、 宣伝や情報発信が重要であろうと思いますので、マスコミを活用してのPRなどいろいろな方法をお考え いただきたいと思います。いずれにしても、この施設の一番大きな消費者は地域の皆さんです。それは、 生涯現役と関わって、高齢者の皆さんが役割を担い、生活を楽しみ、健康を維持するという生き甲斐につ ながる施設として活用できる。それから、いま説明がありましたように、地産地消のセンターになり得る。 それからご近所の集まるコミュニティーセンターにもなり得るということがあります。 それから地域夢プランでは、いろいろな資源があるということで、林田では散歩道がいっぱい作れると 思います。地域資源をうまく使ったまちづくり案を作っていただいて、来年は、皆でそれを実践に移して いただくということでお願いしたいと思います。 【中学生】 私たちの林田中学校は、一昨年、北校舎の大規模改修が終わりました。おかげさまで綺麗な環境で生活 し、学習することができて嬉しく思っています。また、今年は体育館の大規模改修が予定されています。 一時的に体育館での授業や部活動、生徒会活動ができないという不便さはありますが、綺麗になった体育 館で私たち三年生は巣立っていくことができます。今後もプールの改修や教室の数を増やすなど、林田中 学校の施設や設備を良いものにしてください。 次は質問です。私たちは毎日いろいろな体験や経験、学習をして成長していると思います。市長さん は、毎日の生活の中で、中学校時代の経験や学習など中学校時代にされたことが役立っているなと思われ ることがあれば教えてください。そして、私たち中学生が、中学校時代にこれだけはやっておいた方がよ い、やっておくべきだということがあれば教えてください。 【姫路市長】 まず、学校の施設整備については、今後とも頑張っていきたいと考えております。それから、中学時 代の経験ですが、やはり中学時代に体を鍛えておくということが大事だと思います。もう一つは、いまは インターネットなどで多くの情報が簡単に手に入りますが、やはり本を読んでおくことが大事です。何故 かと言いますと、我々は自分の人生しか歩めないけれど、本を読むことで何人分かの人生を疑似体験する ことができます。たとえば、アフリカや南極大陸を探検した人の本を読むと、探検が非常にロマンいっぱ いに見えてくる。ところが、実は勉強したり研究したりすることも探検なのですよ。 2 【参加者】 ご存知のように、林田の消防出張所には救急車が配置されていません。今後、安富町と合併すること になりますし、温浴施設もできて多くの方に来ていただくことになります。これを機会に、ぜひ救急車を 林田町に配置していただきたいというのが今日のお願いです。 【姫路市局長】 来年3月27日に安富町も含めて四町と合併します。いまは飾西の方から救急車が来ていると思いま すが、林田・伊勢地区、安富地区を含めた地域での救急体制の充実に向け、いま調整しているところでご ざいます。移転場所につきましては、出動距離や出動時間などの基準を踏まえながら調整しております。 先程申し上げましたように、消防車両と救急車両を配備して、救急・消防サービスを充実するように考え ておりますので、いましばらくお待ちいただければと思います。 3
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