ICAM 日中メンテナンスの架け橋 第4号 2013年 1月23日 IMVは1957年の設立以来、国内を中心に振動の試験・計測・解析の分野において事業を展開してま いりました。国際先進メンテナンス技術センター（ICAM）に参加させていただき、中国を始め海外 への販売の足がかりを得ることができればと期待しております。 日中先進設備メンテナンス技術展報告・IMV株式会社の紹介 第一回日中先進設備メンテナンス技術展報告 先進設備メンテナンスをコンセプトとし、風力発電の設備 診断システムF-Logger並びにカードバイブロNeoを展示致し ました。 (ア) 風力発電設備診断システム イメージを持っていただきやすく、集客効果を期待し 風車の模型を製作しました。期待以上の集客効果で、常 に人だかりができるほど注目が集まりました。 風車診断の説明を受ける来場者 風力発電設備診断システム本体 風車模型 風車診断ソフトに集まる来場者 (イ) 高機能ポータブル振動計 カードバイブロNeo カードバイブロシリーズの メイン商品です。卓上扇風機 のモーターを面白そうに測定 されておられた方が数多く見 受けられました。 今回の展示会では弊社の最新技術と商品を説明する機会と して有意義なものであったと考えております。期間中は展示 物以外に地震計や振動コンサルタントサービスに関するご質 問・ご相談のほか、中国での代理店を希望される商社が数社 ありました。更に、風車のメンテナンスについてのお問い合 わせがアメリカ・欧州の会社からあり、熱心に情報を得よう とされる来場者の多さに驚かされました。 一方、同じ会場で中国メーカーの振動計が数社展示してお り実機に触れられる貴重な機会となりました。技術レベルの 高い製品も見受けられ、競争の厳しさを改めて認識すると共 にその種類の多さから市場の大きさも想像できました。 会社案内 IMVの主な事業は次の3つに分類されます。 1. 振動シミュレーションシステム 製品が受ける振動環境を忠実に再 現し、その信頼性や耐久性を評価す る為の試験装置です。導電型振動試 験装置を中心に製品展開を行ってお り、リアルな振動を発生できるため 自動車・エレクトロニクス業界を始 め、様々な業界で振動に対する信頼 性試験にご使用いただいておりま す。 2. メジャリングシステム ポータブル振動計から振動 監視・解析装置と地震計を中 心に主に機械のコンディショ ンモニタリングを目的とした 機器を製造・販売しておりま す。 3. テスト＆ソリューションサービス 振動・衝撃専門受託試験場としては最大規模となる大 阪・神奈川・名古屋の3か所にテストラボを展開してお ります。また、振動を中心に様々な課題に対して計測・ 解析から処置に至るまで対応するソリューションサービ スも好評です。 【拠点】 国内は、東京、神奈川、名古屋、大阪に、海外はタイ、イ ギリス、ドイツに拠点を置き、グローバルな展開を行ってい ます。 商品紹介 1. 高機能ポータブル振動計 カードバイブロシリーズ 2001年の発売以来、国内外で評価をいただいている高 機能・低価格なポータブル振動計です。測定器本体に PDA専用ソフトウエアをインストールしたユニークな商 品で、従来の相当製品の約半額の価格を実現する一方、 手軽にできるだけたくさんのデータが測定できる機能を 充実しております。第一回日中先進設備メンテナンス技 術展での展示においても次々に手にとっていただき、中 国での手応えを実感致しました。 また、本シリーズに2012年11月に「カードバイブロ AIR2」という新商品が加わりました。WiFi通信で振動 ピックアップの波形をAndroid端末に送るユニークな商 品です。これにより、従来からお客様の潜在的ニーズで あった無線計測が実現し、振動計測の使用範囲が広がり ます。更に改良を加えながら日本ならではのアイデア商 品として認知され、広く世界でご使用いただけるよう努 力してまいります。 増強から品質向上に指向が変化 しつつあるASEANで、設備の状 態 管 理 に 利用 さ れる 振 動計 の ニーズも高まりつつあります。 従来の商品は中国・台湾製の低 価格の製品と比較すると数倍の 価格差がありました。本商品は 性能上妥協することなく、機能 性・操作性の良さと価格競争力 を備え、海外への販売にも力を 入れたい商品です。 スマートバイブロ これらの商品のほか、日本発のユニークな商品提案でブラ ンドの認知度を高め、広く販売していけるよう目下活動中で す。 カードバイブロNeo 2. カードバイブロAir2 ポータブル振動計 スマートバイブロシリーズ 弊社のポータブル振動計は20年以上販売を継続してい るものが大半でした。それらを2012年9月に一新し後継 機として発売開始したのがスマートバイブロです。生産 最後に 弊社では計測器の積極的な海外展開はこれからという状況 の中、国際先進メンテナンス技術センターで企画された展示 会の取り組みを通じて、来場者から様々な情報を得る事がで きた事はもとより、関係各位との繋がりを深めていただけた 事を感謝致します。 以上 ICAM事務局よりご報告 12月にICAMの第1回理事会および第1回通常総会が開催されました。理事・会員参加のもと、滞りなく審議が行われました ので、審議事項およびその結果をご報告いたします。 —————————————————————————————————————————————————————————————————————————————————————— [平成24年度国際先進メンテナンス技術センター第1回理事会] 開催日時：平成24年12月20日（木）11:00～12:00 開催会場：日本保全学会会議室（台東区池之端2-7-17井門池之端ビル10階） 議事次第 審議事項 1)平成23年度事業報告（案） 2)平成23年度収支決算報告（案） 3)監査結果 4)平成24年度事業計画（案） 5)平成24年度収支予算（案） 6)第1回国際先進メンテナンス技術センター総会議事次第 報告事項 会員状況 審議事項は全て承認された。 —————————————————————————————————————————————————————————————————————————————————————— [平成24年度国際先進メンテナンス技術センター第1回通常総会] 開催日時：平成24年12月27日（木）11:00～11:40 開催会場：日本保全学会会議室（台東区池之端2-7-17井門池之端ビル10階） 議事次第 審 議 1)議長の選任 2)議事録署名人の選任 3)第1号議案 平成23年度事業報告及び収支決算報告 4)監査報告 5)第2号議案 平成24年度事業計画及び収支予算 6)その他 審議事項は全て承認された。 国際先進メンテナンス技術センター International Center of Advanced Maintenance (ICAM) 東京都台東区池之端2-7-17 井門池之端ビル10F URL：www.icam.or.jp Tel：03-5814-5350 Fax：03-3827-0682 E-Mail：[email protected]
© Copyright 2024 ExpyDoc
