第46期 事業報告書 - 中央化学

■ 会社概要(平成17年12月31日現在)
商 号
中央化学株式会社
設 立 年 月 日
昭和36年1月30日
(創業 昭和32年)
資 本 金
57億1,275万円
決 算 期
12月 31日
従 業 員 数
役
3,213名(連結)
(単独1,411名)
員(平成18年3月30日現在)
ネットワーク(平成17年12月31日現在)
●国内生産拠点
北陸工場
奈良工場
岡山工場
九州工場
北海道工場
東北工場
シー・エフ・ケイ(株)
代表取締役会長
渡辺 浩二
代表取締役社長
渡辺 信
騎西工場
専 務 取 締 役
若松 宏幸
本社工場
常 務 取 締 役
田中 俊雄
山梨工場・山梨第一事業所
常 務 取 締 役
後藤 昭治
山梨工場・山梨第二事業所
取 締 役
石原 隆彌
取 締 役
永田 修
取 締 役
塚越 通永
北京雁栖中央化学有限公司
取 締 役
中村 和弘
無錫中央化学有限公司
取 締 役
山本 悦夫
上海中央化学有限公司
取 締 役
高井 俊之
重慶中央化学有限公司
取 締 役
青木 俊夫
東莞中央化学有限公司
取 締 役
寺内 正明
取 締 役
傳 文明
常 勤 監 査 役
城田 日出夫
INDIANA PLANT
常 勤 監 査 役
依藤 雅俊
CALIFORNIA PLANT
常 勤 監 査 役
長石 洋
関東工場
●アジア生産拠点
第
46期 事 業 報 告 書
平 成 17年 1月1日∼平 成 1 7 年 1 2月3 1日
海城中央化学有限公司
●北米生産拠点
C&M FINE PACK, INC.
中央化学株式会社
● ごあいさつ
売上高(連結)
(百万円)
100,000
80,000
84,405 82,124 80,700
82,965
78,404
89,305
営業の概況
40,000
20,000
0
平成12年
12月
第41期
平成13年
12月
第42期
平成14年
12月
第43期
平成15年
12月
第44期
平成16年
12月
第45期
(百万円)
3,523
3,000
2,504
2,031
2,000
ますますご清祥のこととお喜び
格の高騰などの不安材料はあるものの、企業収益の改善に
増加し、民間需要中心の緩やかな回復を続けると見込ま
申し上げます。
よる設備投資の増加や雇用情勢の改善に加え、年後半以降
れております。このような環境の中、当社は成長の続く
はIT関連の在庫調整が一段落し、輸出も持ち直しに転じる
中食市場でのシェア拡大等による収益拡大を図るととも
り、厚く御礼申し上げます。当
等、景気は踊り場を脱却し緩やかな回復を続けております。
に、引き続き生産性の向上、物流経費の削減等を推進し
社、第46期が終了しましたので、
当社はこのような状況の中、原油価格高騰による原材料
0
-1,000
平成12年
12月
第41期
平成13年
12月
第42期
△1,104
△916
平成14年
12月
第43期
平成15年
12月
第44期
その他
239(0.3%)
一方米国経済は、景気拡大は底堅く、生産拡大や在庫
資の堅調な増加等により、自律的な景気拡大が続くと見
代表取締役社長
る原材料価格のアップを吸収す
積み増しの好循環が続いており、相次ぐ大型ハリケーン
込まれております。このような環境の中、米国子法人等
渡辺 信
べく、不採算製品の販売抑制や
による一時的な下ぶれはあったものの安定成長が続いて
は、インディアナ工場の第1期の増設工事が完了し稼動
を開始することにより、収益の向上を見込んでおります。
高が89,305百万円(前期比7.6%増)、経常利益2,504百
中国経済は、投資抑制策の効果により成長率は今期を
万円(前期比107.2%増)と増収増益となりました。当期
状況の中、米国子法人等は旺盛な個人消費に支えられ売
やや下回ると予想されるものの、設備投資と輸出及び個
(百万円)
純利益については、財務体質健全化のため固定資産減損会計
上高の伸長率は約20%と順調に推移しましたが、大型ハ
人消費を牽引役として、引き続き高成長を維持すると見
を早期適用し、特別損失に3,304百万円を計上したこと等
リケーンの影響や原油価格高騰による輸送費のアップ及
込まれております。このような環境の中、中国子法人等
により、2,892百万円の純損失(前期は純利益483百万円)
び材料価格の追加値上げの影響も大きく受けました。
は、旺盛な個人消費を背景にさらに市場創出に注力し、
合計
89,305
中国経済は、設備投資を中心とした内需の堅調を背景に、
となりました。
(百万円)
日本
69,785(78.1%)
中国・ヨーロッパ
5,234(5.9%)
れるものの、企業収益の底堅い伸びを背景とする設備投
油高にもかかわらず、底堅く推移しました。このような
汎用食品容器
42,023(47.0%)
地域別売上高(連結)平成17年12月期
合理化等を進めてまいりました。
おります。また、個人消費も前年後半からの利上げや原
合計
89,305
製品合計
74,226
(83.1%)
調味料容器
957(1.19%)
まして、ご報告申し上げます。
米国経済は、個人消費の伸びは若干鈍化すると予想さ
社内合理化を進めた結果、売上
高機能食品容器
31,006(34.7%)
商品
15,078(16.9%)
価格のアップを吸収すべく、不採算製品の販売抑制や社内
平成17年
12月
第46期
平成16年
12月
第45期
種類別売上高(連結)平成17年12月期
ここに営業の概況と決算につき
てまいります。
当期は、原油価格の高騰によ
1,208
1,000
-2,000
今後のわが国経済は、設備投資や個人消費が引き続き
平素は格別のお引き立てを賜
平成17年
12月
第46期
経常利益(連結)
4,000
当連結会計年度におけるわが国経済は、世界的な原油価
株主の皆様におかれましては、
60,000
次期の見通し
当期の期末配当金につきましては、株主の皆様のご支援に
総じて好調に推移しました。このような状況の中、中国子
お応えすべく、1株につき10円とさせて戴きました。この
法人等は、依然、売上高を順調に伸ばしているものの、年
結果、既にお支払い済みの中間配当金を含めました当期の年
後半には原油価格高騰による材料価格の追加値上げが実施
間配当金は、前期と同じく1株につき20円となります。
され、製品価格への転嫁が遅れております。
これからも全社員一丸となって業績の向上に邁進する所存
売上の拡大及び収益改善を推進してまいります。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高が
でございますので、株主の皆様におかれましては、何卒、
89,305百万円(前期比7.6%増)、経常利益2,504百
倍旧のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
万円(前期比107.2%増)と増収増益になりました。当
期純利益については、財務体質健全化のため固定資産減
平成18年3月
損会計の早期適用による特別損失3,304百万円等を計
上したことで、2,892百万円の純損失(前期は純利益
北米
14,286(16.0%)
1
483百万円)となりました。
2
■ 連結財務諸表(要約)
■ 個別財務諸表(要約)
連結貸借対照表
科 目
(単位:千円)
当期
前期
平成17年12月31日現在
平成16年12月31日現在
●資産の部
流動資産
固定資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産
38,701,873
39,044,264
32,640,443
35,358,843
23,234,408
24,805,127
630,305
623,745
8,775,729
9,929,970
繰延資産
2,666
5,333
資産合計
71,344,983
74,408,441
●負債の部
36,924,141
35,789,981
固定負債
7,440,934
6,937,752
負債合計
44,365,076
42,727,734
928,119
855,607
(単位:千円)
当期
前期
自 平成17年 1月 1日
至 平成17年 12月31日
自 平成16年 1月 1日
至 平成16年 12月31日
売上高
89,305,402
82,965,783
売上原価
69,538,550
64,086,434
売上総利益
19,766,851
18,879,349
販売費及び一般管理費
17,650,709
17,079,880
営業利益
2,116,142
1,799,468
営業外収益
1,035,543
246,600
科 目
営業外費用
647,677
837,488
経常利益
2,504,007
1,208,581
特別利益
12,597
475,002
特別損失
4,087,121
146,987
税金等調整前当期純利益又は
税金等調整前当期純損失(△) △1,570,515
1,536,595
法人税、住民税及び事業税
流動負債
少数株主持分
連結損益計算書
915,779
758,376
過年度法人税等
−
36,216
法人税等調整額
399,523
228,407
37,505
25,698
43,868
55,834
当期純利益又は当期純損失(△) △2,892,181
483,459
損失負担契約に基づく当社及び
連結子法人等以外の者への振替額
少数株主利益
●資本の部
資本金
5,712,750
5,712,750
資本剰余金
7,759,959
7,759,959
利益剰余金
15,845,630
19,121,696
210,078
前期
自 平成16年 1月 1日
至 平成16年 12月31日
2,951,731
3,194,769
△4,857
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,856,600
△1,857,915
△995,174
△1,542,292
財務活動によるキャッシュ・フロー △2,364,511
△834,322
自己株式
△2,481,456
△222,156
資本合計
26,051,787
30,825,099
負債、少数株主持分及び資本合計
71,344,983
74,408,441
為替換算調整勘定
営業活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
当期
前期
平成17年12月31日現在
平成16年12月31日現在
●資産の部
流動資産
34,475,879
36,048,985
固定資産
30,584,533
32,338,496
有形固定資産
12,616,535
13,277,648
無形固定資産
86,087
99,369
17,881,910
18,961,478
2,666
5,333
65,063,079
68,392,814
流動負債
25,260,401
26,429,398
固定負債
7,420,364
3,960,706
負債合計
32,680,765
30,390,104
投資その他の資産
繰延資産
資産合計
●負債の部
86,853
△34,357
現金及び現金同等物の増加額又は減少(△)額 △1,182,526
468,174
現金及び現金同等物の期首残高
5,120,618
4,652,444
現金及び現金同等物の期末残高
3,938,091
5,120,618
資本金
5,712,750
5,712,750
資本剰余金
7,759,959
7,759,959
利益剰余金
21,180,983
24,757,014
210,078
△ 4,857
自己株式
△2,481,456
△ 222,156
資本合計
32,382,314
38,002,710
負債・資本合計
65,063,079
68,392,814
その他有価証券評価差額金
損益計算書
(単位:千円)
当期
前期
自 平成17年 1月 1日
至 平成17年 12月31日
自 平成16年 1月 1日
至 平成16年 12月31日
売上高
71,866,655
売上原価
56,932,982
売上総利益
14,933,672
販売費一般管理費
13,123,361
営業利益
1,810,310
営業外収益
562,493
営業外費用
366,802
経常利益
2,006,001
特別利益
4,168
特別損失
4,563,265
税引前当期純利益又は
△2,553,094
税引前当期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税
679,195
過年度法人税等
−
法人税等調整額
△40,143
当期純利益又は当期純損失(△) △3,192,147
前期繰越利益
351,493
中間配当額
183,490
当期未処分利益又は当期未処理損失(△) △3,024,143
71,058,476
56,302,705
14,755,770
13,315,319
1,440,451
428,992
540,179
1,329,263
447,661
254,997
科 目
利益処分
●資本の部
当期
科 目
科 目
(単位:千円)
(単位:千円)
自 平成17年 1月 1日
至 平成17年 12月31日
その他有価証券評価差額金
3
連結キャッシュ・フロー計算書
貸借対照表
1,521,927
725,583
36,216
91,830
668,296
356,433
183,494
841,236
(単位:千円)
当期未処理損失
3,024,143
任意積立金取崩額
特別償却準備金取崩額
4,067
別途積立金取崩額
3,600,000
合計
579,923
これを次のとおり処分します。
利益配当金
166,494
(1株につき10円)
役員賞与金
27,000
(うち監査役賞与金)
(3,500)
任意積立金
特別償却準備金
2,213
次期繰越利益
384,216
4
■ トピックス
■ 株式情報(平成17年12月31日現在)
●“沙楽”日本パッケージングコンテストで
食品包装部門賞を受賞
● お茶入りベンチを
(株)伊藤園と共同開発
社団法人日本包装技術協会主催の第27回「2005年日本パッ
(株)伊藤園と共同で使用済みトレーと茶飲料残渣を有効活
ケージングコンテスト」の食品包装部門で、当社の「沙楽」が
用したリサイクル製品で抗菌性を有する「お茶入りベンチ」を
部門賞を受賞しました。
開発しました。ベンチ1基当たり茶殻は伊藤園の製造・販売す
「沙楽」は、
「ゆとり」
、
「モダ
る緑茶飲料「お∼いお
ン」
、
「アート」をコンセプトに
茶」の500ml入り
開発されたワンウェイ容器の本
ペットボトル約250
●会社が発行する株式の総数
40,000,000株
●株 主 メ モ
●発行済株式の総数
18,540,000株
決 算 期
毎年12月31日
1,081名
定 時 株 主 総 会
毎年3月
同 総 会 権 利 行 使
株 主 確 定 日
毎年12月31日
利 益 配 当 金 支 払
株 主 確 定 日
毎年12月31日
中 間 配 当 金 支 払
株 主 確 定 日
毎年6月30日
1単元の株式の数
100株
公 告 掲 載 新 聞
日本経済新聞
なお決算公告につきましては、貸借対照表及び
損益計算書を当社のホームページに掲載して
おります。アドレスは次のとおりであります。
http://www.chuo-kagaku.co.jp
●株 主 数
●大 株 主(上位10名)
株主名
議決権比率
株
%
渡辺浩二
4,798,927
28.83
4,039,200
24.26
格テーブルウェアで、発売以来、
本分と使用済みトレー
渡辺興産(株)
スーパーマーケットを始めとす
約1,000枚分が使用
るお客様よりご好評をいただい
されております。
西日本CT共栄会
640,400
3.84
東日本CT共栄会
539,500
3.24
(株)三井住友銀行
504,000
3.02
388,800
2.33
名 義 書 換 代 理 人
372,900
2.24
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
同 事 務 取 扱 所
明治安田生命保険(相)
369,200
2.21
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
中央化学従業員持株会
359,937
2.16
日本トラスティ・サービス
信託銀行(株)(信託口)
353,100
2.12
ております。
三菱商事(株)
● 国内事業戦略−最近の新素材開発の事例
(株)UFJ銀行
N−CTF
バイオプラ容器
ハイバリア容器
従来の当社主力製品のCTの発泡製品
植物由来の原料から生産される製品
酸素を容器本体が吸収するハイバリア製品
■ 社会貢献活動
● リサイクル学習の研修施設・リサイクル製品展示場
来場者は、累計で9,859名に
騎西・岡山・山梨第二の各環境・リサイクル展示場など当社の工場に来場さ
れた見学者は、2005年度1,609名となりました。これで、環境・リサイクル
展示場を開設してからの4年間で、この環境・リサイクル展示場への見学者総数
は、合計9,859名になりました。
5
持株数
(連 絡 先) 〒171−8508
東京都豊島区西池袋一丁目7番7号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120−707−696(フリーダイヤル)
同 取 次 所
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
●株 主 構 成
●所有者別株主分布(株主数 1,081名)
●所有数別株主分布(株主数 1,081名)
■ 金融機関 15名
■ 1∼99株 0名 0%
■ 証券会社 8名
■ 100∼499株 260名 24.05%
■ 外国法人等 3名
■ 500∼999株 71名 6.57%
■ 事業会社・その他法人 201名
■ 1,000∼4,999株 630名 58.28%
■ 個人・その他 854名
■ 5,000∼9,999株 51名 4.72%
■ 10,000∼49,999株 43名 3.98%
■ 50,000∼99,999株 5名 0.46%
■ 100,000株以上 21名 1.94%
6