県 の 取 組 - 85 - 岡山県放課後子どもプラン推進委員会設置要綱 (設置) 第1条 少子化や核家族化の進行、家庭や地域の子育て機能・教育力の低下など、子どもを取り巻く 環境の変化を踏まえ、放課後等に子どもが安心して活動できる場の確保を図るとともに、次世代を 担う児童の健全育成を支援することをめざして「岡山県放課後子どもプラン推進委員会」(以下「委 員会」という。)を置く。 (業務) 第2条 委員会は、次のことを行うものとする。 1 放課後対策事業の実施方針の策定(安全管理方策、広報活動の推進等) 2 指導者研修の企画、運営 3 委員会と市町村運営委員会の連絡調整 4 事業実施後の検証・評価 5 学校支援地域本部事業に関すること 6 その他事業の推進に必要なこと (組織) 第3条 委員会は18名程度で組織する。 (委員) 第4条 委員は、次にあげる者の中から岡山県教育委員会教育長が委嘱する。 1 学識経験者 2 学校教育関係者 3 社会教育関係者 4 保健福祉関係者 5 行政関係者 6 自治会関係者 7 企業関係者 8 民間団体の関係者 (任期) 第5条 委員の任期は、委嘱の日から当該年度末までとする。ただし、補欠委員の任期は、前任者の 在任期間とする。 (役員) 第6条 委員会に次の役員をおく。 1 会 長 1名 2 副会長 2名 (役員の選任及び職務) 第7条 役員の選任及び職務は次のとおりとする。 1 役員は、委員の互選によって定める。 2 会長は、会議を統括し、委員会を代表する。 3 副会長は会長を補佐し、会長に事故あるときはその職務を代理する。 (庶務) 第8条 委員会の庶務は、岡山県教育庁生涯学習課及び岡山県保健福祉部子ども未来課において処理 する。 (雑則) 第9条 この要綱に定めるもののほかに、委員会の運営に必要な事項は会長が別に定める。 付 則 この要綱は、平成19年4月1日から施行する。 付 則 1 この要綱は、平成20年4月1日から施行する。 付 則 1 この要綱は、平成21年4月1日から施行する。 付 則 1 この要綱は、平成22年4月1日から施行する。 1 - 86 - 平成22年度岡山県放課後子どもプラン推進委員会委員名簿 【委 員】 任期 氏 名 会長 米 谷 正 副会長 中 野 副会長 小 石 所 造 属 ・ 平成22年4月1日~平成23年3月31日 役 職 備 考 川崎医療福祉大学健康体育学科 教授 学識経験者 菜穂子 岡山県立大学保健福祉学部 准教授 学識経験者 林 比禮子 ガールスカウト日本連盟岡山県支部 副支部長 社会教育 田 吉 邦 ネッツトヨタ山陽株式会社 経営企画部長 企業関係者 大河原 信 子 津山市こども保健部こども企画課 主査 市町村担当 木 下 清 美 津山市四館児童館 児童館 熊 澤 利 紀 総社市立池田小学校 校長 学校教育 小 林 英 機 玉野市たまはら子ども楽級 コーディネーター コーディネーター 角 田 篤 司 岡山県学童保育連絡協議会 副会長 放課後児童クラブ 土 岐 淑 子 岡山県精神科医療センター総合リハ部 参事 特別支援教育 藤 井 芳 和 新見市立正田公民館 館長 公民館 光 成 良 充 岡山県PTA連合会 副会長 PTA 山 口 祐 子 瀬戸内市立邑久小学校区学童保育所ゆめっこクラブ 指導員 放課後児童クラブ 渡 辺 亨 岡山県子ども会連合会 事務局長 社会教育 房 野 文 彦 岡山県県民生活部くらし安全安心課 課長 行政関係者 小 原 真紀子 岡山県県民生活部男女共同参画青少年課 課長 行政関係者 今 井 康 岡山県教育庁指導課 課長 行政関係者 好 館長 〈事 務 局〉 役 事 務 職 局 氏 名 長 廣 田 事 務 局 次 長 渡 辺 福 事 務 局 部 長 書 会 記 計 所 属 ・ 役 職 貢 岡山県教育庁生涯学習課 課長 知 美 岡山県保健福祉部子ども未来課 課長 原 洋 子 岡山県教育庁生涯学習課 総括副参事(社会教育班長) 佐 藤 正 明 岡山県保健福祉部子ども未来課 総括参事(少子化対策班長) 田 中 耕 二 岡山県教育庁生涯学習課社会教育班 社会教育主事(主幹) 新 井 祐 二 岡山県保健福祉部子ども未来課 主任 秋 田 久美子 岡山県教育庁生涯学習課振興班 主事 - 87 - 平成22年度岡山県放課後子どもプラン実施方針 平 成 2 2 年 岡 山 7 月 県 岡 山 県 教 育 委 員 会 Ⅰ 基本的な考え方 1 目 的 岡山県の次代を担う子どもたちが、安全で健やかに生活できるよう、県内全ての小 学校区で、子どもの放課後や休日の過ごし方を地域住民と市町村が主体となって検討 し、地域ぐるみで子どもの育ちを支える仕組みづくりと地域での子育てについての関 心を高め、地域の子どもは地域で育てるという気運の醸成を図ることを目的とする。 「 放課後子ども教室推進事業( 放課後子ども教室)」と「放課後児童健全育成事業(放 課後児童クラブ )」を連携して実施する「放課後子どもプラン」の推進をはじめ、各 地域の子どもの読書活動やスポーツ少年団、子ども会などの取組等を踏まえて、地域 の実情に応じた総合的な放課後対策をめざす。 2 定 義 「放課後子どもプラン」とは、市町村が策定する総合的な放課後対策事業の「事業 計画」と同計画に基づく「放課後対策事業 」(放課後子ども教室推進事業・放課後児 童健全育成事業)を総称する。 3 実施主体 放課後子どもプランの事業計画の策定主体は市町村とし、同計画に基づく放課後対 策事業の実施主体は市町村、その他の団体とする。 Ⅱ 推進体制の整備 1 県の体制及び役割等 県は、事業主体である市町村と連携・協力し、市町村の取組が円滑に実施されるよ う、以下の支援を行う。 (1)岡山県放課後子どもプラン推進委員会の設置 岡山県教育委員会と岡山県保健福祉部が連携を図り、放課後子ども教室や放課後児 童クラブ関係者、行政関係者(教育委員会及び保健福祉部局 )、学校関係者、社会教 育関係者(PTAや青少年関係団体等の代表 )、保健福祉関係者、学識経験者、企業 関係者等で構成される「推進委員会」を設置し、放課後対策事業の実施方針、安全管 理方策、広報活動方策、合同研修会の企画・運営、放課後対策事業実施後の検証・評 価等、子どもたちの放課後対策の総合的な在り方を、市町村とも連携して検討する。 (2)合同研修会の開催 県内の各市町村が実施する放課後対策事業に関わる担当者及びコーディネーターや 安全管理員、放課後児童指導員等の資質向上や情報交換・情報共有を図るための合同 研修会を開催する。 2 市町村の体制及び役割等 各市町村は、教育委員会と保健福祉部局が連携を図り、放課後等の子どもの安全で 健やかな活動場所の確保に努める。 (1)運営委員会の設置 各市町村は、教育委員会と保健福祉部局が連携を図り、放課後子ども教室や放課後 児童クラブ関係者、行政関係者(教育委員会及び保健福祉部局 )、学校関係者、社会 - 88 - 教育関係者、保健福祉関係者、PTA関係者、地域住民等で構成される「運営委員会」 を設置し、事業計画策定、安全管理方策、広報活動方策、ボランティア等の地域の協 力者の人材確保方策、活動プログラムの企画、放課後対策事業実施後の検証・評価等 を検討する。 なお、 事業計画については、市町村次世代育成支援行動計画を踏まえた計画とな るよう配慮するとともに、教育委員会と保健福祉部局とが連携を図り、小学校区ごと の実態やニーズ等を十分把握して策定・見直しに努める。 (2)コーディネーターの配置 各小学校区に放課後対策事業の総合的な調整役を担うコーディネーターを配置し、 放課後対策事業の円滑な実施を図るための調整を行うものとする。 (3)放課後児童クラブの対象児童に対する配慮 放課後子どもプランの実施に当たり、放課後児童クラブの対象児童に対しては、現 行水準と同様のサービスを提供し、サービスの質の向上及び適正な運営の確保を図る ものとする。 放課後対策事業等の実施 Ⅲ 1 小学校内における実施等 (1)余裕教室の利用や小学校施設内での実施を考慮するとともに、校庭や体育館、図 書室、保健室の使用など、学校諸施設の弾力的な活用が図られるよう努める。 (2)現に公民館や児童館など小学校外で放課後対策事業を行っている場合は、引き続 き当該施設で実施することや、余裕教室が無い等の理由により、新たに小学校外で 実施することも可能とする。 (3)子どもの様子の変化や小学校の下校時刻の変更などに十分対応できるよう、学校 関係者と放課後対策事業関係者との間で迅速な情報交換を行うなど、十分な連携に 努める。 Ⅳ 2 様々な活動機会の提供 放課後対策事業では、体験活動や学習活動、地域住民との交流活動等の様々な活 動機会の提供を推進するものとする。その際にはコーディネーターをはじめ、放課 後対策事業関係者の間において、十分な調整に努めるものとする。 3 地域が一体となった取組 地域で子どもを育てる取組に携わる関係者や保護者による意見交換の機会や、地 域でどう子どもを育てていくのかという共通理解の場をもち、これまで個々に活動 していた取組を結び付けたり、そこに関わる地域の大人のネットワーク化に努める。 4 安全管理方策の充実 活動時、移動及び下校時における事故の予防対策、緊急時の連絡体制を確立し、 子どもの実態、発達段階、地域の特性や実情等に即した安全管理に努める。 具体的な方策については 、「岡山県犯罪のない安全・安心まちづくり条例」に基づ いて策定された 、「学校等における児童等の安全確保に関する指針 」、「通学路等にお ける児童等の安全確保に関する指針」を参考にするものとする。 5 他事業との連携 学校支援地域本部事業、地域子育て創生事業(放課後児童クラブと放課後子ども 教室の連携を促進するための支援 )、児童生徒への放課後等における学習支援、県民 総ぐるみによる犯罪のない安全・安心岡山県づくり推進事業等との連携を図ること により、効果的な事業推進に努める。 広報・啓発活動の充実 県及び市町村は、広報誌やホームページ等の各種の広報媒体を通じ、住民に放課 後子どもプランへの理解と協力を得られるよう、その意義や活動内容等を積極的に 情報発信することに努める。 - 89 - 平成22年度 会 岡山県放課後子どもプラン推進委員会事業実績 議 第1回岡山県放課後子どもプラン推進委員会 ○日 時 平成22年6月30日(水)14:00~16:20 ○場 所 早島町町民総合会館ゆるびの舎 ○出席者等 推進委員等 ○内 1 役員選出 2 説 容 早島小学校 早島児童館 25名 明 (1)平成22年度放課後子ども教室の状況 (2)平成22年度放課後児童クラブの状況 3 協 議 (1)今年度の岡山県の放課後子どもプランの実施について ・平成22年度実施方針(案)について ・推進委員会について ・今後の実施に向けて 4 視 察 早島放課後子ども教室・早島放課後児童クラブ 第2回岡山県放課後子どもプラン推進委員会 ○日 時 平成23年3月23日(水)14:00~16:00 ○場 所 県生涯学習センター ○出席者等 推進委員等 ○内 1 平成22年度事業について 2 放課後子どもプランの成果と課題について 3 平成23年度事業について 容 - 90 - 研 修 放課後子どもプラン合同研修会 ○日 時 平成22年12月12日(日)10:00~15:00 ○開催場所 くらしき作陽大学 ○主 岡山県・岡山県教育委員会 催 岡山県放課後子どもプラン推進委員会 ○実施団体 岡山県学童保育連絡協議会 ○参 加 者 放課後子ども教室、放課後児童クラブの活動に関わる コーディネーター、安全管理員、学習アドバイザー、 放課後子ども教室指導員、ボランティア及び行政関係者等 ○内 〈講 194名 容 演〉 「いま、子どもたちはどうなっているの? -子どもの理解を深めるために-」 中国短期大学 教授 角田みどり 〈分 科 会〉 講座①「子どものからだと運動あそびの関係を知ろう!」 岡山大学 助教 片山 敬子 講座②「子どもへの性暴力の実態~子どもと日々かかわる人たちのために~」 川崎医療福祉大学 教授 鈴井江三子 講座③「子ども・親・同僚とのコミュニケーションを豊かにしよう!」 岡山大学 助教 中山 芳一 講座④「発達障がいのある子どもたちを見つめる-教育相談から見えてきたこと-」 中国短期大学 教授 角田みどり 講座⑤「放課後子ども教室⇔放課後児童クラブのお互いを知ろう!」 岡山県学童保育連絡協議会 事務局次長 青野 雅世 講座⑥「安全管理のワークショップ」 東京学芸大こども未来研究所 研究員 角田 貴世 講座⑦「放課後の勉強に子どもたちはどうやって取り組めばよいのだろう?」 NPO法人タップ 理事長 古谷 義子 コーディネーター等研修会 ○日 時 ○参 加 者 平成23年3月8日(火)13:00~15:30 放課後子どもプランのコーディネーター及び関係者 学校支援地域本部事業の地域コーディネーター及び関係者 家庭教育関係事業の指導者(家庭教育支援チーム員等)及び関係者 行政関係者 ○内 〈講 61名 容 演〉 「子どもを核とした地域社会づくり」 ~学校・地域・家庭の連携をささえるコーディネーターの役割~ 和歌山大学地域連携・生涯学習センター 〈説 明〉 おかやま子ども応援事業 等 - 91 - 准教授 村田 和子 平成22年度 放課後子どもプランについて 放課後子ども教室と放課後児童クラブを連携・協力して実施するため、H19年度から新たに放課後子どもプランとして開始した。 放課後子ども教室 放課後児童クラブ (文部科学省) (厚生労働省) 連携・協力 体験の場 交流の場 ■県及び市町村で 推進委員会を設置 生活の場 遊びの場 ■指導者の研修会を 合同で開催 ○ 地域の大人の協力を得て、学校の余裕教 室や校庭等に、安全・安心して活動できる 子どもの活動拠点(居場所)を設け、放課後 や週末における様々な体験活動や地域住 民との交流活動等を推進する。 目 的 ○ 児童福祉の観点から、保護者が労働等に より昼間家庭にいない児童に対し、児童厚 生施設等の施設を利用して、専用の部屋を 確保し、適切な遊びや生活の場を与えて健 全育成を図る。 ○小学生から中学生まで 小学生から中学生まで すべての児童生徒(自主的に参加) すべての児童生徒 対 象 ○保護者が共働きなど留守家庭の児童 ○おおむね10歳未満 おおむね10歳未満(小学3年生)の おおむね10歳未満 児童 ○166か所 166か所 ○388か所 388か所 (H21)163か所 ・小学校 ・公民館 ・空き店舗など 70か所 62か所 34か所 ○休日中心に実施 ~100日 101日~200日 201日~ ←80か所 ←57か所 実施か所数 (岡山県) (H21) ○地域の様々な分野の大人 地域の様々な分野の大人を 地域の様々な分野の大人 安全管理員及び学習アドバイザー として配置 開設日数 (岡山県) 指導員 補助金 国(1/3) 国(1/3) 県(1/3) ・学校敷地内専用教室 ・児童館など ←26か所 134か所 ← 131か所 25か所 ← 21か所 10か所 ← 11か所 (H21)364か所 ・学校の余裕教室 103か所 153か所 132か所 ←104か所 ←145か所 ←115か所 ○平日の放課後・土曜日等に実施 (H21) ~249日 15か所 ← 37か所 250日~ 373か所 ←327か所 ※基準開設日数:250日に設定 ○専任の指導員 専任の指導員を配置 専任の指導員 補助金(1/2) 市町村(1/3) 経 費 国(1/3) 県(1/3) 国(1/3) 政令指定都市・中核市(2/3) -92- 市町村(1/3) 政令指定都市 ・中核市(2/3) 保護者負担 (1/2) 平成22年度「放課後子ども教室」と「放課後児童クラブ」実施予定箇所数 平成23年1月14日現在 放課後子ども教室 市町村 放課後児童クラブ H22年度予定数 H21年度実績 H22年度予定数 H21年度実績 津 山 市 玉 野 市 笠 岡 市 井 原 市 総 社 市 高 梁 市 新 見 市 備 前 市 瀬 戸 内 市 赤 磐 市 真 庭 市 美 作 市 浅 口 市 和 気 町 早 島 町 里 庄 町 矢 掛 町 新 庄 村 鏡 野 町 勝 央 町 奈 義 町 西 粟 倉 村 久 米 南 町 美 咲 町 吉備中央町 小計 政 令 ・ 中 核 市 岡 倉 山 敷 小計 計 市 市 14 14 10 3 7 4 13 0 0 3 9 8 3 3 1 1 7 0 5 1 6 0 1 1 3 117教室 21市町 39 10 49教室 2市 166教室 23市町 14 14 8 2 8 3 12 0 0 3 8 9 3 4 1 1 7 0 3 1 5 0 1 0 3 110教室 20市町村 44 9 53教室 2市 163教室 22市町村 -93- 33 15 16 14 13 14 3 11 10 14 8 6 7 6 2 3 5 0 3 2 1 1 0 0 4 191クラブ 22市町村 118 79 197クラブ 2市 388クラブ 24市町村 29 15 16 13 12 14 3 11 9 12 8 6 7 6 2 3 5 0 2 2 1 1 0 0 2 179クラブ 22市町村 113 72 185クラブ 2市 364クラブ 24市町村 「早ね早おき朝ごはん」運動ロゴマーク 岡山県教育委員会では、「早ね早おき朝ごはん」運動を県民運動として推進しています。 文部科学省・厚生労働省放課後子どもプラン連携推進室 http://www.houkago-plan.go.jp/ 平成 22 年度 岡山県放課後子どもプラン 活動レシピ集 岡山県放課後子どもプラン推進委員会 平成 23 年 3 月 〒700-8570 岡山市北区内山下 2-4-6 事務局 岡山県教育庁生涯学習課 TEL(086)226-7597(直通) FAX(086)224-2035 http://www.pref.okayama.jp/soshiki/kakuka.html?sec_sec1=149 岡山県保健福祉部子ども未来課 TEL(086)226-7347(直通) FAX(086)234-5770 http://www.pref.okayama.jp/soshiki/kakuka.html?sec_sec1=40 - 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