平 成 年度版 徳島県 住宅課 23 あなたの住まいの 耐震化 を支援します 南海地震に備えましょう 南海地震は、今後30年以内に60%程度の確率で起こると予想されています。 県内では、震度5強〜6強の揺れが起こり、建物の倒壊による被害が考えられます。 阪神・淡路⼤震災で倒壊した家屋の多くは、昭和56年以前に建てられた⽊造住宅でした。 東⽇本⼤震災では、津波により多くの⽊造住宅が流されました。 迅速に避難するためにも、建物の耐震性の確保が必要です。 ⼤震災の教訓を⽣かし、迫り来る南海地震に備えましょう。 昭和56年5⽉31⽇以前に建てられた⽊造住宅にお住まいの⽅へ 評 点 ぜひ、耐震診断を受けてください 判定 × △ ○ ◎ 0.7未満 0.7以上1.0未満 1.0以上1.5未満 1.5以上 一応倒壊しない 倒壊しない 倒壊する可能性が高い 倒壊する可能性がある 支 援 制 度 耐震改修⽀援事業 NEW は 詳しく ジ 1ペー ▲阪神・淡路⼤震災 は 詳しく ジ ー 3ペ 住まいの安全・安心な リフォーム⽀援事業 とくしま耐震建替 応援ローン制度 ▲東⽇本⼤震災 は 詳しく ジ ー 4ペ は 詳しく ジ ー 5ペ 評点1.0は、現在の 耐震基準に 相当します。 ▲東⽇本⼤震災 診断事業 につい てのペ ージで す 耐震診 断 住宅の 木造住宅耐震 耐震診断を受けてください! まずは 耐震診断ってなあに? 耐震診断とは、建物が地震に対してどの程度 耐えられるかを総合的に判定することです。 耐震診断員が、構造の評価を数値で表します。 上部構造評点 1.5以上 1.0以上1.5未満 0.7以上1.0未満 0.7未満 判 定 倒壊しない 一応倒壊しない 倒壊する可能性がある 倒壊する可能性が高い 耐震診断員ってどんな⼈? 徳島県に登録した建築⼠事務所に所属する建築⼠で、県の講習を受け登録をしています。 (徳島県⽊造住宅耐震診断員・耐震改修アドバイザー登録証を持っています) 各市町村から耐震診断の委託を受け、㈳徳島県建築⼠事務所協会から派遣されます。 対象となる住宅の要件は? 次の1〜4に該当する⽊造住宅です。(併⽤住宅、共同住宅、⻑屋、借家も対象です) 1.昭和56年5⽉31⽇以前に着⼯されたもの 2.在来軸組⼯法、伝統構法で建てられたもの(プレファブ、ツーバイフォーは除きます) 3.地上3階建てまでのもの 4.現在も居住しているもの 用 診断費 円 0 0 0 3, 診断費⽤はいくらかかりますか? 県と市町村から3万円の補助があり、⾃⼰負担は3,000円です。 ※徳島市、⽯井町、北島町は無料です。鳴⾨市は1,500円です。(平成23年度現在) 耐震診断の進め⽅ ① お住まいの市町村窓⼝に申込みをしてください。 (裏表紙に掲載) ② 市町村から対象住宅に選ばれた旨の通知があります。 ③ 耐震診断員が訪問⽇の調整のために電話をします。 ④ 耐震診断員が訪問し調査します。 ・⾃⼰負担は、調査⽇に耐震診断員に直接お⽀払いください。 ⑤ 耐震診断員が再度訪問し、診断結果を説明します。 ☆診断結果を踏まえて、耐震改修・簡易な耐震化・建替え等をご検討ください☆ 1 木造住宅の耐震診断のお申し込みは、昭和56年5月31日以前に着工された、一般的な工法による木造住 宅が対象となります。 ご自宅の耐震診断のお申し込みについては、住所、氏名、電話番号をご記入いただき、各市町村の担当窓 口まで下記申込書(一戸建て自宅用)によりお申し込みください。 受付番号 木造住宅耐震診断申込書(一戸建て自宅用) 平成 年 月 日 市(町村)長 様 所有者 住所 〒 − 住所 〒 − 住所 〒 − 電話番号( ) − フリガナ 氏名 〒 − 印 自宅の耐震診断を申し込みます。 自宅は昭和56年以前に建設された、一般的な工法による木造住宅です。 この申請に関し、私の(市・町・村)税及び建物の建築年の調査をする ことに同意いたします。 (ご注意) ・建てられた時期や構造・階数等を確認した上で、耐震診断を受付します。 ・敷地内に複数棟の建物がある場合は、母屋を診断することとなります。 ・耐震診断員を円滑に派遣できるよう、住宅の外観写真を撮影してこの申込書に添付し ますので、ご了解ください。 耐震改 修 住宅の につい てのペ ージで す 支援事業 改修 木造住宅耐震 耐震改修です! つづいて 耐震改修⼯事とは? 地震が起きても建物が倒れにくくなるよう、基礎や壁の補強、劣化箇所の取替などを⾏う⼯事です。住宅に より弱点が異なりますので、⼯事をしなければならない部位が異なります。 建築⼠や⼯務店に相談して改修計画を作り、耐震改修⼯事を実施してください。 評点 0.7未満 対象となる耐震改修⼯事の要件は? 評点 1.0以上 市町村が実施した耐震診断を受け、 「倒壊する可能性が⾼い」 (評点0.7未満)と判定された住宅を、 「⼀応倒 壊しない」(評点1.0以上)に改修する⼯事です。 補助⾦が受けられる耐震改修⼯事は、県の講習を受けて徳島県⽊造住宅耐震改修施⼯者等として登録された ⽅でないと施⼯できません。登録名簿はお住まいの市町村の窓⼝や、県のホームページで閲覧できます。 補助率 2/ 3 補助⾦はいくらなの? 最高 円 60万 耐震改修にかかる⼯事費⽤(税込み)の2/3以下で、最⾼60万円までとなります。 さらに、所得税の控除や固定資産税の減額など減税措置をあわせて受けられる場合があります。 耐震改修の進め⽅ 〜固定資産税の減額など減税〜 ① 改修⼯事の計画を、建築⼠や⼯務店とご相談ください。 あらかじめお住まいの市町村にご相談ください。 ② お住まいの市町村へ、耐震改修⼯事の補助申請書を提出してください。 耐震改修アドバイザーが、計画の確認を⾏います。 ③ 市町村から交付決定が通知されます。その後、改修⼯事に着⼿します。 耐震改修アドバイザーが、⼯事中に現地確認を⾏います。 計画・工事中・完了時に 耐震改修アドバイザーが、 確認します(無料) ④ ⼯事が完了すれば、⼯事完了報告書を市町村に提出します。 耐震改修アドバイザーが、⼯事の完了確認をします。 ⑤ 市町村から補助⾦が⽀払われます。 あわせて、所得税・固定資産税の申告に必要な書類の交付を受けて下 さい。(所得税の特別控除制度、固定資産税の減額措置に必要です。 ) ★耐震改修アドバイザーは市町村から派遣されますので、自己負担はありません★ ★耐震改修⼯事の⾒積もりは、複数の業者から取ることをお勧めします★ 3 住宅の につい てのペ ージで す 簡易な 耐震化 ム支援事業 フォー リ な 心 安 ・ 全 まいの安 住 簡易な耐震化です! 住まいの安全・安心なリフォーム支援 市町村が実施した耐震診断を受け、 「倒壊する可能性が高い」 (評点が0.7未満)や「倒壊する可能性がある」 (評 点が1.0未満)と判定された住宅の簡易な耐震化工事を支援します。また、併せて行うリフォーム工事も支援 します。 ※⽊造住宅耐震改修⽀援事業による補助を受ける(⼜は受けた)住宅は利⽤できません。 対象となる⼯事の要件は? 命だけは守る「簡易な耐震化工事」と併せて行う「リフォーム工事」で、 次の要件すべてに該当する工事です。 ・⼯事費が20万円(税抜き)以上 ・県内の建設業者等が施⼯ ・補助⾦の交付決定後に着⼿し、2⽉28⽇までに完了実績報告がなされるもの 簡易な耐震化工事 必須 ①は必ず、②〜⑤はうち⼀つ 以上を必ず実施してください リフォーム工事 ⑥ 省エネルギー性能の向上に資する と認められる⼯事 ⑦ バリアフリー化に資すると認めら れる⼯事 ⑧ その他、知事が認める⼯事 ① ⾼さ1.5メートル以上の家具を固定(必ず実施) 和タンス、洋タンス、本棚、⾷器棚、下駄箱など) ②〜⑤のうち⼀つ以上を必ず実施 ② 評点0.7未満⇒評点0.7以上とする耐震補強⼯事 ③ 評点0.7以上⇒評点を向上させる耐震補強⼯事 ④ 耐震ベッド⼜は耐震シェルターを設置する⼯事 ⑤ ②〜④に相当する⼯事 ※耐震シェルター のイメージです 補助率 1/ 2 補助⾦はいくらなの? 最高 円 40万 ⼯事費⽤(税抜き)の1/2以下で、最⾼40万円までとなります。 補助申請の手続き 工事施工者 見積 相談 申請者 市町村 県 改修計画 相談 事前相談 補助金申請 工事着手 契約 工事発注 工事完了 支払い 工事代金 完了実績報告 提出 受付 送付 交付決定 交付決定の通知 提出 補助金受領 受付 額の確定通知・補助金交付 4 書類審査 送付 完了検査 額の確定 住宅の 耐震建 て替え につい てのペ ージで す ーン制度 応援ロ 替 建 震 耐 ま とくし 建て替える方には! 思い切って とくしま耐震建替応援ローン制度ってなあに? 市町村が実施した耐震診断を受け、 「倒壊する可能性が⾼い」 (評点が0.7未満)や「倒壊する可能性がある」 (評点が1.0未満)と判定された住宅について居住者等が⾏う建替えや新築住宅の購⼊などを対象に、⾦融機関 が「お得なローン」で⽀援する制度です。 まずは、耐震診断を受けてください。耐震診断のお申し込みはお住まいの市町村の住宅耐震担当窓⼝(裏表 紙に掲載)へ。 「お得なローン」って? フラット35など⻑期固定⾦利型ローンの⾦利優遇や、各⾦融機関の住宅ローンの最優遇⾦利の適⽤などです。 優遇内容は各⾦融機関で異なります。詳しくは以下の取扱い⾦融機関へお問い合せ下さい。 阿波銀⾏、徳島銀⾏、徳島信⽤⾦庫、阿南信⽤⾦庫、県下農業協同組合(全16組合) 、四国労働⾦庫、 四国銀⾏、⾼知銀⾏、⾹川銀⾏(順不同) 申込みは? 優遇ローンのお申し込みは、直接取扱い⾦融機関の住宅ローン窓⼝へ。 ■コラム■ 建物の耐震改修促進税制 (耐震改修を⾏った⽊造住宅への税制⽀援) 所得税の特別控除制度 固定資産税の減額措置 市町村担当課の証明書を添付し、税務署へ 確定申告 控 除 額 対象⾦額 税額控除の対象となる⾦額は、耐震改 修に要した費⽤の額から補助⾦額を差 し引いた額と標準的な⼯事費⽤として定 められた額のいずれか少ない⽅の⾦額 対象 対 象 平 成22年1 ⽉1 ⽇ か ら25年12⽉31 ⽇までに、評点1.0 以上となる耐震改 修⼯事を⾏った住宅の居住者 完成後3ヶ⽉以内に市町村担当課の証明を 受け、税務課へ申告 控除額 耐震改修に要した費⽤の10%相当額 (上限20万円)を所得税額から控除 くわしくは、税務署へ お問い合わせください 5 評点1.0以上となる30万円以上の耐震 改修⼯事を⾏った住宅 固定資産税(1 ⼾当たり120㎡相当分 までに限る)を以下の期間、1/2 に減額 ①平成18〜21年に耐震改修が完了し た場合:3 年間 ②平成22〜24年に耐震改修が完了し た場合:2 年間 ③平成25〜27年に耐震改修が完了し た場合:1 年間 耐震診断・耐震改修のお申し込み・お問い合わせ 耐震診断・耐震改修についてはお住まいの市町村担当課にお問い合わせください(平成23年8⽉現在) 市町村担当課 徳島市建築指導課 鳴⾨市まちづくり課 ⼩松島市住宅課 阿南市住宅建築課 吉野川市都市計画住宅課 阿波市防災対策課 美⾺市建設課 三好市管理課 勝浦町産業建設課 上勝町建設課 佐那河内村産業建設課 ⽯井町総務課 電話番号 088-621-5272 088-684-1164 0885-32-2120 0884-22-3431 0883-22-2224 0883-35-4166 0883-52-5612 0883-72-7681 0885-42-1505 0885-46-0111 088-679-2115 088-674-1111 市町村担当課 神⼭町総務課 那賀町地域防災課 牟岐町総務課 美波町消防防災課 海陽町建設課 松茂町建設課 北島町建設課 藍住町総務課 板野町建設課 上板町総務課 つるぎ町危機管理課 東みよし町建設課 電話番号 088-676-1111 0884-62-1183 0884-72-3411 0884-77-3619 0884-73-4159 088-699-8718 088-698-9808 088-637-3111 088-672-5996 088-694-6801 0883-62-3111 0883-79-5342 県担当課 徳島県県土整備部住宅課 電話番号 088‐621‐2598 備 考 住まいの安心・安全なリフォーム支援事業 関係機関 ㈳徳島県建築士事務所協会 フレッセ(全徳島建設労働組合) 電話番号 088‐652‐5862 088‐632‐1351 備 考 耐震診断員・耐震改修アドバイザーの派遣 市町村実施の戸別訪問に耐震化指導員を派遣 専⾨家による無料相談 「すだちくん」のあんしん住宅相談所(無料) ○〈県央〉第2・第3⽔曜⽇ 午後1時〜5時・㈳徳島県建築⼠会 電話 088-653-7570 ○〈県南〉第1⽔曜⽇ 午後1時〜5時・南部総合県⺠局阿南庁舎 ※予約制 ○〈県⻄〉第4⽔曜⽇ 午後1時〜5時・⻄部総合県⺠局三好庁舎 ※予約制 ※〈県南・県⻄〉は前週の⾦曜⽇までにご予約ください・県住宅課 電話 088-621-2598 建築物耐震相談所(無料) ○毎週⽔曜⽇午後1時〜午後5時・㈳徳島県建築⼠事務所協会 電話 088-652-5862 徳島市幸町3丁⽬55 ⾃治会館2階(徳島市役所南) 関連情報サイト ㈳⽇本建築防災協会 http://www.kenchiku-bousai.or.jp/ ○耐震・建築防災など 住まいるダイヤル ( ㈶住宅リフォーム・紛争処理⽀援センター ) http://www.chord.or.jp/ ○リフォームの相談、無料見積チェックなど 電話 0570-016-100 ㈳住宅瑕疵担保責任保険協会 http://www.kashihoken.or.jp/ ○リフォーム瑕疵保険 木造住宅の 耐震化に関する お問い合せは 徳島県県土整備部住宅課 耐震化・木造住宅担当 ☆電話 088-621-2598 ☆ホームページ 徳島県「まったなし住まいの耐震化」 http://www.pref.tokushima.jp/taishinka/ 平成23年8月版
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