モ ノ

遠藤一樹/撮影
新井公之
1957 年東京生まれ。
1951年東京生まれ。
出版社でメンズファッションの編集を
学習院大学経済学部卒。都心に限定し
モードからクラシックまで、紳士服のす
手がけるも、現在フリーとなり、幅広い
た超高級マンションディベロッパー社
べてについて造詣が深く、多くの雑誌、
分野で近代批評を展開、執筆活動を続
長。欧米ではヘッジファンド運用会社
ける。出演『 出没!アド街ック天国 』
『2
など展開。世界に20 社の持ち株会社を
新聞に寄稿。著書に『 洒脱自在 』
(中央
篇
うという気運のようなものが
ではなく、長く使えるものを見直そ
費社会の中で、すぐ捨ててしまうの
いますね。環境への配慮による反消
﹁今は〝ストック社会〟と言われて
座談会の冒頭で遠山さんはこう
切りだした。
定番という言葉は、長く愛され使われ続けるモノ、普遍的なかたちと
伝統的な作りや素材を連想させる。男たちの身の回りにある洋服や万年筆から車に至るまで、
廃れることなく、いまの時代にも生き残る定番、すなわち﹁新・定番﹂は
どんなモノがあるのだろうか。使い続けたい逸品、手に入れたい名品と邂逅する。
加藤孝︵人物︶、永田章浩︵物︶/編集
1958 年東京生まれ。上智大学文学部卒。
モノ
遠山周平
3
取材
公論新社)
『 背広のプライド』
(亀鑑書
大石智一
傘下に収める。
ファッション界にもある。
〝定番〟と
いう言葉が世に出始めた 年代く
﹄の白いシャツとか。商品
る。これからも変わらずにあり続け
そ長く愛着を保てるモノになりう
的で長く変わらないこと。だからこ
定番の良さが見直されつつある。
定番で重要なことのひとつは、普遍
たんです﹂
そうということで〝定番〟は始まっ
大衆に受ける商品をもう一度見直
台帳の〝作れば毎年売れる〟から、
や﹃
﹃コム デ ギャルソン﹄
プルな靴、
が出てきた。例えば﹃キサ﹄のシン
商品の中に、作れば毎年売れるもの
らいから、デザイナーが作っている
80
る〝新・定番〟たちを見ていこう。
95
房)など。
グローバルエンタープライズ
代表取締役社長
時っチャオ! 』など。
Y
s
服飾評論家
評論家
山田五郎
PART............
大特集 日本の新・定番