デンソーにおけるJNX展開事例 - JNXセンター

デンソーにおけるJNX展開事例
JNX活用による サービス店への「部品発注システム」 導入拡大
2007年10月17日
株式会社 デンソー
営業総括部
C DENSO CORPORATION All rights reserved.
目次
- /-
1. デンソー 概要
P1 ∼ 2
2. デンソーサービス店 概要
P3
3. サービス店から デンソーへの「部品発注システム」
(1) JNX以前のシステム (’88年)
P4 ∼6
(2) JNXを活用したリニューアル (’05年)
P7 ∼9
(3) リニューアル後の改善(‘07年)
P10 ∼ 11
4. サービス系システムのJNXへの切替
P12
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1. デンソー概要
01
設 立
1949年12月16日
資本金
1,874 億円
売上高
連結
単独
4兆 0,251 億円
2兆 4,780 億円
経常利益
連結
単独
3,683 億円
1,862 億円
従業員数
連結
単独
(就業人員ベース)
連結子会社数
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118,853 名
35,557 名
186
(日本67,北中南米38、欧州33、豪亜48) )
持分法適用関連会社数
(日本13、北中南米6、欧州3、豪亜8、その他2)
32
※その他、非連結子会社が一社あります。
/ 2008年3月31日現在
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自動車部品製品
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空調関係製品
カークーラ、カーヒータ、カーエアコン、
コンプレッサ、エアコン用各種センサ など
ボデー関係製品
コンビネーションメータ、
ワイパーモータ、ワイヤレスドアロック
ICフラッシャ、ホーン など
パワトレイン関係製品
エンジンマネジメントシステム(EMS)、
電子制御ディーゼルシステム、
スタータ、オルタネータ、ラジエータ など
走行・安全関係製品
アンチロックブレーキシステム(ABS)、
トラクションコントロールシステム、
クルーズコントロールシステム、
エアバッグセンシングシステム、
ビークルスタビリティコントロールシステム(VSC) など
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2. デンソーサービス店 概要
デンソーサービス店とは、デンソー製品のアフターサービスを行うために、特に技術が
優秀であると認められてデンソーとの間でサービス業務契約を結んだ店です。
サービス店は、国内及び海外市場に設置され、各地のデンソー拠点と密接な連携を持ち、
各担当市場のアフターサービスを担っております。(08年時点 国内:約700店、海外:約3,500店)
▼ エアコン修理
▼ 噴射ポンプ修理
▼ ナビ修理(集中修理店)
▼ 電子製品の故障診断
▼ ダイアグステーション(国内)
▼ サービス店(海外)
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3.(1) JNX以前のシステム
1988年: サービス店 ⇒ デンソーへの「部品発注オンラインシステム」 構築
デンソー
サービス店
VAN
INS-P
ホスト
(従量課金)
TA
(専用) PC98xx
物流センター
<システム機能>
デンソー在庫・価格確認、発注 : 在庫検索、 価格検索、 発注入力、 出荷進捗検索
旧型代替品・納期確認
: 互換品検索、 バックオーダ検索
仕入明細 確認
: 出荷明細ファイルの提供
専用TA(45万円)とPCで100万円近くかかるも、大手サービス店を中心に普及
サービス店
部品確認、発注仕入業務
デンソー受注フロント 問合せ対応、受注業務
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双方のスピードUP/効率化 に寄与
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環境の変化
【外部環境】
①情報通信環境の変化
⇒インターネット系通信への移行・・・VAN業者よりサービス廃止予告
【内部環境】
①サービス店へのインターネット環境の普及
⇒廉価な部品発注システムへの期待の高まり
②弊社サービス系情報WEB(修理情報等)サービス店導入の拡大
⇒弊社各システムの通信方式 統一要望
⇒情報系と部品発注システムとのデータ連係の強化要望
(Ex. 車両→部品→修理パーツ特定 ⇒ 発注システムへ)
③地域販社の在庫/品揃え強化
⇒販社在庫品に対する照会/発注機能の追加要
ネットワーク・システム 双方のリニューアルが必要
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ネットワーク検討
【検討ポイント】
①サービス店のインターネット(ADSL等)環境の活用 (専用TAの廃止)
②セキュリティ確保 (デンソーネットワークへの不正アクセス防止)
⇒ 各サービス店からの発注や価格情報を扱うため、セキュリティ確保は絶対条件
JNX
評価項目
①サービス店 インターネット環境 の活用
暗号化
②セキュリティ
③回線品質
(端末型GWサービス)
インターネット
○ 利用可
○ 利用可
○ 暗号 +OTP
○ 暗号+OTP
◎ 小
× 大
不正アクセスの危険性
サーバ公開先が
許可された拠点のみ
サーバ公開先が
不特定多数
接続安定性
○ (G/W ⇔ デンソー)
△ 全区間ベストエフォート型
レスポンス
○ (G/W ⇔ デンソー)
△ 全区間ベストエフォート型
総合評価
◎
×
セキュリティ面に優れるJNXを採用し、WEB化
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3.(2) JNXを活用したリニューアル
JNX活用 ネットワーク&システム構成
デンソー/販社
①既設インターネット環境の活用
他社不特定多数
②セキュリティ確保
サービス店
NG
JNX
(2Mbps)
HOST
Web
サーバー F/W
【サービス店導入コスト】
R
VPN
クライアント
OTP
インターネット
OK
R
G/W
VPN
クライアント
OTP
【 CSP = トヨタデジタルクルーズ殿(TDC) 】
初期導入費
ランニングコスト(月額通信費)
【旧】 VAN システム
【新】 JNX システム
450千円/台
(専用TA費)
46千円/拠点
19千円/台
5千円/台
サービス店導入コスト 大幅減
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3.(2) JNXを活用したリニューアル
新システムによる導入拡大と評価(2005年)
部品発注システム導入数
旧 VAN システム
新 JNX システム
90台
270台
端末 3倍増!
【サービス店 評価】
・安くなったので、導入できた! (新規導入店)
・本社だけでなく、拠点にも導入できるようになった! (端末増設店)
・多明細入力が便利! 日本語表示がわかりやすい! (WEB化)
【サービス店からの改善要望】
①ワンタイムパスワード(OTP)自動生成器(※)の使い勝手が悪い 【事例紹介】
※パスワード入力を効率化するために採用
②新システム導入PCは、サービス店LAN上でファイル・プリンタが共有できない
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3.(2) JNXを活用したリニューアル
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【事例】 OTP自動生成器(USBトークン) の問題
タスクバーのアイコンをクリック後、
すぐにドロップ操作は行わず
2∼3秒クリック状態を保持
し、移動が必要
手順①
手順③
USBトークン
PCのUSBにセットすると、アイコ
ンをドラッグ&ドロップするだけで、
ワンタイムパスワードを自動生成。
(パスワード生成工数の軽減)
パスワード欄にドロップ
手順②
「タスクバーのアイコンが小さい!」
「 うっかり、2∼3秒待たずにドロップしてしまった・・・。」
ドロップ失敗すると、パスワードがセンター側と非同期となり
トヨタデジタルクルーズ(TDC)殿 サポートセンターへTEL、初期化依頼が必要
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TDC殿に
改善依頼
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3.(3) リニューアル後の改善
【改善検討】 OTP同等のセキュリティを確保し、接続操作を改善する
JNX OTP (D.e-Ras)
改善案 (CSP-SSL)
暗号方式
IP-sec
認証方式
接続ID/ワンタイムパスワード
SSL
接続ID/パスワード +ファイルキー(※)
※端末を特定するファイル
SS店
R
VPN
クライアント
OTP
◆サービス店からの要望に対する改善
① JNX接続操作の改善
OTP接続を廃止し、
接続ID、パスワードを手入力する方式へ
② インターネット上の暗号化方式を
IP-sec ⇒ SSL方式へ変更
JNX接続中もファイル・プリンタ共有が可能
【JNX接続画面】
更に!
③ OTP機器の廃止、SSL方式への変更による費用削減
2007年 TDC殿 新サービス 「CSP-SSL方式」を採用
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3.(3) リニューアル後の改善
新サービスによる更なるコスト低減と導入拡大(’07∼‘08年)
SS側コスト
【旧】 VAN
JNX 1次
JNX2次(改善後)
初期導入費
450千円/台
(専用TA費)
46千円/拠点
13千円/拠点
ランニングコスト
(月額通信費)
5千円/台
19千円/台
2.5千円/台
さらに導入コスト減!
部品発注システム導入数
【旧】 VAN
JNX 1次
JNX2次(改善後)
90台
270台
450台
端末 大幅増!
【サービス店 評価】
・担当者ごとに端末を持てるようになった! (導入コスト半減での増設店)
・パスワード手入力は少し面倒だが、マウスを使わないのが良い。 (大多数)
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4. サービス系システムのJNXへの切替
サービス系システムもセキュリティレベルが高いJNX網へ08/10から全面切替
全システム利用環境の一元化を達成(JNX網、ポータルサイト)
部品発注システム
JNX
ポータル
サイト
修理情報
顧客登録
クレーム登録 等
デンソー販社
部品在庫
デンソー
部品生産
修理情報の提供
市場情報の収集
サービス店
修理、取付、
部品交換
修理依頼
集中修理店
ナビ等の集中修理
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最後に
▼ JNXネットワーク基盤を活用し、アフターサービス分野システムの更なる
“進化” を推進していきます。
▼ 本事例を参考に、各社殿、特にJNX未導入分野に於かれま
しても、ご活用をご検討いただき、JNXの更なる “広がり” と
それによるコストダウンがより一層進むことを期待します。
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