2012年(平成24年) 5月25日(金)11359号 もうかる・がんばる漁業、5計画を了承 水産庁の 漁業構造改 革総合対策 事業(もう かる漁業) の第9回中 央協議会が 協議会のようす 23 日 、 東 京・中央区のアセットビジネスセンターであ った。遠洋まぐろはえ縄漁業プロジェクト改 造計画(運営者=日かつ漁協)として、いわ きと気仙沼地区2 件の 改革型漁船が審議の 上、認定された。 いわきの計画(平成25~27年度)は、漁福 丸(いわき市)の吉田雄二専務が説明。省エ ネ型の大型新船で、冷凍機のインバーター制 御など省エネ設備を導入し、船全体で3%の 燃油削減を目指す。海中のマグロに省電力の 電気ショックを与え気絶させる「マグロショ ック機」も取り入れる予定。マグロを気絶し 漁業サービスC、24年度総会開催 一般社団法人への移行などを確認…………2 4月のスーパー販売額、前年比1.9%減………2 全国漁港漁場協が総会を開催 田中会長、漁港漁場整備の緊急性強調……3 全国豊かな海づくり協会が総会を開催 服部会長「栽培漁業は希望の力」…………3 た状態で船内に運び入れるため、技術が未熟 な外国人船員でも敏速な処理が可能で、品質 維持に役立つ。 また、漁獲した冷凍マグロの一部をこれま で実績のなかった小名浜港に水揚げする構想 も描いている。 気仙沼は2計画。最初に、勝栄丸(気仙沼 市)の勝倉宏明社長が漁獲物の海外輸出も可 能な新船を提案。衛生基準が厳しいEU市場 への輸出を視野に、作業甲板や魚艙内・凍結 室の床面を全面ゴムやアルミ敷きにするなど して、水産物が木製の個体と接触することを 禁止しているEU衛生基準に対応する。減菌 海水による漁獲物・作業甲板の洗浄も行う。 海外への輸出について、計画では海外の寄 港地に水揚げした漁獲物をコンテナで漁業者 自らがEUなどに運ぶ。輸出量は1~2年目 が24t、3年目以降は48tに増やす予定。計 画期間は25~27年度。 (2ページに続く) 三菱樹脂、冷蔵倉庫向け除湿機を開発………3 (10519) ㈱宝幸 取締役常務執行役員 事業本部長 つ る た 鶴田 みち た 道太氏
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