近赤外線極薄厚さ計・IRM827

IRM-Vシリーズ
近赤外線極薄厚さ計・IRM827
●近赤外線極薄厚さ計IRM827は、近赤外線吸収を利用した
極薄(厚さ10μm以下)フィルム厚さ計です。
●フィルム厚さと同時に他の外乱となる成分の吸収波長を
測定し補正できるため、測定対象物によっては銘柄・品種
による検量線の切換を不要にし、1本の検量線で対応でき
ます。
●フレキシブルシステム・FKシリーズのバスに検出器を
最大10台まで接続でき、さらに各種モジュール、PLCなど
とFKバス上で一体化したシステムが構築できます。
●比率演算、比率対数演算、多重回帰演算などの各種演算
が標準装備されており、測定対象により最適な演算方式
を選択できます。
■形 式
IRM 8 2 7 □□□ 2
光学系
7:近赤外線式極薄厚さ
測定波長
3:2波長フィルム厚さ
4:3波長フィルム厚さ
A:3波長フィルム厚さ(波長選定)
B:5波長フィルム厚さ(波長選定)
C:6波長フィルム厚さ(波長選定)
測定成分数
1:1成分用
2:2成分用
3:3成分用
検出器入出力端子仕様
1:アナログ出力1点+警報出力2点
2:アナログ出力2点+警報出力1点
3:アナログ出力3点
4:アナログ出力1点+Pt100Ω入力1点
電源
2:DC電源
■一般仕様
■構成(FKバス対応)
パソコン
ローカルパネルFK8802
・エンジニアリングソフト FK7001
・Excel 接続ソフト FK7201
ハイパー電源モジュール
RS-232C
FK5903
ハイパー電源モジュール
FK5903
(FKシリーズ)
アナログ出力モジュール
4∼20mA DC
オペコンインター
フェイスモジュール
FK6501
終端抵抗
FKバス
出力 出力 4∼20mA DC
または0∼20mA DC
4∼20mA DC
または0∼20mA DC
FKバス
終端抵抗
検出器は最大10台まで
FKバスに接続可能
■ソフトの動作環境
(FKエンジニアリングソフト、IRM-V Excel接続ソフト共通)
パ ソ コ ン:IBM PC/AT互換機またはNEC PC98シリーズ RS-232C
ポートがあり、下記OSが正常動作するパソコン
O S:Windows95/98/ME/NT4.0/2000/XP
I/ F モジュール:FKオペコンインターフェイスFK6501
IRM-V Excel接続ソフトは、上記の他にMicrosoft Excel97/2000/2002、
FKエンジニアリングソフトFK7001が必要です。
(注)Windows、WindowsNT、Excelは米国マイクロソフト社の登録商標です。
本カタログ記載の会社名、製品名などは各社の商標または登録商標です。
1
測 定 方 式:近赤外線反射形多波長方式
光 学 方 式:偏光方式ミラー式
測定波長数:2、3、5、6波長
測定成分数:1、2、3成分
測 定 距 離:300mm(200∼400mmにて設置可能)
測 定 面 積:φ25mm(測定距離300mmにて)
*特殊スポット径50×10mmなど(オプション)
入出力端子:下記から選択
・アナログ出力1点+警報出力2点
・アナログ出力2点+警報出力1点
・アナログ出力3点
・アナログ出力1点+Pt100Ω入力1点
アナログ出力:4∼20mA DCまたは0∼20mA DC
(負荷抵抗500Ω以下)
アナログ出力精度:±0.5%F.S.
通 信 出 力:FK通信(DC電源タイプ)
検出器最大接続台数 10台
出力更新周期:28ms(ただし、比率演算時)
表 示:LCD 16桁
設 定:キー設定およびFK通信
検 量 線:1∼3次式
検 量 線 数:99本
検量線作成:回帰演算
検量線補正:0∼2次式補正
外部温度補正:Pt100Ω入力(オプション)
演 算 機 能:比率演算、比率対数演算、多重回帰演算
スムージング:0∼99秒(0.1秒きざみ)
キャリブレーション:出力チェッカ板により実施
設 定:検量線番号、キャリブレーション、プリセット出力、
ホールドの設定など
自 己 診 断:モータ回転異常、ランプダウン、通信異常、周囲温度高・低、
サンプル低高反射などをLCD表示またはFK通信にて出力
使用温度範囲:0∼50℃
電 源 電 圧:24V DC(20∼28V DC)
消 費 電 力:最大25w
許 容 振 動:3G以下
接 続 方 法:電源・信号線、着脱式8P端子接続
ケ ー ス:材質アルミ防滴構造(IEC529 IP65準拠)
取 付 方 法:ボルト吊り下げ方式 M8ボルト4本
。
取 付 姿 勢:フィルム垂線から55 傾斜
質 量:約4.7kg
PG-04-1
検出器取付用ネジ穴 4−M8 深さ10
■ FKモジュール
ケーブル引き出し口
140
●オペコンインターフェイスモジュール FK6501
単位:mm
FKバスにパソコンを結合するインターフェイスです。
バス接続方法:バス形自由接続(給電形バス)
通 信 方 式:RS-232C
最大消費電力:2.9w
使用温度範囲:0∼50℃
取 付 方 法:DINレール取付、レーン幅35mm
質 量:約330g
130
25
80
17
単位:mm
FLEXIBLE
S
C−
C+
system
POWER
SHUTDOWN
ON LINE
NODE NO.
110
235
RUN
STANDBY MODE
UP LOAD
■検出器アクセサリ
80
■外形寸法
BATTERY
●エアパージフード IR-WEA
外来光の遮蔽と測定窓・測定光路のエアパージに使用します。
フードの先端に出力チェッカ板を装着できる構造です。
パージエア:流量 50∼200Nr/min
圧力 最大200kPa
80
●ハイパー電源モジュール FK5903(検出器1台に1台使用)
検出器および他のFKモジュールに24V DCを供給します。
出力公称容量:25w
出 力 特 性:定格電圧 24V 定格電流 約1.0A 最大電流2.1A
入 力 条 件:定格電圧 単相 100V AC
周波数 50/60Hz
電圧変動許容範囲 85∼115V AC
使用温度範囲:0∼50℃
取 付 方 法:DINレール取付、レーン幅35mm
質 量:約0.9kg
(オイル、ダストなど含まぬ計装エアをご使用下さい)
Max300±3∼Min222±3
4-M5六角穴付ボルト
φ
70
φ86
φ100
単位:mm
パージエア入口
31
●出力チェッカ板 IR-WEB
単位:mm
120
単位:mm
10
80
65
現場での検出器出力チェックに使
用するもので、エアパージフード
の先端に装着して使用します。
90
●水冷板 IR-WFW
160
検出器が50℃以上の高温雰囲気下に設置される場合、検出器の冷却に
使用します。
単位:mm
周囲温度:0∼70℃
冷 却 水:
4-取付用穴
流量 0.5∼1r/min
圧力 最大約200kPa
17
140
16
235
温度 出口側で30℃以下
冷却水入出口 2-R1/8
材 質:Ar
40
質 量:約1.0kg
●バスケーブル FK5505
80
110
20
検出器と直流電源モジュール、および各種FKモジュールの接続に使用
する専用のケーブルです。
構造:シールド付2芯CVV線(2芯CVVS線)
●取付板ユニット
IR-WXX
形状は打ち合わせに
よります。
・エンジニアリングソフトウェア:FK7001
・EXCEL接続ソフトウェア:FK7201(FK7001と組合せて使用)
■ ローカルパネル・FK8802
●FKバスに接続された複数のIRM-VおよびFKモジュールからの各種
回線出力データを取り込み、数値、警報、トレンド表示
●データ表示構築にもIRM-V用出力項目ガイダンス機能を搭載
●STN5.7形液晶表示、操作はタッチパネルオペレーション方式
表 示 器:5.7形STNブルモードLCD(バックライト付)
タッチパネルオペレーション
電 源 電 圧:24V DC(FKバスから供給)
許容電圧変動範囲:電源電圧の80∼100%
最大消費電力:10w
使用温度範囲:0∼40℃、20∼85%RH(ただし、結露しないこと)
取 付 方 法:パネル取付方式
機 器 接 続 部:脱着式端子台(接続コネクタ)
外 形 寸 法:W180×H136×D58mm
パネルカット:W175×H131mm
質 量:約0.9Kg
140
170
検出器を据置取付けす
る場 合 に 使 用します。
取付プレート上に検出
器を取付けて、取付穴 15
を利用して固定します。
●終端抵抗 FK5811
(100Ω)
、FK5812
(200Ω)
、FK5813
(300Ω)
●パッケージソフト
単位:mm
●取付プレート
IR-WFP
板厚 t=5mm
265
295
15
取付用穴
4-M8
極薄厚さ計の取付姿勢
55
。
15
90
。
フィルム
反射板
営業所:
〒173−8632 東京都板橋区熊野町32−8
03−3956−2111
URL http://www.chino.co.jp/
PG-04-1
札 幌 仙 台 新 潟 水 戸 土 浦 前 橋 大 宮 千 葉 東 京 立 川 川 崎 厚 木 静 岡 富 山 名古屋 大 津 大 阪 岡 山
広 島
高 松
福 岡
北九州
※記載製品は、一般工業計器として設計・製造したものです。
※記載製品の設置・接続・使用に際し、取扱説明書をよくお読
みの上、正しくご使用ください。
※記載内容は性能改善等により、
お断りなく変更することがござい
ますのでご了承下さい。
※本カタログの記載内容は2002年11月現在のものです。
2
発行2002.11
初版2001.6