Wifiアナライザを用いたトラブル解析事例 - 協栄エレクトロニクス

AirMagnetWifiアナライザを用いた
トラブル解析事例紹介
株式会社 東陽テクニカ
情報通信システム営業部
[email protected]
アジェンダ
1)10:30~11:00:Wifiアナライザを用いたトラブル解析事例
2)11:00~11:30:WifiアナライザAirMagnetシリーズのご紹介
3)11:30~12:00:WifiアナライザとスペアナXTの機能ご説明
(デモ)
4)12:00~12:30:質疑応答、意見交換
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1)10:30~11:00:Wifiアナライザを用いたト
ラブル解析事例
解析事例
•
•
•
•
ローミング障害
干渉源の特定
隠れAPの検知
VoWifiの障害解析
4
ローミング障害(事象発生と現地調査)
•
トラブル報告
– ユーザから無線LANが不安定との連絡を受ける
•
現地調査
– 不安定となるユーザは報告があった特定のユーザに限られる
ことが分かった
– 無線LANの設定には問題がなかった
•
モニタツール
– 障害解析のためAIRMagnetWifiアナライザとAIRMagnetスペ
クトラムXTを使用
5
ローミング障害(モニタリングと解析)
•
モニタリングと解析
– Wifiアナライザを用いて問題の端末周りの無線LAN環境を調
査する。
• チャネル、干渉、端末の位置での受信強度、再送フレームの確認など
– 端末の位置での送受信フレーム数/秒をモニタ
• 送受信フレーム数が不安定であることが分かった。
– 問題の端末とAP間のパケットをキャプチャ
• 問題の端末は異なる2つのAPにアソシエートして
いる事が分かった。
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ローミング障害(結果と対策)
•
結果
– 問題の端末位置から同じ強度でアソシエートできるAPが2
台あった。この端末はその2台のAPにそれぞれ交互にアソシ
エートを繰り返していたため結果的に通信が不安定となって
いた。
•
対策
– APの位置を少し変更した。
7
干渉源の特定(事象発生と現地調査)
•
トラブル報告
– ユーザから時々無線LANが不安定になると連絡があった。
•
現地調査
– 不安定になるユーザは報告があったユーザに限らないことが
わかった。
•
モニタツール
– AIRMagnetWifiアナライザとAIRMagnetスペクトラムXTを使
用
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干渉源の特定(モニタリングと解析)
•
モニタリングと解析
– Wifiアナライザを用いて端末周りの無線LAN環境を調査
• チャネル、干渉、端末の位置での受信強度、再送フレームの確認など
– スペクトラムXTで端末周りの電波状態をモニタリング
• リアルタイムFFTとスエプトスペクトラグラム画面をレコーディング開始
– モニタ開始から数時間後に事象が再現したとユーザから連絡
があった。
• スペクトラムXTの画面を問題発生時間まで戻して確認した。
• Non-WIFI Interferに、bluetoothとdigital Cordless Phoneが検知されていた.
プレイバックモード
9
干渉源の特定(結果と対策)
•
結果
– 干渉の原因はワイヤレスハンドセットの電波(bluetooth)で
あった。Digital cordless Phoneの方は影響は無かった事も分
かった。
•
対策
– ワイヤレスハンドセットはできるだけ使用しない事に問題を
回避した。
スエプトスペクトラグラム画面
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隠れAPの検知(事象発生と現地調査)
•
不正APの検知
– 最近社内において無許可のAPを使用するユーザがいると報
告があったためさっそく調査を開始した。
•
現地調査
– 現地では机など障害物が多数ありAPを目視で確認するのは
困難と判断。
•
モニタツール
– 無許可AP検知のためAIRMagnetWifiアナライザを使用
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隠れAPの検知(モニタリングと解析)
•
モニタリングと解析
– まず許可している全てのAPを予めWIFIアナライザに登録し
た。(ACLリストに登録)
– 次にWIFIアナライザをモニタしならがフロアー内を歩き回っ
た。
– 結果ACLに未登録のAPをWifiアナライザが検知した。
– WifiアナライザのWIFIツールにある「検出」機能を使ってそ
の無許可のAPのSSIDとMACアドレスを選択し、改めてフォ
ロアー内を調査した。
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隠れAPの検知(結果と対策)
•
結果
– 机の下に設置された無許可APを発見。ユーザに厳重に注意
するとともに無許可のAPの撤去を指示した。
•
対策
– 今回の事例をメールで案内し再発防止を求めた。
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VoWifiの障害解析(事象発生と現地調査)
•
トラブル報告
– ある無線IP電話子機を使っているユーザから音声品質が悪いと報告
を受けた。
•
現地調査
– 調査の結果、ある特定の端末(子機)だけが時々片方向通話しか
できないことが分かった。
– IP電話のインテグレータに調査を依頼したところ、解析のためスペ
アナ、音声品質測定アナライザ、無線LANアナライザを持ち込んで
調査を始めた。
•
モニタツール
– 我々はAIRMagnetWifiアナライザとAIRMagnetスペクトラムXTを使
用
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VoWifiの障害解析(モニタリングと解析)
•
モニタリングと解析
– まずWIFIアナライザとスペアナXTをその無線IP電話子機が
ある場所に設置し、電波状況、干渉源の有無を確認した。
• WIFIアナライザの画面より、無線IP電話子機からは再送フレームが多発してい
る現象が見られた。
– 「片方向通信しかできない時がある」というユーザの情報に
注目し、まずWifiアナライザを無線IP電話子機側に設置しAP
電波強度をモニタした。
– 次にWifiアナライザをAP側に移動させ、問題の無線IP電話子
機の受信強度をモニタした。
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VoWifiの障害解析(結果と対策)
•
結果
– 問題の無線IP電話子機だけ電波が弱いことが分かった。
– IP電話子機側の設定を確認したところ電波出力が弱い設定に
なっていた。
•
対策
– IP電話子機側の設定変更で改善した。
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2)11:00~11:30:WifiアナライザAirMagne製
品紹介
無線LANライフサイクルに応じた各種ツールを提供
設計、サイトサーベイ
設計、サイトサーベイ
無線LAN設計シミュレーション
AirMagnet Planner
キャパシティプランニング
キャパシティプランニング
と設備の拡張
と設備の拡張
システムインテグレータ
システムインテグレータ
ネットワーク管理部門
ネットワーク管理部門
システムインテグレータ
システムインテグレータ
ネットワーク施工業者
ネットワーク施工業者
802.11a/b/g/n
無線LAN
無線LANサイトサーベイ
AirMagnet Survey Pro
AirMapper
無線LAN周波数帯専用
スペクトラムアナライザ
AirMagnet Spectrum XT
インストールと
インストールと
トラブルシューティング
トラブルシューティング
システムインテグレータ
システムインテグレータ
ネットワーク施工業者
ネットワーク施工業者
無線LANパケットモニタ
AirMagnet WiFi Analyzer
パフォーマンスの改善と
パフォーマンスの改善と
セキュリティの維持
セキュリティの維持
無線LAN統合監視システム
AirMagnet Enterprise System
システムインテグレータ
システムインテグレータ
ネットワーク管理部門
ネットワーク管理部門
無線LAN音声品質評価
AirMagnet Vo-Fi Analyzer
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AirMagnet WiFi Analyzer
あらゆる状況にも対応できる無線LAN調査用の万能ツールです
。
■ 無線LANの全体像をわかりやすく表示
■ 通信不良などパフォーマンスに関する問題点がないかを指摘
■ 無線LAN運用時のセキュリティ不備、サイバー攻撃などの問題点を検出
■ パケットレベルでの詳細な通信状況を確認
無線LANの全体像を把握
AirWiseによる、セキュリティ問題表示
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WiFi Analyzer Ver 9.5 日本語版
•
•
パケットキャプチャ機能の強化
– キャプチャデータ連続保存
– サードパーティ デコード エンジンの利用
– WPA/WPA2-PSKのデータ復号化
接続テストの強化
– 映像/音声配信サイトへの接続テスト
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長期間データキャプチャ
•
ファイルサイズとファイル
数を指定して、連続キャプ
チャが可能
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サードパーティデコードエンジンの利用
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WPA/WPA2-PSKの復号化
クライアントとAPの間の4ウェイハンドシェイクを含め、フ
レーム全体をキャプチャする必要あり
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AirMagnet Survey Pro
無線LAN構築時に必須となる信号伝播状況を調査するツールです。
■ APからの信号がどこまで届いているのかを明確に表示
■ 接続できないエリア、外部からの影響を受けるエリアなど問題個所を確認
■ アクティブサーベイ(データを送信しての測定)で、よりリアルな挙動を確認
■ 定期的な測定による無線LANの変化を調査
■ 無線LAN施工時の完成図書作成の為に
実測した電波分布などを表示
問題となるエリアを確認
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AirMaget Survey Pro 使用ポイント
•
2つの無線LANアダプタによる同時データ収集
同時利用対応チャート
アクティブIperf サーベイ
パッシブ
アクティブ
Iperf
パッシブ
○
○
○
アクティブ
○
○
Iperf
○
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動作例
パッシブサーベイを実行
アクティブサーベイを実行
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利用例
•
設置したAPのスループットと外部からの影響を同時測定
– アダプタ1
• パッシブサーベイ
– アダプタ2
• 自社設置APを指定してアクティブまたはIperfサーベイ
•
異なる無線LAN提供事業者のスループット比較
– アダプタ1
• A社 APを指定してアクティブサーベイ
– アダプタ2
• B社 APを指定してアクティブサーベイ
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AirMagnet Spectrum XT
無線LANに影響を与える干渉源を特定するツールです
。
■ PCベースのスペクトラムアナライザ
■ 無線環境を簡単操作で表示
■ スペクトラム波形の長時間取得によりポスト解析が可能
■ 干渉信号を自動検出・リスト表示
2.4/5GHz帯域で利用されるデバイスを自動検出
帯域の利用状況を把握
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AirMagnet Spectrum XT 使用ポイント
•
Spectrum XTアダプタと無線LANデバイスを有効にした同
時使用がベスト
– スペクトラム統計情報とWiFi統計情報を同時収集
• Spectrum XT アダプタ
– スペクトラム統計情報の収集
• WiFi アダプタ
– WiFi統計情報の収集
» アクセスポイントリスト
» アクセスポイント信号強度
• AirMagnet 推奨アダプタ
– +αのWiFi統計情報の収集
» チャンネルごとの統計情報
» CRC/Retryフレーム
» リンクレート
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表示例
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WiFi詳細統計情報より
•
APの通信状況を瞬時に把握
– 高リンクレートでの通信が行われているか?
• Top 10 Aps By Speed
– 通信状況(品質)はどうか?
• Top Ap’s Retry/CRC
•
2.4/5GHz周波数帯域とWiFi利用状況による切り分け
– Spectrum FFT グラフと WiFi チャンネル利用状況の比較
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AirMagnet Enterprise System
24時間365日、無線LANを安全運用するためのシステムです。
■ 各エリアのセキュリティ、パフォーマンスの状況をフルタイム監視
■ 不正デバイスへの3つのアプローチ
ユーザへの通知、位置情報、ブロッキングによる防御、
■ 問題時の状況をパケットレベルで保存
最新24時間の無線LAN状況を把握
不正デバイスの位置表示
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AirMagnet Enterpriseの新しいアプローチ
•
無線LANの稼働状況をアクティブに定常監視
– 通常は有線側からのAP死活監視
• あくまでもAPのイーサネットポートの生き死に確認
• APが無線LANとしてサービスを提供しているとは限らない
– 無線側からAPを経由した接続確認を定期的に実行
• APの無線デバイス部分が正しく動作しているか?
• 無線LANサービスが確実に提供できているのかを確認
internet
Internal
network
Access
network
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Automated Health Check機能
•
AirMagnetセンサーが、指定したアクセスポイントを経由して、
指定したアドレスと接続テストを定期的に実行
– アクセスポイント、認証サーバ、アプリケーションサーバへ
の接続性を段階的に確認
– ユーザの接続不可な状況を未然に確認
– 安定した無線LANサービスを提供
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Optiview XG ワイヤレスモデル
専用ハードウェアによるAirMagnetソリューション
– WiFi Analyzer + Spectrum XT モデル
– WiFi Analyzer + Spectrum XT + Survey Proモデル
• 内蔵WiFiインタフェース × 2式
– WiFi AnalyzerおよびSurvey Proのマルチアダプタ機能を容易に利
用可能
• 内蔵Spectrum XT デバイス × 1式
– WiFi AnalyzerおよびSurvey Proと Spectrum XTの連携機能を使用
可能
•
35
Multimedia接続テスト
•
動画または音声ファイルが含まれるURLを指定して、アソ
シエート状況や、kbpsなどの測定を実行
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新登場AirMapperTM
アプリケーションのご紹介
AirMapperTM アプリケーションとは?
•
•
•
•
真のモバイルデバイスのWi-Fiパフォーマンスを測定する最初のヒートマ
ップベースのAndroidアプリケーションです。
スマートデバイスのパフォーマンスを再現する使いやすいアプリケーシ
ョンです。
BYODの流行に備え、Wi-Fiネットワークをより上手に設計し、展開し、
最適化することができます。
業界をリードするWi-FiデザインソリューションであるAirMagnet Survey
PROと連携して動作する、最も正確で完全なヒートマップベースのWi-Fi
ネットワークデザインソリューションです。
* Phone image courtesy Samsung Electronics
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“真の” エンドユーザ体感マップ
•
フロアマップ上のあらゆる場所でWi-Fiスループットを測定します。
•
•
•
•
“真の”ユーザ体感を再現する唯一の方法です。
どの場所でユーザがネットワークに接続でき、どの程度のパフォー
マンスが得られるかを知ることができます。
Wi-Fi パフォーマンスに基づいて重要なネットワークをデザインでき
ます。
なぜ、これが重要ですか?
•
•
•
最も正確なWi-Fi ネットワークをデザインできます
コストのかかるWi-Fi ネットワークの再デザインを避けること
ができます。
スマートデバイスの性能に対する不満を減らし、トラブルシュ
ーティングのコストを最小限におさえることができます。
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Androidプラットフォーム上で利用可能
•
•
•
Androidのスマートフォン、タブレット、フ
ァブレット端末で利用できます。
軽量で使いやすいプラットフォームでサイ
トサーベイを行えます。
持ち運びに優れ、簡単に使用できるため、
より速くサイトサーベイが行えます。
* Phone image courtesy Samsung Electronics
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RFカバレッジマップ
•
•
•
•
フロア上の全ての位置の信号の情報を可視化します。
接続の問題の原因となるカバレッジホール(デッドスポット)を
発見できます。
スマートデバイスに対する連続的なカバレッジを保証します。
全体的なカバレッジ、またはチャンネル、SSID、APにフィルタを
かけたカバレッジが可視化できます。
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アクセスポイントのプロパティと場所
•
Wi-Fiネットワークの詳細情報が得られます。
•
•
•
•
•
SSID
AP MACアドレス
AP チャンネル
セキュリティ
アクセスポイントをフロアマップ上に置くこと
ができます
•
すばやくウォークスルーを実行でき、AP
の位置を特定できます
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詳細な注釈機能
•
•
•
サイトサーベイの間、フロア上のどのポイント
でも注釈を加えることができます。
作成したフロアプラン上に直接テキスト、画像
、ビデオ、音声で注釈を加える機能です。
他の仕事仲間と情報をシェアできます。
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AirMagnet Survey PRO との連携
•
•
•
AirMapper PRO ではサーベイプロジェクトを
AirMagnet Survey PROの形式で出力できます。
Survey PROを使用して高度な解析とレポート作
成を実行できます。
様々な方法でエクスポートできます
•
•
•
•
•
Email
Evernote
Dropbox
Bluetooth
More…
* Phone image courtesy Samsung Electronics
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AirMagnet Survey PRO との連携
•
AirWISEを用いて、スマートデバイスを使用するため
のネットワークが準備できているかを確認しましょう
。
•
•
•
1クリックでネットワークデザインを確認します
要求を満たすエリア/満たさないエリアがどこか
を洞察します。
プロフェッショナルレポート
•
•
AirMapperアプリケーションで取得したサーベイ
結果からプロフェッショナルレポートを作成で
きます。
様々なフォーマット(doc, pdf, etc.)で出力できま
す
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3)11:30~12:00:Wifiアナライザと
スペアナXTの機能ご説明(デモ)
4)12:00~12:30:質疑応答、意見交換
ご静聴ありがとうございました
【九州地区代理店】
株式会社協栄エレクトロニクス
営業 吉村泰明
TEL (092)761-6657
FAX(092)761-4126
URL http://www.kyoei-ele.com
mail [email protected]
【国内総代理店】
株式会社 東陽テクニカ
情報通信システム営業部
[email protected]
[email protected]
TEL: 03-3245-1250
http://www.toyo.co.jp/airmagnet
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