投資信託説明書 - 三井住友アセットマネジメント

投資信託説明書
(請求目論見書)
使用開始日:2014年9月12日
アセアン成長国株ファンド
追加型投信/海外/株式
本書は、金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第13条の規定に基づく目論見書です。
1.アセアン成長国株ファンド(以下、
「当ファンド」といいます。)の募集について
は、委託会社は、金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第5条の規定により有
価証券届出書を平成26年3月13日に関東財務局長に提出しており、平成26年3月
14日にその届出の効力が生じております。また、同法第7条の規定により平成26
年9月12日に有価証券届出書の訂正届出書を関東財務局長に提出しております。
2.本書は、金融商品取引法第13条第2項第2号に定める内容を記載した目論見書で
す。
3.当ファンドの基準価額は、ファンドに組み入れられる有価証券の値動き等による
影響を受けます(外貨建資産には為替変動もあります。)が、これらの運用によ
る損益はすべて投資家の皆さまに帰属いたします。したがって、当ファンドは預
貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保
証するものでもありません。
4.当ファンドは、主に海外の株式や債券を投資対象としています(マザーファンド
を通じて間接的に投資する場合を含みます。)
。当ファンドの基準価額は、組み入
れた株式や債券の値動き、当該発行者の経営・財務状況の変化、為替相場の変動
等の影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り
込むことがあります。
5.投資信託は、預金保険、貯金保険または保険契約者保護機構の保護の対象ではあ
りません。また、登録金融機関は、投資者保護基金には加入しておりません。
6.税制に関する本書の記載内容は、税法の改正等により将来変更されることがあり
ます。
届出の対象とした募集
募集内国投資信託受益証券に係る
アセアン成長国株ファンド
ファンドの名称
募集内国投資信託受益証券の金額
1,000億円を上限とします。
有価証券届出書の写しを縦覧
に供する場所
該当ありません。
有価証券届出書提出日
平成26年3月13日
有価証券届出書の訂正届出書提出日
平成26年9月12日
発行者名
三井住友アセットマネジメント株式会社
代表者の役職氏名
代表取締役社長 横山 邦男
本店の所在の場所
東京都港区愛宕二丁目5番1号
目
次
第一部【証券情報】 ························································ 1
(1)【ファンドの名称】
(2)
【内国投資信託受益証券の形態等】
(3)【発行(売出)価額の総額】
(5)【申込手数料】
(4)【発行(売出)価格】
(6)【申込単位】 (7)【申込期間】
(8)【申込取扱場所】 (9)【払込期日】 (10)【払込取扱場所】
(11)【振替機関に関する事項】 (12)
【その他】
第二部【ファンド情報】 ···················································· 4
第1【ファンドの状況】 ·················································· 4
1【ファンドの性格】 ·················································· 4
(1)【ファンドの目的及び基本的性格】
(2)【ファンドの沿革】
(3)【ファンドの仕組み】
2【投資方針】 ························································ 8
(1)【投資方針】
(2)【投資対象】 (3)
【運用体制】
(4)【分配方針】
(5)【投資制限】
3【投資リスク】 ····················································· 20
4【手数料等及び税金】 ··············································· 22
(1)【申込手数料】 (2)【換金(解約)手数料】 (3)【信託報酬等】
(4)【その他の手数料等】
(5)【課税上の取扱い】
5【運用状況】 ······················································· 26
(1)【投資状況】
(2)【投資資産】 (3)
【運用実績】
(4)【設定及び解約の実績】
第2【管理及び運営】 ··················································· 34
1【申込(販売)手続等】 ············································· 34
2【換金(解約)手続等】 ············································· 35
3【資産管理等の概要】 ··············································· 35
(1)【資産の評価】 (2)【保管】 (3)
【信託期間】
(4)【計算期間】
(5)【その他】
4【受益者の権利等】 ················································· 39
第3【ファンドの経理状況】 ············································· 40
1【財務諸表】 ······················································· 42
(1)【貸借対照表】 (2)【損益及び剰余金計算書】
(3)【注記表】 (4)
【附属明細表】
2【ファンドの現況】 ················································· 54
【純資産額計算書】
第4【内国投資信託受益証券事務の概要】 ································· 55
第三部【委託会社等の情報】 ··············································· 56
第1【委託会社等の概況】 ··············································· 56
1【委託会社等の概況】 ··············································· 56
2【事業の内容及び営業の概況】 ······································· 57
3【委託会社等の経理状況】 ··········································· 58
(1)【貸借対照表】 (2)【損益計算書】 (3)【株主資本等変動計算書】
4【利害関係人との取引制限】 ········································ 102
5【その他】 ························································ 102
信託約款
第一部【証券情報】
(1)
【ファンドの名称】
アセアン成長国株ファンド
以下「当ファンド」といいます。
(2)
【内国投資信託受益証券の形態等】
追加型証券投資信託の受益権です。
*ファンドの受益権は、社債、株式等の振替に関する法律(以下「社振法」といいます。
)の規
定の適用を受け、受益権の帰属は、後述の「(11)振替機関に関する事項」に記載の振替機関
および当該振替機関の下位の口座管理機関(社振法第2条に規定する「口座管理機関」をい
い、振替機関を含め、以下「振替機関等」といいます。)の振替口座簿に記載または記録され
ることにより定まります(以下、振替口座簿に記載または記録されることにより定まる受益
権を「振替受益権」といいます。)。委託会社である三井住友アセットマネジメント株式会社
は、やむを得ない事情等がある場合を除き、当該振替受益権を表示する受益証券を発行しま
せん。
当初元本は1口当たり1円です。委託会社の依頼により、信用格付業者から提供され、もしく
は閲覧に供された信用格付または信用格付業者から提供され、もしくは閲覧に供される予定の
信用格付はありません。
(3)
【発行(売出)価額の総額】
1,000億円を上限とします。
(4)
【発行(売出)価格】
取得申込受付日の翌営業日の基準価額となります。
ただし、累積投資契約に基づく収益分配金の再投資の場合は、各計算期末の基準価額となりま
す。
※「基準価額」とは、信託財産の純資産総額を計算日における受益権口数で除した価額をいい
ます(基準価額は、便宜上1万口単位で表示される場合があります。)
。
基準価額は、組入有価証券の値動き等により日々変動します。
基準価額は、販売会社または委託会社にお問い合わせいただけるほか、原則として翌日付の
日本経済新聞朝刊の証券欄「オープン基準価格」の紙面に、「アセアン」
として掲載されます。
委託会社に対する照会は下記においてできます。
照会先の名称
三井住友アセットマネジメント株式会社
電話番号※
インターネット・
ホームページ・アドレス
0120-88-2976
http://www.smam-jp.com
※お問い合わせは、原則として営業日の午前9時~午後5時までとさせていただきます。
(5)
【申込手数料】
原則として、申込金額(取得申込受付日の翌営業日の基準価額×申込口数)に、3.24%(税抜
き3.0%)を上限として、販売会社がそれぞれ別に定める申込手数料率を乗じて得た額となりま
す。
※累積投資契約に基づく収益分配金の再投資の場合は無手数料となります。
※申込手数料に関する詳細は、お申込みの販売会社または前記「(4)発行(売出)価格」に記
載の委託会社に問い合わせることにより知ることができます。
―1―
(6)
【申込単位】
お申込単位の詳細は、お申込みの販売会社または前記「(4)発行(売出)価格」に記載の委託
会社にお問い合わせください。
(7)
【申込期間】
平成26年3月14日から平成27年3月12日まで
申込期間は、上記期間満了前に有価証券届出書を提出することにより更新されます。
(8)
【申込取扱場所】
販売会社において申込みを取り扱います。
販売会社の詳細につきましては、前記「(4)発行(売出)価格」に記載の委託会社にお問い合
わせください。
(9)
【払込期日】
取得申込者は、申込金額(取得申込受付日の翌営業日の基準価額×申込口数)に申込手数料お
よび当該手数料にかかる消費税等相当額を加算した額を、販売会社の指定の期日までに、指定
の方法でお支払いください。
各取得申込みにかかる発行価額の総額は、追加信託が行われる日に、委託会社の指定する口座
を経由して、受託会社の指定するファンド口座に払い込まれます。
(10)
【払込取扱場所】
販売会社において払込みを取り扱います。(販売会社は前記「
(4)発行(売出)価格」に記載
の委託会社にお問い合わせください。)
(11)
【振替機関に関する事項】
当ファンドの振替機関は下記の通りです。
株式会社証券保管振替機構
(12)
【その他】
イ 申込証拠金
ありません。
ロ わが国以外の地域における募集
ありません。
ハ お申込不可日
上記にかかわらず、取得申込日がシンガポールの取引所の休業日の場合には、ファンドの取
得申込みはできません(また、該当日には、解約請求のお申込みもできません。)
。
ニ クーリング・オフ制度(金融商品取引法第37条の6)の適用
ありません。
ホ 振替受益権について
ファンドの受益権は、社振法の規定の適用を受け、ファンドの振替機関の振替業にかかる業
務規程等の規則に従って取り扱われるものとし、ファンドの分配金、償還金、換金代金は、
社振法および当該振替機関の業務規程その他の規則に従って支払われます。
―2―
(参考:投資信託振替制度)
・ファンドの受益権の発生、消滅、移転をコンピュータシステムにて管理するもので、ファ
ンドの設定、解約、償還等がコンピュータシステム上の帳簿(「振替口座簿」といいます。)
への記載・記録によって行われます。
・受益証券は発行されませんので、盗難や紛失のリスクが削減されます(原則として受益証
券を保有することはできません。)。
・ファンドの設定、解約等における決済リスクが削減されます。
・振替口座簿に記録されますので、受益権の所在が明確になります。
―3―
第二部【ファンド情報】
第1【ファンドの状況】
1【ファンドの性格】
(1)
【ファンドの目的及び基本的性格】
イ 当ファンドは、アセアンマザーファンド(以下「マザーファンド」といいます。)への投資を
通じて、アセアン加盟国の取引所上場株式(それに準ずるものを含みます。
)に投資し、信託
財産の成長を目指して運用を行います。
ロ 委託会社は、受託会社と合意の上、金1,000億円を限度として信託金を追加することができま
す。この限度額は、委託会社、受託会社の合意により変更できます。
ハ 当ファンドが該当する商品分類、属性区分は次の通りです。
(イ)当ファンドが該当する商品分類
項目
該当する商品分類
内容
単位型・追加型
追加型投信
一度設定されたファンドであってもその後追加設定
が行われ従来の信託財産とともに運用されるファン
ドをいいます。
投資対象地域
海外
目論見書または信託約款において、組入資産による
主たる投資収益が実質的に海外の資産を源泉とする
旨の記載があるものをいいます。
投資対象資産
株式
目論見書または信託約款において、組入資産による
(収益の源泉)
主たる投資収益が実質的に株式を源泉とする旨の記
載があるものをいいます。
(ロ)当ファンドが該当する属性区分
項目
該当する属性区分
投資対象資産
その他資産(投資
信託証券(資産複
合(株式、債券)
資産配分変更型))
決算頻度
年2回
投資対象地域
アジア
投資形態
ファミリーファンド
為替ヘッジ
為替ヘッジなし
内容
目論見書または信託約款において、主として投資信
託証券に投資する旨の記載があるものをいいます。
「投資信託証券」以下のカッコ内は投資信託証券の
先の実質投資対象について記載しています。なお、
組み入れる資産そのものは投資信託証券ですが、投
資信託証券の先の実質投資対象は株式および債券で
あり、ファンドの収益は株式市場の動向に左右され
るものであるため、商品分類上の投資対象資産(収
益の源泉)は「株式」となります。
目論見書または信託約款において、年2回決算する
旨の記載があるものをいいます。
目論見書または信託約款において、組入資産による
投資収益が日本を除くアジア地域の資産を源泉とす
る旨の記載があるものをいいます。
目論見書または信託約款において、親投資信託(フ
ァンド・オブ・ファンズにのみ投資されるものを除
く。)を投資対象として投資するものをいいます。
目論見書または信託約款において、対円での為替の
ヘッジを行わない旨の記載があるものまたは対円で
の為替のヘッジを行う旨の記載がないものをいいま
す。
―4―
≪商品分類表≫
単位型・
単位型・追加型
国
単
位
内
型
海
追
投資対象資産
(収益の
収益の源泉)
源泉)
投資対象地域
加
式
債
券
外
不
動
産
投
信
の
他
資
外
そ
(
資
産
)
合
型
内
株
産
複
(注)当ファンドが該当する商品分類を網掛け表示しています。
≪属性区分表≫
投資対象資産
株
債
式
一
般
大 型 株
中 小 型 株
決算頻度
投資対象地域
年
1
回
グ ロ ー バ ル
年
2
回
日
本
年
4
回
北
米
券
一
般
公
債
社
債
その他債券
クレジット属性
(
)
不動産投信
年6回(隔月)
欧
年12回(毎月)
ア
日
々
オ セ ア ニ ア
他
)
中
そ
(
の
ア
その他資産
(投資信託証券(資産複合(株式、債券)
資産配分変更型))
投資形態
為替ヘッジ
為替ヘッジ
ファミ リーファ ンド
あ
り
ファンド・オブ・ファンズ
な
し
州
ジ
ア
南
フ
米
リ
カ
中近東(中東)
エマージング
資 産 複 合
(
)
資産配分固定型
資産配分変更型
(注)当ファンドが該当する属性区分を網掛け表示しています。
※属性区分の「為替ヘッジ」は、対円での為替変動リスクに対するヘッジの有無を記載しています。
※商品分類、属性区分は、一般社団法人投資信託協会「商品分類に関する指針」に基づき記載して
います。商品分類、属性区分の全体的な定義等は一般社団法人投資信託協会のホームページ
(http://www.toushin.or.jp/)をご覧ください。
―5―
(2)
【ファンドの沿革】
平成19年12月14日
信託契約締結、設定、運用開始。
(3)
【ファンドの仕組み】
イ 当ファンドの関係法人とその役割
(イ)委託会社 「三井住友アセットマネジメント株式会社」
証券投資信託契約に基づき、信託財産の運用指図、投資信託説明書(目論見書)および運
用報告書の作成等を行います。
(ロ)受託会社 「三井住友信託銀行株式会社」
証券投資信託契約に基づき、信託財産の保管・管理・計算等を行います。なお、信託事務
の一部につき、日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社に委託することがあります。
また、外国における資産の保管は、その業務を行うに充分な能力を有すると認められる外
国の金融機関が行う場合があります。
(ハ)販売会社
委託会社との間で締結される販売契約(名称の如何を問いません。
)に基づき、当ファンド
の募集・販売の取扱い、投資信託説明書(目論見書)の提供、受益者からの一部解約実行
請求の受付け、受益者への収益分配金、一部解約金および償還金の支払事務等を行います。
〔参考情報:投資顧問会社〕
以下の法人は当ファンドの関係法人には該当しませんが、当ファンドが主要投資対象とす
るアセアンマザーファンドの運用に関し助言等を行う投資顧問会社であり、間接的に当フ
ァンドの運用に関与します。
スミトモ ミツイ アセットマネジメント(ホンコン)リミテッド
当ファンドの主要投資対象であるアセアンマザーファンドの投資顧問会社として、委託
会社に対して、主として、アセアン加盟国およびその周辺国・地域における個別銘柄リ
サーチ情報および投資環境分析情報を提供します。
―6―
※
当ファンドの運用は、
「ファミリーファンド方式」で行われます。
「ファミリーファンド方式」とは、複数のファンドを合同運用する仕組みで、受益者の資金を
まとめて「ベビーファンド」とし、
「ベビーファンド」の資金の全部または一部を「マザーファ
ンド」に投資することにより、実質的な運用は「マザーファンド」において行う仕組みです。
投資
投資家
(受益者)
投資
分配金
償還金
投資
マザー
ファンド
ベビー
ファンド
損益
海外の
株式・債券等
損益
ロ 委託会社の概況
(イ)資本金の額
2,000百万円(平成26年7月31日現在)
(ロ)会社の沿革
昭和60年7月15日 三生投資顧問株式会社設立
昭和62年2月20日 証券投資顧問業の登録
昭和62年6月10日 投資一任契約にかかる業務の認可
平成11年1月1日 三井生命保険相互会社の特別勘定運用部門と統合
平成11年2月5日 三生投資顧問株式会社から三井生命グローバルアセットマネジメン
ト株式会社へ商号変更
平成12年1月27日 証券投資信託委託業の認可取得
平成14年12月1日 住友ライフ・インベストメント株式会社、スミセイ グローバル投信
株式会社、三井住友海上アセットマネジメント株式会社およびさく
ら投信投資顧問株式会社と合併し、三井住友アセットマネジメント
株式会社に商号変更
平成25年4月1日 トヨタアセットマネジメント株式会社と合併
(ハ)大株主の状況
(平成26年7月31日現在)
所有
比率
名称
住所
株式数 (%)
株式会社三井住友銀行
東京都千代田区丸の内一丁目1番2号
7,056
40.0
住友生命保険相互会社
大阪府大阪市中央区城見一丁目4番35号
4,851
27.5
三井住友海上火災保険株式会社 東京都千代田区神田駿河台三丁目9番地
4,851
27.5
三井生命保険株式会社
東京都千代田区大手町二丁目1番1号
882
5.0
―7―
2【投資方針】
(1)
【投資方針】
イ 基本方針
当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて、アセアン加盟国の取引所上場株式(それ
に準ずるものを含みます。
)に投資し、信託財産の成長を目指して運用を行います。
ロ 投資態度
マザーファンドへの投資を通じて、実質的に以下の運用を行います。
(イ)主としてアセアン加盟国の取引所上場株式(それに準ずるものを含みます。)に投資し、
信託財産の成長を目指して運用を行います。
(ロ)アセアン加盟国のうち、外国人投資家が投資できる取引所が開設されている国の株式を中
心に、成長が期待できる企業の発行する株式を選別し、分散投資を行います。
※アセアン加盟国のうち、ベトナムの株式への投資は、当該株式の値動きに連動する有価
証券への投資による場合があります。
(ハ)アセアン加盟国以外の取引所上場株式のうち、アセアン加盟国に事業基盤があり、売上ま
たは利益の多くを得ていると判断される企業の株式に投資する場合があります。
(ニ)銘柄選定にあたっては、各国・地域、各業種等において競争力があり、かつ財務健全性を
備えた優良銘柄を中心に厳選し、投資します。
(ホ)外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジを行いません。ただし、基準価額
に重大な影響を与えると判断される政治・経済、金融情勢が生じた場合は、弾力的に対応
します。
(ヘ)ファンドの設定当初や資金動向、市況動向等の事情により上記のような運用ができない場
合があります。
―8―
―9―
―10―
(2)
【投資対象】
イ 投資対象とする資産の種類
当ファンドにおいて投資の対象とする資産の種類は、次に掲げるものとします。
(イ)次に掲げる特定資産(投資信託及び投資法人に関する法律第2条第1項の「特定資産」を
いいます。以下同じ。)
1.有価証券
2.デリバティブ取引にかかる権利
3.約束手形
4.金銭債権
(ロ)特定資産以外の資産で、以下に掲げる資産
1.為替手形
ロ 投資対象とする有価証券
委託会社は、信託金を、主として、マザーファンドの受益証券および次の有価証券(金融商
品取引法第2条第2項の規定により有価証券とみなされる同項各号に掲げる権利を除きま
す。)に投資することを指図します。
1.株券または新株引受権証書
2.国債証券
3.地方債証券
4.特別の法律により法人の発行する債券
5.社債券(新株引受権証券と社債券とが一体となった新株引受権付社債券(以下「分離型
新株引受権付社債券」といいます。
)の新株引受権証券を除きます。)
6.特定目的会社にかかる特定社債券(金融商品取引法第2条第1項第4号で定めるものを
いいます。
)
7.特別の法律により設立された法人の発行する出資証券(金融商品取引法第2条第1項第
6号で定めるものをいいます。
)
8.協同組織金融機関にかかる優先出資証券(金融商品取引法第2条第1項第7号で定める
ものをいいます。)
9.特定目的会社にかかる優先出資証券または新優先出資引受権を表示する証券(金融商品
取引法第2条第1項第8号で定めるものをいいます。)
―11―
10.コマーシャル・ペーパー
11.新株引受権証券(分離型新株引受権付社債券の新株引受権証券を含みます。以下同じ。
)
および新株予約権証券
12.外国または外国の者の発行する証券または証書で、前各号の証券または証書の性質を有
するもの
13.投資信託または外国投資信託の受益証券(金融商品取引法第2条第1項第10号で定める
ものをいいます。)
14.投資証券もしくは投資法人債券または外国投資証券(金融商品取引法第2条第1項第11
号で定めるものをいいます。)
15.外国貸付債権信託受益証券(金融商品取引法第2条第1項第18号で定めるものをいいま
す。)
16.オプションを表示する証券または証書(金融商品取引法第2条第1項第19号で定めるも
のをいい、有価証券にかかるものに限ります。)
17.預託証書(金融商品取引法第2条第1項第20号で定めるものをいいます。)
18.外国法人が発行する譲渡性預金証書
19.指定金銭信託の受益証券(金融商品取引法第2条第1項第14号で定める受益証券発行信
託の受益証券に限ります。
)
20.貸付債権信託受益権であって金融商品取引法第2条第1項第14号で定める受益証券発行
信託の受益証券に表示されるべきもの
21.外国の者に対する権利で前号の有価証券の性質を有するもの
なお、第1号の証券または証書、第12号ならびに第17号の証券または証書のうち第1号の証
券または証書の性質を有するものを以下「株式」といい、第2号から第6号までの証券およ
び第12号ならびに第17号の証券または証書のうち第2号から第6号までの証券の性質を有す
るもの、および第14号の証券のうち投資法人債券を以下「公社債」といい、第13号の証券お
よび第14号の証券(ただし、投資法人債券を除きます。
)を以下「投資信託証券」といいます。
ハ 投資対象とする金融商品
委託会社は、信託金を、上記ロに掲げる有価証券のほか、次に掲げる金融商品(金融商品取
引法第2条第2項の規定により有価証券とみなされる同項各号に掲げる権利を含みます。
)に
より運用することを指図することができます。
1.預金
2.指定金銭信託(金融商品取引法第2条第1項第14号に規定する受益証券発行信託を除き
ます。
)
3.コール・ローン
4.手形割引市場において売買される手形
5.貸付債権信託受益権であって金融商品取引法第2条第2項第1号で定めるもの
6.外国の者に対する権利で前号の権利の性質を有するもの
―12―
(3)
【運用体制】
イ 運用体制
当ファンドの運用は、次のプロセスに基づいて行われます。
(イ)計画(Plan)
国内外のエコノミスト、アナリスト、ファンドマネージャーが、マクロ経済環境、市場環
境に関する分析・検討を行います。
これを元に、担当運用グループは投資政策委員会にて、運用方針を決定し月次運用計画を
策定します。
(ロ)実行(Do)
担当運用グループは、月次運用計画に基づき、ファンドのポートフォリオの構築、および
ポートフォリオ管理の一環として日々のリスクモニタリングを行います。
売買執行については、組織的に分離されたトレーディング部が、最良と思われる手法をも
って売買を執行します。
(ハ)検証(Check)
運用部門から組織的に分離されたリスク管理部が、約款の遵守状況等、ファンドの運営状
況を日々モニタリングし、抵触があった場合直ちに担当運用グループへ状況確認がなされ
ます。担当運用グループは対応結果をリスク管理部へ報告します。
運用評価委員会では、
ファンドの運用方針の実行状況、運用状況の分析結果を確認します。
また、運用の分析、評価結果、運用リスク状況、法令諸規則、運用ガイドライン、約款の
遵守状況についても報告されます。
〔ファンドの
ファンドの運用体制〕
運用体制〕
※リスク管理部は9名程度、運用企画部は7名程度で構成されています。
※ファンドの運用体制は、委託会社の組織変更等により、変更されることがあります。
―13―
ロ
委託会社によるファンドの関係法人(販売会社を除く)に対する管理体制
ファンドの受託会社に対しては、信託財産の日常の管理業務(保管・管理・計算等)を通じ
て、信託事務の正確性・迅速性の確認を行い、問題がある場合は適宜改善を求めています。
(4)
【分配方針】
毎決算時(原則として毎年6月および12月の13日、ただし休業日の場合は翌営業日)に、原則
として以下の方針に基づき収益分配を行います。
イ 分配対象額は、経費控除後の配当等収益と有価証券売買益(評価益を含みます。
)等の全額と
します。
ロ 収益分配金額は、委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。ただし、分
配対象収益が少額の場合等には、委託会社の判断により分配を行わない場合もあるため、将
来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
ハ 留保益の運用については前記「
(1)投資方針」に基づいて運用を行います。
(5)
【投資制限】
Ⅰ ファンドの信託約款に基づく主要な投資制限
イ 株式への実質投資割合には、制限を設けません。
※実質投資割合とは、当ファンドが保有するある種類の資産の評価額が当ファンドの純資産
総額に占める比率(
「組入比率」といいます。
)と、当該同一種類の資産のマザーファンド
における組入比率に当該マザーファンド受益証券の当ファンドにおける組入比率を乗じて
得た率を合計したものをいいます(以下同じ。)。
ロ 同一銘柄の株式への実質投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の20%以下とし
ます。
ハ 外貨建資産への実質投資割合には、制限を設けません。
ニ 新株引受権証券および新株予約権証券への実質投資割合は、取得時において信託財産の純資
産総額の10%以下とします。
ホ 同一銘柄の新株引受権証券および新株予約権証券への実質投資割合は、取得時において信託
財産の純資産総額の5%以下とします。
ヘ 同一銘柄の転換社債および転換社債型新株予約権付社債への実質投資割合は、取得時におい
て信託財産の純資産総額の10%以下とします。
ト マザーファンド受益証券以外の投資信託証券への実質投資割合は、信託財産の純資産総額の
5%以下とします。
Ⅱ ファンドの信託約款に基づくその他の投資制限
イ 投資する株式等の範囲
(イ)委託会社が投資することを指図する株式、新株引受権証券および新株予約権証券は、取引
所に上場している株式の発行会社の発行するもの、取引所に準ずる市場において取引され
ている株式の発行会社の発行するものとします。ただし、株主割当または社債権者割当に
より取得する株式、新株引受権証券および新株予約権証券については、この限りではあり
ません。
(ロ)上記(イ)にかかわらず、上場予定または登録予定の株式、新株引受権証券および新株予
約権証券で目論見書等において上場または登録することが確認できるものについては委託
会社が投資することを指図することができるものとします。
ロ 信用取引の指図
(イ)委託会社は、信託財産の効率的な運用に資するため、信用取引により株券を売り付けるこ
との指図をすることができます。なお、当該売付けの決済については、株券の引渡しまた
―14―
は買戻しにより行うことの指図をすることができるものとします。
(ロ)信用取引の指図は、当該売付けにかかる建玉の時価総額が信託財産の純資産総額の範囲内
とします。
(ハ)信託財産の一部解約等の事由により、信用取引の売付けにかかる建玉の時価総額が信託財
産の純資産総額を超えることとなった場合には、委託会社は速やかに、その超える額に相
当する売付けの一部を決済するための指図をするものとします。
ハ 先物取引等の指図
(イ)委託会社は、信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リス
クを回避するため、わが国の取引所における有価証券先物取引(金融商品取引法第28条第
8項第3号イに掲げるものをいいます。以下同じ。
)、有価証券指数等先物取引(金融商品
取引法第28条第8項第3号ロに掲げるものをいいます。以下同じ。
)および有価証券オプシ
ョン取引(金融商品取引法第28条第8項第3号ハに掲げるものをいいます。以下同じ。
)な
らびに外国の取引所におけるこれらの取引と類似の取引を行うことの指図をすることがで
きます。なお、選択権取引は、オプション取引に含めて取り扱うものとします
(以下同じ。)
。
(ロ)委託会社は、信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リス
クおよび為替変動リスクを回避するため、わが国の取引所における通貨にかかる先物取引
およびオプション取引ならびに外国の取引所における通貨にかかる先物取引およびオプシ
ョン取引を行うことの指図をすることができます。
(ハ)委託会社は、信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リス
クを回避するため、わが国の取引所における金利にかかる先物取引およびオプション取引
ならびに外国の取引所におけるこれらの取引と類似の取引を行うことの指図をすることが
できます。
ニ スワップ取引の指図
(イ)委託会社は、信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リス
クおよび為替変動リスクを回避するため、異なった通貨、異なった受取金利または異なっ
た受取金利とその元本を一定の条件のもとに交換する取引(以下、
「スワップ取引」といい
ます。
)を行うことの指図をすることができます。
(ロ)スワップ取引の指図にあたっては、当該取引の契約期限が、原則として信託期間を超えな
いものとします。ただし、当該取引が当該信託期間内で全部解約が可能なものについては
このかぎりではありません。
(ハ)スワップ取引の指図にあたっては、当該信託財産にかかるスワップ取引の想定元本の合計
額が、信託財産の純資産総額を超えないものとします。なお、信託財産の一部解約等の事
由により、上記純資産総額が減少して、スワップ取引の想定元本の合計額が信託財産の純
資産総額を超えることとなった場合には、委託会社は、速やかに、その超える額に相当す
るスワップ取引の一部の解約を指図するものとします。
(ニ)スワップ取引の評価は、当該取引契約の相手方が市場実勢金利等をもとに算出した価額に
より行うものとします。
(ホ)委託会社は、スワップ取引を行うにあたり担保の提供あるいは受入れが必要と認めたときは、
担保の提供あるいは受入れの指図を行うものとします。
ホ 金利先渡取引および為替先渡取引の指図
(イ)委託会社は、信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リス
クおよび為替変動リスクを回避するため、金利先渡取引および為替先渡取引を行うことの
指図をすることができます。
(ロ)金利先渡取引および為替先渡取引の指図にあたっては、当該取引の決済日が、原則として
信託期間を超えないものとします。ただし、当該取引が当該信託期間内で全部解約が可能
なものについてはこの限りではありません。
―15―
(ハ)金利先渡取引および為替先渡取引の指図にあたっては、当該信託財産にかかる金利先渡取
引および為替先渡取引の想定元本の合計額が、信託財産の純資産総額を超えないものとし
ます。なお、信託財産の一部解約等の事由により、上記純資産総額が減少して、金利先渡
取引および為替先渡取引の想定元本の合計額が信託財産の純資産総額を超えることとなっ
た場合には、委託会社は、速やかに、その超える額に相当する金利先渡取引および為替先
渡取引の一部の解約を指図するものとします。
(ニ)金利先渡取引および為替先渡取引の評価は、当該取引契約の相手方が市場実勢金利等をも
とに算出した価額により行うものとします。
(ホ)委託会社は、金利先渡取引および為替先渡取引を行うにあたり担保の提供あるいは受入れ
が必要と認めたときは、担保の提供あるいは受入れの指図を行うものとします。
(ヘ)
「金利先渡取引」とは、当事者間において、あらかじめ将来の特定の日(以下「決済日」と
いいます。
)における決済日から一定の期間を経過した日(以下「満期日」といいます。)
までの期間にかかる国内または海外において代表的利率として公表される預金契約または
金銭の貸借契約に基づく債権の利率(以下「指標利率」といいます。
)の数値を取り決め、
その取決めにかかる数値と決済日における当該指標利率の現実の数値との差にあらかじめ
元本として定めた金額および当事者間で約定した日数を基準とした数値を乗じた額を決済
日における当該指標利率の現実の数値で決済日における現在価値に割り引いた額の金銭の
授受を約する取引をいいます。
(ト)
「為替先渡取引」とは、当事者間において、あらかじめ決済日から満期日までの期間にかか
る為替スワップ取引(同一の相手方との間で直物外国為替取引および当該直物外国為替取
引と反対売買の関係に立つ先物外国為替取引を同時に約定する取引をいいます。
)のスワッ
プ幅(当該直物外国為替取引にかかる外国為替相場と当該先物外国為替取引にかかる外国
為替相場との差を示す数値をいいます。)を取り決め、その取決めにかかるスワップ幅から
決済日における当該為替スワップ取引の現実のスワップ幅を差し引いた値にあらかじめ元
本として定めた金額を乗じた額を決済日における指標利率の数値で決済日における現在価
値に割り引いた額の金銭またはその取決めにかかるスワップ幅から決済日における当該為
替スワップ取引の現実のスワップ幅を差し引いた値にあらかじめ元本として定めた金額を
乗じた金額とあらかじめ元本として定めた金額について決済日を受渡日として行った先物
外国為替取引を決済日における直物外国為替取引で反対売買したときの差金にかかる決済
日から満期日までの利息とを合算した額を決済日における指標利率の数値で決済日におけ
る現在価値に割り引いた額の金銭の授受を約する取引をいいます。
ヘ 有価証券の貸付けの指図
(イ)委託会社は、信託財産の効率的な運用に資するため、信託財産に属する株式および公社債
を次の各号の範囲内で貸し付けることの指図をすることができます。
1.株式の貸付けは、貸付時点において、貸付株式の時価合計額が、信託財産で保有する
株式の時価合計額を超えないものとします。
2.公社債の貸付けは、貸付時点において、貸付公社債の額面金額の合計額が、信託財産
で保有する公社債の額面金額の合計額を超えないものとします。
(ロ)上記(イ)各号に定める限度額を超えることとなった場合には、委託会社は、速やかに、
その超える額に相当する契約の一部の解約を指図するものとします。
(ハ)委託会社は、有価証券の貸付けにあたって必要と認めたときは、担保の受入れの指図を行
うものとします。
ト 有価証券の空売りの指図
(イ)委託会社は、信託財産の効率的な運用に資するため、信託財産において有しない有価証券
または借り入れた有価証券を売り付けることの指図をすることができます。なお、当該売
付けの決済については、売り付けた有価証券の引渡しまたは買戻しにより行うことの指図
―16―
をすることができるものとします。
(ロ)上記(イ)の売付けの指図は、当該売付けにかかる有価証券の時価総額が信託財産の純資
産総額を超えない範囲で行うものとします。
(ハ)信託財産の一部解約等の事由により、上記(ロ)の売付けにかかる有価証券の時価総額が
信託財産の純資産総額を超えることとなった場合には、委託会社は速やかに、その超える
額に相当する売付けの一部を決済するための指図をするものとします。
チ 有価証券の借入れの指図
(イ)委託会社は、信託財産の効率的な運用に資するため、有価証券の借入れの指図をすること
ができます。なお、当該有価証券の借入れを行うにあたり担保の提供が必要と認めたとき
は、担保の提供の指図をするものとします。
(ロ)有価証券の借入れの指図は、当該借入れにかかる有価証券の時価総額が信託財産の純資産
総額を超えない範囲で行うものとします。
(ハ)信託財産の一部解約等の事由により、借入れにかかる有価証券の時価総額が信託財産の純
資産総額を超えることとなった場合には、委託会社は速やかに、その超える額に相当する
借り入れた有価証券の一部を返還するための指図をするものとします。
(ニ)借入れにかかる品借料は、信託財産中から支弁します。
リ 特別の場合の外貨建有価証券への投資制限
外貨建有価証券への投資については、わが国の国際収支上の理由等により特に必要と認めら
れる場合には、制約されることがあります。
ヌ 外国為替予約の指図
(イ)委託会社は、信託財産の効率的な運用に資するため、外国為替の売買の予約取引の指図を
することができます。
(ロ)上記(イ)の予約取引の指図は、信託財産にかかる為替の買予約の合計額と売予約の合計
額との差額につき円換算した額が、信託財産の純資産総額を超えないものとします。ただ
し、信託財産に属する外貨建資産(マザーファンドの信託財産に属する外貨建資産のうち
信託財産に属するとみなした額を含みます。
)の為替変動リスクを回避するためにする当該
予約取引の指図については、この限りではありません。
(ハ)上記(ロ)の限度額を超えることとなった場合には、委託会社は所定の期間内に、その超
える額に相当する為替予約の一部を解消するための外国為替の売買の予約取引の指図をす
るものとします。
(ニ)上記(ロ)において、信託財産に属するとみなした額とは、信託財産に属するマザーファ
ンドの時価総額にマザーファンドの信託財産の純資産総額に占める当該外貨建資産の時価
総額の割合を乗じて得た額をいいます。
ル 資金の借入れ
(イ)委託会社は、信託財産の効率的な運用ならびに運用の安定性に資するため、一部解約に伴
う支払資金の手当て(一部解約に伴う支払資金の手当てのために借り入れた資金の返済を
含みます。)を目的として、または再投資にかかる収益分配金の支払資金の手当てを目的と
して、資金借入れ(コール市場を通じる場合を含みます。)の指図をすることができます。
なお、当該借入金をもって有価証券等の運用は行わないものとします。
(ロ)一部解約に伴う支払資金の手当てにかかる借入期間は、有価証券等の売却代金、解約代金
または償還金の入金日までに限るものとし、資金借入額は、次の各号に掲げる要件を満た
す範囲内の額とします。
1.一部解約金の支払資金の手当てのために行った有価証券等の売却等による受取りの
確定している資金の額の範囲内
2.一部解約金支払日の前営業日において確定した当該支払日における支払資金の不足
額の範囲内
―17―
3.借入れ指図を行う日における信託財産の純資産総額の10%以内
(ハ)収益分配金の再投資にかかる借入期間は信託財産から収益分配金が支弁される日からその翌
営業日までとし、資金借入額は収益分配金の再投資額を限度とします。
(ニ)借入金の利息は、信託財産中から支弁します。
Ⅲ 法令に基づく投資制限
イ 同一法人の発行する株式への投資制限(投資信託及び投資法人に関する法律第9条)
委託会社は、同一の法人の発行する株式を、その運用の指図を行うすべての委託者指図型投
資信託につき、信託財産として有する当該株式にかかる議決権の総数(株主総会において決
議をすることができる事項の全部につき議決権を行使することができない株式についての議
決権を除き、会社法第879条第3項の規定により議決権を有するものとみなされる株式につい
ての議決権を含みます。
)が、当該株式にかかる議決権の総数に100分の50を乗じて得た数を
超えることとなる場合においては、信託財産をもって当該株式を取得することを受託会社に
指図することが禁じられています。
ロ デリバティブ取引にかかる投資制限(金融商品取引業等に関する内閣府令第130条第1項第8
号)
委託会社は、信託財産に関し、金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標
にかかる変動その他の理由により発生し得る危険に対応する額としてあらかじめ委託会社が
定めた合理的な方法により算出した額が当該信託財産の純資産額を超えることとなる場合に
おいて、デリバティブ取引(新株予約権証券またはオプションを表示する証券もしくは証書
にかかる取引および選択権付債券売買を含みます。
)を行い、または継続することを受託会社
に指図しないものとします。
―18―
(参考情報:アセアンマザーファンドの投資方針等)
(1)投資方針等
イ 基本方針
主としてアセアン加盟国の取引所上場株式(それに準ずるものを含みます。
)に投資し、信託
財産の成長を目指して運用を行います。
ロ 投資態度
(イ)主としてアセアン加盟国の取引所上場株式(それに準ずるものを含みます。)に投資し、信
託財産の成長を目指して運用を行います。
(ロ)アセアン加盟国のうち、外国人投資家が投資できる取引所が開設されている国の株式を中
心に、成長が期待できる企業の発行する株式を選別し、分散投資を行います。
※アセアン加盟国のうち、ベトナムの株式への投資は、当該株式の値動きに連動する有価
証券への投資による場合があります。
(ハ)アセアン加盟国以外の取引所上場株式のうち、アセアン加盟国に事業基盤があり、売上ま
たは利益の多くを得ていると判断される企業の株式に投資する場合があります。
(ニ)銘柄選定にあたっては、各国・地域、各業種等において競争力があり、かつ財務健全性を
備えた優良銘柄を中心に厳選し、投資します。
(ホ)外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジを行いません。ただし、基準価額
に重大な影響を与えると判断される政治・経済、金融情勢が生じた場合は、弾力的に対応
します。
(ヘ)ファンドの設定当初や資金動向、市況動向等の事情により上記のような運用ができない場
合があります。
(2)投資対象
イ 投資対象とする資産の種類
前記「2 投資方針 (2)投資対象 イ 投資対象とする資産の種類」において記載した
ベビーファンドが投資対象とする資産の種類に同じです。
ロ 投資対象とする有価証券
前記「2 投資方針 (2)投資対象 ロ 投資対象とする有価証券」において記載したベ
ビーファンドが投資対象とする有価証券の各号(第1号から第21号)に掲げるものに投資し
ます。
ハ 投資対象とする金融商品
前記「2 投資方針 (2)投資対象 ハ 投資対象とする金融商品」において記載したベ
ビーファンドが投資対象とする金融商品に同じです。
(3)投資制限
イ ファンドの信託約款に基づく主要な投資制限
(イ)株式への投資割合には制限を設けません。
(ロ)同一銘柄の株式への投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の20%以下としま
す。
(ハ)外貨建資産への投資割合には制限を設けません。
(ニ)新株引受権証券および新株予約権証券への投資割合は、取得時において信託財産の純資産
総額の10%以下とします。
(ホ)同一銘柄の新株引受権証券および新株予約権証券への投資割合は、取得時において信託財
産の純資産総額の5%以下とします。
(ヘ)同一銘柄の転換社債および転換社債型新株予約権付社債への投資割合は、取得時において
信託財産の純資産総額の10%以下とします。
―19―
(ト)投資信託証券への投資割合は、信託財産の純資産総額の5%以下とします。
ロ 法令に基づく投資制限
ベビーファンドにつき上述した法令に基づく制限は、当マザーファンドについても課されま
す。
3【投資リスク】
イ
ファンドのもつリスクの特性
当ファンドは、主に海外の株式や債券を投資対象としています(マザーファンドを通じて間
接的に投資する場合を含みます。)。当ファンドの基準価額は、組み入れた株式や債券の値動
き、当該発行者の経営・財務状況の変化、為替相場の変動等の影響により上下します。基準
価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
運用の結果としてファンドに生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したが
って、当ファンドは預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投
資成果を保証するものでもありません。また、当ファンドは、預貯金や保険契約と異なり、
預金保険、貯金保険、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。登録金融機関は、
投資者保護基金には加入しておりません。
当ファンドが有するリスク等(当ファンドが主要投資対象とするマザーファンドへの投資を
通じて間接的に受ける実質的なリスク等を含みます。)のうち主要なものは、
以下の通りです。
(イ)株式市場リスク
内外の政治、経済、社会情勢等の影響により株式相場が下落した場合、ファンドの基準価
額が下落する要因となります。また、個々の株式の価格はその発行企業の事業活動や財務
状況、これらに対する外部的評価の変化等によって変動し、ファンドの基準価額が下落す
る要因となります。特に、企業が倒産や大幅な業績悪化に陥った場合、当該企業の株式の
価値が大きく下落し、基準価額が大きく下落する要因となります。
(ロ)債券市場リスク
内外の政治、経済、社会情勢等の影響により債券相場が下落(金利が上昇)した場合、フ
ァンドの基準価額が下落する要因となります。また、ファンドが保有する個々の債券につ
いては、下記「信用リスク」を負うことにもなります。
(ハ)為替変動リスク
外貨建資産への投資は、円建資産に投資する場合の通常のリスクのほかに、為替変動によ
る影響を受けます。ファンドが保有する外貨建資産の価格が現地通貨ベースで上昇する場
合であっても、当該現地通貨が対円で下落(円高)する場合、円ベースでの評価額は下落
することがあります。為替の変動(円高)は、ファンドの基準価額が下落する要因となり
ます。
(ニ)信用リスク
ファンドが投資している有価証券や金融商品に債務不履行が発生あるいは懸念される場合
に、当該有価証券や金融商品の価格が下がったり、投資資金を回収できなくなったりする
ことがあります。これらはファンドの基準価額が下落する要因となります。有価証券等の
格付けが低い場合は、格付けの高い場合に比べてこうしたリスクがより高いものになると
想定されます。
なお、当ファンドが投資する株式等の値動きに連動する債券については、債券の発行者に
起因するリスクのほか、対象とする企業の株価の変動の影響を受けますので、対象とする
企業が倒産や大幅な業績悪化に陥った場合には、当該債券の価値が大きく下落し、基準価
額が大きく下落する要因となります。
(ホ)カントリーリスク
海外に投資を行う場合には、投資する有価証券の発行者に起因するリスクのほか、投資先
―20―
の国の政治・経済・社会状況の不安定化や混乱などによって投資した資金の回収が困難に
なることや、その影響により投資する有価証券の価格が大きく変動することがあり、基準
価額が下落する要因となります。
特に投資先が新興国の場合、その証券市場は先進国の証券市場に比べ、より運用上の制約
が大きいことが想定されます。また、先進国に比べ、一般に市場規模が小さいため、有価
証券の需給変動の影響を受けやすく、価格形成が偏ったり、変動性が大きくなる傾向が考
えられます。
(ヘ)市場流動性リスク
ファンドの資金流出入に伴い、有価証券等を大量に売買しなければならない場合、あるい
は市場を取り巻く外部環境に急激な変化があり、市場規模の縮小や市場の混乱が生じた場
合等には、必要な取引ができなかったり、通常よりも不利な価格での取引を余儀なくされ
ることがあります。これらはファンドの基準価額が下落する要因となります。
なお、海外の取引所によっては、長期間にわたる個別銘柄の売買停止措置がとられること
があり、そのような場合には一般社団法人投資信託協会規則もしくは委託会社の社内ルー
ルに従って、当該有価証券の評価を行います。
(ト)収益分配金に関する留意事項
分配金は、預貯金の利息とは異なり、ファンドの純資産から支払われますので、分配金が
支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。
分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買
益)を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日
と比べて下落することになります。また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるフ
ァンドの収益率を示すものではありません。
投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または全部が、実質的には元本の
一部払戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より
基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
(チ)ファミリーファンド方式にかかる留意点
当ファンドは「ファミリーファンド方式」により運用するため、当ファンドと同じマザー
ファンドを投資対象とする他のベビーファンドに追加設定・一部解約により資金の流出入
が生じた場合、その結果として、当該マザーファンドにおいても組入有価証券の売買等が
生じ、当ファンドの基準価額に影響を及ぼすことがあります。
ロ 投資リスクの管理体制
リスク管理の実効性を高め、また、コンプライアンスの徹底を図るために、運用部門から独
立した組織(リスク管理部および法務コンプライアンス部)を設置し、ファンドの投資リス
クや法令・諸規則等の遵守状況にかかる確認等を行っています。リスク管理部では、主に投
資信託約款・社内ルール等において定める各種投資制限・リスク指標のモニタリングを行い
ます。また、法務コンプライアンス部では、主に法令・諸規則等の遵守状況についての確認
等を行います。投資リスクや法令・諸規則等の遵守状況等にかかる確認結果等については、
運用評価委員会、リスク管理委員会およびコンプライアンス委員会への報告が義務づけられ
ています。
―21―
4【手数料等及び税金】
(1)
【申込手数料】
原則として、申込金額(取得申込受付日の翌営業日の基準価額×申込口数)に、3.24%(税抜
き3.0%)を上限として、販売会社がそれぞれ別に定める申込手数料率を乗じて得た額となり
ます。
※累積投資契約に基づく収益分配金の再投資の場合は無手数料となります。
※申込手数料に関する詳細は、お申込みの販売会社または委託会社にお問い合わせください。
委託会社に対する照会は下記においてできます。
照会先の名称
三井住友アセットマネジメント株式会社
電話番号※
インターネット・
ホームページ・アドレス
0120-88-2976
http://www.smam-jp.com
※お問い合わせは、原則として営業日の午前9時~午後5時までとさせていただきます。
(2)
【換金(解約)手数料】
解約手数料はありません。
ただし、解約の際には、1口につき解約請求受付日の翌営業日の基準価額に0.3%の率を乗じて
得た信託財産留保額が差し引かれます。
(3)
【信託報酬等】
純資産総額に年1.8684%(税抜き1.73%)の率を乗じて得た金額が信託報酬として計算され、
信託財産の費用として計上されます。
信託報酬は、各計算期末または信託終了のときに、信託財産中から支弁するものとします。
信託報酬の実質的配分は以下の通りです。
<信託報酬の配分(税抜き)>
委託会社
販売会社
受託会社
年0.85%
年0.8%
年0.08%
※上記の配分には別途消費税等相当額がかかります。
※委託会社の配分には、アセアンマザーファンドの運用に関して、助言を行う投資顧問会社に
支払う投資顧問報酬が含まれています。
(4)
【その他の手数料等】
イ 信託財産の財務諸表の監査に要する費用は、原則として、計算期間を通じて毎日、純資産総
額に年0.00648%(税抜き0.006%)以内の率を乗じて得た金額が信託財産の費用として計上
され、毎計算期末または信託終了のときに、信託財産中から支弁するものとします。監査費
用は、将来、監査法人との契約等により変更となることがあります。
ロ 信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用および受託会社の立て替えた立替金
の利息は、信託財産中から支弁します。
ハ 有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用、および外国における資産の
保管等に要する費用等(それらにかかる消費税等相当額を含みます。
)は、信託財産中から支
弁するものとします。
※
上記ロ、ハにかかる費用に関しましては、その時々の取引内容等により金額が決定し、実務
上、その発生もしくは請求のつど、信託財産の費用として認識され、その時点の信託財産で
負担することとなります。したがって、あらかじめ、その金額、上限額、計算方法等を具体
的に記載することはできません。
―22―
※
上記(1)~(4)にかかる手数料等の合計額、その上限額、計算方法等は、手数料等に保有
期間に応じて異なるものが含まれていたり、発生時・請求時に初めて具体的金額を認識するも
のがあったりすることから、あらかじめ具体的に記載することはできません。
(5)
【課税上の取扱い】
イ 個別元本について
(イ)追加型株式投資信託について、受益者毎の信託時の受益権の価額等(申込手数料および当
該申込手数料にかかる消費税等相当額は含まれません。
)が当該受益者の元本(個別元本)
にあたります。
(ロ)受益者が同一ファンドの受益権を複数回取得した場合、個別元本は、当該受益者が追加信
託を行うつど当該受益者の受益権口数で加重平均することにより算出されます。ただし、
同一ファンドを複数の販売会社で取得する場合については、各販売会社毎に個別元本の算
出が行われます。また、同一販売会社であっても同一受益者の顧客口座が複数存在する場
合や、
「分配金受取りコース」と「分配金自動再投資コース」を併用するファンドの場合に
は、別々に個別元本の算出が行われることがあります。
(ハ)受益者が元本払戻金(特別分配金)を受け取った場合、収益分配金発生時にその個別元本
から当該元本払戻金(特別分配金)を控除した額が、その後の当該受益者の個別元本とな
ります。(「元本払戻金(特別分配金)」については、下記の(収益分配金の課税について)
を参照。)
ロ 一部解約時および償還時の課税について
個人の受益者については、一部解約時および償還時の譲渡益が課税対象となり、法人の受益
者については、一部解約時および償還時の個別元本超過額が課税対象となります。
ハ 収益分配金の課税について
追加型株式投資信託の収益分配金には、課税扱いとなる「普通分配金」と、非課税扱いとな
る「元本払戻金(特別分配金)」
(受益者毎の元本の一部払戻しに相当する部分)の区分があ
ります。
①収益分配金落ち後の基準価額が当該受益者の個別元本と同額の場合または当該受益者の個
別元本を上回っている場合には、当該収益分配金の全額が普通分配金となります。
―23―
②収益分配金落ち後の基準価額が当該受益者の個別元本を下回っている場合には、その下回る
部分の額が元本払戻金(特別分配金)となり、当該収益分配金から当該元本払戻金(特別
分配金)を控除した額が普通分配金となります。なお、受益者が元本払戻金(特別分配金)
を受け取った場合、収益分配金発生時にその個別元本から当該元本払戻金(特別分配金)を
控除した額が、その後の当該受益者の個別元本となります。
※上記①、②の図はあくまでもイメージ図であり、個別元本や基準価額、分配金の各水準等を
示唆するものではありません。
ニ 個人、法人別の課税の取扱いについて
(イ)個人の受益者に対する課税
ⅰ.収益分配時
収益分配金のうち課税扱いとなる普通分配金については、20.315%(所得税15.315%お
よび地方税5%)の税率による源泉徴収が行われ、申告不要制度が適用されます。確定
申告による総合課税または申告分離課税の選択も可能です。
ⅱ.一部解約時および償還時
一部解約時および償還時の譲渡益については、20.315%(所得税15.315%および地方税
5%)の税率による申告分離課税が適用されます。ただし、特定口座(源泉徴収選択口
座)の利用も可能です。
なお、一部解約時および償還時の損失については、確定申告により、収益分配金、上場
株式等にかかる譲渡益との通算が可能です。
(ロ)法人の受益者に対する課税
収益分配金のうち課税扱いとなる普通分配金ならびに一部解約時および償還時の個別元
本超過額については、15.315%(所得税のみ)の税率で源泉徴収されます。
当ファンドは、課税上は株式投資信託として取り扱われます。
公募株式投資信託は税法上、少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」の適用対象です。
当ファンドは、受取配当にかかる益金不算入制度、配当控除の適用はありません。
※少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)
」をご利用の場合、毎年、年間100万円の範囲で新
たに購入した公募株式投資信託等から生じる配当所得および譲渡所得が5年間非課税とな
ります。ご利用になれるのは、満20歳以上の方で、販売会社で非課税口座を開設する等、
一定の条件に該当する方が対象となります。詳しくは販売会社にお問い合わせください。
※当ファンドの外貨建資産割合および非株式割合
外貨建資産への実質投資割合には制限を設けません。
非株式割合に関する制限はありません(約款規定なし)
。
―24―
※上記「(5)課税上の取扱い」ほか税制に関する本書の記載は、平成26年7月末現在の情報をもと
に作成しています。税法の改正等により、変更されることがあります。
※課税上の取扱いの詳細につきましては、税務専門家に確認されることをお勧めいたします。
―25―
5【運用状況】
(1)【投資状況】
アセアン成長国株ファンド
平成26年 7月31日現在
資産の種類
国/地域
親投資信託受益証券
日本
現金・預金・その他の資産(負債控除後)
―
時価合計
(円)
合計(純資産総額)
投資比率
(%)
1,667,163,648
99.04
16,133,612
0.96
1,683,297,260
100.00
(注)投資比率とは、ファンドの純資産総額に対する当該資産の時価比率をいいます。以下同じ。
(2)【投資資産】
①【投資有価証券の主要銘柄】
アセアン成長国株ファンド
イ
主要投資銘柄
平成26年 7月31日現在
国/
地域
日本
種類
銘柄名
親投資信託受 アセアンマザーファンド
益証券
数量
1,221,096,937
帳簿単価
(円)
帳簿価額
(円)
1.3183
1,609,813,737
評価額
単価
(円)
1.3653
以上が、当ファンドが保有する有価証券のすべてです。
ロ
種類別の投資比率
平成26年 7月31日現在
種類
投資比率(%)
親投資信託受益証券
99.04
合計
99.04
②【投資不動産物件】
アセアン成長国株ファンド
該当事項はありません。
③【その他投資資産の主要なもの】
アセアン成長国株ファンド
該当事項はありません。
―26―
評価額
(円)
投資
比率
(%)
1,667,163,648 99.04
(3)【運用実績】
①【純資産の推移】
アセアン成長国株ファンド
純資産総額
(円)
年月日
(分配落)
1万口当たりの
純資産額(円)
(分配付)
(分配落)
(分配付)
第1期
(平成20年 6月13日)
829,131,161
829,131,161
8,460
8,460
第2期
(平成20年12月15日)
383,201,837
383,201,837
4,025
4,025
第3期
(平成21年 6月15日)
578,227,234
578,227,234
5,935
5,935
第4期
(平成21年12月14日)
625,273,969
625,273,969
6,523
6,523
第5期
(平成22年 6月14日)
652,887,157
652,887,157
6,965
6,965
第6期
(平成22年12月13日)
830,065,894
830,065,894
8,140
8,140
第7期
(平成23年 6月13日)
833,454,623
833,454,623
8,159
8,159
第8期
(平成23年12月13日)
716,417,131
716,417,131
6,964
6,964
第9期
(平成24年 6月13日)
748,265,763
748,265,763
7,362
7,362
第10期
(平成24年12月13日)
960,652,038
960,652,038
8,728
8,728
第11期
(平成25年 6月13日)
1,848,863,545
1,871,048,653
10,001
10,121
第12期
(平成25年12月13日)
1,553,315,514
1,593,687,697
10,003
10,263
第13期
(平成26年 6月13日)
1,478,491,679
1,548,798,199
10,515
11,015
平成25年 7月末日
1,821,495,241
―
10,286
―
8月末日
1,602,802,675
―
9,423
―
9月末日
1,681,109,822
―
9,970
―
10月末日
1,739,794,497
―
10,515
―
11月末日
1,634,023,095
―
10,272
―
12月末日
1,519,105,085
―
10,202
―
平成26年 1月末日
1,433,404,667
―
9,790
―
2月末日
1,439,821,563
―
10,060
―
3月末日
1,473,062,063
―
10,463
―
4月末日
1,485,928,819
―
10,705
―
5月末日
1,519,668,908
―
10,963
―
6月末日
1,498,566,727
―
10,419
―
7月末日
1,683,297,260
―
10,869
―
―27―
②【分配の推移】
アセアン成長国株ファンド
計算期間
1万口当たり分配金(円)
第1期
平成19年12月14日~平成20年 6月13日
0
第2期
平成20年 6月14日~平成20年12月15日
0
第3期
平成20年12月16日~平成21年 6月15日
0
第4期
平成21年 6月16日~平成21年12月14日
0
第5期
平成21年12月15日~平成22年 6月14日
0
第6期
平成22年 6月15日~平成22年12月13日
0
第7期
平成22年12月14日~平成23年 6月13日
0
第8期
平成23年 6月14日~平成23年12月13日
0
第9期
平成23年12月14日~平成24年 6月13日
0
第10期
平成24年 6月14日~平成24年12月13日
0
第11期
平成24年12月14日~平成25年 6月13日
120
第12期
平成25年 6月14日~平成25年12月13日
260
第13期
平成25年12月14日~平成26年 6月13日
500
③【収益率の推移】
アセアン成長国株ファンド
収益率(%)
第1期
△15.4
第2期
△52.4
第3期
47.5
第4期
9.9
第5期
6.8
第6期
16.9
第7期
0.2
第8期
△14.6
第9期
5.7
第10期
18.6
第11期
16.0
第12期
2.6
第13期
10.1
(注)収益率とは、計算期間末の分配付基準価額から前期末分配落基準価額を控除した額を前期末分配落基準価額で除した
ものをいいます。
―28―
(4)【設定及び解約の実績】
アセアン成長国株ファンド
設定口数(口)
解約口数(口)
第1期
1,209,780,084
229,751,286
第2期
88,513,779
116,484,045
第3期
70,662,248
48,393,162
第4期
88,911,994
104,695,132
第5期
111,389,665
132,513,085
第6期
298,273,587
215,930,074
第7期
214,992,337
213,274,826
第8期
159,196,665
151,864,863
第9期
153,926,203
166,402,306
第10期
236,486,253
152,124,240
第11期
1,664,427,302
916,368,026
第12期
403,976,238
699,959,005
第13期
251,392,067
398,037,967
(注)本邦外における設定および解約の実績はありません。
―29―
(参考)
(1)投資状況
アセアンマザーファンド
平成26年 7月31日現在
時価合計
(円)
投資比率
(%)
資産の種類
国/地域
株式
シンガポール
521,153,689
31.22
マレーシア
380,367,562
22.79
インドネシア
318,561,927
19.09
タイ
274,425,147
16.44
フィリピン
152,729,773
9.15
1,647,238,098
98.69
21,804,413
1.31
1,669,042,511
100.00
小計
現金・預金・その他の資産(負債控除後)
―
合計(純資産総額)
(2)投資資産
①投資有価証券の主要銘柄
アセアンマザーファンド
イ
主要投資銘柄(上位30銘柄)
平成26年 7月31日現在
国/
地域
種類
銘柄名
業種
数量
帳簿単価
(円)
帳簿価額
(円)
評価額
単価
(円)
評価額
(円)
投資
比率
(%)
シンガポ
ール
株式
UNITED OVERSEAS BANK LTD
銀行
53,000
1,985.59
105,236,741
1,987.25
105,324,329 6.31
シンガポ
ール
株式
DBS GROUP HOLDINGS LTD
銀行
57,000
1,418.75
80,869,155
1,493.95
85,155,173 5.10
シンガポ
ール
株式
COMFORTDELGRO CORP LTD
運輸
400,000
206.57
82,630,000
211.53
84,613,120 5.07
マレーシ
ア
株式
PUBLIC BANK BERHAD
銀行
124,000
647.78
80,324,819
638.74
79,204,752 4.75
インドネ
シア
株式
PT BANK MANDIRI
銀行
789,500
93.45
73,778,775
91.22
72,022,137 4.32
シンガポ
ール
株式
KEPPEL CORP LTD
資本財
75,300
895.70
67,446,902
910.58
68,566,869 4.11
シンガポ
ール
株式
STARHUB LIMITED
電気通信
サービス
186,000
343.74
63,935,789
347.87
64,704,248 3.88
フィリピ
ン
株式
METROPOLITAN BANK & TRUST
銀行
319,525
212.11
67,776,045
202.16
64,595,493 3.87
タイ
株式
ADVANCED INFO SERVICE-NVDR 電気通信
サービス
92,000
715.36
65,813,405
661.26
60,835,920 3.64
マレーシ
ア
株式
TENAGA NASIONAL BHD
公益事業
150,000
404.54
60,681,060
401.95
60,293,940 3.61
マレーシ
ア
株式
HONG LEONG BANK BERHAD
銀行
120,000
457.44
54,893,958
452.93
54,351,648 3.26
インドネ
シア
株式
INDOCEMENT TUNGGAL PRAKARSA 素材
242,500
228.95
55,520,982
222.05
53,848,338 3.23
フィリピ
ン
株式
INTL CONTAINER TERM SVCS INC 運輸
182,100
263.78
48,034,519
267.33
48,681,885 2.92
―30―
国/
地域
種類
銘柄名
業種
数量
帳簿単価
(円)
帳簿価額
(円)
評価額
単価
(円)
評価額
(円)
投資
比率
(%)
マレーシ
ア
株式
SAPURAKENCANA PETROLEUM BHD エネルギ
ー
351,000
141.94
49,822,344
138.39
48,576,785 2.91
シンガポ
ール
株式
SIA ENGINEERING COMPANY
運輸
120,000
418.93
50,272,092
387.53
46,504,164 2.79
インドネ
シア
株式
PT BANK RAKYAT
銀行
452,000
102.35
46,262,200
99.68
45,055,360 2.70
インドネ
シア
株式
PT ASTRA INTERNATIONAL TBK 自動車・自
動車部品
645,000
67.19
43,340,774
68.75
44,345,362 2.66
タイ
株式
BANGKOK DUSIT MED SERVICE
-FRGN
ヘルスケ
ア機器・サ
ービス
750,000
52.00
39,001,500
54.24
40,686,750 2.44
タイ
株式
CP ALL PCL-FOREIGN
食品・生活
必需品小
売り
269,400
150.87
40,644,379
150.06
40,428,185 2.42
フィリピ
ン
株式
ALLIANCE GLOBAL GROUP,INC. 資本財
637,800
68.01
43,382,519
61.85
39,452,395 2.36
シンガポ
ール
株式
CAPITALAND LTD
不動産
140,000
266.89
37,365,286
274.33
38,406,424 2.30
インドネ
シア
株式
PT PERUSAHAAN GAS NEGARA
公益事業
710,000
50.38
35,772,981
52.51
37,282,100 2.23
タイ
株式
BANGKOK BANK PUBLIC CO
LTD-NVDR
銀行
58,500
651.63
38,120,355
629.16
36,805,860 2.21
マレーシ
ア
株式
AXIATA GROUP BERHAD
電気通信
サービス
160,800
222.27
35,741,241
223.88
36,000,611 2.16
マレーシ
ア
株式
PETRONAS CHEMICALS GROUP BHD 素材
163,000
218.07
35,546,649
218.40
35,599,233 2.13
インドネ
シア
株式
TELEKOMUNIKASI TBK PT
電気通信
サービス
1,500,000
22.91
34,376,250
23.58
35,377,500 2.12
マレーシ
ア
株式
GENTING BHD
消費者サ
ービス
107,300
315.18
33,818,835
320.34
34,372,675 2.06
インドネ
シア
株式
PT GUDANG GARAM TBK
食品・飲
料・タバコ
63,500
467.02
29,656,246
482.38
30,631,130 1.84
タイ
株式
PTT PUBLIC COMPANY LIMITED- エネルギ
NVDR
ー
28,000
1,046.46
29,300,880
1,046.46
29,300,880 1.76
シンガポ
ール
株式
GOODPACK LTD
140,000
193.35
27,069,588
199.13
27,879,362 1.67
素材
―31―
ロ
種類別・業種別の投資比率
平成26年 7月31日現在
種類
国内/外国
株式
外国
業種
投資比率(%)
エネルギー
4.67
素材
7.99
資本財
7.47
運輸
10.77
自動車・自動車部品
2.66
消費者サービス
2.06
食品・生活必需品小売り
2.91
食品・飲料・タバコ
1.84
ヘルスケア機器・サービス
2.44
銀行
35.95
不動産
2.30
電気通信サービス
11.80
公益事業
5.85
合計
98.69
②投資不動産物件
アセアンマザーファンド
該当事項はありません。
③その他投資資産の主要なもの
アセアンマザーファンド
該当事項はありません。
―32―
〔参考情報〕
参考情報〕
―33―
第2【管理及び運営】
1【申込(販売)手続等】
イ 申込方法
(イ)ファンドの取得申込者は、お申込みを取り扱う販売会社に取引口座を開設の上、当ファン
ドの取得申込みを行っていただきます。
当ファンドには、「分配金受取りコース」と「分配金自動再投資コース」の2つの申込方法
がありますが、販売会社によってはいずれか一方のみの取扱いとなる場合があります。お
申込みの販売会社または委託会社にお問い合わせください。
(ロ)原則として午後3時までに取得申込みが行われ、販売会社所定の事務手続きが完了したも
のを当日の申込受付分とします。
なお、取引所等における取引の停止、決済機能の停止、その他やむを得ない事情があると
きは、取得申込みの受付けを中止させていただく場合、既に受け付けた取得申込みを取り
消させていただく場合があります。
(ハ)当ファンドの取得申込者は販売会社に、取得申込みと同時にまたはあらかじめ当該取得申
込者が受益権の振替を行うための振替機関等の口座を申し出るものとし、当該口座に当該
取得申込者にかかる口数の増加の記載または記録が行われます。
販売会社は、当該取得申込みの代金の支払いと引換えに、当該口座に当該取得申込者にか
かる口数の増加の記載または記録を行うことができます。
ファンドのお買付けに関しましては、クーリング・オフ制度の適用はありません。
(ニ)申込不可日
上記にかかわらず、取得申込日がシンガポールの取引所の休業日の場合には、当ファンド
の取得申込みはできません(また、該当日には、解約請求のお申込みもできません。)
。
ロ 申込価額
取得申込受付日の翌営業日の基準価額となります。
ただし、累積投資契約に基づく収益分配金の再投資の場合は、各計算期末の基準価額となり
ます。
ハ 申込手数料
原則として、申込金額(取得申込受付日の翌営業日の基準価額×申込口数)に、3.24%(税
抜き3.0%)を上限として、販売会社がそれぞれ別に定める申込手数料率を乗じて得た額とな
ります。
※累積投資契約に基づく収益分配金の再投資の場合は無手数料となります。
※申込手数料に関する詳細は、お申込みの販売会社または委託会社にお問い合わせください。
ニ 申込単位
お申込単位の詳細は、取扱いの販売会社または委託会社にお問い合わせください。
ホ 照会先
申込手数料、申込単位の詳細についての委託会社に対する照会は下記においてできます。
照会先の名称
三井住友アセットマネジメント株式会社
電話番号※
インターネット・
ホームページ・アドレス
0120-88-2976
http://www.smam-jp.com
※お問い合わせは、原則として営業日の午前9時~午後5時までとさせていただきます。
ヘ 申込取扱場所・払込取扱場所
販売会社において申込み・払込みを取り扱います。
―34―
ト
払込期日
取得申込者は、申込金額(取得申込受付日の翌営業日の基準価額×申込口数)に申込手数料
および当該手数料にかかる消費税等相当額を加算した額を、販売会社の指定の期日までに、
指定の方法でお支払いください。
各取得申込みにかかる発行価額の総額は、追加信託が行われる日に、委託会社の指定する口
座を経由して、受託会社の指定するファンド口座に払い込まれます。
2【換金(解約)手続等】
受益者は、自己に帰属する受益権につき、解約請求(一部解約の実行請求)により換金すること
ができます。
お買付けの販売会社にお申し出ください。
ただし、シンガポールの取引所の休業日の場合には、解約請求の受付けは行いません。
解約請求のお申込みに関しては、原則として午後3時までに解約請求のお申込みが行われ、販売
会社所定の事務手続きが完了したものを当日の解約請求受付分とします。
解約請求を行う受益者は、その口座が開設されている振替機関等に対して当該受益者の請求にか
かるファンドの信託契約の一部解約を委託会社が行うのと引換えに、当該解約請求にかかる受益
権の口数と同口数の抹消の申請を行うものとし、社振法の規定に従い当該振替機関等の口座にお
いて当該口数の減少の記載または記録が行われます。
一部解約金は、解約請求受付日から起算して5営業日目からお支払いします。
一部解約価額は、解約請求受付日の翌営業日の基準価額から信託財産留保額(0.3%)を差し引
いた価額となります。
一部解約価額は、委託会社の営業日において日々算出されますので、委託会社(電話:
0120-88-2976)にお問い合わせいただければ、いつでもお知らせします。
委託会社は、取引所等における取引の停止、決済機能の停止、その他やむを得ない事情があると
きは、一部解約の実行の請求の受付けを中止すること、および既に受け付けた一部解約の実行請
求を取り消すことがあります。この場合、受益者は当該受付中止以前に行った当日の一部解約の
実行の請求を撤回できます。受益者がその一部解約の実行の請求を撤回しない場合には、当該受
付中止を解除した後の最初の基準価額の計算日に一部解約の実行の請求を受け付けたものとし
て、上記に準じた取扱いとなります。
3【資産管理等の概要】
(1)
【資産の評価】
イ 基準価額の算出方法
基準価額とは、信託財産に属する資産(受入担保金代用有価証券および借入れ有価証券を除
きます。
)を法令および一般社団法人投資信託協会規則に従って時価評価して得た信託財産の
資産総額から負債総額を控除した金額(
「純資産総額」といいます。)を、計算日における受
益権総口数で除した金額をいいます(基準価額は、便宜上1万口単位で表示される場合があ
ります。)。
なお、外貨建資産の円換算については、原則としてわが国における計算日の対顧客電信売買
相場の仲値によって計算するものとし、予約為替の評価は、原則としてわが国における計算
日の対顧客先物売買相場の仲値によるものとします。
ロ 基準価額の算出頻度・照会方法
基準価額は、委託会社の営業日において日々算出されます。
基準価額は、販売会社または委託会社にお問い合わせいただけるほか、原則として翌日付の
日本経済新聞朝刊の証券欄「オープン基準価格」の紙面に、「アセアン」
として掲載されます。
―35―
委託会社に対する照会は下記においてできます。
照会先の名称
三井住友アセットマネジメント株式会社
電話番号※
インターネット・
ホームページ・アドレス
0120-88-2976
http://www.smam-jp.com
※お問い合わせは、原則として営業日の午前9時~午後5時までとさせていただきます。
(2)
【保管】
ファンドの受益権は社振法の規定の適用を受け、受益権の帰属は振替機関等の振替口座簿に記
載または記録されることにより定まるため、原則として受益証券は発行されません。したがっ
て、受益証券の保管に関する該当事項はありません。
(3)
【信託期間】
平成19年12月14日から下記「(5)その他 イ 信託の終了」に記載された各事由が生じた場合
における信託終了の日までとなります。
(4)
【計算期間】
毎年6月14日から12月13日まで、12月14日から翌年6月13日までとすることを原則としますが、
各計算期間終了日に該当する日(以下「該当日」といいます。)が休業日のとき、各計算期間終
了日は、該当日の翌営業日とし、その翌日より次の計算期間が開始するものとします。なお、
最終計算期間の終了日は、信託期間の終了日とします。
(5)
【その他】
イ 信託の終了
(イ)信託契約の解約
a.委託会社は、当ファンドの信託契約を解約することが受益者にとって有利であると認め
るとき、残存口数が10億口を下回ることとなったとき、その他やむを得ない事情が発生
したときは、受託会社と合意の上、当ファンドの信託契約を解約し、信託を終了させる
ことができます。この場合において委託会社は、あらかじめ、解約しようとする旨を監
督官庁に届け出ます。
b.委託会社は、上記aの事項について、書面による決議(以下「書面決議」といいます。
)
を行います。この場合において、あらかじめ、書面決議の日ならびに信託契約の解約の
理由などの事項を定め、当該決議の日の2週間前までに、当ファンドの知れている受益
者に対し、書面をもってこれらの事項を記載した書面決議の通知を発します。
c.書面決議において、受益者(委託会社等を除きます。)は受益権の口数に応じて、議決権
を有し、これを行使することができます。なお、知れている受益者が議決権を行使しな
いときは、当該知れている受益者は書面決議について賛成するものとみなします。
d.書面決議は議決権を行使することができる受益者の半数以上であって、当該受益者の議
決権の3分の2以上に当たる多数をもって行います。
e.上記b~dまでの取扱いは、委託会社が信託契約の解約について提案をした場合において、
当該提案につき、当ファンドのすべての受益者が書面または電磁的記録により同意の意
思表示をしたときには適用しません。また、信託財産の状況に照らし、真にやむを得な
い事情が生じている場合であって、上記b~dまでの取扱いを行うことが困難な場合も
同様とします。
―36―
(ロ)信託契約に関する監督官庁の命令
委託会社は、監督官庁より当ファンドの信託契約の解約の命令を受けたときは、その命令
に従い信託契約を解約し、信託を終了させます。
(ハ)委託会社の登録取消等に伴う取扱い
委託会社が、監督官庁より登録の取消しを受けたとき、解散したときまたは業務を廃止し
たときは、委託会社は当ファンドの信託契約を解約し、信託を終了させます。ただし、監
督官庁が当ファンドに関する委託会社の業務を他の委託会社に引継ぐことを命じたときは、
当ファンドは、その委託会社と受託会社との間において存続します。
(ニ)受託会社の辞任および解任に伴う取扱い
a.受託会社は、委託会社の承諾を受けてその任務を辞任することができます。また、受託
会社がその任務に違反して信託財産に著しい損害を与えたこと、その他重要な事由があ
るときは、委託会社または受益者は、裁判所に受託会社の解任を申し立てることができ
ます。
b.上記により受託会社が辞任し、または解任された場合は、委託会社は新受託会社を選任
します。
c.委託会社が新受託会社を選任できないときは、委託会社は当ファンドの信託契約を解約し、
信託を終了させます。
ロ 収益分配金、償還金の支払い
(イ)収益分配金
a.分配金額は、委託会社が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。分配対象額
が少額の場合等には委託会社の判断により分配を行わない場合もあるため、将来の分配
金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
b.分配金は、原則として、税金を差し引いた後、毎計算期間終了日後1ヵ月以内の委託会
社の指定する日(原則として決算日から起算して5営業日目まで)から、販売会社にお
いて、決算日の振替機関等の振替口座簿に記載または記録されている受益者(当該収益
分配金にかかる決算日以前において一部解約が行われた受益権にかかる受益者を除きま
す。また、当該収益分配金にかかる決算日以前に設定された受益権で取得申込代金支払
い前のため販売会社の名義で記載または記録されている受益権については原則として取
得申込者とします。
)に支払われます。
ただし、分配金自動再投資コースにかかる収益分配金は、原則として、税金を差し引い
た後、
累積投資契約に基づいて、
毎計算期間終了日の翌営業日に無手数料で再投資され、
再投資により増加した受益権は、振替口座簿に記載または記録されます。
(ロ)償還金
償還金は、信託終了後1ヵ月以内の委託会社の指定する日(原則として償還日から起算し
て5営業日目まで)から、販売会社において、原則として、償還日の振替機関等の振替口
座簿に記載または記録されている受益者(償還日以前において一部解約が行われた受益権
にかかる受益者を除きます。また、当該償還日以前に設定された受益権で取得申込代金支
払前のため販売会社の名義で記載または記録されている受益権については原則として取得
申込者とします。)に支払われます。
ハ 信託約款の変更等
(イ)委託会社は、当ファンドの信託約款を変更することが受益者の利益のため必要と認めると
き、監督官庁より変更の命令を受けたとき、その他やむを得ない事情が発生したときは、
受託会社と合意の上、当ファンドの信託約款を変更すること、または当ファンドと他のフ
ァンドとの併合(投資信託及び投資法人に関する法律第16条第2号に規定する「委託者指
図型投資信託の併合」をいいます。
)を行うことができるものとし、あらかじめ、変更また
は併合しようとする旨および内容を監督官庁に届け出ます。
―37―
(ロ)委託会社は、上記(イ)の事項(変更についてはその内容が重大なものに限ります。以下、
併合と合わせて「重大な信託約款の変更等」といいます。)について、書面決議を行います。
この場合において、あらかじめ、書面決議の日ならびに重大な信託約款の変更等の内容お
よびその理由などの事項を定め、当該決議の日の2週間前までに、当ファンドの知れてい
る受益者に対し、書面をもってこれらの事項を記載した書面決議の通知を発します。
(ハ)上記(ロ)の書面決議において、受益者(委託会社等を除きます。
)は受益権の口数に応じ
て、議決権を有し、これを行使することができます。なお、知れている受益者が議決権を
行使しないときは、当該知れている受益者は書面決議について賛成するものとみなします。
(ニ)書面決議は議決権を行使することができる受益者の半数以上であって、当該受益者の議決
権の3分の2以上に当たる多数をもって行います(書面決議は、当ファンドのすべての受
益者に対してその効力を生じます。)
。
(ホ)上記(ロ)から(ニ)までの取扱いは、委託会社が重大な信託約款の変更等について提案
をした場合において、当該提案につき、当ファンドのすべての受益者が書面または電磁的
記録により同意の意思表示をしたときには適用しません。
(ヘ)上記にかかわらず、当ファンドと他のファンドとの併合の場合は、当ファンドにおいて併
合の書面決議が可決された場合にあっても、相手方となる他のファンドにおいて当該併合
の書面決議が否決された場合は、併合を行うことはできません。
ニ 反対者の買取請求権
当ファンドの信託契約の解約または重大な信託約款の変更等が行われる場合において、書面
決議において当該議案に反対した受益者は、自己に帰属する受益権を、受託会社に信託財産
をもって買い取るよう請求をすることができます。
ホ 販売会社との契約の更改等
委託会社と販売会社との間で締結される販売契約(名称の如何を問わず、ファンドの募集・
販売の取扱い、受益者からの一部解約実行請求の受付け、受益者への収益分配金、一部解約
金および償還金の支払事務等を規定するもの)は、期間満了の3ヵ月前に当事者のいずれか
らも、何らの意思表示もない場合は、自動的に1年間更新されます。販売契約の内容は、必
要に応じて、委託会社と販売会社との合意により変更されることがあります。
ヘ 委託会社の事業の譲渡および承継に伴う取扱い
委託会社の事業の全部または一部の譲渡、もしくは分割承継により、当ファンドに関する事
業が譲渡・承継されることがあります。
ト 公告
委託会社が受益者に対してする公告は、日本経済新聞に掲載します。
チ 運用にかかる報告書の開示方法
委託会社は毎決算後、投資信託及び投資法人に関する法律の規定に従い、期中の運用経過の
ほか、信託財産の内容、有価証券売買状況などを記載した「運用報告書」を作成します。
平成26年12月以降については、「運用報告書」の記載事項のうち重要なものを記載した「交付
運用報告書」を作成します。
「運用報告書」
(「交付運用報告書」を作成している場合は「交付運用報告書」)は、原則と
して、あらかじめ受益者が申し出た住所に販売会社から届けられます。
―38―
4【受益者の権利等】
委託会社の指図に基づく行為によりファンドに生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属
します。当ファンドの受益権は、信託の日時を異にすることにより差異が生ずることはありま
せん。
受益者の有する主な権利は次の通りです。
イ 分配金請求権
受益者は、委託会社の決定した収益分配金を持分に応じて請求する権利を有します。
収益分配金は、原則として、税金を差し引いた後、毎計算期間終了日後1ヵ月以内の委託会
社の指定する日(原則として決算日から起算して5営業日目まで)から、販売会社において、
決算日の振替機関等の振替口座簿に記載または記録されている受益者(当該収益分配金にか
かる決算日以前において一部解約が行われた受益権にかかる受益者を除きます。また、当該
収益分配金にかかる決算日以前に設定された受益権で取得申込代金支払い前のため販売会社
の名義で記載または記録されている受益権については原則として取得申込者とします。
)に支
払われます。
ただし、分配金自動再投資コースをお申込みの場合の収益分配金は、原則として、税金を差
し引いた後、累積投資契約に基づき、
毎計算期間終了日の翌営業日に無手数料で再投資され、
再投資により増加した受益権は、振替口座簿に記載または記録されます。
収益分配金は、受益者が、その支払開始日から5年間その支払いを請求しないときは、受益
者はその権利を失い、当該金銭は、委託会社に帰属します。
ロ 償還金請求権
受益者は、持分に応じて償還金を請求する権利を有します。
償還金は、信託終了後1ヵ月以内の委託会社の指定する日(原則として償還日から起算して
5営業日目まで)から、販売会社において、原則として、償還日の振替機関等の振替口座簿
に記載または記録されている受益者(償還日以前において一部解約が行われた受益権にかか
る受益者を除きます。また、当該償還日以前に設定された受益権で取得申込代金支払前のた
め販売会社の名義で記載または記録されている受益権については原則として取得申込者とし
ます。
)に支払われます。
償還金は、受益者がその支払開始日から10年間その支払いを請求しないときは、受益者はそ
の権利を失い、当該金銭は、委託会社に帰属します。
ハ 一部解約実行請求権
受益者は、自己に帰属する受益権につき、委託会社に一部解約の実行を請求することができ
ます。詳細は、前記「第2 管理及び運営 2 換金(解約)手続等」の記載をご参照くだ
さい。
ニ 書面決議における議決権および受益権の買取請求権
委託会社が、当ファンドの解約(監督官庁の命令による解約等の場合を除きます。)または、
重大な信託約款の変更等を行おうとする場合において、受益者は、それぞれの書面決議手続
きにおいて、受益権の口数に応じて議決権を有しこれを行使することができます。
書面決議の結果、当ファンドの解約または重大な信託約款の変更等が行われる場合は、書面
決議において当該議案に反対した受益者は、受託会社に対し、自己に帰属する受益権を、信
託財産をもって買い取るべき旨の請求ができます。
ホ 帳簿閲覧・謄写請求権
受益者は委託会社に対し、当該受益者にかかる信託財産に関する書類の閲覧または謄写を請
求することができます。
―39―
第3【ファンドの経理状況】
1.当ファンドの財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵
省令第59号)ならびに同規則第2条の2の規定により、「投資信託財産の計算に関する規則」(平成
12年総理府令第133号)に基づいて作成しております。
なお、財務諸表に記載している金額は、円単位で表示しております。
2.当ファンドは、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第13期(平成25年12月14日から
平成26年6月13日まで)の財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人により監査を受けており
ます。
―40―
1【財務諸表】
【アセアン成長国株ファンド】
(1)
【貸借対照表】
(単位:円)
第12期
第13期
(平成25年12月13日現在) (平成26年 6月13日現在)
資産の部
流動資産
コール・ローン
親投資信託受益証券
未収利息
流動資産合計
資産合計
負債の部
流動負債
未払収益分配金
未払解約金
未払受託者報酬
未払委託者報酬
その他未払費用
流動負債合計
負債合計
純資産の部
元本等
元本
剰余金
期末剰余金又は期末欠損金(△)
元本等合計
純資産合計
負債純資産合計
―42―
57,994,312
1,565,663,061
47
1,623,657,420
1,623,657,420
110,912,152
1,452,832,518
60
1,563,744,730
1,563,744,730
40,372,183
14,094,047
731,603
15,089,268
54,805
70,341,906
70,341,906
70,306,520
1,295,577
629,079
12,974,753
47,122
85,253,051
85,253,051
1,552,776,305
1,406,130,405
539,209
1,553,315,514
1,553,315,514
1,623,657,420
72,361,274
1,478,491,679
1,478,491,679
1,563,744,730
(2)
【損益及び剰余金計算書】
第12期
自 平成25年 6月14日
至 平成25年12月13日
営業収益
受取利息
有価証券売買等損益
営業収益合計
営業費用
受託者報酬
委託者報酬
その他費用
営業費用合計
営業利益
経常利益
当期純利益
一部解約に伴う当期純利益金額の分配額
期首剰余金又は期首欠損金(△)
剰余金増加額又は欠損金減少額
当期一部解約に伴う剰余金増加額又は欠損
金減少額
当期追加信託に伴う剰余金増加額又は欠損
金減少額
剰余金減少額又は欠損金増加額
当期一部解約に伴う剰余金減少額又は欠損
金増加額
分配金
期末剰余金又は期末欠損金(△)
―43―
(単位:円)
第13期
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
4,118
53,367,111
53,371,229
2,994
154,169,457
154,172,451
731,603
15,089,268
54,805
15,875,676
37,495,553
37,495,553
37,495,553
5,534,792
104,473
9,759,043
―
629,079
12,974,753
47,122
13,650,954
140,521,497
140,521,497
140,521,497
8,754,289
539,209
10,361,377
132,488
9,759,043
10,228,889
912,885
912,885
―
―
40,372,183
539,209
70,306,520
72,361,274
(3)
【注記表】
(重要な会計方針の注記)
項
目
有価証券の評価基準及び評
価方法
第13期
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
親投資信託受益証券は移動平均法に基づき、以下の通り、原則として時
価で評価しております。
(1) 金融商品取引所等に上場されている有価証券
金融商品取引所等に上場されている有価証券は、原則として金融商品
取引所等の最終相場に基づいて評価しております。
(2) 金融商品取引所等に上場されていない有価証券
金融商品取引所等に上場されていない有価証券は、原則として金融商
品取引業者、銀行等の提示する価額(ただし、売気配相場は使用しない)、
価格情報会社の提供する価額または業界団体が公表する売買参考統計値
等で評価しております。
(3) 時価が入手できなかった有価証券
直近の最終相場等によって時価評価することが適当ではないと委託者
が判断した場合には、委託者としての忠実義務に基づき合理的事由をも
って時価と認める評価額により評価しております。
(貸借対照表に関する注記)
項
目
1. 受益権総数
2. 1単位当たり純資産額
第12期
(平成25年12月13日現在)
当計算期間の末日における受益権
の総数
1,552,776,305口
1.0003円
(1万口=10,003円)
第13期
(平成26年 6月13日現在)
当計算期間の末日における受益権
の総数
1,406,130,405口
1.0515円
(1万口=10,515円)
(損益及び剰余金計算書に関する注記)
項
目
分配金の計算過程
第12期
自 平成25年 6月14日
至 平成25年12月13日
計算期間末における費用控除後の
配当等収益(11,875,212円)、費用
控除後、繰越欠損金補填後の有価
証券売買等損益(20,085,549円)
、
収益調整金(131,354,666円)、お
よび分配準備積立金(34,181,172
円)より、分配対象収益は
197,496,599 円 ( 1 万 口 当 た り
1,271.89 円 ) で あ り 、 う ち
40,372,183円 (1 万口当 た り260
円)を分配金額としております。
―44―
第13期
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
計算期間末における費用控除後の
配当等収益(21,633,997円)、費用
控除後、繰越欠損金補填後の有価
証券売買等損益(110,133,211円)、
収益調整金(123,056,603円)、お
よび分配準備積立金(20,143,419
円)より、分配対象収益は
274,967,230 円 ( 1 万 口 当 た り
1,955.48 円 ) で あ り 、 う ち
70,306,520円 (1 万口当 た り500
円)を分配金額としております。
(金融商品に関する注記)
Ⅰ.金融商品の状況に関する事項
第13期
項 目
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
1.金融商品に対する取組 当ファンドは「投資信託及び投資法人に関する法律」第2条第4項に定
方針
める証券投資信託であり、当ファンドの信託約款に従い、有価証券等の
金融商品に対して、投資として運用することを目的としております。
2.金融商品の内容及び金 (1) 金融商品の内容
融商品に係るリスク
1) 有価証券
当ファンドが投資対象とする有価証券は、信託約款で定められてお
り、当計算期間については、親投資信託受益証券を組み入れております。
2) デリバティブ取引
当ファンドが行うことのできるデリバティブ取引は、信託約款に基づ
いております。デリバティブ取引は、信託財産に属する資産の効率的な
運用に資すること、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクの回
避を目的としております。
3) コール・ローン、未収入金、未払金等の金銭債権および金銭債務等
(2) 金融商品に係るリスク
有価証券およびデリバティブ取引等
当ファンドが保有する金融商品にかかる主なリスクとしては、株価変
動リスク、金利変動リスク、為替変動リスク等の市場リスク、信用リス
クおよび流動性リスクがあります。
3.金融商品に係るリスク リスク管理の実効性を高め、またコンプライアンスの徹底を図るために
管理体制
運用部門から独立した組織を設置し、投資リスクや法令・諸規則等の遵
守状況にかかる、信託約款・社内ルール等において定める各種投資制
限・リスク指標のモニタリングおよびファンドの運用パフォーマンスの
測定・分析・評価についての確認等を行っています。投資リスクや法令・
諸規則等の遵守状況等にかかる確認結果等については、運用評価、リス
ク管理およびコンプライアンスに関する委員会をそれぞれ設け、報告が
義務づけられています。
また、とりわけ、市場リスク、信用リスクおよび流動性リスクの管理
体制については、各種リスクごとに管理項目、測定項目、上下限値、管
理レベルおよび頻度等を定めて当該リスクの管理を実施しております。
当該リスクを管理する部署では、原則として速やかに是正・修正等を行
う必要がある状況の場合は、関連する運用グループに是正勧告あるいは
報告が行われ、当該関連運用グループは、必要な対処の実施あるいは対
処方針の決定を行います。その後、当該関連運用グループの対処の実施
や対処方針の決定等に関し、必要に応じてリスク管理を行う部署が当該
部署の担当役員、当該関連運用グループの担当役員およびリスク管理委
員会へ報告を行う体制となっております。
なお、他の運用会社が設定・運用を行うファンド(外部ファンド)を
組入れる場合には、当該外部ファンドの運用会社にかかる経営の健全
性、運用もしくはリスク管理の適切性も含め、外部ファンドの適格性等
に関して、運用委託先を管理する部会にて、定期的に審議する体制とな
っております。加えて、外部ファンドの組入れは、原則として、運用実
績の優位性、運用会社の信用力・運用体制・資産管理体制の状況を確認
の上選定するものとし、また、定性・定量面における評価を継続的に実
施し、投資対象としての適格性を判断しております。
―45―
第13期
項 目
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
4.金融商品の時価等に関 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場
する事項についての補 合には委託者としての忠実義務に基づき合理的事由をもって認める評
足説明
価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等
を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異な
ることもあります。また、デリバティブ取引に関する契約額等について
は、その金額自体がデリバティブ取引にかかる市場リスクを示すもので
はありません。
Ⅱ.金融商品の時価等に関する事項
項
目
1. 貸借対照表計上額、時価
及び差額
2. 時価の算定方法
第13期
(平成26年 6月13日現在)
金融商品は、原則として、すべて時価で計上されているため、貸借対照
表計上額と時価との差額はありません。
(1) 有価証券(親投資信託受益証券)
「重要な会計方針の注記」に記載しております。
(2) 派生商品評価勘定(デリバティブ取引)
デリバティブ取引については、「デリバティブ取引に関する注記」に
記載しております。
(3) コール・ローン、未収入金、未払金等の金銭債権および金銭債務等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいこと
から、当該帳簿価額を時価としております。
(有価証券に関する注記)
売買目的有価証券
第12期(自 平成25年6月14日 至 平成25年12月13日)
種 類
当計算期間の損益に含まれた評価差額
親投資信託受益証券
51,880,740円
合 計
51,880,740円
第13期(自 平成25年12月14日 至 平成26年6月13日)
種 類
当計算期間の損益に含まれた評価差額
親投資信託受益証券
144,180,113円
合 計
144,180,113円
(デリバティブ取引に関する注記)
第12期(平成25年12月13日現在)
該当事項はありません。
第13期(平成26年6月13日現在)
該当事項はありません。
―46―
(関連当事者との取引に関する注記)
第 12 期(自 平成 25 年 6 月 14 日 至 平成 25 年 12 月 13 日)
該当事項はありません。
第 13 期(自 平成 25 年 12 月 14 日 至 平成 26 年 6 月 13 日)
該当事項はありません。
(その他の注記)
項
第12期
(平成25年12月13日現在)
1,848,759,072円
403,976,238円
699,959,005円
目
期首元本額
期中追加設定元本額
期中一部解約元本額
第13期
(平成26年 6月13日現在)
1,552,776,305円
251,392,067円
398,037,967円
(4)
【附属明細表】
①有価証券明細表
(a)株式
該当事項はありません。
(b)株式以外の有価証券
種類
親投資信託
受益証券
銘
柄
券面総額
アセアンマザーファンド
親投資信託受益証券 小計
合 計
(単位:円)
備 考
1,103,137,827
1,452,832,518
1,103,137,827
1,452,832,518
1,452,832,518
②デリバティブ取引及び為替予約取引の契約額等及び時価の状況表
該当事項はありません。
―47―
評価額
(参考情報)
アセアン成長国株ファンドは、「アセアンマザーファンド」受益証券を主要投資対象としており、貸
借対照表の資産の部に計上された「親投資信託受益証券」は、すべて同マザーファンドの受益証券です。
なお、以下に記載した状況は、監査の対象外です。
「アセアンマザーファンド」の状況
(1)貸借対照表
(単位:円)
(平成25年12月13日現在) (平成26年 6月13日現在)
資産の部
流動資産
預金
コール・ローン
株式
未収入金
未収配当金
未収利息
流動資産合計
資産合計
負債の部
流動負債
派生商品評価勘定
流動負債合計
負債合計
純資産の部
元本等
元本
剰余金
剰余金又は欠損金(△)
元本等合計
純資産合計
負債純資産合計
―48―
198,221
1,379,309
1,495,374,945
68,936,580
1,888,780
1
1,567,777,836
1,567,777,836
―
15,335,823
1,434,492,999
―
4,921,521
8
1,454,750,351
1,454,750,351
289,151
289,151
289,151
―
―
―
1,321,665,643
1,104,555,075
245,823,042
1,567,488,685
1,567,488,685
1,567,777,836
350,195,276
1,454,750,351
1,454,750,351
1,454,750,351
(2)注記表
(重要な会計方針の注記)
項
目
1. 有価証券の評価基準及
び評価方法
2. デリバティブの評価基
準及び評価方法
3. 収益及び費用の計上基
準
4. その他財務諸表作成の
ための基本となる重要
な事項
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
株式は移動平均法に基づき、以下の通り、原則として時価で評価してお
ります。
(1) 金融商品取引所等に上場されている有価証券
金融商品取引所等に上場されている有価証券は、原則として金融商品
取引所等の最終相場に基づいて評価しております。
(2) 金融商品取引所等に上場されていない有価証券
金融商品取引所等に上場されていない有価証券は、原則として金融商
品取引業者、銀行等の提示する価額(ただし、売気配相場は使用しない)、
価格情報会社の提供する価額または業界団体が公表する売買参考統計値
等で評価しております。
(3) 時価が入手できなかった有価証券
直近の最終相場等によって時価評価することが適当ではないと委託者
が判断した場合には、委託者としての忠実義務に基づき合理的事由をも
って時価と認める評価額により評価しております。
為替予約取引
個別法に基づき、原則として時価で評価しております。時価評価にあ
たっては、原則として、わが国における対顧客先物相場の仲値によって
おります。
受取配当金の計上基準
受取配当金は原則として、配当落ち日において、確定配当金額または
予想配当金額を計上しております。なお、配当金額が未確定の場合は、
入金日基準で計上しております。
外貨建資産等の会計処理
「投資信託財産の計算に関する規則」第60条および第61条に基づいて
処理しております。
(貸借対照表に関する注記)
項 目
(平成25年12月13日現在)
1. 受益権総数
平成25年12月13日における受益権
の総数
1,321,665,643口
2. 1単位当たり純資産額
1.1860円
(1万口=11,860円)
―49―
(平成26年 6月13日現在)
平成26年 6月13日における受益権
の総数
1,104,555,075口
1.3170円
(1万口=13,170円)
(金融商品に関する注記)
Ⅰ.金融商品の状況に関する事項
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
1.金融商品に対する取組 当ファンドは「投資信託及び投資法人に関する法律」第2条第4項に定
方針
める証券投資信託であり、当ファンドの信託約款に従い、有価証券等の
金融商品に対して、投資として運用することを目的としております。
2.金融商品の内容及び金 (1) 金融商品の内容
融商品に係るリスク
1) 有価証券
当ファンドが投資対象とする有価証券は、信託約款で定められてお
り、当計算期間については、株式を組み入れております。
2) デリバティブ取引
当ファンドが行うことのできるデリバティブ取引は、信託約款に基づ
いております。デリバティブ取引は、信託財産に属する資産の効率的な
運用に資すること、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクの回
避を目的としております。
当計算期間については、為替予約取引を行っております。
3) コール・ローン、未収入金、未払金等の金銭債権および金銭債務等
(2) 金融商品に係るリスク
有価証券およびデリバティブ取引等
当ファンドが保有する金融商品にかかる主なリスクとしては、株価変
動リスク、金利変動リスク、為替変動リスク等の市場リスク、信用リス
クおよび流動性リスクがあります。
3.金融商品に係るリスク リスク管理の実効性を高め、またコンプライアンスの徹底を図るために
管理体制
運用部門から独立した組織を設置し、投資リスクや法令・諸規則等の遵
守状況にかかる、信託約款・社内ルール等において定める各種投資制
限・リスク指標のモニタリングおよびファンドの運用パフォーマンスの
測定・分析・評価についての確認等を行っています。投資リスクや法令・
諸規則等の遵守状況等にかかる確認結果等については、運用評価、リス
ク管理およびコンプライアンスに関する委員会をそれぞれ設け、報告が
義務づけられています。
また、とりわけ、市場リスク、信用リスクおよび流動性リスクの管理
体制については、各種リスクごとに管理項目、測定項目、上下限値、管
理レベルおよび頻度等を定めて当該リスクの管理を実施しております。
当該リスクを管理する部署では、原則として速やかに是正・修正等を行
う必要がある状況の場合は、関連する運用グループに是正勧告あるいは
報告が行われ、当該関連運用グループは、必要な対処の実施あるいは対
処方針の決定を行います。その後、当該関連運用グループの対処の実施
や対処方針の決定等に関し、必要に応じてリスク管理を行う部署が当該
部署の担当役員、当該関連運用グループの担当役員およびリスク管理委
員会へ報告を行う体制となっております。
なお、他の運用会社が設定・運用を行うファンド(外部ファンド)を
組入れる場合には、当該外部ファンドの運用会社にかかる経営の健全
性、運用もしくはリスク管理の適切性も含め、外部ファンドの適格性等
に関して、運用委託先を管理する部会にて、定期的に審議する体制とな
っております。加えて、外部ファンドの組入れは、原則として、運用実
績の優位性、運用会社の信用力・運用体制・資産管理体制の状況を確認
の上選定するものとし、また、定性・定量面における評価を継続的に実
施し、投資対象としての適格性を判断しております。
項
目
―50―
自 平成25年12月14日
至 平成26年 6月13日
4.金融商品の時価等に関 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場
する事項についての補 合には委託者としての忠実義務に基づき合理的事由をもって認める評
足説明
価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件等
を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異な
ることもあります。また、デリバティブ取引に関する契約額等について
は、その金額自体がデリバティブ取引にかかる市場リスクを示すもので
はありません。
項
目
Ⅱ.金融商品の時価等に関する事項
項 目
(平成26年 6月13日現在)
1. 貸借対照表計上額、時価 金融商品は、原則として、すべて時価で計上されているため、貸借対照
表計上額と時価との差額はありません。
及び差額
2. 時価の算定方法
(1) 有価証券(株式)
「重要な会計方針の注記」に記載しております。
(2) 派生商品評価勘定(デリバティブ取引)
デリバティブ取引については、「デリバティブ取引に関する注記」に
記載しております。
(3) コール・ローン、未収入金、未払金等の金銭債権および金銭債務等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいこと
から、当該帳簿価額を時価としております。
(デリバティブ取引に関する注記)
(平成25年12月13日現在)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
通貨関連
(単位:円)
区
分
種
類
契
約 額 等
うち1年超
時
価
評価損益
為替予約取引
売建
市場取引以外
の取引
シンガポールドル
52,844,088
―
53,133,239
△289,151
小計
52,844,088
―
53,133,239
△289,151
合 計
52,844,088
―
53,133,239
△289,151
(注)時価の算定方法
為替予約取引の時価の算定方法について
1.計算期間末日に対顧客先物相場の仲値が発表されている外貨については、以下のように評
価しています。
①計算期間末日において為替予約の受渡日の対顧客先物相場の仲値が発表されている場合は、
当該為替予約は当該仲値で評価しています。
②計算期間末日において為替予約の受渡日の対顧客先物相場の仲値が発表されていない場合
は、以下の方法によっています。
・計算期間末日に為替予約の受渡日を超える対顧客先物相場が発表されている場合には、発
表されている対顧客先物相場のうち当該日に最も近い前後二つの対顧客先物相場の仲値を
もとに計算したレートを用いています。
・計算期間末日に為替予約の受渡日を超える対顧客先物相場が発表されていない場合には、
当該日に最も近い受渡日として、発表されている対顧客先物相場の仲値を用いています。
2.計算期間末日において対顧客先物相場の仲値が発表されていない外貨については、計算期
間末日の対顧客相場の仲値で評価しています。
―51―
2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
該当事項はありません。
(平成26年6月13日現在)
該当事項はありません。
(関連当事者との取引に関する注記)
(自 平成 25 年 6 月 14 日 至 平成 25 年 12 月 13 日)
該当事項はありません。
(自 平成 25 年 12 月 14 日 至 平成 26 年 6 月 13 日)
該当事項はありません。
(その他の注記)
(平成25年12月13日現在)
開示対象ファンドの
期首における当該親投資信託の元本額
同期中における追加設定元本額
同期中における一部解約元本額
1,510,343,098円
73,770,011円
262,447,466円
平成25年12月13日現在の元本の内訳
アセアン成長国株ファンド
アジア・バランス・セレクション
合 計
1,320,120,625円
1,545,018円
1,321,665,643円
(平成26年 6月13日現在)
開示対象ファンドの
期首における当該親投資信託の元本額
同期中における追加設定元本額
同期中における一部解約元本額
1,321,665,643円
13,464,828円
230,575,396円
平成26年 6月13日現在の元本の内訳
アセアン成長国株ファンド
アジア・バランス・セレクション
合 計
1,103,137,827円
1,417,248円
1,104,555,075円
(3)附属明細表
①有価証券明細表
(a)株式
銘
シンガポールドル
GOODPACK LTD
KEPPEL CORP LTD
柄
株
数
140,000
75,300
―52―
評価額
単価
2.41
10.74
評価額
金額
337,400.00
808,722.00
備
考
銘
柄
COMFORTDELGRO CORP LTD
SIA ENGINEERING COMPANY
DBS GROUP HOLDINGS LTD
UNITED OVERSEAS BANK LTD
CAPITALAND LTD
STARHUB LIMITED
シンガポールドル小計
(邦貨換算額:円)
株
数
400,000
120,000
47,000
53,000
70,000
186,000
1,091,300
評価額
単価
2.48
5.07
17.06
22.50
3.24
4.26
評価額
金額
992,000.00
608,400.00
801,820.00
1,192,500.00
226,800.00
792,360.00
5,760,002.00
(469,497,763)
マレーシアリンギット
SAPURAKENCANA PETROLEUM BHD
PETRONAS CHEMICALS GROUP BHD
GAMUDA BHD
GENTING BHD
CIMB GROUP HOLDINGS BERHAD
PUBLIC BANK BERHAD
AXIATA GROUP BERHAD
TENAGA NASIONAL BHD
マレーシアリンギット小計
(邦貨換算額:円)
171,000
163,000
108,000
107,300
127,700
148,000
160,800
150,000
1,135,800
4.21
6.77
4.57
10.20
7.18
20.84
6.90
11.66
719,910.00
1,103,510.00
493,560.00
1,094,460.00
916,886.00
3,084,320.00
1,109,520.00
1,749,000.00
10,271,166.00
(325,698,673)
タイバーツ
PTT PUBLIC COMPANY LIMITED- NVDR
PTT GLOBAL CHEMICAL PLC-NVDR
CP ALL PCL-FOREIGN
BANGKOK DUSIT MED SERVICE -FRGN
BANGKOK BANK PUBLIC CO LTD-NVDR
KASIKORNBANK PUBLIC CAMPANY LTD- FOREIGN
KASIKORNBANK PUBLIC CAMPANY LTD- NVDR
ADVANCED INFO SERVICE-NVDR
タイバーツ小計
(邦貨換算額:円)
28,000
75,000
269,400
750,000
58,500
31,500
20,000
50,000
1,282,400
294.00
67.25
45.00
16.60
193.50
201.00
201.00
227.00
8,232,000.00
5,043,750.00
12,123,000.00
12,450,000.00
11,319,750.00
6,331,500.00
4,020,000.00
11,350,000.00
70,870,000.00
(222,531,800)
フィリピンペソ
ALLIANCE GLOBAL GROUP,INC.
INTL CONTAINER TERM SVCS INC
METROPOLITAN BANK & TRUST
フィリピンペソ小計
(邦貨換算額:円)
637,800
182,100
319,525
1,139,425
29.45
111.00
85.85
18,783,210.00
20,213,100.00
27,431,221.25
66,427,531.25
(154,111,872)
242,500
645,000
63,500
789,500
452,000
1,500,000
24,425.00
7,450.00
54,025.00
9,925.00
10,150.00
2,405.00
5,923,062,500.00
4,805,250,000.00
3,430,587,500.00
7,835,787,500.00
4,587,800,000.00
3,607,500,000.00
インドネシアルピア
INDOCEMENT TUNGGAL PRAKARSA
PT ASTRA INTERNATIONAL TBK
PT GUDANG GARAM TBK
PT BANK MANDIRI
PT BANK RAKYAT
TELEKOMUNIKASI TBK PT
―53―
備
考
銘
柄
株
インドネシアルピア小計
(邦貨換算額:円)
評価額
単価
数
3,692,500
評価額
金額
30,189,987,500.00
(262,652,891)
備
考
合計
8,341,425
1,434,492,999
(外貨建有価証券邦貨換算額合計:円)
(1,434,492,999)
(注)金額欄の( )内は、外貨建有価証券にかかるもので、内書きであります。
通貨
シンガポールドル
マレーシアリンギッ
ト
タイバーツ
フィリピンペソ
インドネシアルピア
株式
銘柄数
8銘柄
組入株式時価比率
32.3%
合計金額に対する比率
32.7%
株式
8銘柄
22.4%
22.7%
株式
株式
株式
8銘柄
3銘柄
6銘柄
15.3%
10.6%
18.1%
15.5%
10.7%
18.3%
(b)株式以外の有価証券
該当事項はありません。
②デリバティブ取引及び為替予約取引の契約額等及び時価の状況表
該当事項はありません。
2【ファンドの現況】
【純資産額計算書】
アセアン成長国株ファンド
平成26年 7月31日現在
Ⅰ
資産総額
1,691,905,370円
Ⅱ
負債総額
8,608,110円
Ⅲ
純資産総額(Ⅰ-Ⅱ)
1,683,297,260円
Ⅳ
発行済口数
1,548,645,919口
Ⅴ
1口当たり純資産額(Ⅲ/Ⅳ)
1.0869円
(1万口当たり純資産額)
(10,869円)
―54―
第4【内国投資信託受益証券事務の概要】
ファンドの受益権は、社振法の規定の適用を受け、ファンドの受益権を取り扱う振替機関が社振法
の規定により主務大臣の指定を取り消された場合または当該指定が効力を失った場合であって、当
該振替機関の振替業を承継する者が存在しない場合その他やむを得ない事情等がある場合を除き、
当該振替受益権を表示する受益証券は発行されません。
イ
名義書換
該当事項はありません。
ロ 受益者名簿
作成しません。
ハ 受益者に対する特典
ありません。
ニ 受益権の譲渡および譲渡制限等
(イ)受益権の譲渡
a.受益者は、その保有する受益権を譲渡する場合には、当該受益者の譲渡の対象とする受益
権が記載または記録されている振替口座簿にかかる振替機関等に振替の申請をするものと
します。
b.上記aの申請のある場合には、上記aの振替機関等は、当該譲渡にかかる譲渡人の保有す
る受益権の口数の減少および譲受人の保有する受益権の口数の増加につき、その備える振
替口座簿に記載または記録するものとします。ただし、上記aの振替機関等が振替先口座
を開設したものでない場合には、譲受人の振替先口座を開設した他の振替機関等(当該他
の振替機関等の上位機関を含みます。)に社振法の規定に従い、譲受人の振替先口座に受益
権の口数の増加の記載または記録が行われるよう通知するものとします。
c.上記aの振替について、委託会社は、当該受益者の譲渡の対象とする受益権が記載または
記録されている振替口座簿にかかる振替機関等と譲受人の振替先口座を開設した振替機関
等が異なる場合等において、委託会社が必要と認めたときまたはやむを得ない事情がある
と判断したときは、振替停止日や振替停止期間を設けることができます。
(ロ)受益権の譲渡制限および譲渡の対抗要件
譲渡制限はありません。ただし、受益権の譲渡は、振替口座簿への記載または記録によらな
ければ、委託会社および受託会社に対抗することができません。
ホ 受益権の再分割
委託会社は、受託会社と協議の上、社振法に定めるところに従い、一定日現在の受益権を均等
に再分割できるものとします。
ヘ 償還金
償還金は、原則として、償還日において振替機関等の振替口座簿に記載または記録されている
受益者に支払います。
ト 質権口記載または記録の受益権の取扱いについて
振替機関等の振替口座簿の質権口に記載または記録されている受益権にかかる収益分配金の支
払い、一部解約の実行の請求の受付け、一部解約金および償還金の支払い等については、約款
の規定によるほか、民法その他の法令等に従って取り扱われます。
―55―
第三部【委託会社等の情報】
第1【委託会社等の概況】
1【委託会社等の概況】
イ
資本金の額および株式数
資本金の額
会社が発行する株式の総数
発行済株式総数
平成26年7月31日現在
2,000百万円
60,000 株
17,640 株
ロ
最近5年間における資本金の額の増減
該当ありません。
ハ
会社の機構
委託会社の取締役は7名以内とし、株主総会で選任されます。取締役の選任決議は、議決権
を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の
過半数をもって行い、累積投票によらないものとします。
取締役の任期は、選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総
会の終結の時までとし、補欠または増員によって選任された取締役の任期は、他の現任取締
役の任期の満了する時までとします。
委託会社の業務上重要な事項は、取締役会の決議により決定します。
取締役会は、取締役会の決議によって、代表取締役を若干名を選定します。
また、取締役会の決議によって、取締役社長を1名選定し、必要に応じて取締役会長1名の
ほか、取締役副社長、専務取締役、常務取締役を若干名選定することができます。
ニ
投資信託の運用の流れ
計
画
投資政策委員会(担当運用グループ)
マクロ会 議 等
エコノミスト・アナリスト・ファ
ンドマネージャーによるマクロ経
済環境・市場環境分析等
運用スタイル毎の運用方針の決定
ファンドの月次運用計画の決定
実
行
検
担 当 運 用 グループ
月次運用計画に基づく、ファンドの
ポートフォリオの構築および管理
日々のリスクモニタリング
証
運用評価委員会
(リスク管 理 部 、運 用 企 画 部 )
ファンドの運用方針の実行確認、
運用状況の分析結果報告 および
法令諸規則・ガイドラインおよ
び約款の遵守状況の報告
リスク管 理 部
事後的な日々のリスクモニタリ
ング
トレーディング部
売買執行
―56―
2【事業の内容及び営業の概況】
「投資信託及び投資法人に関する法律」に定める投資信託委託会社である委託会社は、証券投資
信託の設定を行うとともに「金融商品取引法」に定める金融商品取引業者としてその運用(投資
運用業)を行っています。また「金融商品取引法」に定める投資助言業務を行っています。
平成26年7月31日現在、委託会社が運用を行っている投資信託(親投資信託は除きます)は、以
下の通りです。
(平成26年7月31日現在、単位:百万円)
本 数
純資産総額
33
210,706
単位型
(
13)
(
55,503)
411
5,114,591
株式投資信託
追加型
( 167)
( 3,089,483)
444
5,325,296
計
( 180)
( 3,144,985)
10
39,035
単位型
(
10)
(
39,035)
4
268,455
公社債投資信託
追加型
(
1)
(
178,373)
14
307,490
計
(
11)
(
217,408)
458
5,632,786
合 計
( 191)
( 3,362,394)
※( )内は、私募投資信託分であり、内書き表記しております。
―57―
3【委託会社等の経理状況】
1
当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令
第59号。以下「財務諸表等規則」という。)並びに同規則第2条の規定により、「金融商品取引業
等に関する内閣府令」(平成19年内閣府令第52号)に基づいて作成しております。
2
当社は、当事業年度(平成25年4月1日から平成26年3月31日まで)の財務諸表については、
金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けてお
ります。
―58―
(1)【貸借対照表】
前事業年度
(平成 25 年3月 31 日)
(資産の部)
流動資産
現金及び預金
有価証券
前払費用
未収入金
未収委託者報酬
未収運用受託報酬
未収投資助言報酬
未収収益
繰延税金資産
その他の流動資産
流動資産計
固定資産
有形固定資産
建物
器具備品
有形固定資産合計
無形固定資産
ソフトウェア
ソフトウェア仮勘定
電話加入権
商標権
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
関係会社株式
長期差入保証金
長期前払費用
会員権
繰延税金資産
投資その他の資産合計
固定資産計
資産合計
※2
※2
(単位:千円)
当事業年度
(平成 26 年3月 31 日)
17,748,821
3,999,613
260,095
7,550
3,641,029
439,648
470,228
12,379
230,101
15,233
26,824,700
20,615,467
4,999,802
257,741
4,026
4,128,531
934,710
453,941
11,700
548,658
4,577
31,959,157
138,920
153,518
292,438
124,723
204,970
329,694
487,128
1,805
115
809
489,857
517,480
4,595
103
468
522,646
6,914,557
234,311
553,412
13,881
9,480
409,440
8,135,083
8,917,379
35,742,080
6,843,224
353,036
541,904
41,193
9,480
463,476
8,252,316
9,104,657
41,063,815
※1
―60―
前事業年度
(平成 25 年3月 31 日)
(単位:千円)
当事業年度
(平成 26 年3月 31 日)
(負債の部)
流動負債
預り金
未払金
未払収益分配金
未払償還金
未払手数料
その他未払金
未払費用
未払消費税等
未払法人税等
賞与引当金
その他の流動負債
流動負債計
固定負債
退職給付引当金
固定負債計
負債合計
※2
(純資産の部)
株主資本
資本金
資本剰余金
資本準備金
資本剰余金合計
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
配当準備積立金
別途積立金
繰越利益剰余金
利益剰余金合計
株主資本計
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等計
純資産合計
負債・純資産合計
―61―
47,693
61,327
425
149,880
1,899,876
127,465
1,235,323
93,482
630,796
253,750
4,438,695
671
143,230
2,138,441
203,170
1,615,419
215,390
1,623,022
926,263
8
6,926,944
1,605,470
1,605,470
6,044,166
1,802,340
1,802,340
8,729,285
2,000,000
2,000,000
8,628,984
8,628,984
8,628,984
8,628,984
284,245
284,245
60,000
1,476,959
16,718,237
18,539,441
29,168,425
60,000
1,476,959
19,227,103
21,048,308
31,677,292
529,488
529,488
29,697,914
35,742,080
657,238
657,238
32,334,530
41,063,815
(2)【損益計算書】
(自
至
前事業年度
平成24年4月1日
平成25年3月31日)
営業収益
委託者報酬
運用受託報酬
投資助言報酬
その他営業収益
情報提供コンサルタント
業務報酬
投資法人運用受託報酬
サービス支援手数料
その他
営業収益計
営業費用
支払手数料
広告宣伝費
公告費
調査費
調査費
委託調査費
営業雑経費
通信費
印刷費
協会費
諸会費
情報機器関連費
販売促進費
その他
営業費用計
一般管理費
給料
役員報酬
給料・手当
賞与
賞与引当金繰入額
交際費
寄付金
事務委託費
旅費交通費
租税公課
不動産賃借料
退職給付費用
固定資産減価償却費
諸経費
一般管理費計
営業利益
営業外収益
受取配当金
有価証券利息
―62―
(自
至
(単位:千円)
当事業年度
平成25年4月1日
平成26年3月31日)
24,965,627
2,123,129
1,675,512
30,300,842
3,773,696
2,117,669
5,000
28,389
39,868
51,597
28,889,125
5,000
26,625
24,883
56,406
36,305,122
12,702,099
323,773
5,176
15,695,322
276,591
5,637
628,953
2,491,384
1,028,700
3,053,376
34,811
208,926
27,115
13,918
1,992,553
14,507
103,926
18,547,147
38,776
262,934
14,337
32,186
2,277,699
40,388
117,451
22,843,403
145,461
4,393,347
767,474
253,750
17,677
24
252,472
184,318
83,374
670,888
173,008
189,990
260,890
7,392,682
2,949,295
140,440
4,900,885
786,372
926,263
24,915
82
303,945
196,933
100,575
546,821
330,002
227,090
258,736
8,743,067
4,718,652
36,741
3,643
50,559
2,660
(自
至
受取利息
時効成立分配金・償還金
原稿・講演料
還付加算金
雑収入
営業外収益計
営業外費用
為替差損
雑損失
営業外費用計
経常利益
特別利益
投資有価証券償還益
投資有価証券売却益
負ののれん発生益
企業結合に係る特定勘定取崩
益
特別利益計
特別損失
固定資産除却損
投資有価証券償還損
投資有価証券評価損
投資有価証券売却損
関係会社株式評価損
合併関連費用
事務所移転費用
特別損失計
税引前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益
前事業年度
平成24年4月1日
(自
平成25年3月31日)
至
5,921
961
2,696
78
4,508
54,551
※1
―63―
(単位:千円)
当事業年度
平成25年4月1日
平成26年3月31日)
5,190
5,958
2,456
182
3,692
70,701
25,770
25,770
2,978,076
29,406
38
29,444
4,759,909
52,516
-
8,250
310,894
186,047
52,516
2,870
508,062
2,409
3,224
18,303
61,282
610
70,655
13,795
170,280
2,860,311
1,223,890
△ 119,459
1,104,430
1,755,881
6,717
2,337
1,280
454
17,767
1,313
29,870
5,238,102
2,147,762
△ 282,886
1,864,875
3,373,226
(3)【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自
平成 24 年4月1日
至
平成 25 年3月 31 日)
( 単位
:千円 )
株主資本
資本剰余 金
資本金
資本剰余
金合計
資本準備金
当期首残高
2,000,000
利益剰余金
8,628,984
8,628,984
そ の他利益剰余金
利益準備金
配当準備
積立金
284,245
60,000
別途積立金
1,476,959
繰越利益
剰余金
利益剰余金
合計
株主資本
合計
15,791,435
17,612,639
28,241,623
当期変動額
剰余金の 配当
−
△ 829,080
△ 829,080
△ 829,080
当期純利益
−
1,755,881
1,755,881
1,755,881
株主資本以外
の 項目の 当期
変動額( 純額)
−
−
−
当期変動額合計
当期末残高
−
−
−
−
−
−
926,801
926,801
926,801
2,000,000
8,628,984
8,628,984
284,245
60,000
1,476,959
16,718,237
18,539,441
29,168,425
評 価・換算差額等
当期首残高
そ の他有価証券
評 価・換算差額等
評価差額金
合計
76,327
純資産合計
76,327
28,317,951
剰余金の 配当
−
△ 829,080
当期純利益
−
1,755,881
453,160
453,160
453,160
当期変動額合計
453,160
453,160
1,379,962
当期末残高
529,488
529,488
29,69 7,914
当期変動額
株主資本以外
の 項 目 の 当期
変動額( 純額)
―64―
当事業年度(自
平成25年4月1日
至
平成26年3月31日)
( 単位
:千円 )
株主資本
資本剰余金
資本金
資本準備金
当期首残高
2,000,000
8,628,984
利益剰余金
そ の他利益剰余金
資本剰余金
合計
利益準備金
8,628,984
284,245
配当準備
積立金
60,000
別途積立金
1,476,959
繰越利益
剰余金
利益剰余金
合計
株主資本
合計
16,718,237
18,539,441
29,168,425
当期変動額
剰余金の 配当
−
△ 864,360
△ 864,360
△ 864,360
当期純利益
−
3,373,226
3,373,226
3,373,226
株主資本以外
の 項目の 当期
変動額( 純額)
−
−
−
当期変動額合計
当期末残高
−
−
−
−
−
−
2,508,866
2,508,866
2,508,866
2,000,000
8,628,984
8,628,984
284,245
60,000
1,476,959
19,227,103
21,048,308
31,677,292
評 価・換算差額等
当期首残高
そ の他有価証券
評 価・換算差額等
評価差額金
合計
529,488
純資産合計
529,488
29,697,914
剰余金の 配当
−
△ 864,360
当期純利益
−
3,373,226
127,749
127,749
127,749
当期変動額合計
127,749
127,749
2,636,616
当期末残高
657,238
657,238
32,334,530
当期変動額
株主資本以外
の 項目の 当期
変動額( 純額)
―65―
注記事項
(重要な会計方針)
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1)満期保有目的の債券
償却原価法
(2)子会社株式及び関連会社株式
移動平均法による原価法
(3)その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法によっております。但し、建物(建物附属設備を除く)については、定額法によっており
ます。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物
3∼50年
器具備品
3∼20年
(2)無形固定資産
定額法によっております。
なお、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく
定額法によっております。
3.引当金の計上基準
(1)賞与引当金
従業員賞与の支給に充てるため、将来の支給見込額のうち当事業年度の負担額を計上しており
ます。
(2)退職給付引当金
従業員の退職金支給に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上
しております。
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法に
ついては、期間定額基準によっております。
過去勤務費用については、その発生時において一時に費用処理しております。
数理計算上の差異については、その発生時において一時に費用処理しております。
4.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
―66―
(未適用の会計基準等)
「退職給付に関する会計基準」(企業会計基準第26号 平成24年5月17日)及び「退職給付に関す
る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第25号 平成24年5月17日)
(1)概要
退職給付債務及び勤務費用の計算方法並びに開示の拡充の改正等について改正されました。
(2)適用予定日
退職給付債務及び勤務費用の計算方法の改正については、平成26年4月1日以後開始する事業
年度の期首から適用予定であります。
(3)当該会計基準等の適用による影響
財務諸表作成時において財務諸表に与える影響は、現在評価中であります。
(会計上の見積りの変更)
当社は、賞与引当金の計上基準について、業績を反映したものに変更したため、見積りの方法
を将来にわたり変更しております。
これにより、従来の方法と比べて、当事業年度の営業利益、経常利益及び税引前当期純利益が
それぞれ553,173千円減少しております。
(貸借対照表関係)
※1 有形固定資産の減価償却累計額
前事業年度
(平成25年3月31日)
建物
器具備品
※2
223,463千円
698,449千円
当事業年度
(平成26年3月31日)
2 4 1 , 3 3 9千 円
7 0 4 , 7 9 0千 円
関係会社に対する資産及び負債
前事業年度
(平成25年3月31日)
現金及び預金
未収投資助言報酬
未払手数料
当事業年度
(平成26年3月31日)
13,031,110千円
14,959,545千円
289,597千円
446,096千円
290,426千円
360,659千円
3
当社は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行1行と当座貸越契約を締結しております。
当事業年度末における当座貸越契約に係る借入金未実行残高等は次のとおりであります。
前事業年度
(平成25年3月31日)
当事業年度
(平成26年3月31日)
当座貸越極度額の総額
借入実行残高
10,000,000千円
−千円
10,000,000千円
−千円
差引額
10,000,000千円
10,000,000千円
4
保証債務
当社は、子会社であるSumitomo Mitsui Asset Management(New York)Inc.における賃貸借契約に
係る賃借料に対し、平成27年6月までの賃借料総額の支払保証を行っております。
前事業年度
(平成25年3月31日)
Sumitomo Mitsui Asset
Management (New York)Inc
45,184 千円
―67―
当事業年度
(平成26年3月31日)
2 7 , 4 7 0千 円
(損益計算書関係)
※1 固定資産除却損
建物
器具備品
ソフトウェア
計
前事業年度
(自 平成24年4月1日
至 平成25年3月31日)
1,889千円
519千円
−千円
2,409千円
当事業年度
(自 平成25年4月1日
至 平成26年3月31日)
−千円
864千円
5,853千円
6,717千円
(株主資本等変動計算書関係)
前事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.発行済株式数に関する事項
当期首株式数
当期増加株式数
普通株式
17,640株
−
2.剰余金の配当に関する事項
(1)配当金支払額等
株式の
決議
種類
平成24年6月25日
普通株式
定時株主総会
配当金の総額
(千円)
当期減少株式数
当期末株式数
−
17,640株
829,080
一株当たり
配当額(円)
47,000
基準日
平成24年
3月31日
効力発生日
平成24年
6月26日
(2)基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生が翌事業年度になるもの
平成25年6月24日開催の第28回定時株主総会において次の通り付議いたします。
株式の
配当金の
一株当たり
決議
配当の原資
基準日
効力発生日
種類
総額(千円) 配当額(円)
平成25年6月24日
平成25年
平成25年
普通株式 利益剰余金
864,360
49,000
定時株主総会
3月31日
6月25日
当事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
1.発行済株式数に関する事項
当期首株式数
当期増加株式数
普通株式
2.剰余金の配当に関する事項
(1)配当金支払額等
株式の
決議
種類
平成25年6月24日
普通株式
定時株主総会
17,640株
当期減少株式数
−
配当金の総額
(千円)
864,360
一株当たり
配当額(円)
―68―
49,000
−
当期末株式数
17,640株
基準日
効力発生日
平成25年
3月31日
平成25年
6月25日
(2)基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生が翌事業年度になるもの
平成26年6月26日開催の第29回定時株主総会において次の通り付議いたします。
株式の
配当金の
一株当たり
決議
配当の原資
基準日
効力発生日
種類
総額(千円) 配当額(円)
平成26年6月26日
平成26年
平成26年
普通株式 利益剰余金
1,852,200
105,000
定時株主総会
3月31日
6月27日
(リース取引関係)
オペレーティング・リース取引
(借主側)
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
1年以内
1年超
合計
前事業年度
(平成25年3月31日)
516,612
1,218,728
1,735,341
(単位:千円)
当事業年度
(平成26年3月31日)
525,188
751,482
1,276,671
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社は、投資運用業及び投資助言業などの金融サービス事業を行っています。そのため、資金
運用については、短期的で安全性の高い金融資産に限定し、財務体質の健全性、安全性、流動
性の確保を第一とし、顧客利益に反しない運用を行っています。また、資金調達及びデリバテ
ィブ取引は行っていません。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である未収運用受託報酬及び未収投資助言報酬は、顧客の信用リスクに晒されていま
す。未収委託者報酬は、信託財産中から支弁されるものであり、信託財産については受託者で
ある信託銀行において分別管理されているため、リスクは僅少となっています。
有価証券及び投資有価証券については、主に満期保有目的の債券及び事業推進目的のために保
有する当社が設定する投資信託等であり、市場価格の変動リスク及び発行体の信用リスクに晒
されています。関係会社株式については、全額出資の海外子会社の株式及び50%出資した海外
関連会社の株式であり、発行体の信用リスクに晒されています。また、長期差入保証金は、建
物等の賃借契約に関連する敷金等であり、差入先の信用リスクに晒されています。
営業債務である未払手数料は、すべて1年以内の支払期日であります。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当社は、資産の自己査定及び償却・引当規程に従い、営業債権について、取引先毎の期日管理
及び残高管理を行うとともに、その状況について取締役会に報告しています。
満期保有目的の債券は、余資運用規則に基づき、短期の国債のみを対象としているため、信用
リスクは僅少であります。
有価証券、投資有価証券、子会社株式及び関連会社株式は発行体の信用リスクについて、資産
の自己査定及び償却・引当規程に従い、定期的に管理を行い、その状況について取締役会に報
告しています。
長期差入保証金についても、差入先の信用リスクについて、資産の自己査定及び償却・引当規
程に従い、定期的に管理を行い、その状況について取締役会に報告しています。
②市場リスクの管理
―69―
有価証券及び投資有価証券については、自己勘定資産の運用・管理に関する規程に従い、各所
管部においては所管する有価証券について管理を、総務人事部においては総合的なリスク管理
を行い、定期的に時価を把握しています。また、資産の自己査定及び償却・引当規程に従い、
その状況について取締役会に報告しています。
なお、事業推進目的のために保有する当社が設定する投資信託等については、純資産額に対す
る保有制限を設けており、また、自社設定投信等の取得・処分に関する規則に従い、定期的に
取締役会において報告し、投資家の資金性格、金額、および投資家数等の状況から検討した結
果、目的が達成されたと判断した場合には速やかに処分することとしています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格及び業界団体が公表する売買参考統計値等に基づく価額のほか、
これらの価額がない場合には合理的に算定された価額が含まれています。当該価額の算定にお
いては一定の前提条件を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異な
ることがあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりです。なお、時価を把握す
ることが極めて困難と認められるものは、次表には含まれていません((注2)参照)。
前事業年度(平成25年3月31日)
(1)現金及び預金
(2)未収委託者報酬
(3)未収運用受託報酬
(4)未収投資助言報酬
(5)有価証券及び投資有価証券
①満期保有目的の債券
②その他有価証券
(6)長期差入保証金
資産計
(1)未払金
①未払手数料
負債計
貸借対照表計上額
17,748,821
3,641,029
439,648
470,228
時価
17,748,821
3,641,029
439,648
470,228
(単位:千円)
差額
−
−
−
−
3,999,613
6,881,219
553,412
33,733,972
3,999,200
6,881,219
553,412
33,733,559
△413
−
−
△413
1,899,876
1,899,876
1,899,876
1,899,876
−
−
―70―
当事業年度(平成26年3月31日)
(1)現金及び預金
(2)未収委託者報酬
(3)未収運用受託報酬
(4)未収投資助言報酬
(5)有価証券及び投資有価証券
①満期保有目的の債券
②その他有価証券
(6)長期差入保証金
資産計
(1)未払金
①未払手数料
負債計
貸借対照表計上額
20,615,467
4,128,531
934,710
453,941
時価
20,615,467
4,128,531
934,710
453,941
(単位:千円)
差額
−
−
−
−
4,999,802
6,811,166
541,904
38,485,524
4,999,500
6,811,166
541,904
38,485,221
△302
−
−
△302
2,138,441
2,138,441
2,138,441
2,138,441
−
−
(注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券に関する事項
資 産
(1)現金及び預金、(2)未収委託者報酬、(3)未収運用受託報酬及び(4)未収投資助言報酬
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価
額によっています。
(5)有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、債券については業界団体が公表する売買参考統計値等によって、
投資信託等については取引所の価格、取引金融機関から提示された価格及び公表されてい
る基準価格によっております。
また、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、「有価証券関係」注記を
参照ください。
(6)長期差入保証金
これらの時価については、敷金の性質及び賃貸借契約の期間から帳簿価額にほぼ等しい
ことから、当該帳簿価額によっています。
―71―
負 債
(1)未払金
①未払手数料
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価
額によっています。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額
(単位:千円)
当事業年度
(平成 26 年3月 31 日)
前事業年度
(平成 25 年3月 31 日)
その他有価証券
非上場株式
投資証券
合計
子会社株式及び関連会社株式
非上場株式
合計
298
33,040
33,338
298
31,760
32,058
234,311
234,311
353,036
353,036
その他有価証券については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められる
ものであり、「(5)②その他有価証券」には含めておりません。
子会社株式及び関連会社株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難
と認められるものであることから、時価開示の対象とはしておりません。
(注3)金銭債権及び満期がある有価証券の決算日後の償還予定額
前事業年度(平成25年3月31日)
区分
現金及び預金
未収委託者報酬
未収運用受託報酬
未収投資助言報酬
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のうち
満期があるもの
長期差入保証金
合計
(単位:千円)
10 年超
1 年以内
17,748,821
3,641,029
439,648
470,228
1 年超 5 年以内
−
−
−
−
5 年超 10 年以内
−
−
−
−
4,000,000
−
−
−
−
27,733
26,327,460
−
525,679
525,679
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
当事業年度(平成26年3月31日)
区分
現金及び預金
未収委託者報酬
未収運用受託報酬
未収投資助言報酬
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のうち
満期があるもの
長期差入保証金
合計
(単位:千円)
10 年超
1 年以内
20,615,467
4,128,531
934,710
453,941
1 年超 5 年以内
−
−
−
−
5 年超 10 年以内
−
−
−
−
5,000,000
−
−
−
−
23,475
31,156,125
−
518,429
518,429
−
−
−
−
−
−
―72―
−
−
−
−
(有価証券関係)
1.満期保有目的の債券
前事業年度(平成25年3月31日)
区分
(1)貸借対照表日 の時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
−
小計
(2)貸借対照表日 の時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
国債
小計
合計
貸借対照表計上額
(単位:千円)
差額
時価
−
−
−
−
−
−
3,999,613
3,999,613
3,999,613
3,999,200
3,999,200
3,999,200
△413
△413
△413
当事業年度(平成26年3月31日)
区分
(1)貸借対照表日の時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
−
小計
(2)貸借対照表日の時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
国債
小計
合計
貸借対照表計上額
(単位:千円)
差額
時価
−
−
−
−
−
−
4,999,802
4,999,802
4,999,802
4,999,500
4,999,500
4,999,500
△302
△302
△302
2.子会社株式及び関連会社株式
前事業年度(平成25年3月31日)
子会社株式(貸借対照表計上額 関係会社株式234,311千円)は、市場価格がなく、時価を把握す
ることが極めて困難と認められることから、記載しておりません。また、上記「貸借対照表計上額」
は、減損処理後の帳簿価額です。当事業年度における減損処理額は、610千円です。
当事業年度(平成26年3月31日)
子会社株式及び関連会社株式(貸借対照表計上額 関係会社株式353,036千円)は、市場価格がな
く、時価を把握することが極めて困難と認められることから、記載しておりません。
―73―
3.その他有価証券
前事業年度(平成25年3月31日)
(単位:千円)
区分
貸借対照表計上額
取得原価
差額
(1)貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
投資信託等
6,212,805
5,419,133
793,672
小計
6,212,805
5,419,133
793,672
(2)貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
投資信託等
668,413
670,000
△1,586
小計
668,413
670,000
△1,586
合計
6,881,219
6,089,133
792,086
(注)非上場株式等(貸借対照表計上額 33,338千円)については、市場価格がなく、時価を把握す
ることが極めて困難と認められることから、記載しておりません。また、上記「貸借対照表計
上額」は、減損処理後の帳簿価額です。当事業年度における減損処理額は、18,303千円です。
当事業年度(平成26年3月31日)
区分
(1)貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
投資信託等
小計
(2)貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
投資信託等
小計
合計
貸借対照表計上額
取得原価
(単位:千円)
差額
6,390,685
6,390,685
5,387,490
5,387,490
1,003,195
1,003,195
420,480
420,480
6,811,166
424,165
424,165
5,811,655
△3,684
△3,684
999,510
(注)非上場株式等(貸借対照表計上額 32,058千円)については、市場価格がなく、時価を把握す
ることが極めて困難と認められることから、記載しておりません。また、上記「貸借対照表計
上額」は、減損処理後の帳簿価額です。当事業年度における減損処理額は、1,280千円です。
4.当事業年度中に売却したその他有価証券
前事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
売却額
52,516
(単位:千円)
売却損の合計額
61,282
売却益の合計額
310,894
(単位:千円)
売却損の合計額
454
売却益の合計額
1,042,233
当事業年度(自 平成25年4月1日
売却額
2,097,321
至 平成26年3月31日)
―74―
(退職給付関係)
前事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の制度として、退職一時金制度を設けております。
2.退職給付債務の額
退職給付債務
退職給付引当金
(単位:千円)
1,605,470
1,605,470
3.退職給付費用の額
勤務費用
利息費用
数理計算上の差異の費用処理額
その他
退職給付費用
(単位:千円)
171,214
22,339
△36,910
16,364
173,008
(注)その他は、その他の関係会社からの出向者の年金掛金負担分と退職給付引当額相当額負担分
になります。
4.退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
退職給付見込額の期間配分方法
勤務期間を基準とする方法
割引率
1.5%
過去勤務債務の額の処理年数
1年(発生時において費用処理する方法)
数理計算上の差異の処理年数
1年(発生時において費用処理する方法)
当事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
1.採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の制度として、退職一時金制度を設けております。また、確定拠出型の制度
として、確定拠出年金制度を設けております。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(単位:千円)
退職給付債務の期首残高
1,605,470
勤務費用
184,549
利息費用
25,192
数理計算上の差異の発生額
△21,670
過去勤務費用の発生額
27,157
退職給付の支払額
△93,535
その他
75,176
退職給付債務の期末残高
1,802,340
(注)その他は、トヨタアセットマネジメント株式会社との合併により引き継いだ退職給付債務額
になります。
―75―
(2)退職給付債務の期末残高と貸借対照表に記載された退職給付引当金の調整表
(単位:千円)
非積立型の退職給付債務
1,802,340
未認識数理計算上の差異
−
未認識過去勤務費用
−
退職給付引当金
1,802,340
(3)退職給付費用及びその内訳項目の金額
(単位:千円)
勤務費用
184,549
利息費用
25,192
数理計算上の差異の費用処理額
△21,670
過去勤務費用の費用処理額
27,157
その他
114,773
退職給付費用合計
330,002
(注)その他は、その他の関係会社からの出向者の年金掛金負担分及び退職給付引当額相当額負
担分、退職定年制度適用による割増退職金並びに確定拠出年金への拠出額になります。
(4)数理計算上の計算基礎に関する事項
当事業年度末における主要な数理計算上の計算基礎
割引率
1.5%
3.確定拠出制度
当社の確定拠出制度への要拠出額は、43,539千円であります。
―76―
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度
(平成25年3月31日)
流動の部
繰延税金資産
賞与引当金
未払事業税
調査費
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
固定の部
繰延税金資産
退職給付引当金
特定外国子会社留保金額
ソフトウェア償却
投資有価証券評価損
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
その他
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額
(単位:千円)
当事業年度
(平成26年3月31日)
96,450
56,165
48,698
10,598
230,101
−
230,101
330,120
123,029
62,002
33,507
548,658
−
548,658
572,189
226,275
75,827
51,622
6,428
932,342
△260,304
672,038
642,354
226,680
105,651
50,143
6,970
1,031,799
△233,276
798,523
262,597
−
262,597
409,440
334,588
457
335,046
1,012,135
―77―
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差
異の原因となった主要な項目別の内訳
前事業年度
当事業年度
(平成25年3月31日)
(平成26年3月31日)
法定実効税率
−
38.0%
(調整)
評価性引当額の増減
−
△0.5
交際費等永久に損金に算入されない項目
−
0.3
住民税均等割
−
0.1
税率変更による期末繰延税金資産の減額修正
−
0.7
負ののれん発生益
−
△1.3
企業結合に係る特定勘定取崩
−
△1.5
その他
−
△0.1
税効果会計適用後の法人税等の負担率
−
35.6
(注)前事業年度につきましては、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間
の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため、注記を省略しております。
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正
「所得税法等の一部を改正する法律」(平成26年法律第10号)が平成26年3月31日に公布され、平
成26年4月1日以後に開始する事業年度から復興特別法人税が廃止されることとなりました。これ
に伴い、平成26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込まれる一時差異等にかかる繰延税金資
産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は、平成27年3月31日までについては、従来の
38.0%から35.6%となります。この税率変更により、繰延税金資産の純額及び法人税等調整額が、
それぞれ40,739千円減少しております。
(企業結合等関係)
取得による企業結合
(1)企業結合の概要
①被取得企業の名称及び事業の内容
被取得企業の名称 トヨタアセットマネジメント株式会社
事業の内容
投資運用業等
②企業結合を行った主な理由
当社とトヨタアセットマネジメント株式会社の経営統合により、地域性や商品性などの相互
補完関係を活かすことで、国内における事業基盤の飛躍的な拡大と運用・商品開発力の強化、
更に、経営におけるシナジー発揮などを通じ、お客様サービスのより一層の向上が行えるとの
判断に至り、合併致しました。
③企業結合日
平成25年4月1日
④企業結合の法的形式
当社がトヨタアセットマネジメント株式会社の全株式を取得した後に行い、当社を存続会社
とする吸収合併方式
⑤結合後企業の名称
三井住友アセットマネジメント株式会社
⑥取得した議決権比率
100%
⑦取得企業を決定するに至った根拠
当社が現金を対価として株式を取得したことによっております。
―78―
(2)財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間
平成25年4月1日から平成26年3月31日まで
(3)被取得企業の取得原価及びその内訳
取得の対価
760,008千円
取得に直接要した費用
2,145千円
取得原価
762,153千円
(4)株式の種類別の交換比率及びその算定方法並びに交付した株式数
当社は、トヨタアセットマネジメント株式会社の発行済株式の全てを所有していたため、合併
に際しては新株の発行及び金銭等の交付はありません。
(5)発生したのれんの金額及び発生原因
①負ののれんの金額
186,047千円
②発生原因
受け入れた資産及び引き受けた負債の純額が、被取得企業の取得の対価算定時の企業評価に基
づく投資額を上回ったことによります。
(6)企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 1,604,153千円
固定資産
258,107千円
資産合計 1,862,260千円
流動負債
固定負債
負債合計
619,705千円
75,176千円
694,881千円
(7)企業結合が当事業年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当事業年度の損益計算書に及ぼ
す影響の概算額及びその算定方法
企業結合が当事業年度の開始日に完了しているため、該当事項はありません。
(セグメント情報等)
前事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.セグメント情報
当社は、投資運用業及び投資助言業などの金融商品取引業を中心とする営業活動を展開しており
ます。これらの営業活動は、金融その他の役務提供を伴っており、この役務提供と一体となった営
業活動を基に収益を得ております。
従って、当社の事業区分は、「投資・金融サービス業」という単一の事業セグメントに属しており、
事業の種類別セグメント情報の記載を省略しております。
2.関連情報
(1)製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
委託者報酬
外部顧客への
売上高
24,965,627
運用受託報酬
投資助言報酬
2,123,129
―79―
1,675,512
その他
124,856
合計
28,889,125
(2)地域ごとの情報
①売上高
本邦の外部顧客への売上高に区分した金額が損益計算書の売上高の90%を超えるため、地域ご
との売上高の記載を省略しております。
②有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超える
ため、地域ごとの有形固定資産の記載を省略しております。
(3)主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載
はありません。
当事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
1.セグメント情報
当社は、投資運用業及び投資助言業などの金融商品取引業を中心とする営業活動を展開しており
ます。これらの営業活動は、金融その他の役務提供を伴っており、この役務提供と一体となった営
業活動を基に収益を得ております。
従って、当社の事業区分は、「投資・金融サービス業」という単一の事業セグメントに属しており、
事業の種類別セグメント情報の記載を省略しております。
2.関連情報
(1)製品及びサービスごとの情報
委託者報酬
外部顧客への
売上高
30,300,842
運用受託報酬
投資助言報酬
3,773,696
2,117,669
その他
112,914
(単位:千円)
合計
36,305,122
(2)地域ごとの情報
①売上高
本邦の外部顧客への売上高に区分した金額が損益計算書の売上高の90%を超えるため、地域ご
との売上高の記載を省略しております。
②有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超える
ため、地域ごとの有形固定資産の記載を省略しております。
(3)主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載
はありません。
3.報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
当社は単一セグメントのため、記載を省略しております。
―80―
(関連当事者情報)
前事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.親会社及び主要株主(会社等の場合に限る。)等
( 単位: 千円)
会社等の
名称又は
所在地
種類
氏名
そ の他の ( 株 ) 三 井 東 京都
関係会社 住 友 銀 行 千代田区
資本金、 出資金又 事 業の内容又 議決権等 の所有
は 基金
は 職業
(被所有)割合
1,770,996,505 銀行業
そ の他の 住 友 生 命 大阪府
関係会社 保 険 ( 相 ) 大阪市
中央区
270,000,000 生命保険業
(被所有)
直 接 40
%
(被所有)
直 接27.5
%
関連当事者
と の関係
取 引の
内容
取引金額
投 信 の 販 売 委 委託販売手数
託
料
役 員の兼 任
当 社 の 主 要 顧 投資助言報酬
客
科目
期末残高
4,030,024 未 払 手
数料
345,107
1,063,467 未 収 投
資 助 言
報酬
289,597
(注)1.上記金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておらず、期末残高には消費税等が含ま
れております。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
(1)投資助言契約の受託については、一般取引条件を勘案した個別契約に基づき決定しており
ます。
(2)投信の販売委託については、一般取引条件を基に、協議の上決定しております。
2.その他の関係会社の子会社等
( 単位: 千円)
種類
会社等の 名称
又 は氏名
所在地
そ の他の 関係会 S M B C日 興 東京都
社 の子会社 証 券㈱
千代田区
議決権等 の
資本金、出資金 事 業の内容又
関連当事者と
所 有(被所
又 は基金
は 職業
の 関係
有 )割 合
10,000,000 証券業
−
取 引の
内容
% 投 信の 販売委 委託販売手数
託
料
取引金額
科目
1,620,156 未 払 手
数料
期末残高
195,174
(注)1.上記金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておらず、期末残高には消費税等が含ま
れております。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
(1)投信の販売委託については、一般取引条件を基に、協議の上決定しております。
当事業年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
1.親会社及び主要株主(会社等の場合に限る。)等
( 単位: 千円)
会社等の
種類
所在地
名称又は
氏名
そ の他の 関 ( 株 ) 三 井 東京都
係会社
住 友 銀 行 千代田区
資 本金、出資金又は 事 業の内容又 議決権等 の所有
基金
は 職業
(被所有)割合
そ の他の 関 住 友 生 命 大阪府
係会社
保 険 ( 相 ) 大阪市
中央区
1,770,996,505 銀行業
270,000,000 生命保険業
(被所有)
直 接 40
%
(被所有)
直 接27.5
%
関連当事者と
の 関係
取 引の
内容
投 信 の 販売委
託
役 員の兼 任
当 社 の 主要顧
客
委託販売手
数料
3,299,099 未 払 手
数料
257,411
投資助言報
酬
1,127,963 未 収 投
資 助 言
報酬
290,426
取引金額
科目
期末残高
(注)1.上記金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておらず、期末残高には消費税等が含ま
れております。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
(1)投資助言契約の受託については、一般取引条件を勘案した個別契約に基づき決定しており
ます。
(2)投信の販売委託については、一般取引条件を基に、協議の上決定しております。
2.子会社及び関連会社等
( 単位: 千円)
種類
関連
会社
会社等の 名称又 は
氏名
UOB-SM Asset
Management Pte.
Ltd.
所在地
Singapore
議決権等
の 所有 (被所
有 )割 合
3,000,000 投資運用業
%
(シンガポール
(所有 )
ド ル)
直 接50
資本金、 出資
金 又は基 金
事 業の内 容
又 は職業
関連当事者と
の 関係
取 引の
内容
投 信 の 販 売 委 出 資の引 受
託
役 員の兼 任
取引金額
118,725
科目
期末残高
−
−
(注)1.UOB-SM Asset Management Pte. Ltd.の出資の引受は、新規法人設立のため行ったものであ
ります。
―81―
3.その他の関係会社の子会社等
( 単位: 千円)
会社等の
種類
名称又は
所在地
氏名
そ の他の 関係会 SMBC日 東京都
社 の子会社
興証券㈱ 千代田区
資本金、 出資金
又 は基金
事 業の内容又
は 職業
10,000,000 証券業
議決権等
関連当事者と 取 引の
の 所有 (被所
の 関係
内容
有 )割 合
− % 投 信の 販売委 委 託 販 売
託
手数料
役 員の兼 任
取引金額
科目
4,037,816 未払手数料
期末残高
403,591
(注)1.上記金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておらず、期末残高には消費税等が含ま
れております。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
(1)投信の販売委託については、一般取引条件を基に、協議の上決定しております。
(1株当たり情報)
前事業年度
当事業年度
(自 平成24年4月1日
(自 平成25年4月1日
至 平成25年3月31日)
至 平成26年3月31日)
1株当たり純資産額
1,683,555.22円
1,833,023.27円
1株当たり当期純利益金額
99,539.78円
191,226.00円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載し
ておりません。
2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前事業年度
当事業年度
(自 平成24年4月1日
(自 平成25年4月1日
至 平成25年3月31日)
至 平成26年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
当期純利益(千円)
1,755,881
3,373,226
普通株主に帰属しない金額
−
−
(千円)
普通株式に係る当期純利益金額
1,755,881
3,373,226
(千円)
期中平均株式数(株)
17,640
17,640
(重要な後発事象)
該当事項はございません。
―82―
(参考情報)トヨタアセットマネジメント株式会社の財務諸表
1.
当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省
令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)並びに同規則第2条の規定により、「金融商品取
引業等に関する内閣府令」(平成19年内閣府令第52号)に基づいて作成しております。
なお、財務諸表の記載金額は、千円未満の端数を四捨五入して表示しております。
2. 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明に準じて、第24期事業年度(平
成24年4月1日から平成25年3月31日まで)の財務諸表について、あらた監査法人により監査を受
けております。
3.
当社は平成25年4月1日付で三井住友アセットマネジメント株式会社を存続会社として合併して
おります。なお、財務諸表中に記載されている「当社」は、合併前のトヨタアセットマネジメン
ト株式会社を指しております。
―83―
(1)貸借対照表
前事業年度
(平成24年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金
有価証券
前払費用
未収委託者報酬
未収運用受託報酬
未収還付法人税等
繰延税金資産
その他
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
建物
器具備品
有形固定資産合計
無形固定資産
ソフトウェア
その他
無形固定資産合計
投資その他の資産
投資有価証券
長期差入保証金
長期預け金
繰延税金資産
投資その他の資産合計
固定資産合計
資産合計
501,562
643,270
21,817
372,005
92,258
−
19,857
−
1,650,770
*1
*1
17,684 *1
8,726 *1
26,411
―85―
(単位:千円)
当事業年度
(平成25年3月31日)
994,987
−
23,419
437,440
110,402
5,415
22,654
9,836
1,604,153
697
3,264
3,961
7,672
1,207
8,879
12,075
38
12,113
40,477
70,406
574
35,810
147,266
182,555
1,833,325
42,695
52,610
−
146,728
242,033
258,108
1,862,261
前事業年度
(平成24年3月31日)
(単位:千円)
当事業年度
(平成25年3月31日)
負債の部
流動負債
預り金
未払代行手数料
未払金
未払費用
未払法人税等
未払消費税等
賞与引当金
流動負債合計
8,489
202,085
606
93,163
6,403
9,154
27,000
346,901
7,801
237,521
201,189
121,583
−
4,755
46,857
619,705
固定負債
退職給付引当金
固定負債合計
負債合計
100,461
100,461
447,362
75,177
75,177
694,882
600,000
600,000
純資産の部
株主資本
資本金
利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
別途積立金
繰越利益剰余金
利益剰余金合計
株主資本合計
29,284
29,788
109,000
647,689
785,973
1,385,973
109,000
427,764
566,552
1,166,552
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計
純資産合計
負債・純資産合計
▲ 10
▲ 10
1,385,963
1,833,325
827
827
1,167,379
1,862,261
―86―
(2)損益計算書
営業収益
委託者報酬
運用受託報酬
投資助言報酬
営業収益合計
前事業年度
(自平成23年 4月 1日
至平成24年 3月31日)
(単位:千円)
当事業年度
(自平成24年 4月 1日
至平成25年 3月31日)
1,177,306
273,573
529,665
1,980,544
1,203,017
306,131
430,339
1,939,488
*1
営業費用
支払手数料
広告宣伝費
調査費
委託調査費
委託計算費
営業雑経費
通信費
印刷費
協会費
諸会費
その他営業雑経費
営業費用合計
一般管理費
給料
役員報酬
給料・手当
賞与
賞与引当金繰入
福利厚生費
交際費
旅費交通費
租税公課
不動産賃借料
退職給付費用
固定資産減価償却費
業務委託費
諸経費
一般管理費合計
営業利益又は営業損失(▲)
550,329
6,366
147,633
114,623
42,128
572,174
100
138,401
123,589
41,985
5,816
21,775
4,239
874
3,651
897,433
5,390
21,494
4,591
763
3,738
912,225
83,127
488,251
99,845
27,000
93,480
6,181
16,469
9,114
89,783
32,884
13,584
49,845
40,787
1,050,351
32,760
*1
*1
*1
営業外収益
受取利息
有価証券利息
受取配当金
その他営業外収益
営業外収益合計
36
547
529
1,203
2,315
―87―
*1
*1
*1
*1
73,927
475,070
100,723
46,857
90,095
10,415
23,984
7,490
76,034
37,467
11,128
58,172
42,151
1,053,511
▲ 26,248
52
392
988
1,050
2,481
前事業年度
(自平成23年 4月 1日
至平成24年 3月31日)
(単位:千円)
当事業年度
(自平成24年 4月 1日
至平成25年 3月31日)
336
336
34,739
1,115
1,115
▲ 24,882
71
71
−
−
7,750
1,020
−
8,770
40,700
881
261,274
302,855
営業外費用
雑損失
営業外費用合計
経常利益又は経常損失(▲)
特別利益
投資有価証券売却益
特別利益合計
特別損失
役員退職慰労金
固定資産除売却損
合併関連費用
特別損失合計
*2
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(▲)
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期純利益又は当期純損失(▲)
26,040
15,259
5,146
20,405
5,635
―88―
*2
*3
▲ 327,736
823
▲ 114,178
▲ 113,355
▲ 214,381
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度
(自平成23年 4月 1日
至平成24年 3月31日)
株主資本
資本金
当期首残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金
利益準備金
当期首残高
当期変動額
利益準備金の積立
当期変動額合計
当期末残高
その他利益剰余金
別途積立金
当期首残高
当期変動額
当期変動額合計
当期末残高
繰越利益剰余金
当期首残高
当期変動額
利益準備金の積立
剰余金の配当
当期純利益又は当期純損失(▲)
当期変動額合計
当期末残高
利益剰余金合計
当期首残高
当期変動額
利益準備金の積立
剰余金の配当
当期純利益又は当期純損失(▲)
当期変動額合計
当期末残高
株主資本合計
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益又は当期純損失(▲)
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金
当期首残高
―89―
(単位:千円)
当事業年度
(自平成24年 4月 1日
至平成25年 3月31日)
600,000
600,000
−
600,000
−
600,000
27,760
29,284
1,524
1,524
29,284
504
504
29,788
109,000
109,000
−
109,000
−
109,000
658,818
647,689
▲ 1,524
▲ 15,240
5,635
▲ 11,129
647,689
▲ 504
▲ 5,040
▲ 214,381
▲ 219,925
427,764
795,578
785,973
−
▲ 15,240
5,635
▲ 9,605
785,973
−
▲ 5,040
▲ 214,381
▲ 219,421
566,552
1,395,578
1,385,973
▲ 15,240
5,635
▲ 9,605
1,385,973
▲ 5,040
▲ 214,381
▲ 219,421
1,166,552
111
▲ 10
前事業年度
(自平成23年 4月 1日
至平成24年 3月31日)
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
評価・換算差額等合計
当期首残高
当期変動額
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
純資産合計
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益又は当期純損失(▲)
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
当期変動額合計
当期末残高
―90―
(単位:千円)
当事業年度
(自平成24年 4月 1日
至平成25年 3月31日)
▲ 121
▲ 121
▲ 10
837
837
827
111
▲ 10
▲ 121
▲ 121
▲ 10
837
837
827
1,395,689
1,385,963
▲ 15,240
5,635
▲ 121
▲ 9,726
1,385,963
▲ 5,040
▲ 214,381
837
▲ 218,584
1,167,379
重要な会計方針
1. 有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
決算日の市場価格等による時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動
平均法により算定)を採用しております。なお、預金と同様の性格を有する有価証券については、
移動平均法による原価法を採用しております。
2.
固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産
定率法を採用しております。但し、平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)
については定額法を採用しております。
(2) 無形固定資産
定額法を採用しております。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における見込み利用可能期間(5年)による定
額法を採用しております。
3.
引当金の計上基準
(1) 賞与引当金
従業員に対して支給する賞与の支出に備えて、支給見込額の当事業年度負担額を計上しておりま
す。
(2) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職金規程に基づく自己都合要支給額の
全額を計上しております。
4.
その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
消費税等の会計処理は、税抜方式によっております。
会計方針の変更
減価償却方法の変更
当社は法人税法の改正に伴い、当事業年度より、平成24年4月1日以後に取得した有形固定資産に
ついて、改正後の法人税法に基づく減価償却方法に変更しております。
なお、この変更による当事業年度の損益に与える影響は軽微であります。
―91―
注記事項
(貸借対照表関係)
前事業年度
(平成24年3月31日)
*1 有形固定資産の減価償却累計額
建物
器具備品
計
*1
63,978千円
57,853千円
121,831千円
建物
器具備品
計
(損益計算書関係)
前事業年度
(自 平成23年 4月 1日
至 平成24年 3月31日)
*1 関係会社との取引額
投資助言報酬
給料・手当
賞与
退職給付費用
当事業年度
(平成25年3月31日)
有形固定資産の減価償却累計額
*1
529,665千円
107,355千円
31,907千円
4,200千円
当事業年度
(自 平成24年 4月 1日
至 平成25年 3月31日)
関係会社との取引額
投資助言報酬
給料・手当
賞与
退職給付費用
*2 固定資産除売却損は、器具備品1,020千円で
あります。
―
1,071千円
22,826千円
23,897千円
430,339千円
77,490千円
18,286千円
4,857千円
*2 固定資産除売却損は、建物881千円でありま
す。
*3 合併関連費用は三井住友アセットマネジメ
ント株式会社との合併にかかる費用であり、以
下の通りです。
希望退職関連費用
固定資産除却損
原状回復費用
IT関連費用
その他
―92―
205,102千円
21,460千円
17,365千円
8,026千円
9,321千円
(株主資本等変動計算書関係)
前事業年度(自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日)
1. 発行済株式の種類及び総数に関する事項
当事業年度期首
当事業年度
当事業年度
株式数 (株)
増加株式数 (株) 減少株式数
発行済株式
普通株式
12,000
−
−
合計
12,000
−
−
(株)
当事業年度末
株式数 (株)
12,000
12,000
2. 配当に関する事項
(1) 配当金支払額
決議
株式の種類
配当金の総額
(千円)
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
平成23年6月28日
平成23年
平成23年
普通株式
15,240
1,270
定時株主総会
3月31日
6月29日
(2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの
配当金の
1株当たり
決議
株式の種類
配当の原資
基準日
効力発生日
総額(千円) 配当額(円)
平成24年6月27日
平成24年
平成24年
普通株式
利益剰余金
5,040
420
定時株主総会
3月31日
6月28日
当事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1. 発行済株式の種類及び総数に関する事項
当事業年度期首
当事業年度
当事業年度
株式数 (株)
増加株式数 (株) 減少株式数
発行済株式
普通株式
12,000
−
−
合計
12,000
−
−
(株)
当事業年度末
株式数 (株)
12,000
12,000
2.
配当に関する事項
(1) 配当金支払額
決議
株式の種類
配当金の総額
(千円)
1株当たり
配当額(円)
基準日
効力発生日
平成24年6月27日
平成24年
平成24年
普通株式
5,040
420
定時株主総会
3月31日
6月28日
(2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの
該当事項はありません。
(リース取引関係)
該当事項はありません。
―93―
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社は、資金運用については、合理的な理由がある場合を除いて、銀行預金及び安全性の高い
有価証券に限定しており、投機的な取引は行わない方針であります。また、資金調達については、
運転資金及び設備投資資金に関しては、原則として自己資金で賄う方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である未収運用受託報酬には、顧客の信用リスクが存在します。資産管理部門及び営
業部門において、日常の営業活動により、顧客等の信用状況を把握するとともに、債権回収の期
日管理を行い、経理部門でその回収を確認することで、回収懸念の軽減ないしは早期把握に努め
ています。
また、未収委託者報酬には、運用を委託されている投資信託の運用資産が悪化した場合に回収
できず、当社が損失を被るリスクが存在しますが、過去の回収実績等からリスクは非常に低いも
のと考えております。
有価証券及び投資有価証券は、当社設定・運用の短期公社債投資信託並びに株式投資信託であり、
組入れ有価証券について市場価格の変動リスク及び信用リスク等が存在します。当該リスクに対
しては、日々、時価を把握し、組入れ有価証券の発行体の財務状況等の把握等により、リスク管
理を実施するとともに、定期的に保有継続について検討を行っています。
長期差入保証金は、建物賃貸借契約に係る敷金であり、差し入れ先の信用リスクに晒されてい
ます。差し入れ先の信用状況を定期的に把握することを通じて、リスクの軽減を図っています。
営業債務である未払費用は、全て1年以内に支払期日が到来します。これらには、流動性リスク
が存在します。当社は、現状、自己資金が充分でありますが、キャッシュ・フローの管理等を通
じて、リスクの軽減を図っています。
2.金融商品の時価等に関する事項
前事業年度(平成24年3月31日)
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりとなっております。なお、時価
を把握するのが極めて困難と認められる金融商品はありません。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
差額
(1)現金及び預金
501,562
501,562
―
(2)有価証券
643,270
643,270
―
(3)未収委託者報酬
372,005
372,005
―
(4)未収運用受託報酬
92,258
92,258
―
(5)投資有価証券
40,477
40,477
―
(6)長期差入保証金
70,406
69,389
▲1,016
資産計
1,719,978
1,718,962
▲1,016
(1)未払代行手数料
202,085
202,085
―
(2)未払費用
93,163
93,163
―
負債計
295,248
295,248
―
(注1)金融商品の時価の算定方法
資産
(1)現金及び預金
預金はすべて短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該
帳簿価額によっております。
(2)有価証券及び(5)投資有価証券
有価証券及び投資有価証券は、すべて投資信託であり、その時価については、基準価額によっ
―94―
ております。
(3)未収委託者報酬及び(4)未収運用受託報酬
これらはすべて短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当
該帳簿価額によっております。
(6)長期差入保証金
長期差入保証金(敷金)の時価の算定は、合理的に見積りした長期差入保証金(敷金)の返還
予定時期に基づき、国債の利率で割引いた現在価値によっております。
負債
(1)未払代行手数料及び(2)未払費用
これらはすべて短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当
該帳簿価額によっております。
(注2)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定
された価額が含まれます。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる
前提条件を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
現金及び預金
未収委託者報酬
未収運用受託報酬
長期差入保証金
合計
1年以内
501,562
372,005
92,258
−
965,825
1年超5年以内
−
−
−
−
−
5年超10年以内
−
−
−
70,406
70,406
(単位:千円)
10年超
−
−
−
−
−
当事業年度(平成25年3月31日)
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりとなっております。なお、時価
を把握するのが極めて困難と認められる金融商品はありません。
(単位:千円)
貸借対照表計上額
時価
差額
(1)現金及び預金
994,987
994,987
―
(2)未収委託者報酬
437,440
437,440
―
(3)未収運用受託報酬
110,402
110,402
―
(4)投資有価証券
42,695
42,695
―
(5)長期差入保証金
52,610
52,135
▲475
資産計
1,638,134
1,637,659
▲475
(1)未払代行手数料
237,521
237,521
―
(2)未払金
201,189
201,189
―
(3)未払費用
121,583
121,583
―
負債計
560,293
560,293
―
(注1)金融商品の時価の算定方法
資産
(1)現金及び預金
預金はすべて短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳
簿価額によっております。
(2)未収委託者報酬及び(3)未収運用受託報酬
―95―
これらはすべて短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該
帳簿価額によっております。
(4)投資有価証券
投資有価証券は、すべて投資信託であり、その時価については、基準価額によっております。
(5)長期差入保証金
長期差入保証金(敷金)の時価の算定は、合理的に見積りした長期差入保証金(敷金)の返還予
定時期に基づき、国債の利率で割引いた現在価値によっております。
負債
(1)未払代行手数料、(2)未払金及び(3)未払費用
これらはすべて短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該
帳簿価額によっております。
(注2)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定され
た価額が含まれます。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件
を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
1年以内
1年超5年以内
5年超10年以内
10年超
現金及び預金
994,987
−
−
−
未収委託者報酬
437,440
−
−
−
未収運用受託報酬
110,402
−
−
−
長期差入保証金
50,935
1,675
−
−
合計
1,593,764
1,675
−
−
(有価証券関係)
その他有価証券
前事業年度(平成24年3月31日)
種類
貸借対照表計上額
取得原価
(単位:千円)
差額
貸借対照表計上額が取得
投資信託
683,747
683,762
原価を超えないもの
合計
683,747
683,762
その他有価証券の前事業年度中の売却額は515千円であり、売却益は71千円であります。
▲15
▲15
当事業年度(平成25年3月31日)
種類
貸借対照表計上額
取得原価
(単位:千円)
差額
貸借対照表計上額が取得
投資信託
42,695
41,410
1,285
原価を超えるもの
合計
42,695
41,410
1,285
その他有価証券の当事業年度中の売却額は643,584千円であり、売却損益は生じておりません。
―96―
(デリバティブ取引関係)
該当事項はありません。
(退職給付関係)
前事業年度
当事業年度
(自 平成23年 4月 1日
(自 平成24年 4月 1日
至 平成24年 3月31日)
至 平成25年 3月31日)
1.採用している退職給付制度の概要
1.採用している退職給付制度の概要
当社は確定給付型の制度として、退職一時金制度
同左
を採用しております。
2.退職給付債務に関する事項
(1)退職給付債務
(2)退職給付引当金
100,461千円
100,461千円
3.退職給付費用に関する事項
(1)勤務費用(注)
32,884千円
(2)退職給付費用
32,884千円
(注)確定拠出年金への掛金支払額を含
んでおります。
2.退職給付債務に関する事項
(1)退職給付債務
(2)退職給付引当金
75,177千円
75,177千円
3.退職給付費用に関する事項
(1)勤務費用(注)
37,467千円
(2)退職給付費用
37,467千円
(注)確定拠出年金への掛金支払額を含
んでおります。
―97―
(税効果会計関係)
前事業年度
当事業年度
(平成24年3月31日)
(平成25年3月31日)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因
別の内訳
別の内訳
(単位:千円)
(単位:千円)
繰延税金資産
繰延税金資産
未払事業税
1,023
未払事業税
66
少額固定資産
71
賞与引当金超過額
17,810
賞与引当金超過額
10,263
未払費用
4,581
未払費用
8,270
退職給付引当金超過額
26,793
退職給付引当金超過額
35,804
資産除去債務
7,665
資産除去債務
1,476
税務上の繰越欠損金
112,728
その他
235
その他
613
繰延税金資産小計
57,142
繰延税金資産小計
170,256
評価性引当額
▲1,475
評価性引当額
▲417
繰延税金資産の純額
55,667
繰延税金資産合計
169,839
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
457
繰延税金負債合計
457
繰延税金資産の純額
169,382
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負
担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
税引前当期純損失であるため、記載を省略しており
法定実効税率
40.7%
ます。
(調整)
交際費等永久 に損金に算 入さ
れない項目
10.6%
住民税均等割
3.2%
評価性引当額
▲0.2%
税率変更に よ る期末繰延税金
資産の減額修正
24.9%
その他
▲0.7%
税効果会計適用後の法人税等
の負担率
78.4%
3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産の金額
の修正
「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を
図るための所得税法等の一部を改正する法律」(平
成23年法律第114号)及び「東日本大震災 からの復興
のための施策を実施するために必要な財源の確保に
関する特別措置法」(平成23年法律第117号)が平成23
年12月2日に公布され、平成24年4月1日以後に開始す
る事業年度から法人税率の引下げ及び復興特別法人
税の課税が行われることとなりました。これに伴い、
繰延税金資産 の計算に使用する法定実効税率は従来
の40.7%から、平成24年4月1日に開始する事業年度か
ら平成26年4月1日に開始する事業年度に解消が見込
まれる一時差異については38.0%に、平成27年4月1
日に開始する事業年度以降に解消が見込まれる一時
差異については35.6%になります。
この税率変更により、繰延税金資産 の金額が6,474
千円、その他有価証券評価差額金 が1千円、それぞれ
減少し、法人税等調整額が6,473千円増加しておりま
す。
―98―
(セグメント情報等)
〔セグメント情報〕
当社は「投資信託及び投資法人に関する法律」に定める投資信託委託会社であり、証券投資信託の
設定を行うとともに「金融商品取引法」に定める金融商品取引業者としてその運用(投資運用業)を
行っております。また「金融商品取引法」に定める投資助言・代理業を行っております。
当社は、投資運用業及び投資助言・代理業にこれらの附帯業務を集約した単一セグメントを報告セ
グメントとしております。従いまして、開示対象となるセグメントはありませんので、記載を省略し
ております。
前事業年度(自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日)
〔関連情報〕
1.製品及びサービスごとの情報
単一のサービス区分の外部顧客への営業収益が損益計算書の営業収益の90%を超えるた
め、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)営業収益
本邦の外部顧客への営業収益のみであるため、地域ごとの営業収益の記載を省略し
ております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産のみであるため、地域ごとの有形固定資産の記載
を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
顧客の名称又は氏名
あいおい ニッセイ同和損害
保険株式会社
営業収益(千円)
529,665
関連するセグメント名
−
当事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
〔関連情報〕
1.製品及びサービスごとの情報
単一のサービス区分の外部顧客への営業収益が損益計算書の営業収益の90%を超えるた
め、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)営業収益
本邦の外部顧客への営業収益のみであるため、地域ごとの営業収益の記載を省略し
ております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産のみであるため、地域ごとの有形固定資産の記載
を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
顧客の名称又は氏名
あいおいニッセイ同和損害保
険株式会社
営業収益(千円)
430,339
―99―
関連するセグメント名
−
(関連当事者情報)
前事業年度(自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日)
1.関連当事者との取引
(1) 財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等の場合に限る。)等
種類
会社等の 名称
あいおいニ ッ セ
そ の 他 の関
イ同 和 損 害 保 険
係会社
株式会社
所在地
資本金
東京都
渋谷区
100,005
百万円
事 業の
内容
議決権等の所
有 (被所有)
割合
損 害 保 険 (被所 有)
業
直 接50%
関連当事者
と の関係
投資顧問契約
役 員の兼任等
取 引の内 容
投資助言報酬
( 注1)
出向者人件費
( 注2)
取引
金額
(千円 )
科目
期末
残高
(千円 )
529,665
―
―
112,755
―
―
(1)上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておりません。
(2)取引条件及び取引条件の決定方針等
(注1)投資助言報酬は、投資資産額に一定料率を乗じる方法等により算定しており、他の投資顧
問契約の料率を勘案して決定しております。
(注2)出向者人件費は、出向元の給与規程を基に計算した人件費相当額を支払っております。
2.親会社又は重要な関連会社に関する注記
該当事項はありません。
当事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
1.関連当事者との取引
(1) 財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等の場合に限る。)等
種類
会社等の 名称
そ の他の あいおいニッセイ 同
関係会社 和損害保険株式会社
所在地
資本金
事 業の
内容
議決権等の所
有(被所有)
割合
東京都
渋谷区
100,005
百万円
損害保険
業
(被所有)
直 接50%
関連当事者
と の関係
投資顧問契約
役 員の兼任等
取 引の内 容
投資助言報酬
( 注1)
出向者人件費
( 注2)
取引
金額
(千円 )
科目
期末
残高
(千円 )
430,339
―
―
82,689
―
―
(1)上記金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておりません。
(2)取引条件及び取引条件の決定方針等
(注1)投資助言報酬は、投資資産額に一定料率を乗じる方法等により算定しており、他の投資顧
問契約の料率を勘案して決定しております。
(注2)出向者人件費は、出向元の給与規程を基に計算した人件費相当額を支払っております。
2.親会社又は重要な関連会社に関する注記
該当事項はありません。
―100―
(1株当たり情報)
前事業年度
(自 平成23年4月 1日
至 平成24年3月31日)
1株当たり純資産額
115,496.94円
1株当たり当期純利益
469.62円
なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益につ
いては、潜在株式が存在しないため記載しており
ません。
当事業年度
(自 平成24年4月 1日
至 平成25年3月31日)
1株当たり純資産額
97,281.58円
1株当たり当期純損失
▲17,865.08円
なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益に
ついては、1株当たり当期純損失であり、また潜
在株式が存在しないため記載しておりません。
1株当たり当期純利益の算定上の基礎
損益計算書上の当期純利益
5,635千円
普通株式に係る当期純利益
5,635千円
普通株主に帰属しない金額の主要な内訳
該当事項はありません。
普通株式の期中平均株式数
12,000株
1株当たり当期純損失の算定上の基礎
損益計算書上の当期純損失 ▲214,381千円
普通株式に係る当期純損失 ▲214,381千円
普通株主に帰属しない金額の主要な内訳
該当事項はありません。
普通株式の期中平均株式数
12,000株
(重要な後発事象)
当事業年度(自 平成24年4月1日 至 平成25年3月31日)
三井住友アセットマネジメント株式会社との経営統合
当社は、平成24年9月28日に、三井住友アセットマネジメント株式会社、トヨタファイナンシャルサ
ービス株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、三井住友海上火災保険株式会社と、平成
25年4月1日を効力発生日として三井住友アセットマネジメント株式会社と経営統合する旨の合意をし、
平成25年1月17日の合併契約書の締結を経て、平成25年4月1日に合併が成立致しました。
①合併の目的
当社と三井住友アセットマネジメント株式会社との経営統合により、地域性や商品性などの相互補
完関係を活かすことで、国内における事業基盤の飛躍的な拡大と運用・商品開発力の強化、更に、経
営におけるシナジー発揮などを通じ、お客様サービスのより一層の向上が行えるとの判断に至り、合
併致しました。
②合併する相手会社の概要(平成24年3月期)
名称
三井住友アセットマネジメント株式会社
事業の内容
投資運用業等
資本金
2,000,000千円
純資産
28,317,951千円
総資産
33,452,870千円
営業利益
2,871,423千円
当期純利益
1,662,477千円
③合併の方法、合併後の会社名
当該合併は、三井住友アセットマネジメント株式会社が当社の全株式を取得した後に行い、三井住
友アセットマネジメント株式会社を存続会社とする吸収合併方式であり、当社は解散致しました。合
併後の名称は、三井住友アセットマネジメント株式会社であります。
④合併比率、合併交付金の額、合併により発行する株式の種類及び数
三井住友アセットマネジメント株式会社は、当社の発行済株式の全てを所有していたため、合併に
際しては新株の発行及び金銭等の交付はありません。
―101―
4【利害関係人との取引制限】
委託会社は、「金融商品取引法」の定めるところにより、利害関係人との取引について、次に掲げ
る行為が禁止されています。
イ 自己またはその取締役もしくは執行役との間における取引を行うことを内容とした運用を行
うこと(投資者の保護に欠け、もしくは取引の公正を害し、または金融商品取引業の信用を失
墜させるおそれがないものとして内閣府令で定めるものを除きます。)。
ロ 運用財産相互間において取引を行うことを内容とした運用を行うこと(投資者の保護に欠け、
もしくは取引の公正を害し、または金融商品取引業の信用を失墜させるおそれがないものと
して内閣府令で定めるものを除きます。)。
ハ 通常の取引の条件と異なる条件であって取引の公正を害するおそれのある条件で、委託会社
の親法人等(委託会社の総株主等の議決権の過半数を保有していることその他の当該金融商
品取引業者と密接な関係を有する法人その他の団体として政令で定める要件に該当する者を
いいます。以下同じ。)または子法人等(委託会社が総株主等の議決権の過半数を保有してい
ることその他の当該金融商品取引業者と密接な関係を有する法人その他の団体として政令で
定める要件に該当する者をいいます。以下同じ。)と有価証券の売買その他の取引または店頭
デリバティブ取引を行うこと。
ニ 委託会社の親法人等または子法人等の利益を図るため、その行う投資運用業に関して運用の
方針、運用財産の額もしくは市場の状況に照らして不必要な取引を行うことを内容とした運
用を行うこと。
ホ 上記ハ、ニに掲げるもののほか、委託会社の親法人等または子法人等が関与する行為であっ
て、投資者の保護に欠け、もしくは取引の公正を害し、または金融商品取引業の信用を失墜
させるおそれのあるものとして内閣府令で定める行為。
5【その他】
イ
ロ
定款の変更、その他の重要事項
平成26年6月26日に開催された定時株主総会において、株主総会および取締役会の招集者と
議長について、取締役社長に加えて取締役会長も招集者および議長となることができること
とする定款の変更が決議されました。
訴訟事件その他会社に重要な影響を与えることが予想される事実
該当ありません。
―102―
アセアン成長国株ファンド
信託約款
追加型証券投資信託
アセアン成長国株ファンド
信託約款
〔運用の基本方針〕
約款第19条に基づき、委託者の定める運用の基本方針は次のとおりとします。
1.基本方針
この投資信託は、信託財産の成長を目指して運用を行います。
2.運用方法
(1) 投資対象
アセアンマザーファンドの受益証券を主要投資対象とします。
(2) 投資態度
マザーファンドへの投資を通じて、実質的に以下の運用を行います。
① 主としてアセアン加盟国の取引所上場株式(それに準ずるものを含みます。)に投資し、信託財産の成長を目指して運
用を行います。
② アセアン加盟国のうち、外国人投資家が投資できる取引所が開設されている国の株式を中心に、成長が期待できる企
業の発行する株式を選別し、分散投資を行います。
※アセアン加盟国のうち、ベトナムの株式への投資は、当該株式の値動きに連動する有価証券への投資による場合が
あります。
③ アセアン加盟国以外の取引所上場株式のうち、アセアン加盟国に事業基盤があり、売上または利益の多くを得ている
と判断される企業の株式に投資する場合があります。
④ 銘柄選定にあたっては、各国・地域、各業種等において競争力があり、かつ財務健全性を備えた優良銘柄を中心に厳
選し、投資します。
⑤ 外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。ただし、基準価額に重大な影響を与えると判断される
政治・経済、金融情勢が生じた場合は、弾力的に対応します。
⑥ ファンドの設定当初や資金動向、市況動向等の事情により上記のような運用ができない場合があります。
⑦ 信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクを回避するため、
国内において行われる有価証券先物取引、有価証券指数等先物取引、有価証券オプション取引、通貨に係る先物取引、
通貨に係るオプション取引、金利に係る先物取引およびオプション取引ならびに外国の市場におけるこれらの取引と
類似の取引(以下「有価証券先物取引等」といいます。)を行うことができます。
⑧ 信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクを回避するため、
異なった通貨、異なった受取り金利、または異なった受取り金利とその元本を一定の条件のもとに交換する取引(以
下「スワップ取引」といいます。)を行うことができます。
⑨ 信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクを回避するため、
金利先渡取引および為替先渡取引を行うことができます。
(3) 投資制限
① 株式への実質投資割合には、制限を設けません。
② 同一銘柄の株式への実質投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の20%以下とします。
③ 外貨建資産への実質投資割合には、制限を設けません。
④ 新株引受権証券および新株予約権証券への実質投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の10%以下としま
す。
⑤ 同一銘柄の新株引受権証券および新株予約権証券への実質投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の5%
以下とします。
⑥ 同一銘柄の転換社債、ならびに新株予約権付社債のうち会社法第236条第1項第3号の財産が当該新株予約権付社債に
ついての社債であって当該社債と当該新株予約権がそれぞれ単独で存在し得ないことをあらかじめ明確にしているも
の、および会社法施行前の旧商法第341条ノ3第1項第7号および第8号の定めがある新株予約権付社債への実質投資
割合は、取得時において信託財産の純資産総額の10%以下とします。
⑦ マザーファンド受益証券以外の投資信託証券への実質投資割合は、信託財産の純資産総額の5%以下とします。
⑧ 有価証券先物取引等は、約款第23条の範囲で行います。
⑨ スワップ取引は、約款第24条の範囲で行います。
⑩ 金利先渡取引および為替先渡取引は、約款第25条の範囲で行います。
3.収益分配方針
毎決算時(原則として毎年6月および12月の13日、ただし休業日の場合は翌営業日)に、原則として以下の方針に基づき収
益分配を行います。
① 分配対象額は、経費控除後の配当等収益と有価証券売買益(評価益を含みます。)等の全額とします。
② 収益分配金額は、委託者が基準価額水準、市況動向等を勘案して決定します。ただし、分配対象収益が少額の場合に
は、委託会社の判断により収益分配を行わない場合があります。
③ 留保益の運用については運用の基本方針に基づいて運用を行います。
アセアン成長国株ファンド
信託約款
追加型証券投資信託『アセアン成長国株ファンド』
〔信託約款〕
【信託の種類、委託者および受託者】
第1条 この信託は、証券投資信託であり、三井住友アセ
ットマネジメント株式会社を委託者とし、三井住友信
託銀行株式会社を受託者とします。
② この信託は、信託法(平成18年法律第108号)(以下「信
託法」といいます。)の適用を受けます。
【信託事務の委託】
第2条 受託者は、信託法第28条第1号に基づく信託事務
の委託として、信託事務の処理の一部について、金融
機関の信託業務の兼営等に関する法律第1条第1項の
規定による信託業務の兼営の認可を受けた一の金融機
関(受託者の利害関係人(金融機関の信託業務の兼営
等に関する法律第2条第1項にて準用する信託業法第
29条第2項第1号に規定する利害関係人をいいます。
以下この条、第18条第1項および第2項、第31条にお
いて同じ。)を含みます。)と信託契約を締結し、これ
を委託することができます。
② 前項における利害関係人に対する業務の委託について
は、受益者の保護に支障を生じることがない場合に行
うものとします。
【信託の目的および金額】
第3条 委託者は、金763,667,342円を受益者のために利殖
の目的をもって信託し、受託者はこれを引受けます。
【信託金の限度額】
第4条 委託者は、受託者と合意のうえ、金1,000億円を限
度として信託金を追加することができます。
② 委託者は、受託者と合意のうえ、前項の限度額を変更
することができます。
【信託期間】
第5条 この信託の期間は、信託契約締結日から第49条第
1項、第50条第1項、第51条第1項または第53条第2
項による信託終了の日までとします。
【受益権の取得申込みの勧誘の種類】
第6条 この信託に係る受益権の取得申込みの勧誘は、金
融商品取引法第2条第3項第1号に掲げる場合に該当
し、投資信託及び投資法人に関する法律第2条第8項
で定める公募により行われます。
【当初の受益者】
第7条 この信託契約締結当初および追加信託当初の受益
者は、委託者の指定する受益権取得申込者とし、第8
条の規定により分割された受益権は、その取得申込口
数に応じて、取得申込者に帰属します。
【受益権の分割および再分割】
第8条 委託者は、第3条の規定による受益権については
763,667,342口に、追加信託によって生じた受益権につ
いては、これを追加信託のつど第9条第1項の追加口
数に、それぞれ均等に分割します。
② 委託者は、受益権の再分割を行いません。ただし、社
債、株式等の振替に関する法律が施行された場合には、
受託者と協議のうえ、同法の定めるところにしたがい、
一定日現在の受益権を均等に再分割できるものとしま
す。
【追加信託の価額および口数、基準価額の計算方法】
第9条 追加信託金は、追加信託を行う日の前営業日の基
準価額に、当該追加信託に係る受益権の口数を乗じた
額とします。
② この約款において基準価額とは、信託財産に属する資
産(受入担保金代用有価証券および第28条に規定する
借入有価証券を除きます。)を法令および一般社団法人
投資信託協会規則に従って時価評価して得た信託財産
の資産総額から負債総額を控除した金額(以下「純資
産総額」といいます。)を、計算日における受益権総口
数で除した金額をいいます。なお、外貨建資産(外国
通貨表示の有価証券(以下「外貨建有価証券」といい
ます。)、預金その他の資産をいいます。以下同じ。)の
円換算については、原則として、わが国における計算
日の対顧客電信売買相場の仲値によって計算します。
第30条に規定する予約為替の評価は、原則としてわが
国における計算日の対顧客先物売買相場 の仲値による
ものとします。
【信託日時の異なる受益権の内容】
第10条 この信託の受益権は、信託の日時を異にすること
により差異を生ずることはありません。
【受益権の帰属と受益証券の不発行】
第11条 この信託のすべての受益権は、社債等の振替に関
する法律(政令で定める日以降「社債、株式等の振替
に関する法律」となった場合は読替えるものとし、「社
債、株式等の振替に関する法律」を含め「社振法」と
いいます。以下同じ。)の規定の適用を受けることとし、
受益権の帰属は、委託者があらかじめこの信託の受益
権を取り扱うことについて同意した一の振替機関(社
振法第2条に規定する「振替機関」をいい、以下「振
替機関」といいます。)および当該振替機関の下位の口
座管理機関(社振法第2条に規定する「口座管理機関」
をいい、振替機関を含め、以下「振替機関等」といい
ます。)の振替口座簿に記載または記録されることによ
り定まります(以下、振替口座簿に記載または記録さ
れることにより定まる受益権を「振替受益権」といい
ます。)。
② 委託者は、この信託の受益権を取り扱う振替機関が社
振法の規定により主務大臣の指定を取り消された場合
または当該指定が効力を失った場合であって、当該振
替機関の振替業を承継する者が存在しない場合その他
やむを得ない事情がある場合を除き、振替受益権を表
示する受益証券を発行しません。なお、受益者は、委
託者がやむを得ない事情等により受益証券を発行する
場合を除き、無記名式受益証券から記名式受益証券へ
の変更の請求、記名式受益証券から無記名式受益証券
への変更の請求、受益証券の再発行の請求を行わない
ものとします。
③ 委託者は、第8条の規定により分割された受益権につ
いて、振替機関等の振替口座簿 への新たな記載または
記録をするため社振法に定める事項の振替機関への通
知を行うものとします。振替機関等は、委託者から振
替機関への通知があった場合、社振法の規定にしたが
い、その備える振替口座簿への新たな記載または記録
を行います。
【受益権の設定に係る受託者の通知】
第12条 受託者は、第3条の規定による受益権については
信託契約締結日に、また、追加信託により生じた受益
権については追加信託のつど、振替機関の定める方法
により、振替機関へ当該受益権 に係る信託を設定した
旨の通知を行います。
【受益権の申込単位および価額】
第13条 指定販売会社(委託者の指定する金融商品取引法
第28条第1項に規定する第一種金融商品取引業を行う
者および委託者の指定する金融商品取引法第2条第11
項に規定する登録金融機関をいいます。以下同じ。)は、
第8条第1項の規定により分割される受益権を、その
取得申込者に対し、当該指定販売会社がそれぞれ定め
る単位をもって取得申込みに応じることができるもの
とします。
② 前項の取得申込者は、指定販売会社に、取得申込みと
同時にまたはあらかじめ、自己のために開設されたこ
の信託の受益権の振替を行うための振替機関等の口座
を示すものとし、当該口座に当該取得申込者に係る口
数の増加の記載または記録が行われます。なお、指定
販売会社は、当該取得申込みの代金(第3項の受益権
の価額に当該取得申込みの口数を乗じて得た額をいい
ます。)の支払いと引換えに、当該口座に当該取得申込
者に係る口数の増加の記載または記録を行うことがで
きます。
─1─
③
アセアン成長国株ファンド
③
④
⑤
⑥
⑦
第1項の受益権の価額は、取得申込日の翌営業日の基
準価額に、指定販売会社がそれぞれ別に定める手数料
および当該手数料に係る消費税および地方消費税(以
下「消費税等」といいます。)に相当する金額を加算し
た価額とします。ただし、この信託契約締結日前の取
得申込に係る受益権の価額は、1口につき1円に、指
定販売会社がそれぞれ別に定める手数料および当該手
数料に係る消費税等相当額を加算した価額とします。
前項の規定にかかわらず、受益者が第45条第2項に基
づいて収益分配金を再投資する場合の受益権の価額は、
原則として、第39条に規定する各計算期間終了日の基
準価額とします。
前各項の規定にかかわらず、指定販売会社は、この信
託契約締結日以降において、取得申込日がシンガポー
ルの取引所の休業日の場合には、受益者が第45条第2
項に基づいて収益分配金を再投資する場合を除き、当
該取得申込みに応じません。
前各項の規定にかかわらず、委託者は、取引所等にお
ける取引の停止、決済機能の停止、外国為替取引の停
止、その他やむを得ない事情があるときは、受益権の
取得申込みの受付けを中止することおよび既に受付け
た取得申込みの受付けを取り消すことができます。
この約款において取引所とは金融商品取引法第2条第
17項に規定する取引所金融商品市場および金融商品取
引法第2条第8項第3号ロに規定する外国金融商品市
場をいいます。
【受益権の譲渡に係る記載または記録】
第14条 受益者は、その保有する受益権を譲渡する場合に
は、当該受益者の譲渡の対象とする受益権が記載また
は記録されている振替口座簿に係る振替機関等に振替
の申請をするものとします。
② 前項の申請のある場合には、前項の振替機関等は、当
該譲渡に係る譲渡人の保有する受益権の口数の減少お
よび譲受人の保有する受益権の口数の増加につき、そ
の備える振替口座簿に記載または記録するものとしま
す。ただし、前項の振替機関等が振替先口座を開設し
たものでない場合には、譲受人の振替先口座を開設し
た他の振替機関等(当該他の振替機関等の上位機関を
含みます。)に社振法の規定にしたがい、譲受人の振替
先口座に受益権の口数の増加の記載または記録が行わ
れるよう通知するものとします。
③ 委託者は、第1項に規定する振替について、当該受益
者の譲渡の対象とする受益権が記載または記録されて
いる振替口座簿に係る振替機関等と譲受人の振替先口
座を開設した振替機関等が異なる場合等において、委
託者が必要と認めるときまたはやむをえない事情があ
ると判断したときは、振替停止日や振替停止期間を設
けることができます。
【受益権の譲渡の対抗要件】
第15条 受益権の譲渡は、前条の規定による振替口座簿へ
の記載または記録によらなければ、委託者および受託
者に対抗することができません。
【投資の対象とする資産の種類】
第16条 この信託において投資の対象とする資産の種類は、
次に掲げるものとします。
1.次に掲げる特定資産(投資信託及び投資法人に関
する法律第2条第1項の「特定資産」をいいます。
以下同じ。)
イ.有価証券
ロ.デリバティブ取引に係る権利
ハ.約束手形
ニ.金銭債権
2.特定資産以外の資産で、以下に掲げる資産
イ.為替手形
【運用の指図範囲等】
第17条 委託者は、信託金を、主として、三井住友アセッ
トマネジメント株式会社を委託者とし、三井住友信託
銀行株式会社を受託者として締結された親投資信託で
─2─
②
信託約款
あるアセアンマザーファンド(以下「マザーファンド」
といいます。)の受益証券(以下「マザーファンド受益
証券」といいます。)及び次の有価証券(金融商品取引
法第2条第2項の規定により有価証券とみなされる同
項各号に掲げる権利を除きます。)に投資することを指
図します。
1.株券または新株引受権証書
2.国債証券
3.地方債証券
4.特別の法律により法人の発行する債券
5.社債券(新株引受権証券と社債券とが一体となっ
た新株引受権付社債券(以下「分離型新株引受権
付社債券」といいます。)の新株引受権証券を除き
ます。)
6.特定目的会社に係る特定社債券(金融商品取引法
第2条第1項第4号で定めるものをいいます。)
7.特別の法律により設立された法人の発行する出資
証券(金融商品取引法第2条第1項第6号で定め
るものをいいます。)
8.協同組織金融機関に係る優先出資証券(金融商品
取引法第2条第1項第7号で定めるものをいいま
す。)
9.特定目的会社に係る優先出資証券または新優先出
資引受権を表示する証券(金融商品取引法第2条
第1項第8号で定めるものをいいます。)
10.コマーシャル・ペーパー
11.新株引受権証券(分離型新株引受権付社債券の新
株引受権証券を含みます。以下同じ。)および新株
予約権証券
12.外国または外国の者の発行する証券または証書で、
前各号の証券または証書の性質を有するもの
13.投資信託または外国投資信託の受益証券(金融商
品取引法第2条第1項第10号で定めるものをいい
ます。)
14.投資証券もしくは投資法人債券または外国投資証
券(金融商品取引法第2条第1項第11号で定める
ものをいいます。)
15.外国貸付債権信託受益証券(金融商品取引法第2
条第1項第18号で定めるものをいいます。)
16.オプションを表示する証券または証書(金融商品
取引法第2条第1項第19号で定めるものをいい、
有価証券に係るものに限ります。)
17.預託証書(金融商品取引法第2条第1項第20号で
定めるものをいいます。)
18.外国法人が発行する譲渡性預金証書
19.指定金銭信託の受益証券(金融商品取引法第2条
第1項第14号で定める受益証券発行信託の受益証
券に限ります。)
20.貸付債権信託受益権であって金融商品取引法第2
条第1項第14号で定める受益証券発行信託の受益
証券に表示されるべきもの
21.外国の者に対する権利で前号の有価証券の性質を
有するもの
なお、第1号の証券または証書、第12号ならびに第17
号の証券または証書のうち第1号の証券または証書の
性質を有するものを以下「株式」といい、第2号から
第6号までの証券および第12号ならびに第17号の証券
または証書のうち第2号から第6号までの証券の性質
を有するもの、および第14号の証券のうち投資法人債
券を以下「公社債」といい、第13号の証券および第14
号の証券(ただし、投資法人債券を除きます。)を以下
「投資信託証券」といいます。
委託者は、信託金を、前項に掲げる有価証券のほか、
次に掲げる金融商品(金融商品取引法第2条第2項の
規定により有価証券とみなされる同項各号に掲げる権
利を含みます。)により運用することを指図することが
できます。
1.預金
2.指定金銭信託(金融商品取引法第2条第1項第14
アセアン成長国株ファンド
号に規定する受益証券発行信託を除きます。)
3.コール・ローン
4.手形割引市場において売買される手形
5.貸付債権信託受益権であって金融商品取引法第2
条第2項第1号で定めるもの
6.外国の者に対する権利で前号の権利の性質を有す
るもの
③ 第1項の規定にかかわらず、この信託の設定、解約、
償還、投資環境の変動等への対応等、委託者が運用上
必要と認めるときには、委託者は、信託金を、前項に
掲げる金融商品により運用することの指図ができます。
④ 委託者は、信託財産に属する新株引受権証券および新
株予約権証券の時価総額とマザーファンドに属する新
株引受権証券および新株予約権証券の時価総額のうち
信託財産に属するとみなした額との合計額が、取得時
において 信託財産 の純資産総額 の100 分の10を超える
こととなる投資の指図をしません。
⑤ 委託者は、信託財産に属するマザーファンド受益証券
以外の投資信託証券の時価総額とマザーファンドに属
する当該投資信託証券の時価総額のうち信託財産に属
するとみなした額との合計額が、信託財産の純資産総
額の100分の5を超えることとなる投資の指図をしま
せん。
⑥ 前2項において信託財産に属するとみなした額とは、
信託財産に属するマザーファンドの時価総額にマザー
ファンドの信託財産の純資産総額に占める当該資産の
時価総額の割合を乗じて得た額をいいます。
【利害関係人等との取引等】
第18条 受託者は、受益者の保護に支障を生じることがな
いものであり、かつ信託業法、投資信託及び投資法人
に関する法律ならびに関連法令に反しない場合には、
委託者の指図により、信託財産と、受託者(第三者と
の間において信託財産のためにする取引その他の行為
であって、受託者が当該第三者の代理人となって行う
ものを含みます。)および受託者の利害関係人(金融機
関の信託業務の兼営等に関する法律第2条第1項にて
準用する信託業法第29条第2項第1号に規定する利害
関係人をいいます。以下本項、次項および第31条にお
いて同じ。)、第31条第1項に定める信託業務の委託先
およびその利害関係人または受託者における他の信託
財産との間で、第16条、第17条第1項および第2項に
定める資産への投資等ならびに第22条から第28条まで、
第30条および第34条から第36条までに掲げる取引その
他これらに類する行為を行うことができます。
② 受託者は、受託者がこの信託の受託者としての権限に
基づいて信託事務の処理として行うことができる取引
その他の行為について、受託者または受託者の利害関
係人の計算で行うことができるものとします。なお、
受託者の利害関係人が当該利害関係人の計算で行う場
合も同様とします。
③ 委託者は、金融商品取引法、投資信託及び投資法人に
関する法律ならびに関連法令に反しない場合には、信
託財産と、委託者、その取締役、執行役および委託者
の利害関係人等(金融商品取引法第31条の4第3項お
よび同条第4項に規定する親法人等または子法人等を
いいます。)または委託者が運用の指図を行う他の信託
財産との間で、第16条、第17条第1項および第2項に
定める資産への投資等ならびに第22条から第28条まで、
第30条および第34条から第36条までに掲げる取引その
他これらに類する行為を行うことの指図をすることが
でき、受託者は、委託者の指図により、当該投資等な
らびに当該取引、当該行為を行うことができます。
④ 前3項の場合、委託者および受託者は、受益者に対し
て信託法第31条第3項および同法第32条第3項の通知
は行いません。
【運用の基本方針】
第19条 委託者は、信託財産の運用にあたっては、別に定
める運用の基本方針にしたがって、その指図を行いま
す。
信託約款
【投資する株式等の範囲】
第20条 委託者が投資することを 指図する株式、新株引受
権証券および新株予約権証券は、取引所に上場されて
いる株式の発行会社の発行するもの、取引所に準ずる
市場において取引されている株式の発行会社の発行す
るものとします。ただし、株主割当または社債権者割
当により取得する株式、新株引受権証券および新株予
約権証券については、この限りではありません。
② 前項の規定にかかわらず、上場予定または登録予定の
株式、新株引受権証券および新株予約権証券で目論見
書等において上場または登録されることが確認できる
ものについては委託者が投資することを 指図すること
ができるものとします。
【同一銘柄の株式等への投資制限】
第21条 委託者は、信託財産に属する同一銘柄の株式の時
価総額とマザーファンドに属する当該同一銘柄の株式
の時価総額のうち信託財産に属するとみなした額との
合計額が、取得時において信託財産の純資産総額の100
分の20を超えることとなる投資の指図をしません。
② 委託者は、信託財産に属する同一銘柄の新株引受権証
券および新株予約権証券の時価総額とマザーファンド
に属する当該同一銘柄の新株引受権証券および新株予
約権証券の時価総額のうち信託財産に属するとみなし
た額との合計額が、取得時において信託財産の純資産
総額の100 分の5を超えることとなる 投資の指図をし
ません。
③ 委託者は、信託財産に属する同一銘柄の転換社債、な
らびに新株予約権付社債のうち 会社法第 236条第1項
第3号の財産が当該新株予約権付社債についての社債
であって当該社債と当該新株予約権がそれぞれ単独で
存在し得ないことをあらかじめ明確にしているもの
(以下会社法施行前の旧商法第 341条ノ3第1項第7
号および第8号の定めがある新株予約権付社債を含め
「転換社債型新株予約権付社債」といいます。)の時価
総額とマザーファンドに属する当該同一銘柄の転換社
債ならびに転換社債型新株予約権付社債 の時価総額の
うち信託財産に属するとみなした額との合計額が、取
得時において 信託財産 の純資産総額 の100 分の10を超
えることとなる投資の指図をしません。
④ 前各項において信託財産に属するとみなした額とは、
信託財産に属するマザーファンドの時価総額にマザー
ファンドの信託財産の純資産総額に占める当該資産の
時価総額の割合を乗じて得た額をいいます。
【信用取引の指図】
第22条 委託者は、信託財産の効率的な運用に資するため、
信用取引により株券を売付けることの指図をすること
ができます。なお、当該売付けの決済については、株
券の引渡しまたは買戻しにより行うことの指図をする
ことができるものとします。
② 前項の信用取引の指図は、当該売付けに係る建玉の時
価総額が信託財産の純資産総額の範囲内とします。
③ 信託財産の一部解約等の事由により、前項の売付けに
係る建玉の時価総額が信託財産の純資産総額を超える
こととなった場合には、委託者は速やかに、その超え
る額に相当する売付けの一部を決済するための指図を
するものとします。
【先物取引等の指図】
第23条 委託者は、信託財産に属する資産の効率的な運用
に資するため、ならびに価格変動リスクを回避するた
め、わが国の取引所における有価証券先物取引(金融
商品取引法第28条第8項第3号イに掲げるものをいい
ます。以下同じ。)、有価証券指数等先物取引(金融商
品取引法第28条第8項第3号ロに掲げるものをいいま
す。以下同じ。)および有価証券オプション取引(金融
商品取引法第28条第8項第3号ハに掲げるものをいい
ます。以下同じ。)ならびに外国の取引所におけるこれ
らの取引と類似の取引を行うことの指図をすることが
できます。なお、選択権取引は、オプション取引に含
めて取り扱うものとします(以下同じ。)。
─3─
アセアン成長国株ファンド
②
委託者は、信託財産に属する資産の効率的な運用に資
するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リ
スクを回避するため、わが国の取引所における通貨に
係る先物取引およびオプション取引ならびに外国の取
引所における通貨に係る先物取引およびオプション取
引を行うことの指図をすることができます。
③ 委託者は、信託財産に属する資産の効率的な運用に資
するため、ならびに価格変動リスクを回避するため、
わが国の取引所における金利に係る先物取引およびオ
プション取引ならびに外国の取引所におけるこれらの
取引と類似の取引を行うことの指図をすることができ
ます。
【スワップ取引の指図】
第24条 委託者は、信託財産に属する資産の効率的な運用
に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変
動リスクを回避するため、異なった通貨、異なった受
取金利または異なった受取金利とその元本を一定の条
件のもとに交換する取引(以下、「スワップ取引」とい
います。)を行うことの指図をすることができます。
② スワップ取引の指図にあたっては、当該取引の契約期
限が、原則として第5条に定める信託期間を超えない
ものとします。ただし、当該取引が当該信託期間内で
全部解約が可能なものについてはこのかぎりではあり
ません。
③ スワップ取引の指図にあたっては、当該信託財産に係
るスワップ取引の想定元本の合計額が、信託財産の純
資産総額を超えないものとします。なお、信託財産の
一部解約等の事由により、上記純資産総額が減少して、
スワップ取引の想定元本の合計額が信託財産の純資産
総額を超えることとなった場合には、委託者は、速や
かに、その超える額に相当するスワップ取引の一部の
解約を指図するものとします。
④ スワップ取引の評価は、当該取引契約の相手方が市場
実勢金利等をもとに算出した価額により行うものとし
ます。
⑤ 委託者は、スワップ取引を行うにあたり担保の提供あ
るいは受入れが必要と認めたときは、担保の提供ある
いは受入れの指図を行うものとします。
【金利先渡取引および為替先渡取引の指図】
第25条 委託者は、信託財産に属する資産の効率的な運用
に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変
動リスクを回避するため、金利先渡取引および為替先
渡取引を行うことの指図をすることができます。
② 金利先渡取引および為替先渡取引の指図にあたっては、
当該取引の決済日が、原則として第5条に定める信託
期間を超えないものとします。ただし、当該取引が当
該信託期間内で全部解約が可能なものについてはこの
限りではありません。
③ 金利先渡取引および為替先渡取引の指図にあたっては、
当該信託財産に係る金利先渡取引および為替先渡取引
の想定元本の合計額が、信託財産の純資産総額を超え
ないものとします。なお、信託財産の一部解約等の事
由により、上記純資産総額が減少して、金利先渡取引
および為替先渡取引の想定元本の合計額が信託財産の
純資産総額を超えることとなった場合には、委託者は、
速やかに、その超える額に相当する金利先渡取引およ
び為替先渡取引の一部の解約を指図するものとします。
④ 金利先渡取引および為替先渡取引の評価は、当該取引
契約の相手方が市場実勢金利等をもとに算出した価額
により行うものとします。
⑤ 委託者は、金利先渡取引および為替先渡取引を行うに
あたり担保の提供あるいは受入れが必要と認めたとき
は、担保の提供あるいは受入れの指図を行うものとし
ます。
⑥ 本条において「金利先渡取引」とは、当事者間におい
て、あらかじめ将来の特定の日(以下「決済日」とい
います。)における決済日から一定の期間を経過した日
(以下「満期日」といいます。)までの期間に係る国内
または海外において代表的利率として公表される預金
信託約款
契約または金銭の貸借契約に基づく債権の利率(以下
「指標利率」といいます。)の数値を取り決め、その取
り決めに係る数値と決済日における当該指標利率の現
実の数値との差にあらかじめ元本として定めた金額お
よび当事者間で約定した日数を基準とした数値を乗じ
た額を決済日における当該指標利率の現実の数値で決
済日における現在価値に割り引いた額の金銭の授受を
約する取引をいいます。
⑦ 本条において「為替先渡取引」とは、当事者間におい
て、あらかじめ決済日から満期日までの期間に係る為
替スワップ取引(同一の相手方との間で直物外国為替
取引および当該直物外国為替取引と反対売買の関係に
立つ先物外国為替取引を同時に約定する取引をいいま
す。以下本条において同じ。)のスワップ幅(当該直物
外国為替取引に係る外国為替相場と当該先物外国為替
取引に係る外国為替相場との差を示す数値をいいます。
以下本条において同じ。)を取り決め、その取り決めに
係るスワップ幅から決済日における当該為替スワップ
取引の現実のスワップ幅を差し引いた値にあらかじめ
元本として定めた金額を乗じた額を決済日における指
標利率の数値で決済日における現在価値に割り引いた
額の金銭またはその取り決めに係るスワップ幅から決
済日における当該為替スワップ取引の現実のスワップ
幅を差し引いた値にあらかじめ元本として定めた金額
を乗じた金額とあらかじめ元本として定めた金額につ
いて決済日を受渡日として行った先物外国為替取引を
決済日における直物外国為替取引で反対売買したとき
の差金に係る決済日から満期日までの利息とを合算し
た額を決済日における指標利率の数値で決済日におけ
る現在価値に割り引いた額の金銭の授受を約する取引
をいいます。
【有価証券の貸付の指図】
第26条 委託者は、信託財産の効率的な運用に資するため、
信託財産に属する株式および公社債を次の各号の範囲
内で貸付けることの指図をすることができます。
1.株式の貸付は、貸付時点において、貸付株式の時
価合計額が、信託財産で保有する株式の時価合計
額を超えないものとします。
2.公社債の貸付は、貸付時点において、貸付公社債
の額面金額の合計額が、信託財産で保有する公社
債の額面金額の合計額を超えないものとします。
② 前項各号に定める限度額を超えることとなった場合に
は、委託者は、速やかに、その超える額に相当する契
約の一部の解約を指図するものとします。
③ 委託者は、有価証券の貸付にあたって必要と認めたと
きは、担保の受入れの指図を行うものとします。
【有価証券の空売りの指図】
第27条 委託者は、信託財産の効率的な運用に資するため、
信託財産において有しない有価証券または第28条の規
定により借入れた有価証券を売付けることの指図をす
ることができます。なお、当該売付けの決済について
は、売付けた有価証券の引渡しまたは買戻しにより行
うことの指図をすることができるものとします。
② 前項の売付けの指図は、当該売付けに係る有価証券の
時価総額が信託財産の純資産総額を超えない範囲で行
うものとします。
③ 信託財産の一部解約等の事由により、前項の売付けに
係る有価証券の時価総額が信託財産の純資産総額を超
えることとなった場合には、委託者は速やかに、その
超える額に相当する売付けの一部を決済するための指
図をするものとします。
【有価証券の借入れの指図】
第28条 委託者は、信託財産の効率的な運用に資するため、
有価証券の借入れの指図をすることができます。なお、
当該有価証券の借入れを行うにあたり担保の提供が必
要と認めたときは、担保の提供の指図をするものとし
ます。
② 前項の指図は、当該借入れに係る有価証券の時価総額
が信託財産の純資産総額を超えない範囲で行うものと
─4─
アセアン成長国株ファンド
します。
信託財産の一部解約等の事由により、前項の借入れに
係る有価証券の時価総額が信託財産の純資産総額を超
えることとなった場合には、委託者は速やかに、その
超える額に相当する借り入れた有価証券の一部を返還
するための指図をするものとします。
④ 第1項の借入れに係る品借料は受益者の負担とし、信
託財産中から支弁します。
【特別の場合の外貨建有価証券への投資制限】
第29条 外貨建有価証券への投資については、わが国の国
際収支上の理由等により特に必要と認められる場合に
は、制約されることがあります。
【外国為替予約の指図】
第30条 委託者は、信託財産の効率的な運用に資するため、
外国為替の売買の予約取引の指図をすることができま
す。
② 前項の予約取引の指図は、信託財産に係る為替の買予
約の合計額と売予約の合計額との差額につき円換算し
た額が、信託財産の純資産総額を超えないものとしま
す。ただし、信託財産に属する外貨建資産(マザーフ
ァンドの信託財産に属する外貨建資産のうち信託財産
に属するとみなした額を含みます。)の為替変動リスク
を回避するためにする当該予約取引の指図については、
この限りではありません。
③ 前項の限度額を超えることとなった場合には、委託者
は所定の期間内に、その超える額に相当する為替予約
の一部を解消するための外国為替の売買の予約取引の
指図をするものとします。
④ 第2項において、信託財産に属するとみなした額とは、
信託財産に属するマザーファンドの時価総額にマザー
ファンドの信託財産の純資産総額に占める当該外貨建
資産の時価総額の割合を乗じて得た額をいいます。
【信託業務の委託等】
第31条 受託者は、委託者と協議のうえ、信託業務の一部
について、信託業法第22条第1項に定める信託業務の
委託をするときは、以下に掲げる基準のすべてに適合
するもの(受託者の利害関係人を含みます。)を委託先
として選定します。
1.委託先の信用力に照らし、継続的に委託業務の遂
行に懸念がないこと
2.委託先の委託業務に係る実績等に照らし、委託業
務を確実に処理する能力があると認められること
3.委託される信託財産に属する財産と自己の固有財
産その他の財産とを区分する等の管理を行う体制
が整備されていること
4.内部管理に関する業務を適正に遂行するための体
制が整備されていること
② 受託者は、前項に定める委託先の選定にあたっては、
当該委託先が前項各号に掲げる基準に適合しているこ
とを確認するものとします。
③ 前2項にかかわらず、受託者は、次の各号に掲げる業
務を、受託者および委託者が適当と認める者(受託者
の利害関係人を含みます。)に委託することができるも
のとします。
1.信託財産の保存に係る業務
2.信託財産の性質を変えない範囲内において、その
利用または改良を目的とする業務
3.委託者のみの指図により信託財産の処分およびそ
の他の信託の目的の達成のために必要な行為に係
る業務
4.受託者が行う業務の遂行にとって補助的な機能を
有する行為
【混蔵寄託】
第32条 金融機関または金融商品取引業者(金融商品取引
法第2条第9項に規定するものをいいます。本条にお
いては、外国の法令に準拠して設立された法人でこの
者に類する者を含みます。)から、売買代金および償還
金等について円貨で約定し円貨で決済する取引により
取得した、外国において発行された譲渡性預金証書ま
③
信託約款
たはコマーシャル・ペーパーは、当該金融機関または
金融商品取引業者が保管契約を締結した保管機関に当
該金融機関または金融商品取引業者の名義で混蔵寄託
することができるものとします。
【信託財産の登記等および記載等の留保等】
第33条 信託の登記または登録をすることができる信託財
産については、信託の登記または登録をすることとし
ます。ただし、受託者が認める場合は、信託の登記ま
たは登録を留保することがあります。
② 前項ただし書きにかかわらず、受益者保護のために委
託者または受託者が必要と認めるときは 、速やかに登
記または登録をするものとします。
③ 信託財産に属する旨の記載または記録をすることがで
きる信託財産については、信託財産に属する旨の記載
または記録をするとともに、その計算を明らかにする
方法により分別して管理するものとします。ただし、
受託者が認める場合は、その計算を明らかにする方法
により分別して管理することがあります。
④ 動産(金銭を除きます。)については、外形上区別する
ことができる方法によるほか、その計算を明らかにす
る方法により分別して管理することがあります。
【一部解約の請求および有価証券売却等の指図】
第34条 委託者は、信託財産に属するマザーファンド受益
証券に係る信託契約の一部解約の請求ならびに有価証
券の売却等の指図ができます。
【再投資の指図】
第35条 委託者は、前条の規定による一部解約の代金およ
び売却代金、有価証券に係る償還金等、株式の清算分
配金、有価証券等に係る利子等、株式の配当金および
その他の収入金を再投資することの指図ができます。
【資金の借入れ】
第36条 委託者は、信託財産の効率的な運用ならびに運用
の安定性に資するため、一部解約に伴う支払資金の手
当て(一部解約に伴う支払資金の手当てのために借入
れた資金の返済を含みます。)を目的として、または再
投資に係る収益分配金 の支払資金の手当てを目的とし
て、資金借入れ(コール市場を通じる場合を含みます。)
の指図をすることができます。なお、当該借入金をも
って有価証券等の運用は行わないものとします。
② 一部解約に伴う支払資金の手当てに係る借入期間は、
有価証券等の売却代金、解約代金または償還金の入金
日までに限るものとし 、資金借入額は、次の各号に掲
げる要件を満たす範囲内の額とします。
1.一部解約金の支払資金の手当てのために行った有
価証券等の売却等による受取りの確定している資
金の額の範囲内
2.一部解約金支払日の前営業日において確定した当
該支払日における支払資金の不足額の範囲内
3.借入れ指図を行う日における信託財産の純資産総
額の10%以内
③ 収益分配金の再投資に係る借入期間は信託財産から収
益分配金が支弁される日からその翌営業日までとし、
資金借入額は収益分配金の再投資額を限度とします。
④ 借入金の利息は受益者の負担とし、信託財産中から支
弁します。
【損益の帰属】
第37条 委託者の指図に基づく行為により信託財産に生じ
た利益および損失は、すべて受益者に帰属します。
【受託者による資金の立替え】
第38条 信託財産に属する有価証券について、借替、転換、
新株発行または株式割当がある場合で、委託者の申出
があるときは、受託者は資金の立替えをすることがで
きます。
② 信託財産に属する有価証券に係る償還金等、株式の清
算分配金、有価証券等 に係る利子等、株式の配当金お
よびその他の未収入金で、信託終了日までにその金額
を見積もりうるものがあるときは、受託者がこれを立
替えて信託財産に繰入れることができます。
③ 前2項の立替金の決済および利息については、受託者
─5─
アセアン成長国株ファンド
と委託者との協議により、そのつど別にこれを定めま
す。
【信託の計算期間】
第39条 この信託の計算期間は、毎年6月14日から12月13
日まで、および12月14日から翌年6月13日までとする
ことを原則とします。
② 前項の規定にかかわらず、前項の原則により各計算期
間終了日に該当する日(以下「該当日」といいます。)
が休業日のとき、各計算期間終了日は、該当日の翌営
業日とし、その翌日より次の計算期間が開始されるも
のとします。ただし、最終計算期間の終了日は、第5
条に定める信託期間の終了日とします。
【信託財産に関する報告等】
第40条 受託者は、毎計算期末に損益計算を行い、信託財
産に関する報告書を作成して、これを委託者に提出し
ます。
② 受託者は、信託終了のときに最終計算を行い、信託財
産に関する報告書を作成して、これを委託者に提出し
ます。
③ 受託者は、前2項の報告を行うことにより、受益者に
対する信託法第37条第3項に定める報告は行わないこ
ととします。
④ 受益者は、受託者に対し、信託法第37条第2項に定め
る書類または電磁的記録の作成に欠くことのできない
情報その他の信託に関する重要な情報および当該受益
者以外の者の利益を害するおそれのない情報を除き、
信託法第38条第1項に定める閲覧または謄写の請求を
することはできないものとします。
【信託事務等の諸費用】
第41条 信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する
諸費用、信託財産の財務諸表の監査費用等(消費税等
相当額を含みます。)、受託者の立替えた立替金の利息
ならびに借入金の利息等(以下「諸経費」といいます。)
は、受益者の負担とし、信託財産中から支弁します。
② 委託者は、前項に定める信託財産の財務諸表の監査費
用等の支払いを信託財産のために行い、その支弁を信
託財産から受けます。また、委託者は、金額をあらか
じめ合理的に見積もったうえ、実際の費用額にかかわ
らず一定率または一定金額にて信託財産中から支弁し
ます。
③ 委託者は、前項において一定の率または一定の金額を
定める場合、信託財産の規模等を考慮してその率また
は金額を変更することができます。
④ 信託財産の財務諸表の監査費用等については、第39条
に規定する計算期間を通じて毎日、当該計算期間の日
数で除して計算し、毎計算期末または信託終了のとき
に信託財産中から支弁するものとします。
【信託報酬等の額】
第42条 委託者および受託者の信託報酬の総額は、第39条
に規定する計算期間を通じて毎日、信託財産の純資産
総額に年10,000分の173の率を乗じて得た額とします。
② 前項の信託報酬は、毎計算期末または信託終了のとき
信託財産中から支弁するものとし、委託者と受託者と
の間の配分は別に定めます。
③ 第1項の信託報酬に係る消費税等に相当する金額を、
信託報酬支弁のときに、信託財産中から支弁します。
【収益の処理方法】
第43条 信託財産から生ずる毎計算期末における利益は、
次の方法により処理します。
1.配当金、利子、貸付有価証券に係る品貸料および
これらに類する収益から支払利息を控除した額
(以下「配当等収益」といいます。)は、諸経費、
信託報酬および当該信託報酬に係る消費税等に相
当する金額を控除した後、その残額を受益者に分
配することができます。なお、次期以降の分配に
あてるため、その一部を分配準備積立金として積
み立てることができます。
2.売買損益に評価損益を加減した利益金額(以下「売
買益」といいます。)は、諸経費、信託報酬および
信託約款
当該信託報酬に係る消費税等に相当する金額を控
除し、繰越欠損金のあるときは、その全額を売買
益をもって補てんした後、受益者に分配すること
ができます。なお、次期以降の分配にあてるため、
分配準備積立金として積み立てることができます。
② 毎計算期末において、信託財産につき生じた損失は、
次期に繰り越します。
【収益分配金、償還金および一部解約金の払込みと支払いに
関する受託者の免責】
第44条 受託者は、収益分配金については原則として毎計
算期間終了日の翌営業日に、償還金(信託終了時にお
ける信託財産の純資産総額を受益権総口数で除した額
をいいます。以下同じ。)については第45条第3項に規
定する支払開始日までに、一部解約金については第45
条第4項に規定する支払開始日までに、その全額を委
託者の指定する預金口座等に払い込みます。
② 受託者は、前項の規定により委託者の指定する預金口
座等に収益分配金、償還金および一部解約金を払い込
んだ後は、受益者に対する支払いにつき、その責に任
じません。
【収益分配金、償還金および一部解約金の支払いならびに収
益分配金の再投資】
第45条 収益分配金は、毎計算期間終了日後1ヵ月以内の
委託者の指定する日から、毎計算期間の末日において
振替機関等の振替口座簿に記載または記録されている
受益者(当該収益分配金に係る計算期間の末日以前に
おいて一部解約が行われた受益権に係る受益者を除き
ます。また、当該収益分配金に係る計算期間の末日以
前に設定された受益権で取得申込代金支払前のため指
定販売会社の名義で記載または記録されている受益権
については原則として取得申込者とします。)に支払い
ます。
② 前項の規定にかかわらず、別に定める「累積投資約款」
に従った契約(別の名称で同様の権利義務関係を規定
する契約を含むものとし、その場合は、当該別の名称
に読替えるものとします。)に基づいて収益分配金を再
投資する受益者に対しては、受託者が委託者の指定す
る預金口座等に払い込むことにより、原則として、毎
計算期間終了日の翌営業日に、収益分配金が指定販売
会社に交付されます。この場合、指定販売会社は、受
益者に対し遅滞なく収益分配金 の再投資に係る受益権
の売付けを行います。当該売付けにより増加した受益
権は、第11条第3項の規定にしたがい、振替口座簿に
記載または記録されます。
③ 償還金は、信託終了日後1ヵ月以内の委託者の指定す
る日から、信託終了日 において振替機関等の振替口座
簿に記載または記録されている 受益者(信託終了日以
前において一部解約が行われた受益権に係る受益者を
除きます。また、当該信託終了日以前に設定された受
益権で取得申込代金支払前のため指定販売会社の名義
で記載または記録されている受益権については原則と
して取得申込者とします。)に支払います。なお、当該
受益者は、その口座が開設されている振替機関等に対
して委託者がこの信託の償還をするのと 引換えに、当
該償還に係る受益権の口数と同口数の抹消の申請を行
うものとし、社振法の規定にしたがい当該振替機関等
の口座において当該口数の減少の記載または記録が行
われます。
④ 一部解約金は、第47条第1項の受益者の請求を受付け
た日から起算して、原則として5営業日目から当該受
益者に支払います。
⑤ 前各項(第2項を除きます。)に規定する収益分配金、
償還金および一部解約金の支払いは、指定販売会社の
営業所等において行うものとします。
⑥ 収益分配金、償還金および一部解約金に係る収益調整
金は、原則として、各受益者毎 の信託時の受益権の価
額等に応じて計算されるものとします。なお、「収益調
整金」は、所得税法施行令第27条の規定によるものと
し、各受益者毎の信託時の受益権の価額と元本との差
─6─
アセアン成長国株ファンド
額をいい、原則として、追加信託の都度当該口数によ
り加重平均され、収益分配の都度、調整されるものと
します。また、「各受益者毎 の信託時 の受益権 の価額
等」とは、原則として、各受益者毎の信託時の受益権
の価額をいい、追加信託の都度、当該口数により加重
平均され、収益分配の都度、調整されるものとします。
【収益分配金および償還金の時効】
第46条 受益者が収益分配金については第45条第1項に規
定する支払開始日から5年間その支払いを請求しない
とき、ならびに信託終了による償還金については第45
条第3項に規定する支払開始日から10年間その支払い
を請求しないときは、その権利を失い、受託者から交
付を受けた金銭は、委託者に帰属します。
【信託契約の一部解約】
第47条 受益者は、自己に帰属する受益権につき委託者に
1口単位をもって一部解約の実行を請求することがで
きます。ただし、委託者は、一部解約の実行の請求日
がシンガポールの取引所の休業日の場合には、当該一
部解約の実行の請求を受付けません。
② 委託者は、前項の一部解約の実行の請求を受付けた場
合には、この信託契約の一部を解約します。なお、前
項の一部解約の実行の請求を行う受益者は、その口座
が開設されている振替機関等に対して当該受益者の請
求に係るこの信託契約の一部解約を委託者が行うのと
引換えに、当該一部解約に係る受益権の口数と同口数
の抹消の申請を行うものとし、社振法の規定にしたが
い当該振替機関等の口座において当該口数の減少の記
載または記録が行われます。
③ 前項の一部解約の価額は、一部解約の実行の請求日の
翌営業日の基準価額から、当該基準価額に0.3%の率を
乗じて得た額を信託財産留保額として控除した価額と
します。
④ 受益者が一部解約の実行の請求をするときは、指定販
売会社に対し、振替受益権をもって行うものとします。
⑤ 委託者は、取引所等における取引の停止、決済機能の
停止、外国為替取引の停止、その他やむを得ない事情
があるときは、第1項による一部解約の実行の請求の
受付けを中止すること、および既に受付けた一部解約
の実行の請求の受付けを取り消すことができます。
⑥ 前項により一部解約の実行の請求の受付けが中止され
た場合には、受益者は当該受付け中止前に行った実行
されていない一部解約の実行の請求を撤回できます。
ただし、受益者がその一部解約の実行の請求を撤回し
ない場合には、当該受益権の一部解約の価額は、当該
受付け中止を解除した後の最初の基準価額の計算日に
一部解約の実行の請求を受付けたものとして、第3項
の規定に準じて算出した価額とします。
【質権口記載または記録の受益権の取扱い】
第48条 振替機関等の振替口座簿の質権口に記載または記
録されている受益権に係る収益分配金の支払い、一部
解約の実行の請求の受付け、一部解約金および償還金
の支払い等については、この約款によるほか、民法そ
の他の法令等にしたがって取り扱われます。
【信託契約の解約】
第49条 委託者は、信託期間中においてこの信託契約を解
約することが受益者のため有利であると認めるとき、
信託契約の一部を解約することにより受益権の口数が
10億口を下回ることとなったとき、その他やむを得な
い事情が発生したときは、受託者と合意のうえ、この
信託契約を解約し、信託を終了させることができます。
この場合において、委託者は、あらかじめ解約しよう
とする旨を監督官庁に届け出ます。
② 委託者は、前項の事項について、書面による決議(以
下「書面決議」といいます。)を行います。この場合に
おいて、あらかじめ、書面決議の日ならびに信託契約
の解約の理由などの事項を定め、当該決議の日の2週
間前までに、この信託契約に係る知れている受益者に
対し、書面をもってこれらの事項を記載した書面決議
の通知を発します。
前項の書面決議において、受益者(委託者およびこの
信託の信託財産にこの信託の受益権が属するときの当
該受益権に係る受益者としての受託者を除きます。以
下本項において同じ。)は受益権の口数に応じて、議決
権を有し、これを行使することができます。なお、知
れている受益者が議決権を行使しないときは、当該知
れている受益者は書面決議について賛成するものとみ
なします。
④ 第2項の書面決議は議決権を行使することができる受
益者の半数以上であって、当該受益者の議決権の3分
の2以上に当たる多数をもって行います。
⑤ 第2項から前項までの規定は、委託者が信託契約の解
約について提案をした場合において、当該提案につき、
この信託契約に係るすべての受益者が書面または電磁
的記録により同意の意思表示をしたときには適用しま
せん。また、信託財産の状況に照らし、真に止むを得
ない事情が生じている場合であって、第2項から前項
までの手続きを行うことが困難な場合も同様とします。
【信託契約に関する監督官庁の命令】
第50条 委託者は、監督官庁よりこの信託契約の解約の命
令を受けたときは、その命令にしたがい 、信託契約を
解約し信託を終了させます。
② 委託者は、監督官庁の命令に基づいてこの信託約款を
変更しようとするときは、第54条の規定にしたがいま
す。
【委託者の登録取消等に伴う取扱い】
第51条 委託者が監督官庁より登録の取消を受けたとき、
解散したときまたは業務を廃止したときは、委託者は、
この信託契約を解約し信託を終了させます。
② 前項の規定にかかわらず、監督官庁がこの信託契約に
関する委託者の業務を他の投資信託委託会社に引き継
ぐことを命じたときは 、この信託は、第54条第2項の
書面決議で否決された場合を除き、当該投資信託委託
会社と受託者との間において存続します。
【委託者の事業の譲渡および承継に伴う取扱い】
第52条 委託者は、事業の全部または一部を譲渡すること
があり、これに伴い、この信託契約に関する事業を譲
渡することがあります。
② 委託者は、分割により事業の全部または一部を承継さ
せることがあり、これに伴い、この信託契約に関する
事業を承継させることがあります。
【受託者の辞任および解任に伴う取扱い】
第53条 受託者は、委託者の承諾を受けてその任務を辞任
することができます。受託者がその任務に違反して信
託財産に著しい損害を与えたことその他重要な事由が
あるときは、委託者または受益者は、裁判所に受託者
の解任を申立てることができます。受託者が辞任した
場合、または裁判所が受託者を解任した場合、委託者
は、第54条の規定にしたがい、新受託者を選任します。
なお、受益者は、上記によって行う場合を除き、受託
者を解任することはできないものとします。
② 委託者が新受託者を選任できないときは、委託者はこ
の信託契約を解約し、信託を終了させます。
【信託約款の変更等】
第54条 委託者は、受益者の利益のため必要と認めるとき
またはやむを得ない事情が発生したときは、受託者と
合意のうえ、この信託約款を変更することまたはこの
信託と他の信託との併合(投資信託及び投資法人に関
する法律第16条第2号に規定する「委託者指図型投資
信託の併合」をいいます。以下同じ。)を行うことがで
きるものとし、あらかじめ、変更または併合しようと
する旨およびその内容を監督官庁に届け出ます。なお、
この信託約款は本条に定める以外の方法によって変更
することができないものとします。
② 委託者は、前項の事項(前項の変更事項にあっては、
その内容が重大なものに該当する場合に限ります。以
下、併合と合わせて「重大な約款の変更等」といいま
す。)について、書面決議を行います。この場合におい
て、あらかじめ、書面決議の日ならびに重大な約款の
─7─
③
信託約款
アセアン成長国株ファンド
変更等の内容およびその理由などの事項を定め、当該
決議の日の2週間前までに、この信託約款に係る知れ
ている受益者に対し、書面をもってこれらの事項を記
載した書面決議の通知を発します。
③ 前項の書面決議において、受益者(委託者およびこの
信託の信託財産にこの信託の受益権が属するときの当
該受益権に係る受益者としての受託者を除きます。以
下本項において同じ。)は受益権の口数に応じて、議決
権を有し、これを行使することができます。なお、知
れている受益者が議決権を行使しないときは、当該知
れている受益者は書面決議について賛成するものとみ
なします。
④ 第2項の書面決議は議決権を行使することができる受
益者の半数以上であって、当該受益者の議決権の3分
の2以上に当たる多数をもって行います。
⑤ 書面決議の効力は、この信託のすべての受益者に対し
てその効力を生じます。
⑥ 第2項から前項までの規定は、委託者が重大な約款の
変更等について提案をした場合において、当該提案に
つき、この信託約款に係るすべての受益者が書面また
は電磁的記録により同意の意思表示をしたときには適
用しません。
⑦ 前各項の規定にかかわらず、この投資信託において併
合の書面決議が可決された場合にあっても、当該併合
にかかる一または複数の他の投資信託において当該併
合の書面決議が否決された場合は、当該他の投資信託
との併合を行うことはできません。
【反対者の買取請求権】
第55条 第49条に規定する信託契約の解約または前条に規
定する重大な約款の変更等を行う場合には、書面決議
において当該解約または重大な約款の変更等に反対し
た受益者は、受託者に対し、自己に帰属する受益権を、
信託財産をもって買い取るべき旨を請求することがで
きます。この買取請求権の内容および買取請求の手続
に関する事項は、第49条第2項または前条第2項に規
定する書面に付記します。
【他の受益者の氏名等の開示の請求の制限】
第56条 この信託の受益者は、委託者または受託者に対し、
次に掲げる事項の開示の請求を行うことはできません。
1.他の受益者の氏名または名称および住所
2.他の受益者が有する受益権の内容
【公告】
第57条 委託者が受益者に対してする公告は、日本経済新
聞に掲載します。
【信託約款に関する疑義の取扱い】
第58条 この信託約款の解釈について疑義を生じたときは、
委託者と受託者との協議により定めます。
上記条項により信託契約を締結します。
平成19年12月14日(信託契約締結日)
委託者
東京都港区愛宕二丁目5番1号
三井住友アセットマネジメント株式会社
代表取締役
前田 良治
受託者
大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番 33 号
住友信託銀行株式会社
取締役社長
森田 豊
─8─
信託約款
アセアンマザーファンド
アセアンマザーファンド
運用の基本方針
運用の基本方針
約款第16条に基づき委託者が定める運用の基本方針は以下の通りとします。
1.基本方針
この投資信託は、信託財産の成長を目指して運用を行います。
2.運用方法
(1) 投資対象
アセアン加盟国の株式を主要投資対象とします。
(2) 投資態度
① 主としてアセアン加盟国の取引所上場株式(それに準ずるものを含みます。)に投資し、信託財産の成長を目指して運用
を行います。
② アセアン加盟国のうち、外国人投資家が投資できる取引所が開設されている国の株式を中心に、成長が期待できる企業
の発行する株式を選別し、分散投資を行います。
※アセアン加盟国のうち、ベトナムの株式への投資は、当該株式の値動きに連動する有価証券への投資による場合があり
ます。
③ アセアン加盟国以外の取引所上場株式のうち、アセアン加盟国に事業基盤があり、売上または利益の多くを得ている
と判断される企業の株式に投資する場合があります。
④ 銘柄選定にあたっては、各国・地域、各業種等において競争力があり、かつ財務健全性を備えた優良銘柄を中心に厳
選し、投資します。
⑤ 外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。ただし、基準価額に重大な影響を与えると判断される
政治・経済、金融情勢が生じた場合は、弾力的に対応します。
⑥ ファンドの設定当初や資金動向、市況動向等の事情により上記のような運用ができない場合があります。
⑦ 信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクを回避するため、
国内において行われる有価証券先物取引、有価証券指数等先物取引、有価証券オプション取引、通貨に係る先物取引、
通貨に係るオプション取引、金利に係る先物取引および金利に係るオプション取引ならびに外国の市場におけるこれ
らの取引と類似の取引(以下「有価証券先物取引等」といいます。)を行うことができます。
⑧ 信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクを回避するため、
異なった通貨、異なった受取り金利、または異なった受取り金利とその元本を一定の条件のもとに交換する取引(以
下「スワップ取引」といいます。)を行うことができます。
⑨ 信託財産に属する資産の効率的な運用に資するため、ならびに価格変動リスクおよび為替変動リスクを回避するため、
金利先渡取引および為替先渡取引を行うことができます。
(3) 投資制限
① 株式への投資割合には制限を設けません。
② 同一銘柄の株式への投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の20%以下とします。
③ 外貨建資産への投資割合には制限を設けません。
④ 新株引受権証券および新株予約権証券への投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の10%以下とします。
⑤ 同一銘柄の新株引受権証券および新株予約権証券への投資割合は、取得時において信託財産の純資産総額の5%以下
とします。
⑥ 同一銘柄の転換社債、ならびに新株予約権付社債のうち会社法第236条第1項第3号の財産が当該新株予約権付社債に
ついての社債であって当該社債と当該新株予約権がそれぞれ単独で存在し得ないことをあらかじめ明確にしているも
の、および会社法施行前の旧商法第341条ノ3第1項第7号および第8号の定めがある新株予約権付社債への投資割合
は、取得時において信託財産の純資産総額の10%以下とします。
⑦ 投資信託証券への投資割合は、信託財産の純資産総額の5%以下とします。
⑧ 有価証券先物取引等は、約款第20条の範囲内で行います。
⑨ スワップ取引は、約款第21条の範囲内で行います。
⑩ 金利先渡取引および為替先渡取引は、約款第22条の範囲内で行います。