UNI-TEX FABRIC グラスファイバー強化メッシュ 技術データおよび施工説明 製品案内 Uni-Tex Fabric は、特殊織りの樹脂加工グラスファイバーメッシュで、Wall-Bond 70 や Wall-Bond 90 に適しています。Uni-Tex Fabric を、Uni-Tex の EIFS に使うと、クラックや衝 撃に対する抵抗力を高めることができます。 基本的な使用法 Uni-Tex Fabric を Uni-Tex のベースコートに張り込むと、クラックや衝撃に対する抵抗力が高 まり、表面を長持ちさせることができます。Uni-Tex Fabric には、数種類のメッシュがあり、 それぞれ使用法が異なります。 Detail Mesh Standard Mesh Medium Mesh Strong Mesh Ultra Mesh 4.5 oz./sq. yd.(128 g) – 柔軟性のある幅 9.5"(24 cm)のメッシュ。Detail Mesh は、バックラップ、特殊形状、複雑な箇所などに使用。 4.5 oz./sq. yd.(128 g) – 人通り、機械設備などが比較的少ない箇所全体に、 同メッシュ一種類のみで使用。または強度の必要な箇所に Strong Mesh もし くは Ultra Mesh と共に使用。 12.5 oz./sq. yd.(354 g) − 直接的な衝撃を受けにくく、比較的少ない歩行 量が予想される箇所。例えば通路、バルコニー部分などに使用。 15 oz./sq. yd.(430 g) − 高衝撃で歩行量の多い箇所に使用。 20∼22 oz./sq. yd.(567∼624 g) – 直接の衝撃を受けやすい歩行量の多い 箇所に使用。 より重量の高い Strong Mesh と Ultra Mesh は、Standard Mesh か Medium Mesh の下に張り 込む、いわゆる 2 層方式の一部として使用してください。 張り込み面積 全ての強化メッシュ(Strong Mesh と Ultra Mesh を除く)は、すべての端部で最低 2½"(6.4 cm) オーバーラップさせてください。Strong Mesh と Ultra Mesh の端部は、きっちりと整え、上の 層にくる Standard Mesh または Medium Mesh を面全体に張り込み、端部を折り込みます。 一般的な張り込み面積は、以下の通りです。 メッシュの種類 Detail Mesh Standard Mesh Medium Mesh Strong Mesh Ultra Mesh ロールサイズ 9½"(24.1 cm)幅 x 150 feet(46 m) 38"(96.5 cm)幅 x 150 feet(46 m) 38"(96.5 cm)幅 x 75 feet(23 m) 38"(96.5 cm)幅 x 75 feet(23 m) 38"(96.5 cm)幅 x 75 feet(23 m) 面積の概算 119 sq. ft.(11 m2) 475 sq. ft.(44 m2) 238 sq. ft.(22 m2) 238 sq. ft.(22 m2) 238 sq. ft.(22 m2) 注:Standard Mesh と Ultra Mesh は、特注で 48"(1.2 m)幅のロールも扱っています。 概算の際は、オーバーラップ分と無駄な使用分を含めて、壁面の 10%を足し計算してください。 1/3 特性 全ての Uni-Tex Fabric は、ASTM D 76、ASTM D 579、ASTM D 5035、MIL -Y-1140 に準拠 しています。 施工 Uni-Tex Fabric を施工する際の気温および表面温度は 40°F(4°C)以上で、また 24 時間以上 40°F (4°C)以上の温度を保ってください。EIFS は、水切り、覆い、シーラントなど、全体が完 成するまで、一時的に保護してください。また、全ての悪天候およびその他考えられる損傷に対 する保護も行います。断熱ボードに見られる凸凹は全て、紙やすりで磨き、平らにしてください。 断熱ボードにある空隙は、断熱ボードの砕片で埋めておきます。次に、使用する Uni-Tex Fabric がかぶる厚さ(Standard Mesh は、約 1/16" [1.6 mm]、Ultra Mesh は約 3/32" [2.0 mm])で、 Wall-Bond 70 または Wall-Bond 90 を断熱ボード全体に塗布します。そして、Uni-Tex Fabric を乾燥したベースコートにさっと張り込み、しわが出ないよう、真中から端部まで平らにします。 Uni-Tex の仕様に従い、強化メッシュは切れ目なく張り、重ね、また接着させなければなりま せん。メッシュは、かすかにそのパターンが見える程度であれば許容できますが、メッシュの織 りが見えないようにしてください。Strong Mesh または Ultra Mesh を張り込む場合は、全ての 端部をきれいに整え、24 時間以上寝かせてなじませてください。その後、Uni-Tex Fabric を傷 めないように注意しながら、ステンレス製スチールこてのエッジまたは砥石で、全ての凸凹を磨 きます。このメッシュ層が乾燥したら、前段落の要領に従って、Standard Mesh または Medium Mesh の層を張り込みます。 特別条件および推奨 Detail Mesh は、断熱ボードの全終端部をバックラップするために使用してください。終端部と は、全ての壁の上下部や、ドアや窓部などの全開口部です。 Uni-Tex Fabric は、断熱ボードの前側から下地または開口部の間柱に向かって覆うとよいでし ょう。断熱ボードの切り口は全て、Uni-Tex Fabric で覆い、Wall-Bond 70 かまたは Wall-Bond 90 ベースコートを塗布して張り込んでください。 Uni-Tex Fabric を 2 層方式で使用する場合は、2 層目が 1 層目の終端部と重ならないようにし ます。全体の Wall-Bond 70 または Wall-Bond 90 ベースコートに Uni-Tex Fabric を合わせた 全体の厚さは、乾燥後、最低 1/16"(1.6 mm)でなければなりません。 性能 EIMA 規格 101.86 による耐衝撃性 EIMA による 格付け 衝撃幅 J (in-lbs) 衝撃幅 J (kg-cm) 強化メッシュ (oz/sq yd) 試験結果 J (in-lbs) 試験結果 J (kg-cm) 標準 3-6 (25-49) 3-7 (29-56) Standard (4.5) 4 (36) 5 (41) 高い 10-17(25-49) 12-20(104-173) Medium (12.5) 12 (108) 14 (124) 非常に高い >17 (>150) >20 (>173) Strong (15) 18 (162) 21 (187) 非常に高い >17 (>150) >20 (>173) Ultra (20) 40 (352) 46 (406) United Coatings ∼長持ち設計∼ 2/3 19011 E. Cataldo Greenarces, WA 99016 TEL (509) 926-7143 FAX (509) 928-1116 (800) 541-4383 www.unitedcoatings.com 弊社の製品は、設定された品質管理基準を満たすよう保証されています。弊社の技術データに記 載される情報は、実験室および現場試験に基づいていますが、事前の通知なしに変更されること もあります。情報の正確性に関しては保証を与えるもしくは意味するものではなく、また United は、塗布面積、性能、弊社製品の保管、取り扱い、使用により発生した傷害に対し、一切の責任 を負いません。責任があるとすれば、製品を交換するかまたは発効されているプロジェクトの保 証書に規定される条件のみに制限されます。 3/3
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