10100_04_3.pdf(481KB) - Cisco

C H A P T E R
3
ルート スイッチ プロセッサおよび
スーパーバイザ エンジンの取り付けと
設定
この章では、ルート スイッチ プロセッサ(RSP)またはスーパーバイザ エンジンの取り付け方法
および設定方法について説明します。モジュール上のコンソールおよびアップリンク ポートへの接
続方法についても示します。
この章で説明する内容は、次のとおりです。
•
取り付けまたは取り外しの準備(p.3-2)
•
モジュールの場所の決定(p.3-4)
•
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け(p.3-5)
•
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し(p.3-8)
•
モジュールのホットスワップ(OIR)
(p.3-10)
•
コンソール ポートの接続(p.3-12)
•
アップリンク ポートの接続(p.3-14)
•
フラッシュ メモリ カードの使用方法(p.3-16)
•
電源管理および環境モニタリング(p.3-19)
•
ソフトウェア機能サポートの決定(p.3-19)
•
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの設定(p.3-19)
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
OL-10100-04-J
3-1
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
取り付けまたは取り外しの準備
取り付けまたは取り外しの準備
ルータにスーパーバイザ エンジンまたは RSP を取り付ける前に、次の作業を行ってください。
• 「モジュールの取り付けおよび取り外しの安全上の注意事項」
(p.3-2)および「静電破壊の防止」
(p.3-2)で、安全上の注意事項および静電破壊に関する注意事項を確認します。
•
取り付けに必要なツールが用意されていることを確認します(「モジュールの取り付けに必要
なツール」[p.3-3] を参照)
。
•
どのシャーシ スロットにモジュールを取り付けるかを決定します(
「モジュールの場所の決定」
[p.3-4] を参照)
。
•
コンソールおよびアップリンク ポートの配線を検討します(付録 B「ケーブルおよびコネクタ
の仕様」を参照)。
モジュールの取り付けおよび取り外しの安全上の注意事項
ルータで作業をする場合は、次の警告および安全上の注意事項に従ってください。
警告
システムの稼働時には、バックプレーンに電圧がかかっているので危険です。作業を行う際は十分
注意してください。
警告
ユニットの電源のオン / オフに関係なく、WAN ポートにはネットワーク電圧がかかっているので
危険です。WAN ポートの付近で作業する場合は、感電しないように注意してください。ケーブル
を外すときには、先にユニット側から外すようにしてください。
警告
接続されていない光ファイバケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されてい
る可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
警告
ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危
険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャー
シ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、
および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。
静電破壊の防止
ESD により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の
取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。スーパーバイザ エン
ジンまたは RSP には、金属製のフレームに固定されたプリント基板があります。EMI(電磁波干
渉)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。基板は金属フレームによって ESD
から保護されていますが、取り扱うときは、必ず静電気防止用ストラップを着用してください。
ESD による損傷を防ぐために、スーパーバイザ エンジンまたは RSP モジュールおよびルータ コン
ポーネントを扱う場合は、次の注意事項に従ってください。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
3-2
OL-10100-04-J
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
取り付けまたは取り外しの準備
注意
•
静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
•
シャーシの塗装されていない面にストラップの装置側を取り付けてください。
•
コンポーネントを取り付けるときは、適切なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用し
て、バックプレーンまたはミッドプレーンにバス コネクタを正しく固定してください。イジェ
クト レバーや非脱落型ネジは、基板の脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供
し、バス コネクタを確実に固定させるために必要です。
•
コンポーネントを取り外すときは、適切なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、
バックプレーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを外してください。
•
コンポーネントはハンドルまたは端だけを持ち、プリント基板またはコネクタには決して触れ
ないでください。
•
取り外したコンポーネントは、基板側を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気
防止容器に収めます。コンポーネントを返却する場合は、取り外し後、ただちに静電気防止容
器に入れてください。
•
プリント基板と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気
からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあり
ます。
•
金属フレームから、プリント基板を取り外さないでください。
静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ∼ 10 Mohms でな
ければなりません。
モジュールの取り付けに必要なツール
Cisco 7600 シリーズ ルータにモジュールを取り付けるには、次のツールが必要です。
•
マイナス ドライバ
•
静電気防止用リスト ストラップまたはその他のアース器具
•
静電気防止用マットまたは静電気防止材
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
OL-10100-04-J
3-3
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
モジュールの場所の決定
モジュールの場所の決定
どのシャーシ スロットにモジュールを取り付けるかを決定します。表 3-1 に、スーパーバイザ エン
ジンまたは RSP の取り付けが可能なシャーシ スロットを示します。
表 3-1
スーパーバイザ エンジンおよび RSP のスロット割り当て
モジュール
ルート スイッチ プロセッサ 720
(RSP720-10GE)
ルート スイッチ プロセッサ 720
(RSP720)
Supervisor Engine 720(Sup720)
Supervisor Engine 32
Supervisor Engine 2
スロット割り当て
•
スロット 1 および 2(3 スロット拡張 [-S] シャーシおよび 4
スロット シャーシ)
•
スロット 5 および 6(6 スロットおよび 9 スロット拡張 [-S]
シャーシおよび 9 スロット シャーシ)
•
3 スロット、6 スロット、または 13 スロット シャーシはサ
ポートされません。
•
スロット 1 および 2(4 スロット シャーシ)
•
スロット 5 および 6(6 スロットおよび 9 スロット シャー
シ、拡張 [-S] シャーシを含む)
•
スロット 7 および 8(13 スロット シャーシ)
•
3 スロット シャーシはサポートされません。
•
スロット 1 および 2
(3 スロットおよび 4 スロット シャーシ)
•
スロット 5 および 6
(6 スロットおよび 9 スロット シャーシ)
•
スロット 7 および 8(13 スロット シャーシ)
•
スロット 1 および 2(4 スロット シャーシ)
•
スロット 5 および 6
(6 スロットおよび 9 スロット シャーシ)
•
スロット 7 および 8(13 スロット シャーシ)
•
3 スロット シャーシはサポートされません。
•
スロット 1 および 2(すべてのシャーシ)
•
4 スロット シャーシはサポートされません。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
3-4
OL-10100-04-J
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け
ルータにスーパーバイザ エンジンまたは RSP モジュールを取り付けるには、次の手順を実行して
ください。
注意
ステップ 1
ESD による損傷を防ぐため、モジュールを取り扱う際はフレームの端だけを持ってください。
モジュールのスロットを選択します(表 3-1 を参照)
。モジュール上のポートに装置を接続できるだ
けの十分なスペースがあるかどうかを確認してください。できるだけ、空のモジュール フィラー
プレートだけが取り付けられている空きスロットの間に、モジュールを取り付けるようにしてくだ
さい。
a. モジュールをインストールする予定のスロットに空のモジュール フィラー プレートが取り付
けられている場合は、2 つのなべネジを取り外して、プレートを取り除きます。
b. スロットに別のモジュールが取り付けられている場合は、「スーパーバイザ エンジンまたは
ルート スイッチ プロセッサの取り外し」
(p.3-8)の手順に従って、モジュールを取り外します。
シャーシに搭載されているすべてのモジュールで、非脱落型ネジが締まっていることを確認しま
す。この手順により、新規または交換用モジュールに最大限の空きスペースを確保するために、す
べてのモジュール上の EMI ガスケットが完全に圧縮されていることを確認します。
(注)
新しいモジュールの左右のイジェクト レバーを完全に開きます(図 3-1 を参照)
。
E
R
TX
X
TIV
AC
TX
R
TX
X
4
T
R
PO
C
AR
AL RIE
AR R
M
PO
R
T
3
R
X
R
C
AR
AL RIE
AR R
M
R
T
2
R
C
AR
AL RIE
AR R
M
1
T
R
PO
X
TIV
TX
AC
TX
R
TX
X
X
R
ES
R
K
45168
4
LIN
K
3
LIN
K
2
LIN
1
LIN
K
C
AR
4
2
AL RIE
AR R
M
ET
S
U
AT
ST
4 PORT OC-12 POS MM
X
TIV
X
R
AC
TX
3
1
TIV
E
E
OSM-4OC12-POS-MM
E
イジェクト レバーと非脱落型ネジ
PO
図 3-1
AC
ステップ 3
非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けたモジュールの EMI ガスケットによって隣接する
モジュールが空いているスロットのほうに押され、隙間が足りなくなって新しいモジュー
ルの取り付けが困難になります。
TX
ステップ 2
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
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3-5
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け
ステップ 4
モジュールをスロットに合わせます。モジュールの両端を、スロットの左右にあるガイドに合わせ
ます(図 3-2 を参照)。
図 3-2
スロットへのモジュールの合わせ方
EMI
3
1
2
3
6
OSM-4OC12 POS-SI
1
WS-X6K-SUP2-2GE
SUPERVISOR2
VE
3
S
TU
STA
T
M
LE
G
US
EM
M
AT
ET
ST
NSO R
ST
SY
CO
PW
RES
CONSOLE
CONSOLE
PORT
MODE
4 PORT OC-12 POS SM
TI
AC
PCMCIA
S
Switch
RE
100%
4
NK
LI
1
K
2 LIN
NK
LI
3
TX
VE
TI
AC
RX
TX
TX
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT
VE
TI
AC
R
IE M
RR R
CA ALA
RX
TX
TX
RX
1
O
PORT 1 P
RT
VE
TI
AC
RX
TX
TX
RX
2
R
IE M
RR R
CA ALA
O
PORT 2 P
RT
PO
RX
3
R
IE M
RR R
CA ALA
EJECT
PO
RT4
1%
1
S
TU
STA
Load
K
4 LIN
OSM-4OC12 POS-SI
4 PORT OC-12 POS SM
RX
TX
ET
2
IR
VE
3
TI
AC
RX
TX
TX
2
IR
T
SE
RE
4
NK
LI
1
K
2 LIN
NK
LI
3
K
4 LIN
VE
NK
LI X
TI
AC
R
TX
TX
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT
PO
1
VE
TI
AC
RX
TX
TX
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT
PO
2
VE
TI
AC
RX
TX
TX
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT
PO
3
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT4
PO
63677
EMI
ステップ 5
モジュールをスロットにゆっくりと差し込み、モジュール上の EMI ガスケットが隣接スロット内の
モジュールに接触し、左右のイジェクト レバーがモジュール前面プレートに対して約 45 度まで閉
じるようにします(図 3-3 を参照)。
ステップ 6
両手の親指と人差し指で左右のイジェクト レバーを持ち、レバーを下に押して、モジュールの EMI
ガスケットと隣接モジュールの間に 0.040 インチ(1 mm)程度の狭い隙間ができるようにします
(図 3-3 を参照)。
注意
イジェクト レバーを下に押すとき、力を入れすぎないように注意してください。レバーが曲がっ
て損傷することがあります。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
3-6
OL-10100-04-J
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り付け
図 3-3
EMI ガスケットとモジュールの隙間
WS-X6K-SUP2-2GE
T
M
LE
G
US
EM
M
AT
ET
ST
NSO R
ST
SY
CO
PW
RES
Switch
100%
CONSOLE
PORT
MODE
CONSOLE
SUPERVISOR2
Load
PORT 1
PCMCIA
PORT 2
EJECT
1%
OSM-4OC12 POS-SI
1
LI
STA
S
TU
RX
TX
TX
2
4 PORT OC-12 POS SM
IR
T
SE
RE
4
NK
LI
1
K
2 LIN
NK
LI
3
NK
LI
VE
TI
AC
3
VE
TI
AC
RX
TX
TX
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT
PO
VE
TI
AC
RX
TX
TX
RX
1
R
IE M
RR R
CA ALA
K
4 LIN
RT
PO
VE
TI
AC
RX
NK
TX
TX
RX
2
R
IE M
RR R
CA ALA
RT
PO
RX
3
R
IE M
RR R
CA ALA
PO
RT4
OSM-4OC12 POS-SI
1
TU
STA
VE
TI
AC
3
S
4 PORT OC-12 POS SM
RX
TX
TX
2
T
SE
RE
4
IR
NK
LI
1
K
2 LIN
NK
LI
3
K
4 LIN
VE
TI
AC
RX
TX
TX
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT
PO
1
VE
TI
AC
IE M
RR R
CA ALA
RX
TX
TX
RX
R
RT
PO
2
VE
TI
AC
R
IE M
RR R
CA ALA
RX
TX
TX
RX
RT
PO
3
RX
R
IE M
RR R
CA ALA
RT4
PO
4
1 mm
EMI
63678
5
6
ステップ 7
左右のイジェクト レバーを同時に下に押しながら閉じ、モジュールをバックプレーン コネクタに
完全に装着します。イジェクト レバーが完全に閉じると、モジュールの前面プレートにぴったり重
なった状態になります。
(注) モジュールがバックプレーン コネクタに完全に装着されていないと、エラー メッセー
ジが表示されることがあります。
ステップ 8
モジュール上の 2 つの非脱落型ネジを締めます。
(注) イジェクト レバーが完全に閉じていることを確認してから、非脱落型ネジを締めてく
ださい。
(注)
シャーシの中に埃が入らないように、またシャーシ内の通気が適切に保たれるようにするため、空
のシャーシには、空のモジュール フィラー プレート(シスコ Part Number:800-00292-01)を取り
付ける必要があります。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
OL-10100-04-J
3-7
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し
ルータからスーパバイザ エンジンまたは RSP を取り外す前に、write {host file | network | terminal}
コマンドを使用して、現在の設定を保存しておいてください。モジュールをオンラインに戻す場合
に時間を節約でき、サーバからスーパバイザ エンジンまたは RSP の不揮発性メモリにダウンロー
ドするだけで設定を回復できます。
モジュールで Cisco IOS ソフトウェアを実行している場合は、copy running-config startup-config コ
マンドを実行して、現在実行している設定を保存します。
警告
システムの稼働時には、バックプレーンに電圧がかかっているので危険です。作業を行う際は十分
注意してください。
警告
接続されていない光ファイバケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されてい
る可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
スーパーバイザ エンジンまたは RSP を取り外すには、次の手順を実行してください。
ステップ 1
モジュール上のポートに接続しているケーブルがあれば取り外します。
ステップ 2
シャーシに搭載されているすべてのモジュールで、非脱落型ネジが締まっていることを確認しま
す。モジュールを取り外したときに、隙間が確保されるようにするためです。
(注)
非脱落型ネジが緩んでいると、取り付けたモジュールの EMI ガスケットによってモジュー
ルが空いているスロットのほうに押され、隙間が足りなくなってモジュールの取り外しが
困難になります。
ステップ 3
シャーシから取り外すモジュール上の 2 つの非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 4
イジェクト レバーに親指を掛け(図 3-1 を参照)
、レバーを同時に開いて、モジュールをバックプ
レーン コネクタから外します。
ステップ 5
モジュールの前端を持ち、スロットからモジュールをまっすぐに引き出します。シャーシに水平ス
ロットがある場合は、手でモジュールを下から支えてスロットから引き出します。モジュールの回
路には触れないように注意してください。
注意
ステップ 6
ESD による損傷を防ぐため、モジュールを取り扱う際はフレームの端だけを持ってください。
モジュールを静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置くか、または別のスロットにすぐに
取り付けます。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
3-8
OL-10100-04-J
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの取り外し
ステップ 7
警告
シャーシの中に埃が入らないように、またシャーシ内の通気が適切に保たれるようにするため、空
のスロットには、空のモジュール フィラー プレート(シスコ Part Number:800-00292-01)を取り
付けます。
ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3 つの重要な機能があります。シャーシ内の危
険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャー
シ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、
および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
OL-10100-04-J
3-9
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
モジュールのホットスワップ(OIR)
モジュールのホットスワップ(OIR)
Cisco 7600 シリーズ ルータでは、ルータの電源を切らずに冗長スーパーバイザ エンジンまたは RSP
(およびその他の冗長カード)を取り外して交換することができます。この機能を、ホットスワッ
プまたは Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)といいます。この機能により、ルータの動
作を中断せずに冗長モジュールを取り外して交換できます。
ルータに 2 つの冗長モジュールを搭載した場合、アクティブなモジュールは常に 1 つだけです。他
方のモジュールはスタンバイ モードとなり、アクティブなモジュールに障害が発生した場合に処理
を引き継ぎます。
ルータの電源がオンで稼働中の場合、冗長モジュールの取り外しまたは取り付けを行うと、ルータ
は次のように動作します。
1. モジュール用に十分な電力があるかどうかを確認します。
2. 設定の変更がないかどうか、バックプレーンをスキャンします。
3. 新たに取り付けたモジュールを初期化します。さらに、削除されたモジュールはシステムで記
録され、管理上のシャットダウン状態となります。
4. モジュール上の設定済みインターフェイスを、取り外す前の状態に戻します。新しく搭載され
たインターフェイスは、ブート時に(未設定の状態で)存在していたかのように、管理上の
シャットダウン状態になります。同じ仕様のモジュールをスロットに取り付けると、ポートが
設定され、元のモジュールのポート カウントと同数のポートがオンラインになります。
ルータは、新しいインターフェイス上で診断テストを実行します。このテスト結果は、次のとおり
です。
注意
•
テストが正常に完了すると、ルータは通常の動作に戻ります。
•
新しいモジュールに障害がある場合、ルータは通常の動作を再開しますが、新しいインター
フェイスはディセーブルになります。
•
診断テストに失敗すると、ルータは処理を停止します。ほとんどの場合、新しいモジュールの
バス上に問題があることを示しているので、取り外す必要があります。
間違ったエラー メッセージの表示を避けるために、モジュールの取り外しまたは交換を行う前に、
すべてのインターフェイスの現在の設定を記録しておいてください。モジュールの取り外しまたは
交換後、システムの再初期化が完了するまで最低 15 秒間かかります。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
3-10
OL-10100-04-J
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
メモリの取り外しと交換
メモリの取り外しと交換
RSP720 上の Multilayer Switch Feature Carad(MSFC; マルチレイヤ スイッチ フィーチャ カード)は、
Dynamic Random-Access Memory(DRAM; ダイナミック ランダムアクセス メモリ)の設定可能なオ
プションをいくつかサポートします。ルータはこのメモリを使用して、ルーティング テーブル、プ
ロトコル、およびネットワーク アカウンティング アプリケーションを保管します。DRAM は 4 つ
の DIMM 上にあり、モジュールをアップグレードしてメモリを追加したり、故障したメモリを交換
するために取り外しおよび交換できます。
(注)
既存の MSFC4 上の DRAM を交換する場合は、メモリを取り外す前に、リモート サーバに現在の
コンフィギュレーション ファイルをアップロードします。それ以外の場合は、メモリの交換後、現
在の設定情報のすべてを手動で再入力する必要があります。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
OL-10100-04-J
3-11
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
コンソール ポートの接続
コンソール ポートの接続
コンソール ポートを使用すると、ルータにローカル(コンソール端末を使用)またはリモート(モ
デムを使用)でアクセスできます。コンソール ポートは RSP またはスーパーバイザ エンジンの前
面パネル上にあります(図 3-4 を参照)
。ここでは、RSP またはスーパーバイザ エンジンのコンソー
ル ポートに接続する方法について説明します。
ルータの設定を初めて行う場合は、コンソール ポート経由でルータに接続する必要があります。ま
た、ルータ上で診断テストを実行して、問題をトラブルシューティングするためにも、コンソール
ポートに接続します。コンソールの配線仕様については、「コンソール ポートの配線仕様とピン割
り当て」
(p.B-7)を参照してください。
図 3-4
コンソール ポート コネクタ
DISK 0
RE
EJECT
T
SE
153653
CONSOLE
DISK 1
EJECT
CONSOLE
(注)
コンソール ポートは、ハードウェア フロー制御と RJ-45 コネクタを備えた EIA/TIA-232 非同期シ
リアル接続です。
(注)
Cisco 7600 シリーズ ルータに付属のアクセサリ キットには、コンソール ポートに端末またはモデ
ムを接続するために必要なケーブルおよびアダプタが含まれています。ケーブルおよびアダプタの
「コンソール ポートの信号およびピン割り当て」
(p.B-7)を参照してく
ピン割り当てについては、
ださい。
端末の接続
コンソール ポートに端末を接続するには、次の注意事項に従ってください。Supervisor Engine 2 の
その他の注意事項については、次で説明します。
•
ルータに付属の RJ-45/RJ-45 ロールオーバー ケーブルと Data Terminal Equipment(DTE; データ
端末装置)アダプタ([Terminal] ラベル)を使用します。適切な DTE アダプタ(RJ-45/DB-25
または RJ-45/DB-9)を使用してください。
•
端末を、次のように設定します。
− 9600 ボー
− 8 データ ビット
− パリティなし
− 2 ストップ ビット
•
端末のボーレートは、コンソール ポートのデフォルト ボーレート(9600 ボー)と一致してい
ることを確認してください。端末のマニュアルを参照して、ボーレートを確認します。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
3-12
OL-10100-04-J
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
コンソール ポートの接続
Supervisor Engine 2
上記の設定要件に加えて、Supervisor Engine 2 では、2 つのタイプのコンソール ケーブルを使用し
て端末をコンソール ポートに接続できます。どちらかのケーブル タイプを接続するには、コンソー
ル ポートの右側にあるコンソール ポート モード スイッチを次のように設定します。
(注)
•
ルータに付属の RJ-45/RJ-45 ロールオーバー ケーブルと DTE アダプタ([Terminal] ラベル)を
使用するには、コンソール ポート モード スイッチが in 位置(出荷時の設定)にあることを確
認します。
•
Catalyst 5000 Supervisor Engine III コンソール ケーブルおよびアダプタ(非付属品)を使用する
には、コンソール ポート モード スイッチが out 位置であり、端末の接続に適したアダプタを
使用していることを確認してください。スイッチを out の位置にした場合のコンソール ポート
のピン割り当てについては、
「コンソール ポート モード 2 の信号およびピン割り当て(Sup 2 の
み)」
(p.B-10)を参照してください。
コンソール ポート モード スイッチの操作には、ボールペンの先端など、小型の先のとがったもの
を使用します。
モデムの接続
コンソール ポートにモデムを接続するには、次の注意事項に従ってください。
•
ルータに付属の RJ-45/RJ-45 ロールオーバー ケーブルと RJ-45/DB-25 DCE アダプタ([Modem]
ラベル)を使用します。
•
Supervisor Engine 2 の場合、コンソール ポート モード スイッチが in の位置になっていること
(出荷時デフォルト)を確認します。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
OL-10100-04-J
3-13
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
アップリンク ポートの接続
アップリンク ポートの接続
スーパーバイザ エンジンおよび RSP には、アップリンク ポートがあります。これを使用して、別
のネットワーク デバイスにルータを接続します。Small Form-Factor Pluggable(SFP)、XENPAK、
X2、または Gigabit Interface Converter(GBIC; ギガビット インターフェイス コンバータ)光モジュー
ルを使用して、ポートを設定します。
表 3-2 に、各モジュール上のアップリンク ポートのさまざまなタイプを示します。SFP、XENPAK、
および X2 光モジュールは、SC、LC、または MT-RJ コネクタを備えています。GBIC モジュール
(Supervisor Engine 2 上)は、SC コネクタを備えています。
警告
接続されていない光ファイバケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されてい
る可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
注意
光ファイバ ケーブルを接続する準備ができるまでは、ケーブルまたはモジュール ポート上の光
ファイバ ケーブル用の穴からプラグを取り外さないでください。プラグは、光ボアおよびケーブ
ルを汚れから保護します。
表 3-2
RSP およびスーパーバイザ エンジンのアップリンク ポート
モジュール
アップリンク ポート
Route Switch
Processor 720
10/100/1000 BASE-T ギガビット イーサネット アップリンク ポート×
2:
RSP720-10GE
•
ポート 1 には、1 Gbps SFP モジュールを取り付ける必要がありま
す。
•
ポート 2 は、1 Gbps SFP モジュールまたは 10/100/1000 Mbps RJ-45
コネクタのどちらかをサポートします。
ギガビット イーサネット アップリンク ポート(1 Gbps)× 3:
•
ポート 1 およびポート 2 には、1 Gbps SFP モジュールを取り付け
る必要があります。
•
ポート 3 は、10/100/1000 Mbps RJ-45 コネクタのいずれかをサポー
トします。
(注)
ポート 3 では、カテゴリ 5 Shielded Twisted-Pair(STP; シールド
付きツイストペア)ケーブルを使用します。
10 ギガビット イーサネット アップリンク ポート(10 Gbps)× 2:
•
Supervisor Engine 720
ポート 4 およびポート 5 には、10 Gbps X2 光モジュールを取り付
ける必要があります。
ギガビット イーサネット アップリンク ポート× 2:
•
ポート 1 には、1 Gbps SFP モジュールを取り付ける必要がありま
す。
•
ポート 2 は、1 Gbps SFP モジュールまたは 10/100/1000 Mbps RJ-45
コネクタのどちらかをサポートします。
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第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
アップリンク ポートの接続
表 3-2
RSP およびスーパーバイザ エンジンのアップリンク ポート(続き)
モジュール
Supervisor Engine 32
Supervisor Engine 2
アップリンク ポート
•
WS-SUP32-GE-3B には、1 つの 10/100/1000 Mbps RJ-45 アップリン
ク ポートと、8 つのギガビット イーサネット アップリンク ポート
があります。ギガビット イーサネット アップリンク ポートには、
SFP モジュールを取り付ける必要があります。
•
WS-SUP32-10GE-3B には、1 つの 10/100/1000 Mbps アップリンク
ポートと、2 つの 10 ギガビット イーサネット アップリンク ポー
トがあります。ギガビット イーサネット アップリンク ポートに
は、XENPAK 光モジュールを取り付ける必要があります。この
ポートは、10 Gbps で動作します。
•
2 つのデュアルポート ギガビット イーサネット ポートが、全二重
モードでのみ動作します。
•
これらのポートには、銅、短波(SX)、長波 / 長距離(LX/LH)、
超長距離(ZX)、および Coarse Wavelength Division Multiplexing
(CWDM; 低密度波長分割多重)1000BASE-X GBIC を任意の組み
合わせで設定できます。
モジュールのアップリンク ポートの接続手順は、次のとおりです。
ステップ 1
必要に応じて、前面パネルの空のスロットに光モジュールを取り付けてください。
(注)
Sup720 および RSP720 には、ポート 2 用に 2 つのコネクタがありますが、一度に使用でき
るコネクタは 1 つだけです(RSP720-10GE にはポート 2 コネクタは 1 つしかありません)
。
ステップ 2
アップリンク ポートからプラグを取り外し、再使用できるように保管します。
ステップ 3
光ファイバ ケーブルのコネクタからプラグを取り外します。
ステップ 4
ケーブルのコネクタをアップリンク ポートに挿入し、送信(Tx)用および受信(Rx)用の両方の
光ファイバ ケーブルがコネクタに完全に挿入されていることを確認します。
ステップ 5 (Sup2 のみ)LX/LH GBIC を MMF(マルチモード光ファイバ)と併用する場合は、GBIC と MMF
「パッチ コード」
ケーブルの間にパッチ コードを取り付ける必要があります。詳細については、
(p.B-18)を参照してください。
(注)
•
2 つの RSP またはスーパーバイザ エンジンが取り付けられている場合は、冗長(スタンバイ)
モジュール上のアップリンク ポートはアクティブになり、シャーシの他のポートと同様に通常
のトラフィック用に使用できます。
•
Cisco IOS Release 12.2SRC では、スタンバイ RSP720-10GE 上のアップリンク ポートはアクティ
ブではなく、通常のトラフィック用には使用できません。
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第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
フラッシュ メモリ カードの使用方法
フラッシュ メモリ カードの使用方法
スーパーバイザ エンジンまたは RSP の前面パネルには、フラッシュ メモリ カード用のディスク ス
ロットが 1 つまたは 2 つあります。スロットに Flash PC、CompactFlash、または MicroDrive メモリ
カードを挿入し、カードにソフトウェア イメージおよびコンフィギュレーション ファイルを保存
して実行したり、カードを I/O デバイスとして使用できます。メモリ オプションについては、表
3-3 を参照してください。
•
10 GE アップリンク ポートを備える Route Switch Processor 720(RSP720-10GE)には、
CompactFlash カードを挿入できるディスク スロットが 1 つ(DISK 0 ラベル)あります。
•
Route Switch Processor 720 または Supervisor Engine 720 には、2 つのディスク スロットがありま
す。
− DISK 0 に挿入できるのは CompactFlash カードだけです。
− DISK 1 には、CompactFlash カードまたは 1 GB MicroDrive を挿入できます。
(注)
•
Supervisor Engine 32 には、CompactFlash カードおよび IBM MicroDrive カードを挿入できるス
ロットが 1 つ(DISK 0 ラベル)あります。
•
Supervisor Engine 2 には、PCMCIA カードを挿入できるスロットが 1 つ(PCMCIA ラベル)あ
ります。
フラッシュ メモリ カードは、電源を投入した状態で挿入し、取り外すことができます。カードを
取り付ける前に、カードの書き込み保護がオフになっていることを確認してください。書き込み保
護スイッチは、
(プリント面を上にして、エッジのコネクタ側を向こう側にした状態で)カードの
前面エッジ上にあります(図 3-5 を参照)。
図 3-5
Flash PC カードの書き込み保護スイッチの位置
PC
H2352
PC
PC
(注)
すべてのフラッシュ メモリ カードに書き込み保護スイッチがあるわけではありません。
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3-16
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第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
フラッシュ メモリ カードの使用方法
表 3-3 に、Cisco 7600 スーパーバイザ エンジンおよび RS でサポートされるメモリ カードのシスコ
製品番号を示します。
表 3-3
CompactFlash メモリ カード
製品番号
説明
RSP720 および RSP720-10GE のフラッシュ メモリ カード
MEM-RSP720-CF256M
Cisco CompactFlash メモリ カード、256 MB
MEM-RSP720-CF512M
Cisco CompactFlash メモリ カード、512 MB
MEM-RSP720-CF1G
Cisco CompactFlash メモリ カード、1 GB
Sup720 および Sup32 のフラッシュ メモリ カード
MEM-C6K-CPTFL64M
Cisco CompactFlash メモリ カード、64 MB
MEM-C6K-CPTFL128M
Cisco CompactFlash メモリ カード、128 MB
MEM-C6K-CPTFL256M
Cisco CompactFlash メモリ カード、256 MB
MEM-C6K-CPTFL512M
Cisco CompactFlash メモリ カード、512 MB
Sup2 のフラッシュ メモリ カード
MEM-C6K-ATA-1-64M
Cisco ATA タイプ 1 フラッシュ メモリ カード、64 MB
フラッシュ メモリ カードの取り付け
フラッシュ メモリ カードを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1
メモリ カードを持ち、カードのコネクタ側をスロットに向けます。カードのコネクタ側は、図 3-5
に示す書き込み保護スイッチ(もしある場合)のある側とは反対側です。
ステップ 2
カードをスロットに差し込み、スロット奥のコネクタに完全に装着します。イジェクト ボタンが手
前に飛び出します。
注意
メモリ カードはスロット内に無理に押し込まないでください。コネクタ ピンが破損することがあ
ります。正しく装着されると、デバイスの一部がスロットの外側にはみ出しています。
ステップ 3
(注)
システムに初めて取り付けた場合には、メモリ カードをフォーマットします。
メモリ カードは、カードを使用するスーパーバイザ エンジンまたは RSP のタイプに合わせて
フォーマットしてください。特定のタイプのスーパーバイザ エンジンまたは RSP 用にフォーマッ
トしたメモリ カードは、他のタイプのスーパーバイザ エンジンでは使用できないことがあります。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
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第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
フラッシュ メモリ カードの使用方法
フラッシュ メモリ カードの取り外し
注意
LED が点灯しているときは、フラッシュ メモリ カードを取り外さないでください。ファイルが壊
れる原因になります。
フラッシュ メモリ カードを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1
ディスク LED が消灯していること(処理中ではないこと)を確認します。
ステップ 2
イジェクタ ボタンを押して、メモリ カードをスロット奥のコネクタから切断します。
ステップ 3
メモリ カードをスロットから取り外し、静電気防止用袋に収納します。
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第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
電源管理および環境モニタリング
電源管理および環境モニタリング
電源管理および環境モニタリングの詳細については、
『Cisco 7600 Series Router Cisco IOS Software
Configuration Guide』を参照してください。
ソフトウェア機能サポートの決定
ここでは、Feature Navigator および Software Advisor ツールについて説明します。これらのツールを
使用して、ルータでサポートされる機能と、ルータに搭載されたハードウェアの Cisco IOS ソフト
ウェア最低要件を決定します。
(注)
Feature Navigator および Software Advisor ツールを使用するには、Cisco.com のアカウントが必要で
す。
•
使用する RSP またはスーパーバイザ エンジンでサポートするソフトウェア機能を決定するに
は、次の URL にある Feature Navigator を使用します。
http://tools.cisco.com/ITDIT/CFN/jsp/index.jsp
•
使用するルータに取り付けられているハードウェアに対する Cisco IOS ソフトウェアの最低要
件を確認するには、次の URL にある Software Advisor ツールを使用します。
http://www.cisco.com/public/support/tac/tools.shtml
このツールは、システム内のラインカードに互換性があるかどうかの確認は行いませんが、
個々のラインカード、モジュール、またはオプションの Cisco IOS 最低要件を示します。
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの設定
スーパ ーバイザ エンジン または RSP の動 作設定の詳細は、
『Cisco 7600 Series Router Cisco IOS
Software Configuration Guide』を参照してください。
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
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3-19
第3章
ルート スイッチ プロセッサおよびスーパーバイザ エンジンの取り付けと設定
スーパーバイザ エンジンまたはルート スイッチ プロセッサの設定
Cisco 7600 シリーズ ルータ スーパーバイザ エンジンおよびルート スイッチ プロセッサ ガイド
3-20
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