復習 MACレイヤの話 • ブロードキャストドメイン – 同じネットワークセグメントの中の全員にフレー ムを届けたいとき,ブロードキャストMACアドレス (FF:FF:FF:FF:FF:FF)で相手を指定せずに送るとき, それが届く範囲 – たとえば,ARPリクエストなどに使う • コリジョンドメイン – CSMA/CDで衝突が起こりうる範囲 – スイッチハブを使うときは考慮しなくてよい コリジョンドメインとブロードキャストドメイン QoS ne ネットワークを越えて通信する switch router 192.168.1.1 192.168.1.2 192.168.1.3 192.168.1.4 switch 192.168.2.1 192.168.1.2 (1) 192.168.1.2が192.168.2.2にパケットを送りたい (2) 192.168.1.2は自ネットワークに192.168.2.2がいるか,サブネットマスクから計算し, 他ネットワークであると判断し,デフォルトゲートウェイ(192.168.1.1)に送ろうとする (3)自分のARPキャッシュを確認すると,デフォルトゲートウェイのMACアドレスが未知 ネットワークを越えて通信する ルータ スイッチ 192.168.1.1 192.168.1.2 192.168.1.3 192.168.1.4 スイッチ 192.168.2.1 192.168.1.2 放送MACアドレス+ARPリクエスト (192.168.1.1のMACアドレス教えて) (4) 192.168.1.2はARPリクエストを自分のブロードキャストドメインに送る →このとき,MACフレームの宛先MACアドレスはブロードキャストMACアドレスである FF:FF:FF:FF:FF:FFとして送る ネットワークを越えて通信する ルータ スイッチ 192.168.1.1 192.168.1.2 192.168.1.3 無視 192.168.1.4 スイッチ 192.168.2.1 192.168.1.2 無視 私のMACアドレスを教えます (5)デフォルトゲートウェイ以外はARPリクエストを無視.デフォルトゲートのみレスポンス する ネットワークを越えて通信する スイッチ ルータ 192.168.1.1 MAC=B 192.168.1.2 MAC=A 192.168.1.1→ 192.168.2.2 スイッチ 192.168.2.1 MAC=C 192.168.1.2 MAC=D 192.168.1.1→ 192.168.2.2 (5)192.168.1.2は192.168.2.2あてのIPデータグラムを作成し,ルータのMACアドレス当 てのMACフレームに載せて送る IPレイヤの話:ふたつのブロードキャストIPアドレス リミテッドブロードキャストアドレス(オール1ブロー ドキャスト・アドレス) :255.255.255.255 ルータ配下のすべてのホストに一度にデータグラムを届 ける ディレクテッドブロードキャストアドレス:ホストアドレ ス部をall 1に設定する ネットワーク部で指定するネットワークの中の全てのホ ストに放送する(ルータを越えられる) 自分が属するサブネット内に放送するときは,上記 いずれを使っても同じことになる
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