あ す な ろ 平成 24 年 10 月 15 日 第8号(11 月号) 富士市立丘小学校だより “丘小の 40 周年を祝う会” で浮かび上がった“丘小縁” 校 長 小野 誠 「風になびく 富士の煙の 空にきえて ゆくへも知らぬ 我が思いかな」(西行) 富士山百人一首に選ば れているものです。 「日増しに秋も深まり、天高く馬肥ゆる季節となりました」という時候の挨拶がぴ ったりと当てはまる今日この頃。読書に、学習に、運動に、一層取り組みやすい季節となりました。 10 月9日(火)から、後期104日間が始まりました。第3ステージ「自分の花をさかせ 良さを伝え よう」第4ステージ「種を実らせ 夢をふくらませよう」の合い言葉の下、子どもたちが「新たな自分」 に出会うべく、学習に、運動に、生活に、夢中になって取り組んでくれることでしょう。 さて、去る 10 月6日(土)午後「丘小の 40 周年を祝う会」が開かれ、お陰様で無事終了しました。 富士市教育長 山田幸男先生、丘地区まちづくり推進会議議長 勝又美次様始め、歴代校長先生方や 歴代の教職員の皆様、歴代PTA会長様、そして現在の丘小の応援団となってくださっている丘地区地 域諸団体の代表の来賓の皆様方に、御臨席いただきました。 第Ⅱ部「丘小創立期の思い出を語る会」では、前号でも御紹介しましたが、保護者代表…杉山實様(第 5代(S53・54)PTA 会長及び現丘小学校評議員) 、梅宅ますみ様(現 PTA 会長・祝う会実行委員長) 、教 職員代表…吉田令子様(S49~55) 、安田雅則様(S48~52) 、山田幸男様(S49~55、現教育長)の5 人の方々から、創立期の新しい学校・校風を造るんだという熱い、熱い意気込みと教育実践、また、学 校を先頭に立って支えてくださったPTA活動を伺うことができました。 一通りお話を伺った後に、会場から感想を求めたのですが、歴代教員の若林きみ江先生からは 今年 85 歳になりますが、山梨県南部町から駆けつけました。お話を聞いている内に、当時のことが 思い出され、来て良かったと一言お伝えしたくなりました。 というお言葉をいただきました。 次に、在校生代表として参加してもらった6年生からも感想を求めたところ、児童会長山㟢潤二君が、 開校当初、体育館もプールも無いということを知って驚きました。そういう中でも、児童会の丘小祭 「昔の仕事を売る店」が、児童の発想豊かに伸び伸びと行われた話を知りました。これから計画する丘 小祭の参考にさせていただきます。 と、大いに良い刺激となった旨を述べてくれました。 二人の感想を聴いた私は、40 年という月日を重ね、脈々と創立当時の思いが受け継がれ、現6年生に 受け止められたという事実の重みを感じ、思わず「祝う会を開かせていただいて良かった」と会場参加 者にお伝えしました。 そして、私自身は、PTA役員の方々を始めとする保護者の皆様や地域の皆様に丘小学校が支えられ ていることを“丘小縁”と称して、横のつながりを強調していました。けれども、創立以来 40 年間“丘小 縁”の精神は、丘地区において脈々と受け継がれてきたという、縦のつながりを強く意識することがで きました。そして、この “丘小縁”で紡がれた皆様と『今ここに居る』ことに、御縁を感じるととも に、感謝の気持ちがふつふつと沸き上がりました。 “丘小縁”で紡がれた皆様、どうぞ、丘小の子どもたちへの見守りを、今後ともよろしくお願いします。
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