太陽電池セル検査システム KSX-3000H HIT® 等の高効率太陽電池セルの研究開発と量産に威力を発揮 する最先端太陽電池セル検査システム 正確な I-V 測定機能と安定した光源を内蔵した KSX-3000 は、パナソニックの HIT® 等、 高効率太陽電池専用の最先端太陽電池セル検査システムです 正確で安定した光源 専用の電源で安定な光源 安定度 0.1%を実現 EC60904-9 規格:Class AAA 正確な I-V テスター 特別設計の I-V テスター 4象限動作 電圧 / 電流同時測定 ソフト補正を最小限に抑えた、実データを提供 高再現性を実現 安定光源と I-V テスターの組み合わせで常に安定した 計測を保証 セルのクラス分け精度の向上 低いメンテナンスコスト 高寿命パルスランプ (100 万ショット以上 ) シンプル構成 ( 光学系部品・シャッター不要 ) 側面のドアからランプ交換ができ、調整が不要 ランプ交換は、10 分程度で可能 高生産性と I-V データの高い相関性 AIST と共同開発した KOPEL Method による測定 HIT® など高効率セルの I-V 特性も 50ms のパルス光で 短時間測定が可能 Kyoshin Optoelectronics Solutions KSX-3000H Solar Cell Test System Features ―特長― KSX-3000H 太陽電池検査システムは、KSX-1000 と光源は共通ですが、I-V テスターとソフトウェアが改善されてい ます。KSX-1000 の主な特長であるつまりである高測定精度、低保守コスト、高生産性高スループットは全て引き継 いでいます。 通常、HIT® やその他の高効率のセルの測定には 300 ms 程度以上の長いパルスが必要と考えられています。共進電 機は日本の独立行政法人 産業技術総合研究所 -AIST と共同で新しい測定方式を開発しました。その KOPEL Method と呼ばれるこの革新的技術により、暗状態、光照射下の I-V データを使用して HIT® セルを正確に測定することができ ます。50 ms の単一パルスを使用する I-V データが定常光下で 1000 ms と十分長い時間で測定した I-V データと非常 に良く一致しており、違いは僅かに 0.2-0.3% です。 KSX-3000H は、既に発売を開始しました。当面、HIT® の測定機能が不要なユーザーの皆様は、先ず KSX-1000 をご購 入頂き、後日 I-V テスターとソフトウエアを変更するだけで KSX-3000H にアップグレード可能です。 Light Instability ―光の安定性― KHX-3000H の光は図1に示すように正確に制御されています。定常光のランプはアークの揺れと電源のリップル ノイズにより通常± 0.5% 変動します。フラッシュタイプのランプは± 1% かそれ以上変動します。KSX シリーズの 光の変動は± 0.1% かそれ以下です。この程度の変動なら測定に影響することはありません。量産ラインのセル分類 では通常 0.2% の効率で分類することが要求され、光の安定性は非常に重要となります。 図1. 光の安定性 図 2. 二段階パルス IV Measuring Unit ―I-V テスター ― Kopel の I-V テスターは非常にシンプルです。フラッ シュタイプのシステムと異なり、光源が充分安定して いるので補償も調整も不要です。電源がショートから オープンあるいはオープンからショートに掃引します。 掃引電圧はセルの容量の影響を避けるために、セルの 位置ではなく、電源の出力でモニターします。正確な I-V データはセルの位置で電圧と電流が同時に測定され ます。 4象限の機能を使って、このシステムは暗電流と Voc を正確に測定することができます。 図3. ダイナミック I-V 計測 * HIT はパナソニックグループの登録商標です。 2 Kyoshin Optoelectronics Solutions Data Correlation ―データの相関性― KSX-1000 に使われる標準の I-V テスターをベースに KSX-3000H は KOPEL Method と呼ばれる革新的なテスト方 式を採用しています。図4に HIT® を高速 I-V テスターで検査した場合の通常の動作を示します。容量が大きいため、 電圧上昇時に電流が追随しません。逆方向ではセル容量に蓄えられた電子が放出されるため電流はオーバーシュート します。測定がゆっくりならこの効果は起こりません。図5に KOPEL Method の測定を示します。この方法はセル の暗状態、光照射下の I-V データを使用し、50 ms のパルスで HIT® を測定します。I-V データは AIST の 1000 ms のパ ルスによる測定と高い相関性を示しています。この方式は AIST と共同開発し、現在特許申請中です 図5. KOPEL Method I-V テスターによる計測結果 図4. 通常の I-V テスターによる計測結果 System Configuration ―システム構成― 3 Kyoshin Optoelectronics Solutions PRODUCT SPECIFICATIONS ―仕様― (1) KSS-P001 パルス式ソーラシミュレータ 項目 仕様 スペクトル波長域 照射強度(セル照射面) 照射面積 ランプタイプ ランプ寿命 等級(IEC-60904-9) パルス発光時間 寸法 重量(固定具込み) 定格 350-1100 nm 0.3-1.2 SUN (AM1.5G) 200 mm x 200 mm キセノンロングアーク(パルス式) > 1,000,000 ショット以上(ミス発光無しでの連続発光回数) Class AAA 最長 50 ms 500 x 500 x 800 mm 50 kg (110 lb) 1.8 kW (2) KSS-P001 パルスソーラシミュレータ電源 項目 仕様 出力制御 照射繰返し タッチパネル 手動操作部 安全装置 接続 入力電源 寸法 重量 高安定放射照度制御 最短 1.5 秒(3相入力時) パルス光の条件設定、メニュー、自動手動切替、充電状態モニター、点灯回数表示 照射スタート、停止、非常停止、モード切替 過電流検知・温度異常検知 電源コネクタ、出力コネクタ(ランプハウスと接続)、信号コネクタ 三相 200 V – 415 V、50/60 Hz、4 kVA 570 x 630 x 1000 mm 280 kg (620 lb) (3) KST-P15HC I-V テスター (KOPEL Method) 項目 仕様 電圧/電流範囲(注文時変更可能) 測定精度 測定速度(ソフトウェアで変更可能) 寸法 重量 電源 -14 〜 2 V/-2 〜 +15 A 0.2% FS 60 µs 〜 100 ms/point 430 x 360 x 160 mm 8 kg 単相AC100〜240 V、50/60 Hz、200 VA (4) KSW-01F 測定プログラム 項目 仕様 測定項目 オペレーティングシステム Isc、Jsc、Voc、Pmax、FF、Rs、Rsh、Iv、Vi、効率、温度 Windows XP, 32-bit/64-bit Windows 7 (5) その他のコンポーネント 項目 仕様 セルセッター 装置フレーム キセノンランプ KSJ-021C(手動)、自動化可能 T1001B LF-000-W0015 オプション: 計測精度向上のためのセル冷却用チラー、吸着用真空ポンプが簡単に取り付けられます。 ご要求により他の構成あるいはオプションもご用意可能です。担当の代理店、あるいは KOPEL 共進電機までご連絡ください。 ここに記載の仕様および外観は、都合により予告なしに変更する場合があります。 * KOPEL は共進電機の登録商標です。 製造元 : 販売代理店 : 【本社】〒 600-8865 京都市下京区七条御所ノ内西町 18 番地 TEL: 075-311-8555 FAX : 075-312-4180 【東京事務所】〒 160-0022 東京都新宿区新宿4-3-17 ダビンチ新宿 6 階 クロスコープ内 A-12 www.kyoshin-electric.co.jp Copyright 2013 Kyoshin Electric Co,.Ltd. 4 SC-KSX3-001J-1309
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