教 育 委 員 会 会 議 録 - 西宮市

平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
教
育 委
員 会
(
開会
平成25年8月7日(水)
会 議
録
平成25年度
教育委員会
第5回定例会
閉会 平成25年8月7日(水)
午前9時00分
午前11時31分
場所 西宮市教育委員会庁舎3階 大会議室
出席委員
委員長
井ノ元 由紀子
委
員
中原 朗裕
委
員
澄田 新
委
員
辰馬 朱滿子
教育長
会議に出席
欠席委員
伊藤 博章
職
氏
名
職
氏
した職員
教育次長
出口
剛
学校給食課長
北
教育次長
田近
敏之
教育研修課長
櫻井
圭一
教育総括室長
戎野
良雄
特別支援教育課長
中畑
尚子
学校管理部長
稲泉
正
教育総務課係長
薩美
征夫
学校教育部長
垣内
浩
同
係長
谷木
陽介
教育総務課長
中島
貴子
同
副主査
村山
勲
学校情報システム課長 星川
雅俊
同
副主査
秋本
理沙
スポーツ推進課長
柏木
弘至
同
主事
桂
中央公民館長
上田
幹
中尾
篤也
青少年補導課長
小池
勝義
学校施設計画課長
村尾
政義
学事・学校改革課長
中西
しのぶ
学校保健安全課長
金地
民樹
同
課長補佐
教育委員長
委員
署名委員
1
裕幸
萬里子
名
)
平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
付
議 案
件
<教育長報告>
・
・
・
・
・
全国高校総体の件
寄付の件
国の第2期教育振興基本計画の件
いじめ防止対策推進法の件
全国学力・学習状況調査の結果公表の取扱い等に関するアンケートの件
<審議案件>
報告第4号
報告第5号
報告第6号
議案第20号
議案第21号
議案第22号
議案第23号
議案第24号
西宮市立公民館条例の一部を改正する条例制定の件
西宮市立教育会館運営委員会委員委嘱の件
平成25年度西宮市一般会計補正予算(第2号)
(9月定例会教育委員会所管分)
に関する意見決定の件
平成25年度西宮市一般会計補正予算(第3号)
(9月定例会教育委員会所管分)
に関する意見決定の件
西宮市立南甲子園小学校校舎等改築事業者選定委員会委員委嘱の件
西宮市立青少年育成センター運営協議会委員委嘱の件
平成25年度西宮市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検
及び評価等に関する報告書作成の件
平成25年度西宮市教育委員会の所管事務にかかる施策評価シート作成の件
<一般報告>
一般報告①
一般報告②
一般報告③
一般報告④
一般報告⑤
一般報告⑥
一般報告⑦
宮水ジュニア養護学校講座の実施報告について
公民館活動推進員会の取組みについて
第4次西宮市総合計画・中間見直しに係る改築素案についてのパブリック
コメントの実施について
西宮市幼児期の教育・保育審議会の答申について
(仮称)第46小学校の校区案等について
児童発達支援センター等施設整備事業の進捗状況について
児童生徒の状況について
・学校問題解決支援会議の報告
・不登校の状況報告
<資料による情報提供>
・
傍
西宮型小中一貫教育における学力向上の取組み
聴
0名
2
井ノ元委員長
平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
おはようございます。それではただいまより、平成25年度第5回教育委員会定
例会を開催いたします。会議録署名委員には、伊藤委員を指名します。
はじめに、5月8日の定例会と、5月28日の臨時会の会議録について、承認を
行います。会議録はすでにお手元に送付してございますが、簡単な字句の訂正を
除き、承認してよろしいでしょうか。
(異議なし)
井ノ元委員長
では、承認いたします。なお、簡単な字句の訂正がございましたら事務局までお
伝えください。
では、初めに教育長報告をお願いいたします。
伊藤教育長
今日は5点報告させていただきます。
まず1点目、子供たちの活躍を報告させていただきます。2年前も市立西宮高校
の女子バスケットボール部が兵庫県で2位になり、インターハイに出場したこと
を報告しました。今年は平成25年度の全国高等学校総合体育大会が7月28日
から8月20日まで九州北部で開かれています。陸上競技が大分県で開かれ、京
都の洛南高校の桐生選手が出場ということで、テレビでも報道されていましたが、
陸上競技で市立西宮高校が3種目に出場しました。男子の走り幅跳び、男子の4
×100メートルリレーは、残念ながら、予選で敗退しておりますが、男子10
0メートルでは準決勝まで進出しました。準決勝で敗退はしましたが、3種目で
市西の生徒が頑張ってくれましたので、報告いたします。
インターハイについては、全国を12ブロックに分けて持ち回りで開催していま
すが、平成27年に近畿ブロックで高校総体が開かれます。その際には兵庫県が
いくつかの種目を引き受けることになり、その中で、西宮市はボクシングの会場
となっています。平成27年は鳴尾浜にある県立総合体育館でボクシングが開催
されます。
2点目は寄付についてです。市立西宮高校の元校長先生でありました大森良剛先
生から、50万円を奨学金にということで寄付をいただきました。また、室川町
に会社を構えておられる株式会社ホカリの社長さんから、下水道処理施設の設計、
施工、維持管理、浄化槽の工事をされている会社ですが、
200万円、教育振興基金に寄付をしたいという申し出があり、それをお受けす
ることになりました。社長さんの思いとしては、ぜひ継続的に西宮市に寄付をし
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第 5 回定例会
たいというお申し出もありますので、可能であれば、次年度以降も同じような形
で寄付いただけるのではないかと思っています。教育振興基金が苦しい状況にあ
りましたので、大変ありがたい事だと思っています。
3点目、4点目についてですが、兵庫県市町村教育委員会連合会の神吉会長より、
東京でありました理事会に出席した際に、国からいくつか資料提供を受けたとい
う事で報告いただいています。その中から二つ報告いたします。1枚が第2期教
育振興基本計画、横長の資料を付けています。これは平成25年6月14日に閣
議決定された国の教育振興基本計画の概要です。ご存じのように、新しい教育基
本法の第17条にこのような策定を義務付けられ、国においては、25年度から
29年度までが後期計画ということで、これが今スタートしている国の教育振興
基本計画です。教育基本法では、地方公共団体も策定に努めなければならないと
なっておりますが、本市では第4次総合計画の教育分野を市の教育基本計画と位
置付けていますので、今後またこれも参酌しながら、市の計画に反映させていく
必要があると思っています。
なお、注目すべきことは、民主党政権の時代に、新しい公共という概念が出され
ました。鳩山政権の時代だったと思います。その事を受けて、本市でも24年度、
25年度の教育行政方針で、新しい公共という言葉を使いましたが、これを見る
限り、概念、基本的な流れは変わりませんが、新しい公共という言葉は一切どこ
を探しても出てきませんでした。また、その事も、次年度以降の教育行政方針や
第4次総合計画の見直しの際に考慮する必要があるのかなと考えています。
資料の2枚目、いじめ防止対策推進法案概要というものです。これも平成25年
6月28日に公布されています。ただ、施行は9月28日あたり、交付から施行
は3カ月ということですので、まだ施行されていませんが、大きくポイントは二
つあるのかなと思っています。一つは、2の1に書いてありますように、国にお
いていじめの防止等のための対策に関する基本方針が策定される。ついては、市、
県もそれを見て、基本的な方針を定めることになるのではないかと思います。ま
たその際には、教育委員会のご意見もいただきたいと思っています。
2点目は、この概要には書いていませんが、法律の第16条に、先般の教育委員
会会議でも話題になりました学校に在籍する児童等に対する定期的な調査、その
他必要な措置を講じるもの、という事が法律にも明記されています。すでに7月
の定例教育委員会会議でも話題になりましたので、1学期に各学校がどのような
取り組みを行ったかについては、調査しています。未実施の学校については、2
学期に必ずアンケートを採る、もしくは面談という形で調査を行うようになって
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第 5 回定例会
いますので、そういうことも併せてご報告いたします。
5点目が、全国学力学習状況調査の結果、公表、取り扱いについてのアンケート
についてです。すでに提出日が7月末日でありましたので、アンケートには回答
していますが、このことについては、改めて本日の教育委員会終了後の懇談会の
中でご意見をお聞かせいただきたいと思います。以上です。
井ノ元委員長
ただいまのご報告について、何かご質問はございますか。
ないようですので、これより審議に入ります。本日の議題はたくさんありますの
で、会議の円滑な進行にご協力をお願いします。よろしくお願いします。
まず報告第4号「西宮市立公民館条例の一部を改正する条例制定の件」を議題と
します。事務局の説明を求めます。
上田館長
報告第4号について説明いたします。資料の5ページをご覧ください。5ページ
に条例改正に関する説明がございます。この改正は第3条の改正で使用許可基準
の緩和を行う、第4条と別表備考欄の改正で口座振替導入を可能にする、それか
ら、これまで市と利用者の契約に基づく扱いとして、その額を規則で定めていた
付属設備の使用料を条例に根拠をおく「地方自治法」上の使用料として、これに
よって夜間休日の管理業者による料金収納を可能とするための改正であります。
条例改正後に予定しています施行規則の改正もありますが。それは13ページ以
降に参考として付けています。
まず使用許可基準の緩和についてですが、資料の3ページをご覧ください。新旧
対照表がございます。7月の懇談会でも説明いたしましたが、その内容に比べま
すと本庁の法制担当者との協議で、規定の仕方が少し変わりましたが、内容はほ
ぼ同じです。第3条第2項の第1号に、新たに「法第23条に規定する公民館の
運営方針に反すると認めるとき」という事由を追加するとともに、これまでの「第
2号の営利を目的とするとき」という文言を、新しい第3号では「営利を主たる
目的とするとき」に変更します。
改正後の第1号は、公民館の使用許可に社会教育法第23条の制約があるという
ことを示すものです。法第23条は資料の2ページに掲載していますので、ご参
照ください。営利、政治、宗教について公民館が行ってはならない行為がそれぞ
れ規定されています。利用者がしてはならない行為とも重複しますが、この規定
は、主語が公民館となっており、公民館の行為を規制する条文です。つまり、使
用許可という公民館の行為自体が、これらの規定に該当することになってはいけ
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第 5 回定例会
ないということになります。この点、少し詳しく説明いたします。
よく問題とされます、営利目的の公民館利用について、阪神間の西宮を除く6市、
神戸市、姫路市については、多少、表現の差はありますが、この新しい第1号の
ように社会教育法第23条を引用する規定だけであり、現在の西宮のように、営
利を目的とする時は駄目だという規定はありません。ただ、運用は同じで、営利
目的に対しては厳しい運用が行われています。
これは、昔は、営利目的に公民館を利用させる許可行為自体が、法23条第1項
第1号による営利事業を援助することにあたると考えられてきたからだと思いま
す。しかし文部科学省は、前回の懇談会でもご紹介しましたが、今年、3月26
日の生涯学習政策局長名の通知で、全国市長会からの法23条第1項の規制緩和
撤廃を求める要望に応える形で、この規定は特定の営利事業に対して、特に便宜
を図ったり、それによって当該事業に利益を与えることを禁止するのであって、
公民館が営利事業にかかわることを前面的に禁止するものではないとしていま
す。利用回数や使用時間、使用料に対して優遇するとか、あるいは、特に便宜を
図ってその事業に利益を与えることが禁止されていると。つまり、ルールに基づ
いて、公平に使用させるのであれば、営利事業に使用させること自体は禁止規定
に該当しないという解釈ができると思います。
公民館は社会教育施設ですから、その施設の性格に由来する制約はありますが、
その規制の仕方は、各自治体の裁量ということが、国の取る態度であると思われ
ます。したがって、私たちは、西宮では他市と同様の規定を設けますが、その意
味は、文部科学省の解釈を前提に、特定の事業者に対する偏った使用許可など、
法に触れる使用許可ができないことを使用許可基準の大前提として条例に掲げ
る。これが第1号でございます。
そして、文部科学省が公表している法23条の営利性に関する緩やかな解釈によ
ると、他市と同様のこのような規定だけでは、営利性に関する歯止めがないに等
しい状況になりますので、現在よりも緩和された、営利を主たる目的とする時と
いう基準を新たに設けて、グループ活動や地域団体、社会教育団体による活動、
地域活動としての推進員会活動、公民館の主催事業など、従来の公民館活動を尊
重した上で、空いた部屋、空いた時間帯に民間の教育力を取り入れた事業を実施
する事が可能となるよう使用基準の緩和をする改正をしたいと考えています。
具体的には7ページをご覧ください。図示しています。今回、条例改正の背景に
なる考え方を示しています。緩和される利用方法は、主にア∼ウの3点を考えて
います。今回の改正で取り組みたい中心的な事業は、ア
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民間教育力の活用事業
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第 5 回定例会
です。これまで営利目的の利用には、使用許可できないという規定の下では、営
利企業が行う事業やNPO法人その他の団体が独自に参加費等を取って行うイベ
ントなどには使用を許可することができませんでした。この部分を緩和して、民
間の教育力を公民館の活性化につなげたいと考えています。詳しくは9ページを
参照ください。従来、毎年、市民企画講座と称して、青少年問題や子育て、高齢
化、健康、その他のテーマで広く市民に企画を募集して、個人や団体の応募を募
り、選考した四つの団体、個人に15万円の委託料を渡して、実施場所も公民館
を提供し、事業を行わせるという取り組みを行ってきましたが、財政事情の悪化
で、今年度からやむなく中止をしたところです。公民館としては、今後、予算の
増額は見込めない。また、人員も削減されていきますし、予算もさらなる削減が
予想される中で、使用基準を緩和することで、市民企画講座に代わるものとして、
企業の社会貢献事業やNPO法人その他の団体、個人の教育力を積極的に導入し、
予算と人手をあまりかけずに生涯学習事業を実施することができる仕組みを速や
かに構築する必要があると考えています。本年度は、次年度からの事業化に向け
て、モデル事業を実施しながら、募集要項作成などの準備作業に取り組みたいと
考えています。
7ページのイについては、現在、講師や指導者から公民館を使って講座をしたい
という申し出があった時は、講師や指導者が公民館を使用して講座を行う事は営
利目的につながるため、グループ活動の講師という形でないと活動できませんと
伝えています。一方で、グループ活動においては、講師や指導者が代表を務めて
はいけないという指導をしているところです。
しかし、今後は公民館活動として、低廉な費用で相互学習に取り組むグループ活
動の形を取るのであれば、講師や指導者がグループ代表を務めて、グループ活動
を行ってもよいとしていきたいと思います。
グループ活動には、講師謝金や入会金、会費等の目安、グループ名の制限などに
は服していただきたいと考えています。また、講師や指導者として呼んでもらえ
る適当なグループがない状況がある場合は、試しに稼働率の低い公民館や部屋で
グループ活動としての学習会を開催し、自律的なグループ活動につなげていくと
いう仕組みも検討したいと考えています。
ウについては、公用及び地域団体、社会教育関係団体の活動にしか認めていなか
った書籍教材等の販売行為を、学習内容に直結している事を前提に、一般的に認
めていくという内容です。事前に販売品目を届けていただき、一定のチェックを
かけたいと考えています。
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資料の3ページ、条例第3条第2項第5号というのがありますが、不許可事由の
(4)その他、委員会が使用を不適当と認めたとき、と教育委員会の裁量で、何
でも規制できるような条文がございます。この事についてですが、今回の使用基
準の緩和にあたっては、これまでの公民館活動との調和を図るとともに、民間の
文化教室、商業ビル等などと競合しないように配慮する必要があると考えられま
すので、公民館の目的がございます社会教育施設としての目的に照らし、条例第
3条第2項第5号、その他、委員会が使用を不適当と認めるとき、の基準を適用
することにより、いきすぎた緩和とならないように、一定の歯止めをかけたいと
思います。条例改正の結果、講師や指導者側がイニシアティブを取る学習活動に
ついては、民間の文化教室なども含めて、営利が主たる目的かどうかという判断
においては、主たる目的ではないと判断される場合も出てくると思います。企業
が行う事業でも、CSRなど、社会貢献や公益を主目的に掲げられている場合は、
営利が主目的でないと解される場合もあると思います。しかし、教育委員会とし
ては、公民館の設置目的に照らして、従来からの公民館活動の取り組みも尊重し、
使用基準の緩和との調和を図るという立場から、現在の公民館全体の利用状況、
稼働率を勘案して、民間の文化教室の場として公民館を借りたいという申請に対
しては、運用マニュアルの上で、不許可の類型として、日々の使用許可業務を進
めたいと考えています。
また、民間企業や団体個人が公益を主目的に行っていただく事業については、こ
れから策定を進める民間教育力の活用事業として行う場合に限って、公民館の使
用を認めていくという考えを持っています。これは7ページの図示した表の欄外
に「※」で書いております。公民館全体の利用状況を勘案し、教育委員会の裁量
で許可しない場合もあります、と書いている意味合いです。
次に、口座振替の導入や夜間、休日の使用料の収納については、7月の懇談会で
説明しました通りですので、本日は口頭での説明は省きます。以上です。
井ノ元委員長
説明が終わりましたので、これより質疑討論に入ります。本件について、ご意見、
ご質問はございませんか。
辰馬委員
ホームページの公民館の利用方法を見たのですが、すぐに出てくるのが、営利、
宗教に関する活動は、社会教育法第23条により制限されています、ときちんと
明記されています。逆に、明記されている部分が文章としてはこれだけだったの
で、逆に、今回変わったことによって、利用者にとってどれだけ利用しやすくな
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第 5 回定例会
ったのか、詳しく説明はいただきましたが、利用者の方にその変化をきちんと伝
えられるのかすごく難しいと思います。公益性とか、営利を主たる目的としない
という部分が、これから色々な事例を取り上げながら考えていく、とお考えいた
だいているようですが、どこからそのように皆さんにご案内されるのかというこ
とが、とても難しい点だと思っています。どのようにお考えでしょうか。
上田館長
まず法第23条による規制があります、と書いてある点は、先ほどの説明からし
ても不正確であります。23条というのは、営利や政治に使用することそのもの
を規制していないという解釈で、昔の考え方では、宗教、政治は駄目だというこ
とになりましたが、今の解釈ではそうではありませんので、説明の仕方も根本的
に分かりやすく変えないといけないと思います。10月の市政ニュース等で規制
緩和についてお知らせしたいと思いますが、できるだけ分かりやすく、今後、募
集しようとしている民間事業者の教育力の活用など、分かりやすい部分から広報
し、教材の販売もできるとか、講師がイニシアティブを取ることについては、低
廉な活動であればできるよとか、そういったことから徐々にお伝えしていきたい
と思います。華々しく使用基準緩和ということで、何か規制が撤廃されたとか、
そういった紹介の仕方はできませんが、少しずつ分かりやすい事業からお伝えし
ていきたいと思います。
辰馬委員
教材の販売というのは、需要があるのでしょうか。
上田館長
とにかく公民館で売るのは駄目だということを言ってきたのですが、それが学習
に直結するものであれば、販売する、帰りに買って帰ることは自然な行為ですの
で、認めていく事を前面に打ち出していきたいと思います。
辰馬委員
通常は、講座に必要なものだから、受講料に含まれているとか、そういう感じな
のかなと思ったのですが。逆に、あえて書籍販売ができますとすることに違和感
を覚えましたので、お伺いしました。
澄田委員
今の話に関連しますが、会が始まる前にその教材を見て、これならいいですとい
う形になるわけです。実際にその会の時に、本当にその本を売っているかどうか
確認する方向で動いているのでしょうか。というのは、今、世の中は色々な部分
で色々な方が動いていて、また、それを新聞で知りますし、私は宗教的な世界の
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第 5 回定例会
中で生きていますので、本当にいろんな形でやっている人がいますから、だまさ
れないようにしなければならない、というつもりで質問いたしました。
上田館長
事前に届け出をしていただき、講座で使用する教材、講座で引用したり、直接紹
介するものに限るという基準で、お届けいただいた中で判断いたします。実施し
ている時に見に行くということは想定していません。ただ、そういう基準を明ら
かにすることで、参加された方々が、おかしな事があれば報告してくださること
もあるでしょうし、一定の信頼はしていく必要があると思っています。
澄田委員
その通りだとは思いますが、人は悪い部分を持っているということが分かった中
で、ぜひ活動をしていっていただきたいと思います。
井ノ元委員長
他にございませんか。私から1点だけ。条例改正については、それでいいのです
が、今お話に出ていますチェックについて、10月から施行されるということで
すが、チェック方法の改善ということで、チェックシートをつくるということで、
24館どの館でも公平なチェックができるような方法を採ってほしいと思いま
す。その辺のところはいかがでしょうか。
上田館長
チェックシートは、どの窓口でも同じように確認すると。よく分かっているグル
ープに対しては、いちいち言う必要はないかもしれませんが、チェックシートを
用意しておけば、この内容は大丈夫であると、どの担当者でも対応できるという
ことで、そういう方法を採ろうとしています。
先ほどご指摘ございましたように、その通り実施しているか、活動中に確認する
ということはなかなかできないかもしれませんが、基準を明らかにする事で、み
んなでルールを守っていくという形で考えていきたいと思います。
井ノ元委員長
どの館も同じような形で、貸していただけるという条件でお願いしたいと思いま
す。他にございませんか。
ないようですので、採決に入ります。報告第4号「西宮市立公民館条例の一部を
改正する条例制定の件」については、これを承認することとしてよろしいでしょ
うか。
(異議なし)
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井ノ元委員長
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第 5 回定例会
ご異議を認めませんので、報告第4号を承認いたします。次に、報告第5号「西
宮市立教育会館運営委員会委員委嘱の件」を議題とします。事務局の説明を求め
ます。
櫻井課長
教育研修課の櫻井です。よろしくお願いします。報告第5号「西宮市立教育会館
運営委員会委員委嘱の件」について説明いたします。西宮市立教育会館の円滑な
運営について、必要な事項を審議するために、運営委員会を設置しています。こ
のたび、西宮市PTA協議会により、役員解任による教育会館運営委員の交代が
あり、7月17日付けで後任者の推薦がございました。7月29日開催の教育会
館運営委員会への出席をしていただくために、教育長による事務委任等に関する
規則第3条第2項の規定により、7月18日に委嘱を決定しましたので、これを
報告いたします。お手元の資料の通り、2号委員、PTA会員として松田明子様
に代わり、津田あゆみ様の推薦があり、津田あゆみ様へ委嘱を報告したことを報
告いたします。なお、津田委員の任期は、平成25年7月19日から平成26年
6月30日までの約11カ月間となっています。以上です。
井ノ元委員長
説明が終わりましたので、質疑討論に入ります。本件について、ご意見、ご質問
はございませんか。
ないようですので、採決に入ります。報告第5号「西宮市立教育会館運営委員会
委員委嘱の件について」は、これを承認することとしてよろしいですか。
(異議なし)
井ノ元委員長
ご異議を認めませんので、報告第5号を承認いたします。次に、報告第6号「平
成25年度西宮市一般会計補正予算(第2号)
(9月定例会教育委員会所管分)に
関する意見決定の件」を議題とします。事務局の説明を求めます。
中島課長
教育総務課の中島です。本件は、市長の専決処分により示された補正予算案につ
いて、教育長の臨時代理により異議なしと決定させていただきましたもので、報
告するものでございます。
資料の4枚目をご覧ください。第1表
歳出予算総括表ですが、款50教育費項
10小学校費で、4,760万円の増額で、補正後63億2,024万7,00
0円とするものです。下の第2表が内訳ですが、小学校耐震補強事業費で、上ヶ
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第 5 回定例会
原小学校の耐震補強工事において、不測の事態が生じており、夏休み中に実施し
なければならない工事費4,760万円について専決で、増額の補正予算を組み、
速やかに事業を実施するものです。詳細については、学校施設計画課の村尾課長
より説明があります。
村尾課長
学校施設計画課長の村尾です。今回の上ヶ原小学校耐震補強事業に関する補正予
算について説明いたします。次のページをご覧ください。第5回定例会報告第6
号添付資料です。今回、上ヶ原小学校において6月下旬より東校舎の耐震補強工
事を実施していましたが、その工事過程で、平成7年の阪神淡路大震災で被災し
た柱について、柱の内部のコンクリートの状況が今回の耐震補強のための補強材
を取り付けるには構造上の耐力が不足しているという状況が工事中に分かりまし
た。それにより、この柱については、一部、柱のコンクリートの打ち替え、柱の
ひび割れ部分に接着剤を注入するような補修といったことを行い、そののちに当
初予定していた耐震補強工事を引き続き行うという必要が発生しました。それに
伴い、当初、校舎内部の教室間の壁の工事などについては、夏休み中に終えて、
外側で校舎内の教室の使用には影響のない範囲の工事を9月以降にするというこ
とで予定していたわけですが、その内部の工事事態、夏休み中に終わらないとい
うことで、東校舎については、一時耐震補強が終わるまでの間、別の場所に仮移
転する必要があるということです。この仮移転するために、東校舎の隣の南校舎
が普通教室の前にオープンスペースがありますので、そこのところに間仕切りな
どをして、教室として改修して、それとあわせて、現在他の部屋として使用して
いる部屋などを普通教室に転用して、2学期から使用するということです。
この柱の補修工事費、教室転用のための工事費、これらについてこのたび合計4,
760万円を補正するものです。
今回見つかった柱の状況については、最後の方に写真を3枚添付しています。横
向きに見ていただきますと、右側に1番と番号を振っている写真、最後から三番
目の写真になりますが、こちらの方がご覧のように×型にひび割れているという
状況です。
それから、その次の2番の柱はひび割れの状況が分かりにくいぐらいの小さなひ
び割れですが、その次の3番の柱は二重に×になっているようなひび割れが入っ
ているということで、1番と3番の柱、これについては、コンクリートを打ち替
えるという工事が必要になり、これの工事だけでだいたい9月上旬から中旬ぐら
いまでかかる。それが終わってから、はじめて当初予定していた耐震補強工事が
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
実施できるという状況です。
添付資料の2枚目に教室配置の仮移転案の配置図を付けています。A4横向きの
資料です。こういう形で、少し網掛けになっている部分が仮移転をする部屋とい
うことです。この南校舎のもともと6教室並んでいる向かい側に広いオープンス
ペースがあり、そこを間仕切って、2階と3階に4部屋ずつ部屋をつくります。
こういった形で、これまでよりたくさんの子供たちが南校舎で過ごすことになり
ます。風通しも少し悪くなりますので、南校舎の2階、3階、合計20教室に新
たに各教室に扇風機を4台、冷風扇という水の気化熱を利用して、少し冷たい風
が出る扇風機を2台ずつ設置するということ、あるいは、東校舎についてはトイ
レも使えませんので、南校舎の近辺に仮設トイレを設置するという対応などもす
る予定です。以上です。
井ノ元委員長
説明が終わりましたので、これより質疑討論に入ります。ご意見、ご質問はござ
いませんか。図書室が11月までなくなるのですね。
村尾課長
図書室については、教室の広さは2教室分あり、半分は図書室として貸し出し等
ができるような形で残して、残りの半分のスペースを使って教室として転用する
という予定です。
井ノ元委員長
そうすると、貸し出ししかできないということで、図書の時間が省かれるという
ことですね。
村尾課長
図書室で読書はできないと思います。
井ノ元委員長
他にご意見ありませんか。
ないようですので、採決に入ります。報告第6号「平成25年度西宮市一般会計
補正予算(第2号)(9月定例会教育委員会所管分)に関する意見決定の件」につ
いては、これを承認することとしてよろしいですか。
(異議なし)
井ノ元委員長
ご異議を認めませんので、報告第6号を承認します。次に議案第20号「平成2
5年度西宮市一般会計補正予算(第3号)(9月定例会教育委員会所管分)に関す
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
る意見決定の件」を議題とします。事務局の説明を求めます。
中島課長
こちらにつきましては、9月議会に補正予算として提出する案が固まりましたの
で、教育委員会のご意見を聴取するものです。
内容は、資料の3枚目をご覧ください。第1表 歳出予算総括表で、款50教育
費、項40保健体育費で1,042万3,000円を増額し、補正後46億2,
848万7,000円とするものです。内訳は下の歳出予算説明書ですが、給食
管理運営事業経費では、今年度から給食費の公会計化に伴い稼働しています徴収
システムについて、実際、4月以降稼働してから不具合等がございまして、それ
に対応するため、システム改修費とサポートデスク業務にかかる委託料884万
8,000円を増額補正するものです。
次の体育館施設改修事業費は、中央体育館の耐震改修について、本格的に耐震改
修工事をするのか、簡易な形で耐震工事をするのか、今年度に入り、今年度調査
費を検討して、計画を策定した結果、簡易な耐震をすることに決定しましたので、
来年度法定実施するための設計委託料157万5,000円を増額補正するもの
です。
先ほど教育長が教育長報告で寄付の話がありましたが、寄付収入については12
月補正で影響する予定です。学校給食課の北課長から補足の説明があります。
北課長
学校給食課の北です。よろしくお願いします。
それでは議案第20号、9月補正について学校給食課よりご説明申し上げます。
別紙にあります学校給食課9月補正予算という資料をご覧ください。このたびの
補正は、徴収システムの運営に係る補正です。平成25年度からの学校給食費の
公会計化に併せ、24年度中に給食費の他、日本スポーツ振興センター災害共済
掛金、そして学校徴収金を保護者の講座から振り替えて収納するシステムを開発
して運用しています。今回の補正内容については、1にありますように、本年4
月以降、当課に設置しておりますシステムの開発業者によります学校からの問い
合わせに対応しますサポートデスクの10月から年度末の設置と、システムの操
作上、データ作成に時間がかかりすぎるなど、担当者にとって大きな負担となっ
ております事象の解決のための改修で、それぞれ表の金額を増額補正するもので
す。
次に、給食費等徴収システムの導入の成果と課題ですが、2の(1)の成果に書
いています通り、まず運用開始し、1学期9カ月が経過しました。その中で、私
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
どもがPTA協議会の役員さんや直接保護者の方と電話でお伝えさせていただく
中で、やはり保護者が金融機関、14行から選択できることに対して非常に評価
をいただいているところです。また、その評価と関連すると思われますが、学校
が徴収事務を行っていました平成24年度までの徴収率と比較しますと、従来は
80パーセントから90パーセント程度の徴収率でしたが、そういう状況の中、
給食費ほか、いずれも上回る結果となっています。この点については、表に書か
せていただいている通りです。
またこれと関連して、こちらの成果のところにあります③、④の効果も今後、期
待できるところです。しかしながら、(2)実運用開始後に判明した課題、問題点
が明らかになりました。特に、学校徴収金、これは行事費や教材費、そしてPT
A会費など、保護者が学校に納めていただきます諸費ですが、保護者の口座から
振替を行い、学校の口座へ届けるまでに、銀行間で振り込み作業を3回行う仕組
みを採用しています。そのデータについては、(2)①のところですが、データ数
として40万件あり、膨大な情報量があることから、想定以上に時間がかかって
いるという状況になっています。また、現在、14の金融機関と提携して徴収事
務を進めているところですが、その金融機関ごと、また、振替のある月ごとに一
つひとつデータを作成する必要がございます。その時間については、②にカッコ
書きで書いていますが、この点について、非常に担当者にとって大きな負担とな
っています。また、仮に途中でエラーが生じた場合、最初に戻り、再度行う必要
がありますことから、非常にタイトな日程で作業を進めていることから、翌日に
繰り越すこともできませんので、長時間の超勤を強いられるという場合もありま
す。これらの原因については、2ページの3に書いていますが、このシステムに
ついては、ゼロから開発したものではありません。もともと給食費の徴収の専用
のパッケージソフトがあり、それに学校徴収金も含めてカスタマイズしたもので
す。ただ、こちらに書いてありますように、短期間の開発機関ということもあり、
学校の多岐にわたる運用に合わせたカスタマイズができていなかったということ
が大きな要因と考えています。
また、3の(4)にありますように、4月以降、サポートデスクに問い合わせが
多発しており、その影響もあり、当課の職員も電話対応が多発しているという状
況が続いています。改修については、3の(1)の点線の四角でくくられたとこ
ろにありますように、これは4月から6月までに開発業者の方で修正作業を無償
で行っていただきましたが、やはりなお、大きな問題が残っているという状況も
ございます。このような状況の中、最後にサポートデスクの問い合わせの多発と
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
いうことで、主な原因を挙げていますが、学校については事務職員であったり、
学年の担当の教諭、そして栄養教諭、担任など、さまざまな教職員がこのシステ
ムを使っておられるという状況で、その皆さまに十分な研修体制が取れていなか
ったこともあります。今後は、運用面での工夫とどなたでも理解できるマニュア
ル作成を進めてまいりたいと考えていますが、それに加えて、本案件により、教
職員及び担当職員の事務負担を軽減するとともに、安定した収納事務を進めてま
いりたいと考えています。説明は以上です。
井ノ元委員長
説明が終わりましたので、質疑討論に入ります。本件にご意見、ご質問はござい
ませんか。
伊藤教育長
説明資料2(1)②徴収率の表がありますね。日本スポーツ振興センター災害共
済掛金、第3回目の再々振替をして、徴収率が100パーセントを超えているの
ですが、これは数字が間違っているのでしょうか。また、93件の不納件数があ
ります。93人のうち、誰か一人けがをした。その時にこの人は保険を払ってい
ませんよということが分かったら教育委員会はどういう対応をすることになりま
すか。
北課長
表の中で100.2パーセントということで、数字が100パーセントを上回っ
てしまっていますが、この収納率については、当初、第1回の振替時の依頼件数
がございます。第1回目に金融機関にお願いした件数に対して振替、再振替、再々
振替、何件収納できたか。それの率を出しているのですが、この振替から再々振
替の間に転入生や、振替が必要な方がプラスされてきており、若干、最初の振替
時の依頼件数より振替の必要な方が増えてきています。その数字で収納率を出す
と、100パーセントを下回りますが、当初の依頼件数についての率ですので、
100パーセントを超えてしまったという数字になっています。
保険共済の請求についてですが、センター掛金については、一人につき、年間
920円となっており、その半分の460円ずつを市と保護者が負担しています。
市は、すでに5月1日在籍の状況で、センターに対して掛金をお支払いしていま
すので、該当者については、保険請求をしていくことになります。一方で、保護
者が未納の場合は、払っていただくということで、学校の方から保護者に対して
依頼をしていただくという仕組みになっています。以上です。
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
井ノ元委員長
他にご意見はありませんか。
ないようですので、採決に入ります。議案第20号「平成25年度西宮市一般会
計補正予算(第3号)
(9月定例会教育委員会所管分)に関する意見決定の件」に
ついては、これを承認することとしてよろしいでしょうか。
(異議なし)
井ノ元委員長
ご異議を認めませんので、議案第20号を承認します。次に議案第21号「西宮
市立南甲子園小学校校舎等改築事業者選定委員会委員委嘱の件」を議題とします。
事務局の説明を求めます。
村尾課長
学校施設計画課長の村尾です。この度、附属機関条例が改正されています。附属
機関として規定されているもの以外の、懇話会等について、市の意思決定に関わ
るようなものについては、本来、この条例にもとづいて、附属機関として位置付
けるべきではないかということが市議会の方から意見があり、全庁的にこの懇話
会等について、附属機関として規定すべきものについての見直しが行われました。
それに基づき、今回、西宮市立南甲子園小学校校舎等改築事業者選定委員会につ
いても、西宮市附属機関条例に基づく附属機関に規定されたものです。これに伴
い、今回、改めて附属機関の委員として委嘱する必要がありますので、委嘱する
ものです。この南甲子園小学校の校舎等改築事業者選定委員会といいますのは、
南甲子園小学校の校舎の改築事業において、基本設計を先行して実施した上で、
その後、実施設計と工事を一括して発注するデザインビルド方式で行うこととし
ており、その事業者を選定するにあたって、入札価格のみによって決定するので
はなく、施設の設計上の工夫や施工上の工夫を提案していただいて、その提案内
容を評価して得点化し、それと入札価格による価格点とを合わせて落札業者を選
定する総合評価一般競争入札によって落札者を選定することとしています。その
落札者候補をこの選定委員会において選定していただくということが、この担任
事務となっています。
資料の2ページに、担任事務の内容、構成メンバーを5名記載しています。12
月下旬に事業者選定を終え、そののちに選定された結果に基づき、市の方で最終
的に事業者を決定し、仮契約を行ったのち、3月市議会で契約案件として議決い
ただくという予定になっていますので、委嘱機関としても26年3月31日まで
としています。説明は以上です。
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井ノ元委員長
平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
説明が終わりましたので、質疑討論に入ります。ご意見、ご質問はございません
か。
ないようですので、採決に入ります。議案第21号「西宮市立南甲子園小学校校
舎等改築事業者選定委員会委員委嘱の件」についてはこれを承認することとして
よろしいですか。
(異議なし)
井ノ元委員長
ご異議認めませんので、議案第21号を承認します。次に議案第22号「西宮市
立青少年育成センター運営協議会委員委嘱の件」を議題とします。事務局の説明
をお願いします。
小池課長
青少年補導課長の小池です。よろしくお願いします。議案第22号「西宮市立青
少年育成センター運営協議会委員委嘱の件」について説明いたします。
お手元の資料をご覧ください。西宮市立青少年育成センター運営協議会について
は、地方自治法第138条の4の第3項に規定される付属機関とする西宮市立青
少年育成センター条例の改正が、本年度6月の定例市議会において可決されまし
た。
この度、付属機関となりました西宮市立青少年育成センター運営協議会の属する
教育委員会に、同運営協議会委員の委嘱について付議するものです。
改正後の西宮市立青少年育成センター条例第5条第2項により、委員の定数は
12名以内。同じく第5条第3項により、委員の構成は青少年関係団体又は青少
年関係機関等が推薦する者及び学識経験者からとなります。
新旧対照表をご覧ください。今期の構成は、青少年関係団体4名、青少年関係機
関6名です。今期、委嘱をさせていただく委員は前年と変動はございません。た
だし、この条例からは、行政職は委員として求められません。
なお、改正後の条例は、8月1日からの施行となりますので、委嘱を受ける委員
の任期は、8月1日からの2年間となります。
本来ならば、改正後の条例施行日にあわせて、委嘱手続きを取るべきところです
が、委員委嘱の付議が遅れましたことをお詫びいたします。
従いまして、委員の委嘱期間は、本日ご承認いただきましたら8月7日から2年
間となります。ただし、これまで、運営協議会の委員は夏期の長期学校休業日の
補導活動についても協議を行うため、西宮市立青少年育成センター条例付則第2
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
項の「この条例の施行の日から平成26年6月30日までの間、西宮市立青少年
育成センター運営協議会の委員に委嘱された者の任期は、第5条第4項の規程に
かかわらず、同日までとする。」が適応されます。説明は以上です。
井ノ元委員長
説明が終わりましたので、質疑討論に入ります。本件について、ご意見、ご質問
はございませんか。確認いたしますが、委員の任期は、本日から2年間というこ
とでよろしいでしょうか。
小池課長
現在の委員の方の任期は、来年の6月30日です。来年の7月1日から2年間と
なります。
井ノ元委員長
条例改正が平成25年8月1日から施行されましたね。
小池課長
はい、そうです。
井ノ元委員長
そうしたら、委員の委嘱も、本当は同じ日にしなければならなかったのが、本日
になったということですね。
小池課長
そうです。
井ノ元委員長
本日からこの10名の方は、付則の2のところで、来年の6月30日までという
ことでよろしいですか。
小池課長
はい。
井ノ元委員長
その後、また新しく委員の方を委嘱されると理解してもよいですか。
小池課長
はい、結構です。
井ノ元委員長
分かりました。他にございませんか。
ないようですので、採決に入ります。議案第22号「西宮市立青少年育成センタ
ー運営協議会委員委嘱の件」についてはこれを承認することとしてよろしいでし
ょうか。
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
(異議なし)
井ノ元委員長
ご異議を認めませんので、議案第22号を承認します。次に議案第23号「平成
25年度西宮市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び
評価等に関する報告書作成の件」を議題とします。事務局の説明を求めます。
中島課長
教育総務課の中島です。資料の2枚目をご覧ください。最終版の事務事業評価シ
ートをお配りしています。前回、7月17日の臨時会において、案をお配りし、
ご意見を頂戴いたしました。それに対する修正内容や回答は、次の3枚目の表裏
の表にまとめていますので、ご参照ください。また、7月17日以降もご意見等
ございましたら、ご連絡をいただけましたらとお願いしておりましたら、辰馬委
員の方からトライやるウィーク事業についてご質問をいただきましたので、その
次の右上に別紙と書いたペーパーで回答をまとめていますので、こちらに代えさ
せていただきます。
今回、その他に事務局側で見直しました結果、修正を加えたものを合わせて、修
正箇所に赤線を引き、黄色マーカーでシートの方に示しています。また、2枚目
の修正箇所の3に書いていますように、ポストのところの人件費で、24年度の
決算時に基づいて庁内全体で修正しておりますが、こちらについては色付けはし
ていません。本日最終案についてご承認いただけましたら、事務事業評価結果報
告書という冊子になり、9月議会で決算資料として議員にも配布されることにな
っています。説明は以上です。
井ノ元委員長
説明が終わりましたので、質疑討論に入ります。本件についてご意見、ご質問は
ございますか。
辰馬委員
私がメールを送らせていただいたのは、修正いただこうということではなく、本
当に素朴な疑問で質問させていただいたのですが、それに対してご丁寧に回答い
ただきましてありがとうございました。結局のところ、養護学校など、体の不自
由なお子さんたちは介護が必要で、それが予算の関係でトライやるウィークに参
加することが厳しいというのであれば、他にかかっている経費がどうなのかとい
うことで疑問もありましたので、質問させていただいたというところです。私の
メールがそのまま添付されているのは、少し驚いてしまいました。行政の冊子作
成などが、私どもの感覚と少し違うように感じていましたので、その辺りも本当
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
に必要な経費なのかということも検討していただきたいと思い、書かせていただ
きました。
井ノ元委員長
他にご意見ございませんか。107ページについて、体験活動、自然学校だと思
いますが、平成24年度の実施内容で、学校40校の5年生143学級ですが、
行き先の校数39校となっています。1校、数が合いません。
中島課長
確かにおかしいので調べさせていただきます。
井ノ元委員長
よろしくお願いします。それからもう1点、121ページ、サマーキャンプにつ
いてですが、事業の成果や効果を示す指標名のところで、24年度単位、目標が
100で、実績、効果があった生徒が100になっています。この効果に関して
は、何をもって効果があったとされているのか教えてください。
2点目は、24年度をもって廃止するということですが、評価が高い上に、効果
が100パーセントあったにもかかわらず予算面で廃止する、参加者が少なくな
っているため廃止するということだと思いますが、他の方法を考えているのでし
ょうか。具体的なものがあるのなら教えてください。以上2点です。
金地課長
サマーキャンプについては、一部の学校にのみ予算を取って実施している状況か
ら、すべての学校への支援の方向に考え方を変えるということで、廃止すること
になりました。
垣内部長
サマーキャンプの効果については事後の報告書の中で、特に友達との関係を築き
にくい生徒が参加できたとか、登校しづらかった生徒が登校できるようになった、
参加したメンバーによって友達関係ができた、日頃声を掛け合うことができたな
どという成果が見られたことをカウントしています。
自然学校の件については、ミスプリントだと思いますので、きちんと調べて後日
報告いたします。
井ノ元委員長
そうしましたら、サマーキャンプは廃止という事で、子供たちのケアに関しては、
従来の学校の生活の中でしていくという事でよろしいですか。
伊藤教育長
単にサマーキャンプを廃止したのではなく、全中学校に支援ができないかという
21
平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
ことで、予算的にはESDの事業の予算に替わっているのでしょうか。
垣内部長
はい。
伊藤教育長
そういう経緯もあります。
井ノ元委員長
他にご意見ありませんか。
中原委員
113ページ、国際教育事業について質問します。毎年、WSUに集中語学研修
に2カ月間市内の教員を派遣ということですが、具体的な成果というのが、ここ
に書かれていない内容で教えていただければと思います。
垣内部長
ここ数年、小学校の教員を中心に2カ月間語学研修に派遣していました。具体的
には、小中で外国語活動のカリキュラムの冊子を作成しましたが、そのメンバー
に入って、小学校での外国語活動のカリキュラムづくりに参加したり、活動した
ことを報告書にまとめて、国際教育の委員会で報告をしたりしています。今後、
より成果を深めるため、今年度より、学校教育課の指導主事を2カ月間WSUに
派遣すると変更しております。語学の面だけではなく、学校教育に生かしていき
たいと考えています。以上です。
中原委員
今お答えいただきましたカリキュラムへの反映とか、報告書ということですが、
昨年はなかったのですが、その前に行かれた方は、この教育委員会会議で報告し
てくださいました。去年の方はされていないということで、実際にこのような成
果については、冊子なり、報告書なり、ここに来られるのが難しいのであれば、
そのような形でぜひ私たちにも知らせてほしいと思います。
今後、指導主事の方を派遣ということですが、ぜひ目的を持って行ってほしいと
思います。ただ個人の知識やスキルアップだけではなく、それをいかに西宮の教
育に生かしていけるかという目的を明確にして、帰ってきて報告していただきた
い。特に思うのは、せっかくの国際教育をどのように生かしていくかということ
で、例えば、中断している姉妹校の関係を改めてつないでくるというか、何か子
供たちに影響のあることをやってきていただいて、その人が行ったから姉妹校の
関係が再度復活したとか、新たな姉妹校が提携に至ったとか、せっかくたくさん
の費用を使って行かれるわけですから、ぜひ目的を持って行ってほしいと思いま
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
す。行く前にぜひ、目的を共有していってほしいと思います。
中学生の派遣についてですが、今、中学生がスポーケン市に行っていますね。そ
れに関して市民の方はあまり知らない事業です。私もどのようなカリキュラムで、
どのような内容で20名の中学生がこの2週間過ごしているかということが、情
報としてあまり入ってきません。高校生の派遣に関しては、市政ニュースでもP
Rされていますが、中学生派遣に関してはあまり目に見えて、市民の目に触れな
い事業だと思います。せっかく素晴らしい事業だと思いますので、広報活動プラ
ス報告書があるのであれば、報告書もぜひ見せていただきたいと思います。
井ノ元委員長
報告書はいただいていますね。
垣内部長
スポーケン市の語学研修の報告会を、教育委員会でしていたのですが、今後、方
法について検討させていただきたいと思っています。子供たちはそれぞれの学校
で、例えば、文化活動の発表会など、校内で発表をしてきましたが、ご指摘があ
りましたように、市民の方にも何らかの報告をできるように考えたいと思います。
井ノ元委員長
報告冊子はどの範囲に配布されていますか。
垣内部長
冊数もそれほどありませんので、あまりたくさんの所に配ることはできません。
井ノ元委員長
では、行かれた方と学校、教育委員会の関係者ということですか。
垣内部長
はい、そうです。
井ノ元委員長
他にご質問、ご意見はございますでしょうか。
ないようでしたら、採決に入りたいと思います。議案第23号「平成25年度西
宮市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価等に関
する報告書作成の件」については、これを承認することとしてよろしいでしょう
か。
(異議なし)
井ノ元委員長
異議を認めませんので、議案第23号を承認いたします。訂正部分がありました
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
ら、訂正願います。次に議案第24号「平成25年度西宮市教育委員会の所管事
務にかかる施策評価シート作成の件」を議題とします。事務局の説明を求めます。
中島課長
こちらの施策評価も7月17日の教育委員会議で案をお示しし、こちらが最終案
でございます。事業費など数値の点検により、修正した箇所がございますが、内
容の大きな修正はしていません。これについても、9月議会で、報告書にまとめ
たものが配布されることになっています。
井ノ元委員長
説明は終わりましたので、質疑討論に入ります。本件についてご意見ありません
か。
ないようですので、採決に入ります。議案第24号「平成25年度西宮市教育委
員会の所管事務にかかる施策評価シート作成の件」については、これを承認する
こととしてよろしいでしょうか。
(異議なし)
井ノ元委員長
異議を認めませんので、議案第24号を承認いたします。では、これより一般報
告に移ります。一般報告の①「宮水ジュニア養護学校講座の実施報告について」
を議題とします。説明をお願いします。
上田館長
中央公民館の上田です。まずお手元に「集まれ!宮水ジュニア」という冊子を置
いています。これは今年度前期の募集パンフレットですが、公民館では土曜日の
子供向けの文化的体験講座として宮水ジュニア事業を実施しています。この中に、
左に丸印で数字を手書きで入れたものがあります。これは24年度、25年度そ
れぞれの新規講座という意味で、㉔、㉕と書いています。24年度から二つ、
25年度から四つの新規講座が開設されています。交通費込みで1回1,500
円という謝礼にもかかわらず、適宜新しい講座を担当してくださる講師が現れて
いるという状況です。市民の教育力といいますか、市民の皆さんの力が公民館活
動に大いに生かされているといえますが、直営事業ですので、職員が講師との打
ち合わせや調整、材料など実費の取り扱い、例えば、出欠確認、広報活動等、最
低限の労力を払う必要がありますので、現在の人員状況では、現行の年間約65
講座で1,100名ぐらいの方に来ていただくという、この事業規模が限界だろ
うと考えています。
24
平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
本日の報告は、通常の宮水ジュニア事業ではなく、西宮養護学校への出前講座と
して実施している取り組みです。平成21年度より、障害のある児童、生徒にも
宮水ジュニア事業を利用してもらいたいと考え、取り組みを始めるにあたり、通
常の講座に重度の障害のある方の受け入れが可能な状態にして実施するのは人的
にも、予算面でもかなりの困難を伴いますので、養護学校への出前講座として実
施してまいりました。なお、障害のある児童、生徒に対する取り組みとしては、
もう一つあり、西宮美術協会会長の羽田先生を中心に、甲東小学校で土曜日、特
別支援学級とその卒業生を対象として、落書きの会と称して宮水ジュニア事業を
実施しているものもあります。この資料は、21年度からの実施事業を一覧にし
ていますが、小学部全員を実施することを基本として、中等部、高等部を対象に
行ったものは、特にカッコ書きで示しています。学校側からは大変好評で、学校
教育と社会教育の連携、いわゆる学社連携として受け止められているようです。
教育研修課の実践集に報告されたり、あるいは今月、8月21日に和歌山県で行
われる第56回全国肢体不自由特別支援学校PTA校長会合同研究大会の分科会
でこの取り組みを発表されると聞いています。
2枚目の資料は、7月26日に行われた取り組みの様子です。子供たちは能楽体
験、パン作り、科学体験、ソーラー付きオルゴールを作りましたが、三つの活動
に分かれて、生き生きとした表情を見せてくれました。本当に喜んでいたと報告
を受けています。報告は以上です。
井ノ元委員長
何かご意見、ご質問はありませんか。
養護学校で7月16日にこの講座が行われたということですが、参加者は、養護
学校の生徒、児童さんですか。
上田館長
この講座は出前講座という形で、養護学校の方を対象にしています。
井ノ元委員長
そうしますと、西宮市の小中学校の中で、支援を受けなければならない子が宮水
ジュニアに参加しているというのは、甲東小学校の絵画以外にありますか。
上田館長
通常の講座には、養護学校に行っておられるような重度の障害ではなく、発達障
害といいますか、注意力がない、お話が聞けないような程度の方はおられますが、
それは講師と参加者みんなでフォローして十分に授業を受けていただいています
が、逆に、重い障害をお持ちの方には参加いただいていない状況です。
25
井ノ元委員長
平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
普通校の支援学級に通っている子で参加している子は把握されていますか。
上田館長
把握できていません。特にお申し出がない限り、こちらとしては分かりませんの
で、把握できていません。
井ノ元委員長
講座数が増えるのは良いことだと思いますが、課題としては、支援を要する子が
参加できやすい、それから中学生が参加できやすいというのが、これまで課題と
して上がってきていますので、そこを解決できる努力をしていただきたいと思い
ます。よろしくお願いします。他にございませんか。
ないようですので、一般報告の1はこれで終了いたします。続きまして、一般報
告②公民館活動推進員の取り組みについて」を議題とします。事務局の説明をお
願いします。
上田館長
こちらは公民館の取り組みの三つの柱があり、主催事業と地域活動として行われ
る推進員会活動、それからグループ活動の三つが公民館の三つの柱ですが、その
一つ、推進員会活動の取り組みの紹介です。鳴尾地域では、昔から鳴尾は一つと
いう思いが強くあったということもあり、鳴尾、鳴尾東、高須、南甲子園、学文
の五つの公民館では、推進員同士の話し合いにより、平成22年度から5館の交
流会を開催し、情報交換を行ってまいりました。24年度から5館共通テーマで
講座を開催しようということになり、昨年度は、歴史探検ウォーキングという事
で、地域の史跡を訪ねるという事業を共同で行いました。今年度は、鳴尾の民話
と歌を再認識して、若い人たちに伝承していきたいという思いから、鳴尾に伝わ
る民話と綿摘み唄をテーマに民話語りの紙芝居を行っています。綿摘み唄という
のは、鳴尾地域では、江戸時代の中期から明治30年ごろまで、綿の栽培が盛ん
で、叉長歌として伝えられていましたが、輸入の綿花に押されて、産業が衰退す
るにあわせて途絶えていたものだそうです。鳴尾4丁目在住の牧野保代さんとい
う方が中心となって調査を進めた結果、復活をさせたものです。牧野さんを講師
に招いて、歌の由来と踊りを紹介してもらいました。
紙芝居は、鳴尾の義民については、牧野さんからお借りして、鳴尾公民館の定期
使用グループの協力で色付けしたと聞いています。他の民話は、担当各課で分担
して作成し、西宮市ホームページのデータを利用したり、武庫川女子大学の学生
ボランティアに手伝ってもらったりしてつくったということです。読み聞かせの
方は、ピアノ伴奏付きで、アサクルというグループにお願いしました。第1回目
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
は7月30日に高須公民館で行われますが、その前に神戸新聞の取材を受けた時
の記事を最後に付けております。
今後、講座が終了した後、紙芝居を他の団体にも活用してほしいので、どのよう
な広報をしていけばいいかということを推進員さんたちは考えられているよう
で、中央公民館に相談がきています。ピアノ付きの読み聞かせをCDに落として、
紙芝居とともに近隣の小学校に配布するということも計画されているということ
です。公民館からの指導などはまったくなく、このような企画が地域活動の中か
ら生まれてくるということに対する驚きもありますが、市職員の発想では、ここ
までの企画をすることはおそらく無理だろうと思います。昭和52年から続く推
進員会活動が公民館活動の本質に近い活動手法であるということを強く感じます
とともに、近隣館で連携するということが地域のためにも、あるいは講座を企画
する上でも大変有効であるということを感じています。以上です。
井ノ元委員長
何かご意見はありませんか。
辰馬委員
素晴らしい企画だと思います。市民の方、推進員会の方でしょうか、企画されて、
公民館からの指導ではないということがすごいことだと思いました。逆に、鳴尾
だけではなくて、もっと他の地域でも、色々な地域に由来する故事や伝承がある
ので、他の地域でもそういう事が起こったらいいなと思っています。もちろん指
導ではなく、市民自らということでしょうが、こういうことをしたらいいのでは
ないですかという働きかけがあってもいいのかなと。それに応じる方がいらした
ら、他の西宮の地域でも、こういう事が起こったらいいなと思っています。
鳴尾の「おしりをつねられたえびすさま」というお話も、とても面白くて、これ
は鳴尾ということで、そういうことをお話しされているかどうか分かりませんが、
こういう伝承から生じて、西宮神社でおこしや祭りが行われていたり、平成12
年から船渡御が行われたりしていて、和田岬まで行っているということも、単な
る伝承というだけではなく、実際にそれを元に市民の方が神事の行事として、多
くの方が参加されて、今に至っているという話も、鳴尾という地域に限定ではあ
りませんが、付け加えられたら、非常に市民にとっても、もっとそういうことに
参加しようという気持ちになるのではないか、地域に対する愛着も起こるのでは
ないかと感じました。
上田館長
各館が集まる機会もありますので、研修会等もありますので、情報提供していき
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第 5 回定例会
たいと思います。ありがとうございます。
井ノ元委員長
ぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。他にございませんか。
なければ一般報告②はこれで終了します。次に一般報告③「第4次西宮市総合計
画・中間見直しに係る改築素案についてのパブリックコメントの実施について」、
事務局より説明願います。
中島課長
教育総務課の中島です。第4次西宮市総合計画については、本年度が中間見直し
の年にあたり、作業を実施しているところですが、今回、8月14日から9月1
3日の予定で、パブリックコメントを実施しますので、ご報告します。今回、提
供しております資料①見直し案の対照表ですが、6月12日の教育委員会定例会
で報告した内容と、軽微な修正はありますが、ほぼ同じ内容です。7月2日の市
民文教常任委員会で所管事務報告をこの資料に基づいて実施しまして、その折り
に、議員からもいくつかご意見いただいていますが、それに対する修正はまだ加
えていません。今回のパブリックコメントで市民の方々からいただいたご意見と
議員からいただいたご意見を整理した上で、最終の改正案を作成することになっ
ています。以上です。
井ノ元委員長
何かご意見、ご質問はございますか。
中島課長
すみません、前回ご説明した時に、学校教育の充実の13ページをご覧ください。
授業中にICTを活用して指導する能力について、「できる」と答えた割合を「活
用している」と割合に変更できないか検討してほしいという意見をいただきまし
たが、そのことについて、学校情報システム課の星川課長から説明があります。
星川課長
学校情報システム課の星川です。№13の裏面、まちづくり指標の二つ目、授業
中にICTを活用して指導する能力に指標を改めるということで、前回、ご質問
いただいていた件についてお答えします。この調査数字については、毎年度末に
行われている文科省の情報教育の調査に基づいた数字となります。先日の市政ニ
ュースの一面でも取り上げていただいた指導者用デジタル教科書の小中全校配備
などをふまえて、やはり従前の単なるパソコンの台数整備を指標とするというよ
りは、今後、より授業への活用を図っていくべきだという考えのもとで、このよ
うな指標に改めたと考えています。これは自己申告によるアンケート結果であり、
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第 5 回定例会
ご指摘にありますように、実際にどれだけ授業で使えたのかという視点に基づい
て、これは本課の方で調査を依頼する関係もあり、今年度の末、文科省調査のタ
イミングに合わせて、そのような視点を盛り込んだ内容を各学校に依頼して、よ
り具体的な実態の把握に努めたいと思っていますので、ご理解いただきたいと思
います。以上です。
井ノ元委員長
何か質問、ご意見ございますか。
伊藤教育長
14ページ、文言はまだ修正していないとのことですが、右側の下に、新しい公
共型の学校づくりを進めますという表現ですが、今後、5年間、これでいいのか
という事について議論したいと思っています。
井ノ元委員長
他にございませんか。
オープンスクールの実施についてお聞きしたいと思います。1校10日間、61
校ということで610という数字が出ていますが、あえてオープンスクールをさ
れていない学校もあると思いますが、その辺りは学校との話し合いができた上で、
こういう書き方をなさっているのでしょうか。
垣内部長
オープンスクールの10日間のカウントの仕方ですが、体育大会や文化活動発表
会などもすべて合わせた上での設定を10日間としています。校長先生方も意識
されており、去年よりも何日増えたとか、そのように報告をいただいたりしてい
ますので、ずいぶん校長先生方にも意識していただいて、進めてきていると私た
ちは思っています。
井ノ元委員長
保護者対象の公開はどこもされていると思いますが、やはり地域の方も、連携協
議会も含め、民生委員さん、いろいろな団体との関係も含めて、地域のすべての
方への公開という形の中でのオープンスクールというものを進めていただきたい
と思います。平成24年度は310しかできていないのを倍にするとのことです
が、そういう意味も含めて、地域全体で公開されるという形の中で進めていって
いただきたいと思います。そのあたりが良いのか、悪いのか分かりませんが、ま
ったく地域の方にお声かけをされていないという公開の仕方をされている学校も
ありますので、よろしくお願いします。
他にございませんか。
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第 5 回定例会
ないようですので、次にまいります。一般報告④「西宮市幼児期の教育・保育審
議会の答申について」、事務局の説明を求めます。
中西課長
学事・学校改革課の中西です。西宮市幼児期の教育・保育審議会、以降、審議会
と申し上げます。その審議会の答申について説明いたします。
平成22年7月に設置いたしました「西宮市幼児期の教育・保育審議会」が7月
23日の平成25年度第2回審議会をもって終了いたしました。
約3年間で合計16回の審議会を開催し、ようやく「答申」をまとめるまでに至
りました。
お手元に配布しております資料の「答申(案)」は、第2回の審議時点のもので、
現在、審議会で意見が出された部分の文言を修正しており、審議会会長に内容を
ご確認いただいた後に答申が確定する予定でございます。
審議会会長から市長への「答申」の提出については、8月21日を予定しており、
市議会に対しては、8月26日の厚生常任委員会で所管事務報告を行う予定です。
なお、市民文教常任委員会への報告については、現在調整中でございます。
それでは、答申の内容について、教育委員会に関わる部分を中心に概要をご説明
いたします。
まず、1ページ「1
はじめに」では、本審議会が設置された経緯について触れ
ており、市長から諮問された6つの諮問項目と審議会の開催状況を挙げておりま
す。項目ごとの資料は後に添付しておりますので、適宜ご参照ください。
2ページの「諮問項目ごとの基本的な考え方」に進みます。
「諮問1
幼稚園と保育所、公立と私立、家庭や地域における子育ての役割につ
いて」でございます。
まず、幼稚園は、公私共に幼稚園教育要領に基づいた幼児教育等を行っているこ
とを踏まえ、私立幼稚園では建学の精神に基づいた特色ある幼児教育を提供して
おり、公立幼稚園では、全園が同一内容の幼児教育を提供しております。
また、特別な配慮を必要とする家庭と子供に対しては、公立と私立がそれぞれに
取り組みを進めているとして、幼稚園の現状の役割が確認されました。
保育所の役割についても議論した結果、すべての子供の健やかな育ちの実現を目
指して、公立・私立の幼稚園や保育所が共に幼児期における教育・保育の向上の
ために総合的に取り組んでいくことが求められると、整理されました。
また、公私が共に地域における教育・保育を保障していく主体として、十分な役
割を発揮していくとともに、児童虐待やDVなどの福祉的ニーズを抱える家庭に
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第 5 回定例会
対しても各関係機関と連携しつつ、具体的なかかわり方について検討していくこ
とが必要であると、まとめられました。
家庭や地域における子育ての役割については、家庭が子供の教育に関して第一義
的な責任を有していますが、核家族化や少子化などで家庭教育を支える環境が大
きく変化していることから、家庭・地域等の社会全体で取り組む子育て支援の環
境整備が求められていると、まとめられております。
幼稚園・保育所・小学校の連携については、本市における子供や教職員の交流、
連絡体制等の先進的な取り組みによって相互理解が深まりつつある中で、今後の
課題として、学びの連続性を意識した一貫性あるカリキュラムの整備が挙げられ
ており、研修については、子育て総合センターが中心となって整備を進めていく
ことが望まれています。
また一方で、子供が育つ環境の視点からも検討が必要であるとして、望ましい子
供像と子供の育ちに必要な環境整備についても検討が行われました。
次に4ページ下の「諮問2
地域における保育サービスの提供について(地域バ
ランス・適正配置)」に進みます。
地域における子育てに必要な機能を整理し、適正配置に向けた考え方としては、
まず、市域の区分けとして、小学校区に応じた幼稚園・保育所・小学校の連携事
業で使われている連携ブロックを基本とした、三つの区分けからなる大ブロック、
8つの区分けからなる中ブロック、13の区分けからなる小ブロックという三つ
の規模のブロック分けを設定し、課題に応じたブロックを用いて検討していくべ
きと整理されました。
そこで、地域における教育・保育を受ける機会の保障の観点から、公立幼稚園の
配置については、当面、13の小ブロックごとに原則 1 箇所配置の方向とし、今
後のブロックごとの幼児数の推移や教育・保育施設の状況などを踏まえ、適切な
配置数に整理を行う必要があるとまとめられました。
また、閉園する施設については、地域子育て支援の拠点などの子育て・子育ちを
支える機能を有する施設や、公園などの遊び場等の必要性も考慮する必要がある
ことにも触れられております。
認定こども園等の設置・移行については、国の方針や制度設計の方向性がめまぐ
るしく変わる中、具体的な議論には至らず、現在、取り組みが進められている「子
ども・子育て支援新制度」に関する国の動向を踏まえながら、今後も検討してい
くことが必要であるとまとめられました。
6ページの諮問項目3「保育所の待機児童解消に向けた方策について」に進みま
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第 5 回定例会
す。
市が策定した「保育所待機児童解消計画」における保育所整備以外の方策として、
公立幼稚園の余裕保育室を活用した保育ルームや私立幼稚園の預かり保育の活用
などを検討してきましたが、今後も様々な取り組みを検討する必要があるとされ
ております。
なお、今年度4月1日現在における本市の保育所待機児童が解消されたことにつ
いては、大きく評価していただいているところでございます。
6ページ下の諮問項目4「保護者負担の格差是正および公費投入のあり方につい
て」に進みます。
幼稚園と保育所における公費投入と保護者負担の状況を比較したところ、公私間
だけでなく、幼保間においても格差が存在しており、運営経費に占める公費投入
の割合は、公立幼稚園が他と比べて高く、逆に私立幼稚園が低くなっており、そ
の中間に保育所があることを確認した上で、審議を行いました。
幼稚園における保護者負担については、平成22年11月に提出された中間報告
をもとに、教育委員会の方で就園奨励助成金の増額による格差是正の取り組みを
進めているところです。
また、公立幼稚園の保育料については、その他の保育施設との比較でも、保護者
負担の割合に大きな格差があり、適正な保護者負担の観点から見直しを検討する
必要があるとされ、公立幼稚園の保育料と就園奨励助成金の見直しについては、
国の子ども・子育て支援新制度において、具体的内容が示された後に行うことが
適切とされています。
公立幼稚園の運営経費については、保育の質を維持しながらも、人件費等のさま
ざまな点から運営経費を見直していくことが求められており、同時に、その他の
保育施設へ必要な支援を行うために公費を投入することで、格差是正を進めるこ
とが望ましいとされています。
さらに、子育て支援にかかる公費の多くが幼稚園、保育所に投入されていること
から、これらの施設を利用している家庭とそれ以外の認可外保育施設の利用者や
在家庭との間にも公費投入額に格差が生じていることが確認されています。
8ページの諮問項目5「特別支援教育、障害児保育のあり方について」に進みま
す。
平成27年度に開設予定の児童発達支援センターと教育委員会のスクーリング・
サポートセンター(教育相談や適応指導教室)の機能を備えた「児童発達支援セ
ンター等施設」は、福祉と教育の垣根を越えた複合施設として計画されており、
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第 5 回定例会
関係機関が緊密に連携しながら、様々な支援体制を整備していくべきとされてい
ます。
また今後、支援を必要とする子供への教育・保育を充実させ、保育者が子供の発
達の課題を的確に把握し、適切な保育を行うための人員体制の充実と研修の充実
が求められています。
これまでの審議を踏まえ、教育委員会主催の「特別支援教育ネットワーク会議」
が実施され、幼稚園や保育所との連携が進められているところですが、保育実践
や保育内容を継承するための記録の作成や研修の充実も望まれています。
さらに、指導・助言体制を再構築し、公立と私立、幼稚園と保育所に関係なく、
幅広い分野の専門家等による巡回指導や指導・助言を受ける機会の充実が求めら
れています。
そして、支援を必要とする子供たちの入園・入所を保障していくために、入園・
入所を判断するための共通尺度の作成と、加配教員の配置基準などの整理を行い、
医療的ケアの必要な子供への対応等についてもあわせて検討していくべきとまと
められています。
9ページの諮問項目6「行政組織・推進体制の一元化について」に進みます。
幼児期の教育・保育に関しては、国・自治体ともに幼稚園と保育所の所管が違い、
本市においても、幼稚園は教育委員会、保育所は健康福祉局という所管の違いが
あり、一元的な子育て施策の推進体制になっていない現状があります。
また、近年の女性の就業志向の高まりなど、多様化する保育ニーズへの対応や保
育の質の向上が求められ、福祉的ニーズを抱える家庭への対応等、乳幼児期にお
ける教育、福祉、医療の連携が求められていることから、子供・子育てに関する
施策を一体的に取り扱う組織の必要性が、本市においても高まっています。
そこで、中核市や近隣市等52市を対象に実施した「子ども・子育てにかかる事
務を所管する組織の状況調査」では、「子ども」を所管する局相当レベルの組織を
設置している市が増加傾向にあり、本市と同様に市長部局と教育委員会でどのよ
うに分担するかが検討課題とされていることがわかりました。
これらのことを踏まえ、今後の推進体制の一元化を考えていく際には、子ども・
子育て支援新制度の動向を注視しながら、本市におけるこれまでの子育て支援施
策を踏まえた組織づくりが望まれるとまとめられております。
10ページの「3
さいごに」につきましては、本審議会のまとめとして、3年
間の審議が反映された方針やすでに取り組みが始まっている施策などについて触
れており、今後、本市で行われる「西宮市子ども・子育て会議」において、この
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第 5 回定例会
答申を留意にしながら、教育・保育環境の充実に向けて十分な検討を加え、次代
を担う子供のために積極的な施策を展開することを期待する。と結んでおります。
答申の説明は以上になりますが、今後、この答申を踏まえて「西宮市子ども・子
育て会議」を健康福祉局と一緒に進めていく一方で、教育委員会では、昨年度に
公表した「西宮市立幼稚園の適正配置計画(当面のあり方)
」に続く、今後の公立
幼稚園のあり方について検討を重ね、平成26年度には全体的な方針を示すこと
ができるよう、準備を進めたいと考えております。
以上でございます。
井ノ元委員長
ただいまの説明について、ご意見、ご質問はございますか。
特にないようですので、一般報告④はこれで終了いたします。続いて、一般報告
⑤「(仮称)第46小学校の校区案等について」
、事務局の説明を求めます。
中西課長
学事・学校改革課の中西です。引き続き、平成28年度に高木小学校区内で新設
整備を進めております「
(仮称)第46小学校の校区案等について」ご説明させて
いただきます。
資料の1ページをご覧ください。「1
これまでの経過」でございます。
高木小学校は、阪神・淡路大震災以降、児童数の増加が続き、今年度5月1日現
在で学級数は34学級、児童数は1,157名になっております。
今後も児童数が増加傾向にあり、安全で円滑な学校運営が困難な状況が続くこと、
さらに校区内に住宅開発が可能な土地が多くあることから、適正な学校規模を確
保するため、校区内に新設校を整備する方針を平成24年11月に発表し、保護
者・地域住民への説明会やパブリックコメントを経た上で、
「高木小学校区におけ
る小学校新設整備事業方針」を策定いたしました。
また、平成25年2月には、新設校整備にかかる問題を、教育委員会だけでなく
地域全体で考えるため、高木小学校PTAをはじめ、青少年愛護協議会、スポー
ツクラブ21などの関係団体、地域関係者、学校管理職、教育委員会事務局職員
で構成される「(仮称)第46小学校新設校設立推進委員会」、以降、推進委員会
と申し上げます、を立ち上げ、計5回の協議・検討を行ってまいりました。
去る7月18日に開催いたしました第5回推進委員会では、「新設校の校区は4
町を基本とする」「高木小学校を選択できる経過措置は設けない」「開発抑制の緩
和は中学校も見据えて慎重に検討する」などの地域としての意見が取りまとめら
れました。
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平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
次に、推進委員会で取りまとめられた意見を踏まえ、設定したいと考えている校
区案等についてご説明いたします。
「2
新設校の校区案等」をご覧ください。
「(1)校区案」につきましては、推進委員会において、教育委員会からいくつか
の校区案をお示して比較検討を行った上で、4町案を基本とすることが確認され
ました。協議の中で、4町案では、新設校開校時に両校とも19学級程度の同規
模の学校を整備することができますが、現在「準受入れ困難地区」に指定してい
る開発抑制の緩和時期の検討が必要であることと、新設校が24教室程度の施設
規模であるため、想定以上の住宅開発が進んだ場合の対応が必要になることなど
が課題や意見として出されました。
このことを踏まえ、今後、教育委員会としてお示しする新設校の校区案は、表と
地図にございますとおり、「伏原町、薬師町、野間町、林田町」の4町とし、4町
以外の8町は高木小学校区といたします。
なお、林田町、南昭和町、荒木町、大森町の一部は、現在の高木小学校に隣接す
る小学校の校区となっております。
また、中学校の校区は新設校、高木小学校とも従来から瓦木中学校にあり、変更
はいたしません。
次に「(2)経過措置(高木小学校への指定学校変更)」につきましては、新設校
と高木小学校の良好な教育環境の確保を目的とするため、近年の小学校新設時の
事例と同様に経過措置は設けず、全学年全児童での移行を基本といたします。
経過措置とは、校区変更の際に保護者からの願い出により、校区変更前の学校に
残る手続を言います。近年では、大社小学校、高須小学校の校区変更の際に、在
校生を対象に経過措置を設けて、校区変更前の学校に残ることを許可しており、
新1年生から校区変更先の小学校へ就学をお願いしております。
これは、校区変更先小学校の既存の学年集団の中に、校区が編入された地域の児
童だけ、少人数で入って行かなければならないという、実質的な転校の負担に配
慮したものです。
ただし、市内の小学校新設事例では、東山台小学校・北六甲台小学校などが挙げ
られますが、経過措置は設けず、新設校の校区となった地域の児童は1年生から
6年生までの全員で新学年から新設校へ移っております。
新設校では、移行する児童だけで学年と学級が新たに編制されることから、既存
の集団の中に少数で入っていくという負担はなく、今回ですと高木小学校の児童
のほぼ半数で移行することになります。
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第 5 回定例会
また、例えば、高学年の5年生・6年生に経過措置を設け、新設校に5・6年生
の学級を編制できなかった場合、新設校に移行した1年生から4年生は高学年が
いない状態で数年間過ごさなければならず、特に4年生は卒業までの3年間は上
級生がいない状態になり、大変偏りのある学年編制となってしまいます。
さらに、同じ地区の子供たちが別々の小学校に通う状態が何年も続くことにもな
ります。
このようなことが、推進委員会でも議論され、このたびの新設校への移行につい
ては、全学年を対象とする方がよいと確認されております。
ただし、現在、すべての校区で適用しております指定学校変更手続の条件に該当
する方につきましては、個別に相談の上、指定校を決定する必要があると考えて
おります。
次に2ページの「(3)新設校整備後の通常学級推計」をご覧ください。
平成25年5月1日現在の児童数を基に、開校時の平成28年度から平成34年
度までの児童数と学級数の推計をまとめました。
新設校へ4町の児童が移行した場合、平成28年度の開校時は、新設校・高木小
学校とも19学級で約550名から570名程度の学校規模になると見込んでお
ります。
新設校の開校以降、高木小学校では、特に大きな住宅開発が見込まれないことか
ら、19学級で500名から570名程度で推移していく見込みであるのに対し、
新設校では、平成30年度以降は20学級、600名程度で推移すると見込んで
おります。
新設校の児童数に幅をもたせてありますのは、通常の児童数の見込みと想定以上
の転入があった場合の人数を入れております。
次に「(4)課題への対応策」をご覧ください。
推進委員会において、校区案を検討する中で、4町を校区とした場合の課題が表
のとおり4点あるとまとめられております。
一つ目は「良好な教育環境の確保」ということで、このたびの新設校予定地は、
約11,000㎡ありますが、小学校の敷地面積としては、あまり広くないため、
敷地を最大限に有効活用する施設配置が必要と考えております。
具体的には、プールや体育館を校舎の中に設置して、運動場面積を確保するなど
の検討を重ねているところです。
二つ目の課題である「想定以上の開発」につきましては、現在、24教室規模の
校舎を計画しており、先ほどの推計ではピークで21学級となり、十分受入れが
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可能と見込んでおりますが、24学級を超えるような住宅開発が進んだ場合に、
対応できるよう、あらかじめオープンスペースを校舎内に設置し、教室が不足す
る場合に転用できるような設計を検討しているところです。
なお、推進委員会では、上の推計以上に開発が進み、開校後すぐに仮設教室が設
置されたり、校区変更したりする必要がでてくるのではないかとの意見が出され
たため、さらに200戸程度の大規模開発が計画された場合を想定し、上乗せし
て推計を算出したところ、ピークで22学級670名程度となり、現在計画中の
24教室規模の施設で受入れが可能であるとの見込みでおります。
三つ目の課題である「通学路の安全確保」につきましては、現在の高木小学校の
通学路を基本に、PTAと高木小学校で通学路を想定していただき、道路管理者
や警察等と連携して、通学路の改善や安全対策等を検討してまいります。
四つ目の課題である「開発抑制の緩和」につきましては、このたびの新設校の設
置により、小学校の教室不足は改善されるため、
「準受入れ困難地区」からの開発
抑制の緩和を検討することになりますが、新設校と高木小学校の卒業生の進学先
の校区となる瓦木中学校においても、現在仮設教室が設置されている状況にある
ため、中学校の受入れ状況も見据えて、慎重に検討してまいりたいと考えており
ます。
次に、「3 今後の予定」について、でございます。
表にございますとおり、9月市議会の常任委員会で、校区案等について所管事務
報告を行い、10月に保護者と地域住民を対象とした説明会を開催したいと考え
ております。
その後、12月市議会で新設校設置の学校条例の改正を行った後、校区について
は、1月に規則改正を行い、今年度中に新設校整備の基礎となる校区を決定した
いと考えております。
推進委員会につきましては、今後は施設整備を中心に、新設校の校名の検討につ
いてもご協議いただき、平成28年度の開校をめざして準備を進めてまいります。
説明は以上でございます。
井ノ元委員長
説明が終わりました。ご意見、ご質問はございませんか。
伊藤教育長
事務局に聞きますが、主たる目的は新設校の校区を決定することですね。だから、
資料の1ページ2(1)校区案、新設校と高木小学校の校区は以下の通りとする
と書いてありますが、これは表現がまずいのではないでしょうか。新設校の校区
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第 5 回定例会
は以下の通りとすると。つまり、その結果、高木小学校の校区が今後どうなるの
か。今、市議会でも言われているように、では大森町はどうするのか。分かれて
いる町はそのままにしておくのか、さらに瓦林小学校が非常に過密になっている
ことをどうするのか。そのことはまだ一切言及していないはずです。今、やろう
としているのは、当面の新設校の校区をどうするかということを所管事務なり、
そしてまた、教育委員会に諮ろうとしているのであって、残されることになる高
木小学校の新しい校区は今後どのような過程で、スケジュールで決定していくの
かを、もう少し説明しないといけないのではないでしょうか。分割されて残る高
木小学校の校区を今後どのように確定していくのか。どんなスケジュールで考え
ているのか、説明願います。
中西課長
高木小学校の校区については、隣接の瓦林小学校の教室不足が大変深刻な状況で
あることから、学校関係者等から協議を進めてまいりまして、また、秋には新し
い推計、最新のデータが出てきますので、そのあたりも含めて、学校をはじめ、
地域の方々と検討を進めていくことになります。この時点での高木小学校の校区
については、明言できるような状況ではありません。できましたら、本年度中に
は、高木小学校の隣接校を含めた校区の再編について、何らかのお示しができれ
ばいいと考えています。
伊藤教育長
いったん高木小学校の地域の方とお話を進めていって、新設校の校区については、
4町案でいきましょうという理解はいただいたわけですが、瓦林小学校とか、隣
接の課題解決、過密化していることについては、今の高木小学校の校区の方と話
をするのではなく、お隣にある、例えば瓦林小学校の方と話をこれからしていく、
その準備をこれからしていくと。ただ、スケジュール的にはまだ固まっていない
ということです。
井ノ元委員長
そうしましたら、高木小学校の校区の変更は、今後あり得るということでよろし
いですか。
中西課長
はい。検討していくということになります。
井ノ元委員長
新しい46小学校が出来る時には、地域団体はすべてつくらずに、今の高木小学
校の校区の地域の諸団体はそのまま継続するということですね。例えば、スポー
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ツ21であったり、青愛協であったり、子供会であったりというのは、今の高木
小学校の校区の中で組織されているということですが、今後、高木小学校が隣接
する校区での校区編成があれば、その地域団体の組織も変わってくるということ
でよろしいですか。その辺はまだですか。
中西課長
校区を再編する際の規模にもよると思いますので、基本的には、2校体制の地域
団体が基本になると考えています。
井ノ元委員長
地域の組織を触るあたりで、住民の方がすごく問題視されると思いますので、そ
のあたりを理解していただいてという意味で言っていますので、よろしくお願い
します。他にございませんか。
ないようですので、一般報告の⑤はこれで終了したいと思います。次に一般報告
⑥「児童発達支援センター等施設整備事業の進捗状況について」を議題とします。
事務局の説明を求めます。
中畑課長
特別支援教育課の中畑です。児童発達支援センター等施設整備事業の進捗状況に
ついて、ご報告させていただきます。
平成24年1月31日にご報告しておりますが、この事業の概要を少し説明させ
ていただきます。
わかば園は、昭和46年6月から肢体不自由児の診察・療育を行ってきました。
また、子供の発達及び行動や障害に関する相談も行っています。
本課のスクーリングサポートセンターでは、小学生から高校生の子供の性格や行
動、発達、学校での課題などについて不安に感じたり悩んだりしている人のため
に教育相談や不登校児童生徒の適応指導を行っています。
わかば園建て替えにあたり、様々な課題や不安を持つ子供が、その可能性を最大
限に伸ばすことができるよう、わかば園とスクーリングサポートセンターを移
転・複合化して再整備を行うことになりました。移転先は高畑町、資料の裏面に
ありますよう、深津小学校の東、西宮ガーデンズの南になります。
平成22年11月より、基本構想検討委員会において基本構想や基本計画、基本
設計について話し合われ、基本構想としてまとめられたものを24年1月に報告
させていただきました。
今年1月からは実施設計・建設を行う業者を決める事業者選定委員会が開かれ、
総合評価一般競争入札を行うため入札参加資格や落札者決定基準が検討されまし
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た。
そして、このたび入札価格・提案書類等の審査により、落札業者が東レ建設株式
会社と決まりました。入札価格は10億3,000万円です。
今後、9月議会での議決を経て本契約いたします。
建物そのものについては、これで設計・建築と実際に進んでいきますので、これ
からは、27年夏の開設に向けて、業務を行う体制や方針などの課題整理、準備
をわかば園とともに行ってまいります。
これはまだ構想の段階ですが、1階から3階がわかば園、3階、4階がスクーリ
ングサポートセンターとなっていますが、ただ同じ建物に二つの施設が入るとい
うのではなく、子供の発達に関わる相談や支援の部門、学校や地域を支援する部
門のように、機能ごとの業務態勢ができないかと思っています。また、前回の報
告の時に、委員長からご指摘いただいたあすなろの子供たちとわかば園との交流
ですが、例えば、あすなろの子たちがわかば園の子たちと遊んだり、小さい子が
苦手な子は、何か自分が出来ることをしたりというボランティア活動を行うこと
ができないか、わかば園と具体的なことを検討していきたいと考えております。
以上です。
井ノ元委員長
ただいまの説明についてご意見、ご質問はございますか。
ないようですので、一般報告⑥は終了します。次に、一般報告⑦「児童生徒の状
況について」を議題とします。まず、学校保健安全課から学校問題解決支援会議
の報告と不登校の状況について、続けて説明願います。
金地課長
学校保健安全課の金地です。まず児童、生徒の状況についてお伝えします。学校
問題解決支援会議の報告をします。まず、継続中の事案についてですが、この1
学期、校長先生、学級担任の先生を中心に学校が対応出来る状態で終わりました。
また、3名による支援チームの派遣により、継続して学校全体の様子を落ち着い
て見守ることもできました。この夏期休業中に、再度、校長先生と話を詰め、2
学期からの支援について、また、方向性を打ち出す予定です。
続きまして、不登校の状況について、ご報告します。資料をご覧ください。まず
資料の見方ですが、少し分かりづらい点がありますので、最初にご説明いたしま
す。まず資料の中に30日長欠生という言葉がありますが、この表現は、年間を
通じて30日以上の欠席が見られた児童生徒の総数をあらわしています。それか
ら、不登校という表現があります。不登校は、その長欠生のうち、病気や経済的
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第 5 回定例会
要因を除く何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因背景により、登
校しない、あるいはしたくてもできない状況にある児童、生徒の人数を表してい
ます。その上でご説明します。
この資料は、中一ギャップという観点から、小学校6年生の終わりから中学校1
年生の終わりにかけて、不登校の人数がどう変化したかを現在の中学1年生、2
年生、3年生に分けて示した表です。それから、文部科学省への調査と比較しや
すいように30日以上の不登校を対象としていますので、1年生の場合、4月は
ゼロ、5月も人数が少なくなっていますが、例えば、現中学3年生の場合、6年
生の3月の時点で、30日以上の不登校生は27名です。それが中学1年生の終
わりには、109名となり、約4倍。同様に現中学2年生は6年生の終わりに不
登校生23名でしたが、中学1年生の終わりには74名となり、約3倍。このよ
うに学年によって多少差はありますが、不登校の人数は3倍、4倍になっている
ことが分かります。平成23年度の文部科学省の問題行動調査によると、これは
単純な比較ですが、不登校は全国の6年生で7,522件、中学校1年生では
21,895件の約3倍。ですから、西宮の発生率は同程度か、若干多めの数字
になっています。ただ、これは年度によって違います。
また、この表では見えませんが、6年生から中学1年生になるにあたり、毎年4
月には新しい学年になり、頑張ろうという気持ちから、不登校生の人数は一旦減
少しますが、ゴールデンウィーク明けぐらいから、また増加する傾向があります。
また、行事が続きます2学期の中頃にも増加の割合が高くなる時期がみられます。
各学校としては、2日連続欠席は長欠の始まりという意識で、3日連続欠席者を
しっかり把握することはもちろんのこと、日々の電話連絡、家庭訪問、教育相談
の実施、スクールカウンセラーとの連携等で丁寧に児童生徒保護者に寄り添う指
導を行っています。
その取り組みで、改善された事例もありますが、全体としては、大きく変わって
いません。小中連携を通して、中一ギャップを解消していくという取り組みも始
まっていますので、関係各課と連携しまして、各学校へのはたらきを続けていき
たいと思っています。以上です。
井ノ元委員長
何かご意見、ご報告はございますか。
特にないようですので、一般報告⑦はこれで終了いたします。以上で予定されて
いた議題はすべて終わりました。この他に何か報告、協議しておくことはござい
ませんか。どなたからでも結構です。
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中島課長
平成 25 年 8 月 7 日
第 5 回定例会
先ほどの事務事業評価報告シートのところで、自然学校の校数が39校だった事
について、お手元に資料をお配りしました。現在のシートには、県立奥猪名健康
の郷と載っていましたが、実際は山東自然の家に33校、丹波少年自然の家に6
校、南但馬自然学校に1校ということで、シートを修正いたします。申し訳ござ
いませんでした。
井ノ元委員長
はい、よろしくお願いします。特に委員さんの方からはよろしいでしょうか。
ないようでしたら、本日の会議で、次回以降の課題となったものを確認したいと
思います。
谷木係長
教育総務課の谷木です。本日は4点あったかと思います。
1点目は、資料をお配りました事務事業評価シートに記載された自然学校の校数
の変更ですので、修正したものをお配りいたします。2点目、事務事業評価シー
トについて、WSUへの集中語学研修の成果について、何らかの形で報告させて
いただくということ。また、同じくスポーケン市への中学生の派遣について、こ
ちらの方も報告がなかったということで、何らかの形で報告させていただきたい
と考えています。
4点目、一般報告③の第4次西宮市総合計画中間見直しの件について、14ペー
ジに「新しい公共型の学校づくり」という言葉があり、そちらについて、検討の
上、修正する場合は報告いたします。以上4点考えていますが、よろしいでしょ
うか。
井ノ元委員長
そのうち1点は今ご回答いただきましたので、3点でよろしくお願いします。そ
れではこれをもちまして、第5回教育委員会定例会を閉会いたします。
(終了)
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