発行 者 北海 道函館五稜郭支援学校 ℡ 校長 0138-53-9395 石 川 大 平成23年12 月22 日発行 平成23年度第9号 言い訳探しの名人 北海道函館五稜郭支援学校長 石 川 大 平成23年も残すところあと1週間ほどになりました。年末はクリスマスや忘年会、新 年の準備など大人にとってもそわそわとしていて新しい年に向けて期待を持つ時期です。 しかし、今年は長引く不況や欧州経済危機に伴う円高に加え、東日本大震災や原発事故の 影 響 な ど 激 動 の 年 と な り ま し た 。改 め て 犠 牲 に な っ た 方 々 の ご 冥 福 を お 祈 り す る と と も に 、 一刻も早い事態の収束を願って止みません。 本校においても高等部を開設し、校名を変更し、昨年と比べ正しく激動の年でありまし た。新しい生徒、新しい職員、新しい行事、新しい教育課程などなど、次から次と課題や 工夫等が出てきて、その都度対応をしてきました。そんな中にあっても児童生徒には大き な事故や怪我もなく、毎日明るく元気に通学してくれたことが何よりであり、校長として 安 堵 し て い る と こ ろ で す ( ま だ 3 学 期 が 残 っ て お り 、 油 断 は で き ま せ ん が ・ ・ ・ )。 さて、先月函館市で行われた子どものための講演会で講師を務めた「乙武洋匡」氏の記 事を見ました。その中に「ぼくら人間はものすごく言い訳探しの名人。言い訳はいくらで も 転 が っ て い る 。」 と い う 言 葉 が 目 に 飛 び 込 ん で き ま し た 。 そ の 他 に も 「 障 が い が あ る か らできない、障がいを理由に逃げることはしたくない。障がいを言い訳に使い始めたら多 分 こ の 先 の 人 生 何 も し な く て 済 む だ ろ う 。」ご 存 知 の 方 も 多 い と 思 い ま す が「 五 体 不 満 足 」 の著者である乙武氏は障がいがあっても様々なことにチャレンジし、作家、スポーツキャ スター、小学校の教員などいろいろな仕事を経験した人です。障がいに関係なく人の生き 方としてとても大切な教訓だと感銘を受けました。 世の中には多くの言い訳があふれていると思います。一方で、そうでもしないと心が折 れたり、気持ちの収拾が付かないこともあるのかもしれないとも感じます(これも言い訳 か)が、少なくとも変化の激しい時代を生きる子ども達 が「言い訳探しの名人」と呼ばれることがないよう学校 では社会性を養うとともに逞しい心を育て、体験的な活 動を工夫した教育活動の充実が求められています。その ため、保護者や関係機関並びに地域社会との一層の連携 を図り、夢や希望に向かって努力する子ども達を共に育 てて参りたいと思います。 小学部の様子 5・6年生が自分たちで企画した「お楽しみ会」をやりました。前半は、ゲー ム大会。ハンカチ落としやイス取りゲーム、爆弾ゲーム(実際にクラッカーが爆 発します)で大盛り上がり。後半は、ミニパフェ作りでアイスや果物などを自己 流にトッピングし、オリジナルパフェを作っておいしくいただきました。楽しい 時間を過ごしました。 (文責:渡辺潤) 中学部の様子 1学期の行事ですが、お知らせする機 会を逸しておりましたので、ここで紹介 したいと思います。 7月13~14日に中学部の宿泊研修が グリンピア大沼で行われました。毎年、中 学部2年生で行われる行事で、今年は3名 の生徒が参加しました。 パークゴルフ、カヌー体験、プール、ボ ーリング、駒ヶ岳登山と盛りだくさんの活 動を体験してきました。 生徒達に好評だったのは、カヌー体験で した。駒ヶ岳をバックに大沼で体験したの ですが、意外と簡単に取り組めて、湖畔か ら沖に向かって漕ぎ始め、目標を向かって 1時間ほど遊覧してきました。普段,中々できない体験で、みんなで協力して舵取りをし ながら、快晴の空のもと、気持ち良い汗と風を楽しむことができました。 2日目は駒ヶ岳登山に挑戦したのですが、あいにくの雨模様で、9合目まで行けたので すが,雨がひどくなり、断念しました。頂上での景 色 を 楽 し み に 頑 張 り ま し た が 、目 標 達 成 と は い か ず 、 残念な結果となりました。でも次回また何かの機会 に、挑戦できたらなという思いもできました。 生徒達は、様々な活動や宿泊を通して、生活経験 の拡大を図り、自分の責任や役割を果たしながら協 力して生活する中で、この2日間、大きな成長を遂 げたように思います。 (文責:赤石沢弘光) 高等部の様子 1 2 月 1 6 日 (金 )に 生 徒 が 企 画 し た 「 W i n ter p a r t y 」 が あ り ま し た 。・ ス ポ ー ツ・調理・お楽しみ会の3つのグループに分か れて約ひと月かけて考えてきました。みんなの 楽しめるスポーツはミニバレーに決定し、午前 中に総当たり戦で行いました。昼食には、交流 祭でおそろいのエプロンを作ってくれたお母さ んたちをお招きして、オムライス、クリームシチュー、ケーキを作り、一緒に食 べました。お楽しみ会は、ゲームを中心に楽しく行うことができました。生徒も 親御さんも美味しく、楽しいひとときを過ごすことができました。 (文 責 : 平 松 る り 子 ) 16日(月)授業開始(高等部) 17日(火)始業式(小中学部) 19日(木)中3学力テスト 20日(金)公立高願書受付 27日(金)ALT来校 30日(月)中3学年末テスト(~31日) 公立高出願変更受付 1日(水)午前授業 2日(木)休業日(高等部入選) 3日(金)中1、中2学力テスト 6日(月)全校朝会 20日(月)私立高合格発表 22日(水)ALT来校 23日(木)高等部期末考査(~24日) 1日(木)中1、中2学年末テスト(~2日) 5日(月)全校朝会 15日(木)卒業式(小中学部) 20日(火)春分の日 23日(金)終業式 24日(土)~学年末休業 本校の学校教育目標は… めざす子ども像は… ○ ○ ○ ○ ○ ○ 興味・関心を深め、自ら進んで学ぶ力を育てる 豊かな感性を伸ばし、健やかな体を育てる 夢や希望に向かって挑戦し、自立する心を育てる 校訓 共感 人の気持ちを大切にする子 素直な心で感謝する子 目標に向かって努力する子 感謝 めざす学校像は… ○ ○ 一人一人のつまずきや課題に丁寧に取り組む学校 学校の教育活動が分かり、信頼される学校
© Copyright 2024 ExpyDoc