新発想液晶パネル点灯検査装置販売開始に関する - 日本マイクロニクス

平成22年10月22日
各
位
会 社 名 株式会社日本マイクロニクス
代 表 者 名 代表取締役社長 長谷川正義
(JASDAQ・コード6871)
問 合 せ 先 専 務 取 締 役 企 画 管 理 本 部 長 藤崎直子
T E L 0422-21-2665
新発想液晶パネル点灯検査装置販売開始に関するお知らせ
当社はこの度、新コンタクト方式による大型液晶パネル点灯検査装置を開発し、販売を開始したこと
をお知らせいたします。液晶パネル点灯検査は、テレビやPC、モニター等モジュール・ユニットに組
み込む前のパネルにテスト信号を送り点灯表示させ、パネルの画像品質を選別する試験です。今回発表
の装置は、これまで1,500台超の納入実績が示す高い信頼性を誇る点灯検査装置LFPシリーズの次世
代機種となります。
記
1.開発・製品化の背景
40 インチ超の大型テレビがコモディティ化および高精細化する市場の流れの中、当社はこれまで顧客
ニーズに合わせ、装置の大型化・高剛性化・高機能化を進めて参りましたが、従来の機構設計に基づく
新機種の開発では、パネルサイズに比例した装置の巨大化から、設置する床の耐荷重を上げる必要に迫
られておりました。また、パネルの品種毎に交換が必要な検査器具プローブユニットも作業員一人では
取り扱えない重量となる等、環境およびユーザーに優しいとは言えない製品となってきておりました。
そこで、当社はこの状況に対し、「新しい価値を創造する」という発想の下、軽量/高性能/高精度
/エコ/大型パネル対応装置という潜在ニーズを発掘し、製品開発に取り組むことといたしました。
新たに製品化した本装置は、上記諸問題を解決するだけでなく、フルコンタクト時の針ずれ原因とな
る周辺動作系機器からの振動の影響を受けづらく、品種交換時間短縮や装置外形寸法の小型化、省電力
にも寄与し、また検査員がよりパネルに近付いて目視検査できることから、ユーザーに優しい次世代環
境対応装置として位置付けることができます。
2.装置概要 点灯検査装置 Model:LFP-1960H
<主な特長>
① 耐振性能の向上により、外乱要因によるコンタクト不良を限りなく低減
② 軽量化プローブユニットに対応
③ 装置重量の軽量化および装置寸法の小型化を実現
④ フルコンタクト・プローブユニットの一体型 新ユニバーサル・ワークテーブルの採用
⑥ 目視検査距離の至近化を実現
⑦ ワークテーブル上のパネルの手動取扱いを容易化
<主な仕様>
① 対応パネルサイズ
② 装置寸法
③ 装置重量
④ 品種交換時間
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21~60インチ
W4,800mm×D2,300mm×H2,450mm
約7,000kg
8分以内
⑤ プローブユニット重量 : 13.5kg ※HDTV 46インチのデータ側1辺の場合
⑥ 適応可能な最小端子幅 : 22μm
<その他>
60 インチ超のパネルに対応する装置も順次製品化・市場投入の予定
自動画質検査AOI、搬送コンベア、ロボットとのシステム化も容易
<装置外観>
Model LFP-1960H
製品に関するお問い合せ先
FPD 機器事業部 営業統括部
TEL 0422-21-0201
以
上