神奈川県立図書館ビジネス関係資料ガイド No.50 〒220−8585 横浜市西区紅葉ケ丘 9-2 2009. 8. 1 掲載資料のお問い合わせ先 図書については:045(263)5921 雑誌については:045(263)5922 Fax 045-241-0985 http://www.klnet.pref.kanagawa.jp 神奈川県立図書館では、ビジネスの世界で活躍されている方々を支援するため、会社経営に関する法律関連資料、経営ノウハウ 関連資料、商品を企画するための基礎データ・市場調査データなど多様な資料を取り揃えております。どうぞご利用ください。 当館の資料の所蔵情報は、ホームページからも検索できます。 < ◎最強のコスト削減 >内は当館の請求記号(背ラベルの記号) いかなる経営環境でも利益を創出する経営体質への変革 栗谷仁、A.T.カーニー(著) 東洋経済新報社 2009.4<336.85UU / 29> 企業は、「コストを低減しつつ、商品の付加価値を向上してより高く売る」という体質に転換してきて いるが、A.T.カーニー氏から見ると、日本企業はまだまだ多くの非効率性を抱えているという。企業 側でも自覚症状を持っている場合が多いが、「しがらみ」や「方法論不在」で改革のアクションが手付か ずの領域が存在しているのも事実である。本書では特に、その中でも大半の企業にとって残された領域で ある「間接材コスト」に焦点をあてて、コスト削減の要諦・ポイントを説明している。 ◎新型インフルエンザの企業対策 事業継続と社会的責任 岡田晴恵・田代眞人(著) 日本経済新聞出版社 2009.4 <336.48UU / 25> 新型インフルエンザが大流行すれば、大きな健康被害をもたらし、膨大な社会的、経済的な影響が出ること は間違いない。このような最悪のシナリオに対して、十分な事前準備と、実際に発生した際の緊急対応を、現時 点から計画し実施しておくことが、世界・国レベルから、地方、地域、家庭、個人レベルに至るまで必要であるだ ろう。本書では、新型インフルエンザの基礎知識から、BCP(事業継続計画)のポイント、従業員用配布資料まで 必要な情報を提供している。 ◎ファンドレイジングが社会を変える 非営利の資金調達を成功させるための原則 鵜尾雅隆(著) 三一書房 2009.4 <335.89UU / 69> 今、「ファンドレイジング」が注目されている。「ファンドレイジング」とは、NPOなどが事業に必要な資 金を社会から集める手段のことを指している。本書では、日本社会の変化の兆しに触れ、様々な団体で資金集 めに悩む方々に参考となるアイデアやノウハウを紹介している。 ◎未曾有の経済危機克服の処方箋 国、企業、個人がなすべきこと 野口悠紀雄(著) ダイヤモンド社 2009.4 <332.1UU / 1228 > 2008年秋以降の急激な輸出の落ち込みで、日本経済はこれまで経験したことのない大きな打撃を受けた。 わずか半年の間に輸出はほぼ半減し、それによって国内の鉱工業生産はほぼ4割減少した。これほど広範で激し い経済変動は、これまで全くなかった。しかし、アメリカの経常収支赤字が縮小したため、未曾有の激変が底を 打つ時期がやっと見えてきた。この状態を変えるには、日本の経済構造と産業構造の基本改革が不可欠だと、著 者は強く訴えている。新たな成長のスタートを切るために、今、何をなすべきかがわかる一冊。 ◎「肥満解消」マーケティング 成長市場を攻略する“7つのS”と“6つのC” 高橋千枝子・有元裕美子(著) 日本経済新聞出版社 2009.4 <675.2UU / 161> 2008年秋、米国のサブプライムローン問題を発端に、世界を襲った金融危機。大手金融機関の破綻に始ま り、個人消費の冷え込み、企業の業績不振、倒産が世界各国に急速に広がっている。おそらく誰もが明日の自分 は、自分の家族はどうなるのかと不安を抱え、 「守り」に入る。自己防衛行動は、自己健康管理にも広がり、タバ コをやめる、お酒を減らす、フィットネスに通うといった行動が生まれてくる。昨今「メタボリック」というキ ーワードの認知度が急速に高まっている。本書では、ダイエットとメタボリックが混在する肥満解消市場を俯瞰 するとともに全国ダイエット経験者1000人調査結果に基づき、 「7つの肥満解消スタイル」を導き出している。 ◎幸せを呼ぶ節税の教科書 「オーダーメード相続」で財産を守ろう! 曽根恵子(著) PHP研究所 2009.4 <336.98UU / 155> できるだけ相続税を節税して、配偶者や子供に財産を残したい。しかし、誰に相談すれば良いかわからない。そん な時に読んでみたい一冊。家族の幸せを願い、「オーダーメード相続」の実現に取り組んでいくために、何をすれば 良いのかがわかる。 ◎国際ブランドに押し上げる広告戦略 八巻俊雄(著) 戎光祥出版 2009.3 <674UU / 211> 日本市場で成功するためにはマーケティング戦略で成功しなければならないが、その一貫として広告ビジネスでも 成果をあげることが求められている。日米韓中のブランド意識の違いにも言及しつつ、各国の広告事情も紹介してい る。 ◎近代日本と三井物産 総合商社の起源 木山実(著) ミネルヴァ書房 2009.3 <335.4UU / 550> 日本の経済発展に総合商社が果たした役割は大きい。世界的にみてユニークと言われる日本の総合商社。なぜ、 総合商社が日本で発生したのか。その起源を明治期の三井物産に求め、他の商社と比較しながら、その特徴を説明 している。 ◎ここが困った外国人雇用 事例で解説 櫻井泰紀、前田修身(著) 第一法規 2009.4 <366.89UU / 37> 現在、日本には、225万人超の外国人が適法に在留し、外国人登録をしている。これに不法残留者約1 5万人を加えると、日本には、240万人超の外国人がいることになる。これは、日本の人口の約2パ−セ ントを占め、近年は毎年約7万人ずつ外国人の在留者が増えている。本書では、実際にあった「トラブル」 の事例を挙げ、その解決方法を解説している。また、外国人を雇用する上で問題となる「チェックポイント」 を具体的な事例を挙げて問題提起し、解説している。行政書士が書いた実務書。 ◎「雇用断層」の研究 脱「総中流」時代の活路はどこにあるのか みずほ総合研究所(著) 東洋経済新報社 2009.4 <366.21UU / 139> 1990 年代、バブル崩壊後の経済の長期低迷、グローバル化やIT技術の浸透などの圧力によって、働く人 の間に、さまざまな形で超えることが難しい断層が発生した。たとえば、より安定した雇用や高い処遇を得て いる正社員がいる一方、生計を担う立場にありながら、経済的に自立が難しい低い処遇で働く非正社員が増え てきている。このような働くことをめぐる「断層」は、とりわけ、若者を中心に顕著であり、人生のさまざま なニーズや希望を実現することが難しくなっているという。本書は、現在働いている人、これから社会に出る 学生、企業の経営者や管理職といった幅広い人々を対象としている。 ご紹介しきれなかった新着のビジネス関係図書の中からピックアップしてご案内いたします。 タイトル 著者・編者等 出版社等 請求番号 1 世界金融危機と現代法 現代資本市場法制の制度設計 大島和夫 法律文化社 338.1UU / 334 2 石橋湛山の経済思想 長幸男 東洋経済新報社 331.21UU / 29 3 クレジットリスク 評価・計測・管理 ダレル・ダフィー ケネス・J.・シングルトン 共立出版 338.01UU / 48 北寿郎・西口泰夫 白桃書房 335.21UU /197 有斐閣 335.2UU /327 4 ケースブック京都モデル そのダイナミズムとイノベー ション・マネジメント 湯沢威・鈴木恒夫 5 国際競争力の経営史 6 女性指数が経営を変える アニエス・アルシエ NTT出版 335UU / 1033 7 都市の空間経済立地論 立地モデルの理論と応用 神頭広好 古今書院 332.9UU /200 8 市場取引とソフトロー 神田秀樹 有斐閣 368.1UU / 333 三木義一 光文社 336.98UU / 157 ジョージ・リッツア 明石書店 361.5UU / 726 竹信三恵子 岩波書店 366.21UU / 140 9 10 11 給与明細は謎だらけ サラリーマンのための所得税入 門 消費社会の魔術的体系 ディズニーワールドからサイ バーモールまで ルポ雇用劣化不況 橘川武郎・佐々木聡 最近の雑誌の特集から 誌名 (発行頻度) 出版社 年月号 <請求番号> 特集名と概要 Best Partner (月刊) 浜銀総合研究所 特集鼎談 : ∼ 中国古典に学ぶ経営者の心得 2009 年 7 月号 <Z335/789> 今号の特集は、日本資本主義の父“渋沢栄一”に始まる名経営者たちの考え方の源流となっている 中国古典の叡智から、今後の経営のヒントを考察していく鼎談となっている。中国文学者で経営者向 けの中国古典の啓蒙では第一人者の守屋洋氏、 (株)はとバスの再建を果たした元社長の宮端清次氏、 作家で(株)ハードオフコーポレーション前社長の皆木和義氏の三人が、 “日本の経営の現状をどう 見るか”や、 “逆境をどう克服したらいいか”等について体験を交えた含蓄のある話を紹介している。 広告 (季刊) 特集: 日本の発想力 博報堂 2009 年7月号 <Z6749/36> 「日本ならではの発想力って何だろう」というテーマを掲げ、色・食・ロボット・日本語などの多彩な 切り口で、 「魅力的な日本の発想力」を探る特集となっている。中でも、日本人の発想力のルーツを考察 する「縄文の発想力」 ・ 「江戸の発想力」の記事や、現在日本に在住、または長く日本に住んでいた外国 人に、 「日本人らしさ」や「日本以外では考えられない」ことについて緊急アンケートを行った「外から 見た『日本の発想力』 」が興味深い。 Business Labor Trend 特集 : 能力開発と人材育成 ― (月刊) 労働政策研究・研修機構 2009 年 7 月号 <Z366/540> 職業訓練の方向性を考える 本特集では今後の職業訓練がどうあるべきかを、①「非正社員の能力開発」 ・②「サービス業における 人材育成・能力開発」 ・③「欧州諸国の職業訓練政策の特徴と方向」 ・④「平成 20 年度能力開発基本調査 の結果概要(厚生労働省) 」の4つの記事を挙げて解説している。 「欧州諸国の職業訓練政策の特徴と方向」の記事では、欧米先進国が直面している職業訓練政策の課題 には日本と共通する点が多いと述べる。そして、それらの諸課題に対する各国の工夫と経験を明らかに することは日本の政策を考える上で参考になるとして、国際比較を通して得られる政策上の課題につい て検討している。 商業界 (月刊) 商業界 2009 年 8 月号 商店街最前線 : 100 円商店街、ついに横浜へ! 地域と店に活気を呼び戻す「百円玉マジック」実践術 <Z673/510> 横浜開港 150 周年記念として、6 月 13 日(土)に横浜市内 113 の商店街、約 7000 店で「150 円商店街」 イベントが一斉に開催された。このイベントは、2004 年 7 月に開始され約 1 万人を集めた山形県新庄市 の「新庄 100 円商店街」のシステムを取り入れたものだという。 今号では、神奈川区六角橋商店街の「150 円商店街」イベントが紹介されている。 「横浜開港 150 円 商店街」は、今後も偶数月の第 2 土曜日(来年 2 月まで)に開催される。 *資料が見つからない場合は、カウンタ−の職員に おたずねください。電話・FAX・eメールでも 調査方法等に関するご相談をお受けしています。 *開館時間:火∼金 土・日・祝 午前9時∼午後7時 午前9時∼午後5時 (月曜・第2木曜は休館) *交通:JR・市営地下鉄 桜木町駅より徒歩 10 分 京浜急行線 日ノ出町駅より徒歩 10 分 みなとみらい線 みなとみらい駅より徒歩 15 分 バス 紅葉坂・戸部1丁目バス停より徒歩 5 分 *駐車場(有料)がありますが、なるべく電車・バスで ご来館ください。
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