平成25年度 まちづくり懇談会(第10回目) 日時:平成25年10月30日(水)18時30分~19時50分 場所:高砂地域会館 参加者:11名(別紙名簿による) 町参加者:福島町長、藤田副町長、窪田教育長、中谷総務部長、川東民生部長、阿部経済部 長、澤口医療担当部長、その他 【町長による話題提供】 【質疑・意見交換】 ●ごみステーションについて 問)ごみステーションに杭を打っているところがあります。あれはどういった意図でやって いるのでしょうか。 答)昨年、今年と、暴風雨の時に倒れたりして、周りの車等に被害があったという経過があ ります。町内会の方で協力してやっていただけるところはやっていただいていたのですが、 2回続けてあったものですから、清掃センターの方で、すべてのステーションを確認し、杭 を打って補強できるところは杭を打ち、アスファルトの上に置いてあるところについては、 コンクリートブロックを重石として置いて、転倒防止に努めております。冬の暴風雪の時に そういう状況になる可能性がありますので、近所のステーションについて、何か異常がある ということがあれば、すぐにご連絡をいただきますようお願いいたします。 (菅原環境対策課 長) 問)ごみステーションの補強は、町に頼めばやってくれるのでしょうか。今までは町内会の 班でそれぞれメンテナンスをしています。屋根の雪おろしなどもやっています。 答)基本的な管理は町内会にお願いしたいということです。杭を打つなどの補強は、全ステ ーションを対象としていたため、町の方でやりました。通常の除雪など、町内会で対応でき ることについては、お願いいたします。(菅原環境対策課長) ●今後の雪対策について 問)いただいた資料3の3ページ(2)雪に強いまちづくりの⑥家庭用融雪施設の支援とあ りますが、どのような内容でしょうか。 答)昔は融雪槽に助成をしていたこともありますが、最近ではボイラーでお湯を沸かして融 かすような家庭用融雪槽も出来ています。自宅の敷地の中で雪を処理するのが、狭いために 難しい場所があります。自宅の雪については自己責任の中において処理していただきたいと いうことで、計画を進めております。まだ具体的には決定しておりませんが、出来ることか ら進めていこうと考えております。詳細が決定しましたら、広報等を通して周知をしてまい りたいと考えております。(福家豪雪対策室長) 1 答)かつては、家庭用の融雪槽に助成をしていました。地下水をくみ上げて、周辺の雪を融 かすというものでした。最近では使われておりません。新たな方策として、電気や灯油をた いて玄関先の敷地の中で雪を融かすということをやっている家庭もあります。そういった方 法で各家庭において敷地内の雪を融かす設備に対しても支援してはどうか、ということです。 まだ具体的には助成や支援するということは決定してはいませんが、今後検討していきたい ということです。あくまで計画であり、これからの雪対策基本計画ということで、これから 取り組むべき課題という意味合いです。この計画が実際に策定されたら、今後そういうこと も検討していきたい、という段階です。(藤田副町長) 問)いただいた資料に書かれている、今後の雪対策の新規事業について、簡単に説明してく ださい。今後検討していくのか、今年来年実施できるのかについて教えてください。 答)この計画は今年策定しまして、これから進めていくものです。ほとんどが、今後検討し ていく、というものです。予算を伴いますので、すぐにできるものもあれば、そうでないも のもあります。たとえば、パートナーシップによる除排雪ということで、地域でボランティ ア組織を立ち上げていただいた中で、除雪の支援をしていく、というのは、地域でまとまれ ばすぐにでもできるのかな、と考えております。新規事業の説明ですが、 「くっちゃん型住宅 のすすめ」については、町でくっちゃん型住宅というものを計画しております。豪雪地帯で すので、それに耐えられる住宅を建てていく、という内容になっており、それに基づき住宅 建設を進めていこうとしております。 「除雪しやすい道路構造」ですが、冬期間、除雪の作業 をするには歩道や道路上の電柱や照明、看板などのものが邪魔になります。今現在も国道な どは電線地中化を進めておりますが、それにはかなりの予算がかかります。看板などの簡単 に対応できるものから考えていこうというものです。「家庭用融雪施設の支援」については、 先ほどご説明しましたので、割愛いたします。次に「除排雪に関する体制の構築と人材の育 成」ですが、除雪をする方も高齢化が進んでいます。後任の方がなかなか育たない状況で、 このままいけば、雪は降るが除雪をする人がいなくなることも考えられます。除雪の維持を するために、町として検討を進めていこうというものです。 「空き家・空き施設対策」ですが、 町内には50軒ほど空き家がありまして、郊外の方に多くあります。雪が降ると空き家が潰 れてしまう危険性があります。使えるものは有効的に活用していかなければなりませんし、 使えないものについては、撤去するなど景観を損なわない対策が必要になってくる、といっ た内容のものです。次に「消防機関との連携による防災体制の強化」についてですが、冬期 間、暖房器具などの火器を使用する機会が増えます。火災発生の確率が高くなることが考え られます。また、積雪で道路が狭くなり、緊急車両の遅れが発生することも考えられます。 そういった事態に迅速に対応できるような対策を検討していきたいというものです。 「環境に やさしい融雪システムの導入」ですが、地下水や地中熱などの自然のエネルギーを使って雪 を融かすようなシステムを導入していければ、ということです。たとえば、地中熱を使った ロードヒーティングなどの活用が可能かどうか、検討していきたいというものです。 「冬の健 康づくりの推進」についてですが、冬期間は体を動かす機会は少なくなり、除雪ぐらいとい う人も多いと思われます。外出する機会も減ってきますので、体を動かす機会を作りながら、 2 健康増進を図るため、雪を使った健康づくりを進めていこうというものです。 「災害時住民支 え合いマップ」ですが、災害が発生しますと、ご近所同士助け合うことになります。要援護 者、高齢者や障がい者、外国人の方が入手できる情報、そういうものが現在はありません。 隣の人がどんな人かも分からない、という状況もある中、近隣に要援護者が住んでいるとい う事を知らせるため、個人情報があるので難しい面もありますが、支え合いマップを作成し、 冬の災害等にも活用していこうというものです。 「パートナーシップによる除排雪の充実」は、 地域の除雪ボランティアについてのことです。 「高齢者・障がい者等への雪処理支援」ですが、 保健福祉課の方で除雪ボランティア制度の中で、生活弱者への支援はしておりますが、家の 周り、窓の下などしかできておらず、屋根の雪下ろしなどはしていません。制度の拡充が必 要と考えており、今後検討していくという内容です。「雪の恵みを活かした取り組みの推進」 ですが、雪を活かした交流機会の促進というのは、たとえば除雪のツアーの受入れです。昨 年も琴和町内会で、札幌の方が50~60名を受け入れ、除雪体験をしていただきました。 評判も良く、今年も2回ほど実施する予定です。町民と町外の方の交流の場となりますので、 これについては既にやっているのもありますので、さらに広げて進めていきたいと考えてお ります。これにより、地域のボランティアも広まっていけばいいと考えております。 「雪国ら しい地域特産品の開発」ですが、倶知安は豪雪地帯ですが、それを活かした特産品というも のはありません。以前、試験的に雪を使って野菜を保存し、夏場でも新鮮な野菜を提供でき ないかという研究をしたことがありますが、現在は止まっております。今後さらに、検討を 進めていきたいというものです。 「観光資源としての雪の活用」ですが、雪を使ったイベント が現在もあります。今以上に雪を使って観光客を呼び込むようなイベントや取り組みを考え ていければ、というものです。 「冬の暮らしの PR」ですが、観光客の長期滞在、雇用の場を 推進し、冬でも快適に滞在できるという魅力を伝える PR 活動を積極的に行い、需要の掘り起 こしを進めていきたいという内容です。(福家豪雪対策室長) ●この町の未来について 問)この町を今後どうしていこうか、という話は役場の方から出てこないのでしょうか。明 るい未来を目指そうという話が全くなく、災害が起きた時の話や、雪をどうしようという話 ばかりです。この町を発展させるにはどうしようか、という話はないのでしょうか。 答)今回は、3つテーマに絞ってお話をしようとなりましたが、町の未来については、様々 な話題があります。高速道路も必要ですし、新幹線の着工も決まり、今後どうしていくのか。 ひらふエリアについてなど様々な話があります。ワークショップを作り、現在も様々な活動 をしております。 (福島町長) 問)そういったワークショップの活動などは、私たちも傍聴できるのでしょうか。 答)新幹線駅が、平成47年という先の話ではありますが、その開業に向けて、倶知安町の 将来のあるべき姿について、30名ほどの町民の方に集まっていただき議論しております。 場所は役場3階会議室で、2カ月に1度ほどのペースで行っております。町の広報紙やホー 3 ムページで随時募集しております。オブザーバーという立場で傍聴されるのもいいですが、 参加していただいて、今後のまちづくりについて議論していただくというのも非常にいいこ とだと思います。多くの町民の方に参加していただきたいと思い、今年度も募集をかけたと ころ、新規で1名が参加しました。メンバーは新幹線の期成会の方や、道工大の学生など、 一番若い方で20歳くらい、上は60代となっています。参加したいということでしたら、 私どもまでご連絡いただければと思います。新幹線の開業は平成47年の予定ですが、鉄道 会社に聞いたところ、技術的には6~7年は短縮可能という話です。それを実現できるかと いうのは、今後状況を見極めつつ要望をしてまいりたいと思います。(山下新幹線推進室長) ●防災無線について 問)戸別受信機は、倶知安町全戸に配布されるのでしょうか。 答)全戸ではありません。市街地におきましては、町内会代表者宅に数台。郊外地区につい ては全戸に配布予定です。約3000個オーダーしており、もれなく配置を進めてまいりま す。電波の悪い地域については、屋外アンテナが必要になります。その時にはご協力をお願 いいたします。 (赤木防災担当課長) 問)図面の中で、拡声子局や簡易中継子局、再送信子局とありますが、これはどのように違 うのでしょうか。 答)屋外拡声子局というのは、スピーカーが東西南北4つつきまして、音のみを出す仕組み になります。再送信子局が4つありますが、これは倶知安町役場から出した電波を一度受け 取り、そこから その近隣の屋外拡声子局に再度送信する機能です。地形等の関係で、役場か らすべての子局に直接電波を届けることができませんので、そこに届けるためのものです。 簡易中継子局は、大和地区にあるものですが、ここには直接役場から電波が届きます。大和 地区は郊外地区にあたるので、戸別受信機は全戸配布ですが、役場から大和地区全戸には電 波が届きません。ですので、一度簡易中継子局に電波を送信し、そこから大和地区の各戸に 電波を送信するという機能をもっております。(赤木防災担当課長) 問)役場は大規模地震があれば危ないのではないかと思っています。役場が崩れてしまえば、 そこに無線の基地などがあるので、緊急時に防災無線は機能するのでしょうか。 答)役場の中に放送設備を設置しますが、緊急時に役場が使えないとなった時には、消防署 の会議室に非常用の操作卓を設置しております。そこから電波を発信できますので、皆さま には必ず防災情報をお届けできるようになっております。 (赤木防災担当課長) ●バス停について 問)以前からお話していたのですが、高砂地域にあるバス停についてです。以前、バス利用 者が少ないという話がありましたが、私が言いたいのはスクールバスを待つ子どもたちにつ 4 いてです。これからの冬の季節、外でバスを待っているという状況になります。今の場所で は、裏が土手になっており、何か建物を建てることもできないという状態です。ならば、停 留所の場所を移してはどうかと思います。 答)昨年も懇談会で要望がありましたので、調査をいたしました。バス停の移動が出来れば、 確かに良いのかもしれません。しかし、大型バスを停車する上での道路の規制がありまして、 特に交差点から何メートル離さなければならない、という厳格な基準があります。交通安全 の面からそういった基準があります。国道ですので、小樽開発建設部と話をしたところ、公 園の前に移動させるというのは、現実的には位置的に無理ということです。現在の場所では、 建物を建てるスペースがない。そうなった場合、町の方で土手を切土工事し、スペースを確 保して建てるのは構わないという内諾はいただいております。予算要望として出す場合にお いては、一般の利用者が少なく、スクールバスの利用がほとんどということでした。そうい った現状を踏まえて、完成後は維持管理を町内会にしていただくことが必要になります。町 内会で維持管理ができるということでしたら、具体的な話に入っていけるということです。 最近では厚生病院前と駅前の二か所にバスシェルターを設置しました。厚生病院前のものと 同程度の規格ですと、経費的に設計・工事費含め300万円プラス消費税くらいかなと思い ます。バス会社や地主さんも今の場所だったら待合所を作っても良いという話ですので、あ とは町内会が維持管理を請け負っていただければ、うちの方で予算要求資料を作り、手続き として予算要求をしてまいります。後は町全体の予算査定の中で、いつ事業化されるかはこ れからの話になります。準備だけは進めていこうと思っております。 (文字企画振興課長) ●道道京極倶知安線の街路灯について 問)道道京極倶知安線は、街路灯がほとんどなく夜はとても暗いです。高校生が登下校時に あの道を使っています。街路灯の設置を町の方から土木現業所に要請していただきたいと思 います。夜走ってもらえれば分かると思いますが、民家もほとんどないため、本当に真っ暗 です。 答)要請します。 (福島町長) 5
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