KURENAI : Kyoto University Research Information Repository Title Author(s) Citation Issue Date URL ポリビオールの高濃度溶液粘度(第3報) 曾根, 康夫; 山本, 博道 京都大学化研講演集 (1949), 18: 53-55 1949-07-05 http://hdl.handle.net/2433/73945 Right Type Textversion Departmental Bulletin Paper publisher Kyoto University 李林・山本:ポ リビ オ ール の 末 端 基 粉 末 の場 合 よ り多 少減 少 して居 る(0.27∼0.15mg)が 矢 張 りCOOH基 が 大 艦 のオ ーダ に於 い て粉 末 と同 様 に存 在 して居 る事 が分 る. (ハ)分 裂 敷(K値)を 異 に す る場 合 . 重 合 條 件 に依 つ て分 裂 数 が 異 つ て來 る と言 う享,・特 に乳 化重 合4)に 就 い て著 しい事 で あ るが 種 々 の 乳 化條 件 下 で得 られ た ポ リ ビ6オ ール に就 いて 行 つ た實 験 結 果 を第3表 分裂 す 磯 ての齢 が エス テ ・ 贈 量 の 關 係 を 求 め る と大 罷45。 で あ ・ と傑 ・,分 難( 1 に略記 す る. 1K=PAI'-pPI,)と 末端 基 の の 傾 角 を 持 つ た 直 線 闘 係 が 得 ら れ る は す で あ るが,實 験 の結 果 各 々 の重 合 條 件 に属 す る各 群 に於 いて 之 の 關 係 ば直線 とな るが條 件 を異 に す れ ば是 の直 線 關 係 の 傾 角 が 異 つ て 來 る事 が 明 瞭 に 認 め られ た.之 の 事 か ら乳 化 重 合 の 條 件 に よ れ ば か な らす し も生 す る異 種 結 合 は エ ス テ ル 結 合 ば か りで は あ り得 な い と言 う事 に な ろ う と思 う. 結 び 基)を 以 上 簡 軍 に メ ヂ レ ン ブ ラ ウ 法 に 依 つ て ボ リ ビ イ オ ー ル の 一 つ の 末 端 基(-COOH 定 量 し酪 酸 ピ イ ニ ー ル の 重 合 操 作 や ボ リ ビ イ オ ー ル 繊 維 の 紫 外 線 吸 牧(特 線 に よ る合 成 一 號 の 脆 化)等 本 研 究 先 は 櫻 田,岡 に短 波長 紫 外 の 諸 現 象 に 關 す る知 見 を 前 進 せ し め る一 助 と し た. 村 爾 教 授 の下 で 主 と して 山 本 昭 二,廣 田 美 津 江 君 の 助 力 の 下 に行 わ れ た 事 を 記 し 感 謝 の 意 を表 す る. 交 1) C.S. 2)大 3)O.H. 4)大 Marbe1;J, 杉,櫻 献 A. C. S.6G,1045(1938). .- 田.高 分子 化 學451(1948) Weber;Joun, 石,岡 村.ポ fur prak. Ch3m.158,33,(1941). パ ー ル曾 報 第4輯22(1947) (昭 和24年3月8日 受 理) ポ リ ビ オ ー ル の 高 濃 度 溶 液 粘 度(第3報) Studies on the VisCosity Water Solution 曾 Yasuo 根 康 Sone 夫 and of High Thickness of Polyviol・III ・山 Hiromichi 本 博 道 Yamamoto 前 報1)の 實 験 で は 何 れ も1種 類 の 毛細 管 を 用 い て居 た が,そ の 後流 出量 と勢 断 歪 力 の關 係 を 明 確 にす る 目的 か ら,直 径 及長 さが相 互 に異 る撒種 類 の 毛縮 管 を用 い て廣 範 圏 に墜 力 を攣 化 し て流 出 量Qcc/分 を測 定 した が,そ の 結 果 に就 て簡 軍 に報 告す る. (53) 化 研 講 演 集 第 十 八 輯 實 蠣 歪力は脳 的 に §書(R・ がHagen,-Poiseuille(H.・P.)法 瞼 牛径 ・ ・拗 レ 管 の 長 ・)で 示 ・れ ・・ 細 Q-・・R・F(RP2L)_ (但 しF()は 画 数記 號)な (1)式 を 獺 して&及 平 均 重合 度920,實 ・省 略 す ・ 則 に は 從 は な い が 毛 細 管 内 で は 定 厭 且 つ 贋 流 で あ る な ら ば, (1) る關係 式 が 成 立 す る事 が純 理 論 的 に明 に され て居 る2、か ら吾 々 は び5/蹴 て貿 瞼撒 を撚 しア ・濱 礁 伽 ・ボ ・ビオ ールは 験 を行 つ た濃 度 範 嗣 は約 斗0%よ り60%迄 で あ り,何 れ も80℃ に於 て 測 定 を 行 つ た.實 験 装 置 及び 測 定 方法 ぱ前 報 告1)時 と同様 で あ る。 實 瞼 結 果 結 果 の一 部 に て示 す. 直径伽 011 二 管長㈲ 1 4.1 1:. ㌦ 、 度 聚、 繍 14・ 1 Lv 0・ 4:; 監諾 10.∩25 蓄 1 α≡,6・ 暑}・… 151i 339∩ 、72δ 2チ。。6 _ _ _ 10.0 107 6430 67600 _ 一 _ 35.0 4,4 26700 234200 0.22 4。0 _ _ 一 α挙6? _ 1 1 l _ 一 _ 0.5 ().453 341 7080 _ 4.0 4.46 } 3360 55000 _ 10・0 20.0 11・8 37 .0 i 1 8900 27800 138000 275800 トIP,、^一___i______1,_____ 一 こ)u・U :,1:911;:劉 1 1∫5・U l 15tUUU c t OソLUUU 、 翻1翻 ' 50%,53%,56%,59%に 就 て の デ ー タ ー は 紙 面 の 都 合 上 省 略 す る. (54) 曾根 ・山本=ボ リピオ ールの高濃度溶液 粘度(第3報) 若 し上 表 に示 した實 験 結 果 が,(1)式 な蝋 帝 蝿}直 の 内容 を満 足す る 第1圖 触 概 で一*の醐 或は醐 を 與 え るわ け で あ り,且 つF()な 601 る薗 数 を それか ら見付 け る事 が 出來 る. 第1圖 SO に は上 表 の敷 値 及 び 省 略 され て 居 る他 の實 験激 値 に就 て 作 圖 した 結 果 が 示 され て居 る・ 第1圖 、如 く膿 虹 就て毛縮 の酪,長 tV , を見 て 明 か な ラ 4・o は 爾 軸 共 剴 数 目盛 で あ るか らH-P法 Vl 、 。 ・,鋤 哩 化噛 //% ら秩 。1本の蠕 上・蹴 鮪 は樹 、わつて貼 かか ・高霰 溶椥 ・於て・漁 は定鞭 月 轍 あるこ・が分か る.圖 ・ ・ s・ ・/ン1づ 撃/〃/霞li 則 に 從 う流 れ '「 〃 刃. 翻o叫 躍 八異、 、 は 明 か に 圓 上 を45度 の 勾 配 で 切 る直 線 で 現 さ れ る. 剥 ビ」t" "ル 撒 の激 酪 激 の曲線荊 歪加 於て ㍉ 竺 一 縣,1ち6fi そ れ に傾 斜 が近 似 し,か か る歪 力下 で は構 造 粘 度 は比較 的 小 さい と去 い得 る.而 し或 る高 歪 力 領 域 に至 る と急 激 に流 量 は 増 加 す る.第1圖 場 合 に も&-A(RP2L)・P-(寄)㌦ な る画 蝕 を知b得 ・簡 軍 な ・實鰍 の磁 の 曲線 は此 の す ・事 を示 ・・先のF(署) た わ けで あ る.此 の式 は歪 力が小 さ くな るにつれ瀞 の型鵡 一.ト 。の それに近 第2璽 駐O 似 す る事 黎示 す.1圖 よ 舅{掛 粘 度 は歪 力に依 り攣 化 す る事 が 分 か るが 第2圖 ee,1. に 見掛 粘 度 と重 力 間 の 關 , 。 1難 難 鱗lll三 § 度 が 低 下 す る25・10・dy・ ・ ・於 て ・一 辮 ・貴 適 慮 す る事 を 認 め,流 ・/・ ・m・ 以 上 の 高 歪 力 部 ・(Eo"1/2f嚇 κ「廻 go艶42 パ 動 軍 位 の 流 れ 方 向 えの 攣 位 に 際 し,ヱ ネ ル ギ ー的 に歪 力の 効 果 が顯 著 に 關 與 し て 居 る と 考 え られ る. 絡 に 臨 み 御 指 導 を 給 つ た 櫻 田 敏 授 に感 謝 致 し ま す. 交 1)櫻 田 ・曾 根 献 日本 化 學 會 第 一 年 會 講 演 2)W・issenb・rg・;R・bi・ ・wi・sch・ ・Z・Phy・Chem・A!14㌦1(1929)・ 3) 櫻田 入 絹 界2月(昭11) Fyring;The Theory of Rate Processes,513(1941), (昭 和24年2月28日 (55) 5.05866 月'2吻(罫'0り 受 理)
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