MSDS No. C-SVS-04 作成・改訂日:2009 年 10 月 1 日 製品安全データシート(MSDS) 1.化学物質等及び会社情報 製品名称:開先防錆剤 シルバー 会社名 住所 担当部門 電話番号 FAX番号 S 株式会社タセト 〒251-0014 神奈川県藤沢市宮前100-1 化学品部 0466-29-5638 0466-29-5630 2.組成,成分情報 単一・混合物区分:混合物 ・原液について 化学名 アルミニウム アルキド樹脂 トルエンⅡ) キシレンⅡ) エチルベンゼンⅡ) 濃度(wt%) 5∼10 10∼15 66 6 6 CAS No. − − 108-88-3 1330-20-7 100-41-4 PRTR法Ⅰ)(政令番号) 注 − − 第一種指定化学物質(300) 第一種指定化学物質(80) 第一種指定化学物質(53) Ⅰ)特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律 注:2009年10月1日 改正政令施行後の情報です。(旧政令番号は,トルエン 227,キシレン 63。) Ⅱ)“労働安全衛生法 第57条の2”の通知対象物質 3.危険有害性の要約 分類の名称 危険性 有害性 :引火性液体 :常温で引火性の蒸気を発散し、容易に引火する液体である。 :蒸気を吸入すると,吐き気,頭痛,めまいを生じることがある。 :飲み込むと,生命に危険を及ぼすことがある。 :皮膚に付着すると,アレルギー症状を起こすことがある。 4.応急措置 応急措置を以下に示すが,必要に応じて速やかに医師の診断を受ける。 眼に入った場合 :直ちに多量の流水で十分に洗浄する。 皮膚に付着した場合:直ちに石鹸水で洗い落す。 吸入した場合 :直ちに新鮮な空気のところへ運び出す。 飲み込んだ場合 :水で口の中を洗浄後,ぬるま湯を飲ませ吐き出させる。 5.火災時の措置 消火方法 消火剤 :火元への燃焼源を断ち,消火剤を使用して消火する。 :粉末,泡,炭酸ガス等の消火剤。 6.漏出時の措置 :換気を十分に行なう。 :土砂等で流出の拡大防止を図り,乾燥砂,吸着マット等に吸着,又は吸引機等で回収し,下水 道,河川等に流出しないようにし,二次災害・環境汚染を起こさないようにする。 :少量の場合,雑巾等で拭き取る。 1/3 MSDS No. C-SVS-04 作成・改訂日:2009 年 10 月 1 日 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い :適切な保護具を着用するとともに,換気を十分に行う。 :火気厳禁とする。 保管 :直射日光の当たる場所,40℃以上になる所に保管しない。 :その他、消防法等の法令に定めるところによる。 8.暴露防止及び保護措置 許容濃度 :100ppm(キシレンとして,ACGIHの許容濃度) :50ppm(トルエンとして) 保護具 :保護めがね,有機ガス用防毒マスク,保護手袋,保護衣類等 9.物理的及び化学的性質 外観 銀色液体 臭気 シンナー臭 比重 0.96 沸点 110℃ 融点 未測定(<0℃) 溶解度 水には不溶,溶剤はアセトンに易溶 引火点 4.4℃ 発火点 480℃(トルエンとして) 爆発範囲 1.27∼7vol%(トルエンとして) 10.安全性及び反応性 安定性・反応性 室温で安定である。 11.有害性情報 急性毒性 刺激性 :(トルエンとして)LD50 7,530mg/kg(経口・ラット) :(キシレンとして)LD50 4,300mg/kg(経口・ラット) :皮膚,粘膜を刺激する。繰り返しの接触により脱脂症状を生ずる。 12.環境影響情報 :現在のところデータなし。 13.廃棄上の注意 :廃液は一定容器にまとめ,産業廃棄物に関する法律,水質汚濁防止法,都道府県及び市町村の 関連条例などを満足し,環境に配慮した適正な方法で処分する。 :包材,容器は産業廃棄物に関する法律,都道府県及び市町村の関連条例などを満足し,環境に 配慮した適正な方法で処分する。 14.輸送上の注意 :火気厳禁とし,容器が破損しないように乱暴な扱いを避ける。 :指定数量の1/10を超える場合,消防法 第一類及び第六類危険物との同一車両での混載禁止。 :製品の輸送に際しては,各法令に従うこと。 2/3 MSDS No. C-SVS-04 作成・改訂日:2009 年 10 月 1 日 15.適用法令 :消防法 :特定化学物質等障害予防規則 :毒物及び劇物取締法 :有機溶剤中毒予防規則 :PRTR法 第四類 第一石油類(非水溶性) 危険等級Ⅱ 該当せず 該当せず 第二種有機溶剤 成分中トルエン,キシレン,エチルベンゼンが,第一種指定 化学物質 16.その他の情報 参考文献 :日本産業衛生学会:許容濃度等の勧告(2000) :American Conference of Governmental Industrial Hygienist:Threshold Limit Values (TLVs) for Chemical Substances and Physical Agents and Biological Exposure Indices (BEIs) for 2000 :製品安全データシートの作成指針((社)日本化学工業協会;1993) :化学物質の危険・有害便覧 (中央労働災害防止協会;1991) :溶剤ハンドブック (講談社;1996) :13700の化学商品 (化学工業日報社;2000) ・溶接の際には,使用する溶接材料のMSDSもご参照ください。 記載内容の取扱い 本データシートは,製品の安全性に関する要求事項を記載しています。 本データシートは,JIS Z 7250:2000「化学物質等安全データシート(MSDS)−第一部:内 容及び項目の順序」に準じて作成されており,用語の定義はこのJISに従っています。また,内 容の記述は,「製品安全データシートの作成指針」(社団法人 日本化学工業協会,平成4年8 月発行,平成5年4月1部改訂・補足)を参考にしました。 本データシートは,製品の安全な取扱いを確保するための「参考情報」として,作成時点で当 社の有する情報を取扱事業者に提供するものです。取扱事業者は,この情報に基づいて,自ら の責任において,適切な処置を講ずることが必要です。 従って,本データシートは,製品の安全を保証するものではなく,本データシートには記載さ れていないが,当社が知見を有さない危険性がある可能性があります。 3/3
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