*2014 年 01 月 06 日改訂(第 2 版) 2009 年 11 月 26 日作成(新様式第 1 版) 医療機器届出番号:26B1X00004000087 歯科材料3 義歯床材料 歯科印象トレー用レジン 一般医療機器 70832000 松風トレーレジンⅡ *【警告】 液又は混和物が皮膚に長時間接触しないようにすること。 また、単量体(モノマー蒸気)を吸入しないこと。 3)ポリプロピレン、ポリエチレン以外の材質は本材に侵され たり、接着したりするため、専用の混和器とスパチュラを 使用すること。 4)練和作業は、本材との接触による過敏症を防ぐため、プラ スチック手袋等を着用すること。作業後は、直ちに石鹸を 使用し流水で洗浄後、ハンドクリーム等で湿潤状態を回復 すること。 5)室温により操作時間、硬化時間は影響されるため、適宜粉、 液の温度及び室温を調整すること。 6)他の製品と混用しないこと。 【禁忌・禁止】 本材又はメタクリル酸系モノマーに対して発疹、皮膚炎等の 過敏症の既往歴のある患者には使用しないこと。 【形状・構造及び原理等】 [構成] 本材は以下の構成品があり、記載の成分を含有する。 1)成分 性状 成分 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、PMMA、 粉 着色材、その他 液 MMA、その他 粉の色調:3 色(ブルー、ピンク、ホワイト) 2)原理:本材は常温重合レジンで、粉液を混合することによ り、重合硬化する。 【使用目的、効能又は効果】 各個トレー及び仮床用に用いる。 *【品目仕様等】 項目 硬化時間(分) 仕様 6~8 (37±2℃、50 時間水中浸漬後) 曲げ強さ(MPa)※1 50 以上 (37±2℃、50 時間水中浸漬後) ※1 曲げ弾性率(MPa) 2,000 以上 * ※1:試験方法は JIS T 6501:2012 を引用。 【操作方法又は使用方法等】 [本材と併用する材料] 1)歯科用硬質石こう:「キャプストーン DF」 2)石こう分離材: 「松風アルギン酸バニッシュ」 [操作方法] 1)トレーに用いる場合は、パラフィンワックスを模型上に圧 接して、印象材スペースを確保します。 仮床に用いる場合は、模型に分離材(松風アルギン酸バニッシ ュ)を塗布します。 2)付属の計量器で粉と液を計量します。 [粉量計1杯(約 14g):液量計 5 目盛(約 5mL)] 3)混和器に液を入れ、その上に粉を加え良く撹拌し約 30 秒間 練和します。 4)分離材を塗布したガラス板などに練和物を取り出し、2mm 程度の厚みに展延します。 5)展延したものを模型中央に置き、薄くならないように辺縁 に向けて圧接します。 6)硬化する前に外形線に合わせてトリミングします。トレー に用いる場合は、残ったレジンを柄の形にして接着します。 (練和開始後約 4 分以内) 7)硬化後、松風技工用カーバイドバーや松風ビッグシリコン ポイントなどで辺縁を仕上げます。 *【使用上の注意】 1)使用注意 ①液は可燃性であるため、必ず火気を避けて使用すること。 ②本材を使用する際には、適切な換気(1時間当り数回の換 気)をすること。 ③本材を用いた硬化物の研磨作業等の際には、粉塵による人 体への影響を避けるために、局所吸塵装置、公的機関が認 可した防塵マスク等を使用すること。 ④本材は、 【使用目的、効能又は効果】の項に記載の用途以外 に使用しないこと。 ⑤本材は、歯科医療有資格者以外は使用しないこと。 2)重要な基本的注意 *①本材の使用により発疹、湿疹、発赤、潰瘍、腫脹、かゆみ、 しびれ等の過敏症状が現れた患者には使用を中止し、医師 の診察を受けさせること。 ②本材又はメタクリル酸系モノマーに対して発疹、皮膚炎な どの過敏症の既往歴のある術者は使用しないこと。 *③本材の使用により発疹、湿疹、発赤、潰瘍、腫脹、かゆみ、 しびれ等の過敏症状が現れた術者は使用を中止し、医師の 診察を受けること。 ④本材の液成分にはメタクリル酸系モノマーを含んでいるた め、蒸気を吸入して気分が悪くなった場合は、新鮮な空気 の場所で暖かくして休憩すること。また、頭痛、めまい、 吐き気、呼吸困難等の重篤な症状を伴う場合は、すぐに医 師の診察を受けること。 *⑤本材の液又は液と粉の練和物は直接素手で触れないこと。 プラスチック手袋、ゴム手袋や保護眼鏡等を着用して、皮 膚に付着させたり、目に入らないように注意すること。皮 膚に付着した場合にはすぐにアルコール綿等で拭った後、 石鹸を使用し流水で充分洗浄すること。万一目に入った場 合には、すぐに大量の流水で洗浄し、眼科医の診察を受け ること。 [使用方法に関連する使用上の注意] 1)液は使用後、速やかに蓋を閉めること。 2)練和の初期に多少ぱさつく感じがあるが、液を追加せずに 練り込むように練和すること。 【貯蔵・保管方法及び使用期間等】 [貯蔵・保管方法] ・本材は、高温、多湿、直射日光及び火気を避けて室温(1~30℃)、 暗所に保管すること。 ・本材は、同一場所に多量に保管しないこと。 ・本材の使用場所及び保管場所には消火装置を備えること。 ・本材は、歯科の従事者以外が触れないように適切に保管・管理 すること。 [使用期限] 本材は包装、容器に記載の使用期限※までに使用すること。 [記載の使用期限は、当社データによる。] ※(例 1/2 YYYY‐XX は→使用期限 YYYY 年 XX 月末日を示す) 【包装】 [単品包装] 1)粉 ①500g(各色、粉量計付) ②1kg(ブルー、ピンク、粉量計付) 2)液 ①250mL(液量計、スポイト付) ②500mL(液量計、スポイト付) *【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称及び住所等】 製造販売元 株式会社 松風 住所 〒605-0983 京都市東山区福稲上高松町 11 電話番号 075-561-1112 製造元 株式会社 松風 *製造元 株式会社 滋賀松風 2/2
© Copyright 2024 ExpyDoc