平成2 5 年度 第2回与板警察署協議会開催概況 開催日時 平成2 5 年9月2 7 日(金)午前1 0 時0 0 分から午後0時まで 開催場所 与板警察署3階講堂 公安委員会 委 員 出 席 者 (定数5人) 警 察 小林公安委員長 1名 山田( 勝) 委員・菊地委員・山田( 和) 委員 早川委員・金泉委員 計5名 櫻井署長・和田次長・警務課長・泉田会計課長 生活安全課長・地域課長・長部刑事課長 米山交通課長・警備課長 計9名 議 事 概 要 第1 公安委員長挨拶 議事に先立ち、小林公安委員長から、刑法犯認知件数、交通事故の件数等は減 少しているものの、振り込め詐欺事件等の増加やコンビニ強盗事件のほか、死亡 事故多発警報が2回発令されており、体感治安が向上したとは言えない。地域住 民の皆様には警察に対する提言をお願いしたいと挨拶があった。 第2 管内の治安概況 署長から、8月の「集中豪雨に伴う管内の被害状況と警察措置」について説明 を受けた後、平成2 5 年8月末現在における治安概況について報告を受けた。 1 県民の相談・要望への誠実な対応 けいさつ相談受理件数及び処理結果 ○ 受理件数 2 8 0 件(全て解決) 傷害事件1件、暴行事件1件、廃棄物の処 理及び清掃に関する法律違反1件、合計3件 検挙 2 安全で安心な「まち」づくり ( 1 ) 認知件数から見た犯罪抑止の状況 ○ 総数 8 2 件(前年比−1 4 件) [ 協議会の開催状況] (内訳) 粗暴犯(暴行・傷害等) 9件(前年比−1件) 窃盗犯(侵入盗・乗り物盗等) 5 4 件(前年比−4件) 知能犯(詐欺・横領等) 7件(前年比−5件) その他(器物損壊等) 1 2 件(前年比−4件) ( 2 ) 検挙件数から見た犯罪抑止の状況 ○ 総数 4 6 件(前年比−3 8 件) (内訳) 粗暴犯(暴行・傷害等) 9件(前年比+2件) -1- 窃盗犯(侵入盗・乗り物盗等) 2 0 件(前年比−3 0 件) 知能犯(詐欺・横領等) 1 0 件(前年比−1 1 件) その他(器物損壊等) 7件(前年比+1件) ( 3 ) 交通事故の発生状況(人身交通事故) ○ 発生件数 4 0 件(前年比−6件) ○ 死者数 2人(前年比−1人) ○ 傷者数 4 7 人(前年比−1 0 人) 第3 前回(平成2 5 年度第1回)諮問に対する推進状況 前回の諮問である「犯罪抑止対策」及び「交通死亡事故抑止対策」に対する業 務推進状況について報告を受けた。 1 犯罪抑止対策の推進 ( 1 ) 窃盗犯被害(侵入盗・車上ねらい・乗物盗)の抑止対策の推進 ○ 広報啓発活動 ・ 6日、9日を「ロックの日」として啓発活動の継続実施 ・ 自治体の防災無線による「鍵掛けの励行」広報の継続実施 ・ 6月2 5 日開催「別院お取越し」で広報チラシや防犯グッズを配布し広報 ○ 犯罪予防・検挙活動 ・ 5月から6月発生の侵入盗犯を犯行日時、場所を予測し検挙 ○ 鍵かけ防犯活動 ・ 施設管理者に協力を得て「鍵かけ」広報旗の掲出、駐輪場に防犯看板の 設置 [鍵かけ広報旗] [駐輪場の防犯看板] ( 2 ) 特殊詐欺被害抑止対策の推進 ○ 情報発信等による予防活動 ・ 防犯無線で「オレオレ詐欺、特殊詐欺の被害防止」広報を繰り返し実施 ・ 防犯グッズ「 振り込めストップトイレットペーパー」 を当署来庁者に配布 ○ 個別指導の強化 ・ 旧与板地区の高齢者世帯を地域課員等が家庭訪問し、被害防止指導を実 施 ・ 老人憩いの家において被害防止の指導を実施 ○ 金融機関等における水際対策 ・ 金融機関へ立寄る度に、送金者への声掛け及び警察への通報を依頼 ・ 金融機関利用者に対する被害防止広報の実施 ・ 7月下旬、金融機関から駐在所へ通報があり、現場に急行した警察官の 職務質問により特殊詐欺犯人を現行犯逮捕 ( 3 ) 海水浴シーズンにおける観光地を重点とした犯罪抑止活動の強化 -2- ○ 広報啓発活動 ・ 防災無線及びPC、巡視艇による水難防止、盗難被害防止広報の実施 ○ 姿を見せるパトロール ・ 徒歩及びPC、巡視艇による姿を見せるパトロール活動の実施 [巡視艇から広報] [巡視艇から警戒] 2 交通事故抑止対策の推進 ( 1 ) 交通指導取締り ○ 悪質性・危険性・迷惑性の高い運転行為対策の強化 飲酒2件、速度1 6 5 件、信号無視5件、一時不停止1 5 件、携帯電話3 5 件、 シートベルト2 3 0 件、チャイルドシート7件を検挙 ○ 飲酒運転根絶に向けた取組 ・ 事業所における飲酒運転の疑似体験を通じた安全教育の実施 ・ ミニ検問による飲酒運転の指導取締り ( 2 ) 効果的な安全教育の推進 ○ 高齢者被害・ 加害者事故防止対策 老人世帯9 3 8 世帯、1 , 4 4 7 人を重点対象として実施 ○ 交通安全教室・各種講習等 1 4 回1 , 4 9 4 人に対して安全教育、広報を実施 ( 3 ) 夏の交通事故防止運動の実施 ○ 運動期間 7 月2 2 日(月)から7月3 1 日(水) ○ 指導所開設等 ・ 交通指導所を各地区5か所に設置 ・ 飲食店訪問指導を寺泊地内3 0 店舗に対して実施 ○ 取締状況 速度、交差点関連等2 6 件 [丸 太 切 り ・ 交 通 事 故 を 断 つ ] [高齢者に対する安全教室] -3- 第4 諮問 署長から当面の重点課題について諮問を受けた。 1 犯罪抑止対策の推進(継続) ) ( 1 ) 窃盗犯被害(侵入盗・車上ねらい・乗物盗)の抑止対策の推進 ○ 広報啓発活動 ○ 警戒・警ら活動による犯罪予防・検挙活動 ○ 鍵かけ防犯活動 ( 2 ) 特殊詐欺被害抑止対策の推進 ○ 情報発信等による予防活動 ○ 個別指導による被害防止活動 ○ 金融機関等における水際対策 ( 3 ) 新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動の実施 2 交通死亡事故抑止対策の推進 ( 1 ) 交通指導取締り ○ 悪質性・危険性・迷惑性の高い運転行為への対策強化 ○ シートベルト・チャイルドシート着装習慣化の取組 ( 2 ) 効果的な安全教育の推進 ○ 高齢者被害・ 加害者事故防止対策 ○ 交通安全教室・各種講習の開催 ( 3 ) 秋の全国交通安全運動の実施 第5 答申 署長の諮問に基づき与板警察署協議会として協議した結果、次の意見を添え、 推進するよう答申した。 ○ 特殊詐欺被害抑止対策 親は子供からお金のことを相談されると援助したくなるが、 「俺」という言葉 には惑わされず、必ず子供に直接連絡し確認を取ることが大切だと思う。 確認を取ることで「俺を信用していないのか」と、子供等に疑われるのが怖 く確認を取ることができない人がいるようであるが、このことも踏まえて、被 害者の身になった抑止対策を推進していただきたい。 第6 主な要望、意見等(○は警察側の回答) 1 旧与板町地内の一部で、停電し信号機等が停まった。幸いに事故等の発生は なかったものの、原因等に関する広報がなく非常に不安を感じた。こういう時 こそ各家庭に設置されている防災無線を活用し、原因等についても広報すべき だ。警察からも支所等に対し、停電時においても防災無線を活用するよう要請 していただきたい。 ○ 支所等に対して申し入れをしたいと思います。 2 トンネルで交通事故があり通行止めになった時、トンネルの入口まで来て、 初めて「通行止め」を知った。 迂回路については、 「通行止め」の直近ではなく、早めの案内をしていただき たい。 ○ 御意見のとおりだと思いますので、今後は注意していきたいと思います。 -4- 第7 公安委員長講評 本日はいろいろな意見を聴かせていただき、それらを警察活動に反映させてい ただく大変意義のある会議だと感じている。 今後も協議会の意見等を警察全体でのことととらえ、対応できるようにしてい ただきたい。 第8 その他 協議会終了後、個人装備品及び事故防止資機材等の展示、説明を受けた。 [個人装備品] [受傷事故防止資 機材] -5-
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