1/3 ハイスーパー5A(シュ)、セメダイン、W-0407-5

1/3
ハイスーパー5A(シュ)、セメダイン㈱、W-0407-5、2005/3/11
作成日
改定日
2000年
2005年
1月 6日
3月11日
製品安全データシート
1.製品および会社情報
製品名
会社名
住所
担当部門
電話番号
FAX番号
緊急連絡先
整理番号
セメダイン ハイスーパー5 A
セメダイン株式会社
茨城県猿島郡総和町大字下大野向山2184
品質保証部
0280(92)4518
0280(92)0092
0280(92)4518
W−0407−5
2.組成・成分情報
単一製品・混合物の区分: 混合物
化学名
: エポキシ樹脂系二液形接着剤 主剤
成
分
CAS番号
ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体
二酸化ケイ素
25068-38-6
非公開
官報公示整理番号
(化審法・安衛法)
(7)-1283
非公開
含有量
93%
1∼5
ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体:化学物質管理促進法;第一種指定化学物質
政令番号【30】
二酸化ケイ素: 労働安全衛生法第57条の2第1項 通知対象物質
政令番号【311】
3.危険有害性の要約
最重要危険有害性
有害性:含有するビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体は、労働省通達による変異原性及び感作性
が認められた既存化学物質。
物理的及び化学的危険性;引火しやすい液体。
分類の名称(分類は日本方式):その他の有害性物質
4.応急措置
吸入した場合
:温度上昇時等に生じる蒸気等を吸入して、かゆみなどの異常を感じた場合、速やか
に医師の診断を受ける。
皮膚に付着した場合:汚染された衣類、靴などを速やかに脱ぎ捨てる。付着物を拭き取り、水と石鹸でよ
く洗う。かゆみ炎症などの症状がでた場合は、直ちに医師の診断を受ける。
目に入った場合
:多量の水で15分以上洗眼し、痛みなどの異常がある場合は、直ちに医師の診断を
受ける。
飲み込んだ場合
:水で口の中をよく洗う。可能であれば、指をのどに差し込んで吐き出させ、直ちに
医師の診断を受ける。
5.火災時の措置
消火剤
:泡・ABC粉末・炭酸ガス消火器
特定の消火方法
:火元への燃焼源をたち、消火剤を使用して風上から消火する。
消火を行う者の保護:保護衣を着用するほか、状況によっては、有機ガス用防毒マスクなどの保護具を着
用する。
6.漏出時の措置
人体に対する注意事項:皮膚に触れたり眼に入らないように、保護衣、保護具を着用する。
除去方法
:紙や布で拭き取るか、へら等ですくい取り、蓋のある容器に回収する。
2/3
ハイスーパー5A(シュ)、セメダイン㈱、W-0407-5、2005/3/11
7.取扱い及び保管上の注意
取扱い:
技術的対策;火気厳禁。炎、火花、高温体との接近、その他点火源となる恐れのある機械などの使用
厳禁。取り扱いは換気のよい場所で行い、特に加熱硬化した際は、局所排気装置などの
排気のための装置を設置する。状況によって保護めがね、保護マスクを着用する。
注意事項 ;取扱い後は、手、顔などをよく洗う。
保管:
適切な保管条件;直射日光を避け容器を密閉し、5℃∼35℃で保管する。
その他:消防法,労働安全衛生法等の法令の定めるところにしたがう。
8.暴露防止及び保護措置
設備対策:蒸気ミストが発生する場所には、局所排気装置などの排気のための設備を設置する。
また、取扱い場所の近くには、手洗いや洗眼のできる設備を設置する。
許容濃度:設定なし
保護具:
呼吸用保護具;状況に応じ有機ガス用防毒マスクを着用する。
保護眼鏡
;状況に応じ保護めがねを着用する。
保護手袋
;不浸透性(ポリエチレン、ゴム製等)手袋を着用する。
保護衣
;長袖作業衣を着用する。
9.物理及び化学的性質
物理的状態:
形状 ; 粘稠液体
色
; 青色
密度
: 1.2g/㎝3(20℃)
引火点
: 200℃以上
10.危険性情報
安定性:通常の取扱い条件において安定
反応性:一度に大量のB剤(硬化剤)と混合すると、温度が急激に上昇する。加熱、アルカリ性物質との
接触により重合を開始し発熱する。
避けるべき材料:アルカリ性物質
11.有害性情報
急性毒性(50%致死量等を含む):
ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体;LD50 11000mg/㎏ (経口・ラット)
変異原性:ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体は、労働省の調査の結果、変異原性試験で所定の変異
原性が認められており*労働省指針**に定める措置を取る必要がある。
*労働基準局通達 平成6年6月6日付基発第341号の3
**平成5年5月17日付基発第312号の3の別添「変異原性が認められた化学物質による
健康障害を防止するための指針」
感作性:皮膚、眼、粘膜に対して弱い刺激性あり。繰り返し長時間の接触、または、人によってアレルギ
ー反応を起こす場合がある。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体は、労働基準局長通達 平成8年3月29日付基発
第182号の2 により感作性があると指定された物質であり、労働省指針に定める措置を取る
必要がある。
12.環境影響情報
現在のところ知見無し。
3/3
ハイスーパー5A(シュ)、セメダイン㈱、W-0407-5、2005/3/11
13.廃棄上の注意
廃棄処理を行う場合は、他の物質と混合すると化学反応や発火する恐れがあるので事前に安全性を十分に
確認する。
都道府県条例に基づき焼却するか、許可を受けた処理業者に委託する。
焼却する場合は焼却設備を用いて、少量ずつ焼却する。
14.輸送上の注意
容器に漏れのないことを確かめ、転倒、落下、破損がないように取り扱い、荷崩れの防止を確実に行う。
国内規制:消防法、船舶安全法などの法令の定めるところに従う。
国連分類: 該当しない
国連番号:
15.適用法令
消防法:危険物 第四類第四石油類(指定数量;6000L) 危険等級Ⅲ
労働安全衛生法:変異原化学物質(通達による指導物質);ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体
法57条の2第1項通知対象物質;シリカ
労働基準法:施行規則の規定に基づき労働大臣が指定する単体たる化学物質及び化合物(感作性物質)
(通達による指導物質);ビスフェノールA型エポキシ樹脂中間体
化学物質管理促進法(PRTR):スフェノールA型エポキシ樹脂中間体
16.その他の情報
参考資料:日本化学工業会編「製品安全データシートの作成指針」
JIS Z7250「化学物質等安全データシート」
危険・有害性の評価は必ずしも十分でないので、取扱いには十分注意して下さい。
記載内容は現時点で入手できる資料、情報、データに基づいて作成しており、新しい知見により改訂され
ることがあります。なお、記載内容は情報提供であって、保証するものではありません。