かわら版45号(閲覧用) - みんなの党

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平成 25 年 10 月 5 日 ( 土 )
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みんなの党
第
185 回
臨
時
国
会
開
会
増税は景気の腰折れを招く
安倍総理は今週、来年 4 月 1 日から消費税率を 8%に引き上げるという決断をしてしまいました。アベノミクスの大胆
な金融緩和を続けていれば、デフレ脱却が確実なものとなって、名目 4%以上の成長が達成でき、税収も増えるはずでし
た。2%以上の物価安定目標の達成には 2 年かかります。でも一年目にして、景気の腰折れが起きる可能性が極めて高い
増税を決断したというのは大変残念です。安倍総理ご自身も全く本意ではなかったかもしれないが、政府・自民党の中増
税勢力が安部総理をがんじがらめにしてしまったのでしょう。
第一次安倍内閣が短命に終わったトラウマも大きく作用したのかもしれません。私が担当していた公務員制度改革の中
で、天下りあっせんを全面的に無くす改正案は、霞が関の官僚にとっては驚天動地のことでした。安倍総理がこの法律案
を何が何でも通すんだと決意していた頃、不思議なことが起きました。過去のいい加減な年金記録が次から次へとリーク
されたのです。公務員制度が佳境にさしかかった時、最も悪い公務員制度の見本であった旧社会保険庁の中から、その悪
しき象徴のようなデタラメ年金記録が出てくる度に安倍内閣の支持率は下がっていきました。
当時の中川秀直自民党の幹事長はこの現象を霞が関の「自爆テロ」攻撃と呼んでいました。結局、第一次安倍内閣は続
く参院選でボロ負けし、間も無く退陣の憂き目に会います。今回も安倍総理が消費税増税を凍結したら、自民党内のみな
らず、霞が関、なかんずく財務省の猛攻撃に会うだろうことは想像に難くありません。安倍総理は、いわば妥協案として、
アベノミクスに反する増税を飲み込む一方、パワー不足ではあるが、法人減税をはじめとした景気腰折れ回避策を入れ込
もうとしたのでしょう。
みんなの党は、消費税増税の前にやるべきことがあるということを、一貫して主張してきました。①デフレ脱却が先、②
不公平の是正が先、③無駄の削減・行革が先ということです。みんなの党は増税は容認しませんが、増税のマイナスを回
避するベストの方法は、増税と同額の減税です。所得税の税率の引き下げと給付付き税額控除、法人税率の引下げです。
税率引下げは国際競争力を高め、構造改革につながりますし、我が党が主張してきた自由償却税制の導入は景気対策に寄
与します。これら所得税及び法人税減税と給付付き税額控除で 8 兆円規模の対策にすることが、理論的には増税のマイ
ナス回避策としては正しいのです。みんなの党は、これらの点について、党内議論を深め、臨時国会の論戦において明確
に主張して参ります。
みんなの党本部
発行所
102-0093 東京都千代田区平河町 2-6-1 平河町ビル 9 階
電話 03-5216-3710 FAX 03-5216-3711 MAIL [email protected]
平成 25 年 10 月 5 日発行
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第 45 号
みんなの党
第 185 回臨時国会開会
臨時国会に斯く臨む
ようやく 10 月 15 日から臨時国会が開会する。本来であれば、来年4月からの消費税増税の最終判断
前に臨時国会を開会し、国民の前で増税の是非について議論をすべきであったし、みんなの党としても
早期の国会召集の申し入れをしてきたが、残念ながら叶わなかった。臨時国会においては、民主党も日
本維新の会も増税賛成であるので、みんなの党が増税凍結の観点からの論戦の先頭に立って参りたい。
特に、本稿執筆中ではまだ結果が分からないが、万に一つの確率で米国において債務上限法を巡る妥協
が成立せず、米国債の利払いのデフォルトが起きる様な事態になれば、その世界経済に与える影響はリー
浅尾慶一郎
幹事長
マンショックの 100 倍は優に超える規模となることが想定出来る。その際には来年4月消費税増税の取
り消しも含めて柔軟で果断な政策変更を強く求めて参りたい。
臨時国会におけるもう一つのテーマは福島第一原発からの汚染水流出を巡る問題だ。この問題の根本
は過小資本に陥っている東京電力をむりやり延命させて、そしてその東電に対処を任せていた点にある。事故を起こした福島第一原
発の1号機から4号機の廃炉は決めているが、40年廃炉原則の下で何十年も人が入れないことが明らかであるにも関わらず同じ敷
地内の5号機、6号機、そしてすぐそばの福島第二原発の1号機から4号機の廃炉は決めていない。廃炉にして除却損を計上すると、
東電が債務超過になることを恐れているからではないか。これなどは、問題の先送り体質の現れでないか。こうした問題にも焦点を
当てて参りたい。
もちろん政党の使命は政策の実現だ。従って、我が党が掲げている政策を法案として提出をし、その成立に向けて幅広く各党と協
議をしていくことにも力を入れて参りたい。先の通常国会において提出した歳入庁設置法案や日銀法改正案を始め、我が党の掲げる
行革や経済活性化の理念を体現している法案を中心に具体的に提示をし、各党との協議に臨みたい。
野党連携とクロス連合
7月の参議院選以降、政界の様子は「一強多弱」と形容される。衆参両院で圧倒的な第一党となり、
高支持率を維持している自民党が唯一の強者で、他の多くの野党はすべて弱者ということだろう。
そうした中で野党勢力がバラバラのままでは強大な自民党に対抗できないという声が上がるのは不思議
なことではない。何らかの野党連携を模索すること自体は自然なことといえる。例えば政府は秋の臨時
国会を早期に召集することに消極的だった。これに対して野党は 消費税や汚染水など問題山積の中、
国会がいつまでも夏休みを取っているわけにはいかない として早期召集を一致して求めた(一部に同
水野賢一
政調会長
調しない野党もあったが)。こうした協力は今後も十分に進化させていきたい。
問題は政策面でどう連携するかである。これは一筋縄ではいかない。一口に野党と言っても政策面で
は様々な違いがある。違いがあるからこそ別の政党になっているのである。それだけに連携といっても
簡単ではない。ましてをや違いに目を瞑ったまま大同団結して新党結成というのでは野合である。
だからこそ私たちはクロス連合を唱えている。ある政策ではA党とB党と組み、別の政策ではC党と連携するというわけである。
組む相手は絶対に野党だと決めてかかる必要もないだろう。自民党であっても私たちの掲げる改革を受け入れるならば、その問題に
限って与党と協力することもありえるだろう。こうしてクロス連合の協議を進める中で、他党の政策や信頼度なども分かってくるは
ずである。そうした結果を踏まえながら次期国政選挙での連携先は決めていけばよい。
最後に強調しなければいけないのは連携先を探すだけでなくみんなの党自身が地力を付けなければいけないということである。他
党の場合、どうしても表面的な政策は一致したように見えても基本的な哲学・理念がまったく違う場合も多い。例えば消費税増税反
対というスローガンはみんなの党を含めいくつかの政党が掲げている。しかし私たちの唱える増税反対は小さな政府を前提としてい
るのに対し、大きな政府を前提としながら増税反対という人たちもいる。これでは基本理念が違うと言わざるをえない。やはり基本
理念を共有する我が党自身の勢力拡大という原点をおろそかにしてはいけないと思う。
平成 25 年 10 月 5 日発行
第 45 号
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みんなの党
衆・参議院議員のリレーコラム
みんなのコラム
衆議院議員 あおやぎ陽一郎
ライフワークを推進!
顔写真
初当選以来、3 月の代表質問、委員会質疑、時局講
演会開催など政策実現と皆様の声を国会に届けるべ
く議員活動に邁進しています。同時にアジアとの交
流活動や NPO 活動などこれまでのキャリアを活かし
た活動に積極的に取り組んでいます。
事務局長として毎年主催する「ベトナムフェスティバル」を今年も 9 月
14,15 日に代々木公園で開催し、13 万人の方にご来場頂きました。日越関
ベトナムフェスティバル 2013
係は 40 周年の節目で開会式典には秋篠宮同妃両殿下をお迎えし大役を果
たすことができました。さらに本年は日本とアセアン 10 ヶ国も友好交流
40 周年であり初の試み「アセアンフェスティバル」を 10 月 5,6 日に地元
山下公園で開催し、こちらも 8 万人という多くの方にご来場頂きました。
もう一つのライフワークである「ダンス文化の振興」について、中学の
必修科目にもなり注目を集めるダンスの発展のため超党派で議員連盟を立
ち上げ、同時に子供たちに発表の場を創るために私が企画し、9 月 29 日
に「全国キッズダンスコンテスト」を 30 チームの参加で開催しました。
ようやく国会が開会致しました。消費税、TPP、原発、外交安保など山
積する諸課題についてしっかりと取り組んで参ります。
全国キッズダンスコンテスト
参議院議員 江口 克彦
ラジオ出演・講演の毎日
このところ(10 月 7 日現在)ラジオ番組への出演や、
活動写真
講演が続いている。3 日には東京のラジオ日本で、ア
メリカの債務の上限引き上げ問題について、また、デ
フォルトが現実になる可能性があるかどうかについて、堺市長選での維新
の敗北およびその要因について、さらには大阪都構想、
「地域主権型道州制」
について、マイクを通してリスナーの人たちにコメント。続いて 4 日札幌
札幌経営者講演会
の経営者の定期勉強会では 30 名程の経営者に講演。政策、計画、主張が
完璧でも、人間的魅力、人徳が伴わなければ、ひとをひっぱっていくこと
はできない。さらに組織が崩壊する要因は、成功体験に味をしめること。
現状に甘んじること。馴れ合いになること。虚栄にはしること。以上 4 点。
加えて、「地域主権型道州制」について話をした。翌日 5 日午前中は HBC
北海道放送で、消費税 8% について、東京電力の汚染水漏れ、また「地域
主権型道州制」などについて解説。午後は、経営者 200 名の講演会で「地
域主権型道州制」についての講演、その内容については私の Facebook(江
口克彦 参議院議員 みんなの党最高顧問)で、見て頂ければ幸甚。なお、
10 日は神戸で「地域主権型道州制」について講演の予定。
HBCラジオ出演
平成 25 年 10 月 5 日発行
第 45 号
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みんなの党
地方選挙公認・推薦内定候補者一覧
告示日
投票日
選挙区
種別
氏名
ふりがな
年齢 期別
東
公認
高岸 栄基
たかぎし えいき
46
新
兵庫県神戸市議補選挙
平成 25年10月18日
10月27日
栃木県那須烏山市長選挙
平成 25年10月20日
10月27日
那須烏山市
推薦
大谷 範雄
おおや のりお
65
現
埼玉県ふじみ野市長選挙
平成 25年10月20日
10月27日
ふじみ野市
推薦
高畑 博
たかはた ひろし
52
現
梅田 信利
うめだ のぶとし
51
元
東京都
平成 25年11月03日
11月10日
熊倉 章雄
くまくら あきお
52
新
飾区議会議員選挙
区
飾区
公認
国政選挙・地方選挙の公募のお知らせ
みんなの党では、次期国政選挙・地方選挙の公認・推薦を行っております。
応募要項
1. 応募資格
・被選挙権を有する方(投票日までに被選挙権を有する方を含む)
・みんなの党のアジェンダに賛同する方
・社会人として一般常識を持っている方
2. 提出書類(応募者は次の書類を郵送してください)
① 申請書3枚セット(所定の書式をホームページでダウンロードしてください)
※ 申請書3は別の様式を使用しても可、分量に規定はありません。
② 卒業証明書もしくは卒業証書のコピー ④ 他薦の場合はその推薦状
③ 住民票(本籍記載のもの)1 通
⑤ 論文(※国政選挙のみ 3000-5000 字、手書き不可)
書類の受理後、第一次選考の書類審査を開始し、結果は追ってご連絡致します。
提出書類は返却致しませんので、ご了承下さい。問い合わせ先は、みんなの党本部へお願い致します。
※ 決定した公認・推薦候補者に関しては、党 HP 及びメールマガジンでお伝えしています。
みんなの党は、あなたの党です。
みんなの党の闘う改革に参加しませんか?日本を変えて元気にしていきましょう!
党員には一般党員とネット党員があります。入党して頂いた方には、それぞれ特典があります。
一般党員
党本部、お近くの支部、もしくは
みんなの党公式ホームページから
お手続き下さい。
ネット党員
みんなの党公式ホームページから
お手続き下さい。
初回入党時の特典として、みんなの党オリジナルピンバッジをお送り致します。
ひとつ 1000 円にて販売もしております。お求めの際は党本部までお問い合わせください。
みんなの党本部
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