➀大分都心南北軸整備に関する提案私は府内町で主に店舗の設計をしております、その他、商業ビルの基本設計、ビルの管理もやっています，現在 6 か所のビルを管理、テナントの数も３６ケ所になります。テナントの方々の動きが手に取る様に解ります、ここ 2，3 年、状況は大変厳しいものがあります。大分の町もここ 2、30 年で随分変わりました．以前は町のあちこちに、デザイナーズブティックが沢山ありましたが。それが今ではごくわずかしか残っておりません。それに、代わって飲食店と美容室が増えてきました。それと駐車場が街の大半を占めている事です。全国何処にいっても同じ様なことが言えるのではないでしょうか、これから大分の街をどう存続して行くか大変な問題です。このまま何もしないと街がなくなってしまうのではないかと、心配しているのは、私だけではないと思います。早く何とかしないと、待ったなしです。仮に大分駅ビルが来なくても同じことがいえるのではないでしょうか、ここで何かよほど思い切った事をしないかぎり、大変な事になります。そこで私が考えたのが，ローコストでしかも短期間で街が一変すると云う事です。結論から言いますと大分市を日本一明るい芸術文化の高い街にする，今まで日本で見たことのない、まつたく新しい街です。それにはまず街を白一色にする事です。そしてビルの側面の空いた所に壁画を描くことで街の様子が一変するでしょう。また環境に優しい街づくりとして、今空いているビルの屋上を利用し太陽光発電を設置し、屋上庭園、菜園を造る事です。これからの 21 世紀は観光産業が大きく見直されてきます。その地域の人たちだけでなく、いかに県外から、また外国からの人々を呼び寄せるか、それにはオンリーワンでなければなりません、つまり日本一になることです。人々はその日本一をめざしてやって来るのではないでしょうか。それと欠かせないのがグルメです。いま日本中でご当地グルメ、B 級グルメが取りあげられています。幸い大分市は街中に素晴らしい飲食店が沢山あります。また県内産の食材も豊富にあり大分に来てくれた方々を本当に心から喜んで頂ける事が、出来るのではないでしょうか。もしそれが本物であれば全国的にマスコミが取り上げてくれるでしょう。そうなれば大分市だけでなく、大分県には日本一の観光地、日本一のグルメが沢山あります。大分県都として大分市を拠点に日帰り観光バスを出せば、大分市にも一泊する人が増えてくるに違いありません。これからの街は、物を売るだけの、商から、観る、遊ぶ、食べる、楽しむ、創る、学ぶ、住む、それがこれからの、新しい大分の街の姿になると確信しています。こんど映画監督の塩屋さんが、東京、大阪に、次いで大分に俳優養成学校を，開校しました。彼は大分には，中世、世界に文化を発信していたところ、地方からもこれからは、積極的に、打って出る時代だと言っています。その中世の歴史を街創りにも活かすことが大切だと思います。これからは、大分市民の気持ちが一つになればどんな事も可能になるのではないでしょうか。街は、人に優しく、歩いて楽しい街、車優先から、人が優先の街にしないと街には人は集まりません。そうする事で日本一明るい芸術文化の高い街にする事が出来るのではないでしょうか。真匠商業空間・住空間コンサルタント久保喜久真大分市府内町 1 丁目５－１COSMOⅡ503 TEL 097-536-5121 FAX 097-536-5124 ②新しい大分のまちづくりは、街並みも、人の心も、明るく楽しく府内中央ビル施工前イメージ　パース府内中央ビル完成写真　平成11年６月コンパルホール　外堀通りアシカリビル　ポルトソール通り COSMOⅡ・井野辺内科　ポルトソール通り府内５番街今のところ全国で白い街並みは１ヶ所も有りません。最近日本の建築はだんだん明るい色、しかも、白一色の建物が多く見られる様になりました。これからの日本もヨーロッパのような白い街なみにする所が、近い将来必ず出てきます。奇抜なアイデアーかも知れませんが、これは一番最初にやる事に意味があります。大分の街も今だからこそやれると思います、今がチャンスです、この期を逃したら二度とチャンスの神様はやってこないかも知れません。　真匠　久保喜久真 ③ 参考資料東京浅草　白い建物が目立つ博多駅屋上庭園・展望台門司港　駐車場　壁画イラスト別府駅裏　ビルの壁画　岡本太郎　作ブンゴヤ薬局　駐車場　林　孝三　作　パネルに印刷フイルム貼り　平成２４年５月ブンゴヤ薬局　陶板サンサン通り　コスモビル　壁画を取り付けた時のイメージ画真匠　久保喜久真府内町ポルトソール通り　ポラリス　大理石に彫刻　常木新二　作　府内町ポルトソール通り　COSMOⅡ　石に彫刻　常木新二　作