立枯病防除の要点 - 西日本たばこ耕作組合

岡山県たばこ耕作組合
上手な土壌消毒法
早作体系が出発点
残幹処理
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土を細かくすること(砕土)
適度な水分があること
残幹根は立枯菌の巣窟です(生でのすき込みはもっとも危険)
立枯菌は長生きで5年程度土中で生きています
早急に抜き取りほ地外搬出がベスト
すき込みの場合は、抜き取り後乾燥(2−3週間)か、チップ乾燥
(7−10日)後すき込むこと(乾燥程度が高いほど菌は死滅)
ほ地の耕耘
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立枯菌は地下40cm位までが最も住み良い生活圏
立枯菌の大敵は乾燥と太陽(紫外線)、そして、冬の低温です
スキなどによる反転・深耕を2−3回、その後、砕土耕耘が効果的
処理時の地温は15℃
地温15℃とは外気温が
20℃以下程度
消毒ガスは逃がさない
処理後は鎮圧、散水、被
覆等でガスを封入
クロールピクリン
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有機物の施用
☆良質の有機物は善玉要素の宝庫⇔立枯病の駆逐効果
気温が高い時期の湛水(1−2ヶ月程度)
で菌を溺死させよう
バスアミド
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秋全面処理:1穴 1.8 ㏄で20㍑/10a
20−30㎏/10a
注入位置:地下20㎝目安で深いほどベター
均一に全面散布
量より数:1穴の薬量増より穴数増が効果的
散布後数回深く攪拌
大型晩作化防止のための減肥(10−15%)
☆立枯菌は空気(酸素)が好き
湛水処理
固まった土では土塊の
中まで消毒できない
畦たてする時と同程度の
水分状態がベスト
注
意
公害、薬害防止のため使用基準の厳守