注文コード No.N A 2 1 0 4 LV5980MC Bi-CMOS 集積回路 低消費電力・高効率 ステップダウンスイッチング レギュレータ http://onsemi.jp 概要 LV5980MCはパワートランジスタ(PchMOS)内蔵1ch降圧型DC/DCコンバータである。推奨動作範囲4.5V ~23V、最大電流3A。動作電流は約63μAで、低消費電力を実現している。 特長および機能 ・1chショットキ整流 パワーPchMOS内蔵DC/DCコンバータIC ・軽負荷モード電流の代表値63μA ・動作入力電圧範囲:4.5V~23V ・出力オン抵抗:100mΩ ・出力設定電圧:1.235V ・発振周波数:370kHz ・パルス-バイ-パルス方式のOCP回路内蔵 ・パルス-バイ-パルスが連続で発生した際にヒカップ動作に移行 ・外付けコンデンサによりソフトスタート設定可能 ・UVLO機能、過熱保護回路内蔵 アプリケーション ・Set top boxes ・LCDモニタ・TV ・事務用機器 ・White Goods ・DVD/Blu-ray™ドライバ・HDD ・Point of Load DC/DCコンバータ ・POS System 応用回路図 効率 VIN 100 C1 90 C3 VIN 1μF PDR LV5980MC C2 5V 10μF ×3 FB R2 50 40 20 SS/HICCUP 47kΩ C5 60 30 R1 C6 VIN=15V 70 R3 COMP C7 VIN=8V V IN=12V VOUT SW D1 REF 80 L1 10μH Efficiency -- % 10μF ×2 VOUT = 5V GND 1μF 4.7nF 2.2nF Semiconductor Components Industries, LLC, 2013 November, 2013 C1: GRM31CB31E106K [murata] C2: C2102JB0J106M [TDK] L1: FDVE1040-100M [TOKO] D1: SB3003CH [SANYO] 10 0 0.1 2 3 5 7 1 2 3 5 7 10 2 3 5 7100 2 3 5 71000 2 3 5 710000 Load current -- mA N2112NKPC 20120801-S00003 No.A2104-1/17 LV5980MC 絶対最大定格/Ta=25℃ 項目 記号 条件 定格値 unit 電源電圧 VIN max 25 V 許容端子電圧 VIN-SW 30 V VIN-PDR 6 V REF 6 V SS/HICCUP REF V FB REF V COMP REF V 1.35 W 許容消費電力 Pd max 指定基板付き ※1 動作周囲温度 Topr -40~+85 ℃ 保存周囲温度 Tstg -55~+150 ℃ ※1 指定基板:50.0mm×50.0mm×1.6mm,ガラスエポキシ4層基板 注1)絶対最大定格は、一瞬でも超えてはならない許容値を示すものである。 注2)絶対最大定格の範囲内で使用した場合でも、高温および大電流/高電圧印加、多大な温度変化等で連続して 使用される場合、信頼性が低下する恐れがある。詳細については弊社窓口まで相談すること。 最大定格を超えるストレスは、デバイスにダメージを与える危険性があります。最大定格は、ストレス印加に対してのみであり、推奨動作条件を超えての機能 的動作に関して意図するものではありません。推奨動作条件を超えてのストレス印加は、デバイスの信頼性に影響を与える危険性があります。 推奨動作条件/Ta=25℃ 項目 電源電圧範囲 記号 条件 定格値 VIN unit 4.5~23 V unit 電気的特性/Ta=25℃,VIN=15V 項目 記号 条件 min typ max 1.210 1.235 1.260 V VIN-5.5 VIN-5.0 VIN-4.5 V 基準電圧部 内部基準電圧 VREF Pch Drive電圧 VPDR IOUT=0~-5mA 三角発振器部 発振周波数 FOSC 310 370 430 kHz ソフトスタート・ソース電流 ISS_SC 1.2 1.8 2.4 μA ソフトスタート・シンク電流 ISS_SK VIN=3V,VSS=0.4V UVLOロック解除電圧 VUVLON FB=COMP 3.3 3.7 4.1 V UVLOロック電圧 VUVLOF FB=COMP 3.02 3.42 3.82 V -100 -10 100 220 380 μA/V ソフトスタート回路部 μA 300 UVLO回路部 誤差増幅器 入力バイアス電流 IEA_IN nA エラーアンプ利得 GEA 出力シンク電流 IEA_OSK FB=1.75V -30 -17 -8 μA 出力ソース電流 IEA_OSC FB=0.75V 8 17 30 μA 3.5 4.7 6.2 V 過電流リミッタ回路部 電流リミッタピーク値 ICL 過電流保護移行サイクル NCYC 15 cycle 次ページへ続く。 No.A2104-2/17 LV5980MC 前ページより続く。 項目 ヒカップコンパレータ 記号 条件 min typ max unit VtHIC 0.15 V IHIC 0.25 μA スレッショルド電圧 ヒカップタイマ放電電流 PWM比較器 最大オンデューティ DMAX 94 % 出力部 出力オン抵抗 RON IO=0.5A 軽負荷モード消費電流 ISLEEP No Switching サーマルシャットダウン TSD ※2 100 mΩ デバイス全体 63 170 83 μA ℃ ※2 設計保証:設計により保証された値であり、IC単体での測定は行わない。 No.A2104-3/17 LV5980MC 外形図 unit:mm (typ) 3424 Pd max – Ta 2.0 0.835 0.375 2 0.42 0.2 1.75 MAX 1.27 6.0 3.9 1 許容消費電力, Pd max -- W 4.9 8 1.5 1.35 1.0 0.70 0.5 0 --40 --20 0 20 40 60 80 100 0.175 周囲温度, Ta -- °C SANYO : SOIC8 指定基板パターン図 表 裏 2/3 層目 No.A2104-4/17 LV5980MC ピン配置図 TOP VIEW PDR 1 GND 2 8 SW 7 VIN LV5980MC SS/HICCUP 3 6 REF COMP 4 5 FB SOIC8 端子機能説明 端子 番号 1 端子名 PDR 機能 PchMOSFETのゲート駆動電圧。 VIN端子とPDR端子の間にバイパスコンデンサが必要になる。 2 GND ICグランド端子。各基準電圧はグランド端子電圧を基準とする。 3 SS/HICCUP ソフトスタート/ヒカップモード設定用コンデンサ接続端子。 約1.8μAの電流でソフトスタートコンデンサを充電する。 また、ヒカップモード時の再起動繰り返し周期を設定する。 4 COMP 誤差増幅器出力端子。 COMP端子とGND端子の間に位相補償を接続する。 本ICは電流モード制御のDCDCコンバータであるので、COMP端子電圧で出力電流の大小 を知ることができる。COMP端子電圧によって、間欠(省電力)モードと連続モード動作 を切換える。COMP端子は、約0.9Vと比較する起動コンパレータ(Init.comp)が接続され ており、COMP端子電圧が0.9V以下で間欠(省電力)モード、約0.9V以上で連続モードと なる。 5 FB 誤差増幅器反転入力端子。 この端子電圧が1.235Vになる様にコンバータは動作する。 出力電圧を外部で抵抗分割した電圧を印加すること。 6 REF 7 VIN IC内部の基準電圧。 電源電圧入力端子。 UVLO機能で監視されており、VIN端子が3.7V以上になるとICは起動しソフトスタート動 作に入る。 8 SW 上側PchMOSFETドレイン端子。 No.A2104-5/17 LV5980MC ブロック図 VIN Wake-up REF Band-gap TSD REF uvlo.comp Bias 1.235V Pch Drive enable PDR ILIM Logic HICCUP_SD pwm comp SS_END.comp SS/HICCUP HICCUP_SD enable 15pulse counter PbyP.comp ocp.comp HICCUP_SD FB error.amp slope OSC COMP S Q CK RQ clk Level-shift SW lnit.comp PDR gnd GND No.A2104-6/17 LV5980MC 端子機能 端子 端子名 番号 1 等価回路 PDR VIN 1.3MΩ 1.5MΩ 10kΩ PDR 10kΩ 10Ω GND 2 GND 3 SS/HICCUP VIN GND VIN 10kΩ 1kΩ SS/HICCUP 10kΩ 1kΩ GND 4 COMP VIN 70kΩ 1kΩ COMP 1kΩ GND 5 FB VIN 10kΩ 1kΩ FB 1kΩ GND 次ページへ続く。 No.A2104-7/17 LV5980MC 前ページより続く。 端子 端子名 番号 6 REF 等価回路 VIN 10Ω REF 10Ω 51kΩ 1MΩ 450kΩ GND 7 VIN VIN GND 8 SW VIN 22mΩ SW No.A2104-8/17 LV5980MC 各機能説明 省電力機能 本ICでは軽負荷時の効率を向上するため、省電力機能を搭載している。 軽負荷時に不用な回路をシャットダウンすることで、ICの動作電流を最小限に抑え、高効率を実現 している。 出力電圧の設定 出力電圧VOUTの設定はVOUT-FB間の抵抗R3とFB-GND間の抵抗R2により設定可能である。出力電圧 VOUTの設定は、以下の式(1)より求められる。 R3 R3 VOUT = (1 + R2 ) × VREF = (1 + R2 ) × 1.235 [V] (1) ソフトスタート機能 ソフトスタート時間TSSはSS/HICCUP-GND間のコンデンサC5により設定可能である。TSSの設定値は 以下の式(2)より求められる。 TSS = C5 × VREF 1.235 ISS = C5 × 1.8 × 10-6 [ms] (2) ヒカップ過電流保護機能 過電流リミットICLはIC内部で4.7Aに設定されている。15回連続でインダクタ電流のピーク値が4.7A 以上の時に過電流検知とみなし、ICが停止する。停止期間THICはSS/HICCUP端子の放電時間により決 まる。SS/HICCUP端子が0.15V以下になるとICは再起動する。以後、SS/HICCUP端子の電圧が0.3V以上 の状態で過電流検知するとICは再び停止する。そして、SS/HICCUP端子の電圧が1.235V以上になると 放電を開始する。過電流検知しなければICは正常に起動する。 15回連続で過電流リッミト値を 超えていると停止 ICL IL ※SS/HICCUP端子の 放電時間により 決まる停止時間 SS/HICCUP THIC 0.3V 0.15V 1.235V SS/HICCUPが0.15V以下になると ICソフトスタートで再起動 以後の動作 ・SSが0.3V以上の状態で、 過電流を検知するとICは再び停止する。 ・過電流を検知しなければ、 ICは正常に起動する。 FB No.A2104-9/17 LV5980MC 主要部品選定 チョークコイルの選定 インダクタンス値は入力電圧、出力電圧、リップル電流の条件を決定すれば、下記の式(3)で求める ことができる。 L= VIN - VOUT × TON ⊿IR (3) 1 TON = {((VIN - VOUT) ÷ (VOUT + VF)) + 1} × FOSC FOSC VF VIN VOUT :発振周波数 :ショットキーダイオードの順方向電圧 :入力電圧 :出力電圧 ・インダクタ電流:ピーク値IRP インダクタの電流ピーク値IRPは下記の式(4)で求められる。 IRP = IOUT + VIN - VOUT × TON 2L (4) インダクタの定格電流値がリップル電流のピーク値よりも十分に大きなものを使用すること。 ・インダクタ電流:リップル電流⊿IR リップル電流⊿IRは下記の式(5)で求められる。 ⊿IR = VIN - VOUT × TON L (5) 負荷電流IOUTがリップル電流の1/2以下のとき、インダクタの電流は不連続となる。 出力コンデンサの選定 出力コンデンサには大きなリップル電流が流れるので、スイッチング電源用低インピーダンス品を 使用すること。 本ICは電流モード制御方式のスイッチングレギュレータですので、セラミックコンデンサ、OSコン などの等価直列抵抗(ESR)が極端に小さいコンデンサでも安心して使用することができる。 出力コンデンサに流れる交流分であるリップル電流は三角波のため、実効値は式(6)のようになる。 IC_OUT = VOUT × (VIN - VOUT) 1 × L × FOSC × VIN 2√3 [Arms] (6) 入力コンデンサの選定 入力コンデンサには出力コンデンサよりも大きなリップル電流が流れる。よって、出力のコンデン サと同様にリップル電流許容値に注意する必要がある。入力コンデンサに流れるリップル電流の実 効値は以下のようになる。 IC_IN = √D (1 - D) × IOUT D= [Arms] (7) TON VOUT T = VIN 上記式(7)において、DはON期間の時比率で、この値が0.5のときリップル電流が最大となる。入力コ ンデンサは、上記式(7)で求めた許容リップル電流値を超えないように選定すること。上記式(7)よ り、VIN=15V,VOUT=5V,IOUT=1.0A,FOSC=370kHzとした場合、IC_INの値は約0.471Armsになる。 次ページへ続く。 No.A2104-10/17 LV5980MC 前ページより続く。 入力コンデンサからVIN、GNDにいたる基板配線は電流変化が大きくなるので、インピーダンスが低 くなるように太い配線にて引くこと。また、回生電流による電圧のバウンドを低減するために入力 コンデンサは出力トランジスタ直近に接続すること。負荷電流の過渡的な変動時(IOUT:大⇒小)、 出力電解コンデンサのエネルギーが入力コンデンサに回生される。この時に入力コンデンサ容量が 小さいと、入力電圧がアップする。このことを考慮した入力コンデンサの設定が必要である。出力 電圧、コイルのインダクタンスや負荷電流の変化によって、回生エネルギーは変化する。 外付け位相補償部品の選定 本ICは電流モード制御を採用しているため、簡単な位相補償により、出力コンデンサにESR低いセラ ミックコンデンサやOSコンなどの固体高分子コンデンサを使用することができ、簡単に長寿命・高 品質なステップダウン電源回路を構成することができる。 周波数特性 本ICの周波数特性は以下の伝達関数で構成されている。 (1)出力抵抗ブリーダ : HR (2)エラーアンプの電圧ゲイン :GVEA 電流ゲイン :GMEA (3)位相補償外付け素子のインピーダンス : ZC (4)電流センス・ループゲイン :GCS (5)出力平滑化インピーダンス : ZO VIN 1/GCS OSC FB Current sence loop GVER GMER D CLK Q C R SW VOUT COMP VREF R2 CC HR ZC CO ZO R1 RC RL 閉ループゲインは以下の式(8)で求められる。 G = HR • GMER • ZC • GCS • ZO VREF = V • GMER • OUT 1 RC + SC C RL • GCS • 1 + SC • R O L (8) 式(8)より、閉ループゲインの周波数特性は、出力コンデンサCOと出力負荷抵抗RLからなるポール fp1と、位相補償の外付けコンデンサCCと抵抗RCで与えられる零点fz、エラーアンプの出力インピー ダンスZERと位相補償の外付けコンデンサCCによって決まるポールfp2によって与えられる。また、 fp1・fz・fp2は以下の式(9)~(11)より求められる。 No.A2104-11/17 LV5980MC fp1 = fz = 1 2π • CO • RL (9) 1 2π • CC • RC fp2 = (10) 1 2π • ZER • CC (11) 外付け位相補償定数の算出 一般的にスイッチングレギュレータを安定動作させるには、閉ループゲインが1になる周波数(ゼロ 1 1 クロス周波数fZC)をスイッチング周波数の10 (高くても5 程度)にしなくてはならない。本ICのスイ ッチング周波数は370kHzなのでゼロクロス周波数は37kHzとなる。ゼロクロス周波数にて閉ループゲ インが1になる(式(8)=1)という条件より以下の式(12)が成り立つ。 VREF VOUT • GMER • 1 RC + SC C RL • GCS • 1 + SC • R = 1 O L (12) 1 また、ゼロクロス周波数では位相補償のインピーダンス成分がRC>>SC となるため次の式(13)のよ C うになる。 VREF RL • G • R • G • =1 MER C CS VOUT 1 + 2π • fZC • CO • RL (13) 位相補償外付け抵抗は式(13)の変形させた式(14)より求めることができる。 また、式(14)中にて2π・fZC・CO・RL>>1が成り立つため、外付け抵抗が負荷抵抗に依存しないこと がわかる。 VOUT 1 + 2π • fZC • CO • RL 1 1 RC = V • G • G • RL REF MER CS (14) 出力5V、負荷抵抗5Ω(1A負荷)の時、位相補償の抵抗値は以下の値になる。 GCS=2.7A/V,GMER=220μA/V,fZC=37kHz 5 1 1 1 + 2 × 3.14 × (37 × 103) × (30 × 10-6) × 5 RC = 1.235 × × = 48.898…× 103 -6 × 5 2.7 220 × 10 = 48.90 [kΩ] 零点fzとポールfp1の周波数が同じ位置に存在すると互いに打ち消しあい、閉ループゲインの周波数 特性はひとつのポール周波数しか存在しなくなる。 つまり、ゲインが-20dB/decで低下し位相が90°しか回らない、絶対に発振しない特性が得られる。 fp1 = fz 1 1 = 2π • CO • RL 2π • CC • RC CC = RL • CO 5 × (30 × 10-6) • = 3.067…× 10-9 RC 48.9 × 103 = 3.07 [nF] 以上が理想の式から求められる外付け位相補償定数の算出方法になる。実際は、全温度範囲、全負 荷範囲、全入力電圧範囲で安定動作することを実験・確認して位相定数を決めている。提出する評 価ボードでも、上記の定数から絞り込み、位相補償の定数を決めている。実際のセットボードで要 求されるゼロクロス周波数、すなわち過渡応答を外付け位相補償抵抗で調整する。またノイズの影 響が大きい場合、外付け位相補償コンデンサをより大きな値にすることをお勧めする。 No.A2104-12/17 LV5980MC パターン設計上の注意 基板のパターン設計はDC-DCコンバータの特性を大きく左右する。本ICは大電流を高速でスイッチン グする。そのため、パターン配線のインダクタンス成分が大きいと、ノイズを発生させる原因とな る。したがって、主回路のパターンは太く短く接続することが重要である。 (3) オレンジ:ハイサイド MOSFET ON 赤色 :ハイサイド MOSFET OFF L1 (2) VOUT Cout (4) D1 C3 GND Cin (6) (5) (1) VIN (1)入力コンデンサのパターン設計 VINとGNDの間にはノイズ除去のため、ICの近くへコンデンサを接続すること。 主回路の中でも特に『入力コンデンサからVINまでのパターン』と『GNDから入力コンデンサまで のパターン』は電流の変化がもっとも大きくなる。そのため、VINまでのパターンとGNDから入力 コンデンサまでのパターンは太く・短く接続すること。 (2)インダクタおよび、出力コンデンサのパターン設計 インダクタおよび出力コンデンサに大電流が流れる。 そのため、このパターンも太く短く配線すること。 (3)電流径路を考慮したパターン設計 ハイサイドMOSFETがON(オレンジ矢印)の時とハイサイドMOSFETがOFF(赤色矢印)の時、2つの電流 径路が同じ径路を通り、且つ面積が最小になるように配線をすること。 (4)VIN-PDR間コンデンサのパターン設計 VIN-PDR間のコンデンサは最短距離で設置すること。 (5)小信号系GNDのパターン設計 小信号系のGNDは入力コンデンサの根本から電流の流れない径路を取ること。 OUT FB (6)FB-OUTラインのパターン設計 図:FB-OUTラインにて赤線で示す配線は出力コンデンサの近くへ取ること。 図:FB-OUTライン No.A2104-13/17 LV5980MC 標準的性能特性 アプリケーション曲線 Ta=25℃ 効率 100 効率 100 VOUT = 1.235V 90 90 V IN=5V 70 15V 8V 60 12V 50 40 70 40 20 20 10 0.1 2 3 5 7 1 2 3 5 7100 2 3 5 71000 2 3 5 710000 2 3 5 7 10 Load current -- mA VOUT = 3.3V 90 VIN=5V 8V 70 VOUT = 5V VIN=8V 90 15V 15V 60 50 40 12V 80 12V Efficiency -- % Efficiency -- % 効率 100 80 2 3 5 7100 2 3 5 71000 2 3 5 710000 Load current -- mA 効率 100 15V 50 30 2 3 5 7 10 12V 8V 60 30 10 0.1 2 3 5 7 1 V IN=5V 80 Efficiency -- % 80 Efficiency -- % VOUT = 1.8V 70 60 50 40 30 30 20 20 10 0.1 2 3 5 7 1 10 0.1 2 3 5 7 1 2 3 5 7 10 2 3 5 7100 2 3 5 71000 2 3 5 710000 2 3 5 7 10 Load current -- mA 2 3 5 7100 2 3 5 71000 2 3 5 710000 Load current -- mA 動作波形(応用回路図,Ta=25℃,VIN=15V,VOUT=5V) Light load mode Output Voltage IOUT = 10mA IOUT = 10mA VSW 5V/DIV VOUT 20mV/DIV IL 0.5A/DIV IL 0.5A/DIV 10μs/DIV 10μs/DIV No.A2104-14/17 LV5980MC Discontinious current mode Output Voltage IOUT = 200mA IOUT = 200mA VSW 5V/DIV VOUT 20mV/DIV IL 0.5A/DIV IL 0.5A/DIV 2μs/DIV 2μs/DIV Continious current mode Output Voltage IOUT = 2A IOUT = 2A VSW 5V/DIV VOUT 20mV/DIV IL 1A/DIV IL 1A/DIV 2μs/DIV 2μs/DIV Load Transient response Soft start and shutdown IOUT = 0.5 Q 2.5A, Slew Rate = 100μA IOUT = 2A VIN 20V/DIV VOUT 0.2V/DIV VSS/HICCUP 2V/DIV IOUT 2A/DIV VOUT 2V/DIV 500μs/DIV 2ms/DIV Over current protection OUT - GND short VOUT 5V/DIV VSS/HICCUP 5V/DIV VSW 20V/DIV IOUT 5A/DIV 20ms/DIV No.A2104-15/17 LV5980MC 特性曲線 Ta=25℃,VIN=15V 軽負荷モード消費電流 内部基準電圧 90 1.26 Internal reference voltage -- V 80 Input current -- μA 70 60 50 40 30 20 1.25 1.24 1.23 1.22 10 0 --50 --25 0 25 50 75 100 125 1.21 --50 150 --25 0 Temperature -- °C 50 75 125 150 100 125 150 100 125 150 125 150 100 過電流リミッタピーク値 5 140 4.9 120 4.8 Current limit peak -- A Output on resistance -- mΩ 出力オン抵抗 160 100 80 60 40 20 0 --50 25 Temperature -- °C 4.7 4.6 4.5 4.4 4.3 --25 0 25 50 75 100 125 4.2 --50 150 --25 0 Temperature -- °C 25 50 75 Temperature -- °C 発振周波数 400 UVLO 3.8 3.7 380 UVLO release voltage 370 UVLO voltage -- V Oscillatory frequency -- kHz 390 360 350 340 330 320 3.6 3.5 3.4 UVLO lock voltage 3.3 310 300 --50 --25 0 25 50 75 100 125 3.2 --50 150 --25 0 Temperature -- °C ソフトスタート・ソース電流 75 0.33 HICCUP timer charge current -- μA Soft start source current -- μA 50 ヒカップタイマー放電電流 2 1.9 1.8 1.7 1.6 1.5 --50 25 Temperature -- °C --25 0 25 50 75 Temperature -- °C 100 125 150 0.31 0.29 0.27 0.25 0.23 0.21 0.19 0.17 --50 --25 0 25 50 75 100 Temperature -- °C No.A2104-16/17 LV5980MC 推奨フットパターン図:SOIC8 SOLDERING FOOTPRINT* 1.52 0.060 7.0 0.275 0.6 0.024 4.0 0.155 1.270 0.050 SCALE 6:1 mm ( inches ( *For additional information on our Pd-Free strategy and soldering details, please download the ON Semiconductor Soldering and Mounting Techniques Reference Manual, SOLDERRM/D. ON Semiconductor and the ON logo are registered trademarks of Semiconductor Components Industries, LLC (SCILLC). SCILLC owns the rights to a number of patents, trademarks, copyrights, trade secrets, and other intellectual property. A listing of SCILLC’s product/patent coverage may be accessed at www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf. SCILLC reserves the right to make changes without further notice to any products herein. SCILLC makes no warranty, representation or guarantee regarding the suitability of its products for any particular purpose, nor does SCILLC assume any liability arising out of the application or use of any product or circuit, and specifically disclaims any and all liability, including without limitation special, consequential or incidental damages. “Typical” parameters which may be provided in SCILLC data sheets and/or specifications can and do vary in different applications and actual performance may vary over time. All operating parameters, including “Typicals” must be validated for each customer application by customer’s technical experts. SCILLC does not convey any license under its patent rights nor the rights of others. SCILLC products are not designed, intended, or authorized for use as components in systems intended for surgical implant into the body, or other applications intended to support or sustain life, or for any other application in which the failure of the SCILLC product could create a situation where personal injury or death may occur. Should Buyer purchase or use SCILLC products for any such unintended or unauthorized application, Buyer shall indemnify and hold SCILLC and its officers, employees, subsidiaries, affiliates, and distributors harmless against all claims, costs, damages, and expenses, and reasonable attorney fees arising out of, directly or indirectly, any claim of personal injury or death associated with such unintended or unauthorized use, even if such claim alleges that SCILLC was negligent regarding the design or manufacture of the part. SCILLC is an Equal Opportunity/Affirmative Action Employer. This literature is subject to all applicable copyright laws and is not for resale in any manner. (参考訳) ON Semiconductor及びONのロゴはSemiconductor Components Industries, LLC (SCILLC)の登録商標です。SCILLCは特許、商標、著作権、トレードシークレット(営業秘密)と他の知 的所有権に対する権利を保有します。SCILLCの製品/特許の適用対象リストについては、以下のリンクからご覧いただけます。www.onsemi.com/site/pdf/Patent-Marking.pdf. SCILLCは通告なしで、本書記載の製品の変更を行うことがあります。SCILLCは、いかなる特定の目的での製品の適合性について保証しておらず、また、お客様 の製品において回路の応用や使用から生じた責任、特に、直接的、間接的、偶発的な損害に対して、いかなる責任も負うことはできません。SCILLCデータシー トや仕様書に示される可能性のある「標準的」パラメータは、アプリケーションによっては異なることもあり、実際の性能も時間の経過により変化する可能性がありま す。「標準的」パラメータを含むすべての動作パラメータは、ご使用になるアプリケーションに応じて、お客様の専門技術者において十分検証されるようお願い致しま す。SCILLCは、その特許権やその他の権利の下、いかなるライセンスも許諾しません。SCILLC製品は、人体への外科的移植を目的とするシステムへの使用、生命維持を 目的としたアプリケーション、また、SCILLC製品の不具合による死傷等の事故が起こり得るようなアプリケーションなどへの使用を意図した設計はされておらず、また、 これらを使用対象としておりません。お客様が、 このような意図されたものではない、 許可されていないアプリケーション用にSCILLC製品を購入または使用した場合 、 たとえ、SCILLCがその部品の設計または製造に関して過失があったと主張されたとしても、 そのような意図せぬ使用、 また未許可の使用に関連した死傷等から、直接 、 又は間接的に生じるすべてのクレーム、費用、損害、経費、および弁護士料などを、お客様の責任において補償をお願いいたします。また、SCILLCとその役員、従業員、 子会社、関連会社、代理店に対して、いかなる損害も与えないものとします。 SCILLCは雇用機会均等/差別撤廃雇用主です。この資料は適用されるあらゆる著作権法の対象となっており、いかなる方法によっても再販することはできません。 PS No.A2104-17/17
© Copyright 2024 ExpyDoc