8月2日記者会見資料 - 山梨県立大学

平成25年8月2日
名件
所 属 名
公立大学法人山梨県立大学
文部科学省「地(知)の拠点整備事業」採択について
本学は、この程、文部科学省平成25年度「地(知)の拠点整備事業」(大学COC事業
)に採択されました。今後、平成25年度から29年度までの5年間、同省の補助を受け、
県内の自治体等と連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・社会貢献を進め、地域課
題の解決にこれまで以上に取り組むとともに、課題解決に向けて自主的に行動できる、実
践力を備えた学生を育成し、地域のための大学、地域再生・活性化の拠点となる大学とし
ての機能を確実に発揮してまいります。
〇提案事業名:課題解決プロセスと未来志向の対話による実践型カリキュラム構築
~やまなし地域の再生と活性化の拠点づくり~)
主な取り組みは以下の通りです。
1.大学と地域との対話の場の構築
大学と地域との間の未来志向の対話の場であり、地域の課題(ニーズ)と大学の資源(シ
ーズ)のマッチングの場を構築します。自治体と大学のトップレベル、教職員や自治体政
内
策担当レベル、個別プロジェクト実施主体レベル、広く県民を交えた情報共有レベル、の4
つのレベルの対話を制度化します(これらの対話を総称して「やまなしフューチャーセン
ター」と呼びます)。こうした対話を教育や研究に取り入れることにより、より地域課題
を直視した教育研究が可能となります。
2.RPDCサイクルによる課題解決プロセスに対応した実践型カリキュラムの構築
学生の地域課題解決能力を高めるには、座学による基礎知識や専門知識の修得とともに、
容
地域課題に対応した個々のプロジェクトを教員や地域の方々と一緒にやっていくことが効
果的であり、こうした事業を、RPDCサイクル、つまり、
R(調査研究)、P(計画)、
D(実践)、C(評価・検証)の、4つのフェーズに分けて実施していきます。4つのフェー
ズは、基礎的・専門的科目や演習・卒業研究などに対応しており、RPDCサイクルによる地
域課題解決プロセスに対応した実践型カリキュラムを構築していきます。
3.地域戦略総合センターの設置
本事業の推進機関として地域戦略総合センターを設けます。同センターの役割は、地域と
の対話の場の設営、自治体や地域の連携機関や学内との連絡調整、及び、個々のプロジェ
クトなどの活動を3学部が実施していく際のサポートです。地域課題に知見のある専門人材
を新たに採用し、地域との対話を効果的に運営するとともに、地域からの受託研究のため
の体制整備を図ります。
4.連携自治体と協働した個別プロジェクトの実施
連携いただく自治体は、山梨県、甲府市、富士川町と道志村で、これらの自治体と地域課
題に対応した個別プロジェクトを協働で実施します。4 つの自治体とはこれまで多様な活
動実績があります。また、富士川町と道志村はそれぞれ規模的に県内の平均的な町村であ
り、連携して行う個別事業の成果を県内全域に波及させていく上でのモデル的な町村です。
【お問い合わせ先】
は き い
山梨県立大学 理事 波木井 昇/経営企画課長
電 話
055-224-5261(代)
倉田
洋和