2次審査・表彰式 - 三重県

平成25年10月26日(土)県立久居農林高等学校において、本コンクールの2次審査(実技
審査)と表彰式が行われました。三重県内の小学校5,6年生と中学生(特別支援学校を含む)か
ら応募のあった朝食メニュー1,895点の中から1次審査(書類選考)を通過した小学校の部、
中学校の部各6人の児童生徒が2次審査に挑みました。審査の結果、各1点が最優秀賞に選ばれま
した。審査の結果を待つ間、食育教室「元気モリモリ朝ごはん~朝食の大切さ~」に参加し、だし
のうま味体験等を楽しみました。その後、表彰式が行われました。
趣味が料理なので、この朝食メニューコンクールにすごく興味が
あった。いかに食べやすく、栄養がとれ、朝食に向いているかと
いうことを考えた結果、このメニューとなった。朝忙しい中、ハ
ンバーグを作るのは大変だと思うので、夕ご飯の残りなどを使っ
てもよいと思う。このコンクールに取り組んで一番良かったこと
は、工夫力が付いたことです。
「朝食」という課題があったので日
頃から作っている料理とは一味違う料理が作れた。
家庭科の授業で栄養についての
勉強をしたので、そのことを考え
て朝食のメニューを考えること
に苦労した。練習では、片付けま
で時間内にできなかったけど、本
番ではできたのでよかった。
最初は緊張したけれど、やってみたら思った
より楽しかった。みそ汁のみそを溶かすのが
練習より上手にいかなかった。
練習を一杯したし、お母さん
がご飯を作ってくれているこ
とがありがたいと思った。こ
れからは、感謝していただこ
うと思った。
普段あまり気にしない調理時間の
配分や見た目等を気にしながら作
るのは、とても大変だった。慣れ
ない場所での調理は、とても緊張
したがよい経験になったと思う。
短い間にてきぱきと動き、時間を大
切にすることの難しさを改めて感
じた。限られた時間の中でできる限
りのおいしい料理を作ることが朝
食の課題であり目標であると感じ
た。
おばあちゃんが畑で作って
くれた野菜を使って作っ
た。家で練習を何度もして
大変だったけど2次審査に
出れて嬉しかった。
ちょっと難しかかったけれ
ど楽しかった。1次審査を
通過したと聞き猛練習した
かいがあった。
夏休みの宿題で、朝食を作ること
になり、普段作ることがないので
がんばった。たまご焼きが難し
く、何度も練習した。
始めは緊張して手順がごちゃごち
ゃになったけど、やっている内に
練習を思い出してできた。準備か
ら片付けまで、ほとんど一人でで
き、時間にぴったり終わってよか
った。朝食の大切さがわかった。
時間内に料理を作るのが大変だっ
た。毎日お母さんは、忙しいのに、
朝ごはんを作ってくれて、自分で作
ってみて大変なことが分かった。
今度から手伝おうと思った。
メニューを考えることとか、大変
だったけどすごく嬉しかった。時
間制限があってあせったけど、楽
しかった。
「しらすの2色巻き、スタミナココット、
あおさのみそ汁、フルーツヨーグルト」
❀緑とピンクの2色巻き
❀スタミナココット焼き
❀あおさのみそ汁
❀季節のフルーツヨーグルトかけ
「りこのわがままプレート~三重県編~」
❀ねずみのパンケーキ
❀くぎ煮の納豆あえ
❀さめたれのあっさりいため
❀季節のフルーツ
❀あっさり汁
「朝からしっかりご飯」
❀かちり梅ご飯
❀具だくさんみそ汁
❀ベーコンとネギいため
❀ひじき入り卵焼き
「三重県の畑から作ったネバネバつるつる
スタミナニコニコ丼」
❀三重県の畑から作ったネバつるスタミナ丼
❀海の香りがたっぷり汁
❀キーウイヨーグルト和え
「三重もりだくさんごぜん」
❀はんぺんピザ
❀ひじきの炒め煮
❀あおさのみそ汁
❀ご飯
❀スクランブルエッグ
「ハンバーグサンドイッチ、
栄養満点スープ、サラダ」
❀ハンバーグサンドイッチ
❀栄養満点スープ
❀豆腐サラダ
❀デザート
「まきまきピザのワンプレート」
❀かぼちゃサラダ
❀まきまきピザ
❀コーンスープ
❀バナナヨーグルト
❀スクランブルエッグ
「和・洋・中の朝ごはん」
❀健康雑こくがゆの中華ジュレがけ
❀じゃが芋ベーコンチーズ
❀蛤茶わん蒸しあおさがけ
❀お茶ドレッシングサラダ
❀伊勢茶アイスティー
❀スクランブルエッグ
「栄養バランスがよい朝ご飯」
❀しらすご飯
❀だし巻卵
❀みそ汁
❀ほうれん草とベーコンのソテー
❀かぼちゃサラダ ❀オレンジ
「夏だ!元気だ!にこにこご飯」
❀しらすのにこにこご飯
❀みそ汁わーかめ
❀海・山なかよし炒め
❀たまたまひじき
❀ぶどぶどグルト
クランブルエッグ
「家族でワイワイ朝ご飯」
❀じゃこのミニおにぎり
❀納豆オムレツ
❀あおさと伊勢茶はんぺんみそ汁
❀和風サラダ
❀スクランブルエッグ
「地場産物☆キラリ☆朝定食」
❀オール地場産!2色おにぎり
❀朝からピカイチ!ハムピカタ
❀ツナマヨとたっぷり野菜の付け合せ
❀香り豊かなあおさのおみそ汁
❀オシャレフルーツヨーグルト
❀お茶
三重大学教育学部家政教育専攻 磯部研究室の学生さんによる食育教室「元気モリモリ朝ごは
ん~朝食の大切さ~」に参加しました。
甘味、苦味、塩味、酸味、うま味がある
ことを知り、そんなに色々あると初めて
知った。
主食(パン・ご飯)のみではなく、おかずも食べ
ることで、1日の集中力が上がることを知り、こ
れからの生活に役立てていくと共にこのような
生活習慣を自ら作っていくべきだと考えるきっ
かけになった。
色々な体験があり、楽しく学べた。
おいしさとは、目・鼻などの五感を使うから
こそできることを知り、とても勉強になった。
楽しんで取り組めた。
朝食は、しっかり食べないと元気も集中力も高まらない
ので、毎朝しっかりと食べていきたいと思った。
食物繊維についての勉強で、レタ
スが一番多いのかと思っていた
ら、納豆だったのでびっくりした。
勉強になったし、楽しかった。
ご飯の大切さを知ることができた。
最優秀賞
松阪市立鎌田中学校
優秀賞
伊勢市立宮川中学校
1年 水谷成希 さん
1年
三重大学教育学部附属中学校 2年
松阪市立鎌田中学校
1年
津市立一身田中学校
3年
津市立東観中学校
3年
大木駿佑 さん
増田莉子 さん
土性輝星 さん
木村俊介 さん
林 良太 さん
(当日欠席)
最優秀賞
いなべ市立白瀬小学校
優秀賞
四日市市立富洲原小学校
四日市市立内部小学校
伊勢市立小俣小学校
伊勢市立小俣小学校
桑名市立大成小学校
6年 藤井彩葉 さん
6年
6年
5年
5年
6年
松島花純音さん
後藤綾我 さん
岡部ちなつさん
岡 夏実 さん
松宮加歩 さん
<最優秀賞・優秀賞>
✿結びの神(精米5㎏または2kg)
✿米粉セット(お好み焼き粉、ホットケーキミックス、うどん、スパゲティ)
【みえの米ブランド化推進会議・全国農業協同組合連合会三重県本部 様から】
✿三重県産味付けのり、調理用具のセット
【公益財団法人 三重県学校給食会 から】
<優良賞>
✿調理用具【公益財団法人 三重県学校給食会 から】
<参加賞>
✿ボールペンとシャープペンシル【公益財団法人 三重県学校給食会 から】
審査委員
三重大学教育学部家政教育教授
公益財団法人三重県学校給食会理事長
三重県教育委員会事務局育成支援・社会教育担当次長
三重県小学校中学校長会代表
三重県 PTA 連合会副会長
三重県栄養教諭・学校栄養職員協議会 副会長
健康福祉部 子ども・家庭局 子どもの育ち推進課長
県立久居農林高等学校教諭
磯部
水谷
野 村
西村
田村
前川
服部
宮原
由香(委員長)
芳昭(副委員長)
浩
哲二
恭子
史絵
幸司
伸代
彰式
皆さん、お疲れ様でした。皆さんとてもおいしい
料理を作ってくださいました。大変おいしくいただ
きました。ごちそうさまでした。先程、小学校の部、
中学校の部からそれぞれ1人ずつ最優秀賞が選ばれ
ました。順位をつけるために、やむなく点数をつけ
ましたが、正直、皆さんに同じ賞をあげたいくらい
どの料理も大変素晴らしいものでした。学校に戻っ
たらお友達にアピールして、多くの人に、料理がで
きることは「すごいなあ」
「かっこいいなあ」と思わせてください。
最終審査は、いろんな項目で審査を行いました。まず「手際の良さ」です。見せてい
ただいたところ、点数の差がつけられないくらいどの方も手際がよくて、本当に驚きま
した。この手際の良さというのは、経験を積めば積むほどよくなっていくものですから、
今後も、ぜひ料理を続けて行ってほしいと思います。
次に、
「盛り付け」についても審査しました。料理は、盛り付けによってもおいしさ
に影響してきます。今日だけでなく、普段おうちで料理する時、少し時間があれば、盛
り付けにも気をつけられる人になってほしいと思います。
また、
「オリジナル性」というところも見せていただきました。どのお料理もいろい
ろな工夫が盛り込まれていました。一次審査に応募された作品には、
「地物が一番」と
いうタイトルどおり三重で採れたものがたくさん使ってありました。じゃことあおさが
結構多かったのですが、同じ食材を使ってもいろいろな料理を作れるということに気づ
いてもらえたのではと思います。
最後に、
「美味しさ」です。どのお料理の味付けもいろいろ工夫されていて、とても
おいしかったです。オリジナル性やおいしさは、食品そのものの特徴を知っていないと
かなえられません。いろんなものを食べたり、味見をしたりしながら食品の特徴を知る
ことで、料理の幅も広がっていくことと思います。ぜひ、研究を重ねてほしいと思いま
す。
中学3年生の方は、残念ながら来年は応募していただけませんが、他の方は、来年も
ありますので、ぜひまた意欲を持ってやってもらいたいと思います。保護者の方にもた
くさん来ていただきました。サポーターをされた方、お疲れ様でした。おうちでは何回
も練習され、試食もしていただいたことと思います。こういう機会を通して、親子のコ
ミュニケーションがとれるということが、このコンクールの一つの意義です。これでお
しまいではなくて、これから食材もおいしくなる冬に向けて、お正月の料理などを家庭
で一緒に作っていただきたいと思います。また、今回、関係の学校の先生方も来ていた
だきました。応募者が増えるよう、学校でもどんどん広げていっていただきたいと思い
ます。
調理することや食べることは「楽しくておいしい」ということが第一だと思います。
手軽なものからいろんなものに挑戦し、今後も料理のレパートリーを増やしていって欲
しいと思います。今日は、本当にお疲れ様でした。
審査委員長
三重大学教育学部家政教育 教授 磯部 由香先生