相続・贈与税顧問 平成19年度贈与税対応版概要(Ver.H19 - TabisLand

H19.2 概要
相続・贈与税顧問 平成19年度贈与税対応版概要(Ver.H19.2)
「相 続 ・ 贈 与 税 顧 問 Ver.H19.2」で の 対 応 内 容 を ご 案 内 し ま す 。
こ の プ ロ グ ラ ム は 、 平 成 19年 1月 1日 以 降 に 発 生 し た 相 続 税 ・ 贈 与 税 の 申 告 に ご 利 用 で き ま す 。
1 .バージョンアップについて
バージョンアップ対象・・・Ver.H19.1*
2 .データの利用について
データ移行バージョン・・・Ver.H18.1*以降
上記のバージョンからデータ移行が可能です。Ver.H18.1または Ver.H18.2データは「旧バー
ジョンデータ読込」で移行します。
3 .法改正の内容
贈与税に関係する平成 19 年度法改正の内容は、次のとおりです。
●特定同族株式等に係る相続時精算課税制度の特例の総説(措法 70 の 3 の 3、70 の 3 の 4)
推定相続人の一人が、平成19年1月1日から平成20年12月31日までの間に特定同族会社株式等の
贈与を受ける場合には、一定の要件を満たすときに限り、60歳以上の親からの贈与について相続
時精算課税制度の適用を選択することができることとするとともに、当該株式等の贈与については、
同制度の非課税枠が3,000万円まで拡大(500万円の上乗せ)されました。
この特例は、平成19年1月1日以後に贈与により取得した特定同族株式等に係る贈与税について適
用されます。
※この改正に伴い、新たに次の帳票が追加されましたが、システムでは、今回の平成 19 年
版では対応しておりません。あらかじめご了承ください。
・特定同族株式等に係る相続時精算課税の特例を適用するに当たり経済産業局長の作成
した確認書を提出することに対する確約書
・特定同族株式等の明細書
・特定同族株式等に係る相続時精算課税の特例の適用に対する同意書
●住宅取得等資金に係る相続時精算課税制度特例の改正(措法 70 の 3①)
特定の贈与者から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税の特例については、特定受
贈者が、住宅取得等資金の贈与を受けた年の前年以前において住宅資金贈与者からの贈与により取
得した特定同族株式等について措置法第70条の3の3第1項(特定の贈与者から特定同族株式等
の贈与を受けた場合の相続時精算課税の特例)の規定の適用を受けている場合には、当該住宅取得
等資金については適用しないこととされました。ただし、同一年中に当該住宅資金贈与者(その年
の1月1日において60歳以上の者に限る。)からの贈与により取得した住宅取得等資金及び特定
同族株式等がある場合には、措置法第70条の3第1項及び第70条の3の3第1項の規定の適用を
受ける旨の贈与税の申告書を提出することにより双方の規定の適用を受けることができます。
改正後のこの特例は、平成19年1月1日以後に贈与により取得した住宅取得等資金に係る贈与税に
ついて適用されます。
●信託課税の特例(相法 9 の 4、9 の 5)
平成19年9月30日以降に新たに受益者等の存しない信託で、将来その信託の受益者となる者が委
託者の親族等である信託の設定を行った場合(例えば、信託を設定した時点ではまだ生まれていな
い孫等を受益者と指定した場合)には、信託の受益者は贈与税が課税されることとなりました。
※この改正に伴い、新たに次の帳票が追加されましたが、今回の平成 19 年版では対応して
おりません。あらかじめご了承ください。
・第一表の付表一 受益者等が存しない信託等に係る贈与税額の計算明細書
・第一表の付表二 受益者等が存しない信託等に係る贈与税額の計算明細書
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H19.2 概要
●様式の変更点
システムで対応している贈与税帳票の平成 19 年分様式の変更点は、次のとおりです。
帳 票 / 項目名等
第一表
Ⅱ
更
内
容
贈与 税の申告書
特定贈与者ごとの差
引税額の合計額
第二表
変
⑨
第二表変更に伴い、転記元の項目番号が(31)→(33)に変
更。
贈与 税の申告書(相続時精算課税の計算明細書)
適用を受ける特例の記載方法が変更。特例の追加(下線
ます(□の中にレ印を記入してく
部)。
□租税特別措置法第70条の3第1項(相続時精算課税選択
の特例)
□租税特別措置法第70条の3の2第1項(住宅資金特別控
除の特例)
ださい。)。
□租税特別措置法第70条の3の3第1項(特定同族株式等
私は、次の規定による特例を受け
に係る相続時精算課税の特例)
□租税特別措置法第70条の3の4第1項(特定同族株式等
に係る相続時精算課税の特別控除の特例)
⑯のうち
等の額
特定同族株式
新規追加項目。
(以降の項目番号のずれ。)
(一の特定同族法人に係
る特定同族株式等の価額
⑱
の合計額が500万円以上
の場合に限ります。)
⑯のうち
住宅取得資金
及び特定同族株式等以外
⑱追加に伴う計算式の変更。
⑲
の額(⑯−⑰−⑱)
旧様式の次の項目が削除。(斜線の空白行に変更)
(22)翌年以降に繰り越される住宅資金特別控除額
(1,000万円−⑲−(21))
特定同族株式等特別控除
額 (500万円)
(22)及び(24)控除後の課
税価格(⑯−(22)−(24))
24
25
上記の特定贈与者からの贈与により
新規追加項目。
項目名、計算式の変更。
明細行数が3行→2行に減少。
取得した財産に係る過去の相続時精
算課税分の贈与税の申告状況
(注)
注記の追加(下線部)。
1 過去の年分申告において、住宅資金特別控除額を控除
した(⑳欄の金額がある)人及び特別控除額を控除した
((26)欄の金額がある)人が記入します。
2 上記の欄に記入しきれないときは、適宜の用紙に記載
し提出してください。
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H19.2 概要
第三表
贈与 税の修正申告書
⑯のうち
新規追加項目。
特定同族株式
(以降の項目番号のずれ。)
等の額(一の特定同族法人
に係る特定同族株式等の
⑱
価額の合計額が500万円
以上の場合に限ります。)
⑯のうち
住宅取得資金
及び特定同族株式等以外
⑱追加に伴う、計算式の変更。
⑲
の額(⑯−⑰−⑱)
旧様式の次の項目が削除。(斜線の空白行に変更)
(22)
翌年以降に繰り越される住宅資金特別控除額
(1,000万円−⑲−(21))
特定同族株式等特別控除
額 (500万円)
(22)及び(24)控除後の課
税価格(⑯−(22)−(24))
24
25
新規追加項目。
項目名、計算式の変更。
[暦年課税用]住宅取得資金等の贈与の特例に係る贈与税額の計算明細書
年の記載
明細書に記載されている年が一部を除き、+1年に変更。
相続時計算課税選択届出書
注記の追加(下線部)。
②の書類については、 租税特別措置法第70条の3((特
定の贈与者から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の
相続時精算課税の特例))の適用を受ける場合には「平成
3 添付書類
(3)
15年1月1日以後の住所又は居所を証する書類」、 租
税特別措置法第70条の3の3((特定の贈与者から特定
同族会社株式等の贈与を受けた場合の相続時精算課税
の特例))の適用を受ける場合には「平成19年1月1日以
後の住所又は居所を証する書類」 となります。
※システムでは上記の様式変更に伴い、入力画面や印刷フォームを変更しました。
4 .システムの対応内容
相続・贈与税顧問 Ver.H19.2 では、以下の対応を行いました。
4-1
贈与税の対応内容
●印刷フォームの変更
次の帳票について、平成 19 年分贈与税申告書の印刷フォーム及び入力画面に変更します。
・第一表 贈与税の申告書
・第二表 贈与税の申告書(相続時精算課税の計算明細書)
・第三表 贈与税の修正申告書
・[暦年課税用]住宅取得資金等の贈与の特例に係る贈与税額の計算明細書
・相続時精算課税選択届出書
4-2
相続税の対応内容
●相続税 第 1 表
相続人の出力設定機能の対応
相続税の申告書 第 1 表、第 1 表(続)、修正申告書第 1 表、第 1 表(続)に、出力する相続人を
選択できるようにしました。
●相続税 第 1 表、第 15 表 白紙印刷のマイナス「△」印字対応
相続税の申告書 第 1 表、第 1 表(続)、第 15 表、第 15 表(続)の白紙印刷でも、税務署用紙へ
の印刷と同様に「マイナスを△で印字する」を選択できるようにしました。
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H19.2 概要
5 .動作環境
OS
メモリ
CPU
ディスプレイ
表示色
Windows® 2000/XP/Vista
2000/XP の場合 128MB(256MB 以上推奨)
Vista の場合 512 MB 以上(1GB 以上推奨)
2000/XP の場合 400MHz以上(500 MHz以上を推奨)
Vista の場合 800 MHz以上(1G Hz以上を推奨)
解像度:1024×768(小さいフォント)を推奨(*1)
※Windows® XP の場合は、標準フォントかつ 96DPI を使用してください。
※Windows® Vista の場合は、標準のスケール(96DPI)を使用してください。
2000 の場合 Hight Color(16 ビット)以上
XP/Vista の場合 中(16 ビット)以上
HDD
70MB 以上
最大用紙サイズ
A4
ページプリンタ(ポストスクリプト対応プリンタ除く)(*2)
インパクトプリンタ PLQ-20S(*3)
(*1):解像度800×600について、今回のバージョンより動作保証外となります。
(*2):カラープリンタは EPSON 製が対象です。
(*3):税務署配布のOCR用紙に直接印刷することができます。なお贈与税の第二表、第三表は、OCR用
紙ではありませんので税務署用紙への直接印刷はできません。
プリンタ
6 .プロダクトIDについて
プログラムのセットアップ(インストール)時にプロダクトIDを入力する必要があります。プロダクトI
Dは製品固有の 24 桁の数字で、同一のプロダクトIDは存在しません。1 つの製品を複数のコンピュータ
にセットアップされた場合、2 台目以降では、別のプロダクトIDを入力されるまでプログラムの起動
ができなくなります。
プロダクト ID が記載されたラベルは、CD-ROM のケース(ライセンス商品の場合はライセンス使用許
諾証またはプロダクト ID のご案内ハガキ)に貼られます。詳細は改版商品に同梱のご案内(手順書)をご参
照ください。
ライセンス商品のご案内
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①企業又は会計事務所内において、複数台のパソコンで使用する場合
②本社以外の出先拠点(支社、営業所等)において使用する場合
③会計事務所において、在宅処理や外出先処理(モバイル用途)等の所外で使用する場合
④学校等の教育用途として使用する場合
【著作権・使用許諾契約について】プログラムを使用するには、著作権法及び使用権許諾契約により、1台のコン
ピュータにつき1ライセンスの使用許諾が必要です。
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