本部の事業報告 - 中日新聞

本部の事業報告
◇重点事業
*中日青葉学園学習施設の補足事業
日本自転車振興会の補助金(1 億 60 万2千円)によって建てた中日青葉学園学習施
設(総事業費は約 2 億 2,700 万円)が平成 18 年3月に完成し、4月から青葉学園の
子どもたちが学ぶ場所(日進市立日進中学校と北小学校の青葉分校)として利用を始
めた。しかし、利用に伴って不便な箇所が見つかり、安全を考え「手すり設置」「火
災通報装置の改善」「学習施設のセキュリティーの強化」などの追加工事を行った。
◇表彰事業
*第7回中日福祉ボランティア賞
東海三県下の地域福祉を支えているボランティア団体の活動を顕彰し、ボランテ
ィアの輪を広げることを目的に実施。7月に募集を始め、推薦のあった 33 団体のう
ち1月から2月にかけて行った社内外の選考委員会で 9 団体に決定。19 年3月 23 日
に名古屋本社で贈呈式を行った。正賞は顕彰タテで副賞は 30 万円。
中京大学保育サークル ぷいぷい 名古屋市
名古屋中村おもちゃ図書館
グループ
吾亦紅
愛知県春日井市
ボランティアグループ
みやび会
豊田自動織機
はあとふる倶楽部
ボランティア
ウヌマ
花友庵
上野音訳グループ
〃
愛知県尾張旭市
愛知県刈谷市
岐阜県各務原市
岐阜県岐阜市
しのび
宮ノ上座ノ下地区福祉委員会
三重県伊賀市
三重県尾鷲市
◇心身障害児・者福祉事業
(1)障害者事業への支援
平成 18 年4月から施工された障害者自立支援法によって障害者の自立が益々重要
になり、一般社会が障害者への理解と交流を深めるため文化、スポーツ、講演会、シ
ンポジウムなど障害者団体が主催する事業に中日新聞紙面での支援や助成金などを
贈って支援を行った。
(2)障害児教育展
障害児教育への一般の理解と認識
を深めてもらうことを目的に 19 年1
月 18 日から 25 日まで名古屋市熱田
区の同市教育センターで開催した。
今回は「つたえよう
君の思い」を
テーマに名古屋市内の養護学校、障
害児学級、病院内学級などで学んで
いる児童・生徒らから集められた個
性あふれる作品約 2,300 点を展示した。今回で 43 回目。共催:名古屋市教育委員会、
同障害児教育研究協議会。
◇母子福祉・児童福祉事業
(1)中日ドラゴンズ公式戦に招待
ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズの公式戦 67 試合に児童養護施設の子ども
たちを中心に約 3,350 人を招待した。観戦した子ども達からは数多くの感動の手紙が
届いた。共催:中日ドラゴンズ、同選手会。協力:ナゴヤドーム
(2)児童養護施設招待「中日子ども村」
愛知県内の児童養護施設の小学校4年生から6年生の児童 98 人(スタッフを含め
125 人)を8月2日から4日までの2泊
3日で岐阜県郡上市白鳥町石徹白へ招
待した。民宿に宿泊し、ハイキング、流
しそうめん、魚のつかみ捕り、キャンプ
ファイアなどを楽しんだ。他の施設の児
童・職員、村の人々とともに奥美濃の自
然とふれあい、夏休みの楽しいひと時を
過ごした。また、指導員として参加した
各施設の職員にとっても貴重な体験と
情報交換の場となった。例年を上回る申し込みがあり、大盛況であった。
(3)生活保護家庭の小中学生に「お年玉」を贈る
12 月下旬、愛知、岐阜、三重の各県に在住する生活保護家庭の小・中学生合わせ
て 4,645 人に、各県市の福祉事務所を通じて「お年玉」(小学生 1 人 1,500 円、中学
生1人 2,000 円)を贈呈した。
小学生
人
数
金
中学生
額
人
数
金
合
額
合計数
計
合計金額
愛 知 県
703 人
1,054,500 円
459 人
918,000 円
1,162 人
1,972,500 円
岐 阜 県
168 人
252,000 円
121 人
242,000 円
289 人
494,000 円
三 重 県
608 人
912,000 円
404 人
808,000 円
1,012 人
1,720,000 円
1,439 人
2,158,500 円
819 人
1,638,000 円
2,258 人
3,796,500 円
2,918 人
4,377,000 円
1,803 人
3,606,000 円
4,721 人
7,983,000 円
名古屋市
合
計
(4)子どもの健康を守る会
愛知県内の幼・保育園の職員や保育士、保護者を対象に 19 年1月 27 日、名古屋市
中区役所ホールで「軽度発達障害児への理解と対応」と題して東誠氏(あいち小児保
健医療センター診療科)の講演を行った。今回で 42 回目。共催:愛知県小児科医会
(5)交通遺児のために
本事業団に「交通遺児のため役立てて」と個人や企業からの寄付金をもとに、交通
事故で親を亡くした子供たちを励ますため7月に「大相撲名古屋場所に招待」
、デジ
タルカメラの贈呈、中学校を卒業する遺児に記念品の贈呈、8月の「サマーキャンプ」
や 12 月の「交通遺児を励ます会」のクリスマスパーティー、3月の「中学を卒業す
る交通遺児を励ます集い」などに助成金や記念品を贈った。
◇老人福祉事業
(1)「長寿社会フォーラム」の開催
超高齢社会へ急速に移行している中、健康で多様な生き方を選択し、かつ個性を発
揮できるかを探ることを目的に 19 年3月2日、名古屋市東区のテレピアホールで「長
寿社会に向けての課題と展望~生い先と老い先の間で~」をテーマに講演とシンポジ
ウムを行った。約 500 人が聴講し、熱心に聞き入っていた。共催:日本福祉大学、愛
知医科大学、東海テレビ福祉文化事業団
(2)名古屋市老人福祉施設作品展
名古屋市内の老人福祉施設を利用している
お年寄りたちが趣味で制作した絵画、書、手
芸作品など約 3,000 点を、10 月4日から9日
まで、名古屋市東区の名古屋市民ギャラリー
矢田で開催した。手づくり体験コーナーや介
護相談、福祉講演会などの事業も合わせて行
って、会期中に延べ約 5,800 人が観覧した。共催:名古屋市老人福祉施設協議会など
◇医療福祉事業
(1)「マタニティー・スクール」
「赤ちゃんの声が聞こえる明るい家庭」を願い、新しくお母さんになる方と家族
を対象に、出産や育児の基礎知識を学んでもらうために6月5日・13 日と9月 26 日・
10 月2日の2回、松坂屋本店本館で開催。延べ 200 人が参加した。協力:藤田保健
衛生大学
協賛:松坂屋本店
(2)子供のやけど特別相談
子供のやけどで治療や後遺症などに悩む親と子を対象に6月に名古屋市中区の「栄
ガスビル」、2月に名古屋市中区の「中日新聞1階サロン」で行った。相談員は愛知
医科大学附属病院と中京病院の専門医。共催:(財)日本熱傷協会。18 年度で終了。
(3)郵送方式による大腸がん無料検査
大腸がんによる死亡者は年々増加傾向にあり、若年層の発病増加も報告されている。
東海三県下の 30 歳以上の男女 2,000 人を対象に大腸がんの早期発見、早期治療を目
的に9月4日から 11 日まで郵送方式により実施。共催:名古屋公衆医学研究所
◇各種福祉団体への助成
(1)特別支援教育振興のため研究助成金贈呈
心身障害児や高機能自閉症児、学習障害(LD)児らの教育研究、実践、啓発活動
を行っている愛知、岐阜、三重、静岡各県と名古屋市の 5 つの特別支援教育研究団体
に6月 28 日、名古屋本社で研究助成金として 1 団体 25 万円を贈呈した。
(2)難病者団体に激励金を贈呈
成田山名古屋別院大聖寺(犬山市)と同信
徒団体「索の会」から寄託された激励金
県名
団
体
名
愛知県肝友会
(2,336,617 円)を愛知、岐阜、三重各県の
(財)愛知難病救済基金
16 の難病者団体に贈った。
全国筋無力症友の会愛知支部
愛知県
たんぽぽ会(口唇口外裂を考える会)
東海脊髄小脳変性症(SCD)友の会
日本ALS協会愛知県支部
日本リユマチ友の会愛知支部
岐阜県肝炎の会
全国パーキンソン病友の会岐阜支部
岐阜県
つぼみの会愛知・岐阜
岐阜支部
日本ALS協会岐阜県支部
日本てんかん協会(波の会)岐阜支部
全国膠原病友の会三重県支部
日本網膜色素変性症三重支部
三重県
日本リユマチ友の会三重支部
三重もやの会(もやもや病)
愛知県 7 団体のみなさん
(3)その他の主な助成先
愛知県共同募金会へ
500,000 円
三重県社会福祉協議会へ
300,000 円
◇資金造成事業
(1)年末助け合い運動
生活保護家庭の小・中学生にお年玉贈呈と障害者の小規模作業所など福祉施設(団
体)を支援するための資金造成として、12 月 1 日から 25 日まで「年末助け合い運動」
を実施した。中日新聞の本社や支社、総・支局を通じて、期間中に寄せられた温かい
善意は 268 件、25,186,203 円に達した。
(2)「郷土の美術家100人展」
松坂屋本店(名古屋・栄)で 12 月5、6日の
2日間開催した。東海3県下で活躍する日本
画、洋画、工芸、書の各部門の実力作家や人
気作家など 119 人の最新作を展示、チャリテ
ィー特別価格で販売した。協力作家が減少し
たものの、売上点数は昨年を下回り、今回の
益金は約 539 万円となった。前年比約 104 万
円の減となった。
(3)年末助け合いチャリティー作品展
12 月2日から5日まで豊橋市の豊橋丸栄で「郷土画家・彫刻家・書道家作品展」
を開き、年末助け合い運動の資金づくりを行った。益金は約 74 万円で豊橋善意銀行
と折半した。また、中日栄文化センター講師らが 12 月4日から 16 日まで同文化セン
ターで開いた「手工芸チャリティーバザー」や「チャリティー色紙展」などの益金(約
71 万円)が当事業団へ寄託され、年末助け合い運動の資金づくりの一助になった。
平成18年度 本部貸借対照表
大
中区分
【流動資産】
現金預金
【固定資産】
基本財産
土地
基本財産特定預金
その他の固定資産
建物
構築物
器具及び備品
積立預金
借方合計
金額
101,936,700
101,936,700
924,274,553
711,780,000
11,780,000
700,000,000
212,494,553
207,137,818
470,000
2,979,545
1,907,190
1,026,211,253
平成19年3月31日
金額
26,923,247
26,923,247
811,533,774
711,780,000
711,780,000
97,846,584
97,846,584
1,907,190
187,754,232
124,113,208
63,641,024
1,026,211,253
中区分
大
【流動負債】
預り金
【純財産】
基本金
基本金
国庫補助等特別積立金
国庫補助等特別積立金
その他の積立金
【繰 越 金】
前期繰越金
当期繰越金
貸方合計
平成18年度 本部事業収支計算書
大
中区分
小区分
寄附金収入
一般寄附金収入
指定寄附金収入
物品寄附収入
負担金収入
共催等負担金収入
雑収入
雑収入
国庫補助等積立金取崩
国庫補助等積立金取崩
受取利息配当金収入
受取利息配当金収入
会計単位間繰入金収入
特別会計繰入金収入
会計単位間振替収入
会計単位間振替収入
その他の積立金取崩額
修繕積立金取崩額
合計
金額
大
中区分
192,187,035 事務費支出
旅費交通費
97,761,283
研修費
76,925,752
消耗品費
17,500,000
器具什器費
488,320
印刷製本費
488,320
修繕費
537,508
通信運搬費
537,508
会議費
2,755,416
手数料
2,755,416
賃借料
909,761
諸会費
909,761
雑費
514,361
514,361 事業費支出
連絡助成事業費
143,631,886
143,631,886
3,094,035
3,094,035
小区分
旅費
表彰費
寄贈品購入費
共催負担金
運営委員諸費
参加会員諸費
消耗品費
印刷製本費
通信運搬費
賃借料
会議費
自動車使用料
人件費
一般寄付助成金
指定寄付助成金
手数料
その他
雑費
減価償却費
減価償却費
経理区分間繰入金支出
経理区分間繰入金支出
支部繰入金支出
あおば館繰入金支出
わかば館繰入金支出
会計単位間振替支出
会計単位間振替支出
固定資産売却損
その他の売却損
その他の積立金積立額
修繕積立金積立額
当期繰越金
合計
344,118,322
平成19年3月31日
金額
10,666,308
171,130
185,015
515,377
7,980
942,060
6,924,750
78,680
6,000
4,410
524,946
29,500
1,276,460
133,695,605
130,099,070
151,100
3,578,963
2,060,004
3,576,397
900,645
1,899,176
23,505
272,990
402,152
2,066,280
197,426
204,810
2,491,390
18,730,907
92,925,752
288,545
329,028
3,596,535
5,926,982
5,926,982
14,300,000
14,300,000
3,600,000
600,000
10,100,000
101,333,615
101,333,615
14,553,563
14,553,563
1,225
1,225
63,641,024
344,118,322