参考資料1くまもと安心移動ナビ・プロジェクト実施方針 - 熊本県

資料 2
熊本県自律移動支援プロジェクト
くまもと安心移動ナビ・プロジェクト
平成19年度 実施方針(案)
平成19年7月26日
熊本県
0
目
次
Ⅰ 本年度の実施方針について
4
Ⅱ 推進体制について
7
Ⅲ
熊本駅周辺における実用化に向けた可能性と課題の検討について
14
Ⅳ 本年度の実証実験について
19
Ⅴ ユビキタス展示について
23
Ⅵ 本年度のスケジュールについて
24
1
Ⅰ
本年度の実施方針について
2
3
1
本年度の実施方針について
平成19年3月29日
第2回推進委員会了解事項
① 平成18年度の結果を踏まえ、利用者に提供する情報が、
より的確かつ充実した内容となるよう引き続き、水道町交差
点等において実証実験を行う。
② 熊本駅周辺における自律移動支援プロジェクトの実用化に
向け、その可能性と課題の検討を行う。
③ ユビキタス技術、自律移動支援プロジェクトに対する県民
の理解をより一層図るため「ユビキタスが拓くユニバーサル
社会」展示の説明を行う。
4
5
Ⅱ
くまもと安心移動ナビプロジェクト
推進体制について
6
1
くまもと安心移動ナビプロジェクト推進委員会
2.推進体制
【目的】
自律移動支援プロジェクトの実用化に向けた各種データを収集するとともに、熊本県におけるユビキタス技術及
び自律移動支援プロジェクトの利用可能性について検証する「くまもと安心移動ナビ・プロジェクト」の円滑な実施
を図ることを目的とする。
くまもと安心移動ナビ・プロジェクト推進委員会
委員長
潮谷
顧
義子(熊本県知事)
問
小原恒平(国土交通省九州地方整備局長)
大黒伊勢夫(国土交通省九州運輸局長)
スーパーアドバイザー 坂村健(東京大学大学院情報学環教授)
大石久和(東京大学大学院情報学環COE教授)
武井俊幸(総務省九州総合通信局長)
【青字:新任】
荒井 勝彦(新)
石渕 貞次郎
泉 冬星
稲野 茂(新)
河合 敏夫
熊本 敏彦
幸山 政史
越塚 登(新)
齋藤 長一郎
七條 牧生
熊本学園大学経済学部教授
(高等教育コンソーシアム熊本 企画運営委員)
熊本県視覚障害者福祉協会連合会長
熊本市中心商店街等連合協議会 世話人代表
国土交通省政策統括官付参事官付政策企画官
国土交通省熊本運輸支局長
西日本電信電話株式会社熊本支店長
熊本市長
東京大学大学院情報学環准教授
熊本県バス協会長
国土交通省熊本河川国道事務所長
ユビキタスシステム検討会
リーダー:東京大学
越塚准教授
<目的>
・水道町交差点で行う実証実験の具体的な内
容を検討
・熊本駅周辺で実用化する、自律移動支援シ
ステムを検討
田中 直人(新)
摂南大学工学部教授
藤江 研一
細田 勝則(新)
本田 一
溝上 章志(新)
元木 洋(新)
森元 豊
山田 純
横内 泉
総務省九州総合通信局情報通信部長
九州旅客鉄道株式会社熊本支社長
株式会社鶴屋百貨店代表取締役社長
熊本大学大学院自然科学研究科教授
鉄道建設・運輸施設整備支援機構九州新幹線建設局長
九州電力株式会社熊本支店長
YRPユビキタス・ネットワーキング研究所 所長室長
熊本県警察本部長
ユビキタス技術を活用した
熊本駅周辺UD推進検討会
リーダー:摂南大学
田中教授
<目的>
新たに整備される熊本駅周辺における、ユビキ
タス技術を活用したUD推進のための具体的プラ
7
ンを検討する。
7
1−(1)
ユビキタスシステム検討会
【目的】
・水道町交差点で行う実証実験の具体的な内容を検討する。
・熊本駅周辺で実用化する、自律移動支援システムを検討する。
(ICタグシールや無線マーカー等の整備やシステム化の検討を含む)
リーダー 東京大学大学院情報学環 越塚登 准教授
メンバー
政策統括官付参事官室
九州地方整備局交通対策課
国土交通省
熊本河川国道事務所交通対策課
熊本河川国道事務所調査第二課
熊本市
交通計画課
県総合政策局
企画課特定政策推進室
監理課
県土木部
道路保全課
新幹線都市整備総室
県警察本部
交通規制課
国土技術研究センター
調査第二部
ユビキタスネットワーキング研究所
8
1ー(2)
ユビキタス技術を活用した熊本駅周辺UD推進検討会
【目的】
新たに整備される熊本駅周辺における、ユビキタス技術を活用したUD推進のための具体的プ
ランを検討する。(検討すべき課題ごとにタスクフォース(TF)を設置し検討を行う。)
全体調整タスクフォース
リーダー
摂南大学工学部
田中直人教授
・各タスクフォースの調整
・プランのとりまとめ
コンテンツの検討
整備・管理運営面の検討
TF1
公共交通機関の案内に関する
情報内容等の検討
TF2
視覚障害者の移動・交通に
関する情報内容等の検討
・熊本駅周辺整備と自律移動支援P
Jの実用化に向けた調整・整備ス
ケジュール等
TF3
公共施設・商店街・観光等に関
する情報内容等の検討
・整備した、各機器の維持管理、情
報の登録更新等の管理・運営方法
等
TF4∼
9
2
ユビキタス技術を活用した熊本駅周辺UD推進検討会
所属
全体調整
リーダー 摂南大学 田中直人教授
◎
国土交通省
熊本市
政策統括官付参事官室
九州地方整備局交通対策課
熊本河川国道事務所交通対策課
熊本河川国道事務所調査第二課
交通計画課
熊本市東A地区公共施設企画P
熊本駅周辺整備事務所
交通局電車課
●
●
●
●
TF1
TF2
TF3
TF4∼
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
JR九州
経営企画部IT推進室
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
九州新幹線建設局建築課
NTT西日本
熊本支店
●
●
熊本県バス協会
事務局
●
●
熊本商工会議所
経営相談課
●
●
熊本の道を語る女性の会
●
●
熊本市中心街等連合協議会
熊本県観光連盟
●
事務局
●
熊本県身体障害者団体連合会
●
熊本県視覚障害者福祉協会連合会
事務局
熊本県視覚障害者福祉会
点字図書館
県総合政策局
企画課特定政策推進室
県地域振興部
県商工観光労働部
県土木部
●
●
●
◎
◎
●
●
●
●
●
●
◎
地域政策課
●
●
交通対策総室
●
●
観光物産総室
●
監理課
●
●
●
道路保全課
●
●
●
新幹線都市整備総室
●
●
●
●
新幹線熊本駅周辺整備事務所
県警察本部
警察本部交通規制課
国土技術研究センター
調査第二部
◎
●
●
●
●
●
●
◎ 取りまとめ責任者
●
●
●
10
11
Ⅲ
熊本駅周辺における可能性と
課題の検討について
1 平成30年度までの熊本駅周辺整備のスケジュール
2 熊本駅及び周辺整備後のニーズについて
3 検討にあたっての基本的な考え方
12
13
1
熊本駅周辺整備スケジュールについて
3.熊本駅周辺における可能性と課題の検討について
H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度
H22
新幹線駅舎
H22
西口広場
H28
在来線駅舎
H30
東口広場
整備
実施設計
設計
整備
基本設計
暫定形の
設計
暫定整備
新
幹
線
全
線
開
業
整備
実施設計
完成形の設計
在
来
線
高
架
化
完
了
完成整備
整備予定図
14
2
熊本駅及び周辺整備後のニーズについて
どの出口を
出ればいい
のかな?
【平成22年度】
●九州新幹線全線開業
●新幹線熊本駅舎完成
●新西口広場完成
○東口広場暫定整備
新幹線開通に伴い、新たな来訪者が増加。また、新幹線
ホームの整備、西口の新設・東口の暫定整備等により、
電車の乗換方法や公共交通機関の使い方等がわからな
い人が増加
【平成30年度】
●在来線高架化完了
●熊本駅舎完成
●東口広場完成
駅舎、東口広場が全く新しくなり、ほとんどの人がどこにど
んな施設等があるか分からない
新幹線で熊本駅に着いた人が、簡単に、安全に目的地に行けるよう情報の提供を行
う必要がある。 自律移動支援プロジェクトの実用化により、来訪者の利便性が 15
大きく向上する。
15
3
検討にあたっての基本的考え方
<平成22年度>
○現時点で概ね確立されている技術を
前提に実用化を計画
「ICタグ」と「ucodeQR」
を併用した、現行の携帯
電話機能による実用化
<平成30年度>
○携帯電話にUCの機能が完全に内
蔵され、ICタグの設置、関係諸制度
等のインフラも十分整備されている。
UC機能付き携帯電話による
完全実用化。
○新たに整備された新幹線で熊本を
訪れた人を主な対象とする。
○実現可能な範囲で障害者向けの支
援システムも導入するとともに、障害
者向け支援システムの実用化に向
けた実証実験を行う。
○全ての案内誘導が、その人の行動
予定・希望・特性に合わせ自動的に
行われる
16
17
Ⅳ 今年度の実証実験について
18
1 健常者等向け実証実験の内容
(1) 実験の目的
熊本駅及びその周辺における実用化の可能性と課題を検討するために必要なシステムや情報内容の
実証実験を行う。
(2) 実験内容案 (今後都合により一部変更となる可能性があります)
① パレア内 (改札口/東口案内板を想定)
・ ユビキタスコミュニケーションパネル(案内板)を設置し、行き先ごとucodeQRも印刷したICタグシール
を貼り、携帯電話、備え付けのUCまたは貸出しUCで読み取り、行き方等※を案内。
(※行き先ごとのバス停や電停の場所、直近の発車時刻等)
・ 観光地や熊本の商店街の案内 (行き方、人気メニューの表示、営業時間等)
② 上通り商店街
・ 個店情報(レストラン:メニュー、営業時間等/ブティック等:今日の特別情報等)
③ パレアからバス停
・ 移動途中の主要地点での追加案内(ここから左へ曲がる、あと20m等)
④ バス停
・ バス停留所が正しいか、直近の発車時刻等
(3) その他実施を検討している事項
バスロケーションシステムと連携し、直近バスの運行情報案内
19
19
2 障害者等向け実証実験の内容
(1) 実験の目的
熊本駅及びその周辺における実用化の可能性と課題を検討するために必要なシステムや情報内容の
実証実験を行う。
(2) 実験内容案 (今後都合により変更となる可能性があります)
① 視覚障害者向け
・ 自分で行き先の入力をする。
・ 交差点における信号情報案内(青か赤か)、横断中における残りの距離情報提供
・ ICタグを埋められないところでのマーカによる誘導
・ 直線歩道に一定距離間隔でICタグを埋込み、正しいルート上を歩行していることを知らせる。
② 車イス、ベビーカー使用者向け
・ バリアフリールートによる誘導案内
③ 外国人向け
・ 外国語で情報発信
(3) その他実施を検討している事項
視覚障害者向け
・ UCでエレベーターを呼ぶ
・ 電停において、目の前のホームに自分が待っている電車が到着、停車した事を音声で知らせる。
20
20
3 検証項目
検証項目
パ ①パネル+ucodeQR、既存のUC及び
ネ 携帯電話による情報提供システムの
ル 有効性
検証箇所
対象者
情報提供機器
発信する情報
検証方法
パレア内
・健常者
・視覚障害者
・車いす使用者
・ベビーカーを押
している方等
関連機器・パネル
ユビキタス技術
来場者
アンケート
無線マーカー等設置
施設検索
経路検索・誘導
観光情報
店舗情報
乗換案内情報
無線マーカー等設置
施設検索
経路検索・誘導
観光情報
店舗情報
乗換案内情報
赤外線マーカー設置
タグ付誘導ブロック敷
設
施設検索
経路検索・誘導
乗換案内情報
①移動支援に関する情報(観光情報・
店舗情報・経路案内情報等)の有効性
健
常 ②移動支援に関する情報の利用意欲
者 及び情報利用時の支払意志額
等 ③移動支援に関する情報利用促進の
ために整備されている必要のある環境
(制約条件、サービス内容、エリア等)
全エリア
健常者
①無線マーカーによる位置特定を用い
た障害者等向け経路誘導の有効性
②マーカーの設置間隔、誘導メッセー
障 ジ等の妥当性
害
③視覚障害者にとっての機器の操作
者
性
等
全エリア
・パレア内∼水
④無線マーカーを用いたシステムとの
道町バス停・通
優劣比較
町筋バス停
・視覚障害者
・車いす使用者
・ベビーカーを押
している方等
利用者
モニタリング
21
4
実証実験のエリア
5.水道町における検証項目について
:対象エリア
:赤外線マーカー設置位置案
:無線マーカー設置位置案
:タグ入り誘導ブロック敷設経路
EV
EV
テトリア熊本
9階パレア
22
Ⅴ ユビキタス展示について
来場者の方々に、ユビキタス技術を活用した新しい熊本駅およびその周辺の
イメージを映像で紹介し、その熊本駅で活用されるユビキタス技術の一部をパ
レアにて模擬体験していただく。
乗換案内
行きたい駅や目的地の
を携帯電話のカメラを
使って、ucodeQRを読み
取って下さい。
バス停案内
タッチパネル
上熊本駅
南熊本駅
赤水駅
尻駅
水前寺駅
内牧駅
宇土駅
新水前寺駅
阿蘇駅
熊本城
新市街
熊本県庁
水前寺公園
鶴屋百貨店
熊本市役所
上通商店街
くまもと阪神
合同庁舎
下通商店街
・・・・・
ホテル日航
・・・・・
・・・・・
駅名
松橋駅
光の森駅
宮地駅
小川駅
立野駅
三角駅
アイウエオ
・・・・・・
施設種別
電話番号
ICタグ
ICタグ部分にUCを密
着させ、ボタンを押す
バリアフリー経路誘導
観光情報
「ユビキタスコミュニケーションパネル」
(案内板)をパレアに設置し、模擬体験
23
していただく
23
Ⅵ
全体スケジュール
4月
5月
6月
7月
8月
9月
H19年度
10月
11月
12月
1月
2月
方針
国協議
全 推進体制
検討
体
第1回推進会議
準備
委員依頼
第
1
回
推
進
会
議
第2回推進会議
準備
3月
第
2
回
推
進
会
議
要綱制定
推
進
体
制
シ
ス
テ
ム
検
討
メンバー依頼
実証実験
実施計画案
検討
実証実験
実施計画
案作成
実証実験
結果検証
コンテンツ
詳細検討
報
告
書 プ
ラ
ン
案
自律移動支援プロジェクト導入の可能性と課題を検討
熊
本
県
取
組
熊
本
駅
周
辺
U
D
検
討
TF体制
検討
メンバー依頼
検討資料作成
全体調整
第3回
全体調整
第2回
全体調整
第1回
プラン作成
各種調査
コンテンツの検討TF
コンテンツの検討TF
(TF1∼TF3)
報
告
書
整備・管理運営の検討TF
機器調達
実
証
実
験
<実証実験>
水道町交差点
結果取りまとめ
コンテンツ作成
リ展
ニ
企業への
協賛依頼
展示物等
の作成
ュー
展
示
関
係
設置工事
改装
ア
ル
示
場
24