第 1 回三豊市環境市民会議 会議録要旨 参考資料

第 1 回三豊市環境市民会議
会議録要旨
参考資料
日時
平成 20 年 12 月 11 日(木)
19 時 00 分~21 時 20 分
場所
高瀬町農村環境改善センター
出席者
委員:秋山ふみ枝、阿佐詔子、飯澤ふみよ、植岡澤江、大平淳子、大矢根節子、
小玉友良、貞廣浩征、佐藤万里子、関博、成行明節、原将嘉、藤川和子、
前川博之、森シズエ、森壽好、山崎豪、渡辺清
以上 18 名
以上 2 名)
(欠席:次田求、前田昭文
(敬称略)
事務局:(三豊市)横山市長、小野部長、岩本次長、磯崎課長、中野課長補佐、
小野課長補佐、内田副主任、合田主任主事
(日本総合研究所)田中、田嶋
傍聴者:7 名
次第
開会
1.委嘱状の交付
2.市長挨拶
3.委員紹介
4.議題
(1) 委員長及び副委員長の選出について
(2) 環境市民会議の運営について
(3) 三豊市のごみ処理について
5.その他
閉会
配布資料
資料1:三豊市環境市民会議設置要綱
資料2:三豊市環境市民会議運営規則
資料3:三豊市環境市民会議傍聴規程
資料4:三豊市のごみ処理の現状
資料5:新ごみ分別後の状況(収集量)
資料6:会議資料の用語説明
1.委嘱状の交付
市長より各委員に対し委嘱状の交付があった。
2.市長挨拶
検討委員会の開催に先立ち、三豊市市長からご挨拶があった。要旨は以下の通りである。
・ 三豊市ではごみの全量資源化を目指している。
・ ダイオキシンの抑制に加えて、二酸化炭素の排出削減に取り組みたい。
・ 三豊市ごみ処理検討委員会での結果が出れば、新たなごみ処理方式を観音寺市(三観広
域)へ相談したい。
・ できるだけ安価で安定的なごみ処理方式を目指しており、バイオガスに固執することな
く、白紙からの検討を行う。
・ 市民の声を活かし、かつごみ処理検討委員会での検討内容を報告する場が、この環境市
民会議である。両委員会で活発なキャッチボールを進めていきたい。
3.委員紹介
事務局から各委員の紹介があった。
4.議題
(1)委員長及び副委員長の選出について
委員からの推薦により、委員長に成行明節氏、副委員長に秋山ふみ枝氏が決定した。
(2)環境市民会議の運営について
事務局より資料1、資料2、資料3の説明があった。
(3)三豊市のごみ処理について
三豊市のごみ処理について以下の通り質疑が行われた。
委員長
:ごみ処理技術検討委員会にて検討されているが、この会議でも検討内容を議
論したい。
副委員長 :20 年前から環境に意欲が高く、生活の中でもできるだけごみを出さないよう
に、生ゴミもできるだけ出さないように工夫している。まず、ごみを減らす
ことが重要だ。施設を作るなら、高い税金を払ってまでも必要か、みんなと
議論したい。
事務局
:ごみ処理技術検討委員会を立ち上げ、5 名により構成。4/30 に立ち上げ委員
の選任などを行った。8/22 に第 2 回、市内のごみ処理施設を視察。第 3 回で
はごみ処理システムの検討を進めた。三豊市のごみ処理の課題をとらえるこ
とが、すべての原点。本市民会議では、ごみ処理の現状と分別状況、今後の
あり方を報告・検討したい。第 1 回・第 2 回と重ねる中で、ごみ処理のあり
方をつめていきたい。
原氏
:技術検討委員会の名簿を次回配布していただきたい。委員会の検討スケジュ
ールも共有して欲しい。
事務局
:名簿は今コピーして配ります。市民会議のスケジュールは大まかなスケジュ
ールとしては、本日の会議をふまえ、第 4 回の技術検討委員会を行う。2 月の
下旬で市民会議を行う。第 2 回では検討しているごみ処理方法をいくつか提
示したい。第 2 回で市民の声を頂いて、またごみ処理技術検討委員会で検討
したい。埋立地も一杯で焼却灰など出せない状況だ。急いで検討し、3 月下旬
か 4 月に処理のあり方を決めたい。21 年度からシンポなど開きたい。市民会
議を 3 回、シンポ 1 回を 21 年度に予定している。市民会議は 4 回にもなりう
る。
委員長
:第 4 回の技術検討委員会で、今日の議論が報告されるとのこと。でも今日は
具体的な話は出ないこともありうる。
事務局
:今日は、市が考えるごみ処理の基本姿勢とごみ処理の現状を説明します。忌
憚ない意見を、ごみ処理方式に限らず、マイバックなどの話も含めて出して
欲しい。年度いっぱいで、処理方式は決められればよいと思う。分別の困難
さ、などの意見も出して欲しい。これを含めて技術検討委員会で答申を出し
たい。
委員長
:第 2 回の市民会議から具体的に話したい。
渡邊氏
:技術屋さんの議論を聞かせて頂き検討せねばならない。この議論はまだ我々
は知らない。技術検討委員会がどれほど進んでいるか知らない。ネットで公
開されているとも聞くが、市民にどれだけネットが広がっているか?まず技
術検討委員会の検討内容を知りたい。18 分別のごみ分別のあり方など、技術
検討委員会の委員は、どれほど把握しているか。技術検討委員会の議論内容
も名簿も出して欲しい。次回の市民会議で技術検討委員会の資料も出して欲
しい。
事務局
:技術検討委員会では、ごみ処理の方式は決まっていない。第 4 回で 3 案くら
いにしぼりたい。施設見学なども含めて、ごみ処理のあり方を検討中だ。今
日の資料 4 も技術検討委員会での資料だ。方式は決めたいが、まだそこまで
決まっていない。技術検討委員会の資料も出していきたいと思う。
渡邊氏
:資料 4 の説明して欲しい。
委員長
:ごみ処理の現状について資料 4 を説明して欲しい。
事務局
:資料 4 を説明、資料 5 も説明
藤川氏
:誤字がある。
関氏
:資料 4 の図 1、事業系ごみは燃やせるもののみか。表はクリーンセンターでの
処理量か。
事務局
:然り。不燃の事業系は各業者で処理している。表はクリーンセンターの処理
量だ。
関氏
:表 4 では、事業系ごみが増えているが。
事務局
:過去実績から推計すると、日本総研でも計算してもらったが増えている。
日本総研
:過去トレンドから計算している。表 1 にもあるように事業系ごみが増えてい
る。上下が激しいので一概には言えないが、ある程度の推計から過去のトレ
ンドから算出している。
原氏
:事業系ごみとは何ですか。
事務局
:市内での会社、食品会社など事業をしているもののごみ。この中にも可燃と
不燃がある。可燃は 21,000 円/t でクリーンセンターに持ち込みさせている。
不燃は事業者での適正処理をさせている。ダンボール、缶などの処理は事業
者でやっている。
原氏
:事業系ごみは市にとって出た方がよい、とのことか
事務局
:ごみの資源化、減量化が重要。事業化ごみの市での受け入れもコスト分を出
させないから処理、資源化していく。
関氏
:事業系ごみの伸びは対策なしでの推計。事業系ごみの減量体質をつくるべき。
事務局
:市民についてはごみ減量進んでいる。事業者にも減らすようにせねばならな
い。
藤川氏
:事業系は燃えるごみだけを資源化か。
事務局
:然り。
副委員長
:生ごみの量がとても多いと思う。クリーンセンターで受け入れている。でも
クリーンセンターももうすぐなくなる。生ごみ処理をどうするかが一番のネ
ックだ。
事務局
:ほかほか亭などの事業系の産業廃棄物だ。これはクリーンセンターに入って
いない。一般廃棄物は入っている。一廃と産廃の違いは難しい。調理過程で
出るものでも、出る場所で異なる。家庭ごみばかりに目が向いていることも
あるので事業系ごみもちゃんと考えます。
渡邊氏
:事業系ごみをどうするのか。以前の議論について説明。一般廃棄物、産業廃
棄物についてクリーンセンターで受け入れるか否かについて議論した。食品
は食品リサイクル法があるが、事業者もめんどくさい。結局最終処分場に行
く。大きな事業系ごみ(ホテル、病院)の可燃のものはクリーンセンターに
入る。炉数は 1 つしかない。日立がメンテナンスしている。18 品目分別した
場合、逆にごみが足りないとの話もある。S55 以降の経緯、クリーンセンタ
ーのいきさつは全て議論している。ご理解いただきたい。
前川氏
:プラ・紙容器の回収によるメリット、回収物はどうなっているか。分別によ
るコストメリットなど、方式ごとのメリットなど教えて欲しい。
事務局
:準備できるものはします。
渡邊氏
:県でも議論している。環境に配慮していこう。知事も熱心だ。県事務局にも
発破かけている。
事務局
:技術検討委員会の経緯について、まずは三豊市の基礎的なごみ関連情報を紹
介した。資源化の必要性が浮き彫りになった。将来的にごみがどうなるのか
も踏まえて検討している。次回以降でごみ分別方法を出す。日本総研から紹
介させる。
日本総研 :第 1 回、2 回では現状把握を。資料 4 を検討した。さらに現地視察をした。第
3 回委員会では、将来のごみ予測を抽出した。事業系ごみの増加があったので、
これへの対応の必要性を抽出した。これを踏まえて、ごみ処理方式の検討を
次回から行う。市長も言うように、CO2 削減は重要だ。燃却以外のやり方に
ついては、表 6 の通り。厨芥や紙について、記載の通りの再資源化技術を確
認した所だ。第 4 回で、具体的方式を検討し、次回市民会議で報告したい。
また、国の方向性は 3R。熱回収するとの国の方式だ。一方で三豊市では分別
がきちんとされているので、逆に熱回収が厳しいと言える。バイオガスや R
PF などのやり方も検討する必要があることを確認したい。年度あけての技術
検討委員会で方式を決めたい。
委員長
:生ごみの処理は堆肥化、バイオガス化が考えられるが、全国的にバイオは少
ないので、堆肥化の方向で検討してもよいのではないか。CO2 削減は重要だ。
金融問題もあるが環境問題の方が重要だ。ツバルが沈むこともある。再資源
化が必要だ。
山崎氏
:ごみは減っているか増えているか、支所は知らないといっている。月毎の情
報や、増減の動向など知らない支所は問題だ。本部と支所がきちんと情報共
有すべき。
委員長
:ごみの問題以外でも、本庁・支所の連絡体制が大きなテーマ。
事務局
:然り。職員数を減らす中での対応は問題だ。反省して改めたい。ごみの問題
については平成 20 年の 10 月、11 月のデータはあるが、もう少し長期間、例
えば半年くらいはデータをとらないと確かには言えない。可燃ごみが半減す
ることも予測できなかった。今後分析していく。
渡邊氏
:支所が知らないことについて。結論については担当事務局、分別議論もきち
んと話している。ただ担当が女性であると、現場に出ることは難しい。巡回
に出ることは必要だ。事務局ががんばってやってほしい。財田町ではもとも
と生ごみは少なく、山に捨てている。粗大ごみを詫間清掃に持っていくこと
が一番の問題だ。理事会を開いても、昼では来られない。2 回目からは夜に開
くようにした。分別が仁尾町では急に増えたので大変だが、よく頑張ってい
る。3 月くらいまでには、数字をまた出して頂ければと思う。
佐藤氏
:家庭ごみを減らすには個々人の意識が重要だ。老人や夫婦など、情報をあま
り知らない。例えば広報で、ごみ減量一言アドバイスなど欲しい。あと、エ
コバッグ利用によるポイントなど、ごみ減量の環境を整えて欲しい。廃油を
家庭で保管できる容器を行政サービスしてほしい。
渡邊氏
:廃油について。山本町では 15ℓのポリを自治体に配布している。年 2 回、回収
している。市民会議、技術検討委員会などあるが、ごみ減量が必要だ。新た
に加わった町では EM で減らすとの話もある。減量化、堆肥化の指導してい
る。他市でも取り組んでいる。合議前の旧市町村でも今は頑張っている。会
議もいいが、まずは減量化だ。県でも取り組んでいる。佐藤氏の言う通り。
金属ごみの持込では、フライパンややかんなど、きれいなものもでてくるの
で、その中に廃油を入れて回収するのもあり。家庭でのとりくみが重要だ。
委員長
:生ごみを可燃に混ぜないようにしている。コンポスト化なども大切だ。きれ
いな堆肥もコンポストで作れる。化学肥料も価格上がっているので堆肥化・
再資源化重要だ。
小玉氏
:施設計画、処理計画から将来どうするかが重要だ。P5 について。ごみの総排
出量について、この数字を技術検討委員会は用いて検討しているのか。ごみ
の減量化による見直し数値でやるのか。
事務局
:資料 4 について、平成 20 年 10 月で分別方法変わったので、どこを基幹にす
るかで変れる。まだ 2 ヶ月のみ。今後、新分別方法での数字に修正して検討
する。今の数字は平成 12 年を基本にしている。推計値のとらえ方は、今後精
査する。
小玉氏
:10 年後、65,000 人との数字がある。予測値によっては、過大投資・過少施設
になりうる。数字大事なので、実態に近づける努力をして欲しい。
事務局
:まずごみの減量化が第一だ。家庭でごみを作らないことが必要。スーパーで
も加工品を買わないなど。人口については、人口減によりごみは減る。食生
活の変化により変りうる。全国でも、分別や減量を努力している。生ごみひ
とつについても、燃やすか、堆肥化か、バイオ化か。堆肥化するでも、市民
の分別努力は相当なもの。女性の視点は大事だ。
委員長
:バイオ化するにしても、生ごみ収集の努力は大変なもの。難しい。子供の関
心とすれば、堆肥化がよいのでは。でも、まずは減量化。施設の建設費の説
明、財源の市民への説明性が必要。一方で市民の努力も必要。また第 2 回で
ご議論頂きたい。
以上