おらほの歳時記~下向地区 - 金山町

さな地区です。山あいの地区であり、
人口百三十四人、世帯数三十七の小
境の三つの集落で構成されています。
山川の上流に位置し、下向・栃木・地
たちの足跡をみんなで確認するととも
今後の地域づくりを考える時に先人
す。
解のもとに課題解決が図られたもので
地区の課題を探り、共通した認識・理
ポーツ行事などで学習・交流の場とし
た ち の 夏 休 み の お 泊 り 会 や 文 化、ス
実した喜びに沸いたものです。子ども
支援が決まったときは、長年の夢が結
区住民の相違であったことから、町の
つかは新しいものを建てたいという地
積的にも狭かったことなどもあり、い
農業のほか、町内外の職場に勤める兼
に、今行っている活動をしっかりと後
て活用しています。
が地区の行動に結びついたものです。
業農家がほとんどです。
世に伝えることが大事です。
下向地区は、霊峰神室山のふもと金
歴史的には、神室修験や秋田との往
内板により、その言い伝えを現在に受
成後に湖畔に移設したところです。案
などの道しるべもあり、神室ダムの完
﹁声 か け﹂は も ち ろ ん、地 区 行 事 を 通
高齢者世帯が増加しています。日常の
他の地区も同じですが、人口減少や
二、地区の﹁絆﹂を強めていきます。
が大切であると思います。
らない﹂ものがあることを考えること
について、足を止めて﹁昔も今も変わ
終わりに、私たちは今の暮らし向き
け継いでいます。
して人口の交流を図り、みんなが仲良
来も行われ、人々の安全を願う道祖神
さて、地区運営の考え方や活動の一
く安全に暮らすことができる地区を目
ところです。
病息災・豊作を祈る行事を行ってきた
多く自然を神としてあがめ、安全・無
で、田や山などの自然とのかかわりが
といえます。その昔、生計を営むうえ
あるのは先人の知恵と行動が礎にある
していきます。今、私たちの暮らしが
一 、﹁ 温 故 知 新 ﹂ を 基 本 に 地 区 を 運 営
た。子どもたちの笑顔と若者たちの活
子どもたちが参加する祭になりまし
さな地区の試みは、現在ありや地域の
と手作りで新しく始めたものです。小
時 の 青 年 た ち が﹁ 子 ど も た ち に お 祭 を ﹂
存在です。祭は、今は還暦を過ぎた当
いていた子どもたちが今は祭の中心的
過しましたが、当時子どもみこしを引
に始めた﹁下向まつり﹂は数十年が経
レビ協働アンテナ組合﹂をつくり現在
テ レ ビ 難 視 聴 解 消 の た め 、い ち 早 く﹁ テ
新しい公民館が町や宝くじ協会の助
いきます。
三、新しい﹁活動の拠点﹂を活用して
文責=矢口卯之助︵下向︶
端について述べます。
山の神における若者たちの﹁お日待
き活きとした姿は地域の宝です。
指します。下向農村公園の完成を契機
講﹂やお柴灯の実施などがあります。
に至っています。この契機は﹁子ども
成を得て平成十九年に完成しました。
また、当地区では、隣接地区と協働で
たちにはっきりとした映像を見せた
前の公民館は老朽化が進んだことや面
16
2011/5月号
広報
■編集・発行/山形県金山町役場 〒999−5402 最上郡金山町大字金山324−1 TEL.0233−52−2111 FAX.0233−52−2004 E-mail info@town.kaneyama.yamagata.jp URL http://www.town.kaneyama.yamagata.jp ■印刷/有限会社みどり印刷
い﹂という、特にお母さんたちの願い
2011.5
2011
下向地区
KANEYAMA TOWN INFORMATION
No.581
歳時記
おらほの