2009年6月 第11号 今回は、栄養管理室です。 ∼当院診療科等の紹介 【 栄養管理室 】 【栄養管理室の体制】 栄養管理室は開院以来、給食業務は全面委託を行っています。管理栄養士10名(うち5名は病 院職員)、栄養士11名、調理師7名、調理補助20名、総勢48名で患者食を担当し、栄養管理を 行っています。 患者給食は、成分栄養の食事基準を採用し、ベルトコンベアー方式による集中盛り付け、保温保 冷配膳車よる適時適温の食事提供をしています。 食中毒予防として、大量調理施設衛生管理マニュアル(HACCPの概念に基づいた調理工程に おける管理事項をマニュアルにしたもの)を使用し、作業確認のために記録を残す業務を徹底し、 衛生管理に万全を期し、食中毒防止に努めています。 患者さんへのサービスとして月1回の行事食(メッセージカード)、選択メニュー等を実施しています。 【栄養管理室の活動】 ① 食事について(平成20年度実績 年間総数) 一般治療食 285,760食、特別治療食 209,241食、計 495,001食 比率 一般治療食 57.7% 特別治療食 42.3% ② 栄養相談(月曜∼金曜日、9:00∼16:30 完全予約制) 個別、集団(糖尿病、心疾患、胃切除後∼週1) ③ NST(栄養サポートチーム) 毎週金曜日 17:00∼ カンファレンス及びラウンド 勉強会(毎月1回) (NST介入後の効果) ・必要栄養成分が明確になり、適正な栄養管理が可能になりました。 ・術後合併症及び肺炎が減少しました。 ・在院日数の短縮等に貢献しました。 【栄養管理室からのお願い】 外来、入院患者さんの栄養相談の予約が混み合い、ご迷惑をおかけしておりますが、8月頃より 待ち期間を短縮したスムーズな運用を検討しておりますので、いましばらくのご理解ご協力をお願 いいたします。 【栄養管理室から皆様へ】 病院食は治療の一環 であり、栄養相談の最良の媒体です。すなわち、「栄養相談」というと患者 さんに接していなければ出来ないと思われがちですが、「病院食を提供することが栄養相談」だと考 えています。「医食同源」を合い言葉にスタッフ一同、努力していきたいと思いますので、今後とも 当院栄養管理室をどうぞよろしくお願いいたします。 文責 栄養管理室 長谷部 武 胃がん・大腸がん地域連携パスを 開始しました。 平成21年6月より、当院外科にて「胃がん・大腸がん地域連携パス」を開始 いたしました。登録医の先生方には、事前にアンケートにご協力いただき、 誠にありがとうございました。アンケートの結果、42医療機関の先生より受け入れ 可能との回答をいただきました。今後は、「胃がん・大腸がん地域連携パス」を 活用し積極的に患者さんをご紹介して参りたいと考えておりますので、どうぞ よろしくお願いいたします。 また、今回のアンケートでは「参加せず」、「考慮中」とご回答いただきました 先生につきましても、参加のご希望がありましたら当院の地域医療連携室まで ご連絡下さい。 【問い合わせ・連絡先】 〒222-0036 横浜市港北区小机町3211 独立行政法人労働者健康福祉機構 横浜労災病院 地域医療連携室 電話 045−474−8345(直通) 045−474−8111(代表) 1 ガンマナイフ治療装置が世界最新モデルに 更新されました。 国内で2番目 の導入です。 当院は、1991年の開院以来、代表的な定位的放射線治療装置であるガンマナイフ による治療を積極的に行い、総治療件数は6500例を超えました。当院の治療実績 は、全国52のガンマナイフ設置施設の中で3番目に多い症例数です。 そして、当院のガンマナイフ治療装置は、2009年7月に世界最新モデル (レクセルガンマナイフ・パーフェクション)に更新されます。この最新モデルは、 現在世界で40数台しか稼動しておらず、日本では2番目の導入となります。 このレクセルガンマナイフ・パーフェクションモデルは、システムが完全に自動化 されており、一回の操作で治療を完了できるため 従来モデルに比して大幅に治療 時間を短縮でき、患者さんの負担が格段に少なくなっています。 また、最先端の設計により従来では治療が困難であった部位も治療可能となり、 頭蓋内のほとんどの部位をカバーできます。したがって、従来治療が困難であった 頭蓋底部や頭蓋頚椎移行部、副鼻腔部、頭蓋外側部等の治療が問題なくできるよう になりました。 さらに多発脳転移への対応がより容易になったことは、特筆すべき改良点です。 治療計画用ソフトのバージョンアップと治療可能領域の拡大により、10個以上の 多発脳転移に対しても容易に治療が可能となりました。これにより、全脳照射を できるだけ避けたいという主治医の先生や患者さんの希望に添うことが多くの例で 可能になったと言えます。ガンマナイフは、転移性脳腫瘍に対する治療を大きく 変えましたが、パーフェクションモデルは、更に大きな変革をもたらす可能性を 持っています。 このモデルの放射線遮蔽能力は、同等のシステムと比べて最大100倍高い ものとなっており、患者さんへの安全性も向上しています。全体の放射線レベルは 治療室に窓をつけることができるほど低いものです。他の放射線治療装置と比較 しても患者さんの被爆が圧倒的に少なくなっており、これは特に良性疾患を持った 患者さんの治療においては非常に重要なことです。 パーフェクションモデルの治療精度は極めて高く、332項目の試運転手順に 基づく189の設置システムの検証では、平均で0.15mmという驚くべき放射線学的 精度レベルが立証されています。現在多くある放射線治療装置の中で、 ガンマナイフがもっとも誤差が少なく照射精度が高いことは間違いありません。 ガンマナイフが設置されている世界の数百ある病院のうち、この最新モデル を導入しているのは、現在40数施設に過ぎません。横浜労災病院は、 世界最先端のガンマナイフ治療を提供して参りますので、今後も患者さんの ご紹介をどうぞよろしくお願いいたします。 月・水・金曜日(午後2時∼4時30分)に ガンマナイフ専門外来を行っております。 紹介状と可能であればCTないしは、MRI等の画像検査結果をご持参ください。 ガンマナイフ専門外来は原則として電話による受診予約をお願いいたします。 (当院予約センター:電話番号:045−474−8882∼4にて承っております。) 先生方からのご紹介や適応に関するお問い合わせは、手紙・電話のいずれでも 結構です。月∼金曜日(午前9時∼午後5時)に脳神経外科ガンマナイフ担当医師 (周藤 高、松永成生)までご連絡下さい。 【連絡先】 独立行政法人 労働者健康福祉機構 横浜労災病院 脳神経外科 周藤 高、松永成生 住所 〒222-0036横浜市港北区小机町3211 電話 045−474−8111(代表) 2 「登録医の会(第3回)及び意見交換会」 が開催されました 平成21年4月23日(木)「横浜労災病院 登録医の会(第3回)及び意見交換会」 を下記のとおり開催し、約40名の登録医の先生方にご参加いただきました。 今回は、登録医の先生方と顔と顔の見える連携体制を築きたいとの趣旨から 登録医の会終了後に意見交換会を計画いたしました。 登録医の先生方には、ご多忙のなか多数ご参加いただきまして、誠にありがとう ございました。「登録医の会」は今後も継続的に開催して参りますので、お気軽に ご参加いただければ幸いです。 【開催日時】 平成21年4月23日(木) 18:30∼21:30 【参加人数】 登録医 約40名 院内職員約30名 【開催場所】 新横浜グレイスホテル 研修会・症例検討会のお知らせ 【内科合同カンファランス】 心療内科 開催日 : 7月21日(火) リウマチ・膠原病内科 開催日 : 9月15日(火) 【その他カンファランス】 呼吸器内科 (毎週水曜日) 腫瘍内科 (毎週木曜日) 歯科口腔外科 (毎週木曜日) 参加希望の方は、各診療科部長まで事前にお問い合わせ下さい。 内科合同カンファランスについては、各医師会事務局へ事前にご案内をさせ ていただいております。 横浜労災病院 各診療科部長 電話 045−474−8111(代表) ※ 当院へ患者さんをご紹介いただく際には「紹介状」と 「予約」をお願いいたします。 (予約センター:045−474−8882∼4) ※「横浜労災病院だよりミニレター」は当院ホームページ にも掲載しておりますので、ご活用下さい。 3 登録医募集のお知らせ 横浜労災病院では、院内の施設や医療設備を近隣の医療機関に開放し、地域 の医療機関との連携の推進及び地域における医療従事者相互の資質の向上を 図ることを目的とした共同利用制度を行っております。 下記の内容をご覧いただき、登録医の申請をご検討いただければ幸いです。 なお、登録医の詳しい内容や申請方法に関するお問い合わせは、随時、地域 医療連携室にて受け付けております。皆様の登録をお待ちしております。 ∼登録医は次の制度をご利用いただけます。∼ ①ご紹介いただいた入院患者さんの共同診療 ②CT、MRI等の放射線機器の検査目的での利用 ③当院図書室での閲覧 ④当院主催の研修会や症例検討会への参加 【問い合わせ・連絡先】 〒222-0036 横浜市港北区小机町3211 独立行政法人労働者健康福祉機構 横浜労災病院 地域医療連携室 電話 045−474−8345(直通) 045−474−8111(代表) 横浜労災病院の基本方針 横浜労災病院の理念 みんなでやさしい 明るい医療 4 勤労者医療の展開 高度医療の実践 救急医療の充実 地域医療の支援 安全な医療の定着 優れた医療者の育成
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