第8回委員会議事録

JSCE-331
材料劣化が生じたコンクリート構造物の構造性能研究小委員会(第 2 期)
第8回
全体会議
日
時:平成 20 年 4 月 8 日 13:30∼9 日 11:00
場
所:金沢大学・金沢工業大学
出席者:下村
議事録(案)
匠、宮里心一、秋山充良、内田慎哉、宇野洋志城、加藤佳孝、上原子晶久、
岸村和守、久保善司、五味信治、斉藤成彦、高橋良輔、伊達重之、橋本暁典、
松山公年、森
寛晃、山田一夫、山本貴士、吉田安克
(敬称略)
配布資料:
全8-1
第 8 回全体会議議事次第
全8-2
第 7 回全体会議議事録(案)
WG3 資料:会議メモ
WG4 資料:第 6 回 WG4 議事録案
WG4 資料:「塩害環境下にあるコンクリート桁橋の構造性能劣化曲線と
構造信頼性評価への応用」
全8-3
国際ワークショップ Life Cycle Management of Coastal Concretes Structures の案内
全8-4
WG1 資料:議事録案
BMT 試験体から採取した腐食鉄筋の断面積のばらつきに関する検討
腐食量関連(質量減少率、ノギス鉄筋径、腐食量と積算電流量の関係)
荷重−変位関係について
降伏荷重比、最大荷重比および最大荷重時変位と質量減少率関係
全8-5
WG1 資料:底面の腐食ひび割れ図
全8-6
WG3 資料:ひび割れ幅とノギス測定による鉄筋の断面減少率の関係について
全8-7
WG5 資料:第 6 回 WG5 議事メモ
構成モデルに関する感度解析
鉄筋の腐食分布が曲げ耐力に及ぼす影響について
議事:
1. 前回議事録等の確認
資料全 8-1 を確認し、承認された。
2. 国際会議 LCM への参加依頼
資料全 8-3 に基づき、11 月 27∼28 日に中国・杭州で開催される国際会議が紹介された。
また、各 WG における中間報告も兼ね、この国際会議を活用することが確認された。なお、
WG1 では「腐食」と「載荷」をテーマにアップグレードシンポジウムへ 2 編を投稿し、こ
れらをまとめて国際会議に投稿する。
3. WG1 について
山本 WG1 主査より、資料全 8-4 と 8-5 に基づき、鉄筋腐食した RC 部材の力学性状に関
する統一試験(ベンチマークテスト(BMT))の実験結果に関して説明され、ディスカッシ
ョンされた。主な議事を下記する。
・ 「最大断面減少量の測定位置は、曲げ載荷試験に伴う『鉄筋の絞り』の近傍である」
ことが確認された。
・ 今後は、3D スキャナによる測定結果も含め、実験結果の整理を進める。
4. WG5 について
斉藤 WG5 主査ならびに高橋委員より、資料全 8-7 に基づき、力学性能に関する取組みが
説明され、ディスカッションされた。主な議事を下記する。
・ 「断面減少率」のバラつきは、変動係数で考慮する。
・ 材料の平均化構成則に基づく解析では,腐食の影響(特に付着劣化)を陽な形で分
離できないことが課題となっている.
・ 鉄筋腐食の生じた RC はり部材の曲げ耐力は,質量減少率(または腐食量)の平均
値と変動係数が与えられれば,概ね評価可能である.
5. WG 間の連携について
(1) WG3 から WG1 への依頼事項
・防衛大学校におけるパンジット測定方法を確認する。すなわち、①測定面の表面ひび
割れの有無、②透過法?、について、山本主査から黒田委員へ照会する。
(2) WG4 から WG1 への依頼事項
・現場で、ひび割れ幅を測定する方法を整理する。BMT に基づき、「鉄筋腐食」と「曲
げ耐力」の関係を整理する。←資料全 8-4 における中村委員が担当の図-4.1 が相当。
(3) WG5 から WG1 への依頼事項
・腐食による「断面減少率」の「変動係数」を整理する。
(4) WG4 から WG3 への依頼事項
・現場で、ひび割れ幅を測定する方法を整理する。
(5) WG5 から WG3 への依頼事項
・現場における、「平均質量減少率」を測定する方法を整理する。
(6) WG5 から WG4 への質問事項
・資料全 8−7−3 の図 2.10 を示すことにより、バラつきを反映できるか。
(7) WG4 から WG5 への依頼事項
・鉄筋腐食に伴う曲げ耐力低下のバラつきを整理する。
6. その他
・ 次回の全体会議は、7 月 1 日(火)に東京(→WG4 鶴田
西
新
主査の参加を配慮し、 関
に変更します)で開催する。
・ 今後の進め方(案)は、下表の通りとする。平成 20 年内(20 年度内では無い)にはほぼ
完成させ、平成 20 年度の卒論・修論などを平成 21 年 3 月に加えて、最終版とする。
・ 幹事長は委員長と相談しながら、331 委員会の活動内容を踏まえた、理想的な RC 構造
物の維持管理工程を考える。
時期
7月1日
項目
全体委員会
9月
全体委員会
11 月 27-28 日
11∼12 月
全体委員会
1月
3月
5月
全体委員会
講習会
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内容
各 WG の進捗状況報告
WG 間の連携調整
ケーススタディーの計画
各 WG の進捗状況報告
ケーススタディーの進捗状況報告
WG 間の連携調整
報告書の目次検討
講習会の開催検討
WG1 等の中間報告
各報告書の目次調整
各 WG 担当の報告書の進捗状況報告
報告書の仮完成
報告書の完成
講習会
※講習会のスライドは主査を中心に調整し、WG で作成する。
(作成:宮里幹事長、確認・修正:下村委員長ならびに全主査)