チラシ - 明治乳業争議団

明治ホールディングスには自浄能力は無いのか
6月 日に行なわれた第一期明治ホールディングス株
式会社の株主総会に、明治乳業争議支援共闘会議、明治
乳業争議団は、それぞれ一人の株主として企業の健全な
発展を求める立場から連名で事前質問書を提出していま
した。
しかし、明治ホールディングスはまったく誠意のない
回答に終始するばかりか、強引な総会運営に議場が混乱、
怒号が飛び交い、株主からの質問を一方的に無視し、終
了を宣言。役員は会場から逃げるように退場しました。
ルディングス」の責任で解決交渉の場
を直ちに設定すること。 第三は、引
き続き危機的状況にある国内酪農を守
り、企業活動の基盤を支えるパートナー
として育成するためにも。「乳価引き
上げ」など酪農家の切実な要望に対応
すること。
以上の観 点から 二十 二
項 目の質問 に回答 を求 め
ています。
事前質問書は真摯に明治ホールディ
ングスの発展を願うもの!
事前質問書は、「明治ホールディン
グスが健全な企業活動を土台に国際的
な飛躍を果たすためにも」として次の
ことを求めています。
第一は、「安全・安心」を求める消
費者の期待に応える健全な企業活動を
誠実に行なうこと。
第二は、子会社「明治乳業」の異常
な企業体質の象徴となっている労働争
議の全面解決に向け、親会社「明治ホー
働行為意
思による
明治乳業
の不当労
年目の全国事件があります。
先行した市川事件では、東京高裁は
また、酪農を守る立場からの「乳価」
問題でも、生産者の立場たって考える
どと決して述べているのではありませ
ん。
「上告棄却」を繰り返したに過ぎませ
ん。最高裁は会社が「正しかった」な
会社の回答は、こうした事実認定を
無かったこととして一方的に最高裁の
(除斥期間)」を持ち出して、救済命
令を出さなかっただけです。
回答は真実に背を向け、都合の良
いところを一方的に主張するもの!
現在、子会社「明治乳業」の労働争
議は、 年が経過した市川工場事件と
「有意な
格差」を
視点がまったくない、「儲かれば何で
もあり」の傲慢な企業姿勢の形式的な
きを疑問視する声が会場から聞かれま
した。
判事・事
実認定し
高 裁 は
「 時 効
明治乳業争議団(047-332-5698)
明治乳業争議支援共闘会議(03-5606-5285)
29
回答に、「これじゃー、会社は消費者
からも見放される」など、会社の先行
25
ているの
ですが、
16
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2010.7.14
第一回・明治ホールディングス
株主総会が行なわれる
株主総会で明らかになった「企業の社会的責任」の放棄
今年の5月9 日、明治乳業関東 工
場で、二一才の 臨時女性従業員が 犠
業 なのか」と疑わざ るを得ないほど
死亡災害が繰り返されています。
「 ご遺族に哀悼の意 をささげていま
す」と答弁しました。
牲となる死亡災害 昇降機に挟まれ
先般の明治ホール ディングスの第
(
)
が発生しました。
一回株主総会では、株主の質問に
また、この 2月にも子 会社 明
( 治 田 中取締役は、「3 00名を超える
ロジテック で
) 、女性 労働者の死 亡
災害 リ(フトと壁の間に挟まれ が)あっ
たばかりです。
過去には、守 谷工場、京都工場 、
しかし、失われた 命は二度と帰っ
てきません。
従業員がお通や、告別式に参加した。」
「遺族には真摯に対応している」
稚内工場、市川 工場、神奈川工場 と
「これでも生命 と健康を育む食品 企
職 場 の 中で 「 も の が 言 え な い 」 労
務 管 理 の 下で は 、 同 じ よ う な 災 害 が
中 で 働 く 多 くの 労 働 者 は 2 5 年 に も
及 ぶ 争 議 の 成り 行 き を じ っ と 見 守 っ
行 な っ て き たの で す 。 そ れ が 2 5 年
も 続 く 現 在 の労 働 争 議 で す 。 職 場 の
安全・安心な職場は、労働
争議の解決から生まれます
必 ず 起 き ると 私 た ち は 会 社 に 何 度 も
指 摘 し 、 改善 を 求 め て き た に も 関 わ
らず明治乳業はそうした声を無視し、 ているのです。「コンプライアンス
改 善 を 求 める 労 働 者 を 不 当 な イ ジ メ 委 員 会 」 を 立ち 上 げ た か ら と い っ て
や 、 差 別 、人 権 侵 害 を 長 年 に 渡 っ て
労 働 者 か ら 「素 直 な 意 見 」 が 発 せ ら
れ る 労 務 管 理に 無 い の で す 。 イ ジ メ
が 待 っ て い るか ら で す 。 会 社 が 信 頼
できないのです。
会 社 が 本 当に 「 労 働 災 害 の 撲 滅 に
取 り 組 む の なら 」 、 「 健 全 な 企 業 運
営 を 求 め る のな ら 」 、 一 日 も 早 い 争
議解決を図るべきです。
そ れ が 、 いま 一 生 懸 命 に 働 く 従 業
員 の 信 頼 に つな が り 、 こ れ ま で 労 働
災 害 で 犠 牲 とな っ た 人 た ち へ の 最 大
の「哀悼の意」ではないでしょうか。
◎ 遺族に対して誠意をもって対応し、完全な補償を行うこと
◎ 事故の原因を徹底究明し、内容は全て、速やかに明らかにす
ること
◎ 全社的に緊急職場点検を行い、安全対策、教育実習、現場の
声に基づく人員配置の見直し等を行うこと