児童英語教育 - Institute of International Education in London

Institute of International Education in London (IIEL)
第 10 回 国際コミュニケーション能力開発法セミナー
児童英語教育
Seminar on Teaching English to Children
−国際コミュニケーション能力の育て方を英国で学ぶ−
<2008 年 セミナー・テーマ>
―小学校英語の可能性(2)―
英国式
プ
プロ
ロジ
ジェ
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クト
ト・
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ワー
ーク
クの
の方
方法
法
STEC セミナー修了生には、The British Council(英国政府国際文化交流機関)
認定のセミナーとしての Certificate(履修証明書)が英国国際教育研究所より
発行、授与されます。
Seminar on Teaching English to Children
― 小学校英語の可能性
いよいよ小学校における英語教育(外国語活動)が始まる。導入の是非といった議論
はひとまずおいて、これからは、
「だれが」
「どのように」といった、より具体的な課
題に取り組むことになるのだろう。小学校の先生は傍らの問題として横目で眺めてお
くことがとうとうできなくなった。そのうちに国語や算数を教える時のように評価に
ついても意識しないわけにはいかなくなるだろう。教えるということがにわか仕込み
ではうまくいかないということを最もよく知っているのが現場の学校の先生たちであ
る。子どもたちに教えたことのない大学の先生たちや評論家、ましてや無責任さに恥
らいさえ感じないメディア(新聞やテレビ等)の連中にはおそらくわからないであろう
「ためらいのある触感」をどう乗り越えていくべきか、それと対峙することになるだ
ろう。加えて、子どもの幸せについて考える力を失った親たちはこの英語という言葉
の教育に恐ろしいほど勘違いした「期待」を持つことだろう。
英国国際教育研究所
けれども、怯(ひる)む必要はない。この始まりは、今までの教育を御破算にして「も
う一度始める始まり」だと思えばよいのだ。
「総合的な学習の時間」は無残にも、実際
所長
的には否定されたが、否定したのは真摯に取り組むことをしなかった者たちであり、
学ぶ子どもたちのまなざしの変化に気づかなかった親を含めた愚かな大人たちであり、学力を定義することさえしないまま
学力低下を声高に吹聴した似非教育学者たちであり、商品としてしか子どもたちの学びについて報じようとしない卑しいメ
ディアの連中なのだ。その陰で、この新しい試みにひたむきに取り組み、悩み、格闘して、子どもたちと共に学びの豊かさ
や喜びに心を震わせた教師は決して少なくないだろう。
小学校における英語の教育は、
「総合的な学習の時間」が辿ったような、将来的に否定されるような結末にはならないだ
ろう。なぜなら、多くの大人たちのイメージする英語の教育は、国語や算数と等しく並び立つ、(意識の上では)主要かつ重
要教科であるからだ。しかし、そういう方向へ、つまりは英語という言葉の力が人間の優劣を判定する成績という名の座標
軸として位置づけられることになれば、子どもたちの豊かな感性や知性という世界で、英語は死ぬだろう。殺すのは先に述
べた愚かな大人たちである。
今一度、挑もう。ため息をつく前に、今一度教育者としての取り組みを始めよう。この英語の教育を通して、子どもたち
にとって学ぶということはいったいどのようなことであるのかと考えよう。子どもたちは母語とは異なった言葉を学ぶこと
によって何が見えるようになるのか、小学校をはじめとした学校というところは本来何を教えるところなのか、教師はそこ
で何をするのか、ぼくたちはもう一度原点に立ち戻ってみるのだ。
プロジェクト・ワークは知の総合である。教科という分化を図る前に、世界を丸ごと見ようとする試みである。忘れてい
た知のダイナミズムを子どもたちの学びに持ち込もうとするのだ。小学校英語が、その始まりの第一歩である。(2008/02/24)
図師照幸
Welcome to STEC 2008
伊藤克敏
神奈川大学・大学院名誉教授
日本児童英語教育学会(JASTEC)元会長・現顧問
英国国際教育研究所顧問・STEC 顧問 <STEC 1(1999)−STEC10(2008)特別講義担当>
文部科学省は小学校 5,6 年生からの「英語」導入に向け、教材、教員養成など急速に準備を
進めています。国内では児童英語教育者養成講座が民間機関などで開かれてはいますが、海外で本格的な研修を行っている
機関は限られています。英国国際教育研究所(IIEL)は過去 9 年間オックスフォード大学、ケンブリッジ大学並びに British
Council などの協力、援助を得て、本格的な「児童英語教育セミナー」(Seminar on Teaching English to Children/STEC)を開催し、
沖縄を初め、全国各地、また、海外からも参加者があり、数多くの児童英語教育指導者を送り出しています。受講者の中に
は、教育委員会や児童英語教育関連の出版社、各地の小、中学校などの現場で活躍している方が多数おられます。
今夏も、第 10 回 STEC がロンドンのグリニッジに位置する英国国際教育研究所の本部 Charlton House で「小学校英語の可
能性(2)英国式プロジェクト・ワークの方法」をテーマに開催されることになりました。プロジェクト・ワークは、現在多
くの小学校で行われている歌やゲームを中心にした指導法を一歩出た、主として小学校中・高年並びに中学校での英語を使
った作業(projects または tasks)を通して、英語の実際的な運用能力を高めて行こうする教授法でイギリスを中心にヨーロッ
パやアメリカなどで注目されています。特に、これからの課題である小・中連携に大きな貢献をなすものと期待されます。
今回は、昨夏に好評を得た「プロジェクト・ワークの視点」を発展させた「プロジェクト・ワークの方法」を、世界各国で
児童英語教育の指導者養成に関わりプロジェクト・ワークの第一人者である Diane Phillips 博士(Project with Young Learners 著)
が集中的に指導に当たるもので、短期間ではありますが、国内では体験できない内容の濃い充実したセミナーとなるでしょ
う。小学校英語教育に革命をもたらすプロジェクト・ワークの理論と実践法を体得されることをお勧めします。
英国の大学で教鞭を執っておられる一流の専門家から児童英語教育の最新の理論、教授法、教材の作成などに関する指導
が受けられるだけでなく、街に出て英国の生活や文化に触れコミュニケーション能力や異文化能力(intercultural competence)
を磨くことができます。英語教育経験者もこれから児童に英語を教える方も、英語の本場で英語力と英語教育力そして国際
理解能力を磨いて下さい。日本では得られない貴重な研修や体験ができるでしょう。過去の多くのセミナー参加者から、指
導上多くの有益な示唆が得られたという報告を戴いています。過去 9 回の実績を生かした益々充実したセミナーへのご参加
を心よりお待ちしています。
1
募集要項
英国国際教育研究所は、英国のロンドンに本部を置く国際教育研究機関です。国際教育という視点から教育本来の位
置づけを試みるという理念の下に、研究および教育実践活動を展開しています。また、日英の教育制度や教育問題さら
に文化研究をその主たる研究対象とする「日英の教育と文化に関する研究協議会(The Council of Anglo-Japanese Education
and Culture = CAJEC)」および日本語学、言語学、日本語教育、言語教育を研究対象とする「日本語教育協議会(The Council
of Japanese Language Teaching = CJLT)」という両学会の本部として、総会ならびに研究発表大会の開催、研究紀要や会報
の刊行等の活動を行なっています。
こうした研究・実践活動は英国の政府機関や公的教育機関から高い評価と信頼を得、英国のナショナル・イグザミネ
ーション・センター(国の公的試験センター)として GCSE(General Certificate of Secondary Education)、GCE-A レベル
(General Certificate of Education Advanced Level)等の公的試験を実施しています。また、英国国際教育研究所は Graduate
School(大学院大学)として日本語教育学研究科において Postgraduate Diploma 課程や Postgraduate Certificate 課程、あるい
は MA(修士)課程等を開講する機関として機能しています。加えて研究所の英語教育は、英国政府国際文化交流機関ブ
リティッシュ・カウンシルにより認定されています。
このような国際教育研究に関する実践活動の一環として、国際コミュニケーション能力開発および児童英語教育の方
法を学んでいただくセミナーを、小学校・中学校・高等学校・大学の先生方、大学で将来小学校・中学校・高等学校の
教員を目指している学生の皆さん等を対象に、
2008 年夏も英国ロンドンにて、下記の要領で開催する運びとなりました。
尚、セミナー修了生には英国政府国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシル認定セミナーとしての Certificate(履
修証明書)が英国国際教育研究所から発行、授与されます。
記
1 セミナー種目
第 10 回 国際コミュニケーション能力開発法セミナー・児童英語教育(STEC=Seminar on Teaching English to Children)
2 主
催
英国国際教育研究所(こどもの未来研究室/London Language Centre)
認
定
The British Council(英国政府国際文化交流機関)
後
援
明治図書出版株式会社、London Language Centre-Japan
協
賛
ピアソン ロングマン、株式会社アプリコット
企
画
ICJ 国際教育インフォメーションセンター・ジャパン
3 開 催 期 間
2008 年 8 月 11 日(月)∼8 月 15 日(金):5 日間 <英国時間>
4 キャンパス
Institute of International Education in London / Greenwich Campus, Charlton House (London, England, UK)
5 セミナー主幹
図師照幸 英国国際教育研究所所長
6 セミナー顧問
<英国> Ms Annie Hughes(英国ヨーク大学 Department of Educational Studies, CELT, Assistant Director)
Ms Jayne Moon(元英国リーズ大学 Lecturer in TESOL, Young Learner Specialist)
Dr Alessandro Benati(英国グリニッジ大学 Languages and International Studies, Head of Department)
<日本> 伊藤克敏 神奈川大学・大学院名誉教授(日本児童英語教育学会 JASTEC 元会長・現顧問)
冨田祐一 大東文化大学教授(元「NHK 基礎英語 1」講師)
若林茂則 中央大学教授(日本第二言語習得学会 J-SLA 事務局長)
坂本ひとみ 東洋学園大学教授(前国際交流センター長)
池下幹彦 姫路獨協大学教授
吉本和弘 姫路獨協大学教授
Dr Liang Chua Morita 名古屋大学大学院准教授
森田久司 愛知県立大学准教授
山里米子 沖縄児童英語教育研究会会長
奥田邦男 広島大学名誉教授 (言語学博士・元国立大学日本語教育研究協議会代表理事)
奥田久子 広島修道大学名誉教授
毛利嘉孝 東京芸術大学助教授
7 講
師
伊藤克敏 神奈川大学・大学院名誉教授
London Language Centre 外国語教育講師および英国国際教育研究所講師
Dr Diane Phillips
STEC Academic Co-ordinator / Inspector for the British Council / Lecturer with the Open University on the MA in Education
and MA in Applied Linguistics; Projects with Young Learners (1999. Oxford University Press), Teaching Practice Handbook
(1995. Heinemann)の著者で、プロジェクト・ワークと教員養成の第一人者として有名。
8 内
容
2008 年は以下のテーマで児童英語教育に必要な最新の教授理論および具体的教授法等について学ぶ。
「小学校英語の可能性(2) 英国式プロジェクト・ワークの方法」
* このテーマは、2009 年:「小学校英語の可能性(3) 英国式プロジェクト・ワークの応用」へと継続、発展をしていく。
9 学
費
620 英ポンド
注 1)渡航費、滞在費は含まれません。
注 2)セミナー期間中のアコモデーション(宿泊)については別途オプションとしてお申し込みができます。
10 参 加 資 格
小学校・中学校・高等学校・大学の教員、将来小学校・中学校・高等学校の教員を目指している者、大学生、その
他国際コミュニケーション能力開発法に関心のある者。参加者の英語力は問わない。
11 定
25 名
員
* 本セミナー修了生には英国政府国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシル認定セミナーとしての Certificate(履修証明書)が英国国際教育
研究所より発行、授与される。
2
Schedule
セミナー日程
Day
Schedule
概要
th
Mon.
● Opening Ceremony
● Academic & General Orientation
● Project Work
th
Tue.
● Language Enrichment
● Project Work
● Special Lecture on SLA
th
Wed.
● Language Enrichment
● Project Work
Day
1
11 August
Day
2
12 August
Day
3
13 August
Day
4
14 August
Day
5
15 August
th
Thu.
● Language Enrichment
● Project Work
th
Fri.
● Language Enrichment
● Project Work
● Closing Ceremony
●Project Work/プロジェクト・ワークの方法
英国をはじめとする欧米において学校教育の中心的な
活動として位置づけられているプロジェクト・ワークを児
童英語教育において活用するための具体的な手順と方
法 に つ い て 、 セ ミ ナ ー テ キ ス ト 『 Project with Young
Learners』に基づいて学習する。日本において求められ
る国際理解教育および小学校英語教育の形を提案す
る。
●Language Enrichment/英語演習
教室で使用する英語表現を整理しながら、英国式の正
統な発音を徹底演習する。
(注 1) セミナーは 9:00∼16:00 の間に行われる予定です。
(Day2 のみ 9:00∼18:00 を予定)
(注 2) 日程及び内容はセミナーの充実を図るため変更される場合
があります。
STEC10 プロジェクト・ワーク担当講師
Diane Phillips
STEC Academic Co-ordinator
Lecturer with the Open University
Inspector for the British Council
Publications include Teaching Practice Handbook
(Heinemann) and Projects with Young Learners
(OUP)
Doing projects with young learners: theory and practice
英語授業におけるプロジェクト・ワークを通して、子どもたちは知的技能、自己教育技能、運動感覚技能、社会文化的技能を伸ばして
いくことができると同時に、楽しみながら、ねらいを持ちながら、自然に言語を習得していくことができます。今夏のセミナーでは、プロジェ
クト・ワークの具体的な方法に焦点をおきます。5 日間の集中セッションを通して、プロジェクト・ワークの計画と手順の実際、子どもたちの
想像力を生かした発表方法の工夫という実践的な内容に加えて、プロジェクト・ワークを中心に置いたシラバス作成と、個とグループにお
ける評価方法についても学習します。プロジェクト・ワークの効果を正確に理解し、その方法について実践することを通して、教室ですぐ
に活用できるアイデアを得ることができます。
なぜプロジェクト・ワークなのか。その明確な答えが本セミナーにあります。みなさんの参加を心からお待ちしています。
Why is project work both effective and fun? Through these workshops we hope to answer this question.
As teachers we appreciate that children have a range of learning needs. These include: intellectual skills; learner
independence skills; physical/motor skills and social skills.
Project work in the English classroom encompasses all these aspects, but more importantly, through carefully chosen and
well-designed projects, teachers can make learning language effective, fun and motivating. Project work encourages the
natural acquisition of language.
In this series of workshops we will examine the theoretical background to experiential learning; how it addresses the needs of
learners in a holistic way but for most of the sessions we will turn our attention to more practical aspects. We will look at how
to do a project from the first idea to the finished product, and ways of displaying the project in an imaginative way. We’ll
examine ways of meeting institutional needs: how to tie the project in with the syllabus and with assessment – both formal and
informal; and how to keep track of individual and group progress.
Most of all, practical ideas for primary pupils will be explored. Like your students, you will learn by doing! Participants are
encouraged to bring ideas for project work to share with the group. By the end of the workshops everyone will
● understand the advantages and the challenges of project work
● have had practice in trying out a number of projects
● have planned a new project to take home to do with their class.
I hope you can join me, to share ideas and practical activities.
3
STEC を推薦します
As a sociolinguist, I recommend the STEC unreservedly.
①
②
④
(
⑤
⑦
⑧
⑪
⑩
⑨
⑮
って実感できます。
⑫池下幹彦姫路獨協大学教授︶
が磨けます。
⑫
⑥
︵⑩若林茂則中央大学教授・日本第二言語習得学会事務局長︶
③
異文化に触れることで、地球の大きさと豊かさがわかります。
(⑬Dr. Liang C. Morita 名古屋大学大学院准教授)
授業はいくらでも楽しくなる
ことばの
教授法だけでなく自らの
︵⑥伊藤克敏神奈川大学名誉教授・日本児童英語教育学会元会長・現顧問︶
外国語教育の位置とその可能性
が明確になります。 ︵⑦図師照幸英国国際教育研究所所長︶
コミュニケーション能力 と異文化能力
Messages from Academic Advisors
⑫
「眼からウロコ」
⑬
の新しい世界が展開します。
(⑨奥田邦男広島大学名誉教授・言語学博士)
STEC は、先生方や教員志望の学生の 皆さんの
⑭
要望に、一気に応えてくれるでしょう。
(④吉本和弘姫路獨協大学教授)
(⑧坂本ひとみ東洋学園大学教授・前国際交流センター長)
During the STEC you will be able to reflect on your own approach
to teaching English in Japanese young learner context.
(①Jayne Moon, 元英国リーズ大学 Lecturer in TESOL, Young Learner Specialist)
4
英語の教育に関する
STEC will help you to develop some awareness of a
content-based approach to teaching young learners and…
を
「児童英語教育の原点」があります。
(⑮山里米子沖縄児童英語教育研究会会長)
最適な答え
STEC には
﹁英国式プロジェクト・
ワーク﹂は言語能力に関してだけでな
The STEC is an important opportunity for teachers and scholars to
discuss and reflect on issues related to language learning and
teaching among young learners.
(⑤Alessandro Benati, 英国グリニッジ大学
Languages and International Studies, Head of Department)
用意してくれている。
︵⑪森田久司愛知県立大学准教授︶
(②Annie Hughes, 英国ヨーク大学 Department of Educational Studies, CELT, Assistant Director)
くさまざまな能力開発に有効です。
︵⑭奥田久子広島修道大学名誉教授︶
︵③冨田祐一大東文化大学教授・元﹁NHK基礎英語1﹂
講師︶
英語とは、
子ども達にとって、
一体どのような意味をもつ
言語なのか、
じっくりと
見つめ直すことができるでしょう。
セミナー受講 を 体験 しました。全てにわたって 信頼の置ける教育機関 です。
Letters
受講生の声
■期待通り、いいえ、予想以上の多分野にわたるカリキュラムでの学習は、私
を児童英語教育にひきつけてしまったようです。こんなふうに授業を組み立て
ていけばいいのだという具体的な指導法として、明日からやってみようという意
欲をかきたてられるものでした。
(元小学校教諭 H.M.さん/1999)
■講師の方の高い見識における配慮によって、私自身、日本に帰って自分の
英語力および英語指導法に磨きをかけるつもりになりました。子どものためにど
のような教育や英語指導をしていくのか、もう一度振り返って子どもと向かい合
っていきたいと思います。
(小学校教諭 M.Y.さん/2004)
■このプログラムは本当にもりだくさんの内容でした。子どもたちを幸せにする
ために教育があるのだということを、語学教育に携わる一教師として、もう一度
胸の中に大きく広げ、日々活動していきたいと考えています。
(中学校教諭 W.K.さん/1999)
■このセミナーを終えて、今までの自分の考え方やものの見方が 180 度変わ
りました。セミナーでは「プロジェクト・ワーク」というものに出会い、学ぶとは本
当はこういうことではないかと感じました。セミナー中は、常に自分のクラスの児
童の顔が浮かんできて、彼らがこういう授業を望んでいるような気がしました。
(小学校教諭 N.G.さん/2004)
■言葉の向こうに人がいること、また、コミュニケーションをとることで自分の世
界を広げて、出会いの素晴らしさを感じて、人生を豊かにすること、このセミナ
ーはそのような当たり前であることを自然に理解できる場であったと思います。
(学生 M.N.さん/1999)
■私が知りたいと思っている領域の学問が何かを知ることができ、自分がずっ
と勘を頼りに取り組んできた方法にもきちんとした理論があることを知ることが
でき、その理論に基づいて授業を考えて実習することが出来ました。久しぶり
に教えてもらう立場になり生徒の気持ちを実感としてとらえることが出来ました。
(中学校教諭 N.M.さん/2004)
■ただ教科書から学ぶだけではなく、このセミナーのように、実践して体の感
覚全体を使って学ぶことが、本当の「学ぶ」ことだということを感じた。
(専門学校児童英語教育学科生 S.Y.さん/2000)
■私は今まで、「教育」とはかけ離れた所に身を置いて生活してきた。今回の
セミナーでは本当にたくさんのことを知ることが出来ました。英語を母国語とし
ない子どもたちに、英語教育を実践してきたという先生方に理論や実践法を
教わることが出来たのは、自分にとってとても貴重な経験でした。
(学生 H.T.さん/2004)
■国際理解教育の原点は、自国の文化をしっかりと身に付け、それを核に異
国の人々と感性豊かに堂々とコミュニケーションできるところにあると思います。
「発見の旅」が英国国際教育研究所でのセミナーでした。
(小学校教諭 Y.Y.さん/2000)
■教師経験も知識も全くないまま参加したこのセミナーですが、様々なバック
グラウンドの人と学ぶことができ、講義だけでなく、皆さんの考え方や経験を聞
いて驚きと納得と発見でいっぱいでした。
(学生 A.K.さん/2005)
■経験豊かな先生方のおっしゃることは、ひとつひとつが興味深く、また、非常
に説得力のあるものでした。改めて、今実践している内容の真の大切さを理解
できたと思います。
(児童英語講師 M.Y.さん/2000)
■日頃、子どもたちに向かって指導している私にとって、子どもたちに分かり易
く、正確に教えることの大切さを初心に戻った気持ちで学ぶことができました。
(小学校教諭 Y.K.さん/2005)
■いろいろなバックグラウンドの方々と共に学ぶことで、異なる個性の集まりの
中で学ぶ児童の立場、そしてその集団を指導する教師の立場を感じることが
できました。
(小学校英語指導教員 S.Y.さん/2001)
■グループごとの活動では、いろんな考えが組み合わされていくのがとても楽
しかった。日本が求めている総合学習での学ぶ意欲を育てる教育とはまさにこ
のようなことではないかと思う。
(元中学校教諭 Y.Y.さん/2001)
■今までは、「英語を教える」ということばかりに視点が行きがちでしたが、
様々な「教科を通して英語も教える」という異なる方向性で児童英語教育をと
らえることができました。先生の生徒への働きかけ、授業の進め方、生徒の褒
め方等参考になる部分がたくさんありました。
(大学生 S.T.さん/2005)
■子どもに対する指導者の関わり方や国際社会の中での自分について、今後
のあり方を考える貴重な機会となりました。英国での生活を送りながら考えを
深められたことは大変意義のあるものだったと思います。
(小学校教諭 T.T.さん/2001)
■授業や小学校訪問を通して、イギリスの教育の素晴らしい点をたくさん見つ
けることができた。子どもの努力を認めてあげること、褒めてあげること、あたた
かく見守ってあげること、イギリスの学校ではそれが徹底されているように感じ
た。
(大学生 H.Y.さん/2005)
■生きた英語の中で久しぶりに初心に戻り、子どもの目線で英語に触れなが
ら、英語を媒体として子どもの人生が豊かになり、また、自分の人生も共に豊か
になっていけることが英語、ことばを学ぶ意義かなという答えを見つけた様な
気がします。
(高校教諭 Y.K.さん/2001)
■セミナー参加を終え、今感じていることは、「思考と授業、実践面で自分自
身が鍛えられた」ということです。内容の充実した中身の濃い情報・知識・体験
学習満載の有意義なセミナーでした。
(大学講師 H.U.さん/2005)
■プロジェクト・ワークは、グループでの活動ですので、皆で協力しあいながら、
また体験しながらの実践で、楽しく学習させていただきました。きっと子どもた
ちもこんな気持ちになるのだろうと想像ができました。
(小学校教諭 M.T.さん/2002)
■セミナーを終えてみて、日本の児童英語教育には、私が思っていた以上に
問題点があることに気づかされました。子どもたちには、国際理解教育を通し
て、1 つの物事を様々な角度から見、考え、解決していける人間になってほしい。
その 1 つの方法として英語を取り入れるのであれば、私は、この大きな河の底
を目指して深く深く潜ってみよう、そう思いました。
(小学校教諭 N.M.さん/2006)
■実際にイギリスの生活を体験し、本だけでは得られない実際の体験を多く
することができました。それをいかに子どもへと還元していくかを考えていきた
いと実感しています。
(高校教諭 M.T.さん/2002)
■今後も、自分自身が異文化に触れる機会を出来るだけ持つようにし、授業
の幅を広げていきたい。また、言語を教える者として、言葉はいかに大切か、ま
た言葉の面白さ、人と通じ合うことの楽しさを伝えていきたい。今回のセミナー
では多くのことを学習することができました。 (小学校教諭 M.K.さん/2006)
■日々、発見の連続でした。視点を変える、という点で大きな収穫があったと
思います。教える立場から、学習する立場になることで児童理解に対する認識
を見つめ直すことが出来ました。
(小学校教諭 M.I.さん/2002)
■短い間でしたが、色々なバックグラウンドをもつ人達と共に学び、情報交換
できたことは、私にとって有意義でした。ともすれば、日々の忙しさに追われ、
目の前のものしか見えなくなってしまいがちでしたが、この研修に参加して、広
い視野に立って物事を見たり、考えたりする必要性を学びました。
(小学校教諭 H.A.さん/2006)
■プロジェクト・ワークやクラスルーム・イングリッシュ、更にはマイクロティーチ
ングと、自分たちが主体的に作り出す活動が多く、受身だけに終わらない、能
動的な研修となったと思います。
(養護学校教諭 Y.M.さん/2002)
■イギリス文化に触れ、体験を通して得たことは、やはり「百聞は一見にしか
ず」であり、毎日がチャレンジの連続で楽しかったです。
(小学校教諭 K.N.さん/2003)
■教員としての生活から一転して、再び学ぶ側になれたことは、とても新鮮で
刺激的な経験でした。プロジェクト・ワークという新しいインプットを得ることが
できたのも、今後の現場での実践を考える上で、貴重な経験となりました。
(大学教授 Y.S.さん/2007)
■今回の研修では目的を共にする様々な立場の人たちばかり
なので、情報を交換しあったり、教えていただいたり、研修以外
の場でも研修と同じくらい意義のある時間を過ごせました。
(小学校教諭 K.A.さん/2003)
■英語教育が、単なる活動中心の教科になるのではなく、心の教育ができる
ものに関連させていきたいです。今回のセミナーで学習したプロジェクト・ワー
クを公立小学校でも導入できるよう多くの方々と共同研究していき、充実した
教育が子どもたちにできるように努めていきたいです。
(大学院生 R.K.さん/2007)
■イギリスを自分の足で、自分の目で、感覚で知りえた
こと…大きな財産に感じます。英国でのシンプルな生
活は、自分自身にじっくりと向かい合える貴重な時間を
生み出してくれました。 (英語講師 N.F.さん/2003)
■ダイアン先生の講義を受け、プロジェクト・ワークについて学べたことは大変
良かったと思います。帰国後は、このプロジェクト・ワークについてもう少し日本
の英語の授業でも活用できるようにかみ砕いて紹介していきたいと思います。
(高等学校教諭 T.U.さん/2007)
5
Applications
申込方法
セミナー学費*
£620.00
アコモデーション (オプション)
セミナー申込締切日
別紙参照
募集定員になり次第締め切ります。お早めにお申し込みください。
*渡航費、滞在費、セミナー・テキストブック(£17.50)等は含みません。
1. 受講申込書記入
受講申込書に必要事項を記入し、写真 3 葉(縦 4cm×横 3cm)を添えて、下記英国国際教育研究所英国本部または日本事務局までお送りくださ
い。
● 英国本部
● 日本事務局
Institute of International Education in London
〒112-0005 東京都文京区水道 2-13-2 前田ビル 2 階
Charlton House, Charlton Road, Charlton
ICJ 国際教育インフォメーションセンター・ジャパン内
London SE7 8RE, England, UK
英国国際教育研究所 日本事務局
2. セミナー学費/アコモデーション(オプション)支払い
上記受講申込書の送付とあわせて、下記のいずれかの方法でお支払いください。
(1)銀行振込(日本事務局)
受講申込書受理後、学費を日本円に換算した Invoice(請求書)を発行し、郵送いたします。英ポンドから日本円への換算には、受講
申込書受理日の前の週(月∼金)の為替レート(キャッシュ・レート)の平均値を使用いたします。
Invoice 受取後、期限までに下記口座へお振込みください。
銀行名
: 三井住友銀行
支店名
支店番号 : 270
受取人
: 麻布支店
口座番号 : 普通 768847
: 英国国際教育研究所 日本事務局
※振込み手数料は全てお申込み者負担とさせていただきます。
※銀行の振込控をもって「支払受領証」とさせていただきます。
(2) 銀行振込(英国本部)
電信送金で下記口座までお振込みください。なお、振込控えまたは入金票切片(コピーも可)を受講申込書と一緒に英国国際教育研
究所英国本部または日本事務局までお送りください。
銀行名
: HSBC Bank Plc
支店名
支店番号 : 40-05-27
: Pall Mall Branch
口座番号 : 81176501
支店住所 : 69 Pall Mall, St James’s, London SW1Y 5EY, England, UK
受取人
: Institute of International Education in London, Charlton House, Charlton Road, Charlton,
IBAN
London SE7 8RE, UK
: GB52MIDL40052781176501
BIC
: MIDLGB2107M
※振込手数料は全てお申込み者負担とさせていただきます(上記支払先銀行から請求された場合も含む)。
(3)小切手/Banker’s Draft
英ポンド建て銀行小切手(cheque)または Banker’s Draft を受講申込書と一緒に英国国際教育研究所英国本部または日本事務局
までお送りください。
小切手支払先:Institute of International Education in London
(4)クレジットカード/デビットカード
受講申込書裏面「カード詳細」欄にご記入の上、英国国際教育研究所英国本部または日本事務局までお送りください。
(5)現金
英国国際教育研究所英国本部または日本事務局にて直接お支払いください。
注意事項
1. 申込書記入について
(1) 氏名記入欄には、証明書、学生名簿等に使用する氏名をご記入ください。
(2) 記入事項に変更があった場合は必ず速やかにご連絡ください。
2. 手続・セミナー学費・アコモデーション(オプション)支払いについて
(1) セミナーへの参加手続きは、受講申込書およびセミナー学費受領後、開始いたします。
(2) 一旦お支払いいただいたセミナー学費、およびアコモデーションの費用は、セミナーが開講できない場合を除き、理由の如何を問わず一切返却いた
しません。
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IIEL 本部はロンドンの南東部にある世界遺産都市「グリニ
ッジ」にあります。グリニッジは、古くは英国王室との繋
がりをもち、海事、貿易の街として繁栄した街です。現在
は、経度 0 の子午線が世界標準時の街として世界中にその
名が知られ、今日も数多く残されている壮大な歴史的建築
物や週末のマーケットはロンドンの観光名所の一つとな
っています。また、グリニッジには 2000 年祭のミレニア
ム・ドーム建造を始め、サッカーのイングランド代表チー
ム、元キャプテンのデービッド・ベッカム選手がサッカー
学校 The David Beckham Academy を開校するなど、ロンド
ン市内においても注目を集める街となっています。
セミナー会場となる、IIEL 英国本部キャンパス Charlton
House は、当時の国王ジェームズ 1 世の長男 Prince of Wales
を始め、王様の tutor を努めた Sir Adam Newton の邸宅とし
て 1607 年に建立されました。英国に現存する数少ない
Jacobean 朝時代の伝統的遺産として、建物および内部の装
飾は当時のものが大切に保存されています。また、ルネッ
サンスに影響を受けた英国の建造物としても注目されて
います。
お問い合わせ・お申し込み先
Enquiries & Applications
英国国際教育研究所
www.iiel.org.uk/stec.html
英 国 本 部
Institute of International Education in London
Charlton House, Charlton Road, Charlton, London SE7 8RE, England, UK
Tel: +44-(0)20-8331-3100
Fax: +44-(0)20-8331-3149
E-mail: [email protected]
日本事務局
〒112-0005 東京都文京区水道 2-13-2 前田ビル 2 階
ICJ 国際教育インフォメーションセンター・ジャパン内
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Fax: +81-(0)3-5940-0507
E-mail: [email protected]