野草堆肥を用いた米の購入者との牧野交流 ◆実施主体 ◆実施場所 ◆実施期間 西原牧野組合 産山村 西原牧野 平成 23 年 5 月 7、8 日 背景・ねらい 西原牧野は、産山村の北部に位置し、 「日本の棚田 100 選」に認定された「扇田」の周辺に広がる 牧野である。 西原牧野組合を含む山吹集落協定組合では、草原の野草を堆肥として利用したかけ干し米を生産 し、北九州など各地の方と契約販売を行っている。 3~4年前から米の販売にあわせて消費者との交流イベントに取り組んでおり、年1回、米の購 入者を牧野に招待し、牧野内を案内することで、地域の水源や牧野に生育する草花などの自然環境 を知ってもらうとともに、年に1回のお楽しみとして生産者と消費者の親睦を図っている。 実施概要 ◇生産者と消費者の牧野交流 ・実施日:平成 23 年5月7日~5月8日 ・参加者:米の購入者 12 名(北九州から自家用車利用で参加) ・参加者:地元生産者6名(山吹集落協定組合員) 【実施内容】 ・5月7日:山吹水源近くの原野でバーベキュー、 夜は温泉でやすらぎ ・5月8日:(午前中)ワラビ刈り、あわせて草原の案内 扇田周辺に広がる牧野 *バーベキュー、ワラビ刈り、原野案内を組合主催で実施 成果 毎年定例で交流イベントを行ってきて、生産者においしい 米のできる環境や阿蘇の草原の現状を知ってもらいながら、 交流を深めるいい機会になった。 □平成 23 年度 年間販売量 ・米の販売:8,000 円×90 袋 交流イベント ・しいたけ:5kg(乾) 、10kg(生しいたけ)等 実施者の感想 米の生産・販売については価格的に厳しい状況にあり、また、イベントが田植えの時期と重なる こともあり、平成 24 年度は実施することができず残念だった。 販売に関しては、値段や個々の欲しい時に量が揃わないという問題がある。 今年度はインターネットを利用して個別に販売中であるが、草原再生のパンフレットがあれば一 緒に送って草原再生の活動をアピールしたい。 42
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