2013 年 3 月 5 日 FireEye、次世代脅威対策プラットフォームを提供 複数の攻撃経路をカバーするマルチベクター脅威情報とパートナー製品との相互運用性により、 ベンダーやお客様企業の壁を越えた脅威対策の仕組みを実現 ファイア・アイ株式会社 高度なサイバー攻撃の対策製品で業界をリードするファイア・アイ(FireEye、本社:米国カリフォルニア 州ミルピタス、日本法人:東京都千代田区、代表:原田 英昭)は 2 月 25 日(米国時間)、最新のサイバ ー攻撃に対応した新たなセキュリティ・モデルの構築を可能にする脅威対策プラットフォームを発表しま した。 ファイアウォールやアンチウイルスといった従来型のセキュリティ・ソリューションでは、高度化の一 途を辿る昨今のサイバー攻撃を十分に防ぐことができません。このため、これまで何らかのセキュリティ 侵害を受けたことのある企業は過半数に上るなど、サイバー攻撃による被害は広まる一方となっていま す。そこで FireEye では、ベンダーやお客様企業の壁を越えた脅威対策の仕組みを構築しました。 次世代脅威検出エンジン、動的な脅威情報、そして 25 社以上のテクノロジー・アライアンス・パートナー からなる広範なエコシステムに基づくこの取り組みにより、セキュリティ脅威が悪用するすべての主要な 攻撃経路を保護し、サイバー攻撃を迅速に検出、検証、対応することが可能となります。 Dell SecureWorks の最高技術責任者(CTO)を務めるジョン・ラムゼイ(Jon Ramsey)氏は、次のよ うに述べています。「当社では、セキュリティ脅威の動向を常時監視し、新たに出現した脅威の詳細な分 析を行っています。FireEye の脅威対策プラットフォーム、そしてこのプラットフォームで提供されるデー タは、高度な脅威に対するエンドツーエンドの保護を提供する当社のセキュリティ・サービスにとって、必 要不可欠な存在となっています。」 FireEye の脅威対策プラットフォームでは、組織のセキュリティ対策を最新の脅威に合わせて刷新する 多数のセキュリティ技術を統合、活用しています。このプラットフォームは、相互に連携して機能する次の 3 つの主要コンポーネントで構成されています。 1. Multi-Vector Virtual Execution™(MVX)エンジン – MVX エンジンは、Web オブジェクトや 疑わしいファイル(添付ファイルを含む)、モバイル・アプリケーションを仮想環境で実行すること により、最新のサイバー攻撃を検出、確認します。シグネチャに頼らないこの先進技術を幅広い 攻撃経路に適用することで、疑わしいコードの検出とフォレンジック分析を自動化し、特定の組 織に対して行われた攻撃の動的なマルチベクター脅威情報を生成できます。そしてこの情報を 特定の組織向けに相関分析することにより、APT(Advanced Persistent Threat)攻撃で用いら れる侵入手法をブロックします。 2. Dynamic Threat Intelligence™(DTI)クラウド – DTI クラウドの契約者は、新たな犯罪手法 や APT 攻撃、マルウェアの感染拡大に関する最新のマルチベクター脅威情報を匿名化したうえ で共有できます。DTI クラウドを通じてこの情報を共有することで、世界各地で行われている攻 撃をその発生状況と共に把握して、契約者全体のセキュリティを最新の防御機能で強化し、甚 大な被害が生じる前に攻撃を無力化することができます。 Copyright © 2013 FireEye K.K. All Rights Reserved 1 3. API および標準ベースの脅威情報メタデータによるパートナー製品との相互運用性 –パートナ ー・ベンダー各社は、FireEye の API を使用して、ネットワークの可視化、エンドポイントの検証、 ポリシーの適用を実現できます。また FireEye が公開を予定している標準ベースの脅威情報メ タデータ交換フォーマットにより、FireEye とサードパーティのセキュリティ・ソリューションを相互 運用し、主要なセキュリティ・ワークフローを自動化することが可能となります。このメタデータ・フ ォーマットでは、FireEye の MVX エンジンで取得されたマルウェアの属性や活動、フォレンジッ ク情報が記述されます。これにより、お客様は既存のセキュリティ・インフラストラクチャをさらに 有効活用し、セキュリティの ROI を向上させることができます。 FireEye の次世代脅威対策プラットフォームアーキテクチャのイメージ Mandiant 社の CTO を務めるデイブ・メルケル(Dave Merkel)氏は次のように述べています。「セキュ リティ・インシデントを一刻も早く解決するためには、インシデントの疑いがあるイベントを容易に発見でき なければなりません。FireEye や Mandiant が提供する統合プラットフォームを使用すれば、ネットワー クとエンドポイント間で発生した個々のイベントを結び付けて分析することができます。セキュリティ検査 の死角を排除してイベントの全体像を把握することにより、セキュリティ侵害の兆候を見つけ出してそれ 以上の被害拡大を防止できます。」 FireEye の会長兼最高経営責任者(CEO)のデビッド・デウォルト(David DeWalt)は次のように述べて います。「FireEye は、昨今の高度なサイバー攻撃対策に強みを持つセキュリティ・ベンダーです。今回 発表された脅威対策プラットフォームにより、お客様は、FireEye が提供する動的な脅威情報を現在使 用中のセキュリティ・インフラストラクチャに取り込み、セキュリティ脅威への対応を自動化してサイバー 攻撃を直ちに無力化することが可能となります。」 FireEye Global Industry Alliances プログラムは、ベンダー間の相互運用性をサポートし、FireEye のプ Copyright © 2013 FireEye K.K. All Rights Reserved 2 ラットフォームに基づく次世代脅威対策インフラストラクチャを実現するための取り組みです。 このプログ ラムには、次の各分野におけるテクノロジー・パートナーが参加しています。 境界(Perimeter) - 既存のネットワーク・ゲートウェイを利用して、ポリシーの適用やエンド ポイントのきめ細かな隔離(データベースやファイル・サーバーの機密情報へのアクセスを 制限するなど)を行えるようにします。パートナーには、A10 Networks 社、Blue Coat Systems 社、Bradford Networks 社、Juniper Networks 社、Netronome 社などが含まれ ます。 監視/SIEM - レポートおよび SIEM パートナーからは、統合レポート機能やエンタープライ ズ・セキュリティ統合機能が提供されます。パートナーには、HP ArcSight、IBM Q1 Labs、 RSA、Splunk などが含まれます。ネットワーク・アグリゲーションおよびフル・パケット・キャ プチャ・パートナーからは、柔軟性に優れた導入オプションや状況を踏まえた分析オプショ ンが提供されます。パートナーには、Gigamon 社、Ixia Anue 社、RSA NetWitness 社、 Solera Networks 社、VSS Monitoring 社などが含まれます。 エンドポイント - エンドポイント・セキュリティ・パートナーからは、エンドポイントの可視化、 検証、修復機能が提供されます。パートナーには、Mandiant 社、Bit9 社、Guidance 社、 McAfee 社、Sophos 社などが含まれます。 マネージド・セキュリティ・サービス・プロバイダー(MSSP) - MSSP パートナーからは、マ ルウェアに関する専門的なサービスが提供されます。これにより、IT インフラストラクチャを 自社で所有、管理することに伴う複雑さとコストが軽減されます。パートナーには、Dell SecureWorks 社や Solutionary 社などが含まれます。 FireEye について FireEye は、95%以上のネットワーク環境において、既存のセキュリティ対策では防御することのできな い、ゼロデイ攻撃や APT 攻撃など次世代型の脅威からネットワークを防御するためのソリューションを 提供するリーディング・カンパニーです。 FireEye が提供するセキュリティ・ソリューションは、シグネチャ ベースのファイアウォール、IPS、アンチウイルス、およびゲートウェイにおける既存のセキュリティ対策を 補完し、Web、電子メール環境、ファイル共有時のマルウェアなど、 さまざまな脅威ベクトルに対するシ グネチャレスのセキュリティ保護を、企業の垣根を越えて提供することができる、世界で唯一の企業です。 FireEye は、脆弱性の悪用から情報流出までの一連の攻撃ライフサイクルの各ステージを確実に防御 することを可能にする業界で唯一の統合ソリューションで、ポートフォリオとして特許取得済みの技術で ある Virtual Execution Technology プラットフォームを利用することで次世代の脅威からの確実な防御 を実現します。 FireEye のソリューションは、40 か国以上の国々で利用され、Fortune 100 企業の 25% 以上で導入されています。 詳細な情報は http://www.fireeye.co.jp をご参照ください。 【報道関係の方からのお問い合せ先】 FireEye 広報事務局 (株式会社トークス内) 担当: 松本 TEL: 03-3556-1225 Email: [email protected] 【本件に関するお問合せ先】 ファイア・アイ株式会社 マーケティング・マネージャ 佐藤 昭知 TEL: 03-3507-5779 Email: [email protected] Copyright © 2013 FireEye K.K. All Rights Reserved 3
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