平成20年8月21日会議録 [42KB pdfファイル] - 志木市

国民健康保険運営協議会会議録
日
時
平成20年8月21日(木)
午後1時30分∼3時10分
場
議
所
志木市役所
301会議室
題
(1)平成19年度志木市国民健康保険特別会計決算について
(2)平成20年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
(3)その他
【中村課長】
皆さんこんにちは。相変わらず暑い中、また大変お忙しいところ協議会にご出席をいた
だき、誠にありがとうございます。本日の資料につきましては、事前に送付しましたもの
を使用させていただきます。なお、3名の委員から欠席の連絡をいただいております。
さて、昨年は何度も税率につきましてはご迷惑をおかけいたしました。今年度納税通知
書において一部手落ちがあったことを除けば滞りなく進んでおります。
また特定健診につきましても、7月から始まっており、財政的なペナルティ制度もあり
ますことから、委員の皆様方におかれましても、一人でも多くの方に受診していただける
よう皆様からもお声をかけていただければと思います。
それでは、本年4月の人事異動により部長が代わっておりますので、ご挨拶を申し上げ
ます。
【尾崎部長】
みなさん、こんにちは。4月1日からということで、ご挨拶するのも恐縮してしまいま
すが、健康福祉部長の尾崎と申します。よろしくお願いいたします。皆様方には拝見しま
すと、各分野でご活躍されている方々で、国保の運営についてご指導ご意見いただき、感
謝をしている次第です。皆様方には昨年度いろいろご審議いただき方向性を定めていただ
きました税の三区分、限度額、税率ですが、最終的には、6月の定例議会で議決をいただ
き、それに基づきまして7月に課税をさせていただくことになりました。
残念ながらシステムの変更をしている過程のなかで、国民健康保険税の納税通知書の一部
に記載誤りというのがございました。記者発表もして新聞にも載ったわけですが、志木市
は誤りがあった場合、すみやかにお知らせして正しく処理をしていくというスタンスをと
っております。105名くらいの方に影響があり、税額には影響はないのですが、途中の
記載の誤りということで、訂正をして処理をさせていただきました。皆様方にはご心配を
おかけし、お詫び申し上げます。
国保をめぐる医療制度改革については、後期高齢者医療制度については、まだ順次見直し
が必要ですし、今日の新聞に出ていましたが、大手企業社会保険の西濃運輸が前期、後期
高齢者の負担金に耐えられないため政府管掌健康保険に移るというようなことで、まだま
だ医療制度改革が定着するまで、時間がかかるのかなと思います。
それに定着するまで国保も影響を受けると思いますので、注視しながら進めてまいりたい
-1-
と思います。折に触れて委員の皆様には、情報提供をし、的確なご意見を聞かせていただ
きながら進めてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。簡単で
はありますがあいさつとさせていただきます
【中村課長】
ありがとうございました。それでは早速、規則第4条によりまして、議事進行は会長へ、
よろしくお願いいたします。
【会長】
それでは、改めましてお暑い中お集まりいただき、ありがとうございます。今日は、2
0年度に入りまして第3回目の国保運営協議会だと思います。いつも集まるときには寒い
か暑いかというような季節でありますが、こうやってみなさんの健康的なお顔を拝見しま
すと、健康でお過ごしでなによりだなと痛感するわけでございます。
市町村運営協議会があって、南部ブロック運営協議会があり、その上に県の運営協議とい
う組織になっております。そして、それぞれが話し合って、県、国に対する要望事項をと
りまとめて国保の適切な運営の進めていくことが、主な運協の趣旨になっているようでご
ざいます。今年も県と国に要望を出すということで、県に対してはさいたま市と北本市で
とりまとめてはかり、国に対しては蕨市と伊奈町が担当になり今年も要望することになっ
ております。国保に対する運営が各市町村非常に難しい仕組みになっておるということは、
みなさんにおわかりいただければと思います。
国に対しては、医療保険制度の一本化を図るという要望を出しました。国保の運営は流
動化のなかで一本化に歩んでいくのでないかと思います。他十分な措置を図って欲しいと
いう南部ブロックの運営協議会の会議の内容でした。その後国保医療課長から「医療制度
改革に伴う市町村国保への影響」という演題で30分程度講演がありました。被保険者か
らの収入が減ったが、歳出も減ったということで、今回の医療制度改革によって平成19
に比べ20年度で約101億円国保に対する負担が減ったというあらましでございます。
しかし、なぜ減ったかといえば、一番医療費がかかっていた老人を後期高齢として分けた
ためにその分減ったという単純な状況でございます。この先この制度が何年続くか、今後
苦しくなってくるのは目に見えている状況でございます。市町村国保を守るために、今後
志木市の運協も益々重要視されることと思いますので、以上のことを大変長くなりました
が、慎重審議をよろしくお願いいたします。
では、早速会議に入ります。本日の出席は、9名となっており、過半数でありますので
成立いたします。また、本日の会議録の署名は、A委員とB委員ですので、よろしくお願
いいたします。
本年第3回の志木市議会が9月1日から開会となりますので、それに合わせて国保の議
案の審議をお願いしたいと思います。(1)としまして平成19年度志木市国民健康保険
特別会計決算について、(2)平成20年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に
ついて、及びその他となっておりますので、よろしくお願いいたします。
特に傍聴人は…「ございません(中村課長)」
-2-
わかりました。
それでは、議題に入ります。
最初に(1)平成19年度志木市国民健康保険特別会計決算及び(2)平成20年度国民
健康保険特別会計補正予算(第1号)について、一括して事務局からの説明を求めます。
【事務局】
平成19年度志木市国民健康保険特別会計決算について、お手元の資料に沿ってご説明
いたします。
「1
被保険者等の状況」ですが、19年度末の世帯数は1万3千278世帯で前年度
末と比較しますと78世帯の増加、伸び率は0.6%となります。志木市全体の世帯数2
9,243世帯に対する加入世帯割合は45.4%で前年度の46.1%より0.7%減と
なっています。
被保険者数は、24,151人で、昨年の24,337人と比較して186人、率にす
ると0.7%の減となっています。
3月末の志木市全体の人口69,344人に対する加入者率も34.8%で前年の35.
5%より0.7%の減となっています。
被保険者の内訳を見てみますと、平成14年10月の制度改正により、平成19年10
月までは老人保健に移行する者がいなかったため、老人保健該当者は0.1%減少してい
ます。退職者被保険者等については、一般被保険者から退職者等被保険者へ職権で切り替
えたことにより2.7%増加しています。
次に「世帯の職業別世帯数及び構成比」の表でございますが、たいへん申し訳ありませ
んが、電算システムの入れ替えを行ったため、集計システムを調整しているところで、現
在集計値がでていません。ご了承いただきたいと存じます。
次のページに移らせていただきますが、「異動状況
事由別増減」になります。
これは、国民健康保険の資格取得と喪失の理由別世帯数の集計でありますが、一番上段
のグラフの内訳がその下の表になっております。二重線より上が取得理由。下が喪失理由
になっております。19年度も社会保険離脱が加入理由の約60%(61.1%)を占め
ております。社会保険加入による国民健康保険の資格喪失は前年と比較し5.5%増加し
ています。
下の社会保険離脱から社会保険加入を差し引いた被保険者数をみますと、平成14年度
までは、社保離脱により国保に加入してそのまま継続となった被保険者数が増加の傾向に
ありましたが、近年の傾向として、社会保険に加入する人が増加しております。これは、
景気回復による雇用の増加などが考えられるところです。
次に3ページの
「2
財政状況」なります。
左側の収支状況ですが、平成19年度の歳入額は、65億4,381万6,123円と
(
)内の18年度59億3,475万8,150円と比較し2億3,088万1,92
0円の増となりました。
主な要因ですが、別紙の「歳入歳出前年度増減比較表」をごらんください。
歳入額は上の段になります。保険税収入は約4千万円増になっております。そして、療養
-3-
給付費交付金、これは退職被保険者等の医療費に対する交付金ですが約1億9千万円の増、
さらに、共同事業交付金、これは、30万円を超え80万円までの高額の医療費に対する
交付金が交付される保険財政共同安定化事業が18年度の10月から創設され、18年度
は半年分で、19年度は12ヶ月分になりますので、2億円ほど増になっております。
19年度歳入総額から歳出総額を歳出歳入の内容を考えずに単純に差し引いた形式収支
は2億3,088万1,920円となり、この額を19年度へ繰り越しております。なお、
前年18年度の繰越金1億8,380万8,161円と比較して4,707万3,759
円の増額となっております。
また、歳入額の内、一般会計からの法で決められていないその他繰入金、基金からの繰
入金、そして、前年度繰越金をその年の独自の財源と考えないものとし、また、歳出のう
ち基金への積立金を貯金として考え、支出としない実質的な収支額は、2億3,054万
5,834円の赤字となりますが、前年度の実質的な収支額3,493万4,450円の
赤字と比べると1億9,561万1,384円の増となりました。この要因は、形式的な
収支は前年度と比較して4,707万3,759円の増でしたが、昨年度は基金からの繰
り入れがありませんでしたが、今年は医療費の増等により基金からの繰り入れが2億3,
579万7,000円あったことが考えられます。
それでは、前の資料に戻っていただきまして、3ページ中段「歳入歳出構成割合」にな
ります。この円グラフですが、まず、右側、歳出について説明いたします。一般被保険者
・退職被保険者等の医療費、高額療養費そして療養費の合計であります保険給付費が歳出
全体の57.3%。そして、老人保健医療費の財源として各保険者が納付義務を負ってい
ます老人保健拠出金で19.1%、介護保険への財源として老人保健拠出金同様各保険者
が納付義務を負っています介護納付金が5.4%。ここまでの義務的な費用で歳出全体の
約81.8%となります。
この歳出の財源となる歳入が左側の円グラフです。一般被保険者の医療費に対する国の
負担分として約19.7%、県が4.5%。退職被保険者等の医療費に対する社会保険支
払基金からの交付金で18.6%、高額医療費の共同事業の交付金が7.9%で、合わせ
ると50.7%となり、残りは保険税収入と志木市の一般会計から、または、国民健康保
険の財源不足を補う貯金であります基金からの繰入金でまかなうこととなります。
従いまして、保険税収入が落ち込めば、財源は一般会計からの法に基づかないその他法
定外繰入金、または、基金からの繰入に頼ることになります。その基金ですが、医療費の
財源としての保険給付費支払基金は1億5,258万7,663円となっております。
下段、左の棒グラフ・折れ線グラフですが過去の形式収支ではなく、実質的な収支、赤
字額と基金残高のグラフになります。13年から赤字額が年々増加し、18年度は、税率
改正による保険税の歳入の増などにより赤字額が急激に減少しております。19年度はま
た、医療費の伸び等により赤字額が増加しております。
なお、基金残高につきましては、平成16年、17年度はほぼ底をついた状況でしたが、
18年度が約2億5,200万円、19年度は1億5千万ほどになっております。
次に4ページ「3
保険税」についてですが、
平成19年度の現年19年度分納税義務者に課税した歳入すべき額である調定額は、25
-4-
億3,994万2,700円で、18年度の25億2,627万8,200円と比較し1,
366万4,500円、率にして0.54%の増となっています。
収納状況につきましては、19年度22億7,920万8,690円となり、19年度調
定額に対し89.74%であります。過去の収納率との比較を中段「保険税収納率の推移」
をご覧ください。ひし形が志木市の状況をあらわし、四角が県平均、三角が全国平均にな
ります。全国平均の平成19年度はまだ発表されていません。平成10年度以降13年度
まで、全国平均と同様の収納率でした志木市ですが、14年度に税率を改正し収納率を2
%落としてしまいましたが、徐々に収納率を上げてきました。平成17年度に4年ぶりの
90%となりましたが、18年度は、の税率改正の影響もあり88.55%となりました
が、19年度はわずかに増となっています。
次に5ページ
保険税の「滞納繰越分の状況」についてですが、繰越分とは、現年度分
が収納できなかった額を翌年度へ繰り越した未納額の累積分でありますが、平成13年度
から下降していた滞納繰越分の収納率ですが、17年度から徐々に増加しています。
次の平成19年度に行った不納欠損の内容ですが、不納欠損は調定額のうち地方税法の
規定により、時効を向かえ消滅したこと、居所不明者や財産がない等の理由により、処分
した税額ですが、5,548万6,820円で平成18年度の3,265万8,970円
と比較し2,282万7,850円、率にして69.9%の増となりました。不納欠損率
は5.6%で平成18年度の3.3%と比較し2.3%の増となっております。
次に6ページ「4
医療費」についてです。まず、医療費の推移ですが、これは高額療
養費を除いた額になっていますが、国保の医療費は老人保健をのぞいた、一般被保険者・
退職者被保険者等分あわせて約46億6,496万円で、18年度の43億7,327万
円と比較すると、約2,917万円の増と年々増加の傾向にあります。
医療費の伸びが目立つ退職被保険者等の分ですが、被保険者数の伸びに伴って、14.7
%という伸び率となっています。
一方、国民健康保険加入の老人保健受給者の医療費につきましては、老人保健該当者は昨
年度より0.1%減っていますが、3.4%の増となっております。
一人当たりの医療費をみますと、老人保健該当者分が他の一般被保険者や、退職被保険
者等と比べて、圧倒的に高額となっている状況にあります。
7ページの「高額療養費の推移」ですが、一般も、退職も年々増加の傾向となり、平成
19年度は一般で総額2億481万円。退職で1億1,226万円となり、一般は18年
度に減となりましたが、19年度は大きく増加しました。退職は、年々増加傾向にありま
す。
次に給付内訳ですが、割合的には、大きな変化は見られませんが、歯科がわずかに減と
なっています。総額では18年度に減になりましたが、19年度は、17年度よりも増と
なっています。
次に8ページ「5
保健事業」についてです。
人間ドックの受診者数につきまして、平成14年度以降増加し、18年度は、減となり
ましたが、19年度は増となっています。年齢別に見ると、29歳以下で減となっていま
すが、そのほかについては全体的に増加した結果となっております。
-5-
次に「保養施設利用補助}ですが、前年度より81件の増となりました。
以上で平成19年度の決算の状況の報告を終わらせていただきます。
補正予算第1号について
平成20年度志木市国民健康保険特別会計補正予算第1号について、ご説明申し上げま
す。
先日、郵送させていただきました資料の、歳入の額を訂正しましたので、
今日お配りした資料をご覧ください。
今回の補正は、歳入歳出それぞれ8,416万7,000円を減額し、予算総額を65
億791万7,000円とするものです。
補正の概要につきましては、歳入では、前年度からの繰越金と一般分の前期高齢者交付
金と共同事業に係る国・県の負担金等の交付額の確定による、財源の整理をするものです。
また、歳入の不足分を基金から繰り入れることとしています。
なお、補正後の基金残高は、補正後の基金残高は、1億4,185万6,663円
となります。
歳出では、後期高齢者支援金、前期高齢者納付金及び老人保健拠出金等の額の確定によ
る補正、さらに、支払基金からの退職被保険者の医療費に係る交付金の確定により、もら
いすぎていた分を返納する償還金の不足額を増額するものです。
説明は以上でございます。
【会長】
ありがとうございました。一括して説明をいただきました。委員からのご質問を賜りた
いと思います。
この時期の数字は、4月当初、あるいは返すもの返すなど県との調整をして、決まるの
でしょうか。
【事務局】
その通りでございます。年度当初に、これだけ交付しますという確定に基づいて決まり
ます。
【会長】
特にないようなので、ただいま事務局からご説明ありました(1)(2)につきまして、
採決をさせていただきます。事務局からの一括審議におきまして、この通りの諮問でよろ
しいでしょうか。よろしい方は、拍手をお願いします。<拍手あり>
ありがとうございました。では、ただいまご説明のありました会計決算並びに補正予算
を議案のとおり決定することにいたします。ありがとうございました。引き続きまして、
その他の議案について、何かないでしょうか。
-6-
【事務局】
平成19年度国保ヘルスアップ事業についてご報告いたします。
はじめに、お配りしました資料を確認させていただきます。<資料確認する>
まずヘルスアップ事業は、平成20年度からはじまりましたメタボリックシンドローム
の予防を目的にした「特定健康診査」実施後に行います「特定保健指導」の準備事業とし
て実施しました。
対象者は、平成18年度の基本健康診査を受診した人で、40歳から74歳までの志木
市国保被保険者のうち、特定保健指導の階層化基準に則って選定しました。基準について
は、別紙1「特定保健指導対象者の階層化基準」をご覧ください。
ここには、ステップ1として、
腹囲とBMIでまずチェックとなっていますが、基本健康診査には、腹囲は含まれていま
せんので、BMIだけで確認しました。
ステップ2として、①血圧や②中性脂肪・HDL(善玉)コレステロール、③空腹時血糖
・ヘモグロビンA1C、④喫煙状況の項目にいくつ当てはまるかで、「動機づけ支援」「積
極的支援」に振り分けられます
簡単に言いますと、「動機づけ支援」は、メタボリックシンドローム予備群、「積極的支
援」は、メタボリックシンドローム該当ということになっています。
対象者は813人おり、ヘルスアップ事業の案内通知をお送りし、申し込みが189人
と、2割を上回る応募率でした。
定員は、120人なので、40∼50歳代の人や、積極的支援対象者の優先、ご希望の
日程などから、定員人数に絞り込みました。結局「動機づけ支援」対象者がほとんどで、
年齢では65歳以降の人が多く、男性よりも女性の方が多くなりました。
コースは3コーで、平日の午前・午後と働いている人も参加しやすいように、土曜日の
午前中のコースも設定しました。
また内容は、参加者全員に「積極的支援」のプログラムを行いました。詳細については、
別紙2をご覧ください。
目標を体重・腹囲を5%減少にして、そのためにできるお食事や運動などについての行
動目標を具体的にたてていただき、その実行をグループワークやお手紙、電話などで支援
しました。
その結果ですが、5%減少できた人は
体重では約3割、腹囲では約4割で、変化がなかったまたは増加してしまった人は、体重
・腹囲で1∼2割しかいないとう、何らかのいい結果が出た人の方が圧倒的に多かったで
す。
また、行動目標についてですが、裏面をご覧ください。行動目標は、食事や運動につい
てたてた人がほとんどを占めていました。その詳しい内容は、設定目標例の表をご覧くだ
さい。 そして、行動目標の達成状況は、期間内に 50%以上実施できたものをいいますが、
76∼100%達成している人が約8割と最も多く占めていました。
結果として、ヘルスアップ事業は参加継続率が定員120人中107人で89%と高く、
体重・腹囲の5%に限らず減少した人が約9割いたことから、効果的な事業であったと評
-7-
価しております。この事業を活かして、本番の特定保健指導を実施してまいります。
さて、今年度から始まりました、「特定健診・特定保健指導」についての経過等を簡単
にご報告します。
まず、水色の健康カレンダー「成人保健版」をご覧ください。
特定健診は、7月からスタートし、11月末まで実施します。昨年まで行っていた基本健
康診査と同様に保健センターを会場にして行います「集団健診」と朝霞地区医師会に委託
して医療機関で受けていただく「個別健診」と受診方法が二通りあります。どちらも希望
があれば、がん検診も一緒に受けていただけるような形で実施しております。
自己負担の料金は、1割程度のご負担ということで、集団健診は500円、個別健診は
900円となっております。
6月25日に特定健診対象となる約13,000人弱の方に受診券を発送しました。送
付後、紛失した場合は再発行などで対応しています
7月から特定健診が始まり、健診の結果メタボリックシンドロームに該当または予備群
となった人には、特定保健指導のご案内を受診月から約2か月後に対象となる人にだけに
一番早くて9月下旬から特定保健指導の利用券を送付します。実施方法は、健康づくり支
援課に保健師が2名おりますので、直営と一部委託で行う予定で、現在細かいことについ
てなど検討中です。自己負担額については、計画書には材料費程度となっており、金額も
検討中です。
今年は特定健診、初年度のため、医療機関を含めて、現場はその都度考え対応をしてい
る状態です。でてきた問題を整理しながら、皆様の健康づくりの一環としての健診、保健
指導をすすめてまいりたいと考えておりますので、ご指導ご協力よろしくお願いいたしま
す。説明は、以上です。
【会長】
ありがとうございました。ただいま医療制度改革のなかで、やらなくてはいけないこと
を取り組んでいる要素として、細かく説明いただきました。何かご質問のある方はお願い
します。
一点すみませんお聞きしたいのですが、ペナルティは5年後の結果で決まると思います
が、それは80%達成しないとだったでしょうか。
【事務局】
健診受診率が65%、保健指導実施率が45%です。
【会長】
指導を受けたその方がメタボが解消されている、いないは別にして指導をしていればい
いわけですよね。
【事務局】
メタボリックシンドロームを10%減らすことも国が決めている基準のひとつなので、
今までは実施だけでよかった目標が、結果も合わせてでないと難しいということで、その
-8-
ことについては、カラーの概要版の何%だと何人くらいという表がありますので、ご覧い
ただければと思います。
【会長】
ありがとうございました。こういった場合に中身を確認しますと、一生懸命に真剣に取
り組んで結果を出してもらわないといけないわけですが、市民に対するアピールは、どの
ようにしていくのでしょうか。
【事務局】
広報やホームページはもちろんですが今年大きく違うのは、対象者には受診券が個別に
いっており、これは個別通知にも代わるものなので、それがどの程度の効果があがるもの
なのかと担当としては思っているところです。あとは、いくらPRしても必要性を感じな
いと受けていただけないので、そのアプローチをどのようにしていくかということを検討
しながら、その都度実施していくといるという状況です。
【会長】
ありがとうございます。もう指導をなさっている人についてもずっとアプローチをして
いく、あるいはまた新たな方についても通知を出しながらアプローチをして協力してもら
うというたいへんなお仕事に取り組んでおられると思います。市民ひとりひとりの協力な
しでは一生懸命やろうという人たちが頑張っても結果が出ないので、我々も身近な部分で
お茶飲み話の中でもする必要があるのかなと思いました。ありがとうございました。
他に何かあるでしょうか。
【事務局】
いくつかご報告させていただきます。
ひとつは、みなさまのご意見を頂戴しないといけないのですが、まだ法律はとおってお
りませんが、平成18年10月に35万円に引き上げた出産育児一時金を健康保険法とい
う法律に基づきまして来年1月1日から38万円と3万円引き上がります。これから先、
議会に上程するものはないんですが、これにつきましては条例に掲げてございますので、
12月議会に上程させていただきます。他に上程するものがない場合、運営協議会を開催
せずに私どもで準備を進めていいかどうかご意見を頂戴したい。
もうふたつございまして、今年いっぱいで協議会委員の2年の任期が切れます。みなさ
まもいったん任期が切れてお願いできるものであれば1月からお願いしたいと思っており
ますので、ご意向をお伺いします。よろしくお願いします。
最後ですが、11月18日に新潟県の五泉市というところから運営協議会の面々が視察
をしたいという申し出がありましたので、運協の方々ですと私たち職員だけがというわけ
にはいかないので、会長には何日か前にお話しようかと思ったのですが、この日が近いも
のですからご報告がてらと思いまして。11月18日の15時からおじゃまさせていただ
きたいというご意向です。もしその他の委員さんでもご出席できる方がいらっしゃればよ
ろしくお願いしたいと思います。
-9-
それと前回から報酬につきましては、口座振り込みとし、今回も口座に振り込ませてい
ただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは一点目のご審議だけよろしくお願いします。
【会長】
ありがとうございました。では、事務局からお話のありました、出産育児一時金の
引き上げ35万円から3万円のアップで38万円と12月の定例議会に諮られるような運
びになった場合のいわゆる改正でございますが、我々が集まって改正案を審議する部分を
任せていただけないかという提案でございます。事務局に一任するということでいかがで
しょうか。
ありがとうございます。
【委員】
今どのくらいの人数で、どのくらいの額なんでしょうか。
【事務局】
見込みですが、1月ぐらいからの引き上げですのでおおむね200万円程度、本来なら
ば一般会計からその3分の1を補填させていただかなくてはいけないのですが、200万
円程度であれば一般会計からの予算を入れ込まずに会計の中で処理をさせていただこうか
と思っております。
【委員】
一年間で今何人くらい生まれるんですか。
【事務局】
だいたい600人くらいです。
【委員】
たいたいいつも横ばいですか。
【事務局】
極端に減ってはいません。
【事務局】
国保でいうと、120人くらいです。
【会長】
志木市の出生は、1年間で600人くらいで、そのうち国保は120人くらいというこ
とですね。
- 10 -
【委員】
要望があってのことなんですよね。
【事務局】
法律の前に脳性麻痺の方の出生率が高いそうなので、そういった方に少しでも軽減を図
るという意味で上積みをされたと聞いております。これまでですと単に法律の改正だけだ
ったのですが、3万円の引き上げはそういった方の負担の軽減を図るということで、3万
円でどの程度図れるかわかりませんが、一応国の方で改定はそういった理由で引き上げた
いということですので、法律の改正については確か来月だったと思います。それを受けて
の改正になりますので、当然12月議会でないと間に合わないことになってしまうという
ことでございます。
【会長】
今のご説明でいかがでしょうか。では改正につきましては、事務局に一任したいと思い
ますが、いかがでしょうか。
<異議なし>
それでは改正案については、事務局に一任ということでお願いしたいと思います。あり
がとうございました。
我々運協委員の改正でありますが、今年の12月までの任期の部分で事務局の方に人選
をしていただいて、課長の方からお電話をいただいた折りには並々ならぬご協力をみなさ
まには賜りたいと会長からも申し添えまして、事務局に一任いたしますので、よろしくお
願いいたします。
【委員】
委員の人数というのは、何か規定があるのですか。
【事務局】
志木市の場合は、国民健康保険に入られている方から4名とか医師会薬剤師会の代表で
4名だとか、あと国保に入っていても入っていなくても広く市民に関わっている方の代表
で4名ということで、志木市の場合は12名ということになります。人口規模というか被
保険者数で決まっていますので、当然大きなさいたま市は、もっと人数がたくさんいらっ
しゃいます。
【会長】
ありがとうございました。何か総括ということでも何かありましたら、お願いします。
【委員】
この国保のヘルスアップ事業は、毎年続けられるんですか。
- 11 -
【事務局】
今年から特定保健指導に切り替わりましたので、ヘルスアップ事業は19年度1回だけ
です。
【委員】
指導というのは、ないのですか。
【事務局】
今年から特定保健指導という名称で始まります。
【委員】
前に戻っていいですか。不納欠損率というのが19年度から多いですよね。不納欠損額
というのは税金として入らないということなんでしょうか。
【事務局】
そうです。
【事務局】
中身を申し上げますと、総額で5,500万円ですが地方税法で時効というのがありま
して5年時効で切れてしまっているのがおおむねこの中で4,200万円、その年により
ましてこの時効の税額というのが違っております。この次に納税者が行方をくらましたと
か、あるいはいるんだけれど財産調査をしても財産がわからない預貯金があるのか、こう
いう方はだいたい無財産ですからそれがわからないというので1,200万円、あとは生
活ができなくて欠損で落としたとかだいたいその三つの理由で、一番多いのが5年の時効
を迎えて、不納欠損に陥った場合のものです。
古いのもありますし、5年よりももっと前に未納がある方で、誓約を交わして少しずつ
納めている方の分については納める意志がありますので、そういった方については5年を
過ぎていても時効はないと、不公平なところはありますがそういった決まりです。
【委員】
ありがとうございます。
【会長】
今年度は、どれくらいになりますか。
【事務局】
だいたい毎年1億前後上積みされています。19年決算ですと11億円、その前で10
億、その前が9億ですから毎年1億ずつ増えているという状況です。そういう方は、古い
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ものを納めても新しいものが残ってしまいますので、新しいものを納めて古いものを少し
ずつ納めてくださいと担当の収税課はお願いしているようですが、なかなかその方の納め
る意思もありますので。
【委員】
大きい額ですよね。
【事務局】
市税の中でも一番滞納額が多い。確か市税全額で、20億前後でしょうからその半分以
上が国保税です。国保は収入がなくても必ず個人にかかる平等割というのがかかりますの
で、仕方ないと思います。受診するには、保険に入らないと困る、保険に入れば最低限の
保険税がかかります。それでも納めたくないという人が現にいらっしゃいますので、福祉
にお世話になるすれすれの方というのは、行政側の意志で選択するわけにはいきません。
【会長】
余談になりますが南部ブロックにいったときのお話ですが、朝霞地区4市の志木市が一
番お医者さんにかかっている人が少ないそうで、ちなみに朝霞は多いというのを耳にして
おります。ご事情を役所の方でもしっかりと掴んでいただき、納めるものをきちっと納め
ていただきたいと思います。こういう金額を聞きますと、ご忠告等いろいろな部分で試行
錯誤をして、納めていただけない方には申し訳ないけれど、短い資格となってしまうこと
は、仕方ないのではないかと思います。他に事務局の方からはありませんか。
委員の方はどうですか。たいへんありがとうございました。これで本日の審議を全て終
了させていただきます。ご協力ありがとうございました。
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