第4回土岐市総合計画審議会 会議録 (要約) 日時 : 平成17年4月18日(月) 13:30∼16:50 場所 : 土岐市役所3階 大会議室 (出席=17名、欠席=5名) 区 分 発言者 内 容 事務局 岐阜県東濃地域振興局長 石黒委員、土岐市連合自治会連絡協議会代表 林委員が今回から 新たに委員になられる。今回から事務局側として各部門の部長も出席させていただく。 議長 11月に第1回、2月に2回、今回は4回目ということになる。前回までに序論・基本構想を審議して きて、今回は基本計画の審議に入る。いよいよ中心のところにさしかかるので大いに議論して いただきたい。 議長 これまでの流れを含め、事務局からの説明をお願いする。 1.開会 2.議題 (1)これまでの経過及 び今後の予定など (2)第五次総合計画 「基本計画(原案)」の 説明 第1章について 事務局 (別紙資料に沿って、これまでの経過・今後の予定・総合計画全体構成・基本計画のレイアウト について説明。) 議長 各項目ごとに現状と課題、施策、事業、主な指標という順番に書かれている。すっきりとしたレ イアウトで、コントラストがしっかりしていて見やすいと思う。 議長 基本計画の個別の部分について説明を事務局にお願いする。 事務局 (別紙基本計画訂正集にて訂正箇所を説明。基本計画(原案)に沿って1∼3章を説明。) 議長 ここで5分ほど休憩をとりたいと思う。 議長 まず、第1章について委員のみなさんの質問・意見をいただきたい。 委員 協働とは何か。新しい概念で認識がばらばらだと思う。この会の中だけでも認識を統一しておく 必要があるのでは。私が事務局に出した協働まちづくりについての質問の回答をみなさんに公 開してほしい。 議長 「協働」について高井委員から事務局に質問があったということだが、他の委員は知らないと思 うので説明いただきたい。あるいは高井委員からはどういう質問をされたのか。 委員 協働というのはただ一緒にやればいいというのではない。協働、NPO、ボランティアなど言葉は 簡単だが内実は色々なパターンがある。これから施策を論じていくなかで誤解が生じないか危 惧されるため質問した。 議長 全体的な流れとして今まで行政、企業、個人が個別にやっていたのを、ボランティアやNPOな ど、お互い連携していこうということがある。 委員 言葉では分かるが、どうやって連携していくかの具体的なところは何か。仲良く協力していくこと だが、今までもやってきているのでは。新たにそういう言葉が出てきたということはそれに問題 があるのでは。 議長 協働まちづくりの施策や指標については高井委員はご意見があるか。 委員 公募委員の応募数を増やすという数字をあげる意味がどこにあるのかと思う。ボランティアは 自主的なものであるのに行政がこういうものを目指そうというのはどういう意味があるのかと正 直思う。 議長 協働は行政だけでもいけない、個人だけでも力不足で、NPOなど組織でやっていこうということ になるが、お互いが信頼できる環境づくりやNPOが出てきやすい雰囲気をつくるのは行政の役 目でもある。 委員 NPOはボランティアの集まりで、ボランティアは自主的なものである。その自主的なものにいろ いろな事業を頼むのは不安がある。 議長 他の自治体では税金の1%を寄付してボランティアに任せるというシステムもある。これからは 全部が全部行政ではなく、ある程度分担しあうところも出てくる。 高井委員がおっしゃったように、まだ協働についての共通認識がないと思っている。協働のま ちづくりの仕組みの構築という施策をあげたのは、指針となるものをまず作らないと共通の基 事務局 盤の上に立てないのではないかということで、行政の責務、市民の責務をいっしょに決めてい きたいと思っている。ご質問はなぜ協働ということを言うのかということでよろしいか。回答には 私見も入っているが。 委員 差し支えるようであれば私の質問書だけでも公開していただければと思う。 1 ページ 区 分 第2章について 発言者 内 容 委員 これまでにも協働ということで、行政・市民・事業主が連携してまちづくりを進めてきている。例 えば、景観をどうするか、開発指導、環境問題のことなど。これまでの行政主導の時代から、行 政・市民・事業主がそれぞれの分野で責任と権限でまちづくりを進める時代となった。その一番 基本になるのが、協働まちづくり条例だと思う。今は個別の条例や要綱で対応しており、土岐 市のまちづくりの基本の条例がない。「協働まちづくり条例制定を検討します」とあるが、「検討 する」では弱いのでは。多くの自治体が進めている。 事務局 まずは共通認識の基盤をつくることが大事で、住民と行政の間で指針をつくっていく。全国の例 を見ると、環境が入ったもの、景観が入ったもの、地域自治が主体になったものなど部分的な ものから包括的なものまで色々なものがある。どういうものをつくっていくか議論して住民から 条例を、という声が上がってこれば条例を制定する方向になる。 委員 「地域の主体的活動への支援」とあるが、どういった支援をするかをまちづくり条例で決めるべ きである。これからは地域ごとに対する支援が重要になってくると思う。こういう活動にはこうい う支援があるといったことをうたった、基本となる条例を先行してつくっていくべきではないかと 考える。 委員 おっしゃっていることはよく分かるが、それが協働という言葉に当てはまるのか。もっと分かりや すい言葉を使えないものかと思う。 議長 日本の地域社会の動きはアメリカの後を追っているところがあるが、向こうではコラボレーショ ンという。お互いがつながり助け合っているイメージ。それを日本では協働という言葉を当てて いる。学問に限らず行政でもかなり使われており、個人の受け止め方にもよるが、比較的定着 している言葉といえる。 委員 言葉はそれでいいと思う。本来のコミュニティが壊れている。隣に住んでいる人が何をしている かわからない。駅前の活性化なら駅前地域の人が主体的にならなくてはいけない。地域で自 分たちのまちを点検し、地域の要求が行政に反映されるようにできれば協働が出てくるので は。 事務局 先ほど高井委員から要請のあったことについて、高井委員の質問書と事務局の回答をお配り する。 議長 高井委員はこの回答についてはどうお考えか。 委員 私の満足する答えではなかった。今後みなさんとすり合わせできればと思う。 議長 協働に限らず、言葉というのはそれぞれの人がそれぞれの見方をしているが、どこかで共通認 識をもたないと議論ができない。一方で世の中は変わっていくので言葉も変えていかないとい けないということもある。言葉が先行して事実が追いかけていくという例もある。定着してない部 分もあるが、ある程度考えながら走る、走りながら考えるということも必要。 議長 第2章「活力」について、ご意見をお願いする。 委員 情報共有の推進でホームページの充実とあるが、それはもうやっていることである。陶磁器産 業の振興についてもやっていることが書かれており、目玉が見えてこない。目玉があれば教え てほしい。 議長 力の入れどころがはっきりするようにという要望だが、みなさんの共通認識として今後の陶磁器 産業をどうしていったらよいかということがあると思う。方向性や色づけなど伊藤委員はどうお 考えか。 委員 今やっていることをそのまま10年間続けるというのでは、ちょっと弱いと思う。主な指標で窯業・ 土石製品製造出荷額が上がっていくという目標値が出ているが、難しいのでは。 委員 美濃焼のブランド化とはどういうことか。その地が有名ということではなく、いい企業があってブ ランドと言える。美濃焼ブランドということでやるとイメージが分散化しあまり効果がないと思う。 いい企業をいっぱい育てていくという方向性のほうがいい。 議長 ブランドには、企業ブランドもあれば地域ブランドもあれば国家ブランドもあり、色んなレベルが ある。こういう中小零細企業の多いところでは地場産業の産地ブランドということになると思う。 委員 施策を見ると食器だけを対象にしているように感じるが。 議長 おそらく市役所だけでは対応できない部分もある。会議所、組合、大学との連携等が考えられ る。器のほかの製品もカバーするような施策が考えられないかということだが、事務局はそうい う意識があるか。 事務局 難しいご指摘であるので、持ち帰り検討させていただく。 2 ページ 区 分 発言者 内 容 委員 クアハウスの10億7600万円の予算が承認されたようだが、はたして採算が合うのか。どのよう な収入、集客力があるかご説明いただきたい。 事務局 次回資料を出させていただく。 第1章について 委員 多治見から中津川までで、国指定の史跡は4つしかない。土岐市の場合、織部の里だけ突出し てあとは抜けている。乙塚古墳はすごい遺産である。国道や文化会館のところに表示がない。 市役所の人でもなかなか市内全体のことは把握できていない。この機会に審議会でここに出て いるような施設や問題の場所を大勢の目で確かめながら具体的な議論ができるといいと思う。 議長 観光というのは相対的なもので誰を対象にするかによっても変わるし時代によっても変わるの で難しいと思うが、10年後という近い将来を考えてこういう資源を生かしていこうという視点が あってもいいかと思う。 委員 25ページに市有林保育事業があがっているが鶴里生産森林組合が500町歩くらいあるうち300 町歩くらい整備している。認識をしておいていただきたい。主な指標で農園オーナーの登録が あがっているが、林業でも考えていきたいと考えている。森林の有効活用ということでも、生産 森林組合で中馬の森というのを整備していくことを考えている。その辺も考えていただきたい。 委員 クラインガルデンという言葉はなかなか分からないので括弧で説明をつけてたほうがいい。小 菜園か市民農園かどちらの解釈か。 議長 普通「クラインガルデン」ではなく「クラインガルテン」ではないか。ここも含めて言葉をチェックし ていただきたい。 委員 11ページの広域行政の事業に介護保険認定事業がないのは変だという気がする。 事務局 主な事業ということですべての事業を網羅せず、たまたま載せなかった。委員さんのおっしゃる とおりである。 委員 入れるのか、入れないのか。 議長 他との整合性もあるのでその辺は統一していただきたいと思う。 委員 全国的にも土岐市でも遊休農地の解消が大事な問題である。草の生えた農地の草刈をし、か なり成果はあったがそれは消極的なもので、その農地を耕して作物をつくらないと遊休農地の 解消にはならない。税金で基盤整備をしたにも係わらず遊休農地になっているところもある。遊 休農地登録制度は早速やならければならない。退職者、高齢者など、田をやりたい人にやって もらえば10年間くらい遊休農地が解消できる。そのあとまた他の人が引き継げばずっと解消で きる。若い人の後継者はなかなか望めないのでそういったことも考えていかないといけない。 色々な事業が載っているがこれだけできるのだろうかと思う。この中で一番の重要課題がどれ かをなんとなくにおわしてほしい。 委員 人の入れない山林がたくさんある。例えば松が枯れたら枯れっぱなし。景観のことだけでなく生 態系を考えてもそのままでいいのかと思う。何かできないだろうか。個人に対しては間伐をする 際に支援をしたり、市有林なら組織をつかって山林の整備を研究してみるなど。 委員 間伐はまとまった面積なら補助がある。松くい虫の駆除にも補助があったが持ち出しの方が多 い。雑林でも除伐をして山に入るようにならないと自然が保たれない状態になる。そのお金は どこから出るか。間伐してお金になる山はないが、ほっておくと大変なことになるかもしれない。 議長 第5章の防災の強化の保安林整備事業で除伐も含めて書いてあるので農林課でも目配りされ ていると思うがあらためて確認したい。 委員 25ページ(2)林業の経営基盤整備の文章中の「保全事業」とは何のことか。林地のむやみな開 発を防止することなのか、人が入れるように手入れをすることか、そこを明確にする必要がある のでは。また、「造林事業」というと木を植えることが前面に出てくる。保育等としたほうがいい のでは。 事務局 保全していくというのは手入れをしていく、伐採・枝打・間伐等をやっていくという意味。造林とい う表現については検討させていただく。 委員 構造改革特区による法の改正で広まったものの一つが市民農園。地域農業の視点では、高齢 化などでどうしてもできなければ、会社等が農業経営に算入したらどうかとういうところまで議 論が進んでいる。若い人の雇用の場がない。アウトレットでの雇用が900人あり、そのうち土岐 市の人が36%という数字が公表されている。いかに雇用の場を確保するか。19ページに企業 用地確保可能性調査とあるが、新たな事業であるので簡単に説明してほしい。雇用環境の充 実とあるが、事業の進め方が少し不透明だと感じる。土岐プラズマ・リサーチパークに研究機 関を誘致することになっているが、雇用の機会は少ないと思う。土岐プラザマ・リサーチパーク での雇用に期待するのではなく、具体的に雇用の場を確保する施策が必要。 第2章について 3 ページ 区 分 第3章について 発言者 内 容 事務局 企業用地確保可能性調査は新たに土地を開発していくことではなく、現在可能性のある土地 がどれだけあるのかを市が把握して情報を流していくために行うもの。雇用の場の創出という のは難しい問題だが、企業用地確保可能性調査を通じて、企業から照会があったときに積極 的に売り込むことで企業誘致を進めていくことになると考えている。 委員 土岐市に企業立地促進条例がある。これを生かさないといけない。企業用地確保可能性調査 と結びつけていく必要があるのでは。調査だけでは弱いと思う。 議長 スペースを確保するデータベースづくりのようだがうつわだけでは不十分である。誘致・育成で あるから具体的にどう育てていくかも必要。企業が郊外へどんどん抜けていく時代も終わって、 コンパクトシティのように古いもの再生していく動きがあるからその辺を思い描いているのだと 思うが、もう少しパンチのある雇用創出の目玉がないかというご指摘があった。まだ時間がある ので考えていただきたい。 委員 最近柿野のほうに、今までの勤めをやめて農業をやりたいという30代・40代の人がきた。遊休 農地登録制度をPRして若い人にも土岐市に来てもらう活動を進めれば、案外先が見えてくると 思う。農業には機器が必要だが、どれくらい助成するかという問題も出てくる。 議長 これからは大都市圏からの逆流の可能性がある。農林業に限らずまちなかで自分で仕事を始 めたいという人もいるので情報発信してほしい。 議長 第3章「育成」について、ご意見をお願いする。 委員 31ページに人権教育とあるが、学校教育のところでは触れていない。いじめなど色々な問題が あるなかで小中学校における人権教育も大事であるので、「各種団体等に」学校をいれるたほ うがよい。34ページに「生涯学習体制・指導者の充実」とあるが、生涯学習に行政に関する学 習も含めていくべき。それが協働のまちづくりにつながっていく。35ページの「図書館活動の充 実」で駐車場の増設があがっているが、駐車場が充実すると大勢の人が来て図書館の中が込 むのでは。今の図書館では狭いと感じる。駄知や妻木下石に分館をつくって本を回転させるシ ステムにしてはどうか。配本所という形ではなく、手に取って本を選ぶということが必要だと思 う。ご検討いただきたい。 ここでいう人権教育は生涯教育を指している。ご指摘の学校教育についての人権教育は「学校 教育の充実」のなかに含めている。項目の中に人権という文字は出てこないが、人権教育は学 校教育の中で大きな位置を占めているので、表現が必要であれば検討していきたい。生涯学 習の中で行政の学習も含めていくべきというご指摘だが、そのとおりであり、市民大学講座等も 事務局 行っている中で地方自治に関する講座もある。その他講座を重点とした地区公民館運営を進 める中で地域の要望に応じて行政からの出前講座なども行っていきたいと考えている。図書館 については、西部体育館整備事業の中で図書コーナーを含めて考えているところである。遠隔 利用サービスについては今移動図書館車で動いているが、特にインターネットを利用している 人など、遠隔利用サービスを導入することでより良い対応ができると考えている。 委員 学校教育に「ふるさと文化発見・特色ある活動作り事業」とあるが、具体的に地域学習という言 葉を入れてほしい。39ページの伝統文化・文化財の保存・活用・継承の事業で織部の里構想だ け進んでいる気がする。保存会では乙塚・段尻巻・隠居山などの保存に力を入れている。文化 財保護となっているが、具体的に「乙塚古墳・隠居山遺跡など」という言葉を入れてもらえると 全国的にPRできるのでは。全国を歩いているがなかなかあれだけのものはない。泉西小学校 の東側に須恵器窯跡がある。元屋敷を含めてルートとしてもう少し紹介してもらいたい。 「ふるさと文化発見・特色ある活動作り事業」についてはおっしゃるとおりであり、総合学習の時 間に各地域の文化などについて実際に子どもたちに体験してもらったり、総合学習の時間にそ ういった取り組みをした学校に補助金を出す学校提案型の事業を進めていきたいと思ってこの 事業をあげた。文化芸術のほうについては、文化財の修復等のなかに含んでいて具体名称は 事務局 入っていないということで、検討したいが、当然乙塚・段尻巻・隠居山については国の指定史跡 であり去年からトレンチ調査をするなかでいかに保存修復するか、また用地の確保も連動して くる。保存会さんが案内看板等積極的につくっていただいているが、行政のほうもこれをどう整 備するか、ルートをどうするかは今後の検討課題で5次総のなかでも認識している。 委員 国指定の史跡だけが文化財ではない。古墳だけということでもない。古墳だけ名前を載せるの ではなく、「指定文化財の修復」というようにしたほうがいい。 委員 よその人から見ると具体的な名前が入っていたほうがよい。織部の里を入れるのならそれと連 携して載せてはどうかと思う。 委員 世界遺産の登録は載せなくていいか。 事務局 現状と課題に書いてある。 4 ページ 区 分 発言者 内 容 委員 織部の里構想に乙塚・段尻巻古墳は含まれるのか。「文化会館を美濃陶磁歴史館とともに有 効活用する方策を検討します。」とあるが、今は借地になっていると思うが、用地取得も検討し てほしい。 織部の里構想に古墳は入っていない。昔はもっと大きい構想で、乙塚・段尻巻古墳・隠居山全 事務局 体を含んでいたが膨大な費用がかかるということで、今は文化会館、美濃陶磁歴史館、一帯の 田んぼ、元屋敷窯跡を織部の里構想としている。 委員 私たちは金をよこせというわけでなく地域で作業しているので、そういう固有名詞を入れれば もっと広がっていくのでは。子どもたちが来てもトイレがないのでそれは行政にお願いしたい。 委員 学校教育の充実の現状と課題で「学校教育の現場では、いじめや虐待、不登校、少年犯罪等 が増加し」と書いてある。それについては学校と地域、家庭が連携することが大切だが、マスコ ミに毎日出てきていることに対する指導体制はどういうふうにしているか聞きたい。 委員 最近心の問題が重要となっている。小学校ではほほえみ相談員、中学校ではこころの相談員 ということで何かあれば相談できる体制をとっている。専門的なことは県のスクールカウンセ ラーの制度を利用している。少年犯罪等事件の情報が入ってくるたびにホームルーム活動をと おして命の大切さ等指導していると聞いている。地域学習の中でふれあいをとおして、教育長 と相談しながら進めていきたい。 委員 土岐市の教育目標というか理念は、自己教育力とたくましく生きることのできる力を持った人間 を育てるということと理解していいか。 現状と課題に書いてあるように「個性を伸ばしながら自己教育力を養成することを基本理念 事務局 に、たくましく生きることのできる力を身に付けさせる」ことが本市の教育の基本理念と考えてい る。 委員 この計画では児童の健全育成は児童館・児童センターで対応する、学校開放というのは青少 年の健全育成となっている。児童と青少年の健全育成が区別されているが、どう理解したらよ いか。 地域の教育力という点で答えさせていただくと、放課後学級というのは子どもたちが授業が終 わった後、土曜日、夏休みに本来なら家庭や地域が受け皿となっていろんな体験、地域の大人 との交流、異年齢の交流などをとおして健全育成に大きな役割を果たすが、その受け皿となる ものが十分できていないこともあり、教育委員会が地域教育の一環として学校の余裕教室を利 事務局 用して体験学習をする。泉西小学校でモデル事業としてスタートするなかでこれを総合計画に あげたということはすべての小学校区に放課後学級を定着させていきたいということ。この事業 が今後どのように土岐市としていい形に定着するかその推移をみた上で、児童館を中心とする 放課後の対策をどうするかについては今後方向性がはっきりしてくると考えている。 (3)次回の開催日程 について 委員 この新しい制度が成功するかしないかの問題に、学校の先生がどこまで協力するか、理解する かということがある。地域も学校も父兄もみんなで子どもを守り育てるということからいえば、学 校の先生もしっかり目を開いていただくことが必要。 委員 児童館は社会福祉協議会で委託を受けてやっている。その関係で時間もある程度延長して やっている。泉の場合、西のほうには児童館がない。つくっていただきたいということはこの前も 言ったが。 議長 1章から3章まで検討してきた。かなり個別の施策についてご意見いただき、いい意見もあった と思う。今日出てきた意見を参考に修正・追加等作業していただきたいと思う。 議長 事務局から次回について説明をお願いする。 事務局 次回は5月23日に予定している。案内状は後日送らせていただく。ご意見等あれば4月28日ま でに事務局へお寄せいただきたい。 議長 今日、色々な意見が出たが、整理しきれなかったこと、あとから思い付かれたことなど事務局 へお寄せいただきたいと思う。 5 ページ
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