第6章6.2(1)

6.2 大気質
6.2.1
調査
大気質の調査項目及び調査状況は、表- 6.2.1.1 に示すとおりである。
表- 6.2.1.1
調査項目及び調査状況
文献その他
埋立事業実施区域周辺における調査
の資料調査
既存の現地調査
現地調査
①風向・風速
○
○
○
②気温・湿度
○
○
○
2)大気質の状況
○
○
○
3)交通量等の状況
-
-
○
4)発生源の状況等
○
-
-
調査項目
1)気象の状況
(1) 文献その他資料調査
「第 3 章
3.1.1(1)大気質 1)文献その他の資料調査」に示すとおりである。
(2) 既存の現地調査
「第 3 章
3.1.1(1)大気質 2)既存の現地調査」に示すとおりである。
6.2-1
(3) 現地調査
1) 調査項目
・ 気象の状況(風向・風速、気温・湿度)
・ 大気質の状況
・ 交通量及び走行速度
2) 調査概要
大気質の調査概要は表- 6.2.1.2 に、調査時期は表- 6.2.1.3 に、各項目の測定方法は
表- 6.2.1.4 に、調査地点は図- 6.2.1.1 及び図- 6.2.1.2 に示すとおりである。
表- 6.2.1.2
調査項目
調査概要
調査方法
(ア)気象の状況
ア)風向・風速
地上気象観測指針(平成 14 年、気象庁)に基づき、風向・風速、気温・
イ)気温・湿度
湿度を測定した。
(イ)大気質の状況
「大気質測定方法」(JIS- B-7951,7952,7953,7954 等)及び「ダイオキシ
ン類に係る大気環境調査マニュアル」に基づき、二酸化窒素(NO2)、二酸
化硫黄(SO 2 )、一酸化炭素(CO)、浮遊粒子状物質(SPM)、オキシダント、
ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタ
ン、微小粒子状物質、ダイオキシン類を測定した。
ただし、補助地点である金城、高良では二酸化窒素(NO 2 )、浮遊粒子状
物質(SPM)のみを測定した。
(ウ)交通量及び走
行速度
大型車、小型車、二輪車の車種別、上下線方向別に毎時間の交通量及び走
行速度を計測した。
6.2-2
表- 6.2.1.3(1)
測定項目
調査時期
調査実施日
空港出張所、瀬長島
二酸化窒素(NO2)
二酸化硫黄(SO2)
一酸化炭素(CO)
浮遊粒子状物質(SPM)
オキシダント(Ox)
平成 23 年 2 月 2 日~8 日
平成 23 年 5 月 18 日~24 日
平成 23 年 8 月 11 日~17 日
平成 23 年 11 月 1 日~7 日
微小粒子状物質(PM2.5)
ベンゼン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
ジクロロメタン
平成 23 年 2 月 7 日~8 日
平成 23 年 5 月 18 日~19 日
平成 23 年 8 月 10 日~11 日
平成 23 年 11 月 4 日~5 日
金城、高良
平成 23 年 2 月 11 日~17 日
平成 23 年 5 月 22 日~28 日
平成 23 年 8 月 9 日~15 日
平成 23 年 11 月 1 日~7 日
ただし、二酸化窒素(NO2)、浮遊粒子
状物質(SPM)のみの測定
-
ダイオキシン類(DXN)
平成 23 年 1 月 25 日~2 月 1 日
平成 23 年 5 月 17 日~23 日
平成 23 年 8 月 10 日~16 日
平成 23 年 10 月 31 日~11 月 6 日
気象(風向・風速、気温、 平成 23 年 2 月 2 日~8 日
湿度)
平成 23 年 5 月 18 日~24 日
平成 23 年 8 月 11 日~17 日
平成 23 年 11 月 1 日~7 日
表- 6.2.1.3(2)
測定項目
交通量及び走行速度
測定項目
風向・風速
気温
湿度
二酸化窒素(NO2)
二酸化硫黄(SO2)
一酸化炭素(CO)
浮遊粒子状物質(SPM)
微小粒子状物質(PM2.5)
オキシダント(Ox)
ベンゼン
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
ジクロロメタン
ダイオキシン類(DXN)
平成 23 年 2 月 11 日~17 日
平成 23 年 5 月 22 日~28 日
平成 23 年 8 月 9 日~15 日
平成 23 年 11 月 1 日~7 日
調査時期
調査実施日
平日
休日
夏季(平日):平成23 年8 月16 日~17 日 夏季(休日):平成23 年8 月21 日
秋季(平日):平成23 年11 月15 日~16 日 秋季(休日):平成23 年11 月23 日
春季(平日):平成25 年5 月30 日~31 日
表- 6.2.1.4
気象
-
測定方法
測定方法
自記風向風速計を地上 10m に設置して測定
自記温度計を地上 1.5m に設置して測定
自記湿度計を地上 1.5m に設置して測定
JIS B 7953 に基づくオゾンを用いる化学発光法
JIS B 7952 に基づく紫外線蛍光法
JIS B 7951 に基づく非分散型赤外線分析計を用いる方法
JIS B 7954 に基づくベータ線吸収法
濾過捕集による質量濃度測定方法
JIS B 7957 に基づく紫外線吸光法
キャニスターに採取した試料をガスクロマトグラフ質量分析計
により測定する方法
ポリウレタンフォームを装着した採取筒をろ紙後段に取り付け
たエアサンプラーにより採取した試料を高分解能ガスクロマト
グラフ質量分析計により測定する方法
6.2-3
St.A
空港出張所地点
●
那覇市
●
St.C
金城地点
●
St.D
高良地点
●
St.B
瀬長島地点
豊見城市
糸満市
:事業実施区域
:市町村界
●
:大気質調査地点
(2 地点)
●
:大気質調査補助地点(2 地点)
0
図- 6.2.1.1
大気質の現地調査地点
6.2-4
1km
2km
St.2 鏡水
◆◆
St.3
うみそらトンネル入口
◆ St.1 奥武山
那覇市
◆
St.4 赤嶺
◆ St.5 具志
◆ St.6 三角池
豊見城市
糸満市
:事業実施区域
:市町村界
◆:交通量等調査地点(夏季・秋季 4 地点)
◆:交通量等調査地点(秋季 1 地点)
◆:交通量等調査地点(春季 1 地点)
0
図- 6.2.1.2(1)
交通量及び走行速度調査地点
(事業実施区域周辺)
6.2-5
1km
2km
浦添市
那覇市
豊見城市
◆
St.8 西崎南
糸満市
:事業実施区域
:市町村界
◆:交通量等調査地点(春季 1 地点)
0
図- 6.2.1.2(2)
交通量及び走行速度調査地点
(施工ヤード近傍)
6.2-6
2km
4km
3) 調査結果
(ア ) 気象の状況
気象の状況については、表- 6.2.1.5 及び図- 6.2.1.3 に示すとおりである。
調査期間中の気温は平均で約 16~29℃、湿度は平均で 64~90%であった。また、海に近
い St.A 及び St.B の風速は平均で約 2~5m で、市街地よりの St.C 及び St.D の平均風速は
やや弱く 1~4m であった。
表- 6.2.1.5(1)
地点
季節
St.A
冬季
春季
夏季
秋季
全体
冬季
春季
夏季
秋季
全体
冬季
春季
夏季
秋季
全体
冬季
春季
夏季
秋季
全体
空港
出張所
St.B
瀬長島
St.C
金城
St.D
高良
平均
17.9
24.9
28.5
26.4
22.4
18.1
24.3
28.1
26.1
24.2
15.8
24.9
27.8
26.1
23.7
15.6
25.2
27.8
26.2
23.7
気象の状況(気温、湿度)
気温(℃)
最高
23.1
30.0
32.2
29.6
32.2
21.5
27.3
31.5
28.9
31.5
23.4
28.5
31.2
29.6
31.2
23.3
28.9
31.4
29.7
31.4
6.2-7
最低
12.1
20.6
25.0
24.1
12.1
13.1
19.9
25.2
23.9
13.1
11.6
22.5
24.0
23.8
11.6
11.1
22.7
24.6
24.0
11.1
平均
67
82
75
78
76
70
83
85
76
79
66
90
86
85
82
64
87
85
86
80
湿度(%)
最高
最低
90
33
93
58
85
58
90
59
93
33
91
45
91
62
92
66
88
59
92
45
87
38
100
74
96
59
98
70
100
32
86
39
99
67
96
59
99
68
99
39
表- 6.2.1.5(2)
地点
季節
St.A
冬季
春季
夏季
秋季
全体
冬季
春季
夏季
秋季
全体
冬季
春季
夏季
秋季
全体
冬季
春季
夏季
秋季
全体
空港
出張所
St.B
瀬長島
St.C
金城
St.D
高良
測定局:St.A
平均風
平均風速
最多風向
( m/s)
E
2.1
E
2.5
S
3.1
E
3.0
E
2.7
N
4.6
S
2.0
S
5.3
E
3.6
S
3.9
NNE
2.8
NNW
1.5
S
1.6
NNE
0.8
NNE
1.7
N
3.7
S
2.1
S
2.4
E
2.9
S
2.8
日最大風
風速
風向
( m/s)
NNW
6.9
E
6.6
SSW
5.3
E
5.5
NNW
6.9
NNW
9.3
SE
5.9
S
9.7
ESE
6.6
S
9.7
NNE
6.5
NNW
4.0
S
3.5
NNE
4.0
NNE
6.5
N
7.4
NNW
4.4
S
4.4
ENE,E
5.1
N
7.4
空港出張所
冬季(2 月)
測定局:St.B
気象の状況(風向・風速)
春季(5 月)
夏季(8 月)
秋季(11 月)
春季(5 月)
夏季(8 月)
秋季(11 月)
瀬長島
冬季(2 月)
図- 6.2.1.3(1)
風向の状況(風配図)
6.2-8
測定局:St.C
NNW 60.0
NW
金城
N
NNE
NNW60%
NW
40%
NE
40.0
WNW
20.0
ENE
W
0.0
E
W
ESE
WSW
.WSW
SW
WNW
NE
20%
ENE
0%
E
W
ESE
WSW
冬季(2 月)
春季(5 月)
NNW 60.0
NW
NNW60%
NW
40%
NE
ENE
0%
E
W
ESE
WSW
SE
WNW
NNE
NE
20%
ENE
0%
E
ESE
SW
SSE
S
N
SE
SSW
夏季(8 月)
SSE
S
秋季(11 月)
高良
N
NNW60%
NW
40%
NNE
NE
40.0
WNW
WNW
20.0
ENE
W
0.0
E
W
ESE
WSW
WSW
SW
SE
SSW
NNE
20%
SSW
S
N
SW
SSE
S
測定局:St.D
WNW
SE
SSW
SSE
NNW60%
NW
40%
NNE
SW
SE
SSW
N
SSE
N
NNW60%
NW
40%
NNE
NE
WNW
20%
ENE
0%
E
W
ESE
WSW
SW
SE
SSW
S
冬季(2 月)
春季(5 月)
図- 6.2.1.3(2)
NNE
NNW60%
NW
40%
NE
20%
ENE
0%
E
W
ESE
WSW
SW
SSE
S
N
SE
SSW
S
SSE
夏季(8 月)
風向の状況(風配図)
6.2-9
WNW
N
NNE
NE
ENE
20%
E
0%
ESE
SW
SE
SSW
S
SSE
秋季(11 月)
(イ ) 大気質の状況
ア ) 二酸化硫黄、二酸化窒素、一酸化炭素、浮遊粒子状物質及びオキシダント
大気質測定結果は、表- 6.2.1.6 に示すとおりである。
二酸化硫黄は、2 地点ともすべての季節で日平均値の環境基準値及び 1 時間値の環境基
準値を満足していた。
二酸化窒素は、4 地点ともすべての季節で日平均値の環境基準値を満足していた。
一酸化炭素は、2 地点ともすべての季節で日平均値の環境基準値及び 8 時間平均値の環
境基準値を満足していた。
浮遊粒子状物質は、4 地点ともすべての季節で日平均値の環境基準値及び 1 時間値の環
境基準値を満足していた。
オキシダントは、St.A 空港出張所で冬季と春季に、St.B 瀬長島で冬季に 1 時間値の環境
基準値を上回った。この傾向は県内の測定局でも同様である。
表- 6.2.1.6
調査項目
二酸化硫黄
SO2
(ppm)
二酸化窒素
NO2
(ppm)
一酸化炭素
CO
(ppm)
浮遊粒子状
物質
SPM
(mg/m3)
オキシダント
Ox (ppm)
集計項目
大気質測定結果
大気質測定結果
地点
日平均値の
最高値
St.A
空港出張所
冬季
0.0025
St.B
瀬長島
0.0021
0.0004
0.0001
0.0018
1 時間値の
最高値
St.A
空港出張所
0.0095
0.0111
0.0007
0.0063
St.B
瀬長島
0.0006
0.0023
0.0009
0.0073
St.A
空港出張所
0.0316
0.0058
0.0060
0.0103
St.B
瀬長島
0.0189
0.0141
0.0009
0.0034
St.C
金城
0.009
0.005
0.003
0.010
St.D
高良
0.006
0.006
0.003
0.009
0.70
0.26
0.20
日平均値の
最高値
日平均値の
最高値
8 時間平均値
の最高値
日平均値の
最高値
1 時間値の
最高値
1 時間値の
最高値
春季
0.0014
夏季
0.0004
秋季
0.0021
St.A
空港出張所
0.26
St.B
瀬長島
0.33
0.47
0.25
0.17
St.A
空港出張所
0.33
0.90
0.32
0.26
St.B
瀬長島
0.48
0.56
0.26
0.28
St.A
空港出張所
0.037
0.007
0.009
0.013
St.B
瀬長島
0.036
0.011
0.013
0.026
St.C
金城
0.027
0.018
0.013
0.042
St.D
高良
0.032
0.020
0.008
0.042
St.A
空港出張所
0.048
0.014
0.021
0.023
St.B
瀬長島
0.054
0.035
0.062
0.045
St.C
金城
0.044
0.075
0.041
0.075
St.D
高良
0.057
0.050
0.016
0.057
St.A
空港出張所
0.0667
0.0575
0.0184
0.0365
St.B
瀬長島
0.0717
0.0676
0.0269
0.0015
6.2-10
環境基準値
0.04ppm 以下
0.1ppm 以下
0.04~0.06
ppm の
ゾーン内又は
それ以下
10ppm 以下
20ppm 以下
0.10mg/m3
以下
0.20mg/m3
以下
0.06ppm 以下
イ ) 微小粒子状物質、ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロ
メタン及びダイオキシン類
微小粒子状物質等大気質濃度の調査結果は表- 6.2.1.7 に示すとおりである。
微小粒子状物質の日平均値の測定結果は、2 地点ともすべての季節で日平均値の環
境基準値及び年平均値の環境基準値を満足していた。
ベンゼン類の日平均値の全期間平均値は、2 地点ともすべての項目で年平均値の環
境基準値を満足していた。
ダイオキシン類の日平均値の全期間平均値は、2 地点ともすべての項目で年平均値
の環境基準値を満足していた。
大気質測定結果(微小粒子状物質(PM2.5))
表- 6.2.1.7(1)
地点
微小粒子状物質の測定結果
環境基準
冬季
春季
夏季
秋季
平均値
St.A 空港出張所
31.5
3.7
4.9
7.3
11.9
St.B 瀬長島
31.4
3.2
4.6
5.8
11.3
表- 6.2.1.7(2)
単位:μg/m3
(1 日平均値) (年間平均値)
35 以下
15 以下
大気質測定結果(ベンゼン類)
単位:mg/m3
地点
ベンゼン等の測定結果
項目
冬季
春季
夏季
環境基準
秋季
平均値
(年間平均値)
St.A
ベンゼン
<0.0003
<0.0003
<0.0003
空港
トリクロロエチレン
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
0.2 以下
出張
テトラクロロエチレン
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
0.2 以下
ジクロロメタン
<0.015
<0.015
<0.015
<0.015
<0.015
0.15 以下
所
St.B
瀬長
島
0.0021
ベンゼン
0.0013
0.0003
0.0003
0.002
0.0004
0.003 以下
0.0006
0.003 以下
トリクロロエチレン
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
0.2 以下
テトラクロロエチレン
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
<0.02
0.2 以下
ジクロロメタン
<0.015
<0.015
<0.015
<0.015
<0.015
0.15 以下
表- 6.2.1.7(3)
大気質測定結果(ダイオキシン類)
単位:pg-TEQ/m3
地点
ダイオキシン類の測定結果
環境基準
冬季
春季
夏季
秋季
平均値
St.A 空港出張所
0.0071
0.0044
0.0045
0.0035
0.0049
St.B 瀬長島
0.0063
0.0086
0.0049
0.0034
0.0058
6.2-11
(年間平均値)
0.6 以下
(ウ ) 交通量及び走行速度
交通量及び走行速度の調査結果は、表- 6.2.1.8 に示すとおりであり、交通量につ
いては、国道 331 号沿いの St.1(奥武山)において多く、夏季の昼間は約 7.5~8.2
万台となっていた。また、走行速度は、夏季・冬季ともに概ね 25~55km/時の範囲に
あり、昼間・夜間の走行速度の差は最大で数 km/時 程度であり大きな変動がなか った。
表- 6.2.1.8
調査
地点
St.1
St.2
St.3
St.4
St.5
St.6
St.8
対象道路
(所在地)
国道 331 号
(奥武山)
国道 332 号
(鏡水)
国道 58 号
(うみそらトンネル入口)
国道 331 号
(赤嶺)
国道 331 号
(具志)
国道 331 号
(三角池)
市道 D2 号線
(西崎南)
交通量及び平均走行速度の調査結果
夏季
秋季
夏季
秋季
交通量(台/日)
平日
休日
82,191
75,651
66,411
59,855
20,878
19,394
10,955
11,057
秋季
13,619
12,547
28.6
26.5
夏季
秋季
夏季
秋季
46,391
42,218
55,987
54,421
41,665
39,265
51,727
49,977
36.7
30.7
39.7
41.9
38.3
31.7
44.6
39.1
4
春季
21,782
-
52.5
-
4
春季
4,391
-
38.1
-
車線数
6
4
4
4
4
季節
平均走行速度(km/時)
平日
休日
51.8
52.9
45.0
43.9
50.5
47.5
44.6
41.3
注 1:交通量は大型車、小型車の2分類とする。また、二輪車は小型車に含めた。
2:St.3 国道 58 号(うみそらトンネル入口)においては、夏季の時点で道路が開通していなか
ったため、調査を実施していない。
3:走行速度は、車種の区別なく上下別に毎時間 10 台ずつ測定し、全時間で平均した。
6.2-12
6.2.2
予測
大気質の影響要因とその内容については、表- 6.2.2.1 に示すとおりである。
表- 6.2.2.1
項目
予測項目及び予測時期の選定
影響要因
工事の実施
・ 護岸の工事
内容
・ 建設機械の稼働及び資機材運
・ 埋立ての工事
搬車両(工事関係車両を含む)
・ 建設機械の稼働
の走行に伴う二酸化硫黄、二酸
・ 資機材運搬車両の走行
化窒素、浮遊粒子状物質及び粉
・ 造成等の施工による一時的な影響
じん等の影響
土地又は工作物の
・ 航空機の運航
・ 航空機の影響
存在及び供用時
・ 飛行場の施設の供用
・ 道路交通の影響
(1) 工事の実施
1) 予測項目
(ア)建設機械(作業船を含む)の稼働に伴う二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状
物質
(イ)資機材運搬車両の走行に伴う二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質
(ウ)建設機械の稼働に伴う粉じん等
(エ)資機材運搬車両の走行に伴う粉じん等
2) 予測の概要
予測の概要は表- 6.2.2.2 に、予測地域及び予測地点は図- 6.2.2.1 及び図-
6.2.2.2 に示すとおりである。
表- 6.2.2.2
工事の実施時における予測の概要
予測項目
予測方法
予測時期
(ア)建設機械(作業船を
プルーム・パフモデルにより、建設機械(作
建設機械(作業船を含む)
含む)の稼働に伴う二
業船を含む)の稼働に伴い発生する二酸化
の稼働に伴って発生する
酸化硫黄、二酸化窒素
硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の年
燃料消費量が最大となる
及び浮遊粒子状物質
平均値及び 1 時間値を予測した。
時期。
プルーム・パフモデルにより、資機材の運
工事中の資機材運搬車両
(イ)資機材運搬車両の走
行に伴う二酸化硫黄、
搬車両の走行に伴い発生する二酸化硫黄、 (工事関係車両を含む)
二酸化窒素及び浮遊粒
二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の年平均
の走行台数が最大となる
子状物質
値を予測した。
時期。
(ウ)建設機械の稼働に伴
う粉じん等
(エ)資機材運搬車両の走
行に伴う粉じん等
事例の解析により得られた経験式により、 建設機械の稼働に伴って
建設機械の稼働に伴い発生する降下ばい
発生する降下ばいじん量
じん量を予測した。
が最大となる時期。
事例の解析により得られた経験式により、 工事中の資機材運搬車両
資機材運搬車両の走行に伴い発生する降
(工事関係車両を含む)
下ばいじん量を予測した。
の走行台数が最大となる
時期。
6.2-13
那覇市
豊見城市
糸満市
:事業実施区域
:市町村界
:工事中の予測地域(範囲)
0
図- 6.2.2.1
建設機械(作業船を含む)の稼働に伴う
大気質の予測範囲
6.2-14
1km
2km
St.3 うみそらトンネル入口
●
● St.1 奥武山
●
那覇市
St.4 赤嶺
● St.5 具志
●
● St.6 三角池
瀬長島
豊見城市
●
与根入口
糸満市
:事業実施区域
:市町村界
● :建設機械(作業船を含む)の稼働に伴う予測地点
● :沿道大気の予測地点(事業実施区域周辺)
0
図- 6.2.2.2(1)
建設機械の稼働及び資機材運搬車両の
走行に伴う大気質の予測地点(事業実施区域周辺)
6.2-15
1km
2km
浦添市
●
St.7 西洲
那覇市
豊見城市
●
St.8 西崎南
糸満市
:事業実施区域
:市町村界
●
:沿道大気の予測地点(施工ヤード近傍)
0
図- 6.2.2.2(2)
資機材運搬車両の走行に伴う
大気質の予測地点(施工ヤード近傍)
6.2-16
2km
4km
3) 予測方法
(ア ) 建設機械(作業船を含む)の稼働に伴う二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質
ア ) 予測手順
建設機械の稼働に係る二酸化硫黄、二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の予測は、図-
6.2.2.3 に示す手順により行った。
気象条件
・風向、風速
・大気安定度
工事計画
・工事工程
・建設機械の種類、稼働位置
排出源位置の設定
大気汚染物質排出量の算出
拡散計算
有風時:プルーム式
無風時:パフ式
NOX→NO2 変換式
寄与濃度
(1 時間値)
寄与濃度
(年平均値)
バックグラウンド濃度
98%値または 2%除外値変換式
予測環境濃度
(98%または 2%除外値)
図- 6.2.2.3
予測環境濃度
(1 時間値)
建設機械の稼働に係る SO2、NO2、SPM の予測手順
6.2-17
イ ) 予測式
(a) 年平均値
年平均値の予測は「窒素酸化物総量規制マニュアル 新版」
(公害研究対策センター、
平成 12 年)に準拠し、有風時(風速 1.0m/s 以上)はプルーム式、弱風時(風速 0.5
~0.9m/s)は弱風パフ式、無風時(0.4m/s 以下)はパフ式を用いて行った。
プルーム式及びパフ式は、これまでの調査・研究の資料が豊富に蓄積され、検証が
十分になされている。また、実測や実験に基づいて設定された拡散幅等を与えるので、
統計モデルあるいは経験式といった性格も有していることから、本事業の予測式に適
用した。
① 有風時(風速 1.0m/s 以上):プルーム式
C ( R, z ) =
1
Q
⋅F
π
2π
Rσ z u
8
  (z − He )2 
 (z + He )2 
F = exp−
exp
+

−


2σ z 2 
2σ z 2 
 
② 弱風時(風速 0.5~0.9m/s):弱風パフ式
C ( R, z ) =
 1
 u 2 (z − He )2
−
exp
⋅


2γ 2η −2
2p p8 γ η −2

Q
1
η −2 = R 2 +
α2
(z − He)2
γ2
η +2 = R 2 +
α2
(z + He)2
2
γ
 1
 u 2 (z + He )2
+
−
exp
 η2

2γ 2η +2
+


③ 無風時(風速 0.4m/s 以下):パフ式




1
1
C ( R, z ) =
+

3/ 2  2
2
2
(2π ) γ  R + α 2 (z − He)2 R 2 + α 2 (z + He)2 
γ
γ


Q
ここで、
C (R , z )
: (R,z)地点における濃度(ppmまたはmg/m3)
R
: 点煙源と計算点の水平距離(m)
=(x2+y2)1/2
x
: 計算点のx座標(m)
y
: 計算点のy座標(m)
z
: 計算点のz座標(m)
Q
: 点煙源強度(m3N/sまたはkg/s)
6.2-18




u
: 風速(m/s)
He
: 有効煙突高(m)
σz
: 有風時の鉛直方向の拡散パラメータ(図- 6.2.2.4参照)
α、γ
: 弱風時・無風時の拡散パラメータ
(表- 6.2.2.3参照)
出典:「窒素酸化物総量規制マニュアル 新版」(平成 12 年、公害研究対策センター)
図- 6.2.2.4
表- 6.2.2.3
Pasquill-Gifford 図
弱風時・無風時の拡散パラメータ(α、γ)
弱風時
Pasquill の
無風時
安定度階級
α
γ
α
γ
A
0.748
1.569
0.948
1.569
A-B
0.659
0.862
0.859
0.862
B
0.581
0.474
0.781
0.474
B-C
0.502
0.314
0.702
0.314
C
0.435
0.208
0.635
0.208
C-D
0.342
0.153
0.542
0.153
D
0.270
0.113
0.470
0.113
E
0.239
0.067
0.439
0.067
F
0.239
0.048
0.439
0.048
G
0.239
0.029
0.439
0.029
出典:「窒素酸化物総量規制マニュアル 新版」(平成 12 年、公害研究対策センター)
6.2-19
(b) 1 時間値
1 時間値の予測は「窒素酸化物総量規制マニュアル 新版」
(平成 12 年、公害研究対
策センター)に準拠し、以下に示すプルーム式を用いて行った。

 y2
Q
C ( x, y , z ) =
⋅ exp −
2πuσ σ
 2σ 2
y z
y

C(x,y,z)
x
y
z
Q
u
He
σ y,σ z
:
:
:
:
:
:
:
:
  

2 
   ( z − He) 2 
 ( z + He) 
 ⋅ exp−
 + exp−

  

2σ2 
2σ2 
z 
z 

  
計算点(x,y,z)の濃度(ppm または mg/m3)
計算点の x 座標(m)
計算点の y 座標(m)
計算点の z 座標(m)
点煙源強度( m3N/s または kg/s)
風速(m/s)
有効煙突高(m)
水平(y),鉛直(z)方向の拡散パラメータ(図- 6.2.2.4 参照)
ここで、有効煙突高さは次式により算出した。
Η e = Η 0 + ∆Η
Η e :有効煙突高さ(m)
Η 0 :煙突の実高さ(m)
建設機械及び工事用車両
工事用船舶
∆Η :排出ガスの上昇高さ(m)
2.4m
10m
排出ガスの上昇高さ( ∆Η )は、有風時(風速 0.5m/s 以上)、無風時(風速 0.4m/s
以下)に応じて以下の各式より算出する。
−3
1
有風時(CONCAWE 式)
: ∆H = 0.175・Q H 2・u 4
1
−3
無風時(Briggs 式)
: ∆H = 1.4・Q H 4・(dθ / dz ) 8
Q H :排出熱量(cal/s)
QH = ρQCp ∆Τ
ρ :0℃における排出ガス密度(=l.293×l03g/m3)
Q :単位時間当たりの排出ガス量(湿り)(m3N/h)
C P :定圧比熱(=0.24cal/K・g)
∆Τ :排出ガス温度と気温(=15℃)との温度差(℃)
u :煙突頭頂付近の風速(m/s)
P
u = u 0 ⋅ (Z Z 0 )
:高度 Z における推計風速(m/s)
u
:地上観測風速(m/s)
u0
:推計高度(m)
Z
:地上観測の高度(=10m)
Z0
:大気安定度によるべき指数
P
大気安定度
A
B
C
D
E
F・G
べき指数
0.10 0.15 0.20 0.25 0.25 0.30
dθ / dz :温位傾度(℃/m) (昼間は 0.003、夜間は 0.010 を用いた)
出典:
「窒素酸化物総量規制マニュアル[新版]」
(平成 12 年 12 月
6.2-20
公害研究対策センター)
(c) 窒素酸化物から二酸化窒素への変換
① 年平均値
年平均値予測における窒素酸化物から二酸化窒素への変換は、図- 6.2.2.5 に示す
とおり、沖縄県の一般環境大気測定局における平成 13 年度~平成 22 年度までの 10
年間の測定結果を基に、最小二乗法によりパラメータを求めた変換式を用いて行った。
二酸化窒素への変換式は、次式のとおりである。
[NO2 ] = 0.4083 × [NO x ]0.9035
ここで、各記号は次のとおりである。
[NO2 ]
[NO x ]
: 二酸化窒素の年平均値(ppm)
: 窒素酸化物の年平均値(ppm)
NO2とNOxの関係
0.016
y = 0.4083x 0 . 9 0 3 5
R 2 = 0.9419
0.014
NO2(ppm)
0.012
0.010
年平均値
累乗 (年平均値)
0.008
0.006
0.004
0.002
0.000
0.000
0.005
0.010
0.015
0.020
0.025
NOx(ppm)
図- 6.2.2.5
窒素酸化物及び二酸化窒素の年平均値(一般環境大気測定局)
6.2-21
② 1 時間値及び日平均値
1 時間値及び日平均値の予測における窒素酸化物から二酸化窒素への変換は、
「窒素
酸化物総量規制マニュアル 新版」
(平成 12 年、公害研究対策センター)に示されてい
る指数近似モデルを用いて行った。
α

{exp(− Kt ) +β}
[ NO2 ] = [ NO X ] D・1 −
 1 +β

[NO X ] D
: 拡 散計 算 で得 た NO X 濃度 (ppm)
α
: 排 出源 近 傍で の NO と NO X の濃 度 比
β
: 平 衡状 態 を近 似 する 定数
K
: 実 験定 数 (s -1 )
t
: 拡 散時 間 (s)
ここで、α、β、Kについては以下のとおり設定した。
α= 0.83( 固 定源 )
β= 0.3 (日 中 )
K= 0.0062u・[O 3 ] B ( 固定 点 )
u
:風 速 (m/s)
[O 3 ] B :O 3 バ ック グ ラウ ン ド 濃度 (ppm)
O3 バックグラウンド濃度は、埋立事業実施区域周辺の一般環境大気測定局(那覇測
定局)における昼間の 1 時間値の年平均値(平成 13~22 年度の平均値)である
0.0232ppm を用いた。
(d) 年平均値から日平均値の年間 98%値または年間 2%除外値への変換
年平均値を日平均値の年間 98%値または年間 2%除外値に変換する式は、沖縄県の
一般環境大気測定局における平成 13~22 年度の測定結果を基に作成した(表-
6.2.2.4 参照)。
表- 6.2.2.4
年平均値から日平均値の年間 98%値・年間 2%除外値への換算式
項 目
二酸化硫黄
二酸化窒素
浮遊粒子状物質
換 算 式
[年間2%除外値]=1.7673×[年平均値] +0.0013
相関係数:0.85
[年間98%値]=2.0213×[年平均値] +0.0024
相関係数:0.96
[年間2%除外値]=1.1733×[年平均値] +0.0247
相関係数:0.80
6.2-22
ウ ) 予測条件
(a) 予測対象時期
工事工程計画及び表- 6.2.2.5 に示す建設機械別燃料消費量を基に、工事期間中の
月別燃料消費量を算出した。それぞれの工事区画における月別燃料消費量は図-
6.2.2.6 に示すとおりであり、年平均値の予測対象時期は、年間の燃料消費量が最大
となる 4 年次 5 ヶ月目~5 年次 4 ヶ月目、1 時間値及び日平均値の予測対象時期は、月
間の燃料消費量が最大となる 5 年次 2 ヶ月目とした。
表- 6.2.2.5(1)
使用船舶機械
建設機械別の燃料消費量
規格
燃料の
種類
アジテータ車
4.4 m3
軽油
アスファルトフィニッシャ
ホイール型 3.0~8.5m
軽油
アスファルトフィニッシャ
クローラ型 2.4~6.0m
軽油
大型ブレーカ
ブレーカ 600~800kg 級
軽油
クラムシェル
平積 1.2 m3 機械ロープ式
軽油
クローラクレーン
35t 吊
軽油
クローラクレーン
50~55t 吊
軽油
クローラクレーン
65t 吊
軽油
クローラクレーン
80t 吊
軽油
クローラクレーン
100t 吊
軽油
クローラ式杭打機
4~4.5t
軽油
クローラ式サンドパイル打機 バイブロ式 180kW
軽油
コンクリートスプレッダ
プレート式 3~7.5m
軽油
コンクリートフィニッシャ
3~7.5m
軽油
コンクリートポンプ車
ブーム式 90~110m3
軽油
コンクリートレベラ
3~7.5m
軽油
散水車
5,500~6,500L
軽油
振動目地切機
ガソリン
振動ローラ
ハンドガイド式 0.8~1.1t
軽油
振動ローラ
8~10t
軽油
振動ローラ
18t
軽油
タイヤローラ
8~20t
軽油
タンパ
60~80kg
ガソリン
ダンプトラック
10t 積
軽油
ダンプトラック
46t 積
軽油
ディストリビュータ
2,000~3,000L
軽油
トラック
11t 積
軽油
トラッククレーン
16t 吊
軽油
トラッククレーン
25t 吊
軽油
トラッククレーン
100t 吊
軽油
トレーラ
15t 積
軽油
トレーラ
20t 積
軽油
トレーラ
25t 積
軽油
トレーラ
32t 積
軽油
バイブロハンマ
油圧式 16t(ピストン式)
軽油
バックホウ
山積 0.28 m3(平積 0.2 m3)
軽油
バックホウ
山積 0.45 m3(平積 0.35 m3)
軽油
バックホウ
山積 0.8 m3(平積 0.6 m3)
軽油
バックホウ
山積 1.4 m3(平積 1.0 m3)
軽油
3
バックホウ
山積 1.8~2.1 m(平積
1.3~1.5 m3)
軽油
発動発電機
150kVA
軽油
発動発電機
500kVA
軽油
発動発電機
600kVA
軽油
機関出力
(kW)
213
112
70
60
97
112
132
166
170
204
121
184
33
33
199
18
132
3
5
77
150
71
3
246
537
8
257
125
162
134
235
235
235
235
88
41
60
104
164
223
134
427
514
燃料消費率
(L/kW-h)
0.059
0.152
0.152
0.175
0.175
0.089
0.089
0.089
0.089
0.089
0.085
0.085
0.122
0.122
0.078
0.122
0.04
0.233
0.201
0.152
0.152
0.1
0.301
0.05
0.085
0.09
0.05
0.044
0.044
0.044
0.075
0.075
0.075
0.075
0.308
0.175
0.175
0.175
0.175
0.175
0.17
0.17
0.17
出典:「建設機械等損料表 平成 17 年度版」(平成 17 年、社団法人日本建設機械化協会)
6.2-23
表- 6.2.2.5(2)
使用船舶機械
ブルドーザ
ブルドーザ
ブルドーザ
ホイールローダ
ホイールローダ
ホイールローダ
モータグレーダ
モータグレーダ
電気溶接機
ラフテレーンクレーン
ラフテレーンクレーン
ラフテレーンクレーン
ラフテレーンクレーン
ロードローラ
路面清掃車
油圧ハンマ
サンドコンパクション船
引船
引船
引船
引船
引船
引船
引船
引船
引船
引船
押船
ガット船
ガットバージ
起重機船
起重機船
起重機船
起重機船
起重機船
起重機船
杭打船
杭打船
杭打船
杭打船
グラブ式浚渫船
クレーン付台船
クレーン付台船
クレーン付台船
クレーン付台船
コンクリートミキサー船
揚錨船
揚錨船
リクレーマ船
潜水士船
砂貯蔵船
土運船
押航土運船
台船
台船
建設機械別の燃料消費量
規格
15t 級
32t 級
湿地 20t 級
0.8 m3
3.1~3.3 m3
10.3 m3
3.1m 級
3.7m 級
ディーゼルエンジン付 300A
16t 吊
25t 吊
35t 吊
45t 吊
マカダム 10~12t
ブラシ式 2.5~3.1 m3 四輪式
8t
3 連装 35m
D 300PS 型
D 450PS 型
D 500PS 型
D 550PS 型
D 600PS 型
D 700PS 型
D 800PS 型
D 1,200PS 型
D 1,500PS 型
D 1,000PS 型
D 3,000PS 型
850 m3 積
1,000m3 積
D 100t 吊 旋回式
D 120t 吊 旋回式
D 150t 吊 旋回式
D 200t 吊 旋回式
D 300t 吊 旋回式
D 450t 吊 旋回式
H-65
油圧ハンマ 6.5t
H-125
油圧ハンマ 7~8t
D 23m3 普通地盤
35~40t 吊
45~50t 吊
80t 吊
100t 吊
DE 2.0m3
D 5t 吊
D 15t 吊
バックホウ式 DE 3,200PS 型
D 180PS 型 3~5t 吊
D 1,000 m3 積
密閉式 1,300 m3 積
密閉式 3,000 m3 積
300t 積
2,000t 積
燃料の
種類
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
軽油
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
軽油
重油 A
軽油
重油 A
軽油
軽油
軽油
軽油
重油 A
重油 A
重油 A
重油 A
軽油
-
機関出力
(kW)
100
208
139
55
156
601
85
115
16
140
193
200
237
56
190
132
2618
221
331
368
405
441
515
588
883
1103
736
2207
1103
294
313
353
405
588
883
1600
221
132
405
132
1912
94
102
161
193
633
202
284
2354
132
-
燃料消費率
(L/kW-h)
0.175
0.175
0.175
0.153
0.153
0.153
0.108
0.108
0.227
0.103
0.103
0.103
0.103
0.108
0.063
0.181
0.275
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.22
0.277
0.242
0.242
0.242
0.242
0.242
0.242
0.242
0.242
0.181
0.242
0.181
0.238
0.219
0.219
0.219
0.219
0.358
0.22
0.22
0.326
0.167
-
出典:「建設機械等損料表 平成 17 年度版」(平成 17 年、社団法人日本建設機械化協会)
6.2-24
予測対象時期
(4 年次 5 ヶ月目~5 年次 4 ヶ月目)
140
ガソリン(KL/日)
燃料消費量(KL/日)
120
100
重油A(KL/日)
軽油(KL/日)
予測対象時期
80
60
40
20
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
1年次
3年次
2年次
4年次
140
ガソリン(KL/日)
燃料消費量(KL/日)
120
重油A(KL/日)
軽油(KL/日)
100
80
60
40
20
0
5年次
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
6年次
7年次
8年次
図- 6.2.2.6
月別燃料消費量
6.2-25
9年次
(b) 大気汚染物質排出量
予測対象時期における大気汚染物質排出量は以下に示す式により算定した。
① 船舶からの排出量算定式
海上作業に使用される船舶から排出される大気汚染物質の排出量は、表- 6.2.2.6
に示す式により算定した。
表- 6.2.2.6
大気汚染物質排出量の算定式(船舶)
大気汚染物質
算定式
硫黄酸化物
S = W ⋅ s ⋅ (1 100 ) ⋅ (22.4 32 ) 窒素酸化物
N = 1.49
浮遊粒子状物質
D = W ⋅ d ⋅ 10 −3 ∑ {(P ⋅ Ai ) ⋅ (Ti ⋅10 )} 1.14
−3
注:表中のアルファベットは以下のとおり。
S
:硫黄酸化物排出量(m3N/隻)
W
:燃料消費量(kg/隻)
s
:燃料中の硫黄分(重量%)
N
P
Ai
Ti
:窒素酸化物排出量(m3N/隻)
:定格出力(PS/基)
:運転モード別の負荷率
:運転モード別の時間(時)
D
d
:浮遊粒子状物質排出量(kg/隻)
:浮遊粒子状排出係数(g/kg)
出典:「窒素酸化物総量規制マニュアル 新版」(平成 12 年、公害研究対策センター)
② 建設機械からの排出量算定式
陸上作業に使用される建設機械から排出される大気汚染物質の排出量は、表-
6.2.2.7 に示す式により算定した。
定格出力別平均燃料消費率は、表- 6.2.2.8 に、建設機械の窒素酸化物及び浮遊粒
子状物質の排出係数は、表- 6.2.2.9 及び表- 6.2.2.10 に、燃料中の硫黄含有率は、
表- 6.2.2.11 に示すとおりである。工事の際には、建設機械による環境影響の低減
を図るために、排出ガス対策型建設機械を積極的に導入していくものとして排出係数
を設定している。また、硫黄酸化物の排出量の算定には、各燃料中の硫黄含有率を用
いた。
6.2-26
表- 6.2.2.7
大気汚染物質排出量の算定式(建設機械)
大気汚染物質
算定式
硫黄酸化物
S = W ⋅ s ⋅ (1 100 ) ⋅ (22.4 32 ) 窒素酸化物
Qi , NOx = Pi ⋅ NO X ⋅ Br b ⋅ (22.4 46 ) ⋅ 10 −3 浮遊粒子状物質
Qi , SPM
{(
) }
= {(Pi ⋅ PM ) ⋅ Br b} 注:表中のアルファベットは以下のとおり。
:硫黄酸化物排出量(m3N/台)
S
:燃料消費量(kg/台)
W
:燃料中の硫黄分(重量%)
s
Qi , NOX :建設機械 i の窒素酸化物排出量(m3N/h)
NO X :窒素酸化物のエンジン排出係数原単位(g/kW・h)
:建設機械 i の定格出力(kW)
Pi
:実際の作業における燃料消費量/ Pi (g/kW・h)
Br
:ISO-CI モードにおける平均燃料消費率(g/kW・h)
b
Qi ,SPM :建設機械 i の浮遊粒子状物質排出量(g/h)
PM :浮遊粒子状物質のエンジン排出係数原単位(g/kW・h)
出典:「道路環境影響評価の技法 2007 年改訂版」(平成 19 年、財団法人道路環境研究所)
表- 6.2.2.8
定格出力別平均燃料消費率
一次排出ガス対策型
排出ガス未対策型
~15kW
285 g/kW・h
296 g/kW・h
15~30kW
265 g/kW・h
279 g/kW・h
30~60kW
238 g/kW・h
244 g/kW・h
60~120kW
234 g/kW・h
239 g/kW・h
120kW~
229 g/kW・h
237 g/kW・h
出典:「道路環境影響評価の技法 2007 年改訂版」(平成 19 年、財団法人道路環境研究所)
定格出力
二次排出ガス対策型
表- 6.2.2.9
窒素酸化物の排出係数原単位
定格出力
二次排出ガス対策型
一次排出ガス対策型
排出ガス未対策型
~15kW
5.3 g/kW・h
5.3 g/kW・h
6.7 g/kW・h
15~30kW
5.8 g/kW・h
6.1 g/kW・h
9.0 g/kW・h
30~60kW
6.1 g/kW・h
7.8 g/kW・h
13.5 g/kW・h
60~120kW
5.4 g/kW・h
8.0 g/kW・h
13.9 g/kW・h
120kW~
5.3 g/kW・h
7.8 g/kW・h
14.0 g/kW・h
出典:「道路環境影響評価の技法 2007 年改訂版」(平成 19 年、財団法人道路環境研究所)
6.2-27
表- 6.2.2.10
浮遊粒子状物質の排出係数原単位
定格出力
二次排出ガス対策型
一次排出ガス対策型
排出ガス未対策型
~15kW
0.36 g/kW・h
0.53 g/kW・h
0.53 g/kW・h
15~30kW
0.42 g/kW・h
0.54 g/kW・h
0.59 g/kW・h
30~60kW
0.27 g/kW・h
0.50 g/kW・h
0.63 g/kW・h
60~120kW
0.22 g/kW・h
0.34 g/kW・h
0.45 g/kW・h
120kW~
0.15 g/kW・h
0.31 g/kW・h
0.41 g/kW・h
出典:「道路環境影響評価の技法 2007 年改訂版」(平成 19 年、財団法人道路環境研究所)
表- 6.2.2.11
出典:A重油
軽油
ガソリン
燃料中の硫黄含有率
種類
硫黄含有率(重量%)
A重油
0.61
軽油
0.001
ガソリン
0.001
「第 11 回内航海運における使用燃料油、潤滑油に関する実態調査報告書」(2007
年 9 月、日本内航海運組合総連合会環境安全委員会・燃料油ワーキンググループ)
「自動車の燃料の性状に関する許容限度及び自動車の燃料に含まれる物質の量の
許容限度」(平成 18 年 11 月 30 日、環境省告示第 142 号)
「自動車の燃料の性状に関する許容限度及び自動車の燃料に含まれる物質の量の
許容限度」(平成 18 年 11 月 30 日、環境省告示第 142 号)
6.2-28
③ 予測対象時期における大気汚染物質排出量
「①船舶」及び「②建設機械」に示す算出式等に基づき算定した大気汚染物質排出
量 は 、 表 - 6.2.2.12 に 年 平 均 値 の 予 測 対 象 時 期 に お け る 年 間 排 出 量 を 、 表 -
6.2.2.13 に 1 時間値の予測対象時期における時間排出量を、表- 6.2.2.14 に日平均
値の予測対象時期における日排出量を示した。また、発生源位置は図- 6.2.2.7 に示
すとおりである。
表- 6.2.2.12
年平均値の予測対象時期における大気汚染物質の年間排出量
工区
NOx(m3N/年)
SPM(kg/年)
SOx(m3N/年)
①
60,314
14,284
23,523
②
6,808
1,325
1,869
③
11,883
1,809
2,201
④
22,967
6,069
10,340
⑤
5,279
758
916
⑥
6,768
1,136
1,457
⑦
4,792
835
1,110
⑧
3,619
674
941
⑨
2,403
427
526
⑩
18,768
3,755
5,792
⑪
777
177
257
⑫
3,592
863
1,448
⑬
1,020
178
247
⑭
2,043
137
1
⑮
6,127
383
2
⑯
48,624
2,929
19
⑰
35,659
2,129
19
⑱
7,997
467
5
⑲
35,233
2,088
17
⑳
4,063
244
1
6.2-29
表- 6.2.2.13
1 時間値の予測対象時期における大気汚染物質の時間排出量
工区
NOx(m3N/時)
SPM(kg/時)
SOx(m3N/時)
①
27
6
11
③
18
3
4
④
12
3
5
⑤
3
1
1
⑦
6
1
2
⑧
20
4
5
⑩
7
2
2
⑪
2
0
1
⑫
1
0
0
⑬
3
0
0
⑮
15
1
0
⑯
37
2
0
⑰
15
1
0
⑱
16
1
0
⑲
2
0
0
表- 6.2.2.14
日平均値の予測対象時期における大気汚染物質の日排出量
工区
①
③
④
⑤
⑦
⑧
⑩
⑪
⑫
⑬
⑮
⑯
⑰
⑱
⑲
NOx(m3N/日)
SPM(kg/日)
215
119
88
16
37
126
37
10
4
22
114
328
143
139
16
6.2-30
52
18
23
3
8
22
9
2
1
2
7
20
8
8
1
SOx(m3N/日)
86
23
40
4
12
31
11
4
1
0
0
0
0
0
0
① ⑲は表- 6.2.2.12~ 表- 6.2.2.14 に対応
図- 6.2.2.7
発生源位置
6.2-31
(c) 気象条件
① 異常年検定
事業実施区域内に位置する安次嶺地域気象観測所の平成 22 年度の気象(風向・風
速)データが、平年の気象データと比較して異常値かどうかを検証するため、異常年
検定を行った。
検定は、「窒素酸化物総量規制マニュアル[新版]」(平成 12 年 12 月、公害研究対
策センター)に準拠し、分散分布による不良標本の F 分布棄却検定法を用いた。その
結果は、表- 6.2.2.15 に示すとおりである。
異常年検定によると、有意水準の 1.0%を満足する結果となり、異常値は確認されな
かった。
表- 6.2.2.15
異常年検定結果
測定局: 安次嶺地域気象観測所
統計年: 平成15年4月1日~平成22年3月31日
検定年: 平成22年4月1日~平成23年3月31日(平成22年度)
風向
N
NNE
NE
H15
900
H16
895
H17
812
H18
871
H19
803
1,090 1,224 1,158 1,182 1,268
判定
(○採択,×棄却)
5%
2.5%
1%
棄却限界
(1.0%)
上限
下限
887
77
1,008
○
○
○
1,217
557
939 1,093 1,136
108
1,012
○
○
○
1,600
672
統計年度
検定年度
H20
H21
平均
890 1,037
標準偏差
H22
840 1,031
908
964 1,035
734
872
912
108
1,015
○
○
○
1,376
448
ENE
626
682
716
564
753
635
892
695
107
811
○
○
○
1,152
239
E
631
558
667
646
683
567
704
637
56
692
○
○
○
876
397
ESE
594
499
690
659
599
652
553
607
66
568
○
○
○
891
322
SE
786
751
718
757
595
589
707
700
78
691
○
○
○
1,036
364
SSE
338
420
315
468
284
355
381
366
63
468
○
○
○
635
96
S
507
456
493
487
399
601
579
503
69
677
○
○
○
800
207
SSW
679
466
741
591
639
670
609
628
87
747
○
○
○
1,000
256
SW
313
203
322
224
453
379
240
305
90
152
○
○
○
691
0
WSW
248
109
133
146
168
192
130
161
47
72
○
○
○
362
0
W
156
106
61
166
86
119
69
109
41
60
○
○
○
284
0
WNW
154
149
111
179
76
139
57
124
44
78
○
○
○
313
0
NW
185
247
194
190
145
308
106
196
66
137
○
○
○
478
0
NNW
419
574
451
383
536
567
436
481
77
384
○
○
○
810
252
静穏
310
382
258
283
262
424
295
316
63
188
○
○
○
586
46
注:風向の静穏とは、風速が1m/sec以下の場合を示す。
統計年度
風速階級
(m/s)
H15
H16
H17
H18
H19
検定年
H20
H21
平均
標準偏差
H22
判定
(○採択,×棄却)
5%
2.5%
1%
棄却限界
(1.0%)
上限
下限
1.0 以下
310
382
258
283
262
424
295
316
63
188
○
○
○
586
46
1.1~2.0
926
841
768
905
770 1,005
743
851
98
630
○
○
○
1,270
432
2.1~3.0 1,179 1,123 1,162 1,372 1,281 1,393 1,234 1,249
104
1,166
○
○
○
1,696
802
3.1~4.0 1,479 1,432 1,374 1,509 1,593 1,531 1,379 1,471
81
1,367
○
○
○
1,818
1,124
4.1~5.0 1,420 1,273 1,417 1,479 1,435 1,409 1,500 1,419
73
1,333
○
○
○
1,731
1,107
5.1 以上 3,462 3,701 3,769 3,212 3,443 2,998 3,609 3,456
274
4,076
○
○
○
4,630
2,283
6.2-32
大気質予測の気象条件には、汚染物質の発生源である事業実施区域内において観測
されたものであること、長期間にわたり気象観測を行っており、大気質予測に用いる
気象モデルとして十分な観測を行っていること、また、最新 1 年間の気象状況が異常
年ではないと判断されたことから、安次嶺地域気象観測所において観測された気象デ
ータは代表性を十分に満たしているものとして選定した。
② 風向風速
年平均値の予測に用いる風向・風速は、安次嶺観測所における平成 22 年度の観測
結果を用いた。風向は 16 方位、風速階級は表- 6.2.2.16 に示すとおり、8 階級に区
分した。利用した風向・風速の概要は図- 6.2.2.8 に示すとおりであり、NE、NNE 及
び N の風向が卓越している。
表- 6.2.2.16
区分
1
2
3
4
5
6
7
8
風速階級及び代表風速
風速の範囲(m/s)
0~0.4
0.5~0.9
1.0~1.9
2.0~2.9
3.0~3.9
4.0~5.9
6.0~7.9
8.0~
NNW
N
代表風速
0
0.7
1.5
2.5
3.5
5
7
10
NNE
NE
NW
15%
10
WNW
ENE
5
弱風率
2.1%
W
E
3
WSW
6
ESE
9m/s
SE
SW
SSW
S
SSE
風向出現頻度(%)
平均風速(m/s)
注:弱風率とは、風速が 1m/s 以下の割合を示す。
図- 6.2.2.8
風配図(安次嶺地域気象観測所、平成 22 年度)
6.2-33
1 時間値の予測に用いる風向・風速は、表- 6.2.2.17 に示すとおり設定した。風
向は建設機械の稼働位置に対して予測地点が風下となる風向とした。風速は工事時間
帯(8~20 時)における平均風速とした。また、高濃度となる条件の設定は、風速に
ついてはその値が小さいほど大気質の拡散効果は小さくなり事業実施区域周辺で高濃
度になることから、表- 6.2.2.18 に示す風速データの出現頻度の集計結果を用いて、
出現頻度が 5%以上と比較的高い風速階級(2.0m/s~8.9m/s)に注目し、階級幅のう
ち最も低い風速 2.0m/s を高濃度条件として設定した。
表- 6.2.2.17
1 時間値及び日平均値の予測に用いる風向・風速条件
予測地点
風向(16 方位)
与根入口
北北西
瀬長島
北北西
表- 6.2.2.18
風速階級
(m/s)
0 ~ 0.9
1.0~ 1.9
2.0~ 2.9
3.0~ 3.9
4.0~ 4.9
5.0~ 5.9
6.0~ 6.9
7.0~ 7.9
8.0~ 8.9
9.0~ 9.9
10.0~10.9
11.0~11.9
12.0~12.9
13.0~13.9
14.0~14.9
15.0~15.9
16.0~
風速(m/s)
平均風速
高濃度条件
平均風速
高濃度条件
5.8
2.0
5.8
2.0
風速階級別出現頻度(平成 22 年度、安次嶺観測所)
出現頻度
(時間)
16
95
213
443
521
550
513
376
216
135
72
53
43
17
12
2
8
出現頻度
(%)
0.5%
2.9%
6.5%
13.5%
15.9%
16.7%
15.6%
11.4%
6.6%
4.1%
2.2%
1.6%
1.3%
0.5%
0.4%
0.1%
0.2%
6.2-34
累積頻度
(時間)
16
111
324
767
1288
1838
2351
2727
2943
3078
3150
3203
3246
3263
3275
3277
3285
累積頻度
(%)
0.5%
3.4%
9.9%
23.3%
39.2%
56.0%
71.6%
83.0%
89.6%
93.7%
95.9%
97.5%
98.8%
99.3%
99.7%
99.8%
100.0%